JP2020144025A - 光測距装置 - Google Patents

光測距装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020144025A
JP2020144025A JP2019041371A JP2019041371A JP2020144025A JP 2020144025 A JP2020144025 A JP 2020144025A JP 2019041371 A JP2019041371 A JP 2019041371A JP 2019041371 A JP2019041371 A JP 2019041371A JP 2020144025 A JP2020144025 A JP 2020144025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
histogram
control unit
unit
ranging device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019041371A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7003949B2 (ja
Inventor
利明 長井
Toshiaki Nagai
利明 長井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2019041371A priority Critical patent/JP7003949B2/ja
Priority to CN202080018367.XA priority patent/CN113518894B/zh
Priority to PCT/JP2020/009349 priority patent/WO2020179857A1/ja
Publication of JP2020144025A publication Critical patent/JP2020144025A/ja
Priority to US17/467,356 priority patent/US20210396876A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7003949B2 publication Critical patent/JP7003949B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target
    • G01S17/08Systems determining position data of a target for measuring distance only
    • G01S17/10Systems determining position data of a target for measuring distance only using transmission of interrupted, pulse-modulated waves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C3/00Measuring distances in line of sight; Optical rangefinders
    • G01C3/02Details
    • G01C3/06Use of electric means to obtain final indication
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target
    • G01S17/42Simultaneous measurement of distance and other co-ordinates
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/483Details of pulse systems
    • G01S7/486Receivers
    • G01S7/4865Time delay measurement, e.g. time-of-flight measurement, time of arrival measurement or determining the exact position of a peak
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/483Details of pulse systems
    • G01S7/486Receivers
    • G01S7/487Extracting wanted echo signals, e.g. pulse detection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Abstract

【課題】光測距装置において、距離が異なる物体にもかかわらず、同じ距離値が算出されることを抑制可能な技術を提供する。【解決手段】光測距装置10は、パルス光を予め定めた回数単位で発光する光源部20と、第1物体から反射されたパルス光を受光する受光素子を有し、パルス光の受光強度に応じた応答信号を出力する受光部30と、受光部から出力された応答信号を、パルス光の飛行時間に応じた時間ビンに前記回数分、積算して記録することによってヒストグラムを生成し、ヒストグラムに基づき、物体までの距離を算出する制御部40と、を備える。制御部は、光源部によるパルス光の発光間隔を、前記回数単位内において変更する。【選択図】図2

Description

本開示は、光測距装置に関する。
光測距装置に関し、例えば、特許文献1には、複数のSPAD(シングルフォトンアバランシェフォトダイオード)をアレイ状に配置して構成された光検出器が開示されている。このような光検出器では、1つないし複数のSPADによって1つの画素が構成され、複数の画素によって光検出器の受光部が構成される。このような光検出器では、例えば、光源から照射されたパルス光の反射光を通常複数回受光し、その受光強度に応じて各画素から出力された信号に基づきヒストグラムを生成する。そして、そのヒストグラムのピークの位置からパルス光の飛行時間(ToF:Time of Flight)を求め、その飛行時間に基づいて画素毎に測定対象物までの距離を算出する。
特開2014−81253号公報
光検出器のSN比を向上させるには、パルス光の発光間隔をできるだけ小さくして単位時間あたりの発光回数を増加させ、画素からの出力を繰り返し積算させてヒストグラムを生成することが有効である。しかし、ある距離を光が往復する時間よりも光源の発光間隔を短くしてしまうと、例えば、その距離の範囲内に存在する物体から反射される光と、その距離の範囲外に存在する物体から反射される光とで、画素からの出力が積算されるヒストグラム中の時間ビンが同じビン番号となり、距離が異なる物体にもかかわらず、同じ距離値が算出されるという問題が発生する。
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
本開示の一形態によれば、光測距装置(10)が提供される。この光測距装置は、パルス光を予め定めた回数単位で発光する光源部(20)と、第1物体から反射された前記パルス光を受光する受光素子を有し、前記パルス光の受光強度に応じた応答信号を出力する受光部(30)と、前記受光部から出力された前記応答信号を、前記パルス光の飛行時間に応じた時間ビンに前記回数分、積算して記録することによってヒストグラムを生成し、前記ヒストグラムに基づき、前記第1物体までの距離を算出する制御部(40)と、を備え、前記制御部は、前記光源部による前記パルス光の発光間隔を、前記回数単位内において変更する。
この形態の光測距装置によれば、パルス光の発光間隔が、発光毎に変更されるので、距離の異なる物体から反射された反射光にそれぞれ対応する応答信号が、ヒストグラム中の同じビン番号に積算されることを抑制できる。そのため、距離が異なる物体にもかかわらず、同じ距離値が算出されてしまうことを抑制できる。
本開示は、光測距装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、光測距方法、光測距装置を搭載する車両、光測距装置を制御する制御方法等の形態で実現できる。
光測距装置の概略構成を示す図。 第1実施形態における光測距装置のブロック図。 受光部の概略構成を示す図。 ヒストグラムの一例を示す図。 光測距装置と各物体との位置関係を示す図。 比較例におけるタイミングチャート。 比較例におけるヒストグラムを示す図。 第1実施形態におけるタイミングチャート。 第1実施形態におけるヒストグラムを示す図。 第2実施形態におけるタイミングチャート。 第2実施形態におけるヒストグラムを示す図。 距離測定処理のフローチャート。 第3実施形態における光測距装置のブロック図。 第3実施形態におけるタイミングチャート。 第3実施形態におけるヒストグラムを示す図。 第4実施形態におけるタイミングチャート。 第4実施形態におけるヒストグラムを示す図。 第5実施形態におけるタイミングチャート。 第5実施形態におけるヒストグラムを示す図。 第6実施形態におけるタイミングチャート。 第6実施形態におけるヒストグラムを示す図。
A.第1実施形態:
図1に示すように、本開示における第1実施形態としての光測距装置10は、筐体15と、光源部20と、受光部30と、制御部40と、を備える。光源部20は、測定範囲MRに対して照射光ILを射出する。本実施形態では、光源部20は、照射光ILを水平方向に沿った走査方向SDに走査する。照射光ILは、走査方向SDに直交する方向が長手方向となる矩形状に形成される。受光部30は、照射光ILの照射に応じた測定範囲MRを含む範囲からの反射光を受光し、反射光の受光状態に応じた応答信号を出力する。制御部40は、受光部30から出力された応答信号を用いて、測定範囲MR内に存在する物体までの距離を測定する。光測距装置10は、例えば、車両に搭載され、障害物の検出や他車両までの距離を測定するために使用される。
図2には、光測距装置10の具体的な構成を示している。光源部20は、発光部22と発光光学系24とを備える。発光部22は、半導体レーザダイオードにより構成されており、パルス光を照射光として照射する。発光光学系24は、発光部22から照射されたパルス光を、図1に示した縦長の照射光ILに形成し、物体TGが存在する空間中に照射する。発光光学系24は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)によって構成されたミラーを備え、ミラーを回動させることよって、照射光ILの走査を測定範囲MRに亘って行う。なお、本実施形態では、発光部22は半導体レーザダイオードにより構成されているが、固体レーザ等他の光源を用いてもよい。
受光部30は、物体TGから反射されたパルス光を受光し、その受光強度に応じた応答信号を出力する。受光部30は、受光光学系32と受光回路34とTDC(Time-to-Digital Converter)回路36とを備える。光源部20によって照射された照射光は、測定範囲MR内の物体TGによって反射され、各種のレンズによって構成された受光光学系32を通じて受光回路34によって受光される。
図3に示すように、受光回路34は、複数の画素35を二次元配列状に備えている。各画素35は、物体TGから反射されたパルス光を受光する受光素子351を複数有している。本実施形態では、各画素35は、受光素子351としてSPAD(シングルフォトンアバランシェダイオード)を備える。図3には、1つの画素35が、横9個×縦5個の計45個のSPADアレイで構成された例を示している。受光回路34は、例えば、画素35が、縦方向に64個、横方向に256個、配置されることにより構成される。各SPADは、光(フォトン)を入力すると、一定の確率で、光の入射を示すパルス状の信号を出力する。そのため、各画素35は、受光した光の強度に応じて、0〜45個のパルス信号を出力する。これらのパルス信号は、受光回路34に備えられた加算器によって加算され、受光回路34に備えられた比較器において予め定められた閾値と比較が行われる。加算値が閾値を超える場合には、その閾値を超える数値を表す応答信号がTDC回路36に出力される。閾値は、例えば、外乱光の強度に応じて定められる。TDC回路36は、応答信号が入力されるタイミングに対して時間−デジタル変換を行う。受光部30からは、応答信号と、TDC回路36による時間−デジタル変換の結果を表す信号とが制御部40に出力される。
制御部40は、タイミング生成部42とヒストグラム生成部44と距離判定部46とを備えている。これらの各部は、回路によってハードウェア的に実現されていてもよいし、制御部40に備えられたCPUがプログラムを実行することによってソフトウェア的に実現されてもよい。
ヒストグラム生成部44は、ヒストグラムが生成されるメモリ45を備える。図4には、ヒストグラムの一例が示されている。ヒストグラムの横軸は、光の飛行時間(TOF:Time Of Flignt)に応じた時間ビンを示し、縦軸は、受光部30から出力された応答信号が積算された値を示す。時間ビンの番号は、大きな番号ほど反射光が遅く受光されたことを示す。本実施形態では、光源部20が、タイミング生成部42によって生成されたタイミングに従ってパルス光を予め定めた回数単位で発光する。そして、ヒストグラム生成部44が、受光部30から出力された応答信号を、TDC回路36の出力信号によって指定された時間ビンに積算して記録する。本実施形態では、ヒストグラム生成部44は、画素35毎にそれぞれヒストグラムを生成する。
タイミング生成部42は、光源部20におけるパルス光の発光タイミングを制御する。また、タイミング生成部42は、受光部30から出力された応答信号を記録するメモリ45中のヒストグラムのビン番号を、パルス光の発光タイミングおよびTDC回路36からの出力信号に応じて切り替える。本実施形態では、タイミング生成部42は、光源部20によるパルス光の発光間隔を、発光毎に変更する機能を有している。また、タイミング生成部42は、光源部20による発光の開始からヒストグラムへの応答信号の積算が開始されるまでの時間を変更する機能を有している。
距離判定部46は、ヒストグラムにおいて、ピーク検出閾値を超えるピークが出現したビン番号に基づき、距離の算出を行う。具体的には、ピークに対応するビン番号のTOFを「t」、光速を「c」、距離値を「D」とすると、距離判定部46は、以下の式(1)により、距離値Dを算出する。距離判定部46は、すべての画素35について距離値Dを算出する。
D=(c×t)/2 ・・・式(1)
距離判定部46によって測定された距離値Dは、光測距装置10から車両のECU(Electronic Control Unit)等に出力される。車両のECUは、光測距装置10から画素毎に距離値を取得することで、障害物の検出や他車両までの距離の測定を行う。
図5は、光測距装置10において距離の測定を行う物体(ターゲット)の位置関係を示す図である。例えば、ターゲットTG1は、人物であり、ターゲットTG2およびターゲットTG3は、車両である。これらは、光測距装置10との距離が異なり、ターゲットTG1、ターゲットTG2、ターゲットTG3の順に、光測距装置10との距離が近い。これらのターゲットTG1〜TG3は、光測距装置10から見た場合に、水平方向の位置が異なる。そのため、これらのターゲットTG1〜TG3は、光測距装置10において、異なる画素35において距離の測定が行われる。本実施形態では、ターゲットTG1は、タイミング生成部42によって設定される最も短い発光間隔内においてパルス光が往復できる距離よりも近い位置に存在し、ターゲットTG2およびターゲットTG3は、その距離よりも遠い位置に存在する。以下では、この距離のことを、「最大到達距離」という。最大到達距離は、パルス光の発光間隔が短くなるほど短くなり、発光間隔が長くなるほど長くなる。
図6は、発光間隔およびヒストグラムへの応答信号の積算タイミングの比較例を示している。図6に示した比較例では、光源部20における発光間隔Tは一定である。また、光源部20による発光の開始からヒストグラムへの応答信号の積算が開始されるまでの時間も固定されており、一定である。このような状況において、ターゲット間の距離の差が、パルス光の発光間隔において光が到達可能な距離に一致すると、各ターゲットTG1〜TG3から反射される反射光に応じた応答信号が積算されるヒストグラムのビン番号が、全て同じビン番号になる可能性がある。図6に示した例では、各ターゲットからの反射光に対応する応答信号が、すべて同じビン番号6に積算される。すると、図7に示すように、各ターゲットTG1〜TG3に対応する画素35について生成されるヒストグラムの同じビン番号(ビン番号6)に、それぞれ応答信号が積算され、各応答信号がピーク検出閾値を超えると、全てのターゲットTG1〜TG3について、同じ距離値が算出される。特に、本実施形態では、ヒストグラムに対して応答信号が複数回、積算されるので、本来、光測距装置10からの距離が遠く、応答信号が小さなターゲットTG3についても、応答信号が積算されることによって、図7に示すように、ピークがピーク検出閾値を越えてしまい、誤った距離値が算出される可能性が高まる。
図8には、本実施形態における発光間隔および応答信号の積算タイミングを示している。本実施形態において、制御部40のタイミング生成部42は、光源部20よるパルス光の発光間隔を、発光毎に変更している。具体的には、2回目の発光の発光間隔T2は、初回の発光間隔T1に対して時間Δtを加えた発光間隔であり、3回目の発光間隔T3は、1回目の発光間隔T1に対して時間2Δtを加えた発光間隔であり、4回目の発光間隔T4は、1回目の発光間隔T1に対して時間3Δtを加えた発光間隔である。つまり、本実施形態では、制御部40は、パルス光の発光間隔を、時間Δt分、線形的に増加させている。Δtは、1つの時間ビンに相当する時間である。5回目の発光間隔は、初回の発光間隔T1と同じであり、以降、以上で説明した発光間隔の漸増を繰り返す。つまり、本実施形態では、4回の発光を1単位としてパルス光の発光が行われる。なお、本実施形態では、光源部20による発光の開始から、ヒストグラムへの応答信号の積算が開始されるまでの時間τ0は、上述した比較例と同様に固定されている。以下では、光源部20による発光の開始から、ヒストグラムへの応答信号の積算が開始されるまでの時間のことを、「積算開始時間」という。
図8に示したタイミングにおいて反射光が受光されれば、各ターゲットTG1〜TG3について、初回の応答信号が記録されるビン番号が同じビン番号6であっても、光源部20の発光間隔が、Δtずつ増加しているため、ターゲットTG2およびターゲットTG3の応答信号が記録されるビン番号が、徐々に若い番号のビン番号に変更されていく。そうすると、図9に示すように、ターゲットTG1については、常に同じビン番号に応答信号が積算されていくものの、ターゲットTG2については、応答信号が積算されるビン番号が、1つずつ小さな番号にずれていき、ターゲットTG3については、2つずつずれていく。この結果、ターゲットTG2およびターゲットTG3については、応答信号が記録されるビン番号が分散され、積算値がピーク検出閾値を超えにくくなる。そのため、光測距装置10からの距離が最も近いターゲットTG1の距離のみが算出され、光測距装置10からの距離が遠いターゲットTG2,TG3については距離が算出されにくくなる。
従って、以上で説明した第1実施形態によれば、光測距装置10からの距離が異なる複数のターゲットについて、同じ距離値が算出されにくくなるので、最大到達距離を超えた距離に存在するターゲットが、誤って最大到達距離以内にある物体として検出されてしまう誤検出が起きる可能性を低減できる。
また、本実施形態では、光源部20による発光の開始からヒストグラムへの積算が開始されるまでの時間を固定し、光源部20による発光間隔を単純に線形的に増加させているだけであるため、制御部40によるタイミング制御を容易に行うことができる。なお、本実施形態では、制御部40は、光源部20による発光間隔を線形的に増加させているが、線形的に発光間隔を減少させてもよい。また、制御部40は、発光間隔を、非線形的に増加あるいは減少させてもよく、また、発光間隔をランダムに増加あるいは減少させてもよい。
B.第2実施形態:
図8に示したように、上記第1実施形態では、制御部40は、パルス光の発光間隔を、時間Δt分、線形的に増加させている。これに対して、第2実施形態では、図10に示すように、制御部40のタイミング生成部42は、2回目の発光の発光間隔T2を、初回の発光間隔T1に対して時間2Δtを加えた発光間隔とし、3回目の発光間隔T3を、1回目の発光間隔T1に対して時間3Δtを加えた発光間隔とし、4回目の発光間隔T4を、1回目の発光間隔T1に対して時間5Δtを加えた発光間隔とすることによって特有の発光間隔としている。特有の発光間隔は、予め定めた間隔であってもよいし、例えば、線形帰還シフトレジスタ等を用いて疑似乱数を発生させ、その値を利用して設定することもできる。なお、本実施形態においても、積算開始時間は、第1実施形態と同様に固定されている。
図10に示したタイミングにおいて反射光が受光されれば、図11に示すように、ターゲットTG2、ターゲットTG3の応答信号が記録されるビン番号が、徐々に若い番号のビン番号に変更されていくので、第1実施形態と同様に、応答信号が積算されるビンが分散される。更に、本実施形態では、発光間隔を上記のとおり、線形的に増加させるのではなく特有の発光間隔としている。そのため、図11に示すように、ターゲットTG2に対応する画素については、応答信号が積算されるビンの位置が特有の位置となり、生成されるヒストグラムに固有のパタンが現れる。そこで本実施形態の制御部40は、このような固有のパタンを利用することによってターゲットTG1とターゲットTG2の両方の距離を測定する。
図12には、本実施形態において制御部40が実行する距離測定処理のフローチャートを示している。この距離測定処理は、光測距装置10の動作中、制御部40が繰り返し実行する処理である。この距離測定処理では、まず、制御部40は、ステップS10において、光源部20を制御して図10に示したタイミングで繰り返し発光を行わせ、ヒストグラム生成部44によりヒストグラムを生成する。ステップS20において、制御部40は、画素毎に、ヒストグラムのピークがピーク検出閾値以上であるか否かを判定する。ヒストグラムのピークがピーク検出閾値未満の画素については、制御部40は、ステップS30において、検知対象の物体がないと判断し、当該距離測定処理を終了する。
ヒストグラムのピークがピーク検出閾値以上の画素については、ステップS40において、制御部40は、ヒストグラムにおいて応答信号が記録された時間ビンの位置が、図11に示した固有のパタンと一致するか否かを判断する。応答信号が記録された時間ビンの位置が固有のパタンに一致しない画素については、制御部40は、ステップS50において、ヒストグラムのピークのビン番号が表すTOFに基づき、距離判定部46により距離を算出する。一方、応答信号が記録された時間ビンの位置が固有のパタンに一致する画素については、制御部40は、ターゲットTG1よりも遠いターゲットTG2、すなわち、最大到達距離を超えるターゲットから反射光が受光されたと判断し、ステップS60において、パタン中の最大のビン番号を検出し、ステップS70において、検出されたビン番号が表すTOFに、予め定められたオフセット値を足し合わせて、距離を算出する。図10に示したタイミングでは、このオフセット値は、初回の発光間隔T1に相当する時間である。ステップS60において、パタン中の最大のビン番号を検出するのは、本実施形態では、ターゲットTG2については、応答信号の記録を行う時間ビンの番号が徐々に小さくなるからである。
以上で説明した第2実施形態によれば、ヒストグラムに固有のパタンが発生するか否かに応じて、物体までの距離の算出方法を変更することができる。具体的には、上記の通り、ヒストグラムに固有のパタンが現れなければ、通常通り、距離値を算出し、ヒストグラムに固有のパタンが発生する場合には、予め定められたオフセット値を、パタン中の最大のビン番号が表すTOFに足し合わせることによって距離値を算出する。そのため、本実施形態によれば、最大到達距離を超える物体の距離を測定することができ、光測距装置10の距離測定範囲を大幅に大きくすることができる。
C.第3実施形態:
上記第1実施形態および第2実施形態の光測距装置10は、画素毎に、ヒストグラム生成用のメモリ45を1つ備えている。これに対して、第3実施形態の光測距装置10Cは、図13に示すように、2つのヒストグラム生成部44a,44bを備え、それらのヒストグラム生成部44a,44bが、それぞれ1つずつメモリ45a(45b)を備えている。つまり、本実施形態では、画素毎に、2つのヒストグラムが生成される。第1ヒストグラム生成部44aが生成するヒストグラムへの応答信号の積算タイミングは、タイミング生成部42によって制御され、第2ヒストグラム生成部44bが生成するヒストグラムへの応答信号の積算タイミングは、タイミング生成部42によって生成されたタイミングを変調するタイミング変調回路43によって制御される。
図14に示すように、本実施形態では、制御部40は、1回目の発光の発光間隔T1を、4回目の発光の発光間隔T4に時間3Δtを加えた発光間隔とし、2回目の発光の発光間隔T2を、4回目の発光の発光間隔T4に対して時間2Δtを加えた発光間隔とし、3回目の発光の発光間隔T3を、4回目の発光間隔T4に対して時間Δtを加えた発光間隔としている。本実施形態においても、制御部40は、4回の発光を1単位としてパルス光の発光を行わせる。
本実施形態では、積算開始時間を、ヒストグラム生成部毎、すなわち、メモリ毎に変更している。具体的には、第1ヒストグラム生成部44aについては、積算開始時間を固定しており、第2ヒストグラム生成部44bについては、積算開始時間を、1つの時間ビンに相当する時間ずつ増加させていく。つまり、本実施形態では、発光間隔は線形的に短くなっていくのに対して、第2ヒストグラム生成部44bにおける積算開始時間は、線形的に遅くなっている。なお、本実施形態では、第4回目の発光を行うと、発光パルスの周期が戻るタイミングにおいてターゲットTG2からの反射光に応じた応答信号が第2ヒストグラム生成部44bのヒストグラムに記録されるビン番号が、それまでの発光と異なった値となってしまうため、第4回目の発光は実際には行わない。例えば、図14において、第2ヒストグラム生成部44bのヒストグラムに対して応答信号の記録が期待されるビン番号は3番であるのに対して、第4回目の発光を行った場合には7番のビンに応答信号が記録されることになる。
図14に示したタイミングにおいて反射光が受光されれば、図15に示すように、第1ヒストグラム生成部44aの第1メモリ45aには、ターゲットTG1については、常に同じビン番号に応答信号が積算されてヒストグラムが生成されるものの、ターゲットTG2については、応答信号が積算されるビン番号が、1つずつ大きな番号にずれていき、ターゲットTG3については、大きな番号に2つずつずれていってヒストグラムが生成される。そのため、ターゲットTG2およびターゲットTG3については、応答信号が記録される時間ビンが分散される。そして、第2ヒストグラム生成部44bの第2メモリ45bには、ターゲットTG1およびターゲットTG3については、応答信号が記録される時間ビンが分散されてヒストグラムが生成され、ターゲットTG2については、同じビン番号に応答信号が積算されてヒストグラムが生成される。距離判定部46は、第2メモリ45bに生成されたヒストグラムのピークに対応する時間ビンが表すTOFに、発光間隔と積算開始時間とに応じて定められるオフセット値を足し合わせることによって、ターゲットTG2の距離を算出することができる。
以上で説明した第3実施形態によれば、第1メモリ45aに生成されたヒストグラムのピークの位置を用いることによって、最大到達距離内に存在するターゲットTG1の距離を求めることができ、第2メモリ45bに生成されたヒストグラムのピークの位置を用いることによって、最大到達距離外に存在するターゲットTG2の距離を求めることができる。そのため、2つのメモリを用いることによって、容易に、最大到達距離内および最大到達距離外に存在する物体の距離を算出できる。なお、本実施形態では、4回目の発光を行わないが、発光回数の減少に伴うSN比の減少は、1発光単位あたりの発光回数を増加させることにより容易に補うことができる。
D.第4実施形態:
第4実施形態では、2つのメモリを用いてヒストグラムをそれぞれ生成する点は、第3実施形態と同じである。これに対して、第4実施形態では、図16に示すように、反射光が戻ってこないと想定される期間、ヒストグラムへの積算を行わない点が第3実施形態と大きく異なる。具体的には、本実施形態では、制御部40は、1回目の発光周期における第2メモリ45bを用いたヒストグラムの積算、および、4回目の発光周期における第1メモリ45aを用いたヒストグラムへの積算を行わない。更に、本実施形態では、2〜4回目の発光において、第2メモリ45bを用いたヒストグラムの積算開始タイミングが第3実施形態よりも時間ビン1つ分、早くなっている。
図16に示したタイミングにおいて反射光が受光されれば、図17に示すように、第1ヒストグラム生成部44aの第1メモリ45aには、ターゲットTG1については、常に同じビン番号に応答信号が積算されてヒストグラムが生成されるものの、ターゲットTG2については、応答信号が積算されるビン番号が、1つずつ大きな番号にずれていき、ターゲットTG3については、大きな番号に2つずつずれていってヒストグラムが生成される。そのため、ターゲットTG2およびターゲットTG3については、応答信号が記録される時間ビンが分散される。一方、第2ヒストグラム生成部44bの第2メモリ45bには、ターゲットTG1およびターゲットTG3については、応答信号が記録される時間ビンが分散されてヒストグラムが生成され、ターゲットTG2については、同じビン番号に応答信号が積算されてヒストグラムが生成される。
以上で説明した第4実施形態によれば、第3実施形態と同様に、2つのメモリを用いることによって、容易に、最大到達距離内および最大到達距離外に存在する物体の距離を算出できる。また、本実施形態では、第1メモリ45aおよび第2メモリ45bのそれぞれについて、反射光が戻ってこないと想定される期間についてヒストグラムへの積算を行わない。そのため、外乱光に起因して発生する応答信号がヒストグラムに積算されることを抑制することができるので、受光部30のSN比を向上させることができる。
E.第5実施形態:
図16に示した第4実施形態における各タイミングによってヒストグラムを生成する場合において、例えば、図18に示すように、ターゲットTG2の反射率が非常に高い場合を想定する。そうすると、図19に示すように、第1メモリ45aで生成されるヒストグラムについても、第2メモリ45bで生成されるヒストグラムについても、ターゲットTG2の反射光によって生成されるヒストグラムの度数が大きくなり、ピーク検出閾値を越えてしまう可能性がある。しかし、このような場合であっても、制御部40は、第1メモリ45aにおいて生成されたヒストグラムの形状と、第2メモリ45bにおいて生成されたヒストグラムの形状とを比較することで、ターゲットTG1よりも遠いターゲットTG2からのパルス光の反射の有無を判断することができる。
具体的には、同一画素について、第1メモリ45aに生成されたヒストグラムのピークの方が、第2メモリ45bに生成されたヒストグラムのピークよりも度数が大きく鋭利なピークであれば、第1メモリ45aに生成されたピークの位置は、最大到達距離内に存在するターゲットTG1までの距離を表すことになる。また、同一画素について、第2メモリ45bに生成されたピークの方が、第1メモリ45aに生成されたピークよりも度数が大きく鋭利なピークであれば、ターゲットTG1よりも遠いターゲットTG2からパルス光が反射されていることになり、第2メモリ45bに生成されたピークの位置は、最大到達距離外に存在するターゲットTG2までの距離を表すことになる。従って、制御部40は、最大到達距離外のターゲットTG2の反射率が高い場合であっても、2つのメモリに生成されたヒストグラムの形状を上述した基準により比較することによって、固有のパタンを生じさせることなく、容易に最大到達距離内および最大到達距離外に存在する物体の距離を算出できる。
F.第6実施形態:
第6実施形態では、第1メモリ45aを用いず、第2メモリ45bのみを用いる。そして、図20に示すように、発光間隔を時間Δtずつ徐々に短くしていき、更に、積算開始時間を徐々に遅らせる。このように、発光間隔と積算開始時間の比を適宜調整することにより、図21に示すように、最大到達距離内に存在するターゲットTG1からの反射光によって、ヒストグラムに特有のパタンを生じさせることが可能である。従って、発光間隔と積算開始時間の両方を変動させる場合であっても、制御部40は、第2実施形態と同様に、図12に示した処理と同様の処理を実行することによって、メモリを2つ用いることなく、パタンの有無を検出することによって最大到達距離内に存在するターゲットTG1の距離値と、最大到達距離外に存在するターゲットTG2の距離値を求めることが可能である。図20および図21に示した例では、距離判定部46は、ヒストグラムに固有のパタンが検出された場合には、そのパタンの最大ビン番号に対応する時間ビンのTOFに基づき、ターゲットTG1までの距離を算出することができる。また、距離判定部46は、固有のパタンが検出されない場合には、ピーク検出閾値を超えるヒストグラムのピークに対応する時間ビンのTOFに、発光間隔と積算開始時間に応じて定まるオフセット値を足し合わせることによってターゲットTG2までの距離を算出することができる。
G.他の実施形態:
(G1)上記各実施形態における光パルスの発光間隔、積算開始時間、1単位あたりの発光回数、は例示であり、ヒストグラムが各実施形態における特徴を有するように生成されれば、任意の値を設定することが可能である。
(G2)上記実施形態では、受光回路34は複数の画素を有している。これに対して受光回路34は、画素を1つのみ備えていてもよい。この場合であっても、その画素において異なるタイミングで捉えられる異なる距離の物体が、同じ距離として算出されることを抑制可能である。
(G3)上記実施形態では、受光素子としてSPADを採用している。しかし、受光素子はSPADに限らず、他の素子を用いてもよい。例えば、受光素子として、PINフォトダイオードやアバランシェフォトダイオードなどを採用可能である。
(G4)上記実施形態では、光測距装置10は、投光における光軸と受光における光軸とが異なる異軸型の光学系を採用している。これに対して、光測距装置10は、投光における光軸と受光における光軸とが一致する同軸型の光学系を採用してもよい。また、上記実施形態では、画素は、鉛直方向および水平方向に平面的に配列されているが、画素は、所定の方向に1列に並んでいるものであってもよい。また、上記実施形態では、光測距装置10は、走査方式として、短冊状の光を一方向に走査する1Dスキャン方式を採用しているが、点状の光を2次元方向に走査する2Dスキャン方式を採用してもよい。また、光測距装置10は、光を走査せず、広範囲に光を照射するフラッシュ方式の装置であってもよい。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、各実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10 光測距装置、15 筐体、20 光源部、22 発光部、24 発光光学系、30 受光部、32 受光光学系、34 受光回路、35 画素、36 TDC回路、40 制御部、42 タイミング生成部、43 タイミング変調回路、44 ヒストグラム生成部、45 メモリ、46 距離判定部、351 受光素子

Claims (9)

  1. 光測距装置(10)であって、
    パルス光を予め定めた回数単位で発光する光源部(20)と、
    第1物体から反射された前記パルス光を受光する受光素子を有し、前記パルス光の受光強度に応じた応答信号を出力する受光部(30)と、
    前記受光部から出力された前記応答信号を、前記パルス光の飛行時間に応じた時間ビンに前記回数分、積算して記録することによってヒストグラムを生成し、前記ヒストグラムに基づき、前記第1物体までの距離を算出する制御部(40)と、を備え、
    前記制御部は、前記光源部による前記パルス光の発光間隔を、前記回数単位内において変更する、
    光測距装置。
  2. 請求項1に記載の光測距装置であって、
    前記制御部は、前記光源部による発光の開始から前記ヒストグラムへの前記応答信号の積算が開始されるまでの積算開始時間を固定する、光測距装置。
  3. 請求項2に記載の光測距装置であって、
    前記制御部は、前記発光間隔を線形的に増加または減少させる、光測距装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の光測距装置であって、
    前記制御部は、前記ヒストグラムにおいて前記応答信号が記録される時間ビンの位置に特有のパタンが現れるように、前記発光間隔を設定する、光測距装置。
  5. 請求項4に記載の光測距装置であって、
    前記制御部は、前記ヒストグラムに前記パタンが発生するか否かに応じて、前記第1物体よりも遠い第2物体からの前記パルス光の反射の有無を判断する、光測距装置。
  6. 請求項5に記載の光測距装置であって、
    前記制御部は、前記パタンが生じた時間ビンが表す飛行時間に、予め定められたオフセット値を加えることによって、前記第2物体までの距離を算出する、光測距装置。
  7. 請求項1に記載の光測距装置であって、
    前記制御部は、更に、前記光源部による発光の開始から前記ヒストグラムへの前記応答信号の積算が開始されるまでの積算開始時間を、前記回数単位内において変更する、光測距装置。
  8. 請求項7に記載の光測距装置であって、
    前記制御部は、
    前記光源部による発光から前記応答信号の積算が開始されるまでの時間を固定して第1ヒストグラムを生成し、
    前記光源部による発光から前記応答信号の積算が開始されるまでの時間を、前記回数単位内において変更して第2ヒストグラムを生成し、
    第1ヒストグラムの形状と第2ヒストグラムの形状とを比較することにより、前記第1物体よりも遠い第2物体からの前記パルス光の反射の有無を判断する、
    光測距装置。
  9. 請求項7に記載の光測距装置であって、
    前記制御部は、前記第1物体から反射された前記パルス光に基づいて生成される前記ヒストグラムに固有のパタンが現れるように、前記発光間隔および前記積算開始時間を設定し、
    前記制御部は、前記パタンが生じた時間ビンが表す飛行時間に基づいて、前記第1物体までの距離を算出する、光測距装置。
JP2019041371A 2019-03-07 2019-03-07 光測距装置 Active JP7003949B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019041371A JP7003949B2 (ja) 2019-03-07 2019-03-07 光測距装置
CN202080018367.XA CN113518894B (zh) 2019-03-07 2020-03-05 光测距装置
PCT/JP2020/009349 WO2020179857A1 (ja) 2019-03-07 2020-03-05 光測距装置
US17/467,356 US20210396876A1 (en) 2019-03-07 2021-09-06 Optical distance measurement apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019041371A JP7003949B2 (ja) 2019-03-07 2019-03-07 光測距装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020144025A true JP2020144025A (ja) 2020-09-10
JP7003949B2 JP7003949B2 (ja) 2022-01-21

Family

ID=72338360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019041371A Active JP7003949B2 (ja) 2019-03-07 2019-03-07 光測距装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20210396876A1 (ja)
JP (1) JP7003949B2 (ja)
CN (1) CN113518894B (ja)
WO (1) WO2020179857A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024048232A (ja) * 2022-09-27 2024-04-08 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 光検出装置及び測距システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012215858A1 (de) * 2012-09-06 2014-03-06 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Auswertevorrichtung für ein system zur objekterfassung
US20170052065A1 (en) * 2015-08-20 2017-02-23 Apple Inc. SPAD array with gated histogram construction
WO2017110413A1 (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 株式会社小糸製作所 車両用画像取得装置、制御装置、車両用画像取得装置または制御装置を備えた車両および車両用画像取得方法
EP3285087A1 (en) * 2016-08-19 2018-02-21 ams AG Sensor arrangement and method for determining time-of-flight
JP2018036145A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 キヤノン株式会社 距離計測装置、および距離計測方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2772930B1 (fr) * 1997-12-19 2000-01-28 Commissariat Energie Atomique Dispositif de telemetrie impulsionnelle a detection intracavite
JP4855749B2 (ja) * 2005-09-30 2012-01-18 株式会社トプコン 距離測定装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012215858A1 (de) * 2012-09-06 2014-03-06 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Auswertevorrichtung für ein system zur objekterfassung
US20170052065A1 (en) * 2015-08-20 2017-02-23 Apple Inc. SPAD array with gated histogram construction
WO2017110413A1 (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 株式会社小糸製作所 車両用画像取得装置、制御装置、車両用画像取得装置または制御装置を備えた車両および車両用画像取得方法
EP3285087A1 (en) * 2016-08-19 2018-02-21 ams AG Sensor arrangement and method for determining time-of-flight
JP2018036145A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 キヤノン株式会社 距離計測装置、および距離計測方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020179857A1 (ja) 2020-09-10
JP7003949B2 (ja) 2022-01-21
CN113518894A (zh) 2021-10-19
US20210396876A1 (en) 2021-12-23
CN113518894B (zh) 2023-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102604902B1 (ko) 펄스형 빔들의 희소 어레이를 사용하는 깊이 감지
US11598856B2 (en) Receiver arrangement for the reception of light impulses, lidar module and method for receiving light impulses
EP3457177B1 (en) Distance measurement apparatus
JP6236758B2 (ja) 光学的測距装置
JP6246131B2 (ja) タイムオブフライト信号の処理における又はこれに関する改良
JP7541030B2 (ja) Lidarシステムにおける時間的ジッタ
KR20200037382A (ko) 비행-시간 시스템을 교정하는 방법 및 비행-시간 시스템
EP3285087A1 (en) Sensor arrangement and method for determining time-of-flight
US11555899B2 (en) Random hardware fault and degradation protection apparatus for time-of-flight receiver
CN110927734A (zh) 一种激光雷达系统及其抗干扰方法
JP2004538491A (ja) 三次元距離画像を記録するための方法及び装置
JP6261681B2 (ja) タイムオブフライト信号の処理における又はこれに関する改良
WO2022206031A1 (zh) 确定噪声水平的方法、激光雷达以及测距方法
US7408628B2 (en) Radar apparatus
JP2019158693A (ja) 受光装置、物体検出装置、距離測定装置、移動体装置、ノイズ計測方法、物体検出方法及び距離測定方法
WO2020145035A1 (ja) 距離測定装置及び距離測定方法
US10859681B2 (en) Circuit device, object detecting device, sensing device, mobile object device and object detecting device
JP6911825B2 (ja) 光測距装置
WO2020083780A1 (en) Time-of-flight ranging using modulated pulse trains of laser pulses
CN110780312A (zh) 一种可调距离测量系统及方法
JP7003949B2 (ja) 光測距装置
WO2019050024A1 (ja) 距離測定方法および距離測定装置
US20230273304A1 (en) Efficient Fault Detection For Lidar Sensors
WO2023133963A1 (zh) 激光雷达系统及其控制方法
US20230243975A1 (en) Logic For Controlling Histogramming Of Measurements Of Lidar Sensors

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211213