JP2020147193A - 車両用加飾部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属メッキ部品に隣接して配置される所定色のカラー金属加飾部品が、従来の金属メッキを用いる方法とは別の低コストな方法で実現された車両用加飾部品を提供する。【解決手段】 車両用加飾部品1は、金属メッキされた第一外装部品2と、金属光沢を有する着色面3Aを有し、当該着色面3Aが第一外装部品2の金属メッキ面2Aに隣接して配置される第二外装部品3と、を備える。着色面3Aは、コーティングにより着色されたアルミニウムフレークを含む塗料によって金属メッキ面2Aとは異なる色に着色される。これにより、着色面3Aは、金属メッキ調の金属光沢面となる。【選択図】図1
Description
本発明は、金属メッキ面との隣接面に、金属メッキ調の金属光沢を有し、かつ所定色を有した着色面が形成される車両用加飾部品に関する。
近年のハイブリッド車両や電気自動車といった、いわゆるエコカーには、ラジエータグリルやドアモール等のように金属メッキ部品に隣接してエコをイメージさせるカラー(ブルーやグリーン等)を有するカラー金属加飾部品が配置されている。このカラー金属加飾部品は、金属メッキ上にカラークリア塗装を行うことで、エコをイメージさせる所定色を備えつつ、金属メッキと同様の金属光沢も備えている。こうしたカラー金属加飾部品においては、図4に示すように、素材3Z上にコストの高い金属メッキ処理により金属メッキ層3Xを形成した上で、さらにその上にプライマー層3Pを形成してカラークリア塗装(3W)を行う等、加飾工程が多いため、不良品が発生した時の損失が非常に大きい。
このため、上述とは異なる手法によるカラー金属加飾部品の製造方法として、周知のアルミニウムフレークを用いる方法を検討した。図5に示すように、素材3Z上に、アルミニウムフレーク3hと青系統の顔料3fを加えた塗料(31)で塗装したところ、金属調ではあるものの金属メッキと同様の金属光沢は得られなかった。また、色も、青系統の顔料がアルミニウムフレークの色の影響を受けて水色に近い色となり、求めていた青色に近づけることができなかった。特許文献1には、図6のように、扁平アルミニウムフレーク3jを有した塗料(32)によって金属メッキに近い金属光沢を得られることが記載されているが、これに青系統の顔料を加えて塗料(33)としたところ、図7のように扁平アルミニウムフレーク3jの配列が乱れて金属メッキに近い金属光沢が得にくくなってしまう。このため、図8のように青系統の顔料を減らした塗料(34)とすると、今度は青系統の色が弱まって水色に近い色になってしまう。
本発明の課題は、金属メッキ部品に隣接して配置される所定色のカラー金属加飾部品が、従来の金属メッキを用いる方法とは別の低コストな方法で実現された車両用加飾部品を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の車両用加飾部品は、
金属メッキされた金属メッキ面を有する第一外装部品と、
金属光沢を有する着色面を有し、当該着色面が前記金属メッキ面に隣接して配置される第二外装部品と、
を備え、前記着色面は、コーティングにより着色されたアルミニウムフレークを含む塗料によって前記金属メッキ面とは異なる色に着色されることにより、金属メッキ調の金属光沢面として形成されていることを特徴とする。
金属メッキされた金属メッキ面を有する第一外装部品と、
金属光沢を有する着色面を有し、当該着色面が前記金属メッキ面に隣接して配置される第二外装部品と、
を備え、前記着色面は、コーティングにより着色されたアルミニウムフレークを含む塗料によって前記金属メッキ面とは異なる色に着色されることにより、金属メッキ調の金属光沢面として形成されていることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、アルミニウムフレームをコーティングしたコーティング層が所定色で着色されていることで、第二外装部品の着色面が、金属メッキに近い金属光沢を有しつつ所定色に着色された面として形成できる。この構成によれば、金属メッキ処理を必要としないため、低コストで済む。また、第二外装部品の着色面は、金属メッキのような表面状態と完全に同じとはならないが、コーティングにより着色されたアルミニウムフレークによって金属メッキに近い金属光沢を得ることができる。また、第二外装部品の着色面は、上述の程度の金属光沢を有していれば、第一外装部品の金属メッキ面と隣接し、かつ着色がされていることによって、通常の金属メッキ面と同様に錯覚され、通常の金属メッキ面との違いを意識されにくい。
上記本発明における前記塗料は、コーティングによる前記アルミニウムフレークの着色と同系色の着色用顔料を含むことができる。前記塗料には、コーティングされたアルミニウムフレークの配列を乱さない程度の顔料を加えることで、金属メッキ調を維持しつつ所定色をより強く見せることができる。
上記本発明における前記塗料は、10μm以下の膜厚となるよう塗装できる。前記塗料を10μm以下の薄さとなるようより薄く塗装することにより、コーティングされたアルミニウムフレークの配列が揃いやすくなり、金属メッキにより近い金属光沢を得やすくなる。
上記本発明における前記第一外装部品は、前記第二外装部品が自身のアクセントとなるよう前記金属メッキ面が前記第二外装部品の前記着色面よりも広面積に形成できる。これにより、意匠の主体が第一外装部品の金属メッキ面となり、第二外装部品がそれを引き立てるだけの目立ちにくいアクセント部品になるから、第二外装部品の着色面は、金属メッキのような表面状態と完全に同じでなくても、通常の金属メッキと同様に錯覚され、通常の金属メッキとの違いを意識されにくい。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
車両用加飾部品1は、図1に示すように、金属メッキされた第一外装部品2と、それに近い金属光沢を有する着色面3Aを有し、当該着色面3Aが第一外装部品2の金属メッキ面2Aに隣接して配置される第二外装部品3と、を備える。ここでの車両用加飾部品1は、ハイブリッド車両や電気自動車といった、いわゆるエコカーに搭載される部品であり、金属メッキ面2Aに隣接してエコをイメージさせる青色の着色面3Aが位置している。なお、ここでの車両用加飾部品1は、フロントグリルを形成する車両用外装部品であるが、本発明の車両用加飾部品は、他の部品でもよく、例えば車両のドアモールや、車両用内装部品などでもよい。また、車両もエコカーである必要は無く、着色面3Aのカラーも青に限るものではない。
第一外装部品2及び第二外装部品3は、ここでは黒色のベース部材4(グリルベース)に対し組み付けられる部品である。第一外装部品2には、素材2Zの所定領域(図1の薄いドット領域)に周知の金属メッキ処理がなされ、無着色の金属メッキ面2Aが形成される。他方、第二外装部品3は、図2に示すように、素材3Zの所定領域(図1の濃いドット領域)が塗料30によって着色され、その上にクリア塗装(3Y)されることにより、着色面3Aが形成される。第一外装部品2は、図1に示すように、金属メッキ面2Aが第二外装部品3の着色面3Aよりも広面積に形成されており、第二外装部品3は、第一外装部品2のアクセントパーツとして配置される。具体的にいえば、第二外装部品3の着色面3Aの面積が、第一外装部品2の金属メッキ面2Aの1/2以下、より望ましくは1/3以下とされることで、第二外装部品3の主張が弱くなり、アクセントパーツとして効果的となる。
第二外装部品3の着色面3Aは、コーティングにより着色されたアルミニウムフレーク3k(以下、着色アルミニウムフレーク3kという)を含む塗料30によって、金属メッキ面2Aとは異なる色に着色される。具体的にいえば、着色面3Aは、有彩色や黒に着色される。これにより、着色面3Aは、金属メッキ調の金属光沢面(金属鏡面)として形成される。ここでの着色面3Aは、青色で、かつ金属メッキ調の金属光沢を有する面(青色の金属鏡面)として形成される。
着色アルミニウムフレーク3kは、ここでは、アルミニウムフレーク3k1に着色顔料3k3を付着させて透光性樹脂3k2でコーティングした周知の金属顔料である。さらにいえば、ここでの着色アルミニウムフレーク3kは、例えばアトマイズ法により製造されたアルミニウム粉末を湿式で磨砕することにより製造されることにより所定値以下の平均厚み(例えば平均厚みが0.08μm以下)で、かつ所定置以下の平均粒子径(D50)(例えば平均粒子径(D50)が30μm以下)にて形成されたアルミニウムフレークと同程度の扁平性を有する。なお、本発明の着色アルミニウムフレーク3k(コーティングにより着色されたアルミニウムフレーク)は、アルミニウムフレークをコーティングを利用して着色したものであればよく、その構造や生成方法については、上述とは異なっていてもよい。
塗料30は、上記の着色アルミニウムフレーク3kを含む。さらにいえば、ここでの塗料30は、着色アルミニウムフレーク3kだけでなく、その着色アルミニウムフレーク3kの着色と同系色の非金属の着色用顔料3fも含んでいる。そして、この塗料30は、第二外装部品3の素材3Zの所定領域に10μm以下の膜厚で塗装される。より薄い膜厚で塗装されることにより、より金属メッキ調の金属光沢を有するようになる。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではない。例えば上記一実施例において一部の構成要件を省略する、さらには他の構成要件を追加する等、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
以下、本発明の他の実施例及び変形例について説明する。なお、上記実施例と共通の機能部や同様の機能部については、同一の符号を付すことにより詳細な説明を省略する。また、上記実施例と下記実施例及び変形例は、技術的な矛盾を生じない範囲において適宜組み合わせて実施できる。
上記実施例では、塗料30として、コーティングにより着色された着色アルミニウムフレーク3kと、それと同系色の顔料3fを含んでいるが、少なくとも上記の着色アルミニウムフレーク3kのみが含まれていればよい。
上記実施例では、車両用加飾部品1が第一外装部品2と第二外装部品3とを備えて構成されるとしているが、ベース部材4を含むようにしてもよいし、含めないようにしてもよい。また、第一外装部品2と第二外装部品3とが組み付くような構成としてもよい。
1 車両用加飾部品
2 第一外装部品
2A 金属メッキ面
3 第二外装部品
30 塗料
3A 着色面
3k 着色アルミニウムフレーク(コーティングにより着色されたアルミニウムフレーク)
3f 着色用顔料
2 第一外装部品
2A 金属メッキ面
3 第二外装部品
30 塗料
3A 着色面
3k 着色アルミニウムフレーク(コーティングにより着色されたアルミニウムフレーク)
3f 着色用顔料
Claims (4)
- 金属メッキされた金属メッキ面を有する第一外装部品と、
金属光沢を有する着色面を有し、当該着色面が前記金属メッキ面に隣接して配置される第二外装部品と、
を備え、前記着色面は、コーティングにより着色されたアルミニウムフレークを含む塗料によって前記金属メッキ面とは異なる色に着色されることにより、金属メッキ調の金属光沢面として形成されていることを特徴とする車両用加飾部品。 - 前記塗料は、コーティングにより着色された前記アルミニウムフレークの着色と同系色の着色用顔料を含む請求項1に記載の車両用加飾部品。
- 前記塗料は、10μm以下の膜厚で塗装される請求項1又は請求項2に記載の車両用加飾部品。
- 前記第一外装部品は、前記第二外装部品が自身のアクセントとなるよう前記金属メッキ面が前記第二外装部品の前記着色面よりも広面積に形成されている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用加飾部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019047126A JP2020147193A (ja) | 2019-03-14 | 2019-03-14 | 車両用加飾部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019047126A JP2020147193A (ja) | 2019-03-14 | 2019-03-14 | 車両用加飾部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020147193A true JP2020147193A (ja) | 2020-09-17 |
Family
ID=72431601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019047126A Pending JP2020147193A (ja) | 2019-03-14 | 2019-03-14 | 車両用加飾部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020147193A (ja) |
-
2019
- 2019-03-14 JP JP2019047126A patent/JP2020147193A/ja active Pending
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