JP2020150587A - スイッチング電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サージ電圧のエネルギーを有効活用するとともに、使用条件によらずサージ電圧を低減できるスイッチング電源装置を得ること。【解決手段】スイッチング電源装置100が、交流電力が供給される1次巻線L3および2次巻線L1,L2を有した絶縁トランス1と、2次巻線L1,L2の一端に接続されたスイッチング素子2,3と、2次巻線L1,L2の一端にアノードが接続されたダイオード5,6と、ダイオード5,6のカソードに一端が接続されるとともに、他端が、2次巻線L1,L2の他端および負荷20の一端に接続されて、スイッチング素子2,3をオフした際に発生するサージ電圧を吸収する吸収コンデンサ7と、第1の端部が、接続点55に接続されるとともに、第2の端部が、スイッチング素子2,3の出力側および負荷20の他端に接続された降圧回路101と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、サージ電圧の電力を有効活用するスイッチング電源装置に関する。
スイッチング電源装置は、スイッチング素子のオンとオフとを繰り返すことによって電力変換を行う装置である。スイッチング電源装置では、オンおよびオフの動作に伴う、急峻な電圧または電流の変化、基板パターン経路のインダクタンス等が原因でサージ電圧が発生する。サージ電圧がスイッチング素子の耐圧を超えると、スイッチング素子は破壊され、場合によってはスイッチング素子以外の部品を損傷させる恐れがある。
サージ電圧によるスイッチング素子の破壊を防ぐ方法の一つとして、抵抗、コンデンサ等で構成されるスナバ回路を用いる方法がある。特許文献1に記載のスイッチング電源装置は、トランスに接続された2つの整流ダイオードに発生するサージ電圧を、2つの整流ダイオードのカソードにアノードが接続されたダイオードと、このダイオードに接続されたコンデンサとで構成されるスナバ回路で吸収し、吸収したサージ電圧のエネルギーを電力再利用回路で再利用している。
しかしながら、上記特許文献1の技術では、スナバ回路のコンデンサに蓄えられたエネルギーが、電力再利用回路の負荷条件(例えば、無負荷のとき)によっては放出できない場合がある。この場合、常にコンデンサが充電された状態となり、コンデンサがサージ電圧を吸収できなくなる。すなわち、使用条件によっては、サージ電圧を低減できない場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、サージ電圧のエネルギーを有効活用するとともに、使用条件によらずサージ電圧を低減できるスイッチング電源装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のスイッチング電源装置は、交流電力が供給される1次巻線に電磁誘導結合された第1および第2の2次巻線を有した絶縁トランスと、第1の2次巻線の一端に接続された第1のスイッチング素子と、第2の2次巻線の一端に接続された第2のスイッチング素子と、を備える。また、本発明のスイッチング電源装置は、第1の2次巻線の一端にアノードが接続され、第1の2次巻線に誘起された電圧を整流する第1のダイオードと、第2の2次巻線の一端にアノードが接続され、第2の2次巻線に誘起された電圧を整流する第2のダイオードと、を備える。また、本発明のスイッチング電源装置は、第1のダイオードのカソードおよび第2のダイオードのカソードに接続された第1の接続点に一端が接続されるとともに、他端が、第1の2次巻線の他端、第2の2次巻線の他端、および負荷の一端に接続された第2の接続点に接続されて、第1のスイッチング素子をオフした際に発生するサージ電圧および第2のスイッチング素子をオフした際に発生するサージ電圧を吸収するコンデンサと、第1の端部が、第1の接続点に接続されるとともに、第2の端部が、第1のスイッチング素子の出力側、第2のスイッチング素子の出力側、および負荷の他端に接続された第3の接続点に接続された降圧回路と、を備える。
本発明によれば、サージ電圧のエネルギーを有効活用するとともに、使用条件によらずサージ電圧を低減できるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかるスイッチング電源装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、実施の形態にかかるスイッチング電源装置を示す図である。スイッチング電源装置100は、絶縁トランス1と、スイッチング素子2,3と、出力コンデンサ4と、サージ電圧をクランプするためのダイオード5,6と、降圧回路101と、サージ電圧を吸収する吸収コンデンサ7と、逆流防止のためのダイオード11と、制御回路102とを備えている。
図1は、実施の形態にかかるスイッチング電源装置を示す図である。スイッチング電源装置100は、絶縁トランス1と、スイッチング素子2,3と、出力コンデンサ4と、サージ電圧をクランプするためのダイオード5,6と、降圧回路101と、サージ電圧を吸収する吸収コンデンサ7と、逆流防止のためのダイオード11と、制御回路102とを備えている。
絶縁トランス1は、交流電力が供給される1次巻線L3と、1次巻線L3に電磁誘導結合された2次巻線L1,L2と、を有している。絶縁トランス1では、1次巻線L3に交流電力が供給され、2次巻線L1,L2から直流電力が出力される。
第1のスイッチング素子であるスイッチング素子2は、第1の2次巻線である2次巻線L1の一端に接続され、第2のスイッチング素子であるスイッチング素子3は、第2の2次巻線である2次巻線L2の一端に接続されている。
2次巻線L1の一端は、接続点51に接続され、他端は、接続点56に接続されている。2次巻線L2の一端は、接続点52に接続され、他端は、接続点56に接続されている。接続点51には、第1のダイオードであるダイオード5のアノードおよびスイッチング素子2のドレインが接続されている。接続点52には、第2のダイオードであるダイオード6のアノードおよびスイッチング素子3のドレインが接続されている。スイッチング素子2の出力側(ソース)およびスイッチング素子3の出力側(ソース)は、接続点53を介して接続点58に接続されている。
スイッチング素子2のゲートおよびスイッチング素子3のゲートは、制御回路102に接続されている。ダイオード5のカソードおよびダイオード6のカソードは、接続点54に接続されている。ダイオード5は、2次巻線L1に誘起された電圧を整流し、ダイオード6は、2次巻線L2に誘起された電圧を整流する。
接続点56は、接続点59,60を介して負荷20の一端に接続され、接続点53は、接続点58,61を介して負荷20の他端に接続されている。接続点54は、接続点55に接続されており、接続点55と接続点56との間に吸収コンデンサ7が接続されている。すなわち、吸収コンデンサ7は、接続点55に一端が接続されるとともに、接続点56に他端が接続されている。
降圧回路101は、ハイサイドスイッチング素子8と、整流素子9と、チョークコイル10とを有している。降圧回路101では、ハイサイドスイッチング素子8と、チョークコイル10とで降圧チョッパ回路を構成している。
降圧回路101は、第1の端部が接続点55に接続され、第2の端部が接続点58に接続されている。降圧回路101では、ハイサイドスイッチング素子8の一端が接続点55を介して接続点54に接続されており、他端が接続点57に接続されている。ハイサイドスイッチング素子8のゲートは、制御回路102に接続されている。接続点57と接続点58との間には、整流素子9が接続されている。すなわち、整流素子9は、一端が接続点57に接続され、他端が接続点58に接続されている。
また、降圧回路101では、チョークコイル10の一端が接続点57に接続されており、チョークコイル10の他端が第3のダイオードであるダイオード11のアノードに接続されている。ダイオード11のカソードは、接続点59に接続されている。このように、降圧回路101は、スイッチング素子2,3の出力側(接続点58)および接続点54に接続されている。また、降圧回路101は、負荷20の一端(接続点59,60)に接続されている。
ダイオード11は、チョークコイル10から接続点59に流れる電流の逆流を防止する。整流素子9は、接続点58から接続点57に流れる電流を整流する。整流素子9の例は、ダイオードである。吸収コンデンサ7は、スイッチング素子2,3で発生したサージ電圧を吸収する。吸収コンデンサ7は、スイッチング素子2をオフした際に発生するサージ電圧、およびスイッチング素子3をオフした際に発生するサージ電圧を吸収する。なお、スイッチング電源装置100は、ダイオード11を備えていなくてもよい。
接続点60は、接続点59および負荷20の一端に接続され、接続点61は、接続点58および負荷20の他端に接続されている。すなわち、出力コンデンサ4は、一端が接続点60に接続され、他端が接続点61に接続されている。
制御回路102は、スイッチング素子2のゲートにゲート信号102aを出力し、スイッチング素子3のゲートにゲート信号102bを出力する。また、制御回路102は、第3のスイッチング素子であるハイサイドスイッチング素子8のゲートにゲート信号102cを出力する。ゲート信号102aは、スイッチング素子2を駆動する信号であり、ゲート信号102bは、スイッチング素子3を駆動する信号である。すなわち、ゲート信号102aは、スイッチング素子2のオンおよびオフの制御に用いられる第1の制御信号であり、ゲート信号102bは、スイッチング素子3のオンおよびオフの制御に用いられる第2の制御信号である。ゲート信号102cはハイサイドスイッチング素子8を駆動する信号である。
上述した接続点54または接続点55が第1の接続点であり、接続点56が第2の接続点であり、接続点53または接続点58が、第3の接続点であり、接続点57が第4の接続点である。
ここで、スイッチング電源装置100の動作について説明する。スイッチング電源装置100では、スイッチング素子2がオンになるタイミングで、スイッチング素子3がオフになり、スイッチング素子3がオンになるタイミングで、スイッチング素子2がオフになる。これにより、スイッチング電源装置100では、スイッチング素子2のオンと、スイッチング素子3のオンとが交互に繰り返される。
この場合において、スイッチング素子2がターンオフに転じると、スイッチング素子2のドレインとソースとの間にサージ電圧が発生する。発生したサージ電圧は、ダイオード5を介して吸収コンデンサ7を充電する。
同様に、スイッチング素子3がターンオフに転じると、スイッチング素子3のドレインとソースとの間にサージ電圧が発生する。発生したサージ電圧は、ダイオード6を介して吸収コンデンサ7を充電する。降圧回路101は、スイッチング素子2で発生したサージ電圧を降圧するとともに、スイッチング素子3で発生したサージ電圧を降圧する。
ここで、ハイサイドスイッチング素子8、整流素子9、およびチョークコイル10は、降圧回路101を構成しており、その入出力電圧の関係はハイサイドスイッチング素子8のゲート信号102cのデューティと等しくなる。例えば、デューティを50%とした場合、吸収コンデンサ7の入力電圧は、出力電圧の2倍となる。すなわち、吸収コンデンサ7の電圧は、(出力電圧)/(ハイサイドスイッチング素子8のデューティ)を超えることはない。
以上により、スイッチング素子2およびスイッチング素子3のサージ電圧は、前述した吸収コンデンサ7の電圧でクランプされ、また、サージ電圧のエネルギーは降圧回路101を介して出力電力に回生可能となる。すなわち、吸収コンデンサ7で吸収されたサージ電圧は、負荷20に与えられるのでサージ電圧のエネルギーを有効活用できる。これにより、スイッチング電源装置100の電力損失を低減することができる。
また、スイッチング電源装置100は、負荷を用いた電力再利用回路が不要なので、電力再利用回路の負荷条件によってサージ電圧を吸収できなくなるような事態は発生しない。このため、スイッチング電源装置100の構成要素に高耐圧の素子を用いる必要がない。したがって、スイッチング電源装置100の構成要素である素子の抵抗成分を小さく抑えることができるので、電力損失を抑制することができる。
なお、制御回路102で生成する降圧回路101へのゲート信号102cには、スイッチング素子2のゲート信号102aまたはスイッチング素子3のゲート信号102bを用いてもよい。すなわち、ハイサイドスイッチング素子8は、スイッチング素子2のオンおよびオフの制御に用いられる制御信号、またはスイッチング素子3のオンおよびオフの制御に用いられる制御信号を用いてオンおよびオフが制御されてもよい。
このように実施の形態によれば、スイッチング電源装置100の仕様条件によらずサージ電圧を低減でき、またサージ電圧のエネルギーを有効活用でき、さらに電力損失を抑制することが可能となる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 絶縁トランス、2,3 スイッチング素子、4 出力コンデンサ、5,6 ダイオード、7 吸収コンデンサ、8 ハイサイドスイッチング素子、9 整流素子、10 チョークコイル、11 ダイオード、20 負荷、51〜61 接続点、100 スイッチング電源装置、101 降圧回路、102 制御回路、102a,102b,102c ゲート信号、L1,L2 2次巻線、L3 1次巻線。
Claims (4)
- 交流電力が供給される1次巻線に電磁誘導結合された第1および第2の2次巻線を有した絶縁トランスと、
前記第1の2次巻線の一端に接続された第1のスイッチング素子と、
前記第2の2次巻線の一端に接続された第2のスイッチング素子と、
前記第1の2次巻線の一端にアノードが接続され、前記第1の2次巻線に誘起された電圧を整流する第1のダイオードと、
前記第2の2次巻線の一端にアノードが接続され、前記第2の2次巻線に誘起された電圧を整流する第2のダイオードと、
前記第1のダイオードのカソードおよび前記第2のダイオードのカソードに接続された第1の接続点に一端が接続されるとともに、他端が、前記第1の2次巻線の他端、前記第2の2次巻線の他端、および負荷の一端に接続された第2の接続点に接続されて、前記第1のスイッチング素子をオフした際に発生するサージ電圧および前記第2のスイッチング素子をオフした際に発生するサージ電圧を吸収するコンデンサと、
第1の端部が、前記第1の接続点に接続されるとともに、第2の端部が、前記第1のスイッチング素子の出力側、前記第2のスイッチング素子の出力側、および前記負荷の他端に接続された第3の接続点に接続された降圧回路と、
を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。 - 前記降圧回路は、
一端が、前記第1の接続点に接続された第3のスイッチング素子と、
一端が、前記第3のスイッチング素子の他端に接続されたチョークコイルと、
一端が、前記第3のスイッチング素子の他端および前記チョークコイルの接続点である第4の接続点に接続され、他端が、前記第3の接続点に接続された整流素子と、
を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。 - 前記チョークコイルの他端にアノードが接続され、カソードが前記第2の接続点および前記負荷の一端に接続された第3のダイオードをさらに備える、
ことを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。 - 前記第3のスイッチング素子は、前記第1のスイッチング素子のオンおよびオフの制御に用いられる第1の制御信号、または前記第2のスイッチング素子のオンおよびオフの制御に用いられる第2の制御信号を用いてオンおよびオフが制御される、
ことを特徴とする請求項2または3に記載のスイッチング電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019043846A JP2020150587A (ja) | 2019-03-11 | 2019-03-11 | スイッチング電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=72430836
Family Applications (1)
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JP2019043846A Pending JP2020150587A (ja) | 2019-03-11 | 2019-03-11 | スイッチング電源装置 |
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2019
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