JP2020149501A - 情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報処理装置において画面上の操作に依存しないで画面を簡易に操作できるようにする情報処理装置、及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、表示部を有する筐体と、表示部以外の箇所で筐体外面に設けられ、指による操作を検出するセンサと、センサによって検出された操作に応じて表示部の表示を変更可能な制御部と、を備える。制御部は、指によるセンサへの接触開始から第1所定時間が経過前は、操作に応じて表示部での表示をスクロールする処理を実行する。また、制御部は、第1所定時間が経過後は、表示部での表示を所定倍率で拡大し、操作に応じて表示部での表示をさらに拡大または縮小する処理を実行する。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、及びプログラムに関する。
最近の可搬型の情報処理装置では、電源キーに、指紋と指の動きを読み取るセンサが設けられ、ズームあるいはスクロールが指一本で可能とされている(非特許文献1参照)。
特表2018−530044号公報
株式会社NTTドコモ、「arrows Be F-04Kカタログ」、2018年4月
しかし、従来は、ズームあるいはスクロールなど様々な機能をオンにするための設定が必ずしも分かりやすいものと言えず、ユーザによっては操作が煩雑であると感じる場合もあり、タッチ操作可能な画面上での操作なしには、設定や調整を行うことが困難なことも多い。そこで、本発明の目的は、情報処理装置において画面上の操作に依存しないで画面を簡易に操作できるようにすることある。
開示の技術の一側面は、情報処理装置によって例示される。本情報処理装置は、表示部を有する筐体と、前記表示部以外の箇所で前記筐体外面に設けられ、指による操作を検出するセンサと、前記センサによって検出された操作に応じて前記表示部の表示を変更可能な制御部と、を備える。
制御部は、前記指による前記センサへの接触開始から第1所定時間が経過前は、前記操作に応じて前記表示部での表示をスクロールする処理を実行する。また、前記制御部は、第1所定時間が経過後は、前記表示部での表示を所定倍率で拡大し、前記操作に応じて前記表示部での表示をさらに拡大または縮小する処理を実行する。
本情報処理装置によれば、情報処理装置において画面上の操作に依存しないで画面を簡易に操作することが可能となる。
情報処理装置の一方から見た外観と他方から見た外観を組み合わせて例示する図である。 情報処理装置のハードウェア構成図である。 センサの検出面を例示した平面図である。 センサへの指による操作に伴う画面遷移処理を例示する図である。 センサへの指による操作に伴う画面遷移処理を例示する図である。 センサへの指による操作に伴う画面遷移処理を例示する図である。 センサへの指による操作に伴う画面遷移処理を例示する図である。 プログレス表示を行うグラフィックスオブジェクトの詳細を例示する図である。 拡大縮小モードの後のスクロール表示で画面に表示されるグラフィックスオブジェクトを例示する図である。 情報処理装置の制御部による処理のフローチャートの例である。 タップ、ロングタップ、指の移動を検出する処理の詳細を例示するフローチャートである。 センサからの指の離間を判定する処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して、一実施の形態に係る情報処理装置10について説明する。情報処理装置10は、表示部19を有する筐体H1と、表示部19以外の箇所でその筐体H1の外面に設けられ、指による操作を検出するセンサ15と、センサ15によって検出された操作に応じて表示部19の表示内容を変更可能な制御部13と、を備える。ここで、情報処理装置10は、例えば、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末と呼ばれる可搬可能な電子機器である。
そして、制御部13は、指によるセンサへの接触開始から第1所定時間が経過前は、検出された操作に応じて表示をスクロールする処理を実行する。このような処理が実行される状態をスクロールモードと呼ぶこともできる。一方、第1所定時間が経過後は、制御部13は、検出された操作に応じて表示を所定倍率まで拡大し、検出された操作に応じて表示をさらに拡大または縮小する処理を実行する。このような処理が実行される状態を拡大縮小モードと呼ぶこともできる。
そして、拡大縮小モードで変更する処理を実行中に、センサ15から指が離間すると、制御部13は、拡大または縮小された表示を維持しつつ、先ほどの指によるセンサ15への接触開始を受け付ける状態に移行する。この接触開始を受け付ける状態で指によるセンサ15への接触が検出されると、制御部13は、再び、指によるセンサ15へのその接触開始から第1所定時間が経過したか否かに応じて、上記処理を実行する。ただし、再び上記処理を実行するときには、前回拡大または縮小された表示の変更結果が維持されている。例えば、前回の操作で画面が拡大された場合には、制御部13は、その拡大された状態で、接触開始を受け付ける。
なお、制御部13が前回スクロールモードで表示をスクロールする処理を実行中に、センサ15から指が離間した場合の、制御部13の処理に限定はない。この場合、制御部13は、スクロールモードで表示をスクロールする前の画面の初期状態に表示を戻してもよい。また、制御部13は、スクロールモードでスクロールされた表示を維持しつつ、先ほどの指によるセンサ15への接触開始を受け付ける状態に移行してもよい。
情報処理装置10では、表示部19は、いわゆるタッチ操作可能なタッチパネルを有してもよい。しかし、制御部13が、上記処理を実行することで、ユーザは必ずしもタッチ操作可能な表示部19に対する操作をしなくても、比較的面積の狭いセンサ15上の操作で、表示部19の画面を簡易に操作することが可能となる。以下、この情報処理装置10を例に実施の形態を説明する。
<実施の形態>
図1に、実施の形態の情報処理装置10の一方から見た外観(前面側の外観とする)と、他方から見た外観(背面側の外観とする)を例示する。図1では、矢印によって、情報処理装置10の前面側と背面側が入れ替えて配置され、例示されている。情報処理装置10は、板状の筐体H1を有する。したがって、図1には描かれていないが、筐体H1の前
面と背面との間の距離(厚み)は、前面または背面の外形寸法と比較して短い。上下方向については、図1で紙面に向かって上側が筐体H1の上側であり、紙面に向かって下側が筐体H1の下側であると仮定する。なお、制御部13は、筐体H1の内部に収容されている。
図1のように、筐体H1の前面には、表示部19が設けられ、さらに、表示部19の上側中央の位置に第1のカメラH3が設けられている。第1のカメラH3は、情報処理装置10を操作するユーザが操作中に、そのユーザ自身を撮影し、表示部19に表示にする。筐体H1の前面が筐体H1外面での第1面に相当する。
筐体H1の背面の中央付近には、センサ15をカバーする円形状の凹部15Aが形成され、凹部15Aの上方向に第二のカメラH4が設けられている。すなわち、センサ15は、筐体H1の背面中央付近に形成された円形状の凹部15Aの直下で筐体H1の内部に配置されている。つまり、凹部15Aをなす筐体H1の外壁がセンサ15を被覆している。センサ15は、凹部15Aをなす筐体H1の外壁を介して、指による接触を検出する。そこで、本実施の形態では、センサ15と凹部15Aをなす筐体H1の外壁とを含めて、指(指紋のある物体)による操作を検出するセンサということができる。以下、センサ15が凹部15Aをなす筐体H1の外壁を介して、指による接触を検出する場合も、単に、「センサ15が指による接触を検出する」という。ただし、凹部15Aの外壁自体はなくてもよく、センサ15が凹部15Aに相当する開口から露出していてもよい。センサ15が露出する場合には、センサ15の表面に保護膜が設けられてもよい。なお、第二のカメラH4は筐体H1の後面方向の被写体を撮影し、表示部19に表示する。筐体H1の背面が筐体H1外面での背面に相当する。
図2は、情報処理装置10のハードウェア構成図である。情報処理装置10はプロセッサ11と、主記憶部12と、各種インターフェースを通じて接続される入出力部品を有し、主記憶部12に記憶されるプログラムにより情報処理を実行する。第1の入出力部品と
しては、表示部19と表示制御部191を例示できる。また、第2の入出力部品としては、タッチパネル18とタッチイベント制御部181を例示できる。また、第3の入出力部品としては、センサ15とセンサ入力フィルタ部151とセンサ入力解析部152とスクロールタップイベント制御部153を例示できる。さらに、第4の入出力部品としては、通信部17を例示できる。
プロセッサ11は、主記憶部12に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行し、情報処理装置10の機能を提供する。プロセッサ11は、マルチコアであってもよいし、信号処理等を実行する専用プロセッサを含んでもよい。プロセッサ11は、信号処理、積和演算、ベクトル演算、その他の処理を実行する専用のハードウェア回路を含んでもよい。
主記憶部12は、プロセッサ11が実行するコンピュータプログラム、プロセッサ11が処理するデータ等を記憶する。主記憶部12は、Dynamic Random Access Memory(DRAM)、Static Random Access Memory(SRAM)、Read Only Memory(ROM)、フ
ラッシュメモリ等である。
なお、情報処理装置10は、主記憶部12の他に外部記憶部を有してもよい。外部記憶部は、例えば、主記憶部12を補助する記憶領域として使用され、プロセッサ11が実行するコンピュータプログラム、プロセッサ11が処理するデータ等を記憶する
また、表示部19は、例えば、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネル等である。表示制御部191は、例えば、表示部19に表示される画像を格納する画像メモ
リと、グラフィックス処理を実行するコントローラ等である。ただし、表示制御部191がプロセッサ11と主記憶部12上のプログラムによって形成されてもよい。また、表示制御部191は、信号処理専用のプロセッサとメモリ等に記憶されたプログラムによって形成されてもよい。また、表示制御部191が専用のハードウェア回路を含んでもよい。
タッチパネル18は、表示部19の画面上に配置され、指による接触を検出し、接触位置の座標値を取得する。タッチイベント制御部181は、タッチパネル18において、取得された接触位置の座標値と時刻情報をプロセッサ11に通知する。タッチイベント制御部181は、プロセッサ11と主記憶部12上のプログラムによって形成されてもよいし、専用のプロセッサと図示しないメモリに記憶されたプログラムによって形成されてもよい。また、タッチイベント制御部181は、専用のハードウェア回路を含んでもよい。
通信部17は、ネットワーク上の他の装置とデータを授受する。通信部17は、例えば、携帯電話網の基地局と接続可能な端末側の通信装置である。ただし、通信部17は、無線LAN(Local Area Network)へのインターフェース、Bluetooth(登録商標), Bluetooth Low Energy (BLE)のインターフェースを含んでもよい。
図3は、センサ15の検出面を例示した平面図である。センサ15は、指による接触を検出する接触センサ15Cと、指の指紋を検出する指紋センサ15Bを含む。接触センサ15Cは、複数の検出素子15CEを配列して有する。したがって、接触センサ15Cは、配列された複数の検出素子15CEにより人の指の接触面から複数個の接触点を検出する。この接触点の数は、指の接触面積に相当する。図3の例では、接触センサ15Cは、4×3の配列で合計12箇所から指の接触を検出する。12箇所には、それぞれ静電容量センサが配置され、筐体H1に形成された凹部15Aの外壁を介して、指の接触を検出する。複数の検出素子15CEは、指による接触を検出する複数の検出部の一例である。
一方、指紋センサ15Bも、静電容量センサの配列を含む。ただし、指紋センサ15Bは、接触センサ15Cよりも細かい静電容量センサの配列を有し、画素配列を形成し、画像を取得する。指紋センサ15Bの静電容量センサの配列要素数(画素数に相当)は、接触センサ15Cの静電容量センサ数の1000倍から10000倍程度(縦方向または横方向の配列のサイズが数倍から数十倍)である。例えば、画素数は、概ね100×100〜400×400程度である。
したがって、接触センサ15Cは、指の接触面(上述のように筐体H1の外壁あるいはセンサ15の保護膜)から、粗くかつ高速に接触の有無を検出する。一方、指紋センサ15Bは、接触センサ15Cよりも精細な接触面の画像を取得する。ただし、指紋センサ15Bが接触面全体の画像を取得する時間は、接触センサ15Cが指による接触の有無を検出する時間よりも長い。そこで、本実施の形態では、制御部13は、接触センサ15Cにより比較的短時間に、指による粗い接触状態を検出し、比較的時間を掛けて、指紋センサ15Bによる精細な接触面での指紋の画像を取得する。
なお、制御部13は、接触センサ15Cから、指が接触している面積に相当する、接触点の個数の報告を受ける。制御部13は、接触センサ15Cから報告された接触点の個数が第1所定個数を超えると、指がセンサ15に接触したと判定する。この場合、第1所定個数は、接触センサ15Cの検出素子の数よりも小さな数でもよい。また、第1所定個数は、検出素子の全数であってもよい。また、制御部13は、接触センサ15Cから報告された接触点の個数の第2所定個数以下になると、指がセンサ15に離間したと判定する。第2所定個数は、0でなくもてもよい。さらに、制御部13は、第2所定個数として、第1所定個数より小さな値を採用することで、ユーザの指よる接触の検出時、ヒステリシスを形成し、ユーザの指によるセンサ15への接触と離間を安定して判断できる。
図2に戻り、センサ15について説明を継続する。センサ15は、図1で説明した通り、筐体H1背面の凹部15Aに被覆されて、筐体H1内に配置される。センサ15は、ユーザの指紋の画像を取得するとともに、ユーザの指による凹部15Aを介した接触を検出する。センサ入力フィルタ部151は、センサ15で検出された信号を信号処理フィルタにより整形する。例えば、センサ入力フィルタ部151は、センサ15で検出された信号からノイズを除去し、画像のエッジを強調する処理をする。センサ入力解析部152は、センサ入力フィルタ部151からの信号を基に、ユーザの指紋の画像を形成する。また、センサ入力解析部152は、センサ入力フィルタ部151からの信号を基に、接触センサ15Cでの接触の有無を判定した結果である、オンオフの2値信号を生成する。スクロールタップイベント制御部153は、センサ入力解析部152からの画像を基に、センサ15(凹部15A)でのユーザの指によるスクロール操作、タップ操作を検出する。そして、スクロールタップイベント制御部153は、スクロールの方向、タップとロングタップとの区別、検出時刻等をプロセッサ11に報告する。
センサ入力フィルタ部151、センサ入力解析部152、スクロールタップイベント制御部153の少なくとも1つは、プロセッサ11と主記憶部12上のプログラムによって形成されてもよい。また、これらのうちの少なくとも1つが専用のプロセッサとメモリに記憶されたプログラムによって形成されてもよい。また、また、これらのうちの少なくとも1つが、専用のハードウェア回路を含んでもよい。
本実施形態では、プロセッサ11と主記憶部12を制御部13と呼ぶことにする。ただし、制御部13は、表示制御部191、タッチイベント制御部181、センサ入力フィルタ部151、センサ入力解析部152、スクロールタップイベント制御部153の少なくとも一部を含んでもよい。
図4から図9は、情報処理装置10においてセンサ15への指による操作に伴う画面遷移処理を例示する図である。この処理では、ユーザが筐体H1背面の凹部15Aを介してセンサ15に指でタッチする事を想定する(N−1)。ここで、符号N−1は、図中の文を示すものであり、文の先頭に記載した。以下、N、S、Z等で開始する他の符号も同様である。
すると、センサ15は、指による凹部15Aを介した接触を検出し、制御部13に報告する(処理D1)。ここで、制御部13は、ユーザの指が凹部15Aに接触したか否かを接触センサ15C内の検出素子15CEのうちの接触を検出した検出素子数が第1所定個数に達したか否かで判定する。
そして、検出素子数が第1所定個数に達すると、制御部13は、タイマによる計時を開始する。タイマは、第1所定時間まで進行する。そして、指による凹部15Aを介した接触が継続すると(N−2)、制御部13は、時間の経過にしたがって、グラフィックスオブジェクトにより、画面上に進行状況を表示する。この表示をプログレス表示と呼ぶ。図4のプログレス表示では、時間の経過ともに、中心角が増加する円弧を描く矢印が複数段階で例示されている。処理N−2において、タイマによる計時を開始することが、複数の検出部のうちの第1所定個数以上の検出部が前記指との接触を検出すると指のセンサへの
接触開始からの時間の計測を開始することの一例である。
図8に、プログレス表示を行うグラフィックスオブジェクトの詳細を例示する。図8のプログレス表示では、グラフィックスオブジェクトは、円形のマークM0内で、表示部19の画面上でマークM0内の上部側部分において上向きに頂点を有する三角形M1−1、マークM0内の右側部分において右向きに頂点を有する三角形M1−2、マークM0内の
下部側部分で下向きに頂点を有する三角形M1−3、マークM0内の左側部分において左向きに頂点を有する三角形M1−4を配置した構造を有する。そして、矢印T1が時間の経過にしたがって円弧を描く。矢印T1が中心角360度の円を描き終わるときが、センサ15が指による凹部15Aを介した接触を検出した後、第1所定時間が経過するときである。このように、本実施形態のプログレス表示でのグラフィックスオブジェクトは、上下左右に頂点を有する4つの三角形M1−1からM1−4によって画面のスクロールが可能であることを表示する。4つの三角形M1−1からM1−4は、表示部での表示をスクロールするための操作が受付可能であることを示す表示部品の一例である。中心角360度の円を描く矢印T1が第1所定時間経過までの計時が進行中であることを示す表示部品の一例である。
図4に戻り、プログレス表示で、矢印T1が中心角360度の円を描き終わる前(第1所定時間経過前)に、ユーザが凹部15Aの表面上で指を移動すると、センサ15がユーザの指の凹部15Aを介した接触状態での移動を検出し、制御部13に通知する。ここで、制御部13は、接触センサ15C内の検出素子15CEのうちの接触を検出した検出素子数が第1所定個数に達した状態で、指紋センサ15Bの画像によりユーザの指が凹部15A上をスライド移動したときに限り、有効なスライド移動であると判定してもよい。すなわち、制御部13は、ユーザの指が確実にセンサ15に接触したことを条件に、有効なスライド移動であると判定してもよい。このような検出素子15CEの数等により、有効なスライド移動を判定することが、相対移動を有効な操作と判定することの一例である。有効なスライド移動が判定されると、制御部13は、スクロールモードでの画面表示を実行し、ユーザの指の操作にしたがって表示部19の画面をスクロールする。図4、図5におけるスクロールモードでの画面表示が、操作に応じて表示部での表示をスクロールする処理の一例である。
スクロールモードは、ユーザが凹部15Aから指による接触を止める(指が離間する)まで継続する。なお、上述のように、制御部13は、ユーザが凹部15Aから指による接触を止めたか否かを接触センサ15C内の検出素子15CEのうちの接触を検出した検出素子数が第2所定個数以下になったか否かで判定すればよい。
次に、図5により説明を継続する。制御部13は、ユーザの指が凹部15Aの表面に接触を継続する間、ユーザの指の動きを検出し(処理D2)、検出された指の動きに応じて画面をスクロールする。例えば、ユーザは、指をセンサ15(凹部15A)に接触させ、接触開始位置から直交する4方向のいずれかに動かしたのち静止する(S−1−1)。ここで、直交する四方向は、例えば、90度(正負45度づつ)の許容誤差で判定される。すなわち、制御部13は、処理D2の吹き出しに例示したように、ユーザの指が接触しているタッチ起点から、上下左右に90度単位で放射状の領域のいずれの方向に指が移動したかによって、移動方向が4方向のいずれの方向であるかを決定する。放射状の領域は、例えば、上下左右方向のそれぞれを中心に、正負45度ずつ形成される。ここで、タッチ起点は、例えば、接触センサ15Cが接触を最初に検知したときの、指紋センサ15Bが検出した指紋の画像の重心とすればよい。
上述のように、上下方向は、情報処理装置10の筐体を基準に判断される。例えば、ユーザが情報処理装置10の画面表面を鉛直方向近傍に維持して操作するときに、ユーザの視線に対して鉛直上方向が、センサ15上での指の移動の上方向である。また、ユーザの視線に対して鉛直下方向が、センサ15上での指の移動の下方向である。また、例えば、ユーザが情報処理装置10の画面表面を水平方向近傍に維持して操作するときに、情報処理装置100の筐体H1で、ユーザから遠い側が上側であり、ユーザから近い側が下側である。また、左右方向は、上記の上下方向を基準に判断される。また、ユーザが表示部19の画面を見たときに、向かって右側が画面の右側であり、向かって左側が画面の左側で
あるとする。
そして、制御部13は、指を動かした領域に対応する方向に画面のスクロールを継続する(S−2−1)。このとき、制御部13は、表示部19の画面に、スクロール方向を示すインジケータをグラフィックスオブジェクトで表示してもよい。図5では、S−2−1において、実線矢印が紙面下方向に向き、スクロール方向が画面下方向であることを示している。また、移動のインジケータとなるグラフィックスオブジェクトは、図8のグラフィックスオブジェクトから矢印T1を除いたもので、移動方向に該当する1つの三角が濃い色で表示され、移動方向以外の3つの三角が薄い色で表示されたものである。S−2−1の後の処理は、センサ表面上で所定の許容値の範囲で指による第1方向に相対移動する操作を検出すると、次の操作を検出するまでの間、表示部の画面上で表示部での表示を第1方向にスクロールする処理を継続することの一例である。
そして、ユーザが、指静止位置から、指を直交する4方向のいずれかに動かしたのち静止する(S−3−1、D3)。処理D3の吹き出しに例示したように、例えば、ユーザは、タッチ起点から右側の90度の放射状の領域に移動し、静止する。制御部13は、指の移動が止まり、静止を検出しても、指を動かした領域に対応する方向に画面のスクロールを継続する(S−4−1)。このとき、制御部13は、表示部19の画面に、スクロール方向を示すインジケータを表示すればよい。S−4−1の処理は、センサ表面上で指が第1方向と直交する方向から所定の許容範囲で第3方向に相対移動する操作を検出すると、次の操作を検出するまでの間、表示部の画面上で表示部での表示を第1方向と直交する方向にスクロールする処理を継続することの一例である。そして、ユーザが凹部15Aから指を離すと、制御部13は、符号A4で示される最初の状態に戻る。すなわち、制御部13は、ユーザのセンサ15へのタッチ操作によるモード選択を受け付け、計時を開始可能な状態に戻る。
一方、ユーザのセンサ15へのタッチ操作によるモード選択を受け付け、プログレス表示で、矢印T1が中心角360度の円を描き終わると(第1所定時間が経過すると)、制御部13は、拡大縮小モードに遷移する。そして、制御部13は、画面を所定の倍率に拡大する(Z−1)。所定の倍率は、例えば、1.5倍である。そして、制御部13は、拡大縮小モードでの画面表示を実行する。拡大縮小モードでは、制御部13は、ユーザの指の操作にしたがって表示部19の画面を拡大または縮小する。なお、所定の倍率1.5倍(およびその近傍の範囲の値)は、スマートフォン等の小型デバイスにおいて、標準表示に対して、一般的なユーザが読みやすい倍率として推奨される倍率である。拡大縮小モードでの処理が、表示部での表示をさらに拡大または縮小する処理の一例である。
拡大縮小モードは、ユーザが凹部15Aから指による接触を止めるまで(指がセンサ15から離間するまで)継続する。なお、上述のように、制御部13は、ユーザが凹部15Aから指による接触を止めたか否かを接触センサ15C内の検出素子15CEのうちの接触を検出した検出素子数が第2所定個数以下になったか否かで判定する。
次に、図6により説明を継続する。拡大縮小モードでは、制御部13は、ユーザの指が凹部15Aの表面に接触を継続する間、ユーザの指の動きを検出し、検出された指の動きに応じて画面を拡大または縮小する。例えば、ユーザは、指をセンサ15(凹部15A)に接触させ、接触開始位置から下方に動かしたのち静止する(Z−2−1)。すると、制御部13は、処理D4の吹き出しに例示したように、ユーザの指が接触しているタッチ起点から、下の領域に移動したことを検出する(処理D4)。
制御部13は、処理D4の吹き出しに例示したように、ユーザの指が接触しているタッチ起点から、上下の領域のいずれの方向に指が移動したかによって、指の移動方向を決定
する。処理D4の吹き出しでは、指による接触開始位置から下方がハッチングされている。ここで、タッチ起点は、例えば、指紋センサ15Bが検出した指紋の画像の重心とすればよい。処理D4の吹き出しの例では、制御部13は、センサ15(指紋センサ15B)上で指がタッチ基点から、例えば、180度の範囲許容範囲で下側(タッチ起点を通る左右方向の点線より下側の領域)に接触し、その接触状態が維持されていることを検出する。そこで、制御部13は、画面の縮小を実行し、処理を継続する(Z−3−1)。Z−3−1の処理は、センサ表面上で所定の許容値の範囲で指による第2方向に相対移動する操作を検出すると、次の操作を検出するまでの間、表示部での表示を縮小する処理を継続することの一例である。
その後、例えば、ユーザは、指をセンサ15(凹部15A)に接触させ、接触開始位置から上方に動かしたのち静止する(Z−4−1)。すると、制御部13は、処理D5の吹き出しに例示したように、ユーザの指が接触しているタッチ起点から、上側の領域に移動したことを検出する(処理D5)。処理D5の吹き出しでは、指による移動停止位置から下方がハッチングされており、処理D4の吹き出しでの指の位置が移動していることが理解される。この例でも、制御部13は、次のタッチ基点(処理D4での停止位置)から、例えば、180度の範囲許容範囲で上側への移動が検出されている。そこで、制御部13は、画面の拡大を実行し、処理を継続する(Z−5−1)。さらに、拡大倍率が規定の最大値になると、制御部13は、画面の拡大を停止する(Z−6−1)。Z−5−1の処理は、センサ表面上で所定の許容値の範囲で指による第1方向に相対移動する操作を検出すると、次の操作を検出するまでの間、表示部での表示を拡大する処理を継続ことの一例である。
そして、ユーザが凹部15Aから指を離すと(Z−7)、制御部13は、画面の表示倍率を維持して、符号A4で示される最初の状態に戻る。すなわち、制御部13は、ユーザのセンサ15へのタッチ操作によるモード選択を受け付け、計時を開始可能な状態に戻る(矢印A4)。Z−7の後の処理が、拡大または縮小された表示部での表示を維持して、指によるセンサへの接触開始を受け付ける状態に移行することの一例である。このとき、制御部は、図9に例示したように、グラフィックスオブジェクトに画面の倍率を表示する。
次に、図7により説明を継続する。制御部13が画面を所定の倍率に拡大した後、ユーザがセンサ15を下から上にスライドして停止する(Z−2−2)。すると、制御部13は、処理D6の吹き出しに例示したように、ユーザの指が接触しているタッチ起点から、上の領域に移動したことを検出する。制御部13は、その接触状態が維持されている間、制御部13は、画面の拡大を継続する(Z−3−2)。
その後、例えば、ユーザは、指をセンサ15(凹部15A)への接触を維持したまま、指を下方に動かしたのち静止する(Z−4−2)。すると、制御部13は、処理D7の吹き出しに例示したように、ユーザの指が下の領域に移動したことを検出する(処理D7)。そこで、制御部13は、画面を縮小する。制御部13は、その接触状態が維持されている間、画面の縮小を継続する(Z−5−2)。
そして、ユーザが凹部15Aから指を離すと(Z−6−2)、制御部13は、画面の表示倍率を維持して、接触センサ15Cによる接触検出前の最初の状態に戻る。すなわち、制御部13は、ユーザのセンサ15へのタッチ操作によるモード選択を受け付け、計時を開始可能な状態に戻る(矢印A4)。Z−6−2の後の処理が、拡大または縮小された表示部での表示を維持して、指によるセンサへの接触開始を受け付ける状態に移行することの一例である。このとき、制御部は、図9に例示したように、グラフィックスオブジェクトに画面の倍率を表示する。
上述のように、制御部13は、拡大縮小モードからユーザのセンサ15へのタッチ操作によるモード選択を受け付けると、画面の表示倍率を維持して、符号A4で示される最初の状態に戻る。このとき、制御部13は、図9と同様のグラフィックスオブジェクトによりプログレス表示を実行する。このとき、グラフィックスオブジェクトには、画面の現在の表示倍率が表示される。そして、図8の場合と同様、矢印T1が時間の経過にしたがって円弧を描く。そして、センサ15が指による凹部15Aを介した接触を検出した後第1所定時間が経過するとき、矢印T1が中心角360度の円を描き終わる。そして、このプログレス表示で、矢印T1が中心角360度の円を描き終わる前に(第1所定時間が経過する前に)、ユーザが凹部15Aの表面上で指を移動すると、制御部13は、スクロールモードでの画面表示を実行する。
図9に、拡大縮小モードの後のスクロール表示で画面に表示されるグラフィックスオブジェクトを例示する。拡大縮小モード後の画面の表示倍率が維持された状態でのスクロール表示において、グラフィックスオブジェクトは、時間の経過にしたがって円弧を描く矢印T1を有していない。代わりに、グラフィックスオブジェクトは、円形のマークM0の中央付近に現在の画面の表示倍率を数値で表示する。また、このとき、グラフィックスオブジェクトは、上下左右に頂点を有する4つの三角形M1−1からM1−4によって画面のスクロールが可能であることを表示する。図9のグラフィックスオブジェクトは、表示部での表示が拡大された倍率または縮小された倍率を表示するグラフィックスオブジェクトの一例である。
図10に、情報処理装置10の制御部13による処理のフローチャートを例示する。この処理は、センサ15が指による接触を検知することで開始する(S1)。センサ15が指による接触を検知すると、接触が検知されたというイベントおよび接触が検知された範囲を制御部13に報告する。
すると、制御部13は、接触を検知した接触センサ15Cの部分(検出素子15CEの数)が所定範囲に達しているか否かを判定する(S2)。ここで、所定範囲は、例えば、配列状の検出素子15CEの全数、あるいは、所定割合の数である。接触を検知した接触センサ15Cの部分が所定範囲に達していない場合、制御部13は、処理をS1に戻し、センサ15からの次の接触の報告を待つ。
一方、接触を検知した接触センサ15Cの部分が所定範囲に達している場合、制御部13は、タップ、ロングタップ、指の移動を検出する処理を実行する(S3)。S3の詳細は、図11により、後述する。次に、制御部13は、S3によってタップ、ロングタップ、指の移動を検出したとき、接触を検知した接触センサ15Cの部分は、所定範囲に達したままであったか否かを判定する(S4)。接触を検知した接触センサ15Cの部分は、所定範囲達した状態が維持されなかった場合、制御部13は、処理をS1に戻し、センサ15からの次の接触の報告を待つ。すなわち、制御部13は、タップ、ロングタップ、あるいは指の移動を検出する際に、指の接触範囲が減少すると、タップ、ロングタップ、あるいは指の移動がキャンセルされたとみなす。
一方、接触を検知した接触センサ15Cの部分は、所定範囲に達したままであった場合、制御部13は、タップ、ロングタップ、あるいは指の移動に応じた画面上の操作を実行する(S5)。
図11は、タップ、ロングタップ、指の移動を検出する処理(図10のS3)の詳細を例示するフローチャートである。この処理では、制御部13は、センサ15からの信号により指による接触移動を検出したか否かを判定する(S31)。指による接触移動を検出
した場合、制御部13は、スクロールモードを設定する(S34)。以降、制御部13は、操作に応じて表示部19での表示をスクロールする処理を実行する。
制御部13は、S31で指の接触移動を検出できない場合、指によるセンサ15への接触を検出した後、第1所定時間経過したか否かを判定する(S32)。指によるセンサ15への接触を検出した後、第1所定時間経過した場合、制御部13は、表示部19の表示を所定倍率で拡大し、拡大縮小モードを設定する(S33)。ここで、所定倍率は、例えば、1.5倍である。種々の情報の表示範囲を考慮して設定されるスマートフォン等の標準的な画面上の文字寸法に対して、1.5倍程度に拡大すると文字が認識しやすくなるとの調査結果がある。ただし、所定倍率が1.5倍に限定される訳ではなく、1.3倍から1.7倍等であってもよい。以降、制御部13は、操作に応じて表示部19での表示をさらに拡大または縮小する処理を実行する。一方、S32で第1所定時間が経過していない場合、制御部13は、処理をS31に戻し、計時を継続する。
図12は、タップ、ロングタップ、あるいは指の移動に応じた操作を実行中の制御部13によるセンサ15からの指の離間を判定する処理のフローチャートである。この処理は、例えば、所定の時間間隔で、実行される。この処理では、制御部13は、接触センサ15Cからの信号を取得する(S51)。次に、制御部13は、指によるセンサ15の接触センサ15Cへの接触部分の範囲は、第2所定値以下となったか否かを判定する(S52)。S52の判定が、複数の検出部のうち、指との接触を検出する検出部の数が第1所定
個数より少ない第2所定個数以下になったときにセンサから指が離間したと判定することの一例である。
接触センサ15Cへの接触部分の範囲が第2所定値以下である場合、制御部13は、指がセンサ15から離間したときの処理を実行する(S53)。例えば、拡大縮小モードにおいて、指がセンサ15から離間すると、そのときの画面の拡大または縮小の倍率を維持して、指によるセンサ15への接触開始を受け付ける状態に移行する(図5の矢印A4)。S53の処理が、拡大または縮小された表示部での表示を維持して、指によるセンサへの接触開始を受け付ける状態に移行することの一例である。一方、接触センサ15Cへの接触部分の範囲が第2所定値を上回る場合、制御部13は、処理を継続する(S54)。
<実施形態の効果>
以上述べたように、本実施形態の情報処理装置10は、筐体H1背面のセンサ15により、簡易に画面の操作を可能とする。例えば、ユーザの指によるセンサ15への接触開始から第1所定時間が経過すると、制御部13は、画面の表示倍率を1.5(あるいはその近傍)に設定し、拡大縮小モードによる画面操作を実行する。したがって、ユーザがセンサ15に第1所定時間接触し続けること(ロングタップ)で、拡大縮小モードを簡易に選択することができ、かつ、拡大縮小モードの最初の段階で、ユーザの見やすい画面倍率で画面が自動的に直ちに拡大される。なお、従来は、操作範囲が狭い指紋センサ15Bの領域内では大きな移動量が得られず、直観的に画像の拡縮や左右移動や上下スクロールを行い、素早く読みやすい画像サイズと位置を設定することは困難な場合があった。そこで、従来は、トリプルタップや拡大後の2指操作など、煩雑な操作が行われた。また、ユーザは、画面上のタッチパネルに触れて、位置調整のスクロールや拡大縮小等の操作していた。
また、制御部13は、拡大縮小モードでの処理を実行中に、センサ15からユーザの指が離間すると、画面が拡大または縮小された表示を維持して、指によるセンサ15への接触開始を受け付ける状態に移行する(図5の矢印A4から図4の矢印A4への遷移、図12のS53)。したがって、ユーザは、画面が拡大または縮小された状態で、さらに、次の操作として、スクロールまたは拡大縮小を選択できる。
また、本実施の形態の処理では、指によるセンサ15への接触開始から第1所定時間が経過するまでの間、表示部19での表示をスクロールするための操作が受付可能であることを示す三角形M1−1からM1−4(図8)と第1所定時間経過までの計時が進行中であることを示す矢印T1とを含むグラフィックスオブジェクトが表示される。したがって、ユーザは、指によるセンサ15への接触開始から第1所定時間が経過するまでの間の情報処理装置10の処理状態、受付可能な操作、および、第1所定時間経過までの計時が進行中であることを容易に認識できる。
また、本実施形態の処理では、制御部13は、スクロールする処理において、センサ15表面上で所定の許容値の範囲で指がタッチ起点から上下左右のうち、例えば、90度の許容範囲で第1方向に相対移動する操作を検出すると、次の操作を検出するまでの間、表示部19の画面上で第1方向にスクロールする処理を継続する。また、制御部13は、センサ15表面上で指が第1方向と直交する方向から所定の許容範囲(例えば、90度の許容範囲)の第3方向に相対移動する操作を検出すると、次の操作を検出するまでの間、表示部19の画面上で、第1方向と直交する方向にスクロールする処理を継続する。したがって、ユーザは筐体H1背面のセンサ15により、筐体H1前面の表示部19の表示を簡易にスクロール操作できる。
また、制御部13は、拡大縮小モードにおいて、センサ15表面上で所定の許容値の範囲(例えば、タッチ起点から180度の範囲)で指が上向きに相対移動する操作を検出すると、次の操作を検出するまでの間、表示部19での表示を拡大する処理を継続する。また、制御部13は、拡大縮小モードにおいて、センサ15表面上で所定の許容値の範囲(例えば、タッチ起点から180度の範囲)で指が下向きに相対移動する操作を検出すると、次の操作を検出するまでの間、表示部19での表示を縮小する処理を継続する。したがって、ユーザは筐体H1背面のセンサ15により、筐体H1前面の表示部19の表示を簡易に拡大操作あるいは縮小操作できる。
また、本実施形態では、情報処理装置1のセンサ15は、指が当接可能な表面に対する指との接触を検出する複数の検出素子15CEの配列を有する。そして、制御部13は、指による接触を検出した検出素子15CEが所定割合を超える場合、指によるセンサ15への接触開始からの時間の計測を開始する。したがって、情報処理装置1は、ユーザの誤操作を抑制し、ユーザからの有効な操作を検出できる。
また、制御部13は、制御部は、指による接触を検出した検出素子15CEが所定割合を超える状態で、指がセンサ15に対して相対移動するときに、相対移動を有効な操作と判定する(図10のS2)。したがって、情報処理装置1は、ユーザの誤操作を抑制し、ユーザからの有効な操作を検出できる。
また、制御部13は、複数の検出素子15CEのうち、指との接触を検出する検出素子15CEの数が第1所定個数より少ない第2所定個数未満になったときにセンサ15から
指が離間したと判定する。したがって、ユーザが指によるセンサ15への操作後、操作状態を維持しているときには、多少、ユーザによるセンサ15へ接触状態が変化しても、安定して画面のスクロール、拡大、あるいは縮小を継続できる。
また、本実施の形態では、ユーザの指によるセンサ15への接触開始から第1所定時間が経過した後、制御部13は、グラフィックスオブジェクトに画面倍率を表示するので、ユーザは容易に、現在の画面状態を認識できる。
以上述べたように、本情報処理装置1は、操作領域が狭いセンサ15であっても素早く簡単に意図した表示状態にすることができる。
<コンピュータが読み取り可能な記録媒体>
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスク、ROM(リードオンリーメモリ)等がある。さらに、SSD(Solid State Drive)は、コンピュータ等から取り外し可能な記録媒体としても、コンピュータ
等に固定された記録媒体としても利用可能である。
なお、本プログラムは、記録媒体に代えて、インターネット等の通信ネットワークを介して、情報処理装置1に配信すること可能である。
10 情報処理装置
11 プロセッサ
12 主記憶部
13 制御部
15 センサ
151 センサ入力フィルタ部
152 センサ入力解析部
153 スクロールタップイベント制御部
15A 凹部
15B 指紋センサ
15C 接触センサ
17 通信部
18 タッチパネル
181 タッチイベント制御部
19 表示部
191 表示部制御部

Claims (10)

  1. 表示部を有する筐体と、
    前記表示部以外の箇所で前記筐体外面に設けられ、指による操作を検出するセンサと、
    前記センサによって検出された操作に応じて前記表示部の表示を変更可能な制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記指による前記センサへの接触開始から第1所定時間が経過前は、前記操作に応じて前記表示部での表示をスクロールする処理を実行し、前記第1所定時間が経過後は、前記表示部での表示を所定倍率で拡大し、前記操作に応じて前記表示部での表示をさらに拡大または縮小する処理を実行する情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記拡大または縮小する処理を実行中に、前記センサから前記指が離間すると、拡大または縮小された前記表示部での表示を維持して、指による前記センサへの接触開始を受け付ける状態に移行する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記指による前記センサへの接触開始から第1所定時間が経過するまでの間、前記表示部での表示をスクロールするための操作が受付可能であることを示す表示部品と前記第1所定時間経過までの計時が進行中であることを示す表示部品とを含むグラフィックスオブジェクトを表示する請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示部は前記筐体外面での第1の面に設けられ、
    前記センサは前記筐体外面での第1の面に対する背面に設けられ、
    前記制御部は、前記表示部での表示をスクロールする処理において、
    (1)前記センサ表面上で所定の許容値の範囲で前記指による第1方向に相対移動する操作を検出すると、次の操作を検出するまでの間、前記表示部の画面上で前記表示部での表示を第1方向にスクロールする処理を継続し、
    (2)前記センサ表面上で前記指が前記第1方向と直交する方向から所定の許容範囲で第3方向に相対移動する操作を検出すると、次の操作を検出するまでの間、前記表示部の画面上で前記表示部での表示を前記第1方向と直交する方向にスクロールする処理を継続する請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記表示部での表示をさらに拡大または縮小する処理において、
    (1)前記センサ表面上で所定の許容値の範囲で前記指による第1方向に相対移動する操作を検出すると、次の操作を検出するまでの間、前記表示部での表示を拡大する処理を継続し、
    (2)前記センサ表面上で所定の許容値の範囲で前記指による第2方向に相対移動する操作を検出すると、次の操作を検出するまでの間、前記表示部での表示を縮小する処理を継続する請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記センサは、前記指が当接可能な表面での前記指による接触を検出する複数の検出部を有し、
    前記制御部は、複数の検出部のうちの第1所定個数以上の検出部が前記指との接触を検
    出すると前記指の前記センサへの接触開始からの時間の計測を開始する請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、複数の検出部のうちの第1所定個数以上の検出部が前記指との接触を検
    出した状態で、前記指が前記センサに対して相対移動するときに、前記相対移動を有効な操作と判定する請求項4または5に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記複数の検出部のうち、前記指との接触を検出する検出部の数が第1
    所定個数より少ない第2所定個数以下になったときに前記センサから前記指が離間したと判定する請求項6または7に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、前記指による前記センサへの接触開始から第1所定時間が経過した後、前記表示部での表示が拡大された倍率または縮小された倍率を前記グラフィックスオブジェクトに表示する請求項3に記載の情報処理装置。
  10. 表示部を有する筐体と、
    前記表示部以外の箇所で前記筐体外面に設けられ、指による操作を検出するセンサと、を備えるコンピュータに、前記センサによって検出された操作に応じて前記表示部の表示を変更可能なプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記指による前記センサへの接触開始から第1所定時間が経過前は、前記操作に応じて前記表示部での表示をスクロールする処理を実行させ、前記第1所定時間が経過後は、前記表示部での表示を所定倍率で拡大し、前記操作に応じて前記表示部での表示をさらに拡大または縮小する処理を実行させるためのプログラム。
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