JP2020147980A - 既設コンクリート舗装の補修方法およびコンクリート床版 - Google Patents
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Abstract
Description
既設PC舗装30の一部をPPRC版1に置き換えて補修する。連結機構5を介して複数枚の新設PPRC版1同士を連結することで、一枚の大きな剛性平板20が形成される。すなわち、目地に係る課題は発生しない。
図1はコンクリート床版1の概略斜視図である。図2はコンクリート床版1の配筋図である。空港の駐機場、誘導路や港湾施設といった、比較的広い場所に用いられる場合、例えば、横幅が約2400ミリ、縦幅が15000ミリ、厚さ240ミリの平板である。道路用の場合、例えば、横幅が約1750ミリ、縦幅が5000ミリ、厚さ180ミリの平板である。コンクリート床版1は、航空機や港湾荷役用重機等の通行を可能にするように、20〜60N(ニュートン)/cm2の強度を有する。剛性を高めるため、鉄筋が挿入されている。
継手をコッター式継手としてもよい。図5はコッター式継手の例である。図5Aはコッター式継手4挿入前の状態を示し、図5Bはコッター式継手4挿入およびボルトによる螺合後の状態を示す。
連結機構5を介して複数枚の新設PPRC版1同士を連結することで、一枚の大きな剛性平板20が形成される。すなわち、目地に係る課題は発生しない。
上述の通り、新設PPRC版1および連結構造体20は優れた効果を有する。しかしながら、これらは、新設施工および既設連結構造体の補修を前提とするものであり、そのままでは、既設PC舗装の補修に適用できない。そこで、特殊コンクリート床版10を開発し、既設PC舗装30のうち補修箇所以外と新設補修箇所との間に、特殊コンクリート床版10を介挿する。
新設PPRC版1および特殊コンクリート床版10を用いた既設PC舗装30の補修方法について説明する。
本願補修方法は、拡張性が高い。補修対象エリアが広大であれば、複数の補修エリアに分割し、空港や港湾の運用状況を見ながら、例えば休日夜間などに、各補修エリアごとに短期施工を繰り返すことにより、全面補修が可能となる。
2 緊張材
3 金具(継手受金具)
4 継手
5 連結機構
6 定着具
10 特殊コンクリート床版
11 シース
12 緊張材
20 連結構造体
30 既設PC舗装
32 緊張材
33 カプラ
Claims (7)
- 緊張材が配設されプレストレスが導入されている既設コンクリート舗装の補修方法であって、
既設コンクリート舗装の補修相当箇所を特定し、周囲をカッターにより切断し、
前記補修相当箇所の既設コンクリート舗装を撤去し、前記既設コンクリート舗装の残部境界部を斫り、既設緊張材を露出させ、
前記露出させた既設緊張材にカプラを設置し、
前記補修相当箇所のうち、前記既設コンクリート舗装の残部と隣り合う様に、緊張材が挿通可能な特殊コンクリート床版を設置し、
前記特殊コンクリート床版に新設緊張材を挿通し、
前記新設緊張材と既設緊張材とを前記カプラを介して連結し、
前記既設コンクリート舗装の残部と前記特殊コンクリート床版の隙間にコンクリートを打設し、
前記特殊コンクリート床版の開放端面側より、前記新設緊張材を緊張して定着し、新たにプレストレスを導入する
既設コンクリート舗装の補修方法。 - 前記特殊コンクリート床版は、開放端面側端部に受け金具を有し、
さらに、緊張材が配設されプレストレスが導入されている、端部に受け金具を有する新設コンクリート床版(第1)を、前記特殊コンクリート床版の受け金具と前記新設コンクリート床版の受け金具とが対向するように、設置し、
前記特殊コンクリート床版の受け金具と前記新設コンクリート床版の受け金具に、コッター式継手を挿入し、
前記特殊コンクリート床版と前記新設コンクリート床版とを連結するともに、連結部にプレストレスを導入する
請求項1記載の既設コンクリート舗装の補修方法。 - さらに、緊張材が配設されプレストレスが導入されている、端部に受け金具を有する第2新設コンクリート床版を、前記第1新設コンクリート床版の受け金具と前記第2新設コンクリート床版の受け金具とが対向するように、設置し、
前記第1新設コンクリート床版の受け金具と前記第2新設コンクリートの受け金具に、コッター式継手を挿入し、
前記第1新設コンクリート床版と前記第2新設コンクリート床版とを連結するともに、連結部にプレストレスを導入する
請求項2記載の既設コンクリート舗装の補修方法。 - 請求項3記載の既設コンクリート舗装の補修方法による補修後、第N新設コンクリートの設置と連結とを繰り返し、第1補修エリアを補修する第1補修工程と、
前記第1補修エリアと隣接する第2補修エリアを補修する第2補修工程と、
を備え、
前記第2補修工程では、前記第1補修工程で用いた前記特殊コンクリート床版の連結を解除して、転用する
既設コンクリート舗装の補修方法。 - 前記特殊コンクリート床版の受け金具は、新設緊張材を定着するための定着具機能を有し、
前記新設コンクリート床版の受け金具は、前記新設コンクリート床版の緊張材を定着するための定着具機能を有する
請求項2記載の既設コンクリート舗装の補修方法。 - 緊張材が挿通可能なコンクリート床版であって、
一端面側のみに受け金具を有し、
前記受け金具は、
前記緊張材を定着するための定着具機能と、
隣合うコンクリート床版と連結する継手を受ける継手受具機能と
を有するコンクリート床版。 - 緊張材が配設されプレストレスが導入されている既設コンクリート舗装の補修方法であって、
既設コンクリート舗装の補修相当箇所を特定し、周囲をカッターにより切断し、
前記補修相当箇所の既設コンクリート舗装を撤去し、前記既設コンクリート舗装の残部境界部を斫り、既設緊張材を露出させ、
前記露出させた既設緊張材にカプラを設置し、
前記補修相当箇所のうち、前記既設コンクリート舗装の残部と隣り合う様に、緊張材が挿通可能な特殊コンクリート床版を仮置きし、
前記特殊コンクリート床版に新設緊張材を挿通し、
前記新設緊張材と既設緊張材とを前記カプラを介して連結し、
前記カプラが前記特殊コンクリート床版に内挿されるように、前記特殊コンクリートを前記既設コンクリート舗装の残部側に移動して設置し、
前記既設コンクリート舗装の残部と前記特殊コンクリート床版の間の目地処理をおこない、
前記特殊コンクリート床版の開放端面側より、前記新設緊張材を緊張して定着し、新たにプレストレスを導入する
既設コンクリート舗装の補修方法。
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JP2019045751A JP7332308B2 (ja) | 2019-03-13 | 2019-03-13 | 既設コンクリート舗装の補修方法およびコンクリート床版 |
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Cited By (1)
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CN117867938A (zh) * | 2024-03-13 | 2024-04-12 | 安徽省交通规划设计研究总院股份有限公司 | 一种图像处理透水混凝土施工稳定性控制方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001214694A (ja) * | 1999-11-24 | 2001-08-10 | Tadaaki Tanabe | コッター式継手装置 |
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2019
- 2019-03-13 JP JP2019045751A patent/JP7332308B2/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001214694A (ja) * | 1999-11-24 | 2001-08-10 | Tadaaki Tanabe | コッター式継手装置 |
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CN117867938A (zh) * | 2024-03-13 | 2024-04-12 | 安徽省交通规划设计研究总院股份有限公司 | 一种图像处理透水混凝土施工稳定性控制方法 |
CN117867938B (zh) * | 2024-03-13 | 2024-05-28 | 安徽省交通规划设计研究总院股份有限公司 | 一种图像处理透水混凝土施工稳定性控制方法 |
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JP7332308B2 (ja) | 2023-08-23 |
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