JP2020144981A - ケーブル行先表示ラベル作成装置、ケーブル行先表示ラベル作成方法およびケーブル行先表示ラベル作成プログラム - Google Patents

ケーブル行先表示ラベル作成装置、ケーブル行先表示ラベル作成方法およびケーブル行先表示ラベル作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ケーブルを寄り分けたり捩じったりする必要なく、ケーブルのどの方向から見ても確認できるケーブル行先表示ラベルを容易に作成すること。【解決手段】ケーブル敷設工事に先立ち得られるケーブル配線表データ12bから、敷設対象ケーブルのケーブル情報を抽出し、ケーブル情報に含まれるケーブルサイズに基づいて同ケーブルの外周サイズを算出する。そして予め設定された横幅のロール紙タイプの記録紙Pに対して、ケーブルの外周サイズに相当する記録紙Pの縦サイズの範囲内に、抽出されたケーブル情報を横書きで繰り返し複写して印刷し、横書きのケーブル情報が縦に複数回、単位ラベルL1,L2,…として印刷されてなるケーブル行先表示ラベルLを作成する。作成されたケーブル行先表示ラベルLは、その縦方向をケーブルの外周方向に、その横方向をケーブルの長さ方向に対応させて巻き付けられ、ケーブルに取り付けられる。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、電気設備のケーブルに取り付けられて使用されるケーブル行先表示ラベルの作成装置、作成方法および作成プログラムに関する。
例えば、プラント内の電気設備には、複数のケーブル(配線)が敷設されるが、当該ケーブルの一端側と他端側、更に必要に応じてその中間には、同ケーブルに関する種々の情報を表示するためのケーブル行先表示ラベルが取り付けられる。
ケーブル行先表示ラベルには、当該ケーブルのケーブル符号、発線機器名(FROM)、着線機器名(TO)、種別、サイズ、芯数などの情報(ケーブル情報)が表示されており、工事業者は、ケーブル行先表示ラベルを参照することで、ケーブルを新規に敷設する際には勿論、電気設備の保守管理やケーブルの交換を行なう際にも、対象となるケーブルを誤りなく扱って敷設し、点検し、交換することができる。
ケーブル行先表示ラベルは、その1枚のサイズが、一例として、縦24mm×横80mm程度のサイズからなり、その表面に横書きでケーブル情報の見出しになる複数の項目名と内容が印刷される。
この場合、例えば、A4サイズ(縦290mm×横210mm)の記録紙からは、24枚(縦12枚×横2枚)のラベルを作成することができるので、当該24枚分のラベルの項目を予めフォーマットとして入力したラベル作成用のA4記録紙のデータを対象に、パーソナルコンピュータにより、ケーブル毎に各ラベルの項目の内容を入力し、当該A4記録紙を印刷することで、24枚のラベルを印刷したA4記録紙が得られる。
そして、24枚のラベルを印刷したA4記録紙から1枚ずつラベルを切り離し、透明なラミネート加工を施した後、ラベルの縦方向をケーブルの外周方向に、ラベルの横方向をケーブルの長さ方向に対応させ、透明な粘着テープにより同ケーブルに巻き付けることで、ケーブル行先表示ラベルを対象のケーブルに取り付けている。
従来、電気設備に敷設される複数のケーブルのケーブル符号などを工事業者が認識できるようにするための種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1〜5参照。)。
特開2007−179350号公報 実用新案登録第3170151号公報 特開2011−130652号公報 特開平06−325640号公報 特開2013−042578号公報
ケーブル行先表示ラベルは、前述した通り、ラベルの縦方向をケーブルの外周方向に、ラベルの横方向をケーブルの長さ方向に対応させ、ケーブルに巻き付けて取り付けられる。そして、ケーブルの敷設工事では、当該ケーブル行先表示ラベルができるだけ工事業者から見える方向(分電盤などの盤内では正面の方向)に向けてケーブルが敷設される。
しかしながら、ケーブルの端子台への接続に伴う敷設状況や他のケーブルとの束線状況によっては、ケーブル行先表示ラベルが目視困難な向きにならざるを得ないことがある。
この場合、例えば、電気設備の保守管理やケーブルの交換に際して、ケーブル行先表示ラベルを確認するために、当該ケーブルを寄り分けたり捩じったりする必要があり、作業効率が悪いばかりでなく、ケーブルの被覆面を傷付けてしまう恐れもある。
本発明が解決しようとする課題は、ケーブルを寄り分けたり捩じったりする必要なく、ケーブルのどの方向から見ても確認できるケーブル行先表示ラベルを容易に作成することが可能になるケーブル行先表示ラベルの作成装置、作成方法および作成プログラムを提供することにある。
実施形態のケーブル行先表示ラベル作成装置は、
対象ケーブルのケーブル情報を取得するケーブル情報取得手段と、
前記ケーブル情報取得手段により取得されたケーブル情報に含まれる前記対象ケーブルのサイズに基づいて前記対象ケーブルの外周方向のサイズを取得する外周サイズ取得手段と、
前記外周サイズ取得手段により取得された前記対象ケーブルの外周方向のサイズに対応する縦サイズと前記対象ケーブルの長さ方向に対応する予め設定された横サイズとからなる印刷媒体の被印刷面に対して、前記ケーブル情報取得手段により取得されたケーブル情報を、横書きで且つ縦の方向に複数回複写して印刷し、ケーブル行先表示ラベルを作成する印刷制御手段と、を備えている。
実施形態のケーブル行先表示ラベル作成装置10の電子回路の構成を示すブロック図。 実施形態のケーブル行先表示ラベル作成装置10をパーソナルコンピュータとプリンタを用いて実現した場合と、プリンタ付きハンディターミナルを用いて実現した場合との外観構成を示す図。 ケーブル行先表示ラベル作成装置10の記憶部12に記憶されるケーブル配線表データ12bの一例を示す図。 ケーブル行先表示ラベル作成装置10のケーブル行先表示ラベル作成処理を示すフローチャート。 ケーブル行先表示ラベル作成装置10のケーブル行先表示ラベル作成処理に従い作成されたケーブル行先表示ラベルLの一例を示す図。 ケーブル行先表示ラベル作成処理に従い作成されたケーブル行先表示ラベルLを対象ケーブル30の先端近くに巻き付けて取り付けた状態の一例を示す図。
以下、実施形態のケーブル行先表示ラベル作成装置、ケーブル行先表示ラベル作成方法およびケーブル行先表示ラベル作成プログラムについて、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態のケーブル行先表示ラベル作成装置10の電子回路の構成を示すブロック図である。
図2は、実施形態のケーブル行先表示ラベル作成装置10をパーソナルコンピュータとプリンタを用いて実現した場合と、プリンタ付きハンディターミナルを用いて実現した場合との外観構成を示す図である。
ケーブル行先表示ラベル作成装置10は、制御部となるCPU(プロセッサ)11を備えている。
CPU11は、フラッシュメモリ、ハードディスクなどの記憶部12に予め記憶されたプログラム、あるいはメモリカードやCD−ROMなどの外部記録媒体13から記録媒体読取部14により読み込んで記憶部12に記憶させたプログラム、あるいは通信ネットワークN上のWEBサーバ(ここではプログラムサーバ)から通信部15を介してダウンロードし記憶部12にインストールされたプログラムに従って、回路各部の動作を制御する。
記憶部12に記憶されるプログラムとしては、本装置10の全体の動作を司るシステムプログラムのほかに、ケーブル行先表示ラベル作成プログラム12aなどが含まれる。
ケーブル行先表示ラベル作成プログラム12aは、例えば、電気設備の展開接続図に対応して予め作成される、敷設対象となるケーブル(対象ケーブル)のケーブル情報(発線機器名(FROM)、着線機器名(TO)、ケーブル符号、種別、サイズ、芯数、電圧など)を記述したケーブル配線表データ12b(図3参照)に基づいて、対象ケーブルの外周サイズに対応させて複数枚の同じラベルL1,L2,…(単位ラベル)を複写してなるケーブル行先表示ラベルLを作成するためのプログラムを含む。
また、記憶部12には、ケーブル配線表データ12b、ケーブル仕様データ12c、ケーブル外周サイズデータ12d、ラベル縦サイズデータ12e、ラベル印刷データ12f、複写回数データ12gなどの各種の作業データを記憶するためのデータエリアが確保される。
図3は、ケーブル行先表示ラベル作成装置10の記憶部12に記憶されるケーブル配線表データ12bの一例を示す図である。
ケーブル配線表データ12bは、電気設備に敷設される対象ケーブルそれぞれの発線機器名(FROM)、着線機器名(TO)、ケーブル符号、種別、サイズ、芯数、電圧などを含むケーブル情報を記述したデータであり、例えば、電気設備の設計業者や工事業者により作成され外部から読み込まれて記憶部12に記憶されるか、または入力部16のユーザ操作に応じて入力されて記憶部12に記憶される。
ケーブル仕様データ12cは、例えば、各種のケーブルの種別、サイズ、芯数、定格電圧などの仕様を含むデータであり、例えば、ケーブルメーカから取得され外部から読み込まれて記憶部12に記憶される。
ケーブル外周サイズデータ12dは、対象ケーブルの外周サイズのデータであり、ケーブル配線表データ12bに含まれるか、あるいはケーブル仕様データ12cに含まれる対象ケーブルのサイズ(断面積または外径)に基づいて、CPU11により算出されて記憶部12に記憶される。
ラベル縦サイズデータ12eは、予め設定された単位ラベルLnの縦サイズ(例えば26.5mm)と、ケーブル外周サイズ(12d)とに基づいて、当該単位ラベルLnの縦サイズをケーブル外周サイズ(12d)に到達するまで最小整数倍にした長さのデータに相当し、ケーブル行先表示ラベルLの縦サイズのデータとして記憶される。
ラベル印刷データ12fは、ケーブル行先表示ラベル作成プログラム12aに従い作成された単位ラベルLnに対応する印刷データであり、印刷すべき項目として、対象ケーブルのケーブル符号[CABLE NO]、電圧[VOLT]、種別[TYPE]、芯数[CORE]、サイズ[SIZE]、発線機器名[FROM]とその機器符号[LOC]、着線機器名[TO]とその機器符号[LOC]が含まれる。
複写回数データ12gは、ケーブル行先表示ラベルLとして単位ラベルLnを何回複写するかに対応する複写回数のデータであり、当該複写回数は、単位ラベルLnの縦サイズをケーブル外周サイズ(12d)に到達するまで最小整数倍にした際の倍数値に相当する。
入力部16は、例えば、キー入力デバイスやポインティングデバイスであり、ユーザ操作に応じて各種のデータがCPU11に入力される。
印刷部18は、例えば、ロール紙タイプの記録紙Pに印刷するもので、本実施形態において、当該記録紙Pの幅は、ケーブル行先表示ラベルLの横の長さ(幅)(=単位ラベルLnの横の長さ(幅):例えば80mm)に対応する。印刷部18は、図2の(A)で示した実現例では、据置型のプリンタを用いて構成され、図2の(B)で示した実現例では、ハンディターミナルに一体型のプリンタとして構成される。
記憶部12、記録媒体読取部14、通信部15、入力部16、表示部17、および印刷部18は、CPU11のバスラインを介して当該CPU11に接続される。
このように構成されたケーブル行先表示ラベル作成装置10は、CPU11がケーブル行先表示ラベル作成プログラム12aに記述された命令に従い各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べるような、ケーブル行先表示ラベルLの作成機能(図4)を実現する。
次に、実施形態のケーブル行先表示ラベル作成装置10の動作について説明する。
図4は、ケーブル行先表示ラベル作成装置10のケーブル行先表示ラベル作成処理を示すフローチャートである。
図5は、ケーブル行先表示ラベル作成装置10のケーブル行先表示ラベル作成処理に従い作成されたケーブル行先表示ラベルLの一例を示す図である。
図6は、ケーブル行先表示ラベル作成処理に従い作成されたケーブル行先表示ラベルLをケーブル30の先端近くに巻き付けて取り付けた状態の一例を示す図である。
例えば電気設備の工事に伴い複数の機器間にケーブルを敷設する際に、当該ケーブルに取り付けるケーブル行先表示ラベルを作成するため、入力部16のユーザ操作に応じてケーブル行先表示ラベル作成プログラム12aが起動されると、CPU11は、ケーブル配線表データ12bが記憶部12に記憶されているか否かを判定する(ステップS1)。
ケーブル配線表データ12bが記憶部12に記憶されていると判定されると(ステップS1のYES)、CPU11は、記憶されているケーブル配線表データ12b(図3参照)を読み出して表示部17に表示させる(ステップS2)。
ここで、記憶部12に複数のケーブル配線表データ12bが記憶されている場合には、CPU11は、入力部16におけるカーソルキー(次候補キー)のユーザ操作に従い、現在表示中のケーブル配線表データ12bとは別のケーブル配線表データ12bを読み出し、表示部17に切り替えて表示させる(ステップS3のNO→S1,S2)。
こうして、工事対象の電気設備に対応するケーブル配線表データ12bを表示部17に表示させた状態で、例えば、当該電気設備の展開接続図を参照することにより、ケーブル配線表(12b)に含まれている複数のケーブル(ケーブル符号)の中から、今回敷設対象とするケーブル(対象ケーブル)が指定されると(ステップS3のYES)、CPU11は、指定された対象ケーブル(ケーブル符号)に対応付けられているケーブル情報(例えば「発線機器名(FROM):第1分電盤(ED-01)」「着線機器名(TO):制御盤(CB-01)」「ケーブル符号:E42Y001」「種別:CE(動力線)」「サイズ:5.5sq」「芯数:3」「電圧:3.3k」)を抽出する(ステップS4)<ケーブル情報取得手段>。
一方、記憶部12に工事対象の電気設備に対応するケーブル配線表データ12bが記憶されていない場合には(ステップS1のNO)、CPU11は、対象ケーブルに対応するケーブル情報の直接入力をユーザに促すメッセージを表示部17に表示させ、入力部16のユーザ操作に応じてキー入力されたケーブル情報を取得する(ステップS5)<ケーブル情報取得手段>。
ステップS4において抽出されたケーブル情報またはステップS5において入力されたケーブル情報について、CPU11により、対象ケーブルのサイズ(断面積sqまたは外径mm)が含まれると判定されると(ステップS6のYES)、当該ケーブルサイズに基づいて対象ケーブルの外周サイズが算出され、算出された外周サイズがケーブル外周サイズデータ12dとして記憶部12に記憶される(ステップS8)<外周サイズ取得手段>。
一方、ステップS4において抽出されたケーブル情報またはステップS5において入力されたケーブル情報について、CPU11により、対象ケーブルのサイズ(断面積sqまたは外径mm)が含まれないと判定されると(ステップS6のNO)、抽出または入力されたケーブル情報に含まれる対象ケーブルの種別、芯数、電圧に基づいて、ケーブル仕様データ12cに含まれる各種ケーブルの仕様の中から、対象ケーブルに対応するケーブルサイズが取得され(ステップS7)、取得されたケーブルサイズに基づいて対象ケーブルの外周サイズが算出される(ステップS8)<外周サイズ取得手段>。
ここでは、対象ケーブルの外径“25mm”、外周サイズ“78.5mm”と仮定する。
対象ケーブルの外周サイズが算出されケーブル外周サイズデータ12dとして記憶部12に記憶されると、CPU11は、予め設定された単位ラベルLnの縦サイズ(例えば26.5mm)と、ケーブル外周サイズ(12d)“78.5mm”とに基づいて、当該単位ラベルLnの縦サイズをケーブル外周サイズ(12d)に到達するまで最小整数倍(3倍)にした長さ(79.5mm)を算出し、算出した長さをラベル縦サイズデータ12eとして記憶部12に記憶させ設定する(ステップS9)<印刷制御手段>。
またCPU11は、ステップS9の処理過程において、単位ラベルLnの縦サイズをケーブル外周サイズ(12d)に到達するまで最小整数倍(3倍)にした際の倍数値“3”を、複写回数データ12gとして記憶部12に記憶させ設定する(ステップS10)。
するとCPU11は、単位ラベルLnに印刷すべき項目([CABLE NO:][VOLT:][TYPE:][CORE:][SIZE:][FROM:][LOC:][TO:][LOC:])にそれぞれ、ステップS4にて抽出またはステップS5にて入力されたケーブル情報に含まれる該当する項目の内容を挿入してなる(ここでは[CABLE NO:E42Y001][VOLT:3.3k][TYPE:CE][CORE:3][SIZE:5.5sq][FROM:第1分電盤][LOC:ED-01][TO:制御盤][LOC:CB-01])単位ラベルLnの印刷データ(ここでは図5のL1に相当)を生成し、さらに、当該単位ラベルLn(L1)の印刷データを、ステップS10にて設定された複写回数(12g)(ここでは3回)分繰り返してなるラベル印刷データ12f(図5参照)を生成する。そして生成したラベル印刷データ12fを、印刷部18によりロール紙タイプの記録紙Pに印刷させ、図5に示すように、対象ケーブルに対応するケーブル行先表示ラベルL(L1,L2,L3)を作成する(ステップS11)<印刷制御手段>。
こうして作成したケーブル行先表示ラベルLには、例えば透明なラミネート加工を施した後、図6に示すように、ラベルLの縦方向をケーブル30の外周方向に、ラベルLの横方向をケーブル30の長さ方向に対応させ、透明な粘着テープにより同ケーブル30に巻き付けることで、ケーブル行先表示ラベルLを対象のケーブル30に取り付ける。
この際、ケーブル30に取り付けられたケーブル行先表示ラベルLには、当該ケーブル30に対応する一連のケーブル情報([CABLE NO:E42Y001][VOLT:3.3k][TYPE:CE][CORE:3][SIZE:5.5sq][FROM:第1分電盤][LOC:ED-01][TO:制御盤][LOC:CB-01])が各々記載された3つの単位ラベルL1,L2,L3が、同ケーブル30の外周に沿って繰り返し並んで表れるようになるので、同ケーブル30をその外周の何れの方向から見ても、同ケーブル30の向きを変える必要なく、同ケーブル30のケーブル情報を容易に確認できるようになる。
この後、ステップS2にて表示部17に表示させたケーブル配線表(12b)の中から、別のケーブル(対象ケーブル)が指定されると(ステップS12→S13のNO)、CPU11は、ステップS4〜S11の処理を前記同様に繰り返し、当該別の対象ケーブルに対応するケーブル行先表示ラベルLを作成する。
そして、今回の工事で敷設対象とする複数のケーブルにそれぞれ対応するケーブル行先表示ラベルLの作成が完了することで、入力部16のユーザ操作に応じてラベル印刷の終了が指示されると(ステップS12のYES)、一連のケーブル行先表示ラベル作成処理が終了される。
したがって、実施形態のケーブル行先表示ラベル作成装置10によれば、ケーブル敷設工事に先立ち得られるケーブル配線表データ12bから、敷設対象となるケーブル30のケーブル情報を抽出し、当該ケーブル情報に含まれるケーブルサイズに基づいて同ケーブル30の外周サイズを算出する。そして、予め設定された横幅のロール紙タイプの記録紙Pに対して、ケーブル30の外周サイズに到達する記録紙Pの縦サイズの範囲内に、抽出されたケーブル情報を横書きで繰り返し複写して印刷し、横書きのケーブル情報が縦に複数回、単位ラベルL1,L2,…として印刷されてなるケーブル行先表示ラベルLを作成する。作成されたケーブル行先表示ラベルLは、その縦方向をケーブル30の外周方向に、その横方向をケーブル30の長さ方向に対応させて巻き付けられ、ケーブル30に取り付けられる。
よって、ケーブル30の敷設状況や他のケーブルとの束線状況が変化しても、同ケーブル30を寄り分けたり捩じったりする必要なく、ケーブル30のどの方向から見てもそのケーブル情報を確認できるケーブル行先表示ラベルLを容易に作成することが可能になる。
なお、実施形態のケーブル行先表示ラベル作成処理(図4)では、対象ケーブルのケーブル情報が入れられた予め設定された縦サイズの単位ラベルLnの印刷データを、ケーブル外周サイズ(12d)に到達するまで単位ラベルLnの縦サイズを最小整数倍(3倍)にした際の倍数値“3”を複写回数として複写してなるラベル印刷データ12fを生成し、生成したラベル印刷データ12fを印刷部18により記録紙Pに印刷させることで、対象ケーブルに対応するケーブル行先表示ラベルL(L1,L2,L3)を作成する構成とした。これに限らず、単位ラベルLnの印刷データを、印刷部18により、複写回数分、単純に繰り返し印刷させることで、ケーブル行先表示ラベルL(L1,L2,L3)を作成する構成としてもよい<印刷制御手段>。
また、実施形態のケーブル行先表示ラベルLは、印刷部18により印刷して作成した後に、透明なラミネート加工を施し、透明な粘着テープによりケーブル30に巻き付けて取り付けるものとして説明したが、ラミネート加工を施す機能を有する印刷部(印刷装置)18を用いることで、ラベル印刷データ12fの印刷と共にラミネート加工が施されたケーブル行先表示ラベルLが得られる構成としてもよい。
また、実施形態において説明したケーブルサイズ、芯数、電圧などの数値は、あくまで一例であり、これに限らないのは勿論である。
前記実施形態において記載した、ケーブル行先表示ラベル作成装置10による各処理の手法、すなわち、図4のフローチャートに示すケーブル行先表示ラベル作成処理などの各手法は、何れも制御部であるCPU(プロセッサ)11に実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体13に格納して配布することができる。そして、印刷機能を有する電子機器のCPU(プロセッサ)11は、この外部記録媒体13に記録されたプログラムを記憶装置(12)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明したケーブル行先表示ラベル作成機能を実現し、前記実施形態と同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワークN上を伝送させることができ、この通信ネットワークNに接続されたプログラムサーバ(20)から当該プログラムのデータを、印刷機能を有する電子機器に取り込んで記憶装置(12)に記憶させ、前述したケーブル行先表示ラベル作成機能を実現することもできる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、前記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10…ケーブル行先表示ラベル作成装置、11…CPU(プロセッサ)、
12…記憶部、12a…ケーブル行先表示ラベル作成プログラム、
12b…ケーブル配線表データ、12c…ケーブル仕様データ、
12d…ケーブル外周サイズデータ、12e…ラベル縦サイズデータ、
12f…ラベル印刷データ、12g…複写回数データ、13…外部記録媒体、
14…記録媒体読取部、15…通信部、16…入力部、17…表示部、18…印刷部、
20…WEBサーバ、30…ケーブル、P…記録紙、L…ケーブル行先表示ラベル、
L1,L2,L3…単位ラベル。

Claims (6)

  1. 対象ケーブルのケーブル情報を取得するケーブル情報取得手段と、
    前記ケーブル情報取得手段により取得されたケーブル情報に含まれる前記対象ケーブルのサイズに基づいて前記対象ケーブルの外周方向のサイズを取得する外周サイズ取得手段と、
    前記外周サイズ取得手段により取得された前記対象ケーブルの外周方向のサイズに対応する縦サイズと前記対象ケーブルの長さ方向に対応する予め設定された横サイズとからなる印刷媒体の被印刷面に対して、前記ケーブル情報取得手段により取得されたケーブル情報を、横書きで且つ縦の方向に複数回複写して印刷し、ケーブル行先表示ラベルを作成する印刷制御手段と、
    を備えたケーブル行先表示ラベル作成装置。
  2. 前記ケーブル行先表示ラベルは、前記対象ケーブルに対して、当該ケーブル行先表示ラベルの縦方向を当該対象ケーブルの外周方向に、当該ケーブル行先表示ラベルの横方向を当該対象ケーブルの長さ方向に対応させて巻き付けて取り付けられる、
    請求項1に記載のケーブル行先表示ラベル作成装置。
  3. 前記印刷制御手段による前記ケーブル情報の横書きでの1回の印刷に要する縦サイズは予め設定されており、前記ケーブル情報の複写の回数は、前記1回の印刷に要する縦サイズを前記対象ケーブルの外周方向のサイズに到達するまで整数倍にした際の倍数値に設定される、
    請求項1または請求項2に記載のケーブル行先表示ラベル作成装置。
  4. 前記ケーブル情報は、前記対象ケーブルに対応する少なくともケーブル符号、発線機器名、着線機器名を含む、
    請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載のケーブル行先表示ラベル作成装置。
  5. 印刷機能を有する電子機器のプロセッサにより、
    対象ケーブルのケーブル情報を取得し、
    前記取得されたケーブル情報に含まれる前記対象ケーブルのサイズに基づいて前記対象ケーブルの外周方向のサイズを取得し、
    前記取得された前記対象ケーブルの外周方向のサイズに対応する縦サイズと前記対象ケーブルの長さ方向に対応する予め設定された横サイズとからなる印刷媒体の被印刷面に対して、前記取得されたケーブル情報を、横書きで且つ縦の方向に複数回複写して印刷し、ケーブル行先表示ラベルを作成する、
    ようにしたケーブル行先表示ラベル作成方法。
  6. 印刷機能を有する電子機器のプロセッサを、
    対象ケーブルのケーブル情報を取得するケーブル情報取得手段、
    前記ケーブル情報取得手段により取得されたケーブル情報に含まれる前記対象ケーブルのサイズに基づいて前記対象ケーブルの外周方向のサイズを取得する外周サイズ取得手段、
    前記外周サイズ取得手段により取得された前記対象ケーブルの外周方向のサイズに対応する縦サイズと前記対象ケーブルの長さ方向に対応する予め設定された横サイズとからなる印刷媒体の被印刷面に対して、前記ケーブル情報取得手段により取得されたケーブル情報を、横書きで且つ縦の方向に複数回複写して印刷し、ケーブル行先表示ラベルを作成する印刷制御手段、
    として機能させるためのケーブル行先表示ラベル作成プログラム。
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