JP2020146848A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】測定用画像の位置の検出精度を向上して印字位置を高精度に補正することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置101は、用紙に印字位置を測定するための測定用画像を形成する。画像読取装置102は、用紙を搬送しながら測定用画像を読み取る。画像形成装置101は、測定用画像の読取結果に基づいて、読取時の用紙の姿勢状態及び形状を検出する。画像形成装置101は、読取時の用紙の姿勢状態及び形状を検出する。検出した姿勢状態及び形状をパラメータに含んで測定用画像の印字位置を検出し、検出した印字位置に基づいて、用紙への画像の印字位置を補正するための補正値を生成する。【選択図】図1
Description
本発明は、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に用紙上に形成する画像の位置を補正する技術に関する。
プロダクション印刷市場では、従来のオフセットプリンタに代わってオンデマンドプリンタの普及が進んでいる。オンデマンドプリンタには、例えば粉体トナーを用いた電子写真方式の画像形成装置や、インクを用いたインクジェット方式の画像形成装置がある。オンデマンド印刷を行う画像形成装置は、オフセットプリンタと同等の画質が求められるとともに、生産性の向上が望まれている。生産性の向上は、画像形成装置の印刷速度の向上に限らず、印刷市場における入稿から出稿までのワークフロー全体の速度の向上が望まれている。オンデマンドプリンタのように小ロット且つ短納期生産をターゲットとした画像形成装置は、出力時間以外の生産性の向上が課題となっている。例えば、用紙の種類毎の色味補正や両面の印字位置補正等の補正時間の短縮がそれにあたる。
従来の画像形成装置は、用紙の両面の印字位置補正時に、例えば印字位置を測定するための測定用画像を用紙に印刷する。ユーザは、この用紙から測定用画像の位置を実際にスケールで測定して印字位置のズレ量を算出し、算出したズレ量を画像形成装置に入力する。画像形成装置は、入力されたズレ量に応じて印字位置を補正した印刷を行う。あるいはユーザがパーソナルコンピュータ上でズレ量に応じて印字位置を補正して、画像形成装置に印刷を行わせる。また、スキャナ等の画像読取装置を備える画像形成装置は、画像読取装置で測定用画像を読み取った結果に基づいて印字位置のズレ量を取得し、自動的に印字位置の補正を行う。印字位置を補正する場合には、ズレ量の検出精度及び印字位置の補正精度が非常に重要である。
特許文献1は、用紙両面の印字位置を自動的に補正する画像形成装置を開示する。この画像形成装置は、用紙の両面に測定用画像を形成して、スキャナにより用紙の両面の測定用画像を読み取る。画像形成装置は、測定用画像の読取結果から印字位置のズレ量を取得し、ズレ量に基づいて印字位置を補正して画像形成処理を行う。画像形成装置は、読取結果からオモテ面及びウラ面の用紙の形状を取得して、これらの形状に基づいて対応する辺同士の長さを一致させる補正値を算出する。画像形成装置は、読取結果から測定用画像の位置を上記の補正値で補正して取得し、ズレ量を算出する。
従来の画像形成装置は、オモテ面読取時とウラ面読取時との用紙の搬送速度の差や、オモテ面用の読取部とウラ面用の読取部との性能差による印字位置のズレ量の誤差を抑制することができる。しかしながら、測定用画像が形成された用紙が斜行する場合や旋回する場合には、測定用画像が正確に読み取られないために、印字位置の補正制度が低下する。特に、読取結果からオモテ面及びウラ面の用紙の形状を取得する場合、印字位置のズレ量の誤差を抑制することが困難になる。また、用紙の裁断精度等の問題で用紙が矩形ではない場合にも、正確な印字位置の補正が困難になる。そのために印字位置の補正をさらに高精度に行うためには、倍率補正の他に、画像の回転誤差や直角誤差を補正する必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、測定用画像の位置の検出精度を向上して印字位置を高精度に補正することができる画像形成装置を提供することを主たる目的とする。
本発明の画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像が形成された前記用紙が搬送される搬送経路に設けられ、前記搬送経路に沿って搬送される前記用紙の第1面を読み取る第1読取手段と、前記用紙の搬送方向において前記第1読取手段と異なる位置に設けられ、前記搬送経路に沿って搬送される前記用紙の前記第1面と反対側の第2面を読み取る第2読取手段と、前記画像形成手段に、印字位置を測定するための測定用画像を前記用紙に形成させ、前記第1読取手段に前記用紙の搬送方向における前記用紙の端部と前記用紙上の前記測定用画像を読み取らせ、前記第2読取手段に前記用紙の搬送方向における前記用紙の前記端部を読み取らせ、前記画像形成手段によって前記用紙の前記第1面に形成される画像の印字位置を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、測定用画像の位置が高精度に検出でき、印字位置の補正を高精度に行うことができる。
以下、図面を参照して実施の形態を詳細に説明する。
(構成)
図1は、本実施形態の画像形成システムの構成図である。画像形成システムは、画像形成装置101、画像読取装置102、及び後処理装置103を備える。画像形成装置101は、用紙に画像を形成して画像読取装置102に供給する。画像読取装置102は、用紙に形成された画像を読み取る。本実施形態では画像形成装置101が、印字位置を測定するための測定用画像を用紙上に形成する。画像読取装置102は、用紙上に形成された測定用画像を読み取る。画像形成装置101は、測定用画像の読取結果に基づいて印字位置を補正した画像を形成する。後処理装置103は、印字位置が補正されて画像が形成された用紙に所定の後処理を行って排出する。
図1は、本実施形態の画像形成システムの構成図である。画像形成システムは、画像形成装置101、画像読取装置102、及び後処理装置103を備える。画像形成装置101は、用紙に画像を形成して画像読取装置102に供給する。画像読取装置102は、用紙に形成された画像を読み取る。本実施形態では画像形成装置101が、印字位置を測定するための測定用画像を用紙上に形成する。画像読取装置102は、用紙上に形成された測定用画像を読み取る。画像形成装置101は、測定用画像の読取結果に基づいて印字位置を補正した画像を形成する。後処理装置103は、印字位置が補正されて画像が形成された用紙に所定の後処理を行って排出する。
・画像形成装置
図2は、画像形成装置101の構成図である。この画像形成装置101は、カラー画像を形成することができる。画像形成装置101は、用紙上に画像を形成する構成及び用紙を給送する構成を備える。
図2は、画像形成装置101の構成図である。この画像形成装置101は、カラー画像を形成することができる。画像形成装置101は、用紙上に画像を形成する構成及び用紙を給送する構成を備える。
用紙上に画像を形成する構成では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の色毎に、画像が形成される。そのために画像形成装置101は、レーザスキャナ1Y、1M、1C、1K、感光ドラム2Y、2M、2C、2K、帯電ローラ3Y、3M、3C、3K、現像器4Y、4M、4C、4K、及びクリーナ6Y、6M、6C、6Kを備える。符号末尾のY、M、C、Kは、形成する画像の色を表す。なお、以下の説明において色を区別する必要がない場合には、符号末尾のY、M、C、Kを省略する。感光ドラム2Y、2M、2C、2Kには、対応する色の画像が形成される。画像形成装置101は、各色の画像が転写される中間転写ベルト7を備える。中間転写ベルト7への転写のために、一次転写ローラ8Y、8M、8C、8Kが、感光ドラム2Y、2M、2C、2Kに対応して設けられる。また、画像形成装置101は、中間転写ベルト7から用紙に画像を転写する二次転写ローラ11、中間転写ベルト7のクリーナ10、及び用紙に画像を定着させる定着器12を備える。
用紙を給送する構成では、給紙カセット15a、15b、15c、15dに収納される用紙16が搬送経路に給送される。用紙16は、搬送経路を搬送されながら、画像を形成する構成により、画像が形成される。給紙カセット15a、15b、15c、15dは、搬送経路に用紙16を1枚ずつ給紙するために、給紙ローラ17a、17b、17c、17dを備える。搬送経路には、用紙16の搬送方向の上流側から、搬送ローラ対20a、20b、20c、20d、レジスト前ローラ対19、レジストローラ対18、及び排出ローラ対21a、21bが設けられる。レジストローラ対18と排出ローラ対21aとの間には、二次転写ローラ11及び定着器12が設けられる。搬送経路は、両面印刷時に用紙を定着器12からレジスト前ローラ対19に搬送するための反転経路を備える。反転経路には、反転ローラ対22a、22b、及び両面搬送ローラ対23a、23b、23cが設けられる。
各部の詳細について説明する。
感光ドラム2は、アルミシリンダの外周に有機光導電層が塗布されて構成される感光体である。感光ドラム2は、不図示の駆動モータにより図中反時計回り方向に回転駆動される。帯電ローラ3は、感光ドラム2の有機光導電層が塗布された面を一様に帯電する。レーザスキャナ1は、対応する色の画像データに基づいて変調したレーザ光により、感光ドラム2の帯電された面を走査する。レーザ光の走査により、感光ドラム2に静電潜像が形成される。現像器4は、現像スリーブ5を備える。現像器4は、現像スリーブ5により、対応する色のトナーを用いて感光ドラム2の静電潜像を現像する。現像により感光ドラム2に対応する色の画像(トナー像)が形成される。形成された画像(トナー像)は、感光ドラム2の回転により一次転写ローラ8側に搬送される。
感光ドラム2は、アルミシリンダの外周に有機光導電層が塗布されて構成される感光体である。感光ドラム2は、不図示の駆動モータにより図中反時計回り方向に回転駆動される。帯電ローラ3は、感光ドラム2の有機光導電層が塗布された面を一様に帯電する。レーザスキャナ1は、対応する色の画像データに基づいて変調したレーザ光により、感光ドラム2の帯電された面を走査する。レーザ光の走査により、感光ドラム2に静電潜像が形成される。現像器4は、現像スリーブ5を備える。現像器4は、現像スリーブ5により、対応する色のトナーを用いて感光ドラム2の静電潜像を現像する。現像により感光ドラム2に対応する色の画像(トナー像)が形成される。形成された画像(トナー像)は、感光ドラム2の回転により一次転写ローラ8側に搬送される。
中間転写ベルト7は、各感光ドラム2Y、2M、2C、2Kに接触しており、中間転写駆動ローラ9により図中時計回り方向に回転駆動される。中間転写ベルト7は、感光ドラム2Y、2M、2C、2Kのそれぞれから、画像(トナー像)が重畳するように順次転写される。各色の画像(トナー像)が重畳して転写されることで、中間転写ベルト7にはフルカラーの画像(トナー像)が形成される。一次転写ローラ8は、転写時に中間転写ベルト7を感光ドラム2側に付勢する。転写された画像(トナー像)は、中間転写ベルト7の回転により二次転写ローラ11側に搬送される。なお、転写後に感光ドラム2に残留するトナーは、クリーナ6により除去される。除去されたトナーは、不図示のクリーナ容器に収容される。
中間転写ベルト7は、二次転写ローラ11との間で用紙16を挟持搬送することで、用紙16に画像(トナー像)を転写する。二次転写ローラ11は、中間転写ベルト7から用紙16に画像(トナー像)を転写する間は中間転写ベルト7側に付勢されるが、印字処理が終了すると中間転写ベルト7から離間する。転写後に中間転写ベルト7に残留するトナーは、クリーナ10により除去される。除去されたトナーは、不図示のクリーナ容器に収容される。
定着器12は、定着ローラ13及び加圧ローラ14を備える。定着器12は、定着ローラ13及び加圧ローラ14により用紙16を搬送しながら定着処理を行う。定着ローラ13は、中空状でヒータを内蔵しており、用紙16を加熱する。加圧ローラ14は、用紙16を定着ローラ13に圧接させる。
以上のように画像が形成される用紙16は、給紙カセット15a、15b、15c、15dのいずれかから、給紙ローラ17a、17b、17c、17dにより1枚ずつ給紙される。給紙された用紙16は、搬送ローラ対20a、20b、20c、20d及びレジスト前ローラ対19によりレジストローラ対18へ搬送される。レジストローラ対18は、レーザスキャナ1Y、1M、1C、1Kによるレーザ光の走査に同期して用紙16を二次転写ローラ11へ搬送する。用紙16は、上記の通り、二次転写ローラ11で中間転写ベルト7から画像が転写される。その後、用紙16は定着器12により画像が定着されて機外に排出される。
用紙16をそのまま排出する場合(ストレート排出)、用紙16は、定着器12から排出ローラ対21aを介して排出される。用紙16を反転排出する場合、用紙16は、定着器12から反転経路の反転ローラ対22aへ搬送される。反転ローラ対22aは、正逆回転可能であり、用紙16を定着器12から取得した後に逆回転する。これにより用紙16は、反転ローラ対22aにより反転経路から排出ローラ対21a、21bを介して機外へ排出される。ストレート排出及び反転排出は、印刷ジョブによる設定に応じて行われる。搬送経路の切り替えは、不図示のフラッパ等により行われる。
両面印刷の場合、用紙16は、定着器12から反転経路の反転ローラ対22a、22bへ搬送される。反転ローラ対22bも、反転ローラ対22a同様に正逆回転可能である。両面印刷時には、用紙16は、反転ローラ対22bまで搬送され、その後、反転ローラ対22bが逆回転することで両面搬送ローラ対23a、23b、23c、23dへ搬送される。これにより用紙16は、画像が形成された一方の面が反転されて、他方の面に画像が形成可能となる。両面搬送ローラ対23a、23b、23c、23dは、用紙16を再度レジスト前ローラ対19、レジストローラ対18へ搬送する。用紙16は、一方の面への画像形成時と同様に、他方の面に画像が形成される。両面印刷が終了した用紙16は機外に排出される。
・画像読取装置
図3は、画像読取装置102の構成図である。画像読取装置102は、画像形成装置101から排出された用紙16を取得する。画像読取装置102は、用紙16に形成された画像を搬送しながら読み取る。そのために画像読取装置102は、搬送経路に設けられる搬送ローラ対31〜41及び画像読取部201を備える。画像読取部201は、搬送ローラ対31〜41により搬送経路を搬送される用紙16の両面から画像を読み取ることができる。画像読取装置102は、画像読取後の用紙16を後処理装置103に供給する。本実施形態の画像読取装置102は、用紙16に形成された測定用画像を読み取る。用紙16の読取結果に応じて、用紙16の端部及び測定用画像の印字位置が検出される。これらの検出結果から、印字位置の補正値が導出される。
図3は、画像読取装置102の構成図である。画像読取装置102は、画像形成装置101から排出された用紙16を取得する。画像読取装置102は、用紙16に形成された画像を搬送しながら読み取る。そのために画像読取装置102は、搬送経路に設けられる搬送ローラ対31〜41及び画像読取部201を備える。画像読取部201は、搬送ローラ対31〜41により搬送経路を搬送される用紙16の両面から画像を読み取ることができる。画像読取装置102は、画像読取後の用紙16を後処理装置103に供給する。本実施形態の画像読取装置102は、用紙16に形成された測定用画像を読み取る。用紙16の読取結果に応じて、用紙16の端部及び測定用画像の印字位置が検出される。これらの検出結果から、印字位置の補正値が導出される。
図4、図5、図6は、画像読取部201の構成説明図である。画像読取部201は、搬送経路を用紙16が1回通過するだけで用紙16の両面を読み取るために、搬送経路を挟んで両側にコンタクトイメージセンサ(CIS)61、62を備える。用紙16の搬送方向でCIS61の上流側には、用紙16をCIS61の読取位置に搬送する搬送ローラ対51が設けられる。CIS61とCIS62との間には、用紙16をCIS61の読取位置からCIS62の読取位置に搬送する搬送ローラ対52が設けられる。用紙16の搬送方向でCIS62の下流側には、用紙16をCIS62の読取位置から画像読取部201の外部へ搬送する搬送ローラ対53が設けられる。CIS61の読取位置には、搬送経路を挟んで搬送ガイド部材63、65が設けられる。CIS62の読取位置には、搬送経路を挟んで搬送ガイド部材64、66が設けられる。
用紙16は、搬送ローラ対51により搬送ガイド部材63と搬送ガイド部材65との間に搬送され、CIS61により一方の面(第1面)の画像読取処理が行われる。その後、用紙16は、搬送ローラ対52により搬送ガイド部材64と搬送ガイド部材66との間に搬送され、CIS62により第1面と反対側の他方の面(第2面)の画像読取処理が行われる。画像読取部201は、用紙16を搬送ローラ対51〜53により搬送しながら画像読取を行うことで、印字位置の補正にかかる時間を短縮している。
CIS61とCIS62とが近傍に対向配置されているために、用紙16は、両面に印字された測定用画像が略同時に読み取られる。そのために、用紙16の温度、水分量、搬送速度等による印字位置の補正精度への影響が抑制される。搬送ガイド部材63、64は、CIS61、62の焦点深度方向位置を安定化させるためのガラス兼搬送ガイド部材である。搬送ガイド部材65、66は、用紙16の端部のコントラストを明確化するための黒色バッキング兼搬送ガイド部材である。
図5のCIS61、62は、それぞれが用紙16の端部を読み取ることができるように、搬送方向に直行する方向に2つ並べられたCIS61a、612b、CIS62a、62bにより構成される。そのためにCIS61、62のそれぞれの読取領域も2つに分かれている。図6のCIS61、62は、それぞれ用紙16を搬送方向に直交する方向に1ラインずつ読み取るように構成される。いずれの場合もCIS61、62は、用紙16の搬送方向に直交する方向の両端部を読み取ることができる。なお、本実施形態の画像読取部201は、CIS61、62により用紙16を読み取るが、これに限らず、CCDセンサ等の画像読取が可能な装置により実現できる。
(印字位置補正)
図7は、印字位置を測定するための測定用画像の説明図である。測定用画像は、用紙16の第1面301及び第2面302のそれぞれの四隅の近傍に形成される基準画像310を含む。画像読取装置102による測定用画像の読取結果から、用紙16の第1面301及び第2面302の端部の座標と、基準画像310の印字位置の座標とが得られる。印字位置の座標は、距離A〜Jに基づいて算出される。
第1面301の端部の座標…(X01,Y01)〜(X31,Y31)
第2面302の端部の座標…(X02,Y02)〜(X32,Y32)
第1面301の基準画像310の印字位置の座標…(X41,Y41)〜(X71,Y71)
第2面302の基準画像310の印字位置の座標…(X42,Y42)〜(X72,Y72)
図7は、印字位置を測定するための測定用画像の説明図である。測定用画像は、用紙16の第1面301及び第2面302のそれぞれの四隅の近傍に形成される基準画像310を含む。画像読取装置102による測定用画像の読取結果から、用紙16の第1面301及び第2面302の端部の座標と、基準画像310の印字位置の座標とが得られる。印字位置の座標は、距離A〜Jに基づいて算出される。
第1面301の端部の座標…(X01,Y01)〜(X31,Y31)
第2面302の端部の座標…(X02,Y02)〜(X32,Y32)
第1面301の基準画像310の印字位置の座標…(X41,Y41)〜(X71,Y71)
第2面302の基準画像310の印字位置の座標…(X42,Y42)〜(X72,Y72)
これらの座標に基づいて、画像の歪み量、印字位置のズレ量が測定される。測定されたズレ量に基づいて印字位置のズレの補正に用いられる補正値が導出される。画像形成装置101は、該補正値に基づいて画像形成を行うことで、両面の画像の印字位置が補正された用紙16(成果物)を生成することができる。
図8は、用紙16を読み取る際の用紙16の姿勢状態の説明図である。図8(a)は、用紙16の搬送方向先端の辺が搬送方向に直交する方向に略一致し、用紙16が搬送方向にまっすぐに搬送される状態を表す。この場合、用紙16の第1面301及び第2面302の端部の座標と、基準画像310の印字位置の座標とが正確に測定される。しかしながら、用紙16の先端の辺が搬送方向に直交する方向に一致しない場合、或いは用紙16が搬送方向にまっすぐに搬送されない場合には、正確な第1面301及び第2面302の端部の座標と、基準画像310の印字位置の座標との測定が困難である。また、CIS61、62が搬送方向に直交する方向に正確に配置されていない場合にも、正確な第1面301及び第2面302の端部の座標と、基準画像310の印字位置の座標との測定が困難である。図8(b)〜図8(e)は、測定が困難になる場合の用紙16の姿勢状態を表す。
図8(b)は、用紙16が傾いて搬送される状態(斜行)を表す。図8(c)は、用紙16が斜め方向に搬送される状態(斜送)を表す。図8(d)は、用紙16が旋回しながら搬送される状態を表す。図8(e)は、CIS61、62と搬送ローラ対51、52とのアラインメントが崩れて、CIS61、62が搬送方向に直交する方向に正確に配置されていない状態を表す。
本実施形態の画像形成装置101は、対向配置されるCIS61とCIS62とにより測定用画像を読み取り、用紙16の斜行、斜送、旋回、用紙16の裁断ズレ、CIS61、62のアライメントズレを検出して、印字位置の補正にフィードバックする。これにより印字位置の補正が高精度に行われる。
図9〜図14は、印字位置補正の説明図である。図9〜図14は、用紙16が画像読取部201内を搬送されながら読み取られるときの様子を表す。用紙16は、搬送方向の先端がCIS61の読取位置に到達してから、搬送方向の後端がCIS62の読取位置を通過するまでの間、読み取られる。
図9は、用紙16の搬送方向の先端が傾いてCIS61、62の読取位置に搬送される姿勢状態を表す。図9(a)では、用紙16の搬送方向の先端がCIS61a、61bの読取位置に到達している。図9(b)では、用紙16がCIS62a、62bの読取位置に到達している。
用紙16の先端がCIS61a、61bの読取位置に到達するタイミングT11、T12に基づいて、用紙16の先端の辺の搬送方向に直交する方向に対する先端角度θ11が検出される。例えば先端角度θ11は、以下の式で表される。
θ11=arcsin((T11−T12×Vp)/A))×180/π[deg]
なお、(T11−T12)は、CIS61aが用紙16の先端を検出したタイミングと、CIS61bが用紙16の先端を検出したタイミングとの差である。Vpは、用紙16の先端がCIS61a、61bで読み取られるときの搬送速度である。Aは、用紙16の先端の辺の長さである。
θ11=arcsin((T11−T12×Vp)/A))×180/π[deg]
なお、(T11−T12)は、CIS61aが用紙16の先端を検出したタイミングと、CIS61bが用紙16の先端を検出したタイミングとの差である。Vpは、用紙16の先端がCIS61a、61bで読み取られるときの搬送速度である。Aは、用紙16の先端の辺の長さである。
同様に、用紙16の先端がCIS62a、62bの読取位置に到達するタイミングT21、T22から、用紙16の先端の辺の搬送方向に直交する方向に対する先端角度θ21が検出される。例えば先端角度θ21は、以下の式で表される。
θ21=arcsin((T21−T22×Vp)/A))×180/π[deg]
なお、(T21−T22)は、CIS62aが用紙16の先端を検出したタイミングと、CIS62bが用紙16の先端を検出したタイミングとの差である。
θ21=arcsin((T21−T22×Vp)/A))×180/π[deg]
なお、(T21−T22)は、CIS62aが用紙16の先端を検出したタイミングと、CIS62bが用紙16の先端を検出したタイミングとの差である。
図10、図11は、用紙16の姿勢状態の検出処理の説明図である。CIS61、62による用紙16の搬送方向に直交する方向の両端部(左右両端部)の辺の検出結果により、用紙16の搬送方向に対する傾きが検出される。CIS61とCIS62とは、用紙16の左右の端部の検出に同様に用いられる。図10では、CIS61a、61bを用いる場合について説明し、CIS62a、62bを用いる場合については説明を省略する。
CIS61aが搬送中の用紙16の左端部を読み取ることで、用紙16の左端部X11、X12、X13、X14、…X1n−2、X1n−1、X1nが検出される。左端部X11、X12、X13、X14、…X1n−2、X1n−1、X1nにより直線L61aが得られる(図11)。同様にCIS61bが搬送中の用紙16の右端部を読み取ることで、用紙16の右端部X21、X22、X23、X24、…X2n−2、X2n−1、X2nが検出される。
用紙16の先端から搬送方向の左端部の長さをY11、Y12、…Y1n−2、Y1n−1、Y1n、右端部の長さをY21、Y22、…Y1n−2、Y2n−1、Y2nとする。CIS61a、61b、62a、62bによる両端部の読取結果及び左端部の長さY11、Y12、…、右端部の長さをY21、Y22、…から、それぞれの平均値Xave、Yaveが求められる。例えばCIS61aを用いて検出される左端部の平均値X1ave及び左端部の長さの平均値Y1aveは、以下のようになる。
X1ave=(X11+X12+…+X1n−1+X1n)/n
Y1ave=(Y11+Y12+…+Y1n−1+Y1n)/n
X1ave=(X11+X12+…+X1n−1+X1n)/n
Y1ave=(Y11+Y12+…+Y1n−1+Y1n)/n
これらの平均値X1ave、Y1aveにより、CIS61aの読取結果から測定される用紙16の左端部の搬送方向に対する傾き角度θ61aは、例えば最小二乗法を用いて以下の式で得られる。
θ61a=arctan((ΣXi・Yi−n・X1ave・Y1ave)
/(ΣYi^2−n・X1ave^2))×180/π−θ11[deg]
θ61a=arctan((ΣXi・Yi−n・X1ave・Y1ave)
/(ΣYi^2−n・X1ave^2))×180/π−θ11[deg]
同様に、CIS62aの読取結果から測定される用紙16の左端部の搬送方向に対する傾き角度θ62aが得られる。CIS61bの読取結果から測定される用紙16の右端部の搬送方向に対する傾き角度θ61bが得られる。CIS62bの読取結果から測定される用紙16の右端部の搬送方向に対する傾き角度θ62bが得られる。
図12は、用紙16の左右端部の傾き角度θ61a、θ61b、θ62a、θ62bと用紙16の姿勢状態との関係を表す。CIS61a、61b、62a、62bの読取結果から左端部の直線L61a、L62a、右端部の直線L61b、L62bが得られる。
図12(a)は、用紙16がまっすぐ搬送或いは斜行しながら読み取られる場合を表す。まっすぐ搬送される場合、用紙16の先端角度θ11、θ21が等しく、且つ0[deg]である。また、傾き角度θ61a、θ61b、θ62a、θ62bがすべて0[deg]である。斜行する場合、用紙16の先端角度θ11、θ21が等しく、且つともに0[deg]ではない。また、傾き角度θ61a、θ61b、θ62a、θ62bが等しい。
図12(b)は、用紙16が斜送しながら読み取られる場合を表す。この場合、傾き角度θ61aと傾き角度θ62aとが等しく、且つともに0[deg]ではない。また、傾き角度θ61bと傾き角度θ62bとが等しく、且つともに0[deg]ではない。
図12(c)は、用紙16が旋回しながら読み取られる場合を表す。この場合、傾き角度θ61aと傾き角度θ62aとが等しくない。また、傾き角度θ61bと傾き角度θ62bとが等しくない。さらに、傾き角度θ61aと傾き角度θ62aとの差θ6aと、傾き角度θ61bと傾き角度θ62bとの差θ6bと、が等しい。
図12(d)は、用紙16が裁断ズレにより形状が変化して、直角となる頂点がズレている場合を表す。この場合、傾き角度θ61aと傾き角度θ62aとが等しくない。また、傾き角度θ61bと傾き角度θ62bとが等しくない。さらに、傾き角度θ61aと傾き角度θ62aとの差θ6aと、傾き角度θ61bと傾き角度θ62bとの差θ6bと、が等しくない。
図13は、用紙16の搬送方向の後端の傾きを検出する場合の説明図である。図13(a)は、用紙16の後端がCIS61a、61bの読取位置を通過している姿勢状態を表す。図13(b)は、用紙16の後端がCIS62a、62bの読取位置を通過している姿勢状態を表す。
図13(a)では、用紙16の後端がCIS61a、61bの読取位置を通過するタイミングT31、T32から、用紙16の後端の辺の搬送方向に直交する方向に対する後端角度θ31が検出される。例えば後端角度θ31は、以下の式で表される。
θ31=arcsin((T31−T32×Vp)/A))×180/π[deg]
なお、(T31−T32)は、CIS61aの読取位置を用紙16の後端が通過したタイミングと、CIS61bの読取位置を用紙16の後端が通過したタイミングとの差である。Vpは、用紙16の後端がCIS61a、61bの読取位置を通過するときの搬送速度である。Aは、用紙16の後端の辺の長さである。
θ31=arcsin((T31−T32×Vp)/A))×180/π[deg]
なお、(T31−T32)は、CIS61aの読取位置を用紙16の後端が通過したタイミングと、CIS61bの読取位置を用紙16の後端が通過したタイミングとの差である。Vpは、用紙16の後端がCIS61a、61bの読取位置を通過するときの搬送速度である。Aは、用紙16の後端の辺の長さである。
同様に、図13(b)に示す用紙16の後端がCIS62a、62bの読取位置を通過するタイミングT41、T42から、用紙16の後端の辺の搬送方向に直交する方向に対する後端角度θ41が検出される。例えば後端角度θ41は、以下の式で表される。
θ41=arcsin((T41−T42×Vp)/A))×180/π[deg]
なお、(T41−T42)は、CIS62aの読取位置を用紙16の後端が通過したタイミングと、CIS62bの読取位置を用紙16の後端が通過したタイミングとの差である。
θ41=arcsin((T41−T42×Vp)/A))×180/π[deg]
なお、(T41−T42)は、CIS62aの読取位置を用紙16の後端が通過したタイミングと、CIS62bの読取位置を用紙16の後端が通過したタイミングとの差である。
以上、説明したように、画像読取部201が搬送中の用紙16を読み取ることで、用紙16の先端角度θ11、θ21、後端角度θ31、θ41、左端部の傾き角度θ61a、θ62a、及び右端部の傾き角度θ61b、θ62bが検出される。
画像形成装置101は、各角度に基づいて高精度に印字位置の補正を行う。また、用紙16の読取結果に基づいて、読取時の用紙16の姿勢状態及び形状が正確に検出される。図14は、姿勢状態や用紙16の形状に基づく画像補正の説明図である。図14(a)は、用紙16の形状にあわせて印字位置を補正する場合を表す。図14(b)は、画像の形状と印字位置とを同時に補正する場合を表す。図14(c)は、用紙16にシワ折れが発生した場合の補正エラーの検出を表す。
例えば用紙16の形状にあわせて印字位置を補正する場合(図14(a))、図7の測定用画像の第1面301の読取結果から得られる距離A〜Jに基づいて、以下のように印字位置が検出される。なお、第2面302の測定用画像の読取結果に対しても、先端角度θ21、後端角度θ41を用いて、同様に印字位置が検出される。
A・cos((θ11+θ31)/2)・cos((θ61a+θ61b)/2)
B・cos((θ11+θ31)/2)・cos((θ61a+θ61b)/2)
C・cosθ11
D・cosθ11
E・cosθ11・cos(θ61a−θ62a)
F・cosθ31
G・cosθ11
H・cosθ11
I・cosθ11・cosθ(θ61b−θ62b)
J・cosθ31
A・cos((θ11+θ31)/2)・cos((θ61a+θ61b)/2)
B・cos((θ11+θ31)/2)・cos((θ61a+θ61b)/2)
C・cosθ11
D・cosθ11
E・cosθ11・cos(θ61a−θ62a)
F・cosθ31
G・cosθ11
H・cosθ11
I・cosθ11・cosθ(θ61b−θ62b)
J・cosθ31
画像の形状と印字位置とを同時に補正する場合(図14(b))、右端部の傾き角度θ61b、θ62b及び後端角度θ31、θ41を用いずに、先端角度θ11、θ21及び左端部の傾き角度θ61a、θ62aのみを用いて距離A〜Jが算出される。
用紙16にシワ折れが発生した場合(図14(c))、印字位置が補正できない補正エラーが発生したと判断される。いずれかの式が満たされた場合に補正エラーと判断される。
(θ11−θ31)>θlimit
(θ21−θ41)>θlimit
(θ61a−θ62a)−(θ61b−θ62b)>θlimit
(θ11−θ31)>θlimit
(θ21−θ41)>θlimit
(θ61a−θ62a)−(θ61b−θ62b)>θlimit
このように、CIS61a、61bの読取結果から得られる角度の差が所定の閾値角度(θlimit)よりも大きいか否かにより、補正エラーが検出される。補正エラーが検出された場合、印字位置の補正のスキップや、ユーザに対して用紙16の確認を促す処理が行われる。なお、各角度のそれぞれを所定の閾値角度と比較して、補正エラーを検出する構成であってもよい。
図15は、以上説明したような印字位置の補正を行うコントローラの説明図である。画像形成装置101及び画像読取装置102は、それぞれがCPU(Central Processing Unit)を備える。各CPUは、それぞれコンピュータプログラムを実行することで動作制御を行う。図15は、画像形成装置101及び画像読取装置102の機能ブロックを示す。各機能は、CPUがコンピュータプログラムを実行して実現する他に、少なくとも一部がハードウェアにより構成されていてもよい。
画像形成装置101は、主制御部211、エンジン制御部212、及び通信部213として機能する。主制御部211は、画像形成装置101の全体動作を制御する。特に本実施形態では、主制御部は、印字位置の補正処理を行う。エンジン制御部212は、主制御部211の制御により、用紙上に画像を形成する構成及び用紙を給送する構成の動作を制御して、用紙16への画像形成処理を行う。通信部213は、画像読取装置102との間の通信インタフェースである。
画像読取装置102は、制御部221、画像処理部226、及び通信部227として機能する。制御部221は、画像読取装置102の動作を制御する。制御部221には、搬送モータ222、CIS61、62が接続される。制御部221は、主制御部211からの指示に応じて、搬送モータ222により搬送ローラ対31〜41の回転制御を行う。制御部221は、CIS61、62の動作を制御して用紙16を読み取らせる。画像処理部226は、CIS61、62から用紙16の読取結果を取得し、読取結果に対して所定の画像処理を行い読取画像を生成する。通信部227は、画像形成装置101との間の通信インタフェースである。
このような構成の画像形成システムは、以下のように動作する。画像形成装置101の主制御部211は、エンジン制御部212を制御して用紙16に測定用画像を形成する。測定用画像が形成された用紙16は、画像形成装置101から画像読取装置102へ搬送される。主制御部211は、通信部213を介して画像読取装置102へ画像読取の指示を送信する。
画像読取装置102の制御部221は、通信部227を介して主制御部211から画像読取の指示を取得すると、搬送モータ222による搬送ローラ対31〜41の駆動を開始し、CIS61、62の読取動作を制御する。CIS61、62は、用紙16が読取位置に搬送されると、該用紙16を読み取り、読取結果を画像処理部226へ送信する。画像処理部226は、用紙16の読取結果に基づいて読取画像を生成する。画像処理部226は、生成した読取画像を、通信部227を介して画像形成装置101へ送信する。
画像形成装置101の主制御部211は、画像読取装置102から取得する読み取り画像に基づいて印字位置のズレ量を取得する。印字位置のズレ量の取得方法は上記した通りである。主制御部211は、印字位置のズレ量に基づいて印字位置の補正を行い、エンジン制御部212により画像データに基づいた画像形成処理を実行する。以上により、画像形成装置101は、印字位置が補正されて画像が形成された用紙16を成果物として出力することができる。
図16は、画像形成処理を表すフローチャートである。この処理は、画像形成装置101が、不図示の操作部やパーソナルコンピュータ等の外部装置から画像形成を指示する印刷ジョブを取得することで開始される。
画像形成装置101は、主制御部211により、取得した印刷ジョブが通常の画像データに基づく印刷を指示する通常ジョブであるか、或いは印字位置の補正を指示する補正ジョブであるかを判断する(S1001)。印刷ジョブが補正ジョブである場合(S1001:N)、主制御部211は、エンジン制御部212により測定用画像を用紙16に形成する(S1002)。このとき、印字位置の補正は行われていない。測定用画像が形成された用紙16は、画像形成装置101から画像読取装置102へ搬送される。
画像読取装置102の制御部221は、CIS61、62に用紙16の読み取りを指示する。これによりCIS61、62は、用紙16を読み取り、読取結果を画像処理部226へ送信する。画像処理部226は、読取結果に所定の画像処理を行って生成した読取画像を、通信部227を介して画像形成装置101へ送信する(S1003)。
主制御部211は、図14(a)のように用紙16の形状にあわせて印字位置を補正するか(用紙優先)、或いは図14(b)のように画像の形状と印字位置とを同時に補正するか(画像優先)を判断する(S1004)。この判断は、予め取得するユーザからの指示に応じて行われる。用紙優先で印字位置を補正する場合(S1004:用紙優先)、主制御部211は、図14(a)で説明したように印字位置を検出してそのズレ量を算出し、ズレ量に応じた補正値を生成する(S1005)。主制御部211は、生成した補正値を所定のメモリに格納する(S1006)。画像優先で印字位置を補正する場合(S1004:画像優先)、主制御部211は、図14(b)で説明したように印字位置を検出してそのズレ量を算出し、ズレ量に応じた補正値を生成する(S1007)。主制御部211は、生成した補正値を所定のメモリに格納する(S1008)。
印刷ジョブが通常ジョブである場合(S1001:Y)、主制御部211は、エンジン制御部212により画像データに基づく画像を用紙16に形成する(S1009)。このとき主制御部211は、所定のメモリに格納した補正値に基づいて画像データを補正することで、印字位置を補正する。主制御部211は、印刷ジョブで指示された最終ページについての処理が終了するまで、S1001以降の処理を繰り返し行う(S1010:N)。印刷ジョブで指示された最終ページについての処理が終了すると(S1010:Y)、主制御部211は、処理を終了する。
本実施形態では、印刷ジョブの用紙毎に通常ジョブと補正ジョブとの判断を行う例を説明しているが、通常ジョブによる画像と補正ジョブによる測定用画像とを同時に印刷してもよい。この場合、印刷ジョブのすべてのページについて、用紙16の端部と印字位置とが検出される。
以上のように本実施形態の画像形成装置101は、測定用画像の読取結果に基づいて、用紙16が読み取られるときの姿勢状態や、用紙16の形状の誤差成分を取得する。画像形成装置101は、姿勢状態及び形状の誤差成分をパラメータに含んで測定用画像の基準画像310の印字位置を正確に検出する。画像形成装置101は、検出した基準画像310の印字位置に基づいて画像形成時の印字位置の補正値を検出する。画像形成装置101は、通常の画像形成時に、この補正値に基づいて印字位置の補正を行う。そのために、測定用画像読取時の用紙16の姿勢や用紙16の形状によらず、高精度な印字位置補正が可能となる。
Claims (10)
- 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像が形成された前記用紙が搬送される搬送経路に設けられ、前記搬送経路に沿って搬送される前記用紙の第1面を読み取る第1読取手段と、
前記用紙の搬送方向において前記第1読取手段と異なる位置に設けられ、前記搬送経路に沿って搬送される前記用紙の前記第1面と反対側の第2面を読み取る第2読取手段と、
前記画像形成手段に、印字位置を測定するための測定用画像を前記用紙に形成させ、前記第1読取手段に前記用紙の搬送方向における前記用紙の端部と前記用紙上の前記測定用画像を読み取らせ、前記第2読取手段に前記用紙の搬送方向における前記用紙の前記端部を読み取らせ、前記画像形成手段によって前記用紙の前記第1面に形成される画像の印字位置を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記第1読取手段による読取結果と前記第2読取手段による読取結果とのそれぞれから、読取時の前記用紙の姿勢状態及び形状を検出し、検出した前記姿勢状態及び前記形状をパラメータに含んで前記測定用画像の印字位置を検出し、検出した印字位置に基づいて前記用紙への画像の印字位置を補正するための補正値を生成することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記第1読取手段による読取結果と前記第2読取手段による読取結果とのそれぞれから、前記用紙の搬送方向の先端の辺の前記搬送方向に直交する方向に対する先端角度を検出し、前記先端角度に基づいて前記姿勢状態を検出することを特徴とする、
請求項2記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記第1読取手段による読取結果と前記第2読取手段による読取結果とのそれぞれから、前記用紙の搬送方向の後端の辺の前記搬送方向に直交する方向に対する後端角度を検出し、前記後端角度に基づいて前記姿勢状態を検出することを特徴とする、
請求項2又は3記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記第1読取手段による読取結果と前記第2読取手段による読取結果とのそれぞれから、前記用紙の搬送方向に直交する方向の両端部の辺を検出し、前記辺の検出結果に基づいて前記姿勢状態を検出することを特徴とする、
請求項2〜4のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記両端部の辺の検出結果に基づいて、前記両端部の辺の前記搬送方向に対する傾き角度を検出し、前記傾き角度に基づいて前記用紙が斜行、斜送、及び旋回のいずれの姿勢状態であるかを検出することを特徴とする、
請求項5記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記傾き角度に基づいて、前記用紙の形状を検出することを特徴とする、
請求項6記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記第1読取手段による読取結果と前記第2読取手段による読取結果とのそれぞれから、
前記用紙の搬送方向の先端の辺の前記搬送方向に直交する方向に対する先端角度を検出し、
前記搬送方向の後端の辺の前記搬送方向に直交する方向に対する後端角度を検出し、
前記搬送方向に直交する方向の両端部の辺の前記搬送方向に対する傾き角度を検出し、
前記用紙の形状にあわせて印字位置を補正する場合に、前記測定用画像の印字位置を前記先端角度、前記後端角度、及び前記傾き角度に基づいて検出して、検出した前記測定用画像の印字位置に基づいて前記補正値を生成することを特徴とする、
請求項2記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、印字する画像の形状と印字位置を同時に補正する場合に、前記測定用画像の印字位置を前記先端角度及び一方の辺の前記傾き角度に基づいて検出して、検出した前記測定用画像の印字位置に基づいて前記補正値を生成することを特徴とする、
請求項8記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記先端角度、前記後端角度、及び前記傾き角度のいずれかが閾値角度よりも大きいか否かにより、印字位置の補正ができない補正エラーが発生したと判断することを特徴とする、
請求項8又は9記載の画像形成装置。
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