JP2020143775A - プーリ - Google Patents
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Abstract
Description
ロープ溝の対向する左右の内側壁面の各々に、周方向に放射状に配設した多数の左突起部と右突起部が左右に間隔を開けて左右対称に対向して突設されており、ロープ溝の中の左突起部と右突起部の間にロープを挿入して巻き掛けるようにしたプーリにおいて、
対向する各一対の左突起部と右突起部に対応付けて、左突起部の内周寄り端部と右突起部の内周寄り端部の間に凸側が外周方向を向いた外向き突起部を設け、
一対の左突起部と右突起部及びこれらの左突起部と右突起部の内周寄り端部間に設けた外向き突起部とにより、ロープ溝に巻かれたロープの断面が略コ字状または略U字状に挟まれるようにしたこと、
を特徴としている。
請求項2記載の発明では、
ロープ溝の左右の内壁面は、V字状に傾斜していること、
を特徴としている。
請求項3記載の発明では、
対向する各一対の左突起部と右突起部は、プーリ中心からの半径方向から、プーリのけん引回転方向と同じ方向に傾斜して設けられていること、
を特徴としている。
請求項4記載の発明では、
外向き突起部のプーリ軸に垂直な断面は、外向き突起部が対応する一対の左突起部と右突起部の延びた方向に向けて山形となっていること、
を特徴としている。
図4乃至図7において、20はアルミ製のプーリであり、ここでは、図1のロープけん引装置のプーリ2に代えて用いられるものとする。プーリ20のV字状のロープ溝(V字溝)21の左内壁面21Aと右内壁面21Bの各々には、周方向に放射状に配設した多数の左突起部22Aと右突起部22Bが左右方向(軸方向)に間隔を開けて左右対称に対向して突設されている。プーリ20のけん引回転方向が図6の反時計方向であるとき、対向する各一対の左突起部22A、右突起部22Bは、プーリ20の中心からの半径方向に対し(図6の符号A参照)、θだけ少し反時計方向へ傾斜して配設されており、左突起部22A、右突起部22Bがけん引ロープ7に食い込み易くなっている(若し、プーリ20のけん引回転方向が図6の時計方向であるときは、対向する各一対の左突起部22A、右突起部22Bを、プーリ20の中心からの半径方向に対し、θだけ少し時計方向へ傾斜させて配設する)。
ロープけん引装置を使用する場合、ロープ取り付け孔6に固定ロープ5の一端側を取り付け、他端側を柱等に固定しておく。また、一端側がけん引対象物に締結されたけん引ロープ7の他端側を入り口ロープガイド3、プーリ20のロープ溝21、出口ロープガイド4に巻きかけておく。プーリ20に対してはロープ溝21の中の左突起部22Aと右突起部22Bの間にけん引ロープ7を挿入して巻き掛けるようにする。
プーリ20の軸孔9に嵌着された回転軸8を図示しない減速機構を介して電動ドライバにより反時計方向に回転させると、けん引ロープ7がプーリ20の周方向に沿って移動し、けん引対象物を装置側へけん引する。
けん引ロープ7に外向き突起部22Cが食い込むことで、プーリ20に対しけん引ロープ7が滑りにくくなる。とくに、外向き突起部22Cが左突起部22A、右突起部22Bの延設方向(プーリ20の中心からの半径方向に対し、θだけ反時計方向へ傾斜した方向)に凸な山形となっているのでけん引ロープ7へ大きな力で食い込むことができる。
また、けん引ロープ7がプーリ20の中心側に寄って左突起部22A、右突起部22B間にけん引ロープ7が強く挟圧されることがないことから、出口側のけん引ロープ7が入口側に戻って巻き込まれてしまう事態も起きない。
けん引ロープ7に外向き突起部22Cが食い込むことで、プーリ20に対しけん引ロープ7が滑りにくくなり、とくに、外向き突起部22Cが左突起部22A、右突起部22Bの延設方向(プーリ20の中心からの半径方向に対し、θだけ反時計方向へ傾斜した方向)に凸な山形となっているのでけん引ロープ7へ大きな力で食い込むことができる。
また、けん引ロープ7がプーリ20の中心側に寄って左突起部22A、右突起部22B間にけん引ロープ7が強く挟圧されることがないことから、出口側のけん引ロープ7が入口側に戻って巻き込まれてしまう事態も起きない。
また、プーリは全体が一体物とした例を挙げて説明したが、図5のVII−VII’線に沿って左右に半分ずつに分割した一対のプーリ半体(図8の符号20A、図9の20B参照)をボルト等で一体化して構成しても良い。
また、一対の左突起部と右突起部、及びこれらの内周側端部間に設けた外向き突起部を、全部で10組配設した場合を例に挙げて説明したが、9組以下或いは11組以上配設するようにしても良い。
また、ロープけん引装置に用いるプーリを例に挙げて説明したが、登高器等、他の機器に用いるプーリに適用することもできる。
20 プーリ
21 ロープ溝
22A 左突起部
22B 右突起部
22C 外向き突起部
ロープ溝の対向する左右の内側壁面の各々に、周方向に放射状に配設した多数の左突起部と右突起部が左右に間隔を開けて左右対称に対向して突設されており、ロープ溝の中の左突起部と右突起部の間にロープを挿入して巻き掛けるようにしたプーリにおいて、
対向する各一対の左突起部と右突起部をプーリの左右方向の中心に向けて凸な断面山形に形成し、
対向する各一対の左突起部と右突起部に対応付けて、左突起部の内周寄り端部と右突起部の内周寄り端部の間に凸側が外周方向を向いた外向き突起部を設け、
一対の左突起部と右突起部及びこれらの左突起部と右突起部の内周寄り端部間に設けた外向き突起部とにより、ロープ溝に巻かれたロープの断面が略コ字状または略U字状に挟まれるようにしたこと、
を特徴としている。
請求項2記載の発明では、
ロープ溝の対向する左右の内側壁面の各々に、周方向に放射状に配設した多数の左突起部と右突起部が左右に間隔を開けて左右対称に対向して突設されており、ロープ溝の中の左突起部と右突起部の間にロープを挿入して巻き掛けるようにしたプーリにおいて、
対向する各一対の左突起部と右突起部に対応付けて、左突起部の内周寄り端部と右突起部の内周寄り端部の間に凸側が外周方向を向いた外向き突起部を設け、
一対の左突起部と右突起部及びこれらの左突起部と右突起部の内周寄り端部間に設けた外向き突起部とにより、ロープ溝に巻かれたロープの断面が略コ字状または略U字状に挟まれるようにし、
更に、
対向する各一対の左突起部と右突起部は、プーリ中心からの半径方向から、プーリのけん引回転方向と同じ方向に傾斜して設けたこと、
を特徴としている。
請求項3記載の発明では、
ロープ溝の対向する左右の内側壁面の各々に、周方向に放射状に配設した多数の左突起部と右突起部が左右に間隔を開けて左右対称に対向して突設されており、ロープ溝の中の左突起部と右突起部の間にロープを挿入して巻き掛けるようにしたプーリにおいて、
対向する各一対の左突起部と右突起部に対応付けて、左突起部の内周寄り端部と右突起部の内周寄り端部の間に凸側が外周方向を向いた外向き突起部を設け、
一対の左突起部と右突起部及びこれらの左突起部と右突起部の内周寄り端部間に設けた外向き突起部とにより、ロープ溝に巻かれたロープの断面が略コ字状または略U字状に挟まれるようにし、
外向き突起部のプーリ軸に垂直な断面は、外向き突起部が対応する一対の左突起部と右突起部の延びた方向に向けて山形となっていること、
を特徴としている。
請求項4記載の発明では、
外向き突起部のプーリ軸に垂直な断面は、外向き突起部が対応する一対の左突起部と右突起部の延びた方向に向けて山形となっていること、
を特徴としている。
Claims (4)
- ロープ溝の対向する左右の内側壁面の各々に、周方向に放射状に配設した多数の左突起部と右突起部が左右に間隔を開けて左右対称に対向して突設されており、ロープ溝の中の左突起部と右突起部の間にロープを挿入して巻き掛けるようにしたプーリにおいて、
対向する各一対の左突起部と右突起部に対応付けて、左突起部の内周寄り端部と右突起部の内周寄り端部の間に凸側が外周方向を向いた外向き突起部を設け、
一対の左突起部と右突起部及びこれらの左突起部と右突起部の内周寄り端部間に設けた外向き突起部とにより、ロープ溝に巻かれたロープの断面が略コ字状または略U字状に挟まれるようにしたこと、
を特徴とするプーリ。 - ロープ溝の左右の内壁面は、V字状に傾斜していること、
を特徴とする請求項1記載のプーリ。 - 対向する各一対の左突起部と右突起部は、プーリ中心からの半径方向から、プーリのけん引回転方向と同じ方向に傾斜して設けられていること、
を特徴とする請求項1または2記載のプーリ。 - 外向き突起部のプーリ軸に垂直な断面は、外向き突起部が対応する一対の左突起部と右突起部の延びた方向に向けて山形となっていること、
を特徴とする請求項1乃至3の内のいずれか一項記載のプーリ。
Priority Applications (1)
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JP2019043223A JP6593829B1 (ja) | 2019-03-08 | 2019-03-08 | プーリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JP6593829B1 JP6593829B1 (ja) | 2019-10-23 |
JP2020143775A true JP2020143775A (ja) | 2020-09-10 |
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Family Applications (1)
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2019
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