JP2020147236A - 駆動装置、ヘッドアップディスプレイ装置及び可動部材の原点位置の検出方法 - Google Patents

駆動装置、ヘッドアップディスプレイ装置及び可動部材の原点位置の検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】原点位置検出スイッチを用いずに可動部材の原点位置を把握できる駆動装置を提供すること。【解決手段】本発明の駆動装置1は、雌ネジ部3を有する可動部材5と、雄ネジ部7を有し、雄ネジ部7に雌ネジ部3が取り付けられ、回転することで可動部材5を軸方向Yに移動させるリードスクリュー9と、を備え、リードスクリュー9は、ネジが形成されていないシャフト部11を有し、可動部材5の雌ネジ部3は、リードスクリュー9の雄ネジ部7からシャフト部11に切り替わる位置でネジの噛み合いが外れ、可動部材5に対して噛み合いが外れた状態から噛み合い状態に復帰させる方向に外力を及ぼす外力部13を備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、駆動部の駆動力によって可動部材を移動させる駆動装置、当該駆動装置を備えるヘッドアップディスプレイ装置及び前記駆動装置を使用する場合に実行される可動部材の原点位置の検出方法に関するものである。
従来、表示装置からの表示光を反射部材(凹面鏡)によって反射させて車両のフロントガラスに投影し、投影された表示像(虚像)を車両の運転者に視認させるヘッドアップディスプレイ装置が知られている。このようなヘッドアップディスプレイ装置では、一般に、反射部材による表示光の反射角度を調整するため、凹面鏡を保持するミラーホルダを所定の回転軸を中心として回動させる駆動装置が用いられている。
特許文献1及び特許文献2には、ミラーホルダから回転軸の径方向外側に向けて部分的に突出する突出片に駆動力を伝達することで、ミラーホルダを回動させる駆動装置が記載されている。この駆動装置は、ステッピングモータと、ステッピングモータによって回転駆動されるリードスクリュー(送りねじ)と、リードスクリューと平行に配置されたガイドシャフトと、リードスクリュー及びガイドシャフトを支持するフレームと、リードスクリューに螺合するナットを備え、ガイドシャフトが貫通するガイド孔が形成されたスライダであって、リードスクリューの回転に伴ってリードスクリューの軸線方向に沿って往復移動するスライダ(可動部材)とを有し、可動部材が、被支持部材であるミラーホルダの突出片を支持する支持部を備えている。こうして、ミラーホルダの突出片を支持する可動部材が往復移動することで、ミラーホルダを回動させることができる。
前記可動部材の移動を制御するために前記可動部材の原点位置を把握することが必要である。従来は、原点位置検出スイッチを前記モータ側に設けて、前記可動部材が移動して前記原点位置検出スイッチをONすることで、その限定位置を把握している。
特開2015−102700号公報 特開2016−109974号公報
前記可動部材の原点位置を把握するために前記原点位置検出スイッチを備える従来の構造は、部品点数が多く且つ高コストになる問題がある。
本発明の目的は、原点位置検出スイッチを用いずに可動部材の原点位置を把握することができるようにすることにある。
上記課題を達成するため、本発明に係る駆動装置は、雌ネジ部を有する可動部材と、雄ネジ部を有し、該雄ネジ部に前記雌ネジ部が取り付けられ、回転することで前記可動部材を軸方向に移動させるリードスクリューと、を備え、前記リードスクリューは、ネジが形成されていないシャフト部を有し、前記可動部材の前記雌ネジ部は、前記リードスクリューの前記雄ネジ部から前記シャフト部に切り替わる位置でネジの噛み合いが外れ、前記可動部材に対して前記噛み合いが外れた状態から噛み合い状態に復帰させる方向に外力を及ぼす外力部、を備える、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記可動部材の前記雌ネジ部は、前記リードスクリューの前記雄ネジ部から前記シャフト部に切り替わる位置でネジの噛み合いが外れる。これにより、この切り替わる位置を可動部材の原点位置として利用することが可能になる。そして、前記可動部材に対して前記噛み合いが外れた状態から噛み合い状態に復帰させる方向に外力を及ぼす外力部、を備えるので、前記噛み合いが外れた状態から噛み合い状態に容易に復帰させることができる。
よって、原点位置検出スイッチを用いずに可動部材の原点位置を把握することができ、部品点数の削減及び低コスト化を実現することができる。
また本発明は、上記駆動装置において、前記リードスクリューは、前記シャフト部の太さが前記雄ネジ部より小であるのが好ましい。
本態様において、前記リードスクリューは、前記シャフト部の太さが前記雄ねじ部より小であるので、構造簡単であり、製造容易であり、以って低コスト化を実現することができる。
また本発明は、上記駆動装置において、前記リードスクリューを回転可能に支持するフレームを備え、前記フレームは、前記リードスクリューに沿う本体部と、前記本体部の一端に位置して前記シャフト部の先端を回転可能に支持するシャフト支持部と、前記本体部の他端に位置して前記リードスクリューを回転させるモータが取り付けられるモータ取付け部と、を備えるのが好ましい。
本態様において、上記フレームを用いることで、リードスクリューやモータの組付けを容易に行うことができる。
また本発明は、上記駆動装置において、前記フレームには、前記リードスクリューと平行に配置されたガイド軸が取り付けられ、前記ガイド軸は、前記可動部材の前記軸方向における移動を案内するのが好ましい。
本態様において、前記フレームには、前記リードスクリューと平行に配置されたガイド軸が取り付けられ、前記ガイド軸は、前記可動部材の前記軸方向における移動を案内する。これにより、可動部材の移動を安定性良く行うことができる。
また本発明は、上記駆動装置において、前記外力部は弾性部材であり、前記弾性部材は前記フレームと前記可動部材との間に設けられていることが好ましい。
本態様において、前記外力部は弾性部材であり、前記弾性部材は前記フレームと前記可動部材との間に設けられているので、構造簡単にして上記駆動装置を実現することができる。
また本発明は、上記駆動装置において、前記弾性部材は前記ガイド軸に設けられている、ことが好ましい。
本態様において、前記弾性部材は前記ガイド軸に設けられているので、構造簡単にして上記駆動装置を実現することができる。
また本発明は、上記駆動装置において、前記弾性部材は圧縮バネであり、前記圧縮バネは、前記シャフト支持部と前記可動部材との間に配置され、前記雄ネジ部から前記シャフト部に切り替わる位置は、前記圧縮バネの圧縮高さより他方側にあることが好ましい。
ここで、「圧縮バネの圧縮高さより他方側」とは、圧縮バネの縮限界である圧縮高さにまで縮んでいない位置にあることを意味する。
本態様において、前記雄ネジ部から前記シャフト部に切り替わる位置は、前記圧縮バネの圧縮高さより他方側にあるので、圧縮バネを外力部として、その機能を確実に発揮させることができる。
また本発明は、上記駆動装置において、前記弾性部材はコイルスプリングであることが好ましい。
本態様において、前記弾性部材はコイルスプリングであるので、組付けが容易であり、低コスト化を実現できる。
また本発明は、上記駆動装置において、前記モータはステッピングモータであることが好ましい。
本態様において、前記モータはステッピングモータであるので、前記可動部材の移動の制御が行い易い。
また本発明は、表示すべき情報を発光表示する液晶表示器と、回転軸を中心として揺動可能であり、前記発光表示された情報を反射して被投影対象に投影する反射器と、前記反射器に形成された突出片が前記可動部材に保持され、当該可動部材を前記リードスクリューの軸線方向に沿って移動させることにより、前記反射器を揺動させて前記情報の投影方向を調整する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載された駆動装置と、を備える、ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置である。
本態様によれば、上述した各態様のいずれか一の態様と同様の作用効果を得ることができる。
また、本発明の可動部材の原点位置の検出方法は、前記請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載された駆動装置を使用する場合に実行される可動部材の原点位置の検出方法であって、前記可動部材の雌ネジ部が、前記リードスクリューの雄ネジ部との噛み合いが外れたタイミングを検出して原点位置に設定することを特徴とする。
本態様によれば、例えば往路方向を移動している可動部が往路端に達して復路方向に移動方向を切り替えるときの可動部材の原点位置の検出を、原点位置検出スイッチを用いることなく、少ない部品点数で安価に実現できるようになる。
本発明によれば、原点位置検出スイッチを用いずに可動部材の原点位置を把握することができる駆動装置を得ることができる。
第1実施形態に係る駆動装置が搭載された表示装置を有するヘッドアップディスプレイ装置の概要を示す説明図。 第1実施形態に係る駆動装置が搭載された表示装置を示す側断面図。 第1実施形態に係る駆動装置を示す斜視図。 第1実施形態に係る駆動装置を示す図で、可動部材が往路方向に移動している状態を表す側断面図。 第1実施形態に係る駆動装置を示す図で、可動部材が原点位置に到達した状態を表す側断面図。 第1実施形態に係る駆動装置を示す図で、可動部材が往路方向に移動している状態を表す側断面図。 第1実施形態に係る駆動装置を示す図で、可動部材が原点位置に到達した状態のリードスクリューの雄ネジ部と可動部材の雌ネジ部との位置関係を拡大して表す側断面図。 第2実施形態に係る駆動装置を示す図で、可動部材が原点位置に到達した状態を表す側断面図。 第3実施形態に係る駆動装置を示す図で、可動部材が原点位置に到達した状態を表す側断面図。
以下、図1〜図7に表す第1実施形態と、図8に表す第2実施形態と、図9に表す第3実施形態と、の三つの実施形態を例にとって、本発明の駆動装置、ヘッドアップディスプレイ装置及び可動部材の原点位置の検出方法について詳細に説明する。
尚、以下の説明では最初に図1〜図3に基づいて本発明の第1実施形態に係る駆動装置が搭載された表示装置を有するヘッドアップディスプレイ装置の概要について説明する。次に、図1〜図3に基づいて本発明の第1実施形態に係る駆動装置が搭載された表示装置の構成について説明する。
次に、図3〜図7に基づいて、本発明の第1実施形態に係る駆動装置の具体的構成について説明する。続いて、該駆動装置を使用する場合に実行される本発明の可動部材の原点位置を検出する方法の内容を、図4〜図7に基づいて、可動部材の動作に合わせて説明すると共に、本発明の第1実施形態に係る駆動装置の作用、効果に言及する。
次に、図8に基づいて本発明の第2実施形態に係る駆動装置の構成を、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、その作用、効果に言及する。更に、図9に基づいて本発明の第3実施形態に係る駆動装置の構成を、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、その作用、効果に言及する。
最後に、これら三つの実施形態とは部分的構成を異にする本発明の他の実施形態について簡単に説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る駆動装置1は、雌ネジ部3を有する可動部材5と、雄ネジ部7を有し、雄ネジ部7に雌ネジ部3が螺合状態で取り付けられ、雄ネジ部7が回転することで可動部材5を軸方向Yに移動させるリードスクリュー9と、を備えている。
また、リードスクリュー9は、雄ネジ7の軸線上にネジが形成されていないシャフト部11を有している。また、駆動装置1には、可動部材5の雌ネジ部3がリードスクリュー9の雄ネジ部7に噛み合う方向に外力を及ぼす外力部13を備えている。
そして、可動部材5の雌ネジ部3は、リードスクリュー9の雄ネジ部7からシャフト部11に切り替わる位置でネジの噛み合いが外れ、当該噛み合いが外れた状態から噛み合い状態に復帰させる方向に外力部13が可動部材5に外力を及ぼすように構成されている。
また、本発明の第1の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置12は、表示すべき情報を発光表示する液晶表示器24と、揺動軸Oを中心として揺動可能であり、前記発光表示された情報を反射して被投影対象に投影する反射器28と、反射器28に形成された突出片44aが可動部材5によって保持され、可動部材5をリードスクリュー9の軸線方向Yに沿って移動させることにより、反射器28を揺動させて前記情報の投影方向を調整する駆動装置1と、を備えている。
(1)ヘッドアップディスプレイ装置の概要(図1〜図3参照)
図1に示すヘッドアップディスプレイ装置12は、車両14のインストルメントパネル16の内部に表示装置18を有している。表示装置18が投射する表示光Lを投影部材であるフロントガラス20に当てて車両14の運転者22の方向に反射させ、虚像(表示像)Vの表示を行うようになっている。換言すると、ヘッドアップディスプレイ装置12は、表示装置18の後述する液晶表示器24から発せられる表示光Lをフロントガラス20に照射(投影)し、この照射によって得られた虚像Vを運転者22に視認させる装置である。これにより、運転者22は、虚像Vを風景と重畳させて観察することができるようになっている。
(2)表示装置の構成(図1〜図3参照)
図2に示す表示装置18は、ハウジング30の内部に液晶表示器24と、一例として揺動しない第1の反射器26と、揺動する第2の反射器(前述した「反射器」)28と、を備えることによって構成されている。
液晶表示器24は、光源32と液晶表示素子(表示素子)34とを備えてことによって構成されている。このうち光源32は、配線基板Rに実装されている発光ダイオードによって構成されている。一方、液晶表示素子34は、光源32からの照射光を透過して表示光Lを形成する薄膜トランジスタ(TFT)型の表示素子であって、光源32の前方(図2中真上)に設けられている。
そして、液晶表示素子34は、図示しない素子駆動回路からの駆動信号に基づいて、背後(図2中真下)に配置された光源32から発せられる光により、表示すべき情報(例えば、車両14の速度やエンジン回転数)を数値表示等により発光表示する。
尚、表示すべき情報は、車両14の速度やエンジン回転数に限られない。また、表示形態としても数値表示に限らず、グラフ表示等、あらゆる表示形態を採用することが可能である。
また、液晶表示器24は、可視波長域の光からなる表示光Lを出力するものであり、一例として赤色光(主に発光波長域610〜640nm)を発する光源32を利用したものが使用可能である。
第1の反射器26は、コールドミラー36と、コールドミラー36をハウジング30内に固定するための取付け部材38と、を備えている。このうち、コールドミラー36は、液晶表示素子34の表示光Lの出射側の面と対向し、表示光Lの光軸が交わるような位置と向きによって固定保持されている。そして、コールドミラー36は、液晶表示器24から発せられた表示光Lを第2の反射器28の凹面鏡400に向けて反射する役割を有している。
コールドミラー36は、ほぼ矩形状のガラス基板36aと、ガラス基板36aの表面(第2の反射器28の凹面鏡40と対向する面)に蒸着等によって形成される第1の反射層36bと、を備えることによって構成されている。
そして、第1の反射層36bは、膜厚の異なる多層の干渉膜によって構成されている。一方、取付け部材38は、例えば黒色の合成樹脂材料によって構成されており、ハウジング30に対して固定された状態で取り付けられている。
また、コールドミラー36は、液晶表示器24の発光波長域を含む、450〜750nmの可視波長域の光を高い反射率で反射するものが適用され、可視波長域以外の光、特に赤外波長域の光(赤外線或いは太陽光の熱線)を例えば15%以下の低い反射率で反射するものが適用される。
尚、第1の反射層36bで反射されない光は、コールドミラー36を透過するようになっている。また、本実施形態ではコールドミラー36は、液晶表示器24と同様に、ハウジング30の後述する透光性カバー42から直接見えない位置に配置されており、太陽光等の外部からの光(外光)が直接、当たらないようになっている。
第2の反射器28は、凹面鏡40と、凹面鏡40を保持するミラーホルダ44とを備えることによって構成されている。凹面鏡40は、一例としてポリカーボネイトによって形成される樹脂基板の凹面に蒸着された第2の反射層40aを有している。凹面鏡40は、液晶表示素子34から出射されコールドミラー36によって反射された表示光Lを拡大すると共に、ハウジング30の透光性カバー42を通じてフロントガラス20に向けて表示光Lを反射する役割を有している。
そして、凹面鏡40は、第2の反射層40aがコールドミラー36と、ハウジング30の透光性カバー42と、に対向するように配置されている。更に、凹面鏡40は、透光性カバー42から見える位置に配置されている。
ミラーホルダ44は、一例として合材樹脂材料によって形成されており、ハウジング30側に設けられた図示しない軸受部によって軸支された、表示光Lの光軸と直交する方向(図2中の紙面の前後方向)に延びる揺動軸Oを有している。これにより、ミラーホルダ44と、ミラーホルダ44によって保持された凹面鏡40は、揺動軸Oを中心として揺動可能であり、ミラーホルダ44の角度位置を変えて表示光Lの投射方向を調整できるように構成されている。
そして、このミラーホルダ44には、揺動軸Oの径方向外側に向けて部分的に突出する棒状の突出片44aが一体に形成されており、この突出片44aが後述する駆動装置1からの駆動力を受けて移動することによって、ミラーホルダ44を揺動させることができるように構成されている。
ハウジング30は、一例としてアルミダイキャスト製で、上面が開放された容器状の下側ケース体48の開放された上面を、蓋状の上側ケース体46を被せることによって閉塞した構成を有している。そして、上側ケース体46と下側ケース体48の内部空間50に対して、液晶表示器24と、第1の反射器26と、第2の反射器28と、駆動装置1と、が収納されている。
また、上側ケース体46には、第2の反射器28における凹面鏡40と対向する位置に開口部46aが形成されており、この開口部46aを塞ぐように透光性カバー42が配置されている。
そして、透光性カバー42は、例えばアクリル樹脂等の透光性に優れた合成樹脂材料によって形成されており、凹面鏡40で反射された表示光Lが透過(通過)する光透過性部材としての機能を有している。これにより、凹面鏡40によって反射された表示光Lは、ハウジング30の上側ケース体46に設けられた透光性カバー42を通じてフロントガラス20に投影され、これにより虚像Vの表示が視認できるように構成されている。
(3)駆動装置の具体的構成(図3〜図7参照)
駆動装置1は、雌ネジ部3を有する可動部材5と、雄ネジ部7とシャフト部11を有するリードスクリュー9と、可動部材5を雌ネジ部3が雄ネジ部7に噛み合う方向に外力を及ぼす外力部13と、を備えている。
また、本実施形態に係る駆動装置1Aは、前記構成に加えて、可動部材5の移動を案内するガイド軸51と、リードスクリュー9とガイド軸51を平行に支持するフレーム53と、リードスクリュー9を回転駆動するモータ55と、が備えている。
このうち、可動部材5は、ミラーホルダ44の突出片44aと接続される一例として二枚の挟持片57L、57Rと、この二枚の挟持片57L、57Rにおける下部のスライド部58の中央に形成される雌ネジ部3と、この雌ネジ部3の下方に形成される、ガイド軸51と嵌合するガイド孔59と、スライド部58の下部に設けられ、後述するフレーム53の本体部61の上面61aと接触する接触部65と、を備えることによって構成されている。
二枚の挟持片57L、57Rは、ブロック状のスライド部58の上方に垂直に立ち上げられた板状の部材で、突出片44aを挟持するための間隙を軸方向Yに隔てて対向配置されている。
スライド部58には、軸方向Yに貫通する二つの貫通孔67、59が形成されている。上方の貫通孔67は、リードスクリュー9を往路方向+Yと復路方向−Yとに移動可能に受け入れると共に、下方のガイド孔59より口径の大きな嵌合孔67になっている。一方、下方の貫通孔59は、ガイド軸51を受け入れると共に、口径が嵌合孔67より小さなガイド孔59になっている。また、嵌合孔67の軸方向Yの中央部に雌ネジ部3が形成されていて、嵌合孔67の他の部位よりも小径に形成されている(図4)。
リードスクリュー9は、軸方向Yに延びる棒状の部材で、その中間部に雌ネジ部3と螺合する雄ネジ部7が形成されている。本実施形態では、雄ネジ部7の左右の部位において、その両端にかけてシャフト部11L、11Rが形成されている。また、雄ネジ部7と左右のシャフト部11L、11Rの境界には、ネジ山の高さが徐々に低くなってシャフト部11L、11Rの径と一致する、図中、テーパ軸状に図示されているネジ移行部10L、10Rが形成されている。
これに伴って、リードスクリュー9の左右のシャフト部11L、11Rの太さは、中間部の雄ネジ部7の太さよりも小、即ち細くなっている。また、リードスクリュー9の雄ネジ部7の長さは、従来の雄ネジ部の長さよりも短く形成されていて、ネジ移行部10の存する位置で雄ネジ部7と雌ネジ部3の噛み合いが外れるように構成されている。そして、当該噛み合いが外れる噛合い解除点P1の位置を原点位置Q1として位置決めを行うように構成されている。
尚、シャフト部11L、11Rとネジ移行部10L、10Rは、どちらか一方の対だけ設ける構造でもよい。
ガイド軸51は、リードスクリュー9の下方の位置に、平行に配置され棒状の部材で、可動部材5の軸方向Yにおける移動を案内している。
また、リードスクリュー9とガイド軸51は、軸方向Yに長い金属製の矩形平板材料の両端を上方に垂直に折り曲げることによって形成されるフレーム53によって水平に支持されている。フレーム53は、リードスクリュー9とガイド軸51に沿うように水平に設けられる本体部61と、この本体部61の一端に位置して上方に垂直に立ち上げられているシャフト支持部62と、本体部61の他端に位置して同じく上方に垂直に立ち上げられているモータ取付け部63と、を備えている。
そして、対向して配置されるシャフト支持部62とモータ取付け部63の対応する位置には、リードスクリュー9の左右のシャフト部11L、11Rの先端を回転可能に支持する軸受69L、69Rと、ガイド軸51の左右両端を固定状態で支持する支持孔71L、71Rと、が形成されている。
また、リードスクリュー9のモータ取付け部63側の端部には、リードスクリュー9を回転駆動するためのモータ55の図示しない出力軸が接続されていて、リードスクリュー9は正転方向と逆転方向とに回転できるように構成されている。尚、モータ55としては回転角度を細かく制御できるステッピングモータが一例として使用されている。
外力部13は、本実施形態ではフレーム53のシャフト支持部62と可動部材5との間に設けられる弾性部材によって構成されており、ここでは弾性部材としてガイド軸51に外嵌する圧縮コイルスプリング73が一例として使用されている。
また、シャフト支持部62側の雄ネジ部7からシャフト部11に切り替わる位置に設けられるネジ移行部10Lにおける雄ネジ部7と雌ネジ部3との噛み合いが外れる噛合い解除点P1(図5)と、シャフト支持部62の内面との間の間隔T1は、当該部位に縮設される圧縮コイルスプリング73の適正な圧縮力が発揮される最大圧縮時のバネ高さである圧縮高さSよりも大きくなるように設定されている。
これにより、圧縮コイルスプリング73が圧縮高さSまでシャフト支持部62側に圧縮されたとき、噛合い解除点P1は、圧縮コイルスプリング73のモータ取付け部63側の端面よりも他方側(モータ取付け部63側)に位置することになる。
また、外力部13として使用した圧縮コイルスプリング73は、例えば往路方向+Yに移動していた雌ネジ部3が雄ネジ部7との噛み合いが外れ、その後に噛み合いを再開して復路方向−Yに移動できるようにする機能に加えて、雌ネジ部3と雄ネジ部7との移動切換え時等に生ずる可動部材5のガタを取り除く機能を有している。
以下、駆動装置1Aの可動部材5が往路方向+Yに移動している場合と、可動部材5が原点位置Q1に到達した場合と、可動部材5が復路方向−Yに移動している場合とに分けて、本実施形態の駆動装置1Aの動作と合わせて本発明の可動部材の原点位置の検出方法の内容を具体的に説明する。
(A)可動部材が往路方向に移動している場合(図4参照)
可動部材5が往路方向+Yに移動している場合は、図4に示すように可動部材5のスライド部58に設けられている雌ネジ部3がリードスクリュー9の雄ネジ部7と螺合した状態になっていて、雄ネジ部7の例えば正転方向の回転が雌ネジ部3に伝わっている状態になっている。
尚、この状態では圧縮コイルスプリング73のバネ高さは、前記圧縮高さSよりも大きな負荷の掛かっていない自由高さFになっている。また、往路方向+Yを移動する可動部材5の姿勢は、ガイド孔59に内嵌するガイド軸51と、フレーム53の本体部61の上面61aに摺接する接触部65と、によって安定した一定の姿勢に保たれている。
(B)可動部材が原点位置に到達した場合(図5及び図7参照)
可動部材5の雌ネジ部3が、リードスクリュー9の雄ネジ部7のシャフト支持部62側の終端に達すると、雌ネジ部3と雄ネジ部7との噛み合いが外れて、リードスクリュー9の回転が雌ネジ部3に伝わらないため可動部材5の往路方向+Yへの移動は停止される。
この場合、外力部13である圧縮コイルスプリング73がなければ可動部材5の位置がリードスクリュー9の回転に伴って生ずる振動等によって微動して変化するため、その位置を原点位置Q1に設定することはできない。
本実施形態では、外力部13として圧縮コイルスプリング73が設けられているため、前記噛合い解除点P1に達した可動部材5に対して可動部材5をモータ取付け部63側に、押し戻す付勢力を作用させている。
従って、可動部材5は噛合い解除点P1にそのまま位置しており、その位置を原点位置Q1に設定することが可能になっている。また、このような圧縮コイルスプリング73の付勢力によって、次に述べる可動部材5の復路方向−Yへの移動に、円滑に切り換えることができ、雌ネジ部3が雄ネジ部7と噛み合っていないことによって生ずる可動部材5のガタも取り除くことができるように構成されている。
(C)可動部材が復路方向に移動している場合(図6参照)
可動部材5が原点位置Q1に位置している状態でモータ55の回転を例えば正転方向から逆転方向に切り換えると、可動部材5の雌ネジ部3は再びリードスクリュー9の雄ネジ部7と螺合した状態に復帰する。これによりリードスクリュー9の回転が雌ネジ部3に伝わって可動部材5を復路方向−Yに移動させることが可能になる。
尚、この状態では圧縮コイルスプリング73のバネ高さは、圧縮高さSから自由高さFに移行している。そして、復路方向−Yを移動する可動部材5の姿勢は、前記往路方向+Yに移動する場合と同様、ガイド孔59に内嵌するガイド軸51と、フレーム53の本体部61の上面61aに摺接する接触部65と、の作用によって安定した一定の姿勢に保たれている。
そして、このようにして構成される本実施形態に係る駆動装置1Aと、該駆動装置1Aを備えたヘッドアップディスプレイ装置12と、前記駆動装置1Aを使用することによって実行される可動部材の原点位置の検出方法によれば、従来、可動部材5の原点位置Qの検出に使用されていたリミットスイッチ等が不要になるから、部品点数がその分少なくて済む、構造が簡単で計量、コンパクトな駆動装置を従来よりも低コストで製造できるようになる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る駆動装置1Bは、外力部13を設ける部位をガイド軸51からリードスクリュー9に変更した実施形態である。従って、その他の構成については第1実施形態に係る駆動装置1Aと同様であるので、ここでは、第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、第1実施形態と異なる外力部13を設ける部位を中心に説明する。
即ち、本実施形態では、外力部13としては、第1実施形態と同じ圧縮コイルスプリング73が使用されており、圧縮コイルスプリング73は、リードスクリュー9に外嵌した状態でシャフト支持部62の内面と、これと対向する可動部材5のスライド部58の端面との間に設けられている。
また、本実施形態では、嵌合孔67が大径に形成されているので、嵌合孔67内に圧縮コイルスプリング73が入り込まないようにバネ座として機能するワッシャー75を圧縮コイルスプリング73と、可動部材5のスライド部58と、の間に一例として介在させている。
そして、このようにして構成される本実施形態に係る駆動装置1Bによっても、第1実施形態に係る駆動装置1Aと同様の作用、効果を発揮して、部品点数が少なく、構造が簡単で軽量、コンパクトな駆動装置1を従来よりも低コストで製造できる。
また、本実施形態に係る駆動装置1Bを、第1実施形態に係る駆動装置1Aに差し替えてヘッドアップディスプレイ装置12に適用することも可能であり、本実施形態に係る駆動装置1Bを使用した場合でも、本発明の可動部材の原点位置の検出方法をそのまま実施することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係る駆動装置1Cは、外力部13を設ける位置をガイド軸51のシャフト支持部62側からモータ取付け部63側に変更した実施形態である。従って、その他の構成については第1実施形態に係る駆動装置1Aと同様であるので、ここでは第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、第1実施形態と異なる外力部13を設ける位置を中心に説明する。
即ち、本実施形態では、外力部13としては、第1実施形態と同じ圧縮コイルスプリング73が使用されており、圧縮コイルスプリング73は、モータ取付け部63側のガイド軸51に外嵌され、モータ取付け部63の内面と、これと対向する可動部材5のスライド部58の端面との間に設けられている。
そして、本実施形態の場合には、可動部材5が復路方向−Yに移動してリードスクリュー9の雄ネジ部7から可動部材5の雌ネジ部3の噛み合いが外れる噛合い解除点P2がモータ取付け部63側のネジ移行部10Rに移動しており、この噛合い解除点P2が原点位置Q2となる。
また、可動部材5のスライド部58の端面と、モータ取付け部63の内面との間の間隔T2が、圧縮コイルスプリング73の圧縮高さSよりも大きくなるように設定されていて、圧縮コイルスプリング73が圧縮高さSまでモータ取付け部63側に圧縮されたとき、前記噛合い解除点P2が圧縮コイルスプリング73のシャフト支持部62側の端面よりも一方側(シャウト支持部62側)に位置するように構成されている。
そして、本実施形態では、原点位置Q2が、復路方向−Yに移動している可動部材5が復路端に達して、移動方向を往路方向+Yに切り換える際の位置を決める原点位置になっている。
そして、このようにして構成される本実施形態に係る駆動装置1Cによっても、第1実施形態に係る駆動装置1Aと同様の作用、効果を発揮して、部品点数が少なく、構造が簡単で、軽量、コンパクトな駆動装置を従来よりも低コストで製造できるようになる。
また、本実施形態に係る駆動装置1Cを、た第1実施形態に係る駆動装置1Aに差し替えてヘッドアップディスプレイ装置12に適用することも可能であり、本実施形態に係る駆動装置1Cを使用した場合でも、可動部材の原点位置の検出方法を復路方向−Yから往路方向+Yへの可動部材5の移動に置き替えて実施することが可能である。
[他の実施形態]
本発明に係る駆動装置1は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内での部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
例えば、本発明の駆動装置1は、ヘッドアップディスプレイ装置12に限らず、モータ55の回転を所定ストロークの直線運動に変換する機構を必要とする種々の装置に適用することが可能である。また、外力部13は、駆動装置1のハウジング30内に設けられる駆動装置1専用の構成とする他、駆動装置1のハウジング30外に設けられていて、駆動装置1と接続することによって可動部材5に外力を及ぼすような構成のものであってもよい。
例えば、可動部材5の二枚の挟持片57L、57Rによって保持されているミラーホルダ44の突出片44aが、揺動軸Oを中心にして揺動するときの重心位置の移動等を利用して、雌ネジ部3が雄ネジ部7に噛み合う方向にベクトル成分を有するように外力を及ぼしている場合には、その外力を利用して外力部13を構成することも可能である。
また、駆動装置1のハウジング30内に設けられる外力部13としても、圧縮コイルスプリング73に限らず、引張りコイルスプリングや捩りコイルバネ、板バネ等の機械的な弾性部材の他、エアダンパ等を使用した流体的な弾性部材やマグネット等の反発力を利用した磁気的な弾性部材を使用することも可能である。
また、第1実施形態で述べた可動部材5とシャフト支持部62との間に設けた圧縮コイルスプリング73と、第3実施形態で述べた可動部材5とモータ取付け部63との間に設けた圧縮コイルスプリング73を両方設けた構成の駆動装置1にすることも可能であるし、これら二つの圧縮コイルスプリング73、73を前記第2実施形態のようにリードスクリュー9に対して適用することも可能である。
1…駆動装置、3…雌ネジ部、5…可動部材、7…雄ネジ部、9…リードスクリュー、
10…ネジ移行部、11…シャフト部、12…ヘッドアップディスプレイ装置、
13…外力部、14…車両、16…インストルメントパネル、18…表示装置、
20…フロントガラス、22…運転者、24…液晶表示器、26…第1の反射器、
28…第2の反射器(反射器)、30…ハウジング、32…光源、
34…液晶表示素子(表示素子)、36…コールドミラー、36a…ガラス基板、
36b…第1の反射層、38…取付け部材、40…凹面鏡、40a…第2の反射層、
42…透光性カバー、44…ミラーホルダ、44a…突出片、46…上側ケース体、
46a…開口部、48…下側ケース体、50…内部空間、51…ガイド軸、
53…フレーム、 55…モータ、57…挟持片、58…スライド部、
59…ガイド孔、61…本体部、61a…上面、62…シャフト支持部、
63…モータ取付け部、65…接触部、67…嵌合孔、69…軸受、
71…支持孔、73…圧縮コイルスプリング、75…ワッシャー、
O…揺動軸、L…表示光、Y…軸方向(軸線方向)、+Y…往路方向、
−Y…復路方向、V…虚像(表示像)、R…配線基板、P…噛合い解除点、
T…間隔、S…圧縮高さ、Q…原点位置、F…自由高さ

Claims (11)

  1. 雌ネジ部を有する可動部材と、
    雄ネジ部を有し、該雄ネジ部に前記雌ネジ部が取り付けられ、回転することで前記可動部材を軸方向に移動させるリードスクリューと、を備え、
    前記リードスクリューは、ネジが形成されていないシャフト部を有し、
    前記可動部材の前記雌ネジ部は、前記リードスクリューの前記雄ネジ部から前記シャフト部に切り替わる位置でネジの噛み合いが外れ、
    前記可動部材に対して前記噛み合いが外れた状態から噛み合い状態に復帰させる方向に外力を及ぼす外力部、を備える、
    ことを特徴とする駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置において、
    前記リードスクリューは、前記シャフト部の太さが前記雄ネジ部より小である、
    ことを特徴とする駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の駆動装置において、
    前記リードスクリューを回転可能に支持するフレームを備え、
    前記フレームは、
    前記リードスクリューに沿う本体部と、
    前記本体部の一端に位置して前記シャフト部の先端を回転可能に支持するシャフト支持部と、
    前記本体部の他端に位置して前記リードスクリューを回転させるモータが取り付けられるモータ取付け部と、を備える、
    ことを特徴とする駆動装置。
  4. 請求項3に記載の駆動装置において、
    前記フレームには、前記リードスクリューと平行に配置されたガイド軸が取り付けられ、
    前記ガイド軸は、前記可動部材の前記軸方向における移動を案内する、
    ことを特徴とする駆動装置。
  5. 請求項3又は4に記載の駆動装置において、
    前記外力部は弾性部材であり、
    前記弾性部材は前記フレームと前記可動部材との間に設けられている、
    ことを特徴とする駆動装置。
  6. 請求項5に記載の駆動装置において、
    前記弾性部材は前記ガイド軸に設けられている、
    ことを特徴とする駆動装置。
  7. 請求項5又は6に記載の駆動装置において、
    前記弾性部材は圧縮バネであり、
    前記圧縮バネは、前記シャフト支持部と前記可動部材との間に配置され、
    前記雄ネジ部から前記シャフト部に切り替わる位置は、前記圧縮バネの圧縮高さより他方側にある、ことを特徴とする駆動装置。
  8. 請求項7に記載の駆動装置において、
    前記弾性部材はコイルスプリングである、
    ことを特徴とする駆動装置。
  9. 請求項3から請求項7のいずれか一項に記載の駆動装置において、
    前記モータはステッピングモータである、
    ことを特徴とする駆動装置。
  10. 表示すべき情報を発光表示する液晶表示器と、
    回転軸を中心として揺動可能であり、前記発光表示された情報を反射して被投影対象に投影する反射器と、
    前記反射器に形成された突出片が前記可動部材に保持され、当該可動部材を前記リードスクリューの軸線方向に沿って移動させることにより、前記反射器を揺動させて前記情報の投影方向を調整する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載された駆動装置と、
    を備える、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  11. 前記請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載された駆動装置を使用する場合に実行される可動部材の原点位置の検出方法であって、
    前記可動部材の雌ネジ部が、前記リードスクリューの雄ネジ部との噛み合いが外れたタイミングを検出して原点位置に設定することを特徴とする可動部材原点位置の検出方法。
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