JP2020151234A - 生体情報計測装置及び生体情報計測システム - Google Patents

生体情報計測装置及び生体情報計測システム Download PDF

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Abstract

【課題】計測する生体から発する磁界信号の信号強度を強くする。【解決手段】 生体を計測する生体情報計測装置は、前記生体から発する磁界信号を計測した第1計測結果を示す第1生体信号を取得する第1生体信号取得部と、前記生体の神経又は筋肉の活動電位を計測した第2計測結果を示す第2生体信号を取得する第2生体信号取得部と、前記生体に対して電気的な刺激を与える刺激部と、前記刺激を変化させて、前記第2計測結果に基づいて、前記生体の神経が発火したと判断する判断部と、前記判断部によって前記生体の神経が発火したと判断した場合に、トリガを発するトリガ部と、前記トリガに基づいて、前記第1生体信号を取得する、又は、前記第1生体信号に基づく出力を行う制御部とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、生体情報計測装置及び生体情報計測システムに関する。
生体が発する生体情報を信号として取得する方法が知られている。
そして、生体が病気等であるか否かを判断するのに、神経活動等を評価する場合がある。そのため、生体磁気計測装置等が神経磁界を計測する。このような計測において、脳磁場データ及び脳波データのような複数の生体情報信号を並列に表示し、かつ、指定した箇所を強調させる方法等が知られている(例えば、特許文献1等を参照)。
生体情報のうち、生体から発する磁界信号は、信号強度が弱い場合が多い。そのため、生体から発する磁界信号は、できるだけ信号強度が強くなるようにして計測されるのが望ましい。
本発明はかかる事情のもとになされたものであり、その目的は、計測する生体から発する磁界信号の信号強度を強くすることである。
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態の生体情報計測装置は、生体を計測する生体情報計測装置であって、
前記生体から発する磁界信号を計測した第1計測結果を示す第1生体信号を取得する第1生体信号取得部と、
前記生体の神経又は筋肉の活動電位を計測した第2計測結果を示す第2生体信号を取得する第2生体信号取得部と、
前記生体に対して電気的な刺激を与える刺激部と、
前記刺激を変化させて、前記第2計測結果に基づいて、前記生体の神経が発火したと判断する判断部と、
前記判断部によって前記生体の神経が発火したと判断した場合に、トリガを発するトリガ部と、
前記トリガに基づいて、前記第1生体信号を取得する、又は、前記第1生体信号に基づく出力を行う制御部と
を備える。
計測する生体から発する磁界信号の信号強度を強くできる。
生体情報計測装置の構成例を示すブロック図である。 被験者の膝関節部に神経刺激装置の電極を装着した様子を例示する模式図である。 第2生体情報計測装置及び電気刺激装置の例を示す図である。 生体の神経が発火しているか否かの判断例を示す図である。 第2計測結果の例を示す図である。 トリガに基づいて第1生体信号を取得する例を示す図である。 生体情報計測装置の機能構成例を示す機能ブロック図である。 生体情報計測装置による生体情報計測方法の例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態の説明を行う。なお、各図面において、同一の構成には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<生体情報計測装置の構成例>
図1は、生体情報計測装置の構成例を示すブロック図である。例えば、生体情報計測装置10は、図示するように、情報処理装置M1、第1生体情報取得装置M2、第2生体情報取得装置M3及び電気刺激装置M4等を有する構成である。
情報処理装置M1は、例えば、PC(Personal Computer)等である。具体的には、情報処理装置M1は、例えば、CPU(Central Processing Unit、以下「CPUM11」という。)、記憶装置M12、出力装置M13及び入力装置M14等を有するハードウェア構成である。
CPUM11は、演算装置及び制御装置の例である。
記憶装置M12は、例えば、メモリ等の主記憶装置及びハードディスク等の補助記憶装置である。例えば、記憶装置M12は、第1生体情報取得装置M2又は第2生体情報取得装置M3による計測結果等を示すデータを記憶する。なお、記憶装置M12は、計測結果が取得されている間はデータを記憶していく構成でもよいし、指定された時点のデータを記憶する構成でもよい。
出力装置M13は、例えば、ディスプレイ等である。したがって、出力装置M13は、第1生体情報取得装置M2又は第2生体情報取得装置M3等が取得した信号をグラフ等にして出力する。
入力装置M14は、例えば、キーボード又はマウス等のインタフェースである。
<刺激について>
刺激は、神経に刺激を与えられるものであればよい。以下、電気的な刺激を用いる場合を例に説明する。ただし、刺激は、磁気的な刺激等でもよい。
<生体から発する磁界信号について>
生体から発する磁界信号は、例えば、神経磁界の計測結果を示す信号(以下「神経磁界信号」という。)等である。以下、神経磁界信号を例に説明する。ただし、生体から発する磁界信号は、神経磁界信号に限られない。例えば、生体から発する磁界信号は、筋肉のような神経以外の生体部位から発生する磁界の計測結果を示す信号等でもよい。
<第1生体情報取得装置の例>
例えば、第1生体情報取得装置M2は、以下のような装置である。
図2は、被験者の膝関節部に神経刺激装置の電極を装着した様子を例示する模式図である。また、図2は、第1生体情報計測装置の例を示す図である。図示する例は、被験者MNの膝関節部に神経刺激装置30の電極310(図では、電極311、312、313及び314である。)を装着した様子の例である。電極310は、例えば、被験者MNの皮膚に接して配置される。刺激陰極となる電極311及び刺激陽極となる電極312は、電流供給部320より電流が供給されることにより腓骨神経を電気刺激し、神経活動を誘発することを意図して配置される。検出陰極となる電極313及び検出陽極となる電極314は、腓骨神経が支配する筋肉の活動電位を検出することを意図して配置される。このように、この例では、誘発対象である腓骨神経が支配する筋肉の活動電位を計測することで、電気刺激により神経活動が適切に誘発されたか否かを把握することができる。
トリガ信号発生部330は電流供給部320における電流供給タイミングに応じてトリガ信号を発生する機構である。トリガ信号発生部330で発生したトリガ信号は、信号線63を介して信号処理部に送信され、信号処理部及び演算装置で処理される。
筋電計340は、電極313と電極314との間の活動電位を測定する装置である。筋電計340は、制御部350に対して計測信号を送信するとともに、信号線64を介して信号処理部に対して計測信号を送信する。そして、筋電計340より得られる計測信号は信号処理部及び演算装置で処理される。
制御部350は、電流供給部320、筋電計340との間で命令やデータを送受信する情報処理装置である。例えば、制御部350は、電流供給部320、筋電計340及びトリガ信号発生部330の動作を制御する。制御部350は、例えば、CPU、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、メインメモリ等を含む構成とすることができる。
この場合、制御部350の各種機能は、ROM等に記録されたプログラムがメインメモリに読み出されてCPUにより実行されることによって実現できる。制御部350のCPUは、必要に応じてRAMからデータを読み出したり、格納したりできる。但し、制御部350の一部又は全部は、ハードウェアのみにより実現されてもよい。又、制御部350は、物理的に複数の装置等により構成されてもよい。又、制御部350は、ハードディスク装置や光ディスク装置等を備えてもよい。
以下、図示するような第1生体情報計測装置が計測した計測結果を第1計測結果の例として説明する。
<第2生体情報計測装置及び電気刺激装置の例>
例えば、第2生体情報取得装置M3は、以下のような装置である。
図3は、第2生体情報計測装置及び電気刺激装置の例を示す図である。例えば、第2生体情報計測装置は、記録電極EP1等である。また、電気刺激装置は、例えば、刺激電極EP2等である。
記録電極EP1は、例えば、図示するような位置で、被験者MNの神経又は筋肉の活動電位を計測する。具体的には、図3(A)は、筋肉の活動電位を計測する例である。一方で、図3(B)は、神経の活動電位を計測する例である。以下、図3(A)に示す例において、記録電極EP1が計測した計測結果を第2計測結果の例として説明する。
刺激電極EP2は、例えば、図示するような位置で、被験者MNに対して電気的な刺激を与える。
なお、生体情報を取得する生体の部位は、上記の例のように、手及び腕に限られない。すなわち、生体情報が取得できれば、計測の対象となる部位は、他の部位でもよい。
図示する例は、刺激電極EP2が、いわゆる肘部において正中神経を刺激する例である。また、図示する例は、記録電極EP1が、短母指外転筋の活動電位を計測する例である。
例えば、手首で正中神経を刺激する場合がある。頚髄の電気活動を計測する場合、信号強度を強くするには、より頸椎に近い箇所で刺激するのが望ましい。したがって、図示するように、肘等で正中神経を刺激すると、手首等の場合より、信号強度を強くできる。また、肘等は、刺激がしやすい箇所である。
<生体の神経が発火しているか否かの判断例>
活動電位は、膜電位の差が刺激により逆転する場合等である。
発火は、細胞膜に生じる電位が活動電位に達する現象である。
まず、生体情報計測装置は、図3に示す第2生体情報計測装置及び電気刺激装置等で生体の神経を発火させた状態にし、生体の神経が発火した状態となったのを判断して通知する。
図4は、生体の神経が発火しているか否かの判断例を示す図である。以下、刺激電極が被験者に流す電気の電流値を刺激の指標とし、図では、横軸で示す。一方で、横軸に示す電流値において、記録電極が計測する計測結果(以下「刺激に対する計測結果」という場合がある。)を図では、縦軸とする。
なお、変化させる電気特性は、電流値でなくともよい。以下、電気特性が電流値である場合を例に説明する。ただし、電気特性は、例えば、刺激を流す時間又は刺激の頻度(刺激が電気的な刺激である場合には、頻度は、周波数(Hz)等である。)等でもよい。
例えば、生体情報計測装置は、図示するように、電流値を電流値A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7及びA8のように変化させて、生体に与える刺激を変化させる。
そして、それぞれの電流値で計測される刺激に対する計測結果が、例えば、振幅B1、B2、B3、B4、B5、B6及びB7等のようになるとする。
図示するように、刺激が強くなるように変化させても、刺激に対する反応、すなわち、刺激に対する計測結果は、飽和していく。具体的には、例えば、電流値A1からA2に変化させた場合には、刺激に対する変化は、振幅B1とB2の差のように、大きな変化がある。一方で、電流値A6からA7に変化させた場合には、刺激に対する変化は、振幅B6とB7の差であり、ほとんど変化がない。
このように、刺激を変化させても、計測結果が変化しにくい状態になった状態は、刺激が、いわゆる最大刺激になった状態である。そして、最大刺激の刺激強度を2割程度増した刺激を「最大上刺激」(supramaximal stimulation)という。最大上刺激の場合には、神経がすべて発火した状態である可能性が高い。図示する例では、最大刺激MXで示す値が、最大刺激と推定される。
最大刺激は、刺激により、すべての神経線維が興奮し、反応が一定となる状態の刺激である。
このように、刺激が最大刺激MXに達すると、それ以上、刺激を変化させても、反応の変化が少ない場合が多い。そこで、生体情報計測装置は、刺激が最大刺激MXであると判断できるのが望ましい。
この例では、計測結果が飽和した電流値A7以降の電流値による刺激があると、生体情報計測装置は、生体の神経がすべて発火していると判断する。したがって、生体情報計測装置は、電流値A7で刺激が最大刺激となったと判断する。
具体的には、生体情報計測装置は、刺激の電流値の変化量に対する第2計測結果の変化量があらかじめ設定する閾値以下となると、生体の神経がすべて発火していると判断する。すなわち、生体情報計測装置は、図示するグラフにおいて、傾き(微分値等でもよい。)が閾値以下となると、生体の神経が発火していると判断する。
なお、刺激は、上記のように、生体の神経が発火していると判断された電流値に対して所定倍率を乗じた電流値等が望ましい。所定倍率は、例えば、「1.2倍」等である。すなわち、生体情報計測装置は、最大刺激に対して所定倍率を乗じて最大上刺激を生成し、最大上刺激を生体に与えるのが望ましい。生体の状態は、体調及び外部環境等といった条件の影響を受ける。そのため、生体の神経が発火する十分な刺激は、生体の状態によって変化する場合がある。そこで、上記のように判断された値に対して、神経が十分に発火するようにマージンとなる、所定倍率を乗じるのが望ましい。一方で、あまりマージンを取り過ぎて、刺激を大きくし過ぎると、生体が痛みを感じたり、又は、生体に大きな電流値の電気が流れたりしてしまうおそれがある。そのため、所定倍率は、「1.2倍」程度、すなわち、「20パーセント」程度上乗せするのが望ましい。
また、第2計測結果は、例えば、以下のように、指定時間における活動電位の高電位値と低電位値の差であるのが望ましい。
図5は、第2計測結果の例を示す図である。第2計測結果、すなわち、図4における振幅(縦軸となる値である。)は、指定時間TSにおける高電位値EMXと低電位値EMNの差DFである。
指定時間TSは、例えば、あらかじめ設定される。図示するように、指定時間TSは、例えば、活動電位の潜時等である。
高電位値EMXは、指定時間TSに計測された活動電位のうち、基線となる電位より高い電位の値である。
低電位値EMNは、指定時間TSに計測された活動電位のうち、基線となる電位より低い電位の値である。
そして、差DFは、高電位値EMXと低電位値EMNの差分を計算する等によって計算される。
なお、振幅の計算方法は、図示する以外の方法等でもよい。
このように、指定時間TSにおける高電位値EMXと低電位値EMNの差DF等の第2計測結果が自動的に計算されると、最大刺激等を容易に見つけることができる。
上記のように、生体の神経が発火していると判断すると、生体情報計測装置は、生体の神経が発火している状態であることを知らせるトリガ(以下単に「トリガTRG」という場合がある。)を発する。例えば、トリガは、トリガ信号等である。そして、トリガを検知すると、生体情報計測装置は、例えば、図1のように、第1生体情報を計測する。したがって、生体情報計測装置は、例えば、以下のように、計測結果を出力する。
図6は、トリガに基づいて第1生体信号を取得する例を示す図である。まず、例えば、図6(A)のように、第2生体情報取得装置が第2生体信号SIG2を取得する。このように、第2生体信号SIG2ができると、生体情報計測装置は、図5等のように計算して第2計測結果を求めることができる。このように第2計測結果が求まる状態において、生体情報計測装置は、刺激を変化させる。このように、刺激を変化させると、例えば、図4のように生体情報計測装置は、生体の神経が発火しているか否かが判断できる。
次に、生体情報計測装置は、生体の神経が発火していると判断すると、トリガTRGを発して生体の神経が発火している状態であることを知らせる。このようなトリガTRGがあった時点で、生体情報計測装置は、第1生体信号SIG1を取得する。
第1生体信号SIG1は、信号強度が弱い、すなわち、S/N比が低い場合が多い信号である。一方で、生体の神経が発火している状態であると、第1生体信号SIG1の信号強度を強くできる。
また、生体の神経が発火している状態であると、同じような条件下の第1生体信号SIG1といえる。そのため、上記のように、トリガTRGによって知らされる時点であると、生体の神経が発火している状態であり、ほぼ同じような条件下で第1生体信号SIG1が安定して取得できる。
<機能構成例>
図7は、生体情報計測装置の機能構成例を示す機能ブロック図である。例えば、生体情報計測装置10は、第1生体信号取得部FN1、第2生体信号取得部FN2、刺激部FN3、判断部FN4、トリガ部FN5及び制御部FN6等を備える機能構成である。以下、図示する機能構成を例に説明する。
第1生体信号取得部FN1は、生体の例である被験者MNの神経磁界を計測した第1計測結果を示す第1生体信号を取得する第1生体信号取得手順を行う。例えば、第1生体信号取得部FN1は、図2等に示す装置等で実現する。
第2生体信号取得部FN2は、被験者MNの神経又は筋肉の活動電位を計測した第2計測結果を示す第2生体信号を取得する第2生体信号取得手順を行う。例えば、第2生体信号取得部FN2は、記録電極EP1等で実現する。
刺激部FN3は、被験者MNに対して電気的な刺激を与える刺激手順を行う。例えば、刺激部FN3は、刺激電極EP2等で実現する。
判断部FN4は、刺激部FN3が被験者MNに与える刺激を変化させて、第2計測結果に基づいて、被験者MNの神経が発火したと判断する判断手順を行う。例えば、判断部FN4は、CPUM11等で実現する。
トリガ部FN5は、判断部FN4が被験者MNの神経が発火したと判断する場合に、トリガTRGを発するトリガ手順を行う。例えば、トリガ部FN5は、CPUM11等で実現する。
制御部FN6は、トリガTRGに基づいて、第1生体情報信号を取得する、又は、第1生体情報信号に基づく出力を行う制御手順を行う。例えば、制御部FN6は、CPUM11等で実現する。
例えば、以上のような機能構成で、生体情報計測装置10は、以下のような処理を行う。
<処理例>
ステップS1では、刺激部は、生体に対して刺激を与える。以下、刺激が与えられている状態の下で以降の処理が実行される。
ステップS2では、第2生体情報信号取得部は、第2生体信号を取得する。そして、生体情報計測装置は、第2生体信号に基づいて、例えば、図4に示すように、刺激に対する第2計測結果を得ることができる。したがって、生体情報計測装置は、生体の神経が発火しているか否かを判断できるようになる。
ステップS3では、判断部は、生体の神経が発火したか否かを判断する。具体的には、例えば、図4における振幅等のように、刺激と第2計測結果との関係等から、生体の神経が発火したか否かは判断される。
次に、生体の神経が発火したと判断すると(ステップS3でYES)、生体情報計測装置は、ステップS5に進む。一方で、生体の神経が発火していないと判断すると(ステップS3でNO)、生体情報計測装置は、ステップS4に進む。
ステップS4では、刺激部は、刺激を変化させる。例えば、ステップS4では、図4に示すように、電流値等を変化させる。
したがって、ステップS2乃至ステップS4を繰り返すと、例えば、図4に示すように、複数の刺激に対するそれぞれの第2計測結果が得られる。このようにすると、刺激の変化量に対する第2計測結果の変化量等が計算できる。
ステップS5では、トリガ部は、生体の神経が発火したことを知らせるために、トリガを発する。例えば、トリガは、信号等であり、第1生体信号取得装置又は情報処理装置等に通知される。
ステップS6では、制御部は、第1生体情報信号を取得する、又は、第1生体情報信号に基づく出力を行う。すなわち、例えば、図6(B)に示すように、トリガが知らせる生体の神経が発火した状態において、第1生体信号を取得する。
図6(B)に示すように、トリガが示す時点で取得された第1生体情報信号は、時間(図では、横軸となる。)に対して信号強度(図では、縦軸となる。)がプロットされた時系列データ等の形式で出力されるのが望ましい。つまり、第1生体情報信号が、例えば、図6(B)に示すように、オシロスコープのような計測機器等で計測かつ計測結果が表示される場合には、トリガが発せられた時点の表示画面がキャプチャされる等の出力形式でもよい。
なお、トリガが示す時点で第1生体情報が計測されるに限られない。第1生体情報信号は、トリガが示す時点から所定時間以内に取得されてもよい。生体の神経が発火は、生体の姿勢等が一定であれば、所定時間以内であれば、維持されることが多い。すなわち、生体の神経が発火したと判断された時点から、所定時間程度ならば時間が経過しても、トリガが示す時点と同様の条件下で、第1生体情報を取得できる場合が多い。
例えば、所定時間は、10 分程度である。ただし、所定時間は、例えば、生体の姿勢の変化、生体の個人差、外部環境条件又は発汗等の生体の生理現象等によって異なる。
又は、トリガが発せられてから、第1生体情報信号は、計測が開始されてもよい。すなわち、装置等によっては、第1生体情報信号及び第2生体情報信号は、並行して計測ができないような場合もある。そこで、まず、第2生体情報信号のみを取得し、生体の神経が発火したと判断された時点から、その後に、速やかに第1生体情報信号の取得を開始する等の順序でもよい。
一方で、第1生体情報信号は、トリガが示す時点以外の時点の信号が取得及び保存等されてもよい。すなわち、複数の時点において、第1生体情報信号が取得されてもよい。そして、トリガが発せられた時点、すなわち、神経が発火している時点と判断された時点で取得された第1生体情報信号がどれであるか目印等が付けられるような出力でもよい。
以上のような構成であると、生体情報計測装置は、第2生体情報に基づいて、生体の神経が発火している状態か否かが判断できる。そして、生体の神経が発火している状態で、第1生体情報を計測して第1計測結果を取得する。第1計測結果を示す第1生体情報信号、すなわち、神経磁界信号は、信号強度が小さい場合が多い。しかし、生体の神経がすべて発火している状態であれば、神経磁界信号の信号強度が強くなる。したがって、生体の神経がすべて発火している状態を狙って神経磁界信号を取得することで、計測する神経磁界信号の信号強度を強くできる。
<その他の実施形態>
各装置は、1つの装置でなくともよい。すなわち、各装置は、複数の装置の組み合わせであってもよい。なお、図示する以外の装置が更に含まれる構成であってもよい。
なお、情報処理装置は、例えば、医療機器、サーバ、ノートPC、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルPC又はデスクトップPC等であってもよい。
また、生体情報計測装置又は生体情報計測システムは、AI(Artificial Intelligence)等を利用してもよい。すなわち、生体情報計測装置又は生体情報計測システムは、判断等の処理に機械学習等を用いてもよい。例えば、どういった場合が、神経が発火している場合か等は、過去のデータ等から学習してもよい。
なお、本発明に係る各処理の全部又は一部は、低水準言語又は高水準言語で記述され、コンピュータに生体情報計測方法を実行させるためのプログラムによって実現されてもよい。すなわち、プログラムは、生体情報計測装置又は生体情報計測システム等のコンピュータに各処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。
したがって、プログラムに基づいて生体情報計測方法が実行されると、コンピュータが有する演算装置及び制御装置は、各処理を実行するため、プログラムに基づいて演算及び制御を行う。また、コンピュータが有する記憶装置は、各処理を実行するため、プログラムに基づいて、処理に用いられるデータを記憶する。
また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されて頒布することができる。なお、記録媒体は、磁気テープ、フラッシュメモリ、光ディスク、光磁気ディスク又は磁気ディスク等のメディアである。さらに、プログラムは、電気通信回線を通じて頒布することができる。
なお、本発明に係る実施形態は、複数の情報処理装置を有する生体情報計測システムによって実現されてもよい。また、生体情報計測システムは、各処理及びデータの記憶を冗長、分散、並列、仮想化又はこれらを組み合わせて実行してもよい。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10 生体情報計測装置
201 突起部
311 電極
312 電極
313 電極
314 電極
315 電極
316 電極
A1 電流値
A2 電流値
A3 電流値
A4 電流値
A5 電流値
A6 電流値
A7 電流値
A8 電流値
B1 振幅
B2 振幅
B3 振幅
B4 振幅
B5 振幅
B6 振幅
B7 振幅
DF 差
EMN 低電位値
EMX 高電位値
EP1 記録電極
EP2 刺激電極
FN1 第1生体信号取得部
FN2 第2生体信号取得部
FN3 刺激部
FN4 判断部
FN5 トリガ部
FN6 制御部
M1 情報処理装置
M2 第1生体情報取得装置
M3 第2生体情報取得装置
M4 電気刺激装置
M12 記憶装置
M13 出力装置
M14 入力装置
MN 被験者
MX 最大刺激
SIG1 第1生体信号
SIG2 第2生体信号
TRG トリガ
TS 指定時間
特開2018−153614号公報

Claims (9)

  1. 生体を計測する生体情報計測装置であって、
    前記生体から発する磁界信号を計測した第1計測結果を示す第1生体信号を取得する第1生体信号取得部と、
    前記生体の神経又は筋肉の活動電位を計測した第2計測結果を示す第2生体信号を取得する第2生体信号取得部と、
    前記生体に対して刺激を与える刺激部と、
    前記刺激を変化させて、前記第2計測結果に基づいて、前記生体の神経が発火したと判断する判断部と、
    前記判断部によって前記生体の神経が発火したと判断した場合に、トリガを発するトリガ部と、
    前記トリガに基づいて、前記第1生体信号を取得する、又は、前記第1生体信号に基づく出力を行う制御部と
    を備える生体情報計測装置。
  2. 前記判断部は、
    前記刺激が最大刺激であると判断すると、前記生体の神経が発火したと判断する
    請求項1に記載の生体情報計測装置。
  3. 前記刺激の電気特性の変化量に対する前記第2計測結果の変化量に基づいて、
    前記判断部は、
    前記刺激が最大刺激であると判断すると、前記生体の神経が発火したと判断する
    請求項1又は2に記載の生体情報計測装置。
  4. 前記第2計測結果は、
    指定時間における前記活動電位の高電位値と低電位値の差である
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の生体情報計測装置。
  5. 前記制御部は、
    前記トリガが示す時点、又は、前記時点から所定時間以内に取得された前記第1生体信号の信号強度を時間に対してプロットした時系列データにして出力する
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の生体情報計測装置。
  6. 前記磁界信号は、神経磁界を示す
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の生体情報計測装置。
  7. 前記刺激部は、電気的な刺激を与える
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の生体情報計測装置。
  8. 前記刺激部は、最大刺激に基づいて最大上刺激を生成し、前記最大上刺激を前記刺激として与える
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の生体情報計測装置。
  9. 生体を計測する生体情報計測システムであって、
    前記生体から発する磁界信号を計測した第1計測結果を示す第1生体信号を取得する第1生体信号取得部と、
    前記生体の神経又は筋肉の活動電位を計測した第2計測結果を示す第2生体信号を取得する第2生体信号取得部と、
    前記生体に対して電気的な刺激を与える刺激部と、
    前記刺激を変化させて、前記第2計測結果に基づいて、前記生体の神経が発火したと判断する判断部と、
    前記判断部によって前記生体の神経が発火したと判断した場合に、トリガを発するトリガ部と、
    前記トリガに基づいて、前記第1生体信号を取得する、又は、前記第1生体信号に基づく出力を行う制御部と
    を備える生体情報計測システム。
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