JP2020146439A - 両手利きロッキングクランプシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】右手または左手を使用し、クランプ上のラチェット手段を係合し係脱する能力を有する両手利きロッキングシステムを提供する。【解決手段】ロッキングシステム400は、ヒンジ406に接続された第1及び第2の細長い部材402,430を含み、それぞれが、指係合部材414、440、作業ヘッド404、432、及びラチェット歯424を特徴とするラッチング部材416を有する。歯は、係合動作時に互いに向かって指係合部材を移動させることによって係合され、係合動作に対して垂直な係脱動作時に指係合部材を摺動させることによって係脱される。細長い部材の一方は、他の細長い部材の雌部分内に画定されるスロット内に回転可能に入れられる平面部分を含む。平面部分は、クランプが閉鎖位置にあるときにスロットを画定する雌部分の側面に接触するウェッジを含むことができる。【選択図】図1

Description

本技術は、外科クランプ、鉗子、または止血鉗子等のクランプ器具に関連して使用するための両手利きロッキングクランプシステムに関する。両手利きロッキングクランプシステムは、ハンドツールを操作することに関連して特有の有用性があり、可撓性部材を互いに向かって移動させることによってラッチング部材を係合させ、また、係合動作に垂直な動作で、それにより対向する力が可撓性部材に加えられると可撓性部材を互いに離れる方向に撓ませることより、ラッチング部材を摺動させてラッチング部材を係脱させる。対向する力は、可撓性部材の一方をユーザの操作する手の親指で押し、他方の可撓性部材を操作する手の指で引くことによって生成され、それにより、ラッチング部材を摺動可能に分離する。
両手利きロッキングクランプ、鉗子、または止血鉗子は、右利きまたは左利きユーザが単一の手操作式クランプ、鉗子、または止血鉗子を使用することを可能するために望ましい。これらの手操作式デバイスは、右利きまたは左利きユーザのために過去に製造されてきた。この製造プロセスは、製造業者が、どれだけ多くの右利きまたは左利きデバイスを作製するかについて意思決定を行わなければならないことになる点で幾つかの欠点を有する。ほとんどの場合、左利きデバイスより多くの右利きデバイスを製造する意思決定が行われる。したがって、左利きユーザが右利きデバイスを操作することが非常に難しいことがよく知られている。
手操作式ロッキングクランプ、鉗子、または止血鉗子は、当技術分野でよく知られている。これらのデバイスは、ヒンジによって接合された一対の細長い部材を含む。ヒンジは、通常、両方の細長い部材を貫通して延在するヒンジピンである。細長い部材の一端は、作業ヘッド、通常、把持顎部または刃先を特徴とする。細長い部材の他端は指係合ループを特徴とし、一組のラチェット歯が、指係合ループから外側に第2の細長い部材の指ループのラチェット歯に向かって延在する。ラチェット歯は、指ループ端が近づけられると、互いに係合するように配向されている。これらのデバイスは、幅広い用途で医療業界で主に使用されるが、フライフィッシング、模型製作、及び電気業界において同様に使用される。
標準的な右利き手操作式デバイスの操作中に、ユーザは、彼または彼女の親指を1つのループに、中指を対向するループに挿入し、人指し指は、デバイスの支持及び制御のための中指ループの上部に載せることになる。作業ヘッドを係合させるために、ユーザは、人指し指によって誘導されて親指及び中指を互いに閉じる。デバイスは、ラチェット歯部材が互いに係合するまでループを互いに更に強く閉じることによって閉鎖位置にロックされる。解除するためには、親指は手の平から離れる方向に押し、中指は、手の平に向かって押す。この動作は、ラチェット歯部材を互いに離れる方向に撓ませ、係脱させる。
左利きユーザが右利きデバイスを操作しようと試みるときに困難がある。左利きユーザが親指で押し、中指で引くことは難しい。これは、自然な手の動作でない。
上述したデバイスは、そのそれぞれの特有の目的及び要件を満たすが、上記特許は、可撓性部材を互いに向かって移動させることによってラッチング部材を係合させること、及び係合動作に垂直な動作で、それにより対向する力が可撓性部材に加えられると可撓性部材を互いに離れる方向に撓ませることより、ラッチング部材を摺動させてラッチング部材を係脱させることによって、右利きまたは左利きユーザによるデバイスの使用を可能にする両手利き手操作式デバイスを述べていない。ここで、対向する力は、可撓性部材の一方をユーザの操作する手の親指で押し、他方の可撓性部材を操作する手の指で引くことによって生成され、それにより、ラッチング部材を摺動可能に分離する。
したがって、取外し可能かつ交換可能なコンポーネントを有するツールによって対象物を操作するために使用できる新しくかつ改良型の両手利きロッキングクランプシステムについての必要性が存在する。これに関して、本技術はこのニーズを実質的に満たす。この点において、本技術による両手利きロッキングクランプシステムは、従来技術の慣例的概念及び設計から実質的に逸脱し、そうすることで、可撓性部材を互いに向かって移動させることによってラッチング部材を係合させ、また、係合動作に垂直な動作で、それにより対向する力が可撓性部材に加えられると可撓性部材を互いに離れる方向に撓ませることより、ラッチング部材を摺動させてラッチング部材を係脱させるようにハンドツールを操作するために主に開発された装置を提供する。対向する力は、可撓性部材の一方をユーザの操作する手の親指で押し、他方の可撓性部材を操作する手の指で引くことによって生成され、それにより、ラッチング部材を摺動可能に分離する。
知られているタイプの手操作式ロッキングデバイスに固有の上記欠点を考慮して、本技術は、改良型両手利きロッキングクランプシステムを提供し、従来技術の上記で述べた欠点及び不利益を克服する。したがって、以降でより詳細に述べられることになる本技術の一般的な目的は、これまでに述べた従来技術の全ての利点、及び、従来技術によって予測されない、明らかにされない、提案されない、または暗示すらされない両手利きロッキングクランプシステムをもたらす多くの特徴を、単独でまたはその任意の組合せで有する、新しくかつ改良された両手利きロッキングクランプシステム及び方法を提供することである。
本技術の一態様によれば、本技術は、両手利きロッキングクランプシステムであって、右利きのまたは左利きのユーザが前記クランプを操作することを可能にするための両手利きロッキングクランプシステムを本質的に含む。システムは、互いに旋回可能に接続された第1の部材及び第2の部材を含むことができる。第1の部材は、少なくとも1つの第1の細長い本体、少なくとも1つの第1の指係合部材、及び少なくとも1つの第1のラッチング部材を含むことができる。第1の細長い本体は、平面部分及び第1の細長い本体の端に位置する少なくとも1つの第1の作業ヘッド を含むことができる。第1のラッチング部材は第1の部材ラチェット歯を含むことができる。第2の部材は、少なくとも1つの第2の細長い本体、少なくとも1つの第2の指係合部材、及び少なくとも1つの第2のラッチング部材を含むことができる。第2の細長い本体は、スロットを画定する雌部分及び第2の細長い本体の端に位置する少なくとも1つの第2の作業ヘッドを含むことができる。スロットは第1の部材の平面部分を支えるように構成される。第2のラッチング部材は少なくとも1つの第2の部材ラチェット歯を含むことができる。第1及び第2の部材は、旋回ポイントで旋回可能な関係にあるため、第1及び第2の指係合部材が互いに向かって移動すると、第1及び第2の作業ヘッドが互いに向かって移動する。
本技術の一態様によれば、本技術は両手利きロッキングクランプシステムを本質的に含む。システムは、互いに旋回可能に接続された第1の部材及び第2の部材を含むことができる。第1の部材は、少なくとも1つの第1の細長い本体、少なくとも1つの第1の指係合部材、及び少なくとも1つの第1のラッチング部材を含むことができる。第1の細長い本体は、平面部分、及び第1の細長い本体の端に位置する少なくとも1つの第1の作業ヘッドを含むことができる。第1のラッチング部材は第1の部材ラチェット歯を含むことができる。第2の部材は、少なくとも1つの第2の細長い本体、少なくとも1つの第2の指係合部材、及び少なくとも1つの第2のラッチング部材を含むことができる。第2の細長い本体は、スロットを画定する雌部分、及び第2の細長い本体の端に位置する少なくとも1つの第2の作業ヘッドを含むことができる。スロットは第1の部材の平面部分を支えるように構成される。第2のラッチング部材は第2の部材ラチェット歯を含むことができる。第1及び第2の部材は、旋回ポイントの周りで旋回可能に接続されるため、第1及び第2の指係合部材が互いに向かって移動される時、第1及び第2の作業ヘッドが互いに向かって移動する。第1及び第2の部材ラチェット歯は、第1及び第2の指係合部材が互いに向かって移動される時、係合動作によって互いに係合可能であるように配向される。
本技術の更に別の態様によれば、本技術は両手利きロッキングクランプシステムを使用する方法を含むことができる。方法は、第1及び第2の指係合部材を、係合動作で旋回ポイント周りに互いに向かって移動させるための、第1の部材の第1の指係合部材及び第2の部材の第2の指係合部材をユーザが操作するステップを含むことができる。旋回ポイントは、第1及び第2の部材を互いに旋回可能に接続するように構成されることができる。第1の部材の平面部分及び第2の部材の雌部分を係合動作中に旋回ポイントの周りに回転させること。平面部分は雌部分内で画定されるスロット内に入れることが可能であることができる。第1の部材及び第2の部材の作業ヘッドが閉鎖位置にあるときに、第1及び第2の部材のラチェット歯がユーザ所望の張力まで連続して互いに重なり合うまで、係合動作によって第1及び第2の部材のラチェット歯は互いに係合させること。ラチェット歯が摺動可能に係脱されるまで、係合動作に垂直な係脱動作によって第1及び第2の部材のラチェット歯を係脱させること。係脱動作は、第1及び第2の指係合部材の少なくとも一方を押し、第1及び第2の指係合部材の他方を引くことによって、対向する力が第1及び第2の指係合部材に加えられるときに第1及び第2の部材を反対方向に移動させることによって生成され、それにより、第1及び第2の部材のラチェット歯を係合から外して摺動可能に分離する。
本技術の幾つかの実施形態において、第1の部材の第1の指係合部材の操作は、ユーザの操作する手の少なくとも親指または指を利用し、一方で、第2の部材の第2の指係合部材を第1の指係合部材を操作するときに使用されないユーザの操作する手の少なくとも親指または指によって操作することによって達成されることができる。
本技術の幾つかの実施形態において、係脱動作は、第1及び第2の指係合部材の少なくとも一方を操作する手の親指で押し、第1及び第2の指係合部材の他方を操作する手の指で引くことによって、対向する力が第1及び第2の指係合部材に加えられるときに第1及び第2の部材を反対方向に移動させることによって生成されることができる。
本技術の幾つかの実施形態において、平面部分は、第1及び第2の作業ヘッドが閉鎖位置にあるときにスロットを画定する前記雌部分の側面に接触するように構成される少なくとも1つのウェッジを含むことができる。
本技術の幾つかの実施形態において、ウェッジは、ウェッジの外部縁が平面部分の縁と同一平面上になるように平面部分から延在することができる。
本技術の幾つかの実施形態において、ウェッジは、外部側面及び内部テーパー付き側面を含むことができる。ウェッジは、係合動作中に、内部テーパー付き側面が外部側面に先立ってスロットに入るように構成されることができる。
本技術の幾つかの実施形態において、ウェッジは、それぞれが、互いから離れて平面部分の対向する側から延在する一対のウェッジであることができる。
本技術の幾つかの実施形態において、ウェッジは、第1の細長い本体に隣接することができ、旋回ポイントはウェッジと第1の部材の作業ヘッドとの間に位置する。
本技術の幾つかの実施形態において、平面部分は、第1及び第2の作業ヘッドが閉鎖位置にあるときにスロットを画定する雌部分の側面に接触するように構成される少なくとも1つの2次ウェッジを含むことができる。
本技術の幾つかの実施形態において、2次ウェッジは、外部側面及び内部テーパー付き側面を含むことができる。2次ウェッジは、係合動作中に、2次ウェッジの内部テーパー付き側面が2次ウェッジの外部側面に先立ってスロットに入るように構成されることができる。
本技術の幾つかの実施形態において、2次ウェッジは、それぞれが、互いから離れて平面部分の対向する側から延在する一対の2次ウェッジであることができる。
本技術の幾つかの実施形態において、2次ウェッジは、第1の部材の作業ヘッドに隣接することができ、旋回ポイントはウェッジと2次ウェッジとの間に位置する。
本技術の幾つかの実施形態において、ウェッジ及び2次ウェッジは、第1の部材の長手方向軸の対向する側に位置することができる。
本技術の幾つかの実施形態において、第1の細長い部材を貫通して画定される第1の部材開口を通り支えられる第1のラッチング部材、及び、第2の細長い部材を貫通して画定される第2の部材開口を通り支えられる第2のラッチング部材を含むことができる。
本技術の幾つかの実施形態において、第1の部材開口は、第1の細長い本体の屈曲部分によって画定される凹部であることができ、第2の部材開口は、第2の細長い本体の屈曲部分によって画定される凹部であることができる。
本技術の幾つかの実施形態において、第1の部材開口は第1の細長い本体を貫通して画定される穴であることができ、第2の部材開口は第2の細長い本体を貫通して画定される穴であることができる。
本技術の幾つかの実施形態において、第1及び第2の部材ラチェット歯は、対向する力が第1及び第2の指係合部材に加えられると、第1及び第2のラッチング部材を移動させて互いから離す、係合動作に垂直な係脱動作によって、第1及び第2の部材ラチェット歯を摺動させて離すことによって互いに係脱させるための構成を有することができる。
したがって、次に続く本技術の詳細な説明がよりよく理解されることができるために、また、当技術分野に対する本発明の寄与がよりよく認識されることができるために、技術のより重要な特徴が、かなり広範に概説されている。
技術は、限定はしないが、硬質ラッチング部材、可撓性ラッチング部材、可撓性アーム付きラッチング部材、及びラチェットヘッド等の、種々のラッチング部材を同様に含んでもよい。もちろん、以降で述べられ、添付特許請求項の主題を形成することになる技術の更なる特徴が存在する。
本技術の多数の実施形態、特徴、及び利点は、添付図面と併せて、本技術の現在のところ好ましいがそれでも例証的である実施形態の以下の詳細な説明を読むと、当業者にすぐに明らかになるであろう。これに関して、技術の目下の実施形態を詳細に説明する前に、技術が、以下の説明で述べられ図面で示される、構造の詳細及びコンポーネントの配置にその適用が制限されないことが理解される。技術は、他の実施形態が可能であり、また、種々の方法で実践され実施されることが可能である。同様に、本明細書で使用される表現及び用語が説明のためのものであり、制限的であると見なされるべきでないことが理解される。
したがって、本開示がそれに基づく概念が、本技術の幾つかの目的を実施するための他の構造、方法、及びシステムを設計するための基礎としてすぐに利用されることができることを当業者は認識するであろう。したがって、特許請求項が、本技術の趣旨及び範囲から逸脱しない限りにおいて、こうした等価な構造を含むものと見なされることが重要である。
したがって、従来技術のロッキングクランプの利点の全てを有し、欠点が全くない新しくかつ改良型の両手利きロッキングクランプシステムを提供することは、本技術の一実施形態である。
容易かつ効率的に製造され、販売されることができる 新しくかつ改良型の両手利きロッキングクランプシステムを提供することは、本技術の別の実施形態である。
本技術のなお更なる実施形態は、新しくかつ改良型の両手利きロッキングクランプシステムを提供することであり、新しくかつ改良型の両手利きロッキングクランプシステムは、材料と労働の両方に関して低い製造コストを有し、したがって、一般消費者に対する低販売価格が可能であり、それにより、こうした両手利きロッキングクランプシステムを一般購買者にとって経済的に入手可能にする。
本技術の更に別の実施形態は、従来技術の装置及び方法に通常関連する欠点の一部を同時に克服しながら、従来技術の装置及び方法において、本技術の利点の幾つかを提供する、新しい両手利きロッキングクランプシステムを提供することである。
最後に、ラチェット歯がユーザ所望の張力まで連続して互いに重なり合うまで、ユーザの操作する手によって提供される係合動作によって第1及び第2の部材のラチェット歯を互いに係合させることによって、両手利きロッキングクランプシステムを使用する新しくかつ改良型の方法を提供することが本技術の目的である。係合動作は、第1及び第2の指係合部材を互いに向かって移動させることによって生成される。ラチェット歯は、対向する力が加えられると、第1及び第2のラッチング部材を互いから離して移動させることをもたらす、係合動作に垂直な係脱動作によって係脱される。係脱動作は、第1及び第2の指係合部材の少なくとも一方をユーザの操作する手の親指で押し、第1及び第2の指係合部材の他方を操作する手の指で引くことによって、対向する力が第1及び第2の指係合部材に加えられるときに第1及び第2の部材を反対方向に移動させることによって生成され、それにより、ラチェット歯を係合から外して摺動可能に分離する。
これらは、技術を特徴付ける新規性の種々の特徴と共に、技術の他の実施形態と一緒に、本開示に添付され、本開示の一部を形成する特許請求項において詳細に指摘される。本技術、その操作上の利点及びその使用によって得られる特定の実施形態のよりよい理解のために、本技術の好ましい実施形態が示される添付図面及び説明事項に対して参照が行われるべきである。
本技術の以下の詳細な説明に対して考慮が払われると、本技術はよりよく理解されることになり、上記で述べた実施形態以外の実施形態は明らかになることになる。こうした説明は添付図面を参照する。
本技術の一実施形態の正面図である。 図1の実施形態の拡大断面図である。 図1の実施形態の係脱構成のラチェット歯の拡大底面図である。 本技術の一実施形態の正面図である。 図4の実施形態の第2の指係合部材及びラッチング部材の斜視図である。 図4の実施形態の係脱構成のラチェット歯の拡大底面図である。 本技術の一実施形態の正面図である。 図7の実施形態の側面図である。 断面ライン9−9に沿って切取った図8の実施形態の拡大断面図である。 図7の実施形態の係脱構成のラチェット歯の拡大底面図である。 本技術の一実施形態の正面図である。 図11の実施形態の側面図である。 本技術の作業ヘッドセクションの一実施形態の斜視図である。 作業ヘッドが開放構成にある図13の実施形態の正面図である。 断面ライン15−15に沿って切取った図14の実施形態の断面図である。 作業ヘッドが閉鎖構成にある図13の実施形態の正面図である。 断面ライン47−47に沿って切取った図16の実施形態の断面図である。 断面ライン18−18に沿って切取った図17の実施形態の断面図である。
同じ参照数字は種々の図全体を通して同じ部品を指す。
ここで、図面を、特に図1〜18を参照すると、本技術の両手利きロッキングクランプシステムの実施形態が示され説明される。
図1において、右利きまたは左利きユーザによる手操作式デバイスの使用を可能にするための本技術の新しくかつ改良型の両手利きロッキングクランプシステム400が示され述べられる。より詳細には、両手利きロッキングクランプシステム400は、第1の細長い部材402及び第2の細長い部材430を有し、それぞれが作業ヘッド404、432を有し、それぞれの作業ヘッドは把持顎部または刃先であることができるが、それに限定されない。第2の細長い部材430は、ヒンジ406によって第1の細長い部材402に接続される。第1及び第2の細長い部材402、430はそれぞれ、対応する指係合部材414、440を有し、指係合部材414、440はそれぞれの作業ヘッド404、432に対向して位置する。組立てられると、両手利きロッキングクランプシステム400は、ヒンジ406を通過する長手方向軸LXを規定する。
第1の細長い部材402は、第1の指係合部材アーム410、第2の指係合部材440、及び第1のラッチング部材416を含む。第1の指係合部材アーム410は、第1の部材移行セクション408によって第1の細長い部材402の端から移行する。第1の部材移行セクション408は、第1の細長い部材402及び第1の指係合部材アーム410より厚い。第1の部材移行セクション408は、第1の細長い部材402の外部になるように長手方向軸LXから離れて延在する。
第1の指係合部材アーム410は、第1の部材移行セクション408の外部でかつ作業ヘッド404に対向するように、長手方向軸LXから離れる方向に第1の部材移行セクション408から延在する弧状または湾曲状プロファイルを有する。
第1の指係合部材414は、作業ヘッド404に対向して位置し、ヒンジ406は作業ヘッド404と第1の指係合部材414との間に位置する。第1の指係合部材414は、第1の部材指移行セクション412によって第1の指係合部材アーム410の端から移行する。第1の部材指移行セクション412は、第1の指係合部材アーム410及び第1の指係合部材414より厚い。第1の部材指移行セクション412は、第1の指係合部材アーム410の内部になるように長手方向軸LXに向かって延在する。その結果、第1の指係合部材414は、長手方向軸LXに向かって第1の指係合部材アーム410の内部にある。
第1の指係合部材414は、中心軸CXをもち、ユーザの少なくとも1本の指または指幅が入る構成を有する実質的に円形または卵形の開口を画定する。第1の指係合部材414は、第1の指係合部材アーム410から離間した、またはオフセットした関係の第1の指係合部材414の一部分を有し、第1の指係合部材414と第1の指係合部材アーム410との間に空間を画定する。第1の指係合部材アーム410からオフセットする第1の指係合部材414の部分は、第1の指係合部材アーム410のプロファイルに対応する弧状または湾曲状プロファイルを有する。
図2に示すように、第1のラッチング部材416は、第1のアームセクション418、第2のアームセクション420、及びラチェットヘッド422を有する。第1のアームセクション418は、第1の指係合部材アーム410と第1の指係合部材414との間の空間内で第1の部材指移行セクション412から離れて延在する。第1のアームセクション418は、第1の指係合部材アーム410及び第1の指係合部材アーム410からオフセットする第1の指係合部材414の部分のプロファイルに対応する弧状または湾曲状プロファイルを有する。その結果、第1のアームセクション418は、第1の指係合部材アーム410と第1の指係合部材アーム410からオフセットする第1の指係合部材414の部分との間に間隙を画定する。
第2のアームセクション420は、長手方向軸LXに向かって第1のアームセクション418から離れて延在する。ラチェットヘッド422は、第2のアームセクション420の自由端に位置する。ラチェットヘッド422は、長手方向軸LXに一致する方向に延在するラチェット歯424を特徴とする。
第2の細長い部材430は、第1の細長い部材402に対して構造が同一であり、かつ第1の細長い部材402の鏡像である。第2の細長い部材430は、第2の指係合部材アーム436、第2の指係合部材440、及び第2のラッチング部材442を含む。第2の指係合部材アーム436は、第2の部材移行セクション434によって第2の細長い部材430の端から移行する。第2の部材移行セクション434は、第2の細長い部材430及び第2の指係合部材アーム436より厚い。第2の部材移行セクション434は、第2の細長い部材430の外部になるように長手方向軸LXから離れて延在する。
第2の指係合部材アーム436は、第2の部材移行セクション434の外部になりかつ作業ヘッド432に対向するように、長手方向軸LXから離れる方向に第2の部材移行セクション434から延在する弧状または湾曲状プロファイルを有する。
第2の指係合部材440は、作業ヘッド432に対向して位置し、ヒンジ406は作業ヘッド432と第2の指係合部材440との間に位置する。第2の指係合部材440は、第2の部材指移行セクション438によって第2の指係合部材アーム436の端から移行する。第2の部材指移行セクション438は、第2の指係合部材アーム436及び第2の指係合部材440より厚い。第2の部材指移行セクション438は、第2の指係合部材アーム436の内部になるように長手方向軸LXに向かって延在する。その結果、第2の指係合部材440は、長手方向軸LXに向かって第2の指係合部材アーム436の内部にある。
第2の指係合部材440は、中心軸CXをもち、ユーザの少なくとも1本の指または指幅が入る構成を有する実質的に円形または卵形の開口を画定する。第2の指係合部材440は、第2の指係合部材アーム436から離間した、またはオフセットした関係の第2の指係合部材440の一部分を有し、第2の指係合部材440と第2の指係合部材アーム436との間に空間を画定する。第2の指係合部材アーム436からオフセットする第2の指係合部材440の部分は、第2の指係合部材アーム436のプロファイルに対応する弧状または湾曲状プロファイルを有する。
図2に示すように、第2のラッチング部材442は、第1のアームセクション444、第2のアームセクション446、及びラチェットヘッド448を有する。第1のアームセクション444は、第2の指係合部材アーム436と第2の指係合部材440との間の空間内で第2の部材指移行セクション438から離れて延在する。第1のアームセクション444は、第2の指係合部材アーム436及び第2の指係合部材アーム436からオフセットする第2の指係合部材440の部分のプロファイルに対応する弧状または湾曲状プロファイルを有する。その結果、第1のアームセクション444は、第2の指係合部材アーム436と第2の指係合部材アーム436からオフセットする第2の指係合部材440の部分との間に間隙を画定する。
第2のアームセクション446は、長手方向軸LXに向かって第1のアームセクション444から離れて延在する。ラチェットヘッド448は、第2のアームセクション446の自由端に位置する。ラチェットヘッド448は、長手方向軸LXに一致する方向に延在するラチェット歯450を特徴とする。
第1及び第2の細長い部材402、430、第1及び第2の指係合部材アーム410、436、第1及び第2のラッチング部材416、442の第1のアームセクション418、444、ならびに/または、第1及び第2のラッチング部材416、442の第2のアームセクション420、446は、リフレックスメモリ(reflex memory)を有する任意の適した材料から作ることができる。
図3に示すように、第1及び第2のラッチング部材416、442のラチェット歯424、450は、第1及び第2の指係合部材414、440を互いに閉じることによって係合すると、共に接合しロックするように適合される。作業ヘッド404、432を操作するために、右利きまたは左利きユーザが、親指を第1または第2の指係合部材414、440に挿入し、少なくとも1本の指を、親指を入れる指係合部材に対向する空いた指係合部材に挿入することになることを認識されることができる。ユーザは、その後、所望の張力または作業ヘッド力が達成されるまで、ラチェット歯424、450が連続して互いに重なり合うまで係合動作を行うことになる。係合動作は、第1及び第2の細長い部材402、430の第1及び第2の指係合部材414、440を互いに向かって移動させることによって生成され、その結果、ラチェットヘッド422、448が互いに向かって移動し、それにより、ラチェット歯424、450を共にかみ合わせ、両手利きロッキングクランプシステム400をロックする。
図4を参照すると、本技術は、右利きまたは左利きユーザによる手操作式デバイスの使用を可能にするための新しくかつ改良型の両手利きロッキングクランプシステム500を含むことができる。より詳細には、両手利きロッキングクランプシステム500は、第1の細長い部材502及び第2の細長い部材520を有し、それぞれが作業ヘッド504、522をそれぞれ有し、それぞれの作業ヘッドは把持顎部または刃先であることができるが、それに限定されない。第1及び第2の細長い部材502、520は、ヒンジ506によって互いに回転可能に接続されることができる。第1及び第2の細長い部材502、520はそれぞれ、対応する指係合部材512、528を有し、指係合部材512、528はそれぞれの作業ヘッド504、522に対向して位置する。組立てられると、両手利きロッキングクランプシステム500は、ヒンジ506を通過する長手方向軸LXを規定する。
第1の細長い部材502は、第1の移行セクション508、第1の肩セクション510、及び第1のラッチング部材514を含む。第1の移行セクション508は、第1の細長い部材502から外方にかつ離れて湾曲することができる。第1の肩セクション510は、第1の移行セクション508の端から移行する。
第1の指係合部材512は、作業ヘッド504に対向して位置し、ヒンジ506は作業ヘッド504と第1の指係合部材512との間に位置する。第1の指係合部材512は、第1の移行セクション508に対向する第1の肩セクション510の側から移行する。第1の肩セクション510からの第1の指係合部材512の接続部または移行部に隣接する第1の指係合部材512のセクションは、第1の移行セクション508から離間して配置されて、湾曲した第1の移行セクション508の凸側または外側と湾曲した第1の指係合部材512の凸側または外側との間に空間を画定する。第1の指係合部材512は、ユーザの少なくとも1本の指または指幅が入る構成を有する実質的に円形または卵形の開口を画定する。
第1のラッチング部材514は、第1の移行セクション508と第1の指係合部材512との間の空間内で第1の肩セクション510から離れて延在する第1のアームを含むことができる。
第1のラッチング部材514は、ロッキングクランプシステム500が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに向かって延在する。ラチェットヘッド516は、第1のラッチング部材514の自由端に位置する。ラチェットヘッド516は、テーパー付きまたは尖った自由端を特徴とすることができ、ロッキングクランプシステム500が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに一致する方向に延在するラチェット歯518を含む。ラチェット歯518の横幅またはプロファイルは、ロッキングクランプシステム500が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに実質的に垂直である。
第2の細長い部材520は、ラチェット歯の配向を除いて、第1の細長い部材502に対して構造が同一であり、かつ第1の細長い部材502の鏡像である。第2の細長い部材520は、第2の移行セクション524、第2の肩セクション526、及び第2のラッチング部材530を含む。第2の移行セクション524は、第2の細長い部材520から外方にかつ離れて湾曲することができる。第2の肩セクション526は、第2の移行セクション524の端から移行する。
図5に最もよく示されるように、第2の指係合部材528は、作業ヘッド522に対向して位置し、ヒンジ506は作業ヘッド522と第2の指係合部材528との間に位置する。第2の指係合部材528は、第2の移行セクション524に対向する第2の肩セクション526の側から移行する。第1の肩セクション526からの第2の指係合部材528の接続部または移行部に隣接する第2の指係合部材528のセクションは、第2の移行セクション524から離間して配置されて、湾曲した第2の移行セクション524の凸側または外側と湾曲した第2の指係合部材528の凸側または外側との間に空間を画定する。第2の指係合部材528は、ユーザの少なくとも1本の指または指幅が入る構成を有する実質的に円形または卵形の開口を画定する。
第2のラッチング部材530は、ロッキングクランプシステム500が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに向かって延在する。ラチェットヘッド532は、第2のラッチング部材530の自由端に位置する。ラチェットヘッド532は、テーパー付きまたは尖った自由端を特徴とすることができ、ロッキングクランプシステム500が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに一致する方向に延在するラチェット歯534を含む。ラチェット歯534の横幅またはプロファイルは、ロッキングクランプシステム500が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに実質的に垂直であり、第1のラッチング部材514のラチェット歯548に対向する。
第1及び第2の移行セクション508、524、ならびに/または、第1及び第2のラッチング部材514、530は、リフレックスメモリ(reflex memory)を有する任意の適した材料から作ることができる。
図4に示すように、第1及び第2のラッチング部材514、530のラチェット歯518、534は、第1及び第2の指係合部材512、528を互いに閉じることによって係合すると、共に接合しロックするように適合される。作業ヘッド504、522を操作するために、右利きまたは左利きユーザが、親指を第1または第2の指係合部材512、528に挿入し、少なくとも1本の指を、親指を入れる指係合部材に対向する空いた指係合部材に挿入することになることを認識されることができる。ユーザは、その後、所望の張力または作業ヘッド力が達成されるまで、ラチェット歯518、538が離れるように撓み始め、連続して互いに重なり合うまで係合動作を行うことになる。係合動作は、第1及び第2の細長い部材502、520の第1及び第2の指係合部材512、528を互いに向かって移動させることによって生成され、その結果、ラチェットヘッド516、532が互いに向かって移動し、それにより、ラチェット歯518、534を共にかみ合わせ、両手利きロッキングクランプシステム500をロックする。
図7を参照すると、本技術は、右利きまたは左利きユーザによる手操作式デバイスの使用を可能にするための新しくかつ改良型の両手利きロッキングクランプシステム550を含むことができる。より詳細には、両手利きロッキングクランプシステム550は、第1の細長い部材552及び第2の細長い部材570を有し、それぞれが作業ヘッド554、572をそれぞれ有し、作業ヘッドは、把持顎部または刃先であることができるが、それに限定されない。第1及び第2の細長い部材552、570は、ヒンジ556によって互いに回転可能に接続されることができる。第1及び第2の細長い部材552、570はそれぞれ、対応する指係合部材562、578を有し、対応する指係合部材562、578は、それぞれの作業ヘッド554、572に対向して位置する。組立てられると、両手利きロッキングクランプシステム550は、ヒンジ556を通過する長手方向軸LXを規定する。
第1の細長い部材552は、図8に最もよく示すように、第1の細長い部材552を貫通する第1の開口または穴560を画定する第1の受入れセクション558を含む。第1の受入れセクション558は、第1の細長い部材552より大きい幅を有し、それにより、第1の穴560を収容する拡幅されたセクションを作成する。
第1の指係合部材562は、作業ヘッド554に対向して位置し、ヒンジ556は作業ヘッド554と第1の指係合部材562との間に位置する。第1の指係合部材562は、第1の受入れセクション558から移行し、引き続き、ユーザの少なくとも1本の指または指幅が入る構成を有する実質的に円形または卵形の経路に続く。
第1の指係合部材562は、図8及び図9に最もよく示されるように、第1の指係合部材562から延在または移行する第1のラッチング部材564を含み、第1のラッチング部材564は第1の穴560を通して支えられる、または挿入される。第1のラッチング部材564は、ロッキングクランプシステム550が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに向かって延在する。ラチェットヘッド566は、第1のラッチング部材564の自由端に位置し、ラチェットヘッド566は、ラチェット歯568を含む。ラチェット歯568の横幅またはプロファイルは、ロッキングクランプシステム550が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに実質的に垂直である。
第2の細長い部材570は、ラチェット歯の配向を除いて、第1の細長い部材552に対して構造が同一であり、かつ第1の細長い部材552の鏡像である。第2の細長い部材570は、図8に最もよく示すように、第2の細長い部材570を貫通する第2の開口または穴576を画定する第2の受入れセクション574を含む。第2の受入れセクション574は、第2の細長い部材570より大きい幅を有することができ、それにより、第2の穴576を収容する幅広化されたセクションを形成する。
第2の指係合部材578は、作業ヘッド572に対向して位置し、ヒンジ556は作業ヘッド572と第2の指係合部材578との間に位置する。第2の指係合部材578は、第2の受入れセクション574から移行し、引き続き、ユーザの少なくとも1本の指または指幅が入る構成を有する実質的に円形または卵形の経路に続く。
第2の指係合部材578は、図8及び図9に最もよく示されるように、第1の指係合部材578から延在または移行する第2のラッチング部材580を含み、第2のラッチング部材580は第2の穴576を通して支えられる、または挿入される。第2のラッチング部材580は、ロッキングクランプシステム550が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに向かって延在する。ラチェットヘッド582は、第2のラッチング部材580の自由端に位置し、ラチェットヘッド582は、ラチェット歯584を含む。ラチェット歯584の横幅またはプロファイルは、ロッキングクランプシステム550が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに実質的に垂直であり、第1のラッチング部材564のラチェット歯568に対向する。
第1及び第2の指係合部材562、578、ならびに/または、第1及び第2のラッチング部材564、570は、リフレックスメモリ(reflex memory)を有する任意の適した材料から作ることができる。第1及び第2の細長い部材552、570、第1及び第2の指係合部材562、578、及び、第1及び第2のラッチング部材564、570がそれぞれ、単一の一体部材であることができ、単一の一体部材が、第1及び第2の指係合部材562、578を形成するために屈曲され、第1及び第2の指係合部材562、578の対応するラッチング部材がその対応する穴560、576を通してそれぞれ挿入された状態であることを認識されることができる。
図10に示すように、第1及び第2のラッチング部材564、580のラチェット歯568、584は、第1及び第2の指係合部材562、578を互いに閉じることによって係合すると、共に接合しロックするように適合される。作業ヘッド554、572を操作するために、右利きまたは左利きユーザが、親指を第1または第2の指係合部材562、578に挿入し、少なくとも1本の指を、親指を入れる指係合部材に対向する空いた指係合部材に挿入することになることを認識されることができる。ユーザは、その後、所望の張力または作業ヘッド力が達成されるまで、ラチェット歯568、584が離れるように撓み始め、連続して互いに重なり合うまで係合動作を行うことになる。係合動作は、第1及び第2の細長い部材552、570の第1及び第2の指係合部材562、578を互いに向かって移動させることによって生成され、その結果、ラチェットヘッド566、582が互いに向かって移動し、それにより、ラチェット歯568、584を共にかみ合わせ、両手利きロッキングクランプシステム550をロックする。
図11を参照すると、本技術は、右利きまたは左利きユーザによる手操作式デバイスの使用を可能にするための新しくかつ改良型の両手利きロッキングクランプシステム600を含むことができる。より詳細には、両手利きロッキングクランプシステム600は、それぞれが、作業ヘッド604、624をそれぞれ有する第1の細長い部材602及び第2の細長い部材622を有し、作業ヘッドは、把持顎部または刃先であることができるが、それに限定されない。第1及び第2の細長い部材602、622は、ヒンジ506によって互いに回転可能に接続されることができる。第1及び第2の細長い部材602、622はそれぞれ、対応する指係合部材614、632を有し、指係合部材614、632はそれぞれの作業ヘッド604、624に対向して位置する。組立てられると、両手利きロッキングクランプシステム600は、ヒンジ606を通過する長手方向軸LXを規定する。
第1の細長い部材602は、第1の移行セクション608、第1の肩セクション610、及び第1のラッチング部材616を含む。第1の移行セクション608は、第1の細長い部材602から外方にかつ離れて湾曲することができる。第1の肩セクション610は、図12に最もよく示されるように、第1の移行セクション608の端から移行し、第1の開放空間、ノッチ、または凹部612を画定するように屈曲または構成されることができる。第1の肩セクション610は、第1の細長い部材602及び/または第1の移行セクション608の幅より大きい幅を有することができ、それにより、幅広化されたセクションを形成する。
第1の指係合部材614は、作業ヘッド604に対向して位置し、ヒンジ606は作業ヘッド604と第1の指係合部材614との間に位置する。第1の指係合部材614は、第1の移行セクション608に対向する第1の肩セクション610の側から移行する。第1の指係合部材614は、ユーザの少なくとも1本の指または指幅が入る構成を有する実質的に円形または卵形の開口を画定する。
第1の指係合部材614は、図12に最もよく示されるように、第1の指係合部材614から延在または移行する第1のラッチング部材616を含み、第1のラッチング部材616は第1の凹部612を通して支えられる。第1のラッチング部材616は、ロッキングクランプシステム600が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに向かって延在する。ラチェットヘッド618は、第1のラッチング部材616の自由端に位置し、ラチェットヘッド616は、ラチェット歯620を含む。ラチェット歯620の横幅またはプロファイルは、ロッキングクランプシステム600が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに実質的に垂直である。
第2の細長い部材622は、ラチェット歯の配向を除いて、第1の細長い部材602に対して構造が同一であり、かつ第1の細長い部材602の鏡像である。第2の細長い部材622は、第2の移行セクション626、第2の肩セクション628、及び第2のラッチング部材634を含む。第2の移行セクション626は、第2の細長い部材622から外方にかつ離れて湾曲することができる。第2の肩セクション628は、図12に最もよく示すように、第2の移行セクション626の端から移行し、第2の開放空間、ノッチ、または凹部630を画定するように屈曲または構成されることができる。第2の肩セクション628は、第2の細長い部材622及び/または第2の移行セクション626の幅より大きい幅を有することができ、それにより、幅広化されたセクションを形成する。
第2の指係合部材632は、作業ヘッド624に対向して位置し、ヒンジ606は作業ヘッド624と第2の指係合部材632との間に位置する。第2の指係合部材632は、第2の移行セクション626に対向する第2の肩セクション628の側から移行する。第2の指係合部材632は、ユーザの少なくとも1本の指または指幅が入る構成を有する実質的に円形または卵形の開口を画定する。
第1の指係合部材632は、図12に最もよく示されるように、第2の指係合部材632から延在または移行する第2のラッチング部材634を含み、第2のラッチング部材634は第2の凹部630内に入れられる。第2のラッチング部材634は、ロッキングクランプシステム600が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに向かって延在する。ラチェットヘッド636は、第2のラッチング部材634の自由端に位置し、ラチェットヘッド636は、ラチェット歯638を含む。ラチェット歯638の横幅またはプロファイルは、ロッキングクランプシステム600が閉鎖構成にあるときに長手方向軸LXに実質的に垂直である。
第1及び第2の移行セクション608、626、第1及び第2の指係合部材614、632、ならびに/または、第1及び第2のラッチング部材616、634は、リフレックスメモリ(reflex memory)を有する任意の適した材料から作ることができる。
第1及び第2のラッチング部材616、634のラチェット歯620、638は、第1及び第2の指係合部材614、632を互いに閉じることによって係合すると、共に接合しロックするように適合される。作業ヘッド604、624を操作するために、右利きまたは左利きユーザが、親指を第1または第2の指係合部材614、632に挿入し、少なくとも1本の指を、親指を入れる指係合部材に対向する空いた指係合部材に挿入することになることを認識されることができる。ユーザは、その後、所望の張力または作業ヘッド力が達成されるまで、ラチェット歯620、638が離れるように撓み始め、連続して互いに重なり合うまで係合動作を行うことになる。係合動作は、第1及び第2の細長い部材602、622の第1及び第2の指係合部材614、632を互いに向かって移動させることによって生成され、その結果、ラチェットヘッド618、636が互いに向かって移動し、それにより、ラチェット歯620、638を共にかみ合わせ、両手利きロッキングクランプシステム600をロックする。
図13〜18を参照すると、本技術の任意の実施形態は、ヒンジ680を含む旋回部分に関連する任意の横ラグを減少させる、またはなくすための新しくかつ改良型の作業ヘッド及び/または旋回部分650を含むことができる。知られているタイプの手操作式ロッキングデバイスの1つの欠点は、作業ヘッドの旋回部分の公差が、旋回ポイントにおいて雄部分が雌部分を通過するところに横ラグを作成することである。この横ラグは、好ましくない小刻みな揺れまたは制御されない操作を生じる。この旋回部分における横剛性は、ロッキング指部またはラッチング部材が係合した状態に留まることを維持するために有益である。しかしながら、この欠点を克服するために旋回部分が適切に機能しないポイントまでこの横ラグを除去するために旋回ポイントの公差を厳しくすることは望ましくない。設計されたロック位置にあるとき、従来の製造プロセスを用いると、旋回ポイントにおける空間が大きすぎる。
本技術の実施形態は、第1の細長い部材652及び第2の細長い部材670に関連する旋回部分650を利用することができ、第1の細長い部材652及び第2の細長い部材670が作業ヘッド660、676をそれぞれ有し、作業ヘッドは把持顎部または刃先であることができるが、それに限定されない。第1及び第2の細長い部材652、670は、ヒンジ680を介して互いに回転可能に接続されることができる。第1及び第2の細長い部材652、670はそれぞれ、対応する指係合部材(図示せず)を有し、対応する指係合部材はそれぞれの作業ヘッド504、522に対向して位置する。
例示において、第1の細長い部材652は、第1の細長い部材652から移行する平面雄部分654を含むことができ、作業ヘッド660は、第1の細長い部材652に対向する側から雄部分654から移行する。ヒンジ680は、雄部分654の大まかに中心の位置を通過する、または大まかに中心の位置に旋回可能に連結される。雄部分654は、第1の細長い部材652及び作業ヘッド660がヒンジ680の両側に配向して互いからオフセットするように構成されることができる。雄部分654は、第1の細長い部材652及び作業ヘッド660より薄い厚さを有する。平面雄部分が第2の細長い部材に連結され、雌部分が第1の細長い部材に連結されることを認識されることができる。
1次ウェッジ656は、第1の細長い部材652及び雄部分654の接合部または移行部分に隣接する位置において雄部分654から延在する。1次ウェッジ656は、雄部分654の対向する側から延出する2つのウェッジであることができる。それぞれの1次ウェッジ656は、雄部分654の外部側面からヒンジに向かってテーパーを付け、1次ウェッジ厚を形成することができる。
任意選択で、第2のウェッジ658は、作業ヘッド676及び雄部分654の接合部または移行部分に隣接する位置において雄部分654から延在することができる。2次ウェッジ658は、雄部分654の対向する側から延出する2つのウェッジであることができる。それぞれの2次ウェッジ658は、雄部分654の外部側面からヒンジに向かってテーパーを付け、2次ウェッジ厚を作成することができる。
第2の細長い部材670は、第2の細長い部材670から移行する雌部分672を含むことができ、雌部分672はスロット674を画定する。作業ヘッド676は、第2の細長い部材670に対向する側から雌部分672から移行する。ヒンジ680は、雌部分672の大まかに中心の位置を通過する、または大まかに中心の位置に旋回可能に連結される。雌部分672は、第2の細長い部材670及び作業ヘッド676がヒンジ680の両側に配向して互いからオフセットするように構成されることができる。
雌部分672のスロット674は、雄部分654がヒンジ680の周りでスロット674内で旋回可能であるように、第1の細長い部材652の雄部分654が入るように構成される。雄部分654の厚さは、スロット674の厚さより薄く、それにより、図15に最もよく示させるに、スロット674を画定する、雄部分654の両側面と雌部分672の側面との間の間隙を形成する。
間隙は、図14に示す開放位置と図16に示す閉鎖位置との間で、ヒンジ680に対する第1及び第2の細長い部材652、670の自由旋回動作を可能にする。この旋回動作は、作業ヘッド660、676を共に旋回させる。
1次及び2次ウェッジ656、658は、ヒンジ680の両側に配向して互いからオフセットする。このオフセット配向は、図13及び図14に最もよく示されているように、本技術が開放位置にあるときに1次及び2次ウェッジ656、658がスロット674から取外される、または引出されることを可能にする。
ラチェット歯を共にかみ合わせること及び両手利きロッキングクランプシステムをロックすることに関連する閉鎖操作中に、1次及び2次ウェッジ656、658は、旋回してスロット674に入るため、ウェッジのそれぞれの自由縁は、スロット674を画定する雌部分672の側面にそれぞれ接触する。ウェッジ656、658は、スロット674を画定する、雄部分654と雌部分672の側面との間の間隙を埋め、それにより、図17に最もよく示されるように、本技術ツールを操作することに関連する全ての横ラグまたは小刻みな揺れをなくす。
本技術の実施形態のラチェットヘッドがテーパー付きまたは尖った自由端を特徴とすることができることを認識されることができる。
本技術の実施形態のラチェットヘッドは、それぞれ、
第1及び第2の移行セクションの周りで第1及び第2の指係合部材を旋回させること、
第1及び第2の指係合部材アームを撓ませること、
第1及び第2の部材指移行セクションの周りで第1のアームセクションを旋回させること、
第1のアームセクションを撓ませること、及び/または、
第2のアームセクションを撓ませること
によって動かすことができる。
ラチェット歯を係脱させ、作業ヘッド力の張力を解放するために、ユーザは、ラチェット歯が摺動可能に互いから係脱するまで、係合動作に垂直である係脱動作を生成することになる。係脱動作は、指係合部材の一方をユーザの操作する手の親指で押し、他方の指係合部材を挿入した指で引くことによって、対向する力を第1及び第2の指係合部材に加えることによって第1及び第2の細長い部材を反対方向に移動させることによって生成され、それにより、ラチェット歯を摺動可能に分離することができる。第1及び第2の指係合部材は、その後、引離されて、両手利きロッキングクランプシステムをロック解除することができる、または、異なる位置でラチェット歯を再係合させ、それにより、張力を変更することができる。
係合及び係脱動作が、第1及び第2の指係合部材の一方に操作する手の親指を、他の指係合部材に操作する同じ手の少なくとも1本の指を単に挿入することによって同じ方法で左利きまたは右利きユーザによって始動されることができることを認識されることができる。ラッチング部材は、その上にインジケータを有することができ、多くの配向で広く使用されるように適合されることができる。
上述した係合及び係脱動作は、本技術の全ての実施形態のために使用されることができ、使用時、右利きまたは左利きユーザが両手利きロッキングクランプシステムを操作することができることをここで理解することができる。上述したように、ユーザは、親指で押し、操作する手の指で引く、対向する力を指係合部材に加え、それにより、第1及び第2のラッチング部材の係合した歯を分離することになる。
両手利きロッキングクランプシステムの好ましい実施形態が詳細に述べられたが、実施形態の修正及び変形が可能であり、その全てが本技術の真の趣旨及び範囲内に入ることが明らかであるべきである。そして上記説明に関して、サイズ、材料、形状、形態、機能、ならびに、操作、組立て、及び使用の方法の変形を含み、本技術の部品についての最適寸法関係は、当業者にとって容易に明らかでかつ明白であると思われ、図面で示され明細書で述べられる関係に対する全ての等価な関係が、本技術によって包含されることを意図されることが認識される。例えば、限定はしないが、鋼、アルミニウム、プラスチック、及び複合物等の任意の適した丈夫な材料が両手利きロッキングクランプシステムの製造のために使用されてもよい。そして、ラッチング部材を有するツールによって対象物を操作することが述べられたが、本明細書で述べる両手利きロッキングクランプシステムが、少なくとも2つのヒンジ接続式アームを有する全てのタイプの手操作式ロッキングツールについて同様に適することが認識されるべきである。
したがって、上記は、本技術の原理の例証に過ぎないと考えられる。さらに、多数の修正及び変更を当業者が思い付くことになるため、本技術を、示され述べられる厳密な構造及び操作に限定することは所望されず、したがって、全ての適した修正物及び等価物が用いられてもよく、本技術の範囲内に入る。


Claims (18)

  1. 右利きのまたは左利きのユーザがクランプを操作することを可能にするための両手利きロッキングクランプシステムであって、前記システムが、
    少なくとも1つの第1の部材であって、
    平面部分を含む少なくとも1つの第1の細長い本体及び前記第1の細長い本体の端に位置する少なくとも1つの第1の作業ヘッド;
    少なくとも1つの第1の指係合部材;及び、
    第1の部材ラチェット歯を含む少なくとも1つの第1のラッチング部材;
    を備える、少なくとも1つの第1の部材と、
    少なくとも1つの第2の部材であって、
    スロットを確定する雌部分を含む少なくとも一つの第2の細長い本体及び第2の細長い本体の端に位置する少なくとも1つの第2の作業ヘッド、前記第1の部材の前記平面部分を支えるように構成される前記スロット;
    少なくとも1つの第2の指係合部材;及び、
    第2の部材ラチェット歯を含む少なくとも1つの第2のラッチング部材;
    を備える、少なくとも1つの第2の部材と、
    を備え、
    前記第1及び第2の部材は、旋回ポイントの周りで旋回可能な関係にあるため、前記第1及び第2の指係合部材が互いに向かって移動すると、前記第1及び第2の作業ヘッドが互いに向かって移動し;
    前記第1及び第2の部材ラチェット歯は、前記第1及び第2の指係合部材が互いに向かって移動すると、係合動作によって互いに係合可能であるように配向する、システム。
  2. 前記平面部分は、前記第1及び第2の作業ヘッドが閉鎖位置にあるときに前記スロットを画定する前記雌部分の側面に接触するように構成される少なくとも1つのウェッジを含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記ウェッジは、前記ウェッジの外部縁が前記平面部分の縁と同一平面上になるように前記平面部分から延在する、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記ウェッジは、外部側面及び内部テーパー付き側面を含み、前記ウェッジは、係合動作中に、前記内部テーパー付き側面が前記外部側面に先立って前記スロットに入るように構成される、請求項2に記載のシステム。
  5. 前記ウェッジは、それぞれが、互いから離れて前記平面部分の対向する側から延在する一対のウェッジである、請求項2に記載のシステム。
  6. 前記ウェッジは、前記第1の細長い本体に隣接し、前記旋回ポイントは前記ウェッジと前記第1の部材の前記作業ヘッドとの間に位置する、請求項2に記載のシステム。
  7. 前記平面部分は、前記第1及び第2の作業ヘッドが閉鎖位置にあるときに前記スロットを画定する前記雌部分の前記側面に接触するように構成される少なくとも1つの2次ウェッジを含む、請求項2に記載のシステム。
  8. 前記2次ウェッジは、外部側面及び内部テーパー付き側面を含み、前記2次ウェッジは、係合動作中に、前記2次ウェッジの前記内部テーパー付き側面が前記2次ウェッジの前記外部側面に先立って前記スロットに入るように構成される、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記2次ウェッジは、それぞれが、互いから離れて前記平面部分の対向する側から延在する一対の2次ウェッジである、請求項7に記載のシステム。
  10. 前記2次ウェッジは、前記第1の部材の前記作業ヘッドに隣接し、前記旋回ポイントは前記ウェッジと前記2次ウェッジとの間に位置する、請求項7に記載のシステム。
  11. 前記ウェッジ及び前記2次ウェッジは、前記第1の部材の長手方向軸の対向する側に位置する、請求項7に記載のシステム。
  12. 前記第1のラッチング部材は、前記第1の細長い部材を貫通して画定される第1の部材開口を通り支えられ、前記第2のラッチング部材は、前記第2の細長い部材を貫通して画定される第2の部材開口を通り支えられる、請求項7に記載のシステム。
  13. 前記第1の部材開口は、前記第1の細長い本体の屈曲部分によって画定される凹部であり、前記第2の部材開口は、前記第2の細長い本体の屈曲部分によって画定される凹部である、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記第1の部材開口は前記第1の細長い本体を貫通して画定される穴であり、前記第2の部材開口は前記第2の細長い本体を貫通して画定される穴である、請求項12に記載のシステム。
  15. 前記第1及び第2のラッチング部材はそれぞれ、互いに向かってテーパーが付いた側面縁を特徴とする自由端を含む、請求項1に記載のシステム。
  16. 前記第1及び第2の部材ラチェット歯は、前記係合動作に垂直な係脱動作であって、対向する力が前記第1及び第2の指係合部材に加えられると、前記第1及び第2のラッチング部材を互いから離して移動させることをもたらす係脱動作によって、前記第1及び第2の部材ラチェット歯を離して摺動させることによって互いに係脱させるための構成を有する、請求項1に記載のシステム。
  17. 両手利きロッキングクランプシステムを使用する方法であって、
    a)係合動作時に前記第1及び第2の指係合部材を旋回ポイントの周りに互いに向かって移動させるための、第1の部材の第1の指係合部材及び第2の部材の第2の指係合部材をユーザが操作するステップであって、前記旋回ポイントが前記第1及び第2の部材を互いに対して旋回可能に接続するように構成される、ステップと、
    b)前記第1の部材の平面部分及び前記第2の部材の雌部分を前記係合動作中に前記旋回ポイントの周りに回転させるステップであって、前記平面部分は前記雌部分内に画定されるスロット内に入れることが可能である、ステップと、
    c)前記第1の部材及び前記第2の部材の作業ヘッドが閉鎖位置にあるときに、第1及び第2の部材のラチェット歯がユーザ所望の張力まで連続して互いに重なり合うまで、前記係合動作によって前記第1及び第2の部材の前記ラチェット歯を互いに係合させるステップと、
    d)前記ラチェット歯が摺動可能に係脱されるまで、前記係合動作に対して垂直の係脱動作によって前記第1及び第2の部材の前記ラチェット歯を係脱させるステップと、を含み、前記係脱動作は、前記第1及び第2の指係合部材の少なくとも一方を押し、前記第1及び第2の指係合部材の他方を引くことによって、対向する力が前記第1及び第2の指係合部材に加えられるときに第1及び第2の部材を反対方向に移動させることによって生成され、それにより、第1及び第2の部材のラチェット歯を係合から外して摺動可能に分離する、方法。
  18. 前記閉鎖位置にあるときに、前記平面部分から延在するウェッジを、前記スロットを画定する前記雌部分の側面に接触させることを含む、請求項17に記載の方法。

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