JP2020146193A - カテーテル及びカテーテルシステム - Google Patents
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図1は、第1実施形態のカテーテル1の全体構成を例示した説明図である。カテーテル1は、血管等の生体管腔内に挿入して使用され、磁場を用いて生体管腔内における位置を把握することが可能な医療用デバイスである。カテーテル1は、管状であり、本体部10と、本体部10の基端側に接続されたコネクタ90とを備えている。
図11は、第2実施形態のカテーテルシステム2Bの構成を例示した説明図である。カテーテルシステム2Bは、第1実施形態のカテーテルシステム2(図9)において、磁場発生源200に代えて磁場発生源200Bを備えることによって、磁場発生源200Bで発生させる磁場を常に1つにできる。磁場発生源200Bは、互いに距離を空けて配置された3つの磁場発生デバイス201B,202B,203Bを含んでいる。磁場発生デバイス201B,202B,203Bは、それぞれ、コイルを備えており、各コイルは、電源に接続された切替器209にそれぞれ接続されている。切替器209は、PWM(Pulse Width Modulation)制御によって、電源からの電力の供給を、磁場発生デバイス201Bのコイル,202Bのコイル,203Bのコイルへと、順次切り替える。なお、図11の場合においても、電気信号検出器100により測定された電流と、カテーテル1の先端側コイル部210との位置の同期を取ることが好ましい。このように、磁場発生源200Bの構成は種々の変更が可能である。第2実施形態のカテーテルシステム2Bにおいても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
図12は、第3実施形態のカテーテルシステム2Cの構成を例示した説明図である。カテーテルシステム2Cは、第1実施形態のカテーテルシステム2(図9)において、単一の磁場発生デバイス201を含む磁場発生源200Cを備えている。カテーテルシステム2Cでは、磁場発生デバイス201によって磁場を発生させた際の、電気信号検出器100の検出値から、磁場発生デバイス201と先端側コイル部210との距離(カテーテル1の先端部の磁場発生デバイス201に対する相対的な位置)を算出できる。このように、磁場発生源200Cに含まれる磁場発生デバイスの個数は、任意に変更できる。図12のように1つでもよく、2つでもよく、3つ以上であってもよい。第3実施形態のカテーテルシステム2Cにおいても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
図13は、第4実施形態のカテーテルシステム2Dの構成を例示した説明図である。カテーテルシステム2Dは、第1実施形態のカテーテルシステム2(図9)において、6つの磁場発生デバイス201〜206を含む磁場発生源200Dを備えている。磁場発生デバイス201,202,203の構成及び配置は第1実施形態と同様である。
図14は、第5実施形態のカテーテル1Eの先端側の断面構成を例示した説明図である。カテーテル1Eは、第1実施形態のカテーテル1(図2)において、コイル体20に代えてコイル体20Eを備えている。図14では、このコイル体20Eの先端側コイル部210の拡大断面を図示している。図示のように、第5実施形態のコイル体20Eでは、先端側コイル部210のピッチCPがランダムとされている。具体的には、先端側から基端側に向かって配置された一の素線21eの中心と、それに隣り合う他の素線21eの中心との間の各距離CP1〜CP7は、それぞれ異なる長さである。ピッチCPがランダムであることに伴い、先端側から基端側に向かって配置された各素線21e間の各空隙SP1〜SP7の大きさについても、それぞれ異なる大きさである。
図15は、第6実施形態のカテーテル1Fの先端側の断面構成を例示した説明図である。カテーテル1Fは、第1実施形態のカテーテル1(図2)において、コイル体20と導電体30との周方向(YZ軸方向)における配置が逆とされている。具体的には、第6実施形態の本体部10Fでは、内層60の外側を被覆するようにして、コイル体20F及び内側絶縁部50が配置されている。さらに、コイル体20F及び内側絶縁部50の外側を被覆するようにして、導電体30F及び外側絶縁部40が配置されている。このように、本体部10Fにおけるコイル体20F及び導電体30Fの配置は、種々の変形が可能であり、図15のように、導電体30Fがコイル体20Fの外側に配置されていてもよい。第6実施形態のカテーテル1Fにおいても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
図16は、第7実施形態のカテーテル1Gの先端側の断面構成を例示した説明図である。カテーテル1Gは、第1実施形態のカテーテル1(図2)において、内層60を備えておらず、コイル体20を被覆した外側絶縁部40と、導電体30を被覆した内側絶縁部50との2層構造である。このように、カテーテル1Gの層構成は種々の変更が可能であり、図16のように一部の層を省略してもよく、異なる他の層を設けてもよい。例えば、外側絶縁部40の表面を被覆する外層をさらに設けてもよい。第7実施形態のカテーテル1Gにおいても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
図17は、第8実施形態のカテーテル1Hの先端側の断面構成を例示した説明図である。カテーテル1Hは、第1実施形態のカテーテル1(図2)において、外側絶縁部40及び内側絶縁部50に代えて、絶縁部80を備えている。絶縁部80は、絶縁性を有する樹脂によって形成され、コイル体20と、導電体30と、接続部70と、内層60とをそれぞれ被覆している(図17)。絶縁部80は、第1実施形態の外側絶縁部40で例示したと同様に、絶縁性を有する任意の樹脂により形成できる。このように、外側絶縁部40及び内側絶縁部50を一体とした絶縁部80を用いて、コイル体20と導電体30とを電気的に絶縁してもよい。第8実施形態のカテーテル1Hにおいても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
図18は、第9実施形態のカテーテル1Jの先端側の断面構成を例示した説明図である。カテーテル1Jは、第1実施形態のカテーテル1(図2)において、内層60を備えておらず、かつ、外側絶縁部40及び内側絶縁部50に代えて絶縁部80を備える1層構造である。このように、カテーテル1Jの層構成は種々の変更が可能である。第9実施形態のカテーテル1Jにおいても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記第1〜9実施形態では、カテーテル1,1E〜Jの構成の一例を示した。しかし、カテーテル1の構成は種々の変更が可能である。例えば、カテーテル1は、本体部10の基端側に配置されたハイポチューブを備えていてもよい。例えば、カテーテル1の本体部10は、ルーメン1Lとは異なる他のルーメンを形成するための1つ以上のチューブ(管状体)を備えていてもよい。例えば、カテーテル1は、本体部10の先端部に配置され、生体管腔内への損傷を抑制するための先端チップを備えていてもよい。例えば、カテーテル1は、本体部10の外側を被覆し、生体管腔内での滑り性を向上させるための外層(コーティング層)を備えていてもよい。例えば、カテーテル1は、本体部10の先端側に配置され、生体管腔内での位置決めを行うためのバルーンを備えていてもよい。
上記第1〜9実施形態では、導電体30,30Fの構成の一例を示した。しかし、導電体30の構成は種々の変更が可能である。例えば、導電体30は、撚線に代えて素線を網目織りにしたメッシュ形状であってもよい。例えば、導電体30は、撚線または素線を螺旋状に巻回したコイル体であってもよい。コイル体とする場合、単条コイルであってもよく、多条コイルであってもよく、単条撚線コイル(ロープコイル)であってもよく、多条撚線コイルであってもよい。
上記第1〜9実施形態では、カテーテルシステム2,2A〜Dの構成の一例を示した。しかし、カテーテルシステム2の構成は種々の変更が可能である。例えば、カテーテル1の先端側コイル部210を磁場発生源の部品として使用する構成(図10)において、外部に配置される磁気センサ400の磁気検出器を、図12のように単一にしてもよく、図13のように各軸に対して複数設けてもよい。例えば、磁場発生源200に代えて、または、磁場発生源200と共に、周知のMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置を使用してもよい。例えば、図9〜図13で説明したカテーテル1の先端部の位置の算出と共に、周知の造影剤による血管造影を併用してもよい。
第1〜9実施形態のカテーテル1,1E〜J及びカテーテルシステム2,2A〜Dの構成、及び上記変形例1〜3は、適宜組み合わせてもよい。例えば、第5〜第9実施形態で説明したいずれかのカテーテルを用いて、カテーテルシステム2,2A〜Dを構成してもよい。
2,2A〜D…カテーテルシステム
10,10F…本体部
20,20E,F…コイル体
21,21e…素線
22,23…円筒部
24…第1導電線
30,30F…導電体
31,32…撚線
33…円筒部
34…第2導電線
40…外側絶縁部
50…内側絶縁部
60…内層
90…コネクタ
91…分岐部
92…羽根部
93…第1ケーブル
94…第1コネクタ
95…第2ケーブル
96…第2コネクタ
100…電気信号検出器
200,200B〜D…磁場発生源
201〜206…磁場発生デバイス
209…切替器
210…先端側コイル部
220…基端側コイル部
300…電源
400…磁気センサ
401〜403…磁気検出器
Claims (8)
- 管状のカテーテルであって、
導電性を有する素線を前記カテーテルの周方向に巻回して形成された、先端及び基端を有するコイル体と、
前記コイル体の内側又は外側に配置され、導電性を有する材料により形成された、先端及び基端を有する導電体と、
前記コイル体と前記導電体との間に配置され、前記コイル体と前記導電体とを電気的に絶縁する絶縁部と、
前記コイル体の前記基端の側と、電源又は電気信号検出器とを電気的に接続する第1接続部と、
前記導電体の前記基端の側と、前記電源又は前記電気信号検出器とを電気的に接続する第2接続部と、
を備え、
前記コイル体は、
前記コイル体の前記先端の側に配置され、隣り合う前記素線間が離間した先端側コイル部と、
前記コイル体の前記基端の側に配置され、前記先端側コイル部に電気的に接続されると共に、隣り合う前記素線間が接触した基端側コイル部と、を含み、
前記先端側コイル部の先端側と、前記導電体の先端側とは電気的に接続されている、カテーテル。 - 請求項1に記載のカテーテルであって、
前記先端側コイル部は、少なくとも一部分においてピッチが一定である、カテーテル。 - 請求項1または請求項2に記載のカテーテルであって、
前記導電体は、導電性を有する素線を網目織りにしたメッシュ形状である、カテーテル。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のカテーテルであって、さらに、
樹脂により形成された管状の内層を備え、
前記導電体は、前記内層の外側の少なくとも一部分を被覆し、
前記コイル体は、前記導電体の外側の少なくとも一部分を被覆している、カテーテル。 - カテーテルシステムであって、
前記第1接続部及び前記第2接続部に前記電気信号検出器が接続され、前記先端側コイル部と前記電気信号検出器とから構成される磁気センサを備えた請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のカテーテルと、
前記カテーテルと距離を空けて配置された磁場発生源と、
を備える、カテーテルシステム。 - 請求項5に記載のカテーテルシステムであって、
前記磁場発生源は、互いに距離を空けて配置された少なくとも3つの磁場発生デバイスを含む、カテーテルシステム。 - カテーテルシステムであって、
前記第1接続部及び前記第2接続部に前記電源が接続され、前記先端側コイル部と前記電源とから構成される磁場発生源を備えた請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のカテーテルと、
前記カテーテルと距離を空けて配置された磁気センサと、
を備える、カテーテルシステム。 - 請求項7に記載のカテーテルシステムであって、
前記磁気センサは、互いに距離を空けて配置された少なくとも3つの磁気検出デバイスを含む、カテーテルシステム。
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