JP2020143809A - Electric component module - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、空気調和機の室外機の機械室内に配置される電装品モジュールに関し、さらに詳しく言えば、パワーデバイスを冷却する冷却器に関するものである。 The present invention relates to an electrical component module arranged in a machine room of an outdoor unit of an air conditioner, and more specifically to a cooler for cooling a power device.
一般的な空気調和機は、図19に示すように、室外に設置される室外機10と室内に設置される室内機20を備えている。室外機10と室内機20は、冷媒配管30によって接続され、蒸気圧縮式冷凍サイクルを形成している。
As shown in FIG. 19, a general air conditioner includes an
室外機10には、室外空気と冷媒を熱交換する室外熱交換器11、送風ファン11F、冷媒を圧縮する圧縮機12、圧縮機12から吐き出された潤滑油及び冷媒の混合流体から潤滑油を分離する油分離器13、流入した冷媒を膨張させて所定の圧力に減圧させる膨張弁14、流入した冷媒を気液分離するアキュムレータ15、暖房運転と冷房運転を切り替える四方弁16等が設けられている。
The
また、室内機20には、室内空気と冷媒を熱交換する室内熱交換器21、送風ファン21F等が設けられている。そして、冷媒配管30は、これら室外熱交換器11、圧縮機12、油分離器13、膨張弁14、アキュムレータ15、四方弁16および室内熱交換器21を接続している。冷媒配管30は、液側冷媒配管30Lとガス側冷媒配管30Gとを含む。
Further, the
室外機10は、図20に示すように、仕切板171によって、筐体17の内部が左右方向に熱交換器室10Aと機械室10Bに区画され、熱交換器室10Aには室外熱交換器11と送風ファン11Fが配置されている。
As shown in FIG. 20, the
機械室10Bには、圧縮機12、油分離器13、膨張弁14、アキュムレータ15、四方弁16等が収容され、これらは図20に示すように筐体17の前面の図示しないサービスパネルを取り外すことにより、外部から視認可能となっている。
The
機械室10Bには、さらに、その上下方向のほぼ中間位置に電装品モジュール40が配置されている。電装品モジュール40は、空気調和機の全体の動作を制御する制御回路、空気調和機の各種設定を行うための設定回路、空気調和機の状態を表示する表示回路、外部から供給される交流電力を直流電力に変換して出力するコンバータ回路、コンバータ回路から出力された直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ回路、その他の回路等を搭載したモジュールであり、プリント基板41にそれらの回路を実現するための複数の電子部品が搭載されている。プリント基板41は、機械室10Bの奥側に配管スペースを確保できるように、1枚で構成されている。
Further, in the
図21に電装品モジュール40の正面を示す。プリント基板41は、機械室10B内に起立した姿勢で取り付けられている。プリント基板41は上下方向に弱電領域41Aと強電領域41Bとなるように領域分割されている。
FIG. 21 shows the front surface of the
弱電領域41Aには、上記した制御回路の一部を構成するマイコン等の電子部品、設定回路を構成するスイッチ41A1やプラグを抜き差しする小電力用コネクタ41A2等の操作のための電子部品、表示回路を構成するLED41A3等の弱電系の電子部品が搭載される。
In the light
また、強電領域41Bには、上記した制御回路の残りを構成する電力変換を行うための強電系の複数の電子部品、例えばコンバータ回路のIC、インバータ回路のICなどのパワーデバイス41B1、平滑用の大容量電解コンデンサ41B2、大電力用コネクタ41B3などの部品が搭載される。
Further, in the
強電領域41Bには、さらに、パワーデバイス41B1で発生する熱を冷却するための冷却器50が配置されている。図20および図22を参照して、冷却器50は、液側冷媒配管30Lとパワーデバイス41B1とを熱的に結合する例えばアルミニウム材からなるヒートシンク51を備えている。
A
液側冷媒配管30LのうちのU字状に折り曲げられて上下方向に平行に延在する2本の配管部分を冷却用配管部30L1,30L2として、ヒートシンク51は、パワーデバイス41B1に密着するように押さえカバー52により冷却用配管部30L1,30L2に取り付けられる。
The two piping portions of the liquid-
この従来例において、押さえカバー52は、左右の両側に、一方の冷却用配管部30L1に対する押さえ部521と他方の冷却用配管部30L2に対する押さえ部522とを有し、ヒートシンク51はそれらの間にある取付基部523にネジ止めされて、冷却用配管部30L1,30L2に取り付けられる。このネジ止め作業の都合上、冷却器50は、プリント基板41の正面側に図示しないサービスパネル側に向けて配置されている。
In this conventional example, the
冷却用配管部30L1,30L2には、冷房運転時には室外熱交換器11で凝縮した冷媒が流れ、暖房運転時には室内熱交換器21で凝縮され膨張弁14で減圧された冷媒が流れるので、その冷媒温度によって冷却器50のヒートシンク51が冷却され、パワーデバイス41B1の温度が所定値以下に保持される。以上説明した空気調和機については、特許文献1に記載がある。
The refrigerant condensed by the
ところで、冷却器50について、冷却用配管部30L1,30L2に流れる冷媒の温度が、ヒートシンク51の周囲の空気の露点温度以下になった場合、ヒートシンク51の表面に結露による水滴(結露水)が付着する。この水滴がパワーデバイス等の電気部品に付着すると故障を誘発するおそれがある。
By the way, regarding the
そこで、従来では冷却用配管部30L1,30L2に流れる冷媒の温度が、ヒートシンク51の周囲の空気の露点温度以下の低温になりすぎないように、冷凍サイクルの運転をコントロールしたり、あるいは、ヒートシンク51に斜面等の排水用の導水路を設けて水滴が電気部品にかからないようにしている。 Therefore, conventionally, the operation of the refrigeration cycle is controlled or the heat sink 51 is controlled so that the temperature of the refrigerant flowing through the cooling pipes 30L1 and 30L2 does not become too low below the dew point temperature of the air around the heat sink 51. A headrace for drainage such as slopes is provided on the slope to prevent water droplets from splashing on electrical parts.
しかしながら、様々な温湿度環境下で使用される空気調和機において、過度な冷媒温度コントロールによる結露回避策は、空気調和機の性能に悪影響を及ぼし快適性を損なうおそれがある。また、構造的に排水用の導水路を設ける場合には、その分、ヒートシンクが大型となるため、設計の自由度やコストへの悪影響が大きくなるので好ましくない。 However, in an air conditioner used in various temperature and humidity environments, dew condensation avoidance measures by excessive refrigerant temperature control may adversely affect the performance of the air conditioner and impair comfort. Further, when the drainage channel is structurally provided, the heat sink becomes large by that amount, which increases the degree of freedom in design and adversely affects the cost, which is not preferable.
したがって、本発明の課題は、冷媒の温度コントロールによることなく結露が生じにくく、より一層の小型化、低コスト化が可能であるパワーデバイス冷却用の冷却器を備えた電装品モジュールを提供することにある。 Therefore, an object of the present invention is to provide an electrical component module provided with a cooler for cooling a power device, which is less likely to cause dew condensation without controlling the temperature of the refrigerant and can be further miniaturized and reduced in cost. It is in.
上記課題を解決するため、本発明は、空気調和機の室外機の機械室内に配置される電装品モジュールにおいて、パワーデバイスが上記機械室内の液側冷媒配管に沿って配置されているパワー基板と、上記パワー基板と上記液側冷媒配管との間に配置される冷却器とを備え、上記冷却器は、上記パワーデバイスと接触しない部分が断熱体で形成されていることを特徴としている。 In order to solve the above problems, the present invention relates to a power substrate in which a power device is arranged along a liquid-side refrigerant pipe in the machine room in an electrical component module arranged in the machine room of an outdoor unit of an air conditioner. The cooler is provided between the power substrate and the liquid-side refrigerant pipe, and the cooler is characterized in that a portion that does not come into contact with the power device is formed of a heat insulating body.
本発明において、上記冷却器は、上記パワーデバイスと接触する部分にのみ熱伝導体を備えている。 In the present invention, the cooler includes a heat conductor only in a portion in contact with the power device.
また、本発明において、上記熱伝導体は、上記冷却器の上記パワー基板側の一方の面から上記液側冷媒配管側の他方の面にかけて上記断熱体内に設けられていることを特徴としている。 Further, in the present invention, the heat conductor is provided in the heat insulating body from one surface of the cooler on the power substrate side to the other surface on the liquid side refrigerant piping side.
本発明によれば、冷媒の温度コントロールによることなく結露が生じにくく、より一層の小型化、低コスト化が可能であるパワーデバイス冷却用の冷却器が得られる。 According to the present invention, it is possible to obtain a cooler for cooling a power device, which is less likely to cause dew condensation without controlling the temperature of the refrigerant and can be further miniaturized and reduced in cost.
次に、図1ないし図18を参照して、本発明のいくつかの実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。 Next, some embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 18, but the present invention is not limited thereto.
まず、図1〜図3および図13,図14を参照して、本発明の電装品モジュール200が適用される室外機100について説明する。
First, the
室外機100の筐体110は、前面パネル111、その前面パネル111の右横のサービスパネル112、右側面パネル113、左側面パネル114、天面パネル115、背面パネル116、底面パネル117を備え、底面パネル117にはスタンド118が取り付けられている。
The
筐体110は仕切板119によって、正面パネル111の奥側が熱交換器室110Aになり、サービスパネル112の奥側が機械室110Bになるように、左右方向に区画されている。仕切板119は機械室110Bの壁面一部を構成している。
The
熱交換器室110Aに前述した室外熱交換器11や送風ファン11Fが配置されている。また、機械室110Bに、前述した冷媒配管30、圧縮機12、膨張弁14、アキュムレータ15、サブアキュムレータ15A、四方弁16等が収容されている。機械室110Bは、サービスパネル112を取り外すことにより、室外機100の前面側から視認可能となっている。
The above-mentioned
特に図4を参照して、電装品モジュール200は、正面がサービスパネル112の裏面と対面するよう機械室110Bに配置される固定板210と、固定板210の上部が取り付けられる長尺形状の上フレーム220と、固定板210の下部が取り付けられる長尺形状の下フレーム230と、上フレーム220を仕切板119に取り付ける取付金具240と、下フレーム230を仕切板119に取り付ける取付金具250と、制御回路の一部を構成する電子部品やその他の電子部品が搭載されるメイン基板260と、制御回路の残りの部分を構成する電子部品やその他の電子部品、後記する複数のパワーデバイス274が搭載されるパワー基板270を備える。
In particular, with reference to FIG. 4, the
このように、この実施形態においては、電装品モジュール200のプリント基板はメイン基板260とパワー基板270に分割されていて、メイン基板260はその裏面260bが固定板210の正面211aに対面するように固定板210に搭載され、パワー基板270はその裏面270bが固定板210の裏面211bに対面するよう固定板210に搭載される。
As described above, in this embodiment, the printed circuit board of the
パワー基板270の正面270a側(図4においてパワー基板270の後ろ側)にパワーデバイス274を冷却する冷却器300が配置されている。冷却器300は、液側冷媒配管30LのU字折曲部31に取り付けられた状態で上フレーム220と下フレーム230に跨るように、その上フレーム220と下フレーム230に取り付けられる。
A cooler 300 for cooling the
液側冷媒配管30LのU字折曲部31には、上下方向に互いに平行に延在する2本の配管が含まれ、この実施形態では、この配管部分をパワーデバイス274を冷却する冷却用配管部30L1,30L2として用いている。冷却用配管部30L1,30L2には同じ温度の冷媒が流れる。
The U-shaped
固定板210は、正面211aにメイン基板260が搭載され裏面211bにパワー基板270が搭載される本体部211と、その本体部211の上端から裏面211bの方向に90度に折り曲げられた補強用の上横片212と、その折曲片212の後端から上方に90度に折り曲げられた取付用の上縦片213を備える。
The fixing
また、本体部211の下端から正面211aの方向に90度に折り曲げられた補強用の下横片214と、その下横片214の前端から下方に90度に折り曲げられた下縦片215とを備える。その下縦片215の両端には下方に突出させた取付部215aが形成されている。
Further, a reinforcing lower
上フレーム220は、固定板210の上縦片213にネジ止めされる縦片221と、その縦片221の上端から後方に90度に折り曲げられた補強用の上横片222と、縦片211の左端から前方に向けて45度に折り曲げられた取付片223とを備える。224は冷却器300が取り付けられる端部である。
The
下フレーム230は、固定板210の下縦片215にネジ止めされる下縦片231と、下縦片231の上端から後方に90度に折り曲げられた上横片232と、上横片232の奥端から上方に90度に折り曲げられた補強用の上縦片233と、下縦片231の左端から前方に向けて45度に折り曲げられた取付片234とを備える。そして、下縦片231の正面側には端子板400が取り付けられる。235は冷却器300が取り付けられる端部である。
The
図6および図7を参照して、冷却器300は、パワー基板270の正面270aに搭載されている複数のパワーデバイス274に熱的に結合されるアルミニウム製のヒートシンク310を備えている。
With reference to FIGS. 6 and 7, the cooler 300 includes an
ヒートシンク310には、断面が半円形状の2個の収納溝311,311が形成されており、この収納溝311,311に冷却用配管部30L1,30L2が嵌め込まれる。収納溝311,311の深さは冷却用配管部30L1,30L2の外径よりも浅く、冷却用配管部30L1,30L2は、板金製の押さえカバー320によってヒートシンク310に固定される。
The
この実施形態において、パワーデバイス274は、その複数個が冷却用配管部30L1,30L2に沿ってパワーデバイス群として上下方向に並べられ、ヒートシンク310は、そのパワーデバイス群の上下方向の長さと同じ長さ、もしくはその長さよりも長い長さを有する。なお、パワーデバイス274が一つである態様も本発明に含まれる。
In this embodiment, a plurality of the
また、ヒートシンク310は、配管の収納溝311に加えて、パワーデバイス274に押し付けられて熱的に結合する厚板部312と、厚板部312の両側に形成されたカバー取付部313、314を有する。
Further, the
押さえカバー320は、冷却用配管部30L1,30L2を押圧する中央の押え部321と、その押え部321の一端から折り曲げられたフック部322と、押え部321の他端からフック部322と向き合うように折り曲げられた取付部323とを備える。
The
冷却器300を組み立てるには、まず、図6に示すように、上フレーム220の縦片221の端部224と下フレーム230の上部縦片233の端部235の間に跨るように、ヒートシンク310をネジB1,B2で取り付ける。
To assemble the cooler 300, first, as shown in FIG. 6, the
そして、図7に示すように、ヒートシンク310の収納溝311,311に冷却用配管部30L1,30L2をはめ込み、押さえカバー320のフック部322をヒートシンク310の一方のカバー取付部313に係合し、押え部323をヒートシンク310の他方のカバー取付部314に押し付けて、押え部323をカバー取付部314にネジB3、B4で固着する。
Then, as shown in FIG. 7, the cooling piping portions 30L1 and 30L2 are fitted into the
次に、図8,図9により、結露防止対策を講じた別の実施形態に係る冷却器300Aについて説明する。 Next, the cooler 300A according to another embodiment in which dew condensation prevention measures are taken will be described with reference to FIGS. 8 and 9.
上記実施形態におけるヒートシンク310は、その全体がアルミニウム製であるが、この別の実施形態に係る冷却器300Aにおいて、ヒートシンク310Aは、高熱伝導性の例えばアルミニウム材からなる熱伝導体330と、断熱性の高い例えば合成樹脂材からなる断熱体340の2種類の部材よりなる。
The
熱伝導体330は、パワーデバイス274と接触する部分にのみに配置され、残余の部分は断熱体340により形成されている。
The
ヒートシンク310Aは、好ましくは、熱伝導体330を図示しない成型金型内に配置して合成樹脂を注入するインサート成型によって作製される。熱伝導体330は、その一端がヒートシンク310Aのパワー基板270側の一方の面に露出し、他端が冷却用配管部30L1,30L2側の他方の面に露出するように断熱体340内に設けられる。
The
この別の実施形態においても、ヒートシンク310A(冷却器300A)の他方の面には、冷却用配管部30L1,30L2の収納溝311,311が熱伝導体330の部分を含めて形成されており、図9(a)に示すように、収納溝311,311内において、熱伝導体330と冷却用配管部30L1,30L2とが接している。
Also in this other embodiment,
このように、パワーデバイス274と接触する部分のみに熱伝導体330を配置し、残余の部分を断熱体340としたことにより、ヒートシンク310Aの表面に結露が生じ難くなるため、結露を生じさせないように冷媒の温度をコントロールする必要がなくなる。
By arranging the
また、ヒートシンク310A(冷却器300A)自体に排水用の導水路を形成する必要もないことから、小型化が可能となり、設計の自由度が向上する。さらには、断熱体340にアルミニウム材よりも安価な合成樹脂材を用いることができるため、低コスト化が可能となる。
Further, since it is not necessary to form a drainage channel for the
次に、図10ないし図12により、冷却器を図7に示すように正面側(サービスパネル側)から見てパワー基板270の後ろ側に配置した場合においても、組立およびメンテナンス性が良好である冷却器300Bについて説明する。
Next, according to FIGS. 10 to 12, even when the cooler is arranged behind the
この冷却器300Bにおいても、ヒートシンク310は、押さえカバー320Aを取り付けるための、左側の一側端に一方のカバー取付部313を、また、右側の他側端に他方のカバー取付部314を備えているが、一方のカバー取付部313がほぼ直角の角部として形成されているのに対して、他方のカバー取付部314には、パワー基板270側に向けて傾斜する傾斜面314aが形成されている。傾斜面314aのパワー基板270に対する傾斜角は例えば30〜60゜程度が好ましい。
Also in this cooler 300B, the
また、ヒートシンク310Bの配管固定面側(パワーデバイス274と接する反対側)には、冷却用配管部30L1,30L2の収納溝311,311の他に、それらの間に凹部315が形成されている。
Further, on the pipe fixing surface side (opposite side in contact with the power device 274) of the
ここで使用する押さえカバー320Aは弾性を有する板金製で、その一端にヒートシンク310の一側端側のカバー取付部313に係合する第1係合部としてのフック322を備えている。このフック322を第1フックとして、押さえカバー320Aは、その他端にヒートシンク310の他側端側のカバー取付部314に係合する第2係合部としての第2フック324を備えている。
The holding
第1フック322の下縁には、カバー取付部313の角部と同じ角度(この例では、90゜)に折り曲げられたフランジ322aが一体に形成されている。また、第2フック324は、カバー取付部314の傾斜面314aと同じ角度の傾斜角を有し、第2フック324の端部には、カバー取付部314の縁に変形を伴って回り込むようにして係合する爪鉤324aが設けられている。
A
図11を参照して、爪鉤324aは、第2フック324の端部から図11において下向きにほぼ直角に折り曲げられた第1折曲げ部324bと、第1折曲げ部324bの端部から同じく図11において右向きにほぼ直角に折り曲げられた第2折曲げ部324cとを有し、第1折曲げ部324bと第2折曲げ部324cとによりほぼ直角の角部324dが形成されている。また、第2フック324の端部には、爪鉤324aに対する補強片324eが設けられている。
With reference to FIG. 11, the grappling
押さえカバー320Aは、冷却用配管部の押さえ手段として、収納溝311,311内に収納(嵌合)されている冷却用配管部30L1,30L2のうちの一方の冷却用配管部30L1を押圧する第1押圧部325と、他方の冷却用配管部30L2を押圧する第2押圧部326とを備えている。
The
この冷却器300Bによれば、押さえカバー320Aの一端側の第1フック322をヒートシンク310の一方の一側端側のカバー取付部313に係合し、その係合箇所を軸(支点)として、押さえカバー320Aの他端側を図11において時計方向に回転させると、爪鉤324aの角部324dがヒートシンク310の他方の他側端側のカバー取付部314の傾斜面314aに載る。
According to this cooler 300B, the
そして、第2フック324をカバー取付部314に向けて押圧すると、爪鉤324aが押し広げられるように弾性変形し、角部324dがカバー取付部314の縁を乗り越えて係合する。これにより、ヒートシンク310に冷却用配管部30L1,30L2を確実に固定することができる。
Then, when the
なお、図10に示すように、最終的に押さえカバー320Aの第2フック324はカバー取付部314にネジB7にてネジ止めされるため、必ずしも爪鉤323bを弾性変形させながらカバー取付部314の縁に係合させる必要はない。
As shown in FIG. 10, since the
第2フック324をカバー取付部314にネジ止めするにあたって、そのネジ止め部であるカバー取付部314と第2フック324には、パワー基板270側に向けて傾斜が付けられているため、機械室110Bの正面側(サービスパネル112側)から手を回し込んでネジ止め作業を行うことができる。
When screwing the
また、収納溝311,311に入れ込む順序としては、左側の冷却用配管部30L1→右側の冷却用配管部30L2の順となるが、図12(a)に示すように、右側の冷却用配管部30L2に位置ずれがあっても、押さえカバー320Aの第2フック324が斜めに形成されているため、右側の冷却用配管部30L2を対応する収納溝311に向けて押し込むことができ、組立易くなっている。
Further, the order of inserting into the
図12(b)を参照して、第2押圧部326により右側の冷却用配管30L2を押さえ込もうとする際、先に第1押圧部325が左側の冷却用配管30L1に当接しているため、第2押圧部326が右側の冷却用配管30L2に強く当接しないことがある。
With reference to FIG. 12B, when the second
そこで、この実施形態では、図11に示すように、第1押圧部325の押圧面325aと第2押圧部326の押圧面326aとの間に段差(高低差)dを設け、第2押圧部326を第1押圧部325よりも段差dだけ低くして、第1押圧部325,第2押圧部326により冷却用配管部30L1,30L2をほぼ均等に押さえ込めるようにしている。
Therefore, in this embodiment, as shown in FIG. 11, a step (height difference) d is provided between the
また、第1押圧部325と第2押圧部326との間に、凹部315側に向けて突出するV字状(U字状であってもよい)の溝327を形成することが好ましく、これによれば、冷却用配管部30L1,30L2に対する押圧力を分散することができる。
Further, it is preferable to form a V-shaped (may be U-shaped) groove 327 protruding toward the
なお、押さえカバー320,320Aは、必ずしも板金製である必要はなく、弾性を有する合成樹脂板より構成されてもよい。また、パワーデバイス冷却用の冷却器は実質的にヒートシンクであることから、本明細書において、冷却器とヒートシンクは同義語として使用している。 The presser covers 320 and 320A do not necessarily have to be made of sheet metal, and may be made of an elastic synthetic resin plate. Further, since the cooler for cooling the power device is substantially a heat sink, the cooler and the heat sink are used as synonyms in the present specification.
次に、図15ないし図18により、メンテナンス時に電装品収納部の背面側(奥側)へのアクセスを容易とするため、固定板210(メイン基板260とパワー基板270が取り付けられる基板)を外して仮止め(仮固定、仮置きとも言う)しておく構成について説明する。
Next, according to FIGS. 15 to 18, in order to facilitate access to the back side (back side) of the electrical component storage unit during maintenance, the fixing plate 210 (the board on which the
図15に示すように、メンテナンス時を除く通常時、固定板210は、電装品収納部の正面(サービスパネル112と対向する前面)を覆うように、上フレーム220と下フレーム230に取り付けられる。
As shown in FIG. 15, during normal operation except during maintenance, the fixing
この実施形態において、上フレーム220の縦片221には係止爪225が設けられており、これに対して、固定板210の上縦片213(図4参照)には係止爪225の相手方としての係止孔216が形成されている。
In this embodiment, the
係止爪225は、図17(a)に示すように、上フレーム220の縦片221の一部分を切り起こすことにより形成され、上端225aおよび両側端225b,225bが切り開かれている。係止爪225は、縦片221の複数箇所(この例では2箇所)に設けられている。係止孔216は係止爪225が入り込む大きさの四角い孔で、係止爪225に対応して固定板210の上縦片213の複数箇所(この例では2箇所)に設けられている。
As shown in FIG. 17A, the locking
固定板210は、係止孔216を係止爪225に引っ掛けるようにして上フレーム220と下フレーム230との間に配置され、最終的に上フレーム220と下フレーム230にネジ止めされる。
The fixing
固定板210は、メンテナンス時に電装品収納部の背面側へのアクセスを容易とするため外されるが、この実施形態によれば、電装品収納部の正面を開いた状態で、固定板210を上フレーム220と下フレーム230に仮止めすることができる。
The fixing
そのため、固定板210の上縦片213の一端(図15において左端)に耳片217が設けられ、図17(a)に示すように、耳片217には係止爪225に係合する係止孔218が形成されている。
Therefore, an
耳片217は、固定板210の上縦片213の一端からサービスパネル112側に向けてほぼ90゜折り曲げられており、係止孔218は、固定板210の上縦片213に設けられている係止孔216と同形・同大の係止孔である。
The
これによれば、メンテナンス時には、固定板210を上フレーム220と下フレーム230からネジを緩めて取外し、図16に示すように、耳片217の係止孔218を上フレーム220の縦片221に設けられている係止爪225に引っ掛けることにより、固定板210を電装品収納部の正面(上フレーム220と下フレーム230を含む垂直面)に対してほぼ直交する状態(ほぼ全開状態)に仮止め(仮固定)することができる。
According to this, at the time of maintenance, the fixing
なお、変形例として、図17(b)に示すように、上フレーム220の縦片221側に係止孔218を形成し、固定板210の耳片217側に係止爪225を設けるようにしてもよい。この場合、係止爪225は、下端225cおよび両側端225b,225bが切り開かれるように耳片217の一部分を切り起こして形成することができる。
As a modification, as shown in FIG. 17B, a
また、固定板210の仮止め状態を安定させるため、図18に示すように、固定板210の下辺側の角に、下フレーム230の上横片232に係合するL字状の切欠凹部217を形成することが好ましい。
Further, in order to stabilize the temporarily fixed state of the fixing
この仮止め構造は、固定板210の一側縁側(図4において例えば左辺側)を軸として回転させる開閉式に比べて構成が簡素であり、また、図示しないが、固定板210に電気配線が接続されている場合、開閉式のように、その配線長を長くしておく必要がなく、配線長をより短くすることができる。
This temporary fixing structure has a simpler structure than the open / close type that rotates around one side edge side (for example, the left side side in FIG. 4) of the fixing
30L:液側冷媒配管、31:U字折曲部、31L1,L2:冷却用配管部
100:室外機、110:筐体、110A:熱交換器室、110B:機械室、111:正面パネル、112:サービスパネル、113:右側面パネル、114:左側面パネル、115:天面パネル、116:背面パネル、117:下面パネル、118:スタンド、119:仕切板
200:電装品モジュール、210:固定板、211:本体部、211a:正面、211b:裏面、212:上横片、213:上縦片、214:下横片、215:下縦片
220:上フレーム、221:縦片、222:横片、223:取付片
230:下フレーム、231:下縦片、232:上横片、233:上縦片、234:取付片
240:取付金具、250:取付金具
260:メイン基板、260a:正面、260b:裏面
270:パワー基板、270a:正面、270b:裏面、274:パワーデバイス
300,300A,300B:冷却器、310,310A:ヒートシンク、320,320A:押さえカバー、325:第1押圧部、326:第2押圧部、327:V字溝、330:熱伝導部、340:断熱部
400:端子板
30L: Liquid side refrigerant piping, 31: U-shaped bent part, 31L1, L2: Cooling piping part 100: Outdoor unit, 110: Housing, 110A: Heat exchanger room, 110B: Machine room, 111: Front panel, 112: Service panel, 113: Right side panel, 114: Left side panel, 115: Top surface panel, 116: Back panel, 117: Bottom panel, 118: Stand, 119: Partition plate 200: Electrical component module, 210: Fixed Plate, 211: Main body, 211a: Front, 211b: Back, 212: Upper horizontal piece, 213: Upper vertical piece, 214: Lower horizontal piece, 215: Lower vertical piece 220: Upper frame, 221: Vertical piece, 222: Horizontal piece, 223: Mounting piece 230: Lower frame, 231: Lower vertical piece, 232: Upper horizontal piece, 233: Upper vertical piece, 234: Mounting piece 240: Mounting bracket, 250: Mounting bracket 260: Main board, 260a: Front 260b: Back 270: Power board 270a: Front 270b: Back 274: Power device 300, 300A, 300B: Cooler, 310, 310A: Heat sink, 320, 320A: Hold cover, 325: First pressing part 326: Second pressing part, 327: V-shaped groove, 330: Heat conduction part, 340: Insulation part 400: Terminal plate
Claims (3)
パワーデバイスが上記機械室内の液側冷媒配管に沿って配置されているパワー基板と、上記パワー基板と上記液側冷媒配管との間に配置される冷却器とを備え、上記冷却器は、上記パワーデバイスと接触しない部分が断熱体で形成されていることを特徴とする電装品モジュール。 In the electrical component module placed in the machine room of the outdoor unit of the air conditioner
The power device includes a power board arranged along the liquid side refrigerant pipe in the machine chamber and a cooler arranged between the power board and the liquid side refrigerant pipe, and the cooler is the above. An electrical component module characterized in that a part that does not come into contact with a power device is formed of a heat insulating body.
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JP2013232518A (en) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Daikin Ind Ltd | Air conditioning apparatus |
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