JP2020151716A - かしめ締結構造 - Google Patents

かしめ締結構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2020151716A
JP2020151716A JP2019049472A JP2019049472A JP2020151716A JP 2020151716 A JP2020151716 A JP 2020151716A JP 2019049472 A JP2019049472 A JP 2019049472A JP 2019049472 A JP2019049472 A JP 2019049472A JP 2020151716 A JP2020151716 A JP 2020151716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caulking
iron
bolt
thermal expansion
fastening structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019049472A
Other languages
English (en)
Inventor
淳一 福▲崎▼
Junichi Fukuzaki
淳一 福▲崎▼
孝司 山田
Koji Yamada
孝司 山田
秀彦 松井
Hidehiko Matsui
秀彦 松井
男 北島
Dan Kitajima
男 北島
一博 古賀
Kazuhiro Koga
一博 古賀
建一郎 荒木
Kenichiro Araki
建一郎 荒木
小島 剛
Takeshi Kojima
剛 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aoyama Seisakusho Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aoyama Seisakusho Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aoyama Seisakusho Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aoyama Seisakusho Co Ltd
Priority to JP2019049472A priority Critical patent/JP2020151716A/ja
Publication of JP2020151716A publication Critical patent/JP2020151716A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

【課題】鉄製のかしめボルトと鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属を用いた被取り付け部材との間で、大電流の通電が行われても、接触抵抗値が大きく変動しないようにすること。【解決手段】セレーション14を備えた鉄製のかしめボルト10を被取り付け部材にかしめて取り付けたかしめ締結構造であって、断面略三角形状若しくは断面略円形状となる部位が繰り返されて凹凸が形成されたセレーションを有する鉄製のかしめボルトを、鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属製の被取り付け部材にかしめて取り付けた構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、かしめ締結構造に関するものである。
車両は軽量化への試みが頻繁になされている。例えば、通常、鉄により作られていたものを、アルミニウムなどの材料で作ることによって、軽量化することが検討されている。ところで、ボルトは鉄製のものを用いることが主流であり、鉄製のボルトをアルミニウムとの結合に用いる場合、材質の違いから種々の問題が生じる場合がある。例えば、特許文献1に記載されているような鉄製のボルトをアルミニウム製の被取り付け部材に対してかしめる場合、導通時の接触抵抗値を如何に抑えるのかが問題となっていた。
特許第6019428号公報
これは、接触抵抗値が大きくなると、熱が発生しやすくなるからであり、アルミニウムは鉄よりも熱膨張係数が大きいことから、熱が発生した際に鉄製のボルトとアルミニウム製の被取り付け部材のかしめ状態が変化し得るからである。特に750アンペアほどの大電流が流れると、熱の影響でアルミウム製の材料がひずむことにより、かしめた部分に隙間が生まれやすくなる。また、隙間が生じて接触面積が小さくなると、接触抵抗値が大きくなり、導通性能が悪くなるといった悪循環が生じる虞があった。このような問題は、アルミニウムに限って生じるものでは無く、鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属を用いた場合、同様な問題が生じる虞があった。
本件の発明者は、この点について鋭意検討することにより、解決を試みた。本発明の課題は、鉄製のかしめボルトと鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属を用いた被取り付け部材との間で、大電流の通電が行われても、接触抵抗値が大きく変動しないようにすることである。
上記課題を解決するため、本発明では、セレーションを備えた鉄製のかしめボルトを被取り付け部材にかしめて取り付けたかしめ締結構造であって、断面略三角形状若しくは断面略円形状となる部位が繰り返されて凹凸が形成されたセレーションを有する鉄製のかしめボルトを、鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属製の被取り付け部材にかしめて取り付けたかしめ締結構造とする。
また、鉄製のかしめボルトのセレーションの谷に沿って描くことが可能な円の円周と、セレーションの凹凸に沿ってかしめボルトの周方向に1周した際の最短距離と、の比が1.2以上3.0以下であるかしめボルトを、鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属製の被取り付け部材にかしめて取り付けた構成とすることが好ましい。
また、かしめボルトが被取り付け部材にかしめられた箇所は400アンペア以上の電流が流れる箇所であることが好ましい。
本発明では、鉄製のかしめボルトと鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属を用いた被取り付け部材との間で、大電流の通電が行われても、接触抵抗値が大きく変動しないようにすることができる。
実施形態のボルトの斜視図である。 実施形態のボルトを側面から見た図である。但し、上半分は断面図である。 実施形態のボルトを頭部側から見た図である。 図3に示したボルトにおいて、セレーションの谷に沿って描くことが可能な円の円周を破線で表した図である。 図3に示したボルトにおいて、セレーションの凹凸に沿ってかしめボルトの周方向に1周した際の最短距離となるルートを表した図である。 ボルトと被取り付け部材をかしめる前の状態を表した図である。但し、かしめ用の器具であるダイスとパンチの概略も示している。 ボルトと被取り付け部材をかしめた後の状態を表した図である。但し、かしめ用の器具であるダイスとパンチの概略も示している。 通電試験の結果を表した図である。
以下に発明を実施するための形態を示す。図1から図3に示すことから理解されるように、実施形態のかしめ締結構造1は、セレーション14を備えた鉄製のかしめボルト10を被取り付け部材8にかしめて取り付けるものである。また、このかしめ締結構造1は、断面略三角形状若しくは断面略円形状となる部位が繰り返されて凹凸が形成されたセレーション14を有する鉄製のかしめボルト10を、鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属製の被取り付け部材8にかしめて取り付けたものである。このため、鉄製のかしめボルト10と鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属を用いた被取り付け部材8との間で、大電流の通電が行われても、接触抵抗値が大きく変動しないようにすることができる。
また、実施形態のかしめ締結構造1は、鉄製のかしめボルト10のセレーション14の谷に沿って描くことが可能な円17の円周と、セレーション14の凹凸に沿ってかしめボルト10の周方向に1周した際の最短距離と、の比が1.2以上3.0以下であるかしめボルト10を、鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属製の被取り付け部材8にかしめて取り付けたものである。このため、鉄製のかしめボルト10と鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属を用いた被取り付け部材8との間で、大電流の通電が行われても、接触抵抗値が大きく変動しないようにすることができる。
図3に示した例において、セレーション14の谷に沿って描くことが可能な円17の円周は、図4にて破線で表した部分である。また、セレーション14の凹凸に沿ってかしめボルト10の周方向に1周した際の最短距離となるルートは、図5に表したようなものとなる。なお、発明者が確認したところ、従来から用いられてきたかしめボルトは、セレーションの谷に沿って描くことが可能な円の円周と、セレーションの凹凸に沿ってかしめボルトの周方向に1周した際の最短距離と、の比が略1.04であった。
実施形態のかしめ締結構造1は、かしめボルト10が被取り付け部材8にかしめられた箇所は400アンペア以上の電流が流れる箇所である。より詳しくは、自動車のボデーに適用されるものであり、かしめボルト10と鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属製の部材は、ボデーアースといわれる導通経路として用いられる箇所である。なお、実施形態では、鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属としてアルミニウムを用いている。
実施形態のかしめボルト10は、頭部11と軸部12が設けられているものであり、頭部11には、軸部12が設けられている面と反対側の面に凹み部13が設けられている。このようなかしめボルト10を用いて、被取り付け部材8とかしめボルト10をかしめる際には、一般的に、かしめボルト10の頭部11に設けた円錐台状の凹み部13内に被取り付け部材8の一部を押し込むようにするものであり、本発明においても、基本的な取り付け態様は、同様である。より詳しくは、ダイス21とパンチ22を用いて、図6に示した状態から図7に示す状態となるように、薄板状の被取り付け部材8を変形させることで、かしめボルト10と被取り付け部材8を固定して、かしめ締結構造1とするものである。なお、固定後はダイス21とパンチ22はかしめ締結構造1から分離される。
かしめボルト10は、凹み部13の側面に凹凸を施したセレーション14を備えており、このセレーション14に被取り付け部材8を噛み合わせることで、かしめボルト10が被取り付け部材8と分離しにくいようにしている。実施形態では、このセレーション14の形態などを従来とは異なるものとすることで、かしめボルト10と被取り付け部材8の接触面積を確保しやすくしている。
ここで、電流を流した際に、抵抗値変化幅がどのように推移するのかを確認するために行った実験とその結果について説明する。この実験では、従来品のかしめボルトを被取り付け部材にかしめることで設けたかしめ締結構造と、新たに設けたかしめボルト10を被取り付け部材8にかしめることで設けたかしめ締結構造1と、に一定時間電流を流して抵抗値の変化幅を確認した。図8に結果を示す。なお、発明品に使用したかしめボルト10のセレーション14は、断面略三角形状が繰り返されて凹凸が形成されている。
図8に表される結果より、本発明品の構造体における抵抗値の変化幅が抑制できることが分かった。一方、従来品では、通電初期に抵抗値が大きく変わり、その後も変化幅は変動したことが分かる。
以上、実施の形態を用いて本発明について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、各種の態様とすることが可能である。例えば、セレーションは、断面略三角形状若しくは断面略円形状となる部位が繰り返されて凹凸が形成されたもの以外の形態によって、接触面積を増やすようにしても良いが、この際、セレーションの凹凸に沿ってかしめボルトの周方向に1周した際の最短距離と、の比が1.2以上3.0以下であるかしめボルトを、アルミニウム製の被取り付け部材にかしめて取り付けたものであることが好ましい。
鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属は、アルミニウムに限る必要は無く、銅など各種金属が考えられる。また、金属としては、純金属である必要は無く合金などであっても良い。
1 かしめ締結構造
8 被取り付け部材
10 かしめボルト
11 頭部
14 セレーション
17 円

Claims (3)

  1. セレーションを備えた鉄製のかしめボルトを被取り付け部材にかしめて取り付けたかしめ締結構造であって、
    断面略三角形状若しくは断面略円形状となる部位が繰り返されて凹凸が形成されたセレーションを有する鉄製のかしめボルトを、鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属製の被取り付け部材にかしめて取り付けたかしめ締結構造。
  2. 鉄製のかしめボルトのセレーションの谷に沿って描くことが可能な円の円周と、セレーションの凹凸に沿ってかしめボルトの周方向に1周した際の最短距離と、の比が1.2以上3.0以下であるかしめボルトを、
    鉄の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する金属製の被取り付け部材にかしめて取り付けた請求項1に記載のかしめ締結構造。
  3. かしめボルトが被取り付け部材にかしめられた箇所は400アンペア以上の電流が流れる箇所である請求項1又は2に記載のかしめ締結構造。
JP2019049472A 2019-03-18 2019-03-18 かしめ締結構造 Pending JP2020151716A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019049472A JP2020151716A (ja) 2019-03-18 2019-03-18 かしめ締結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019049472A JP2020151716A (ja) 2019-03-18 2019-03-18 かしめ締結構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020151716A true JP2020151716A (ja) 2020-09-24

Family

ID=72557075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019049472A Pending JP2020151716A (ja) 2019-03-18 2019-03-18 かしめ締結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020151716A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105392590B (zh) 接合结构以及接合结构的制造方法
US6250721B1 (en) Wheel balance weight
US10611125B2 (en) Method for joining dissimilar metals and articles comprising the same
US10035221B2 (en) Metal bonded product and method for producing metal bonded product
US20090208772A1 (en) Method of welding three metal sheets and apparatus with three stacked metal sheets
JP2015137700A (ja) アース用ボルト
US8987631B2 (en) Method and apparatus for welding to laminated metal
JP2014184950A (ja) 構造体の連結部材
JP2020151716A (ja) かしめ締結構造
JP2006312192A (ja) 異種金属製品の接合方法
JP2017177205A (ja) 部材の接合方法
US10953930B2 (en) Damper housing assembly
JP2008032038A (ja) 車両用締結構造体
WO2019097925A1 (ja) シャント抵抗器
US10164350B2 (en) Terminal attached wire
JP6122519B2 (ja) 一体部材の製造方法
US2509021A (en) Electrical contact member and method of making the same
EP3943209B1 (en) Method for manufacturing stabilizer
JP2010025320A (ja) 締結構造体
JP4846523B2 (ja) ボルト締結構造
US11549535B2 (en) Joined body, automobile seat frame, and joining method
JP2018090068A (ja) 車両用バンパ構造
JP2009101389A (ja) 電磁拡管方法
JP4702527B2 (ja) 外部端子接合方法
US20170246704A1 (en) Spot welding process with metallic addition