JP2020144402A - 影響範囲特定装置、及び影響範囲特定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報処理システムが変更された場合にその影響を受けるRPA(Robotic Process Automation)のロボットを特定する。【解決手段】影響範囲特定装置は、業務ソフト実行装置と、RPAのロボットを用いた情報処理を行うことが可能なユーザ装置と、業務ソフト実行装置及びユーザ装置と通信可能に接続し、業務処理(ビジネスプロセス)の実行制御を行うとともに、業務処理に関する情報を含んだ業務処理情報を管理するBPMS(Business Process Management System)として機能するBPMS装置と、を含んで構成される情報処理システムと通信可能に接続する。影響範囲特定装置は、情報処理システムのソフトウェアまたはハードウェアが変更された場合に影響を受ける可能性のあるロボットである対象ロボットを業務処理情報に基づき特定する。【選択図】図6

Description

本発明は、影響範囲特定装置、及び影響範囲特定方法に関する。
特許文献1には、財務会計、管理会計、販売管理等の各種業務をサポートするための複数のモジュールを備えたERPパッケージを備えた統合業務システムにおいて、効率的な教育を行うことを目的として構成された特定業界用統合業務システムについて記載されている。特定業界用統合業務システムは、特定業界向けのビジネスプロセスを実行するためのパラメータ群が設定された特定業界用テンプレートと、このシステムの理解を助けるためのドキュメント群を備え、利用者による特定業界向けのビジネスシナリオの選択により、このネスシナリオに対応したデモ手順書を出力し、このデモ手順書の出力の際に、利用者の要求に応じて、このビジネスシナリオに沿った該システムの操作を利用者に確認させる処理を実行する。
特開2005−189980号公報
企業や官公庁等の組織においては業務の流れの効率的な管理(構造化、標準化、可視化、自動化等)を目的としてBPMS(Business Process Management System)の導入が進められている。また昨今、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を介して行われるオフィス業務等の作業をソフトウェア型のロボットに代行させるRPA(Robotic Process Automation)が注目されており、各所で導入が進められている。
ここで組織において運用されている情報処理システムにおいては、保守やバージョンアップ等に伴いソフトウェアやハードウェアの変更が随時行われるが、こうした変更に伴いRPAのロボットに影響が生じることがある。
しかし情報処理システムのソフトウェアやハードウェアが変更された場合にその影響を受けるロボットを正確に特定することは容易でなく、とくに情報処理システムの規模が大きい場合は多大な労力と時間が必要になる。
本発明はこうした背景に鑑みてなされたものであり、情報処理システムが変更された場合にその影響を受けるRPAのロボットを効率よく特定することが可能な、影響範囲特定装置、及び影響範囲特定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のうちの一つは、影響範囲特定装置であって、業務ソフトウェアを実行する業務ソフト実行装置と、RPA(Robotic Process Automation)のロボットを用いた情報処理を行うことが可能なユーザ装置と、前記業務ソフト実行装置及び前記ユーザ装置と通信可能に接続し、業務処理(ビジネスプロセス)の実行制御を行うとともに、前記業務処理に関する情報を含んだ業務処理情報を管理するBPMS(Business Process Management System)として機能するBPMS装置と、を含んで構成される情報処理システムと通信可能に接続し、前記情報処理システムのソフトウェアまたはハードウェアが変更された場合に影響を受ける可能性のあるロボットである対象ロボットを前記
業務処理情報に基づき特定する対象ロボット特定部を有する。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、情報処理システムが変更された場合にその影響を受けるRPAのロボットを効率よく特定することができる。
情報処理システムの概略的な構成を示す図である。 情報処理システムを構成する情報処理装置のハードウェアの一例である。 業務ソフト実行装置の主な機能を示す図である。 BPMS装置の主な機能を示す図である。 RPA装置の主な機能を示す図である。 影響範囲特定装置の主な機能を示す図である。 ユーザ装置の主な機能を示す図である。 BP定義情報をイメージで示した図である。 タスク情報の一例である。 ロボット情報の一例である。 実行履歴の一例である。 ユーザ情報の一例である。 実行履歴分析結果の一例である。 訓練計画の一例である。 影響範囲特定装置の処理を説明するフローチャートである。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下の説明において、同一のまたは類似する構成について同一の符号を付して重複した説明を省略することがある。また「ビジネスプロセス」のことを「BP」と表記することがある。
図1に一実施形態として示す、情報処理システム1の概略的な構成を示している。情報
処理システム1には、BPMS(Business Process Management System)、及びRPA(Robotic Process Automation)が導入されている。同図に示すように、情報処理システム1は、複数のユーザ装置2、業務ソフト実行装置3、BPMS装置4、RPA装置7、及び影響範囲特定装置100を含む。これらはいずれも情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成されており、通信ネットワーク5を介して互いに通信可能に接続されている。通信ネットワーク5は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、
インターネット、専用線、公衆通信網等である。
業務ソフト実行装置3は、組織の業務に関する処理を行うソフトウェア(以下、「業務ソフト」と称する。)を実行する。業務ソフト実行装置3は、例えば、基幹系(経理、財務、請求書発行等)、在庫管理、宣伝広告、情報収集、業務分析、需要予測、事業計画立案等に関する業務ソフトを実行する。業務ソフトは、例えば、SaaS(Software as a Service)やバッチ処理等の形態で実行される。
ユーザ装置2は、組織の社員や職員等のユーザが操作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。ユーザ装置2は、業務ソフト実行装置3と連携して業務ソフトに関する処理を行うことができる。またユーザ装置2は、RPA装置7から提供されるRPAのロボットを利用してユーザの作業(入力作業、検索作業等)を自動化し、効率よく業務
処理を行うことができる。
BPMS装置4は、組織においてBPMSの各種サービス(業務処理の可視化、設計、動作予測、実行状況の監視等)を提供する装置であり、業務処理(ビジネスプロセス)の実行管理や業務処理に関する情報(以下、「業務処理情報」と称する。)の管理を行う。BPMS装置4が管理する業務処理は、例えば、ユーザ装置2において行われる処理(ユーザ装置2を操作するユーザの手作業をロボットにより自動化した処理を含む)、及び業務ソフト実行装置3が業務ソフトを実行することにより行われる処理を含む。
RPA装置7は、RPAのロボットに関する各種のサービスをユーザ装置2に提供する。RPA装置7は、例えば、RPAのロボットの定義、ロボットのユーザ装置2への配信、ロボットの実行履歴の収集等を行う。
影響範囲特定装置100は、情報処理システム1のソフトウェアまたはハードウェアが変更された際に影響を受ける可能性のあるロボット(以下、「対象ロボット」と称する。)をBPMS装置4が管理する業務処理情報に基づき特定する。上記変更の例として、業務処理の変更、情報処理システム1を構成する情報処理装置(業務ソフト実行装置3、BPMS装置、RPA装置7、ユーザ装置2)のソフトウェア(プログラム、データ構成、画面構成、オペレーティングシステム等)の変更、情報処理システム1を構成するハードウェア(情報処理装置等)の変更等がある。また影響範囲特定装置100は、特定した対象ロボットが上記変更の影響を受けたときの対処についての訓練計画を生成する。
図2に、ユーザ装置2、業務ソフト実行装置3、BPMS装置4、RPA装置7、及び影響範囲特定装置100の実現に用いる情報処理装置のハードウェアの一例を示す。同図に示すように、例示する情報処理装置10は、プロセッサ11、主記憶装置12、補助記憶装置13、入力装置14、出力装置15、及び通信装置16を備える。これらは図示しないバス等の通信手段を介して互いに通信可能に接続されている。情報処理装置10は、例えば、パーソナルコンピュータ、オフィスコンピュータ、メインフレーム等である。情報処理装置10は、例えば、クラウドシステムにより提供されるクラウドサーバのように仮想的な情報処理資源を用いて実現されるものであってもよい。
プロセッサ11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、AI(Artificial Intelligence)チップ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を用いて構成されている。
主記憶装置12は、プログラムやデータを記憶する装置であり、例えば、ROM(Read
Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリ(NVRAM(Non Volatile RAM))等である。
補助記憶装置13は、例えば、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive
)、光学式記憶装置(CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等)、ストレージシステム、ICカード、SDカードや光学式記録媒体等の記録媒体の読取/書込装置、クラウドサーバの記憶領域等である。補助記憶装置13には、記録媒体の読取装置や通信装置16を介してプログラムやデータを読み込むことができる。補助記憶装置13に記憶されているプログラムやデータは主記憶装置12に随時読み込まれる。
入力装置14は、外部からの入力を受け付けるインタフェースであり、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、カードリーダ、音声入力装置等である。
出力装置15は、処理経過や処理結果等の各種情報を出力するインタフェースである。出力装置15は、例えば、上記の各種情報を可視化する表示装置(液晶モニタ、LCD(Liquid Crystal Display)、グラフィックカード等)、上記の各種情報を音声化する装置(音声出力装置(スピーカ等))、上記の各種情報を文字化する装置(印字装置等)である。
尚、例えば、情報処理装置10が通信装置16を介して他の装置との間で情報の入力や出力を行う構成としてもよい。
通信装置16は、他の装置との間の通信を実現する装置である。通信装置16は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等の通信手
段を介した他の装置との間の通信を実現する有線方式又は無線方式の通信インタフェースであり、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線通信モジュール、USB(Universal Serial Bus)モジュール、シリアル通信モジュール等である。
尚、ユーザ装置2、業務ソフト実行装置3、BPMS装置4、RPA装置7、及び影響範囲特定装置100の機能は、プロセッサ11が主記憶装置12に格納されているプログラムを実行することにより実現される。
図3に業務ソフト実行装置3の主な機能を示している。同図に示すように、業務ソフト実行装置3は、記憶部310、業務ソフト実行部311、及び通信部312を備える。
記憶部310は、業務ソフト351(プログラムやデータ)を記憶する。
業務ソフト実行部311は、業務ソフト351を実行する。業務ソフト実行部311は、ユーザ装置2と連携して業務ソフトに関する処理を行うことが可能である。上記連携において、業務ソフト実行部311は、例えば、ユーザ装置2に入力画面を提供し、当該入力画面を介して取得された情報をユーザ装置2から受信する。また上記連携において、業務ソフト実行部311は、例えば、ユーザ装置2に出力画面を提供し、当該出力画面を介してユーザに各種の情報を提供する。
通信部312は、情報処理システム1を構成する他の装置と通信ネットワーク5を介して通信する。例えば、通信部312は、ユーザ装置2からトランザクションデータ等の業務ソフトに入力するデータを受信する。また例えば通信部312は、ユーザ装置2に業務ソフトの実行結果等のデータを送信する。
図4にBPMS装置4の主な機能を示している。同図に示すように、BPMS装置4は、記憶部410、BP管理部411、BP実行部412、実行履歴管理部413、及び通信部414の各機能を有する。
記憶部410は、BP定義情報451、タスク情報452、実行履歴453、及びユーザ情報454の各データを記憶する。このうちBP定義情報451及びタスク情報452は業務処理情報を構成する。これらのデータの詳細については後述する。
BP管理部411は、業務処理(ビジネスプロセス)の設定(登録、編集、削除等)を行う。BP管理部411は、設定した業務処理の内容を、BP定義情報451及びタスク情報452として管理する。BP管理部411は、例えば、通信ネットワーク5を介してユーザ装置2に業務処理を設定するためのユーザインタフェースを提供し、通信ネットワーク5を介してユーザ装置2から受け付けた情報に基づき業務処理の設定を行う。
BP実行部412は、BP定義情報451やタスク情報452に基づき、業務処理の実行制御を行う。BP実行部412は、業務処理の実行に際し、通信ネットワーク5を介してユーザ装置2と随時連携することができる。
実行履歴管理部413は、BP実行部412による業務処理の実行履歴(実行履歴453)を管理する。
通信部414は、情報処理システム1を構成する他の装置と通信ネットワーク5を介して通信する。
図5にRPA装置7の主な機能を示している。同図に示すように、RPA装置7は、記憶部710、ロボット管理部711、ロボット配信部712、及び通信部713の各機能を有する。
記憶部710は、ロボットに関する情報を含むロボット情報751を記憶する。
ロボット管理部711は、ロボットに関する情報をロボット情報751として管理する。
ロボット配信部712は、ロボットを実行するために必要となる情報(ロボットの定義情報等)をユーザ装置2に配信する。
通信部713は、情報処理システム1を構成する他の装置と通信ネットワーク5を介して通信する。
図6に影響範囲特定装置100の主な機能を示している。同図に示すように、影響範囲特定装置100は、記憶部110、対象ロボット特定部111、通知処理部112、訓練計画生成部113、SLA遵守監視部114、及び通信部115の各機能を有する。
記憶部110は、対象ロボット情報151、訓練計画152、及び実行履歴分析結果153を記憶する。これらのデータの詳細については後述する。
対象ロボット特定部111は、業務処理情報(BP定義情報451、タスク情報452)に基づき対象ロボットを特定する。対象ロボット特定部111による対象ロボットの具体的な特定方法については後述する。
通知処理部112は、RPA装置7からロボット情報751を取得し、取得したロボット情報751から対象ロボットの管理者を特定し、特定した管理者に、情報処理システム1の変更に伴い対象ロボットに影響(誤動作、障害発生等)が生じる可能性がある旨や、対象ロボットについての点検指示(実際に影響を受けた場合に対象ロボットが正常に機能するか否かの点検指示等)を通知する。通知処理部112は、例えば、管理者のユーザ装置2への画面表示や管理者への電子メールの送信等により上記通知を行う。
訓練計画生成部113は、情報処理システム1の変更により対象ロボットに影響が生じた際の対処についての訓練計画を生成する。訓練計画生成部113は、訓練計画の生成に際し、BPMS装置4が管理する実行履歴453に基づき訓練の対象者を選出し、選出した対象者を示す情報を出力(例えば、対象者や対象者が所属する部署の者に電子メールで通知)する。また訓練計画生成部113は、BPMS装置4が管理する実行履歴453を分析することにより生成される実行履歴分析結果153に基づき、訓練の実施時機を決定する。
SLA遵守監視部114は、訓練計画の実施中にBPMS装置4が記憶する実行履歴453に基づき、予め設定されたSLA(Service Level Agreement)が遵守されているか
を随時判定し、SLAが遵守されていない場合は訓練中止の指示を対象者等に送信する。
通信部115は、情報処理システム1を構成する他の装置と通信ネットワーク5を介して通信する。
図7にユーザ装置2の主な機能を示している。同図に示すように、ユーザ装置2は、記憶部210、業務処理部211、RPA処理部212、対象ロボット表示部213、訓練計画表示部214、及び通信部216の各機能を有する。
記憶部210は、通信ネットワーク5を介してRPA装置7から送られてくるロボット定義情報251を記憶する。ロボット定義情報251は、後述するロボット情報751のロボット定義情報7513(図10を参照)に相当する情報を含む。
業務処理部211は、各種の業務処理を実行する。業務処理部211は、例えば、ユーザとの間で業務処理を行う。また業務処理部211は、業務ソフト実行装置3やBPMS装置4と連携して業務処理を行う。例えば、業務処理部211は、業務ソフトウェアの処理に入力するデータ(トランザクション等)を業務ソフト実行装置3に送信する。また業務処理部211は、業務ソフト実行装置3から業務処理の実行結果を受信し、受信した実行結果を表示する。
RPA処理部212は、業務処理部211が行う業務処理をRPAのロボットにより自動実行(代行)する。RPA処理部212は、RPA装置7からロボット情報751を受信し、受信したロボット情報751に基づきロボットの実行制御を行う。
対象ロボット表示部213は、影響範囲特定装置100から送られてくる対象ロボット情報151を受信し、受信した対象ロボット情報151に関する情報(対象ロボットを特定する情報(以下、「ロボットID」と称する。)や対象ロボットについて点検を促す指示等)を表示する。
訓練計画表示部214は、訓練計画、訓練計画の実施指示、及び訓練計画の中止指示を影響範囲特定装置100から受信し、受信した内容を表示する。
通信部215は、情報処理システム1を構成する他の装置と通信ネットワーク5を介して通信する。
図8はBPMS装置4が管理するBP定義情報451をイメージで示した図である。同図に示すように、BP定義情報451は、業務処理を構成するタスクの実行順序に関する情報を含む。例示するBP定義情報451は、業務処理の識別子である業務処理IDが「X」の業務処理の情報と、業務処理IDが「Y」の業務処理の情報とを含む。例示するBP定義情報451は、業務処理IDが「X」の業務処理が、「タスクA」→「タスクB」→「タスクC」→「タスクD」→「タスクE」→「タスクF」の順にタスクを実行することを示す情報、及び、業務処理IDが「Y」のビジネスプロセスが、「タスクG」→「タスクH」→「タスクI」→「タスクJ」の順にタスクを実行することを示す情報を含む。尚、図8に例示したBP定義情報451は一例であり、例えば、データベースのテーブル形式のデータとして管理してもよい。
図9にBPMS装置4が記憶するタスク情報452の一例を示している。タスク情報4
52には、業務処理を構成するタスクの情報が管理される。例示するタスク情報452は、業務処理ID4521、タスクID4522、実行主体4523、タスク責任部署4524、及びSLA4525の各項目(カラム)を有する一つ以上のレコードを含む。
上記項目のうち、業務処理ID4521には、業務処理IDが設定される。タスクID4522には、タスクの識別子であるタスクIDが設定される。実行主体4523には、当該タスクの実行主体を示す情報が設定される。例えば、当該タスクの実行主体がロボットである場合は当該タスクの実行主体となるロボットのロボットID(「ロボットR1」、「ロボットR2」等)が設定される。また例えば、当該タスクの実行主体が業務ソフトである場合は当該タスクの実行主体となる業務ソフトの識別子であるソフトウェアID(「ソフトA1」、「ソフトA2」等)が設定される。また例えば、当該タスクの実行主体がユーザである場合は当該ユーザの識別子であるユーザIDが設定される。タスク責任部署4524には、当該タスクに関して責任を有する部署の識別子である部署IDが設定される。SLA4525には、当該タスクについて設定されているSLA(Service Level Agreement)の内容が設定される。
図10にRPA装置7が記憶するロボット情報751の一例を示している。ロボット情報751にはロボットに関する情報が管理される。例示するロボット情報751は、ロボットID7511、管理者ID7512、及びロボット定義情報7513の各項目(カラム)を有する一つ以上のレコードを含む。
ロボットID7511には、ロボットIDが設定される。管理者ID7512には、当該ロボットの管理者の識別子である管理者IDが設定される。ロボット定義情報7513には、ロボットの定義情報(例えば、所定の記述言語で記述された、ロボットの処理手順や処理内容を示す情報、ロボットの作業対象となる表示装置(出力装置15)の画面位置を示す情報等)が設定される。
図11にBPMS装置4が記憶する実行履歴453の一例を示している。実行履歴453には業務処理の実行履歴に関する情報が管理される。例示する実行履歴453は、実行日4531、開始時刻4532、終了時刻4533、業務処理ID4534、タスクID4535、ユーザID4536、ロボットID4537、及び実行主体4538の各項目(カラム)を有する一つ以上のレコードを含む。各レコードは一つのタスクに対応している。
上記項目のうち、実行日4531には、業務処理の実行日を示す情報が設定される。開始時刻4532には、業務処理の実行開始時刻が設定される。終了時刻4533には、業務処理の実行終了時刻が設定される。業務処理ID4534には、業務処理のインスタンスの識別子である業務処理インスタンスIDが設定される。タスクID4535には、タスクIDが設定される。ユーザID4536には、当該タスクのユーザのユーザIDが設定される。ロボットID4537には、当該タスクについて利用されたロボットのロボットIDが設定される。当該タスクについてロボットが利用されなかった場合、ロボットID4537には「−」が設定される。実行主体4538には、当該タスクの実行主体(ロボットID、ソフトウェアID、ユーザID等)を示す情報が設定される。
図12にBPMS装置4が記憶するユーザ情報454の一例を示している。ユーザ情報454には情報処理システム1のユーザに関する情報が管理される。例示するユーザ情報454は、ユーザID4541、部署ID4542、及び職位4543の各項目を有する一つ以上のレコードを含む。
上記項目のうち、ユーザID4541には、ユーザIDが設定される。部署ID454
2には、ユーザが所属する部署の識別子である部署IDが設定される。職位4543には、ユーザの職位を示す情報が設定される。
図13に影響範囲特定装置100が記憶する実行履歴分析結果153の一例を示している。実行履歴分析結果153には、実行履歴453を分析した結果に関する情報が管理される。実行履歴分析結果153は、例えば、ユーザ毎、部署毎に生成される。例示する実行履歴分析結果153は、列方向に、時期1531、時間帯1532、及び平均負荷量1533の各項目(カラム)を有する。例示する実行履歴分析結果153は一月分の実行履歴453を分析した結果であるが、分析対象とする期間は必ずしも限定されない。
上記項目のうち、時期1531には、時期(月初、月末、曜日等)を示す情報が設定される。時間帯1532には、一日の営業時間を分割した時間帯が設定される。平均負荷量1533には、時間帯1532の各時間帯におけるユーザ装置2の負荷の平均値である平均負荷量が設定される。
図14に影響範囲特定装置100が記憶する訓練計画152の一例を示している。訓練計画152には、影響範囲特定装置100が特定した対象ロボットに実際に影響が生じた場合にユーザが行うべき対処(対処方法)についての訓練計画に関する情報が管理される。例示する訓練計画152は、業務処理ID1521、タスクID1522、ユーザID1523、訓練指定日1524、及び訓練実施時間1525の各項目(カラム)を有する一つ以上のレコードを含む。
上記項目のうち、業務処理ID1521には、訓練対象となる業務処理の業務処理IDが設定される。タスクIDには、訓練対象となるタスクのタスクIDが設定される。ユーザID1523には、訓練対象となるユーザのユーザIDが設定される。訓練指定日1524には、訓練を実施すべき日が設定される。訓練実施時間1525には、訓練を実施(開始)すべき時間が設定される。
続いて、以上の構成からなる情報処理システム1において、影響範囲特定装置100が行う処理(以下、「影響範囲特定装置の処理S1500」と称する。)について説明する。
図15は、影響範囲特定装置の処理S500を説明するフローチャートである。以下、同図とともに影響範囲特定装置の処理S500について説明する。
同図に示すように、影響範囲特定装置100の対象ロボット特定部111は、情報処理システム1に変更が生じた否かを監視している(S1511)。対象ロボット特定部111は、情報処理システム1に変更が生じた否かを、例えば、入力装置14や通信装置16を介して入力される情報に基づき判定する。
変更が生じたことを検知すると(S1511:YES)、対象ロボット特定部111は、通信ネットワーク5を介してBPMS装置4から業務処理情報(BP定義情報451、タスク情報452)を取得する(S1512)。
続いて、対象ロボット特定部111は、取得した業務処理情報に基づき対象ロボットを特定する(S1513)。
例えば、タスク情報452が図9に示す内容であり、上記変更が「ソフトA1」の機能の変更である場合、対象ロボット特定部111は、タスク情報452において、「ソフトA1」が実行するタスクIDが「タスクB」のタスクの前後に存在する、ロボットIDが
「ロボットR1」及び「ロボットR2」のロボットを対象ロボットとして特定する。
但し対象ロボットの特定方法は限定されず、例えば、対象ロボット特定部111が、「タスクB」のタスクの前後に存在する、より広い範囲のロボットを対象ロボットとして特定してもよいし、「タスクB」を含む業務処理で利用される全てのロボットを対象ロボットとして特定してもよい。また例えば、対象ロボット特定部111が、対象ロボットを特定する際にユーザ等が予め設定したポリシーに従って対象ロボットを特定するようにしてもよい。その場合、上記ポリシーを設定するためのユーザインタフェースをユーザ装置2に設けてもよい。
図15に戻り、続いて、影響範囲特定装置100の通知処理部112が、RPA装置7からロボット情報751を取得し、取得したロボット情報751から対象ロボットの管理者を特定し、特定した管理者に、情報処理システム1の変更に伴い対象ロボットに影響(誤動作、障害発生等)が生じる旨や、対象ロボットについての点検指示(影響を受けた場合に対象ロボットが正常に機能するかの点検指示等)を通知する(S1514)。
続いて、影響範囲特定装置100の訓練計画生成部113が、通信ネットワーク5を介してBPMS装置4が管理する実行履歴453を取得し、取得した実行履歴453に基づき訓練の対象者を選出する(S1515)。
例えば、取得した実行履歴453が図11に示す内容であり、S1513において図9のタスク情報452に基づき、ロボットIDが「ロボットR1」及び「ロボットR2」のロボットが対象ロボットとして特定されている場合、訓練計画生成部113は、実行履歴453からロボットIDが「ロボットR1」及び「ロボットR2」のロボットを利用したユーザを特定し、特定したユーザの中から対象者を選出する。例えば、訓練計画生成部113は、特定したユーザの中から、対象ロボットの実行回数が多いユーザを優先して対象者として選出する。実行回数の多いユーザを優先して対象者として選出することで、対象ロボットに実際に影響が生じた場合に効果的に対処することができる。また例えば、訓練計画生成部113は、特定したユーザの中から、所定の職位(BPMS装置4が管理するユーザ情報454から特定される職位)のユーザを優先して対象者として選出する。例えば、業務処理の統括的な管理を行っている職位の者を優先して対象者として選出することで、対象ロボットに実際に影響が生じた場合に対処が必要な範囲を的確に把握して効果的に対処することができる。
図15に戻り、続いて、訓練計画生成部113が、BPMS装置4が管理する実行履歴453に基づき実行履歴分析結果153を生成し、生成した実行履歴分析結果153に基づき訓練の実施時機を決定する(S1516)。
例えば、実行履歴分析結果153が図13に示す内容である場合、「通常(火曜)」の「15:00-18:00」の平均負荷量1533が低いため、訓練計画生成部113は、例えば、
この時機を訓練の実施時機として決定する。
図15に戻り、続いて、訓練計画生成部113が、情報処理システム1の変更により対象ロボットに影響が生じた際の対処(対処方法)についての訓練計画152を生成する(S1517)。
続いて、訓練計画生成部113が、生成した訓練計画152をS1515で選出した対象者に通知する(S1518)。訓練計画生成部113は、例えば、ユーザ装置2における画面表示や対象者宛ての電子メールを送信することにより上記通知を行う。
上記通知を受けた対象者は、実施時機が到来すると訓練計画に従い訓練を開始する。例えば、対象者は、ロボットの利用に代えて人手による作業(例えば、データの入力作業)を開始する。
訓練の実施中、影響範囲特定装置100のSLA遵守監視部114は、通信ネットワーク5を介してBPMS装置4が管理する実行履歴453を随時取得し(S1519)、取得した実行履歴453とタスク情報452とを対照して、SLAが遵守されているか否かを判定する(S1520)。尚、このような判定を行うのは、訓練を実施することにより作業効率が低下して(例えば、ロボットが行っていた作業を人手で行うことにより効率が低下する場合等)SLAを遵守できなくなる可能性があり、その場合は訓練を中止して作業効率を向上させる必要があるからである。
SLA遵守監視部114は、SLAが遵守されていない(SLAを逸脱している)と判定すると(S1520:YES)、訓練中止の指示を対象者に通知する(S1521)。対象者は、上記通知を受けると訓練を中止する(人手による作業を止めてロボットの利用を再開する等)。
以上に説明したように、本実施形態の影響範囲特定装置100によれば、保守やバージョンアップ等に伴い情報処理システム1のソフトウェアまたはハードウェアが変更された場合に、当該変更の影響を受ける可能性のあるロボットである対象ロボットを、BPMS装置4が管理する業務処理情報(BP定義情報451、タスク情報452)に基づき、容易かつ確実に特定することができる。
また影響範囲特定装置100は、対象ロボットに影響が生じる旨や、対象ロボットについての点検指示を対象ロボットの管理者に通知するので、対象ロボットの管理者は、対象ロボットに影響が生じた場合の対策を事前に講じることができる。
また影響範囲特定装置100は、対象ロボットに実際に影響が生じた場合における対処についての訓練計画を生成するので、対象ロボットの管理者は、対象ロボットに影響が生じた場合の対策を容易かつ適切に講じることができる。
また影響範囲特定装置100は、対象者や対象者が所属する部署の平均負荷量1533の少ない時機に実施する内容の訓練計画を生成するので、対象者や対象者が所属する部署の業務への影響を考慮した訓練計画を生成することができる。
また影響範囲特定装置100は、訓練計画の実施中にタスク毎に設定されたSLAが遵守されていないと判定した場合は訓練計画の中止を対象者等に促すので、SLAが遵守される範囲で訓練計画が実施されるようにすることができる。
ところで、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。またある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えてもよい。またある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えてもよい。また各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、又は置換をしてもよい。
前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、IC(Integrated Circuit)カ
ード、SDカード、DVD(Digital Versatile Disc)の記録媒体に格納することができる。
制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1 情報処理システム、2 ユーザ装置、210 記憶部、211 業務処理部、212
RPA処理部、213 対象ロボット表示部、214 訓練計画表示部、215 通信部、251 ロボット定義情報、3 業務ソフト実行装置、310 記憶部、311 業務ソフト実行部、312 通信部、351 業務ソフト、4 BPMS装置、410 記憶部、411 BP管理部、412 BP実行部、413 実行履歴管理部、414 通信部、451 BP定義情報、452 タスク情報、453 実行履歴、454 ユーザ情報、5 通信ネットワーク、7 RPA装置、710 記憶部、711 ロボット管理部、712 ロボット配信部、713 通信部、751 ロボット情報、10 情報処理装置、100 影響範囲特定装置、110 記憶部、111 対象ロボット特定部、112 通知処理部、113 訓練計画生成部、114 SLA遵守監視部、115 通信部、151 対象ロボット情報、152 訓練計画、153 実行履歴分析結果、S1500 影響範囲特定装置の処理

Claims (15)

  1. 業務ソフトウェアを実行する業務ソフト実行装置と、
    RPA(Robotic Process Automation)のロボットを用いた情報処理を行うことが可能なユーザ装置と、
    前記業務ソフト実行装置及び前記ユーザ装置と通信可能に接続し、業務処理の実行制御を行うとともに、前記業務処理に関する情報を含んだ業務処理情報を管理するBPMS(Business Process Management System)として機能するBPMS装置と、
    を含んで構成される情報処理システムと通信可能に接続し、
    前記情報処理システムのソフトウェアまたはハードウェアが変更された場合に影響を受ける可能性のあるロボットである対象ロボットを前記業務処理情報に基づき特定する対象ロボット特定部を有する、
    影響範囲特定装置。
  2. 請求項1に記載の影響範囲特定装置であって、
    前記業務処理は複数のタスクを含み、
    前記業務処理情報は前記タスクに関する情報であるタスク情報を含み、
    前記対象ロボット特定部は前記タスク情報に基づき前記対象ロボットを特定する、
    影響範囲特定装置。
  3. 請求項2に記載の影響範囲特定装置であって、
    前記タスク情報は、前記タスクの実行主体がロボットであるか否かを示す情報を含み、
    前記変更は前記タスクについての変更であり、
    前記対象ロボット特定部は、変更された前記タスクを含む前記業務処理における、前記タスク以外のタスクが利用する前記ロボットを前記対象ロボットとして特定する、
    影響範囲特定装置。
  4. 請求項1に記載の影響範囲特定装置であって、
    前記情報処理システムの前記変更は前記業務ソフトウェアについての変更である、
    影響範囲特定装置。
  5. 請求項1に記載の影響範囲特定装置であって、
    前記対象ロボット特定部は、特定した前記対象ロボットを示す情報を出力する、
    影響範囲特定装置。
  6. 請求項1に記載の影響範囲特定装置であって、
    前記ロボットの管理者を示す情報を記憶し、
    前記対象ロボット特定部が特定した前記対象ロボットの前記管理者に当該ロボットに生じる影響の点検を指示する情報を通知する通知処理部をさらに備える、
    影響範囲特定装置。
  7. 請求項1に記載の影響範囲特定装置であって、
    前記対象ロボット特定部が特定した前記対象ロボットに前記変更により影響が生じた場合における対処についての訓練計画を生成して出力する訓練計画提示部をさらに備える、
    影響範囲特定装置。
  8. 請求項7に記載の影響範囲特定装置であって、
    前記BPMS装置は前記業務処理の実行履歴を管理し、
    前記実行履歴は前記業務処理にロボットを利用するユーザの情報を含み、
    前記訓練計画提示部は、前記対象ロボットの前記ユーザを前記実行履歴に基づき特定し
    、特定した前記ユーザを、生成した前記訓練計画による訓練の対象者として選出し、選出した前記対象者を示す情報を出力する、
    影響範囲特定装置。
  9. 請求項8に記載の影響範囲特定装置であって、
    前記訓練計画提示部は、前記対象ロボットの実行回数が多いユーザを優先して前記対象者として選出する、
    影響範囲特定装置。
  10. 請求項8に記載の影響範囲特定装置であって、
    前記ユーザの職位を示す情報を記憶し、
    前記訓練計画提示部は、所定の職位のユーザを優先して前記対象者として選出する、
    影響範囲特定装置。
  11. 請求項8に記載の影響範囲特定装置であって、
    前記訓練計画提示部は、前記実行履歴に基づき所定期間における前記対象者の前記業務処理の負荷を求め、前記負荷が少ない時機に訓練を実施する内容の前記訓練計画を生成して出力する、
    影響範囲特定装置。
  12. 請求項8に記載の影響範囲特定装置であって、
    前記ユーザの部署を示す情報を記憶し、
    前記訓練計画提示部は、前記実行履歴に基づき所定期間における前記対象者が所属する前記部署の前記業務処理の負荷を求め、前記負荷が少ない時機に訓練を実施するように内容を設定した前記訓練計画を生成して出力する、
    影響範囲特定装置。
  13. 請求項8に記載の影響範囲特定装置であって、
    前記業務処理は複数のタスクを含み、
    前記BPMS装置は、前記業務処理の実行履歴を管理し、
    前記業務処理について設定されたSLA(Service Level Agreement)を記憶し、
    前記訓練計画の実施中に、前記実行履歴に基づき前記SLAが遵守されているか否かを判定し、前記SLAが遵守されていないと判定した場合に前記訓練計画の中止を促す指示を出力するSLA遵守監視部を更に備える、
    影響範囲特定装置。
  14. 業務ソフトウェアを実行する業務ソフト実行装置と、
    RPA(Robotic Process Automation)のロボットを用いた情報処理を行うことが可能なユーザ装置と、
    前記業務ソフト実行装置及び前記ユーザ装置と通信可能に接続し、業務処理の実行制御を行うとともに、前記業務処理に関する情報を含んだ業務処理情報を管理するBPMS(Business Process Management System)として機能するBPMS装置と、
    を含んで構成される情報処理システムと通信可能に接続する情報処理装置が、
    前記情報処理システムのソフトウェアまたはハードウェアが変更された場合に影響を受ける可能性のあるロボットである対象ロボットを前記業務処理情報に基づき特定するステップ、
    を実行する、影響範囲特定方法。
  15. 請求項14に記載の影響範囲特定方法であって、
    前記情報処理装置は、特定した前記対象ロボットに前記変更により影響が生じた場合に
    おける対処についての訓練計画を生成して出力するステップ、
    をさらに実行する、影響範囲特定方法。
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