JP2020146805A - ランダムに積み重ねた複数の対象物の干渉を排除するシステム - Google Patents

ランダムに積み重ねた複数の対象物の干渉を排除するシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ランダムに積み重ねた複数の対象物の干渉を排除するシステムを提供する。
【解決手段】システムは3次元検出モジュール、材料取り装置および制御モジュールを含み、制御モジュールが3次元検出モジュールおよび材料取り装置に接続される。制御モジュールが、3次元検出モジュールを制御して、複数の対象物について、複数の対象物の中の少なくとも一部が像形成された3次元画像を取得させるステップと、3次元画像を分析して、画像情報を得るステップと、画像情報に基づき、摘み取り待ち対象物を選択するステップと、摘み取り待ち対象物のために干渉排除経路を計画するステップと、材料取り装置を制御し、干渉排除経路に従って摘み取り待ち対象物の干渉を排除するステップとを行うように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は材料取りシステムに関し、特にランダムに積み重ねた複数の対象物に応用される材料取りシステムに関する。
科学技術の進歩に伴い、ロボットは工業生産に広く応用されるようになり、生産ライン自動化の拡大、生産効率の向上、および労働力コストの削減に寄与している。例えば、製品を組み立てる場合、材料取り装置としてロボットがよく利用され、ロボットが摘み取る歩留まりを高めるために、ロボットを用いて材料を摘み取る前に、通常コンベヤーの上またはトレー、箱などの容器の中に対象物を規則正しく並べて置き、それぞれの対象物が独立して互いを干渉しないようにする。しかし、対象物を事前に並べるには、労働力コストと時間コストがかかり、生産ラインの自動化、生産効率の向上、および労働力コストの削減に不利である。
上記問題を改善するために、ランダムに積み重ねた対象物に対処する材料取りシステムが開発され、その一つは、対象物を箱に入れ、ロボットが摘み取る対象物を発見できなかった場合、例えば、対象物同士の干渉大きく、すべての対象物において摘み取り部が他の対象物に遮蔽されている場合、少なくとも一つの対象物の摘み取り部を露出させてロボットに摘み取らせるように、ロボットが箱を持上げて揺らすことで対象物間の相対位置を変えるシステムである。しかし、このような方法では、揺らす度に少なくとも一つの対象物の摘み取り部が露出されることを保証できない。また、対象物の形状が不規則であることが多く、対象物同士がブロックした状態になり、揺らしてもブロック状態を解消できない場合がある。また、対象物が金属材料または比重の大きい材料である場合、対象物と箱の総重量がかなり大きくなり、この総重量に耐えられるようにロボットを設計する必要があるため、ロボットの使用規格が厳しくなる。
その他に、ロボットアームを用いてランダムに積み重ねた対象物をかき混ぜるシステムがある。このようなシステムでも同じく、かき混ぜる度に少なくとも一つの対象物の摘み取り部を露出させる保証がなく、また、かき混ぜる過程で、対象物とロボットアームの衝突により、ロボットアームが損傷し易く、ロボットアームの使用寿命が短縮することになる。
さらに、ロボットが摘み取った後、その摘み取った物体が単一の対象物であるか、または複数の対象物が絡んだものかを検出するシステムがある。摘み取った物体が複数の対象物が絡んだものと検出された場合、ロボットは対象物を箱に運び戻して再度摘み取りを行うが、このシステムでもやはり次の摘み取りで成功できる保証がない。従って、ランダムに積み重ねた対象物に対する従来の材料取りシステムでは、生産効率を上げることが難しい。
本発明の目的は、ランダムに積み重ねた複数の対象物の干渉を排除するシステムを提供し、上記問題を解決することにある。
本発明の一実施形態によれば、ランダムに積み重ねた複数の対象物の干渉を排除するシステムを提供し、3次元検出モジュール、材料取り装置および制御モジュールを含み、制御モジュールが3次元検出モジュールおよび材料取り装置に接続される。制御モジュールは、3次元検出モジュールを制御して、複数の対象物について、複数の対象物の中の少なくとも一部が像形成されてなる3次元画像を取得させるステップと、3次元画像を分析して画像情報を得るステップと、画像情報に基づいて摘み取り待ち対象物を選択するステップと、摘み取り待ち対象物のために干渉排除経路を計画するステップと、材料取り装置を制御して、干渉排除経路に従って摘み取り待ち対象物の干渉を排除するステップとを行うように構成され、かつ、干渉排除経路を計画するステップは、制御モジュールが摘み取り待ち対象物を複数の領域に区分するステップと、制御モジュールが各領域の干渉パラメータを算出するステップと、制御モジュールが干渉パラメータに基づいて各領域に順番を付けて、干渉排除経路を得るステップとを含む。
本発明のシステムは、ランダムに積み重ねた対象物を摘み取るのに応用され、対象物を事前に配列する必要がなく、労働力コストと時間コストを節約することができるほか、本発明は摘み取り待ち対象物のために干渉排除経路を計画することで、摘み取り待ち対象物における干渉を有効に排除することができ、材料取り装置の摘み取り成功率の向上に有利であり、生産効率を大幅に高めることができる。本発明の上記特徴と利点をより明確に、分かりやすく示すために、以下は実施例を挙げて、かつ図面を参照しながら詳しく説明する。
本発明の一実施形態によるシステムおよび対象物の概略図である。 図1のシステムの機能ブロックの概略図である。 図1の制御モジュールの構成により干渉排除を行うステップフローチャートである。 図3のステップ640のステップフローチャートである。 制御モジュールが干渉パラメータに基づき、各領域に順番を付けるフローチャートである。 制御モジュールが干渉パラメータに基づき、各領域に順番を付ける別のフローチャートである。 本発明の第一実施例による干渉排除の概略図である。 本発明の第二実施例による干渉排除の概略図である。 本発明の第三実施例による干渉排除の概略図である。 本発明の第四実施例による干渉排除の概略図である。
図1および図2を参照すると、図1は本発明の一実施形態によるシステム10および対象物400の概略図であり、図2は図1におけるシステム10の機能ブロックの概略図である。本発明は、ランダムに積み重ねた複数の対象物400の干渉を排除するために応用されるシステム10を提供し、システム10は3次元(three−dimensional、3D)検出モジュール100、材料取り装置200および制御モジュール300を含み、制御モジュール300が3D検出モジュール100および材料取り装置200に接続される。図3を参照すると、図3は図1の制御モジュール300の構成により干渉排除を行うステップフローチャートであり、ステップ610−650を含む。ステップ610では、3D検出モジュール100を制御し、複数の対象物400について3D画像を取得し、かつ、3D画像が複数の対象物400中の少なくとも一部が像形成されたものである。ステップ620では、3D画像を分析し、画像情報を得る。ステップ630では、画像情報に基づいて、摘み取り待ち対象物(別途表示せず)を選択する。ステップ640では、摘み取り待ち対象物のために干渉排除経路を計画する。ステップ650では、材料取り装置200を制御し、干渉排除経路に従って摘み取り待ち対象物の干渉を排除する。図4を参照すると、図4は図3のステップ640のステップフローチャートである。ステップ640はステップ641−643を含むことができる。ステップ641では、制御モジュール300が摘み取り待ち対象物を複数の領域に区分する。ステップ642では、制御モジュール300が各領域の干渉パラメータを算出する。ステップ643では、制御モジュール300が干渉パラメータに基づいて各領域に順番を付けて、干渉排除経路を得る。
詳しく言うと、システム10はランダムに積み重ねた複数の対象物400の干渉を排除するために応用可能であり、図1が示すように、対象物400の種類および形状が皆同じで(例えば、図1の対象物400はすべて柱状の対象物である)、かつ箱500の中にランダムに積み重なって置かれている。なお、本発明はこれに限定されず、実際のニーズによって、対象物400をその他のキャリアまたは容器、例えば、コンベアーまたはトレーに置くことも可能であり、かつ対象物400がその他の種類であってもよい。
3D検出モジュール100は複数の対象物400について3D画像を取得するものであり、例えば、3D検出モジュール100は箱500の上方に設置されて、箱500の中の一部の対象物400またはすべての対象物400の画像を取得する。3D検出モジュール100は二つのカメラ(図示せず)を含み、各カメラが対象物400について2次元(two−dimensional)画像を取得した後、画像処理、例えば、立体像形成方法(stereoscopic method)によって3D画像を得ることが可能で、画像処理が3D検出モジュール100に内蔵された画像処理ユニット(図示せず)または制御モジュール300によって行われてもよい。また、3D検出モジュール100が一つのカメラと一つの投影機、若しくは二つのカメラと一つの投影機を備えてもよいが、本発明はこれに限定されず、3D画像が得られる裝置であればすべて本発明の3D検出モジュール100として用いることができる。3D画像から対象物400に関する画像情報、例えば、対象物400の位置、高さ、干渉程度、対象物400の摘み取り領域などが得られるため、画像情報を基に、制御モジュール300は摘み取り待ち対象物としてどの対象物400を選択するか、例えば、箱500の比較的に上方に位置しかつ干渉が比較的に少ない対象物400を選択することを決定する。
材料取り装置200は本体210および挟持部220を含み、本体210と挟持部220が接続されてもよい。本体210がロボットアームを備え、ロボットアームが六軸ロボットアームであってもよいが、これに限定されない。挟持部220は対象物400を摘み取るものであり、挟持部220の構造が対象物400に対応し、図1を例にすると、柱状の対象物は通常重心を摘み取り領域とし、この場合、挟持部220が内へ締める爪で構成されてもよい。別の実施形態において、摘み取り領域が孔を含む場合、挟持部220が外へ広がる爪で構成されてもよい。
制御モジュール300は3D検出モジュール100および材料取り装置200を制御するものであり、かつ分析および算出の機能を有する。制御モジュール300は中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)であってもよいが、これに限定されない。制御モジュール300と3D検出モジュール100および材料取り装置200との接続が有線接続または無線接続であり、これにより、制御モジュール300、3D検出モジュール100および材料取り装置200の間に情報を伝達することができる。
前記「干渉」とは、対象物400同士に重複(overlap)が生じることを意味する。
前記「干渉程度」とは、対象物400同士が重複する程度を意味し、干渉比例が大きい程、干渉程度が重度である。対象物400の特定領域の干渉比例を以下の式で算出することができる。干渉比例=[(重複面積)/(未重複面積+重複面積)]×100%、重複面積とは特定領域において前記対象物400とその他の対象物400が重複する部分の總面積であり、未重複面積とは特定領域において前記対象物400とその他の対象物400が重複していない部分の總面積であり、重複面積と未重複面積の合計がこの特定領域の面積に相当する。
前記「干渉排除経路」とは、摘み取り待ち対象物における一表面に設定された仮想経路である。
前記「材料取り装置200を制御し、干渉排除経路に従って摘み取り待ち対象物の干渉を排除する」とは、制御モジュール300が材料取り装置200を制御してその一部位を摘み取り待ち対象物の前記表面に対し所定距離まで接近させ、かつ挟持部220を制御して干渉排除経路に従って移動させることを意味する。材料取り装置200の前記部位は挟持部220であってもよく、説明の便宜上、以下は前記部位をすべて挟持部220とするが、本発明はこれに限定されない。前記所定距離の大きさをフレクシブルに調整することが可能であり、前記所定距離が通常対象物400の高さより小さいが、本発明はこれに限定されず、挟持部220が移動する時に、摘み取り待ち対象物の前記表面上に積み重ねたその他の対象物400を押し退けることができれば、すべて前記所定距離として、かつ前記所定距離を画像情報から取得するか、または人為的に設定することもできる。これにより、挟持部220が干渉排除経路に従って移動すれば、干渉を排除することができる。
前記「摘み取り待ち対象物の干渉を排除する」とは、摘み取り待ち対象物の干渉をすべて排除するか、または一部を排除することを意味し、これによって干渉程度を低減させる。
前記「干渉パラメータ」は各領域の干渉比例であってもよく、干渉比例の算出について前文を参照することができる。各領域を干渉排除経路の一つの経路点と見なし、かつ各領域の所定点を指定して各領域を代表すること、例えば、各領域の中心点を指定して各個領域を代表することが可能で、順番付けた結果に従って各領域の所定点を繋げると、干渉排除経路が得られる。本発明の一実施形態では、各領域がすべて干渉排除経路に配列され、そのため、材料取り装置200の挟持部220が所定距離を持ってすべての領域を経由し、すべての領域における干渉を排除するに有利である。各領域の面積が挟持部220の面積より小さいまたは等しいため、干渉排除の効果を高めることができる。
図5を合わせて参照すると、図5は制御モジュールが干渉パラメータに基づいて各領域に順番を付けるステップフローチャートであり、以下は各ステップの実行主体が何れも制御モジュールとする。
ステップ710において、一つの領域を摘み取り領域に指定する。摘み取り領域は対象物の種類によって決めることが可能であり、例えば、対象物がレンチである場合、摘み取り領域を重心位置の領域とし、例えば、対象物が孔を有する場合、摘み取り領域を孔が位置する領域としてもよい。
ステップ720において、摘み取り領域の干渉パラメータが閾値より小さいか否かを判断する。「はい」と判断された場合、ステップ741を行う。閾値は実際のニーズに応じて予め設定することが可能であり、本発明の一実施形態では、ノイズによる誤判断を防止するために、閾値が3D画像のノイズ比例より大きいまたは等しくてもよい。
ステップ741において、摘み取り領域を干渉排除経路の第一経路点に設定する。
ステップ751において、複数の領域がすべて干渉排除経路に配列されているか否かを判断する。「はい」と判断された場合、ステップ795へ進み、順番付けを完了する。この場合、干渉排除経路が第一経路点を含む。「いいえ」と判断された場合、ステップ761へ進む。
ステップ761において、各領域の干渉パラメータに基づいて、干渉パラメータが最も大きい領域を第二経路点に決定する。
ステップ771において、複数の領域がすべて干渉排除経路に配列されているか否かを判断する。「はい」と判断された場合、ステップ795へ進み、順番付けを完了する。この場合、干渉排除経路は第一経路点と第二経路点を含む。「いいえ」と判断された場合、ステップ781を行う。
ステップ781において、第二経路点との距離が最も近い領域を第三経路点に決定する。第二経路点との距離が同じ領域が二つ以上ある場合、第三経路点として、その一つの領域を任意に選択してもよい。
複数の領域がまだ全部干渉排除経路に配列されていない場合、複数の領域がすべて干渉排除経路に配列されるまで、ステップ771および783(図示せず)を繰り返してもよい。ステップ771について前文を参照することができる。「はい」と判断された場合、ステップ795へ進み、順番付けを完了する。「いいえ」と判断された場合、ステップ783を行い、ステップ783において、今の経路点(ここでは第三経路点)との距離が最も近い領域を次の経路点(ここでは第四経路点)に決定し、言い換えれば、第二経路点の後、次の経路点としてすべて今の経路点との距離が最も近い領域を選択する。
ステップ720に戻り、摘み取り領域の干渉パラメータが閾値より大きいまたは等しい場合、ステップ730を行い、摘み取り領域との距離が最も近く、かつ干渉パラメータが閾値より小さい領域を干渉排除経路の第一経路点に設定する。摘み取り領域との距離が同じで、かつ干渉パラメータが閾値より小さい領域が二つ以上ある場合、第一経路点として、その中の何れかの領域、または干渉パラメータが最も小さい領域を選択することができる。
ステップ742において、摘み取り領域を第二経路点に設定する。
ステップ752において、複数の領域がすべて干渉排除経路に配列されているか否かを判断する。「はい」と判断された場合、ステップ795へ進み、順番付けを完了する。この場合、干渉排除経路は第一経路点と第二経路点を含む。「いいえ」と判断された場合、ステップ762を行う。
ステップ762において、各領域の干渉パラメータに基づき、干渉パラメータが最も大きい領域を第三経路点に決定する。
ステップ772において、複数の領域がすべて干渉排除経路に配列されているか否かを判断する。「はい」と判断された場合、ステップ795へ進み、順番付けを完了する。この場合、干渉排除経路は第一経路点、第二経路点および第三経路点を含む。「いいえ」と判断された場合、ステップ782を行う。
ステップ782において、第三経路点との距離が最も近い領域を第四経路点に決定する。
複数の領域がまだ全部干渉排除経路に配列されていない場合、複数の領域がすべて干渉排除経路に配列されるまで、ステップ772および784(図示せず)を繰り返してもよい。ステップ772について前文を参照することができる。「はい」と判断された場合、ステップ795へ進み、順番付けを完了する。「いいえ」と判断された場合、ステップ784を行い、ステップ784において、今の経路点(ここでは第四経路点)との距離が最も近い領域を次の経路点(ここでは第五経路点)に決定し、言い換えれば、第三経路点の後、次の経路点としてすべて今の経路点との距離が最も近い領域を選択する。また、すべての領域が全部干渉排除経路に配列される前に、干渉排除の効率と効果を考えて、各領域に対し繰り返し順番を付けることはない。
図6を合わせて参照する、図6は制御モジュールが干渉パラメータに基づいて各領域に対し順番を付ける別のステップフローチャートである。ステップ710’−782’および795’について、図5のステップ710−782および795を参照することができる。ステップ781’または782’を行った後、複数の領域がまだ全部干渉排除経路に配列されていなければ、ステップ772’および783’(図示せず)を繰り返し行うか、またはステップ772’および784’(図示せず)を繰り返し行ってもよい。ステップ772’、783’および784’はそれぞれステップ772、783および784と同じであるため、ここで省略する。図5に比べると、複数の領域が全部干渉排除経路に配列された後、図6にはさらにステップ791’または792’を行うことが含まれており、ステップ791’において第一経路点を干渉排除経路の最終経路点に設定し、ステップ792’において第一経路点または第二経路点を干渉排除経路の最終経路点に設定する。これにより、干渉排除の過程において、既に排除されたその他の対象物が摘み取り待ち対象物の上に押し戻されることを防ぎ、干渉排除の効果をさらに高めることができる。
順番付けが完了したら、全ての領域を順番付けの結果通りに繋げると、干渉排除経路が得られ、制御モジュールが干渉排除経路を材料取り装置に伝送する。
以下、第一から第四実施例を用いて、本発明のシステムが如何にして干渉を排除するかついて具体的に説明する。第一から第四実施例において、干渉パラメータが各領域の干渉比例であり、閾値を30%と定義し、かつ各領域の中心点が各領域を代表する。
図7は本発明の第一実施例に基づく干渉排除の概略図である。図7の左図は干渉排除を行う前の状態を示し、図7の真ん中の図および右図は挟持部の移動経路を示す。図7の左図が示すように、対象物810は摘み取り待ち対象物であり、対象物820が対象物810の上に積み重ねて干渉になっており、制御モジュールが対象物810を領域811−813に区分し、かつ領域811−813の干渉パラメータを算出し、そして図5のステップフローチャートに従って領域811−813に順番を付ける。
図7の左図と図5を同時に参照すると、まず、ステップ710を行い、領域812を摘み取り領域に指定する。次に、ステップ720を行い、摘み取り領域(即ち、領域812)の干渉パラメータが閾値より小さいか否かを判断する。ここで「はい」と判断されたため、ステップ741を行い、領域812を干渉排除経路の第一経路点に設定する。ステップ751を行い、領域811−813が全部干渉排除経路に配列されているか否かを判断する。ここで「いいえ」と判断されたため、ステップ761を行い、干渉パラメータが最も大きい領域813を第二経路点に決定する。ステップ771を行い、領域811−813が全部干渉排除経路に配列されているか否かを判断する。ここで「いいえ」と判断されたため、ステップ781を行い、第二経路点(即ち、領域813)との距離が最も近い領域を第三経路点に決定する。領域811のみが順番付けられていないため、領域811を第三経路点に決定する。
これによって、干渉排除経路は領域812、813および811の順になり、順番付けが完了すると、制御モジュールが干渉排除経路を材料取り装置に伝送し、かつ材料取り装置の挟持部を制御して、干渉排除経路の順番に沿って移動させる。図7が示すよう、挟持部が領域812から領域813まで移動し、対象物820を領域813から押し退け、図7の右図が示すように、挟持部が領域813から領域811まで移動する。これにより、挟持部が対象物810のすべての領域811−813を経由し、すべての領域811−813の干渉を確実に排除し、材料取り装置の摘み取り作業に有利である。
図8は本発明の第二実施例に基づく干渉排除の概略図である。図8の左図が示すように、対象物830が摘み取り待ち対象物であり、対象物840が対象物830の上に積み重ねて干渉になっており、制御モジュールが対象物830を領域831−833に区分し、かつ領域831−833の干渉パラメータを算出し、そして図5のステップフローチャートに従って領域831−833に順番を付ける。図8の左図および図5を同時に参照すると、まず、ステップ710を行い、領域832を摘み取り領域に指定する。次に、ステップ720を行い、摘み取り領域(即ち、領域832)の干渉パラメータが閾値より小さいか否かを判断する。ここで「いいえ」と判断されたため、ステップ730を行い、領域832との距離が最も近く、かつ干渉パラメータが閾値より小さい領域833を干渉排除経路の第一経路点に設定する。ステップ742を行い、領域832を第二経路点に設定する。ステップ752を行い、領域831−833がすべて干渉排除経路に配列されている否かを判断する。ここで「いいえ」と判断されたため、ステップ762を行い、干渉パラメータが最も大きい領域を第三経路点に決定する。領域831のみが順番付けられていないため、領域831を第三経路点に決定する。これにより、干渉排除経路は領域833、832および831の順になる。
図8の真ん中の図および右図が示すように、挟持部が領域833から領域832へ、さらに領域831まで移動し、対象物840をまず領域832から押し退けた後、さらに対象物840を領域831から押し退けて、材料取り装置の摘み取り作業を影響しないよう、対象物840による干渉を最低限まで排除する。
図9は本発明の第三実施例に基づく干渉排除の概略図である。図9の上段の一番左の図は干渉排除を行う前の状態を示し、その他の各図は挟持部の移動経路を示し、その他の各図が示すように、対象物860が対象物850から押し離された後は図示されない。
図9の上段の最も左の図が示すように、対象物850は摘み取り待ち対象物であり、対象物860が対象物850の上に積み重ねられて干渉となっている。制御モジュールが対象物850を領域851−856に区分し、かつ領域851−856の干渉パラメータを算出し、そして図6のステップフローチャートに従って領域851−856に順番を付ける。図9の上段の最も左の図と図6を同時に参照すると、まず、ステップ710’を行い、領域851を摘み取り領域に指定する。ステップ720’を行い、摘み取り領域(即ち、領域851)の干渉パラメータが閾値より小さいか否かを判断する。ここで「はい」と判断されたため、ステップ741’を行い、領域851を干渉排除経路の第一経路点に設定する。ステップ751’を行い、領域851−856がすべて干渉排除経路に配列されているか否かを判断する。ステップ761’を行い、干渉パラメータが最も大きい領域853を第二経路点に決定する。ステップ771’を行い、領域851−856がすべて干渉排除経路に配列されている否かを判断する。ここで「いいえ」と判断されたため、ステップ781’を行い、第二経路点(即ち、領域853)との距離が最も近い領域854を第三経路点に決定し、その後、複数の領域が全部干渉排除経路に配列されるまで、ステップ771’および783’(図示せず)を繰り返し行う。ステップ771’および783’について、ステップ771および783の説明を参照することができる。これにより、制御モジュールは、領域855を第四経路点に、領域856を第五経路点に、領域852を第六経路点にそれぞれ決定し、領域851−856がすべて干渉排除経路に配列された後、ステップ791’を行って、第一経路点(即ち、領域851)を干渉排除経路の最終経路点に設定し、即ち、干渉排除経路は領域851、853、854、855、856、852および851の順になる。その後、図9とその他の各図における対象物850における矢印が示すように、挟持部が干渉排除経路の順番に従って、対象物860に対する干渉をスムーズに排除する。
図10は本発明の第四実施例に基づく干渉排除の概略図である。図10の上段の最も左の図は干渉排除を行う前の状態を示し、その他の各図は挟持部の移動経路を示し、その他の各図が示すように、対象物880および890が対象物850から押し離された後、図示されない。
図10の上段の最も左の図が示すように、対象物870は摘み取り待ち対象物であり、対象物880、890が対象物870の上に積み重ねて干渉になっている。制御モジュールが対象物870を領域871−876に区分し、かつ領域871−876の干渉パラメータを算出し、そして図6のステップフローチャートに従って領域871−876に順番を付ける。図10の上段の最も左の図と図6を同時に参照すると、まず、ステップ710’を行い、領域871を摘み取り領域に指定する。ステップ720’を行い、摘み取り領域(即ち、領域871)の干渉パラメータが閾値より小さいか否かを判断する。ここで「いいえ」と判断されたため、ステップ730’を行い、領域871との距離が最も近く、かつ干渉パラメータが閾値より小さい領域872を第一経路点に設定する。ステップ742’を行い、領域871を第二経路点に設定する。ステップ752’行って、領域871−876がすべて干渉排除経路に配列されているか否かを判断する。ここで「いいえ」と判断されたため、ステップ762’を行って、干渉パラメータが最も大きい領域874を第三経路点に決定する。ステップ772’を行って、領域871−876がすべて干渉排除経路に配列されているか否かを判断する。ここで「いいえ」と判断されたため、ステップ782’を行って、第三経路点(即ち、領域874)との距離が最も近い領域873を第四経路点に決定し、その後、領域871−876が全部干渉排除経路に配列されるまで、ステップ772’および784’(図示せず)を繰り返し行う。ステップ772’および784’について、ステップ772および784の説明を参照することができる。これにより、制御モジュールは領域875を第五経路点に、領域876を第六経路点に決定し、領域871−876がすべて干渉排除経路に配列された後、ステップ792‘を行って、第一経路点(即ち、領域872)を干渉排除経路の最終経路点に設定し、即ち、干渉排除経路が領域872、871、874、873、875、876および領域872の順になる。その後、図10のその他の各図の対象物870における矢印が示すように、挟持部が干渉排除経路の順番に従って移動し、対象物880、890による干渉をスムーズに排除する。
従来の技術に比較すうと、本発明のシステムはランダムに積み重ねた対象物を摘み取るために応用可能であり、対象物を予め配列する必要がなく、労働力コストと時間コストを節約することができるほか、摘み取り待ち対象物のために干渉排除経路を計画することで、摘み取り待ち対象物における干渉を有効に排除し、材料取り装置の摘み取り成功率の向上に有利であり、生産効率を大幅に高めることができる。
以上は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明の請求の範囲に基づく均等な変更および修正はすべて本発明の範囲に属する。
10 システム
100 3D検出モジュール
200 材料取り装置
210 本体
220 挟持部
300 制御モジュール
400 対象物
500 箱
610、620、630、640、641、642、643、650、710、720、730、741、742、751、752、761、762、771、772、781、782、783、784、795、710’、720’、730’、741’、742’、751’、752’、761’、762’、771’、772’、781’、782’、783’、784’、791’、792’、795’ ステップ
810、820、830、840、850、860、870、880、890 対象物
811、812、813、831、832、833、851、852、853、854、855、856、871、872、873、874、875、876 領域

Claims (4)

  1. ランダムに積み重ねた複数の対象物の干渉を排除するシステムであって、
    3次元検出モジュールと、
    材料取り装置と、
    前記3次元検出モジュールおよび前記材料取り装置に接続される制御モジュールとを含み、
    前記制御モジュールが、
    前記3次元検出モジュールを制御し、前記複数の対象物について、前記複数の対象物の中の少なくとも一部が像形成された3次元画像を取得させるステップと、
    前記3次元画像を分析し、画像情報を得るステップと、
    前記画像情報に基づいて、摘み取り待ち対象物を選択するステップと、
    前記摘み取り待ち対象物のために干渉排除経路を計画するステップと、
    前記材料取り装置を制御して、前記干渉排除経路に従って前記摘み取り待ち対象物の干渉を排除するステップとを行うように構成され、
    前記干渉排除経路を計画するステップは、
    前記制御モジュールが前記摘み取り待ち対象物を複数の領域に区分するステップと、
    前記制御モジュールが各前記領域の干渉パラメータを算出するステップと、
    前記制御モジュールが前記干渉パラメータに基づいて各前記領域に順番を付けることで、前記干渉排除経路を得るステップとを含む、システム。
  2. 前記制御モジュールが前記干渉パラメータに基づいて各前記領域に順番を付けるステップは、
    前記制御モジュールが一つの前記領域を摘み取り領域に指定するステップと、
    前記制御モジュールが前記摘み取り領域の前記干渉パラメータが閾値より小さいか否かを判断するステップとを含み、
    前記摘み取り領域の前記干渉パラメータが前記閾値より小さい場合、前記制御モジュールが前記摘み取り領域を前記干渉排除経路の第一経路点に設定し、および、
    前記制御モジュールが各前記領域の前記干渉パラメータに基づいて、前記干渉パラメータが最も大きい前記領域を第二経路点に決定し、
    前記干渉排除経路が前記第一経路点と前記第二経路点を含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記制御モジュールが前記干渉パラメータに基づいて各前記領域に順番を付けるステップは、さらに、
    前記制御モジュールが、前記第二経路点との距離が最も近い前記領域を第三経路点に決定するステップを含み、
    前記干渉排除経路が前記第一経路点、前記第二経路点および前記第三経路点を含む、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記制御モジュールが前記干渉パラメータに基づいて各前記領域に順番を付けるステップは、さらに、
    前記制御モジュールが、前記第一経路点を前記干渉排除経路の最終経路点に設定するステップを含む、請求項2または3に記載のシステム。
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