JP2020143611A - 内燃機関の排気浄化システム及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】排気温度のオーバーシュートを抑制しながら微粒子捕集フィルタの再生昇温制御を行うことができる内燃機関の排気浄化システム及びその制御方法を提供する。【解決手段】エンジン2の排気通路3に上流側より順に尿素水噴射装置4、燃料噴射装置9、センサ6、酸化触媒装置7、微粒子捕集フィルタ8を備えて構成される内燃機関の排気浄化システム1において、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御を行うときに、尿素水噴射装置4からの尿素水Uの噴射を停止して、この噴射の停止時から設定時間tが経過してセンサ6を通過する排気Gにアンモニアが含まれない状態となった後に燃料噴射装置9による燃料Fの噴射を開始する。燃料Fの噴射量は、排気Gに含まれる一酸化炭素の量のみに基づくセンサ6の検出値に基づいて調整される。【選択図】図2
Description
本開示は、内燃機関の排気浄化システム及びその制御方法に関する。
内燃機関の排気管に上流側より順に選択還元型触媒、酸化触媒、微粒子状物質の捕集装置を備えた内燃機関の排気浄化装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、微粒子状物質(微粒子)の捕集装置(微粒子捕集フィルタ)の微粒子捕集量には上限があるため、定期的に微粒子捕集フィルタを昇温してその内部の微粒子を燃焼除去する制御(再生昇温制御)を行う必要がある。この再生昇温制御では前段の酸化触媒に燃料(未燃物質)を供給して燃焼反応を発生させることで昇温した排気により微粒子捕集フィルタを昇温させている。
再生昇温制御時に酸化触媒に供給される燃料の量を直接検出することは困難であるためこの燃料の量は排気温度に応じて調整している。しかしながら、このように調整すると排気温度が目標温度を超える排気温度のオーバーシュートが生じやすく、酸化触媒での燃焼効率の悪化や酸化触媒の過剰発熱による劣化が懸念されていた。
本開示の目的は、排気温度のオーバーシュートを抑制しながら微粒子捕集フィルタの再生昇温制御を行うことができる内燃機関の排気浄化システム及びその制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の態様の内燃機関の排気浄化システムは、内燃機関の排気通路に上流側より順に還元剤噴射装置、検出装置、酸化触媒装置、微粒子捕集フィルタを備えるとともに、前記検出装置より上流側の前記排気通路を通過する排気に燃料を噴射する燃料噴射手段を備えて構成される内燃機関の排気浄化システムにおいて、前記酸化触媒装置に流入する排気に含まれるアンモニアを検出するとともにこのアンモニアに対する検出感度より低い感度で前記流入する排気に含まれる一酸化炭素を検出するように前記検出装置を構成し、前記排気浄化システムを制御する制御装置が、前記微粒子捕集フィルタの再生昇温制御を行うときに、前記還元剤噴射装置からの還元剤の噴射を停止して、この噴射の停止時から予め設定された設定時間の経過後に前記燃料噴射手段による燃料の噴射を開始するとともに、この燃料の噴射量を前記検出装置の検出値に基づいて調整する制御を行うように構成される。
また、上記の目的を達成するための本発明の態様の内燃機関の排気浄化システムの制御方法は、内燃機関の排気通路に上流側より順に還元剤噴射装置、アンモニアを検出する性能とアンモニアに対する検出感度より低い感度で一酸化炭素を検出する性能とを有する検出装置、酸化触媒装置、微粒子捕集フィルタを備えるとともに、前記検出装置より上流側の前記排気通路を通過する排気に燃料を噴射する燃料噴射手段を備えて構成される内燃機関の排気浄化システムの制御方法において、前記微粒子捕集フィルタの再生昇温制御が必要であるか否かを判定する第1ステップと、前記第1ステップで前記再生昇温制御が必要であると判定した場合に、前記還元剤噴射装置からの還元剤の噴射を停止する第2ステップと、前記第2ステップで還元剤の噴射を停止した時点から予め設定された設定時間の経過後に前記燃料噴射手段による燃料の噴射を開始するとともに、この燃料の噴射量を前記検出装置の検出値に基づいて調整する第3ステップと、を有することを特徴とする方法である。
本開示によれば、排気温度のオーバーシュートを抑制しながら微粒子捕集フィルタの再生昇温制御を行うことができる。
以下、本開示の実施形態の内燃機関の排気浄化システム及びその制御方法について、図面を参照しながら説明する。
図1に例示するように、本実施形態の内燃機関の排気浄化システム1は、エンジン(内燃機関)2の排気通路3に排気Gの流れに関して上流側より順に、尿素水噴射装置(還元剤噴射装置)4、選択還元型触媒装置5、センサ(検出装置)6、酸化触媒装置7、微粒子捕集フィルタ8を備えて構成されるシステムである。また、このシステム1は、選択還元型触媒装置5とセンサ6の間の排気通路3に配置されてセンサ6より上流側の排気通路3を通過する排気Gに燃料Fを噴射する燃料噴射装置(燃料噴射手段)9を備えて構成される。
エンジン2は、その内部の各気筒2a内で新気と燃料Fを混合圧縮させて燃焼反応を発生させることで動力を発生させる。各気筒2a内には燃料Fを噴射する燃料噴射弁が配置される。排気通路3は、各気筒2aに連通する通路で、各気筒2a内での燃焼反応により発生した排気Gが通過する通路である。
尿素水噴射装置4は、下流側の選択還元型触媒装置5に向けて排気通路3の内部に尿素水(還元剤)Uを噴射する。噴射された尿素水Uは排気Gの熱により加水分解されてアンモニアに遷移する。遷移したアンモニアは下流側の選択還元型触媒装置5に供給される。
選択還元型触媒装置5は、その内部で排気Gに含まれるNOxをアンモニアと酸化還元反応させることでNOxを浄化処理する。選択還元型触媒装置5にはアンモニアが吸着する。排気Gに含まれるNOxは、尿素水噴射装置4より噴射された尿素水Uから遷移して選択還元型触媒装置5を通過するアンモニアと尿素水Uから遷移して選択還元型触媒装置5に吸着したアンモニアの両方により浄化処理される。
センサ6は、酸化触媒装置7に流入する排気Gに含まれるアンモニアを検出するとともにこのアンモニアに対する検出感度より低い感度でこの流入する排気Gに含まれる一酸化炭素を検出する。言い換えれば、センサ6は、アンモニアを検出する性能と一酸化炭素を検出する性能の両方を有し、ジルコニア製のセンサが例示される。センサ6に関して、一酸化炭素に対する検出感度はアンモニアに対する検出感度の誤差の範囲内に収まる。これは本来、センサ6はアンモニアを検出する装置であり、一酸化炭素の検出はセンサ6の誤検出であることに起因する。本開示はこの誤検出に着目し、アンモニアが一切含まれない環境を作り出して、微粒子捕集フィルタの再生昇温制御を行うものである。
センサ6を通過する排気Gにアンモニアが含まれていない場合は、センサ6の検出値は、排気Gに含まれる一酸化炭素の量のみに基づく検出値となる。ただし、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御時には、燃料噴射装置9より大量の燃料Fが噴射されるため、排気Gに含まれる一酸化炭素の量のみに基づくセンサ6の検出値は微小量とはならない。
酸化触媒装置7は、その内部に担持した触媒により排気Gに含まれる一酸化炭素を酸化させてその酸化時の発熱量により排気Gを昇温させる。微粒子捕集フィルタ8は、その内部に排気Gに含まれる微粒子状物質を捕集する。微粒子捕集フィルタ8の微粒子状物質の捕集量には上限があるため、定期的に酸化触媒装置7で昇温した排気Gにより微粒子捕集フィルタ8を昇温させて、微粒子捕集フィルタ8に捕集された微粒子状物質を燃焼除去している(微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御)。
燃料噴射装置9は、排気通路3の内部に燃料(未燃燃料)Fを噴射する装置である。この噴射された燃料Fに含まれる一酸化炭素は下流側の酸化触媒装置7で酸化される。なお、本実施形態では、燃料噴射装置9を燃料噴射手段としているが、エンジン2の各気筒2a内に配置した燃料噴射弁を燃料噴射手段としてもよい。燃料噴射弁を燃料噴射手段とした場合、燃料噴射手段による燃料の噴射はポスト噴射となり、燃料の噴射量はポスト噴射の噴射量となる。ポスト噴射とは、エンジン2の出力を得るための噴射であるメイン噴射よりも遅い時期の噴射で、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御時に酸化触媒装置7に燃料Fに起因する一酸化炭素を供給する役割を果たすものである。
エンジン2と尿素水噴射装置4の間の排気通路3には、ターボ式過給システムのタービン10が配置される。タービン10は、エンジン2の吸気通路に備わるターボ式過給システムのコンプレッサと回転軸を介して連結される。排気Gのエネルギーによるタービン10の回転駆動力が回転軸を介してコンプレッサに伝達されることで、コンプレッサが回転駆動してコンプレッサに流入する吸気を圧縮する。また、酸化触媒装置7と微粒子捕集フィルタ8の間の排気通路3には排気Gの温度Tを取得する排気温度センサ(排気温度取得装置)11が配置される。
本実施形態の内燃機関の排気浄化システム1には、この排気浄化システム1を制御する制御装置12が備わる。制御装置12は、各種情報処理を行うCPU(Central Processing Unit)、その各種情報処理を行うために用いられるプログラムや情報処理結果を読み書き可能な内部記憶装置、及び各種インターフェースなどから構成されるハードウェアである。制御装置12には、尿素水噴射装置4、燃料噴射装置9、センサ6、排気温度センサ11等の各種装置が電気的に接続される。
本実施形態の内燃機関の排気浄化システム1では、制御装置12が、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御を行うときに、尿素水噴射装置4からの尿素水Uの噴射を停止するとともに、この噴射の停止時から実験等により予め設定された設定時間tの経過後に燃料噴射装置9による燃料Fの噴射を開始する。
燃料噴射装置9による燃料Fの噴射開始時の噴射量は、エンジン2の運転状態に応じて設定される噴射量である基本噴射量に設定される。設定時間tは、尿素水噴射装置4からの尿素水Uの噴射を停止した時点から設定時間t以上の時間が経過すると、センサ6を通過する排気Gにアンモニアが含まれない状態となるように設定される。
そして、制御装置12が、燃料Fの噴射を開始後、この燃料Fの噴射量をセンサ6の検出値に基づいて調整する制御を行う。言い換えれば、燃料Fの噴射量を基本噴射量にセンサ6の検出値に基づく補正量を加えた値に設定する。
燃料噴射装置9による燃料Fの噴射を開始した後は、尿素水噴射装置4による尿素水Uの噴射を開始しない限り、センサ6を通過する排気Gにはアンモニアが含まれておらず燃料Fに起因する一酸化炭素が含まれている。センサ6の検出値は排気Gに含まれる一酸化炭素の量のみに基づく検出値となるので、下流側の酸化触媒装置7に流入する一酸化炭素の量をセンサ6により把握することができる。また、センサ6の検出値は、燃料噴射装置9による燃料Fの噴射量と正比例の関係にある。
したがって、燃料噴射装置9による燃料Fの噴射量をセンサ6の検出値に基づいて調整することで、酸化触媒装置7での発熱量を高精度で調整することが可能となる。そのため、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御を行うときに排気温度(排気温度センサ11の検出値)Tのオーバーシュートを抑制することができる。
ここで、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御は、酸化触媒装置7で昇温した排気Gにより微粒子捕集フィルタ8の温度(排気温度センサ11の検出値)をこの再生昇温制御時の目標温度Tm以上の値に上昇及び維持させることで、微粒子捕集フィルタ8に捕集された微粒子状物質を燃焼除去する制御である。再生昇温制御時の目標温度Tmは、微粒子捕集フィルタ8に捕集された微粒子状物質を燃焼除去するのに十分な温度に実験等により予め設定される。
排気温度Tのオーバーシュートは、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御の開始時から排気温度センサ11の検出値Tが目標温度Tm以上の値に上昇するまでに発生する虞がある。検出値Tが目標温度Tm以上の値に上昇した後は(検出値Tを目標温度Tmに維持するときは)、燃料噴射装置9による燃料Fの噴射量を排気温度センサ11の取得値Tに基づいて調整する制御に切り替えても排気温度Tのオーバーシュートが発生する虞はほとんどない。
したがって、制御装置5が、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御時に、排気温度センサ11の取得値Tが目標温度Tm以上の値に上昇した後は、尿素水噴射装置4からの尿素水Uの噴射を開始するとともに、燃料噴射装置9による燃料Fの噴射量を排気温度センサ11の取得値Tに基づいて調整する制御を行うように構成する。
このように、排気温度Tのオーバーシュートが発生する虞がほとんどないときに、燃料噴射装置9による燃料Fの噴射量を排気温度センサ11の取得値Tに基づく制御に切り替えて、尿素水噴射装置4からの尿素水Uの噴射を開始することで、選択還元型触媒装置5による排気Gに含まれるNOxの浄化率の低下を抑制することができる。
本実施形態の内燃機関の排気浄化システム1を基にした制御フローについて、言い換えれば、内燃機関の排気浄化システムの制御方法について、図2を参照しながら説明する。図2に示す制御フローは、エンジン2が運転状態であるときに周期的に行われる制御フローである。
図2に示す制御フローがスタートすると、ステップS10(第1ステップ)にて、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御を開始する必要があるか否かを判定する。微粒子捕集フィルタ8の前後差圧と微粒子捕集フィルタ8の微粒状物質の捕集量は正比例の関係にある。そのため、例えば、微粒子捕集フィルタ8の前後差圧が実験等により予め設定された設定差圧閾値以上である場合に、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御を開始する(YES)と判定して、ステップS20に進む。一方、微粒子捕集フィルタ8の前後差圧が設定差圧閾値未満である場合には、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御を開始しない(NO)と判定して、リターンに進んで、本制御フローを終了する。
ステップS20(第2ステップ)では、尿素水噴射装置4からの尿素水Uの噴射を停止する。ステップS20を実施後、ステップS30に進む。
ステップS30では、ステップS20で尿素水Uの噴射を停止した時点から設定時間tが経過しているか否かを判定する。設定時間tが経過した場合(YES)はステップS40に進む。設定時間tが経過していない場合(NO)は所定の時間経過後に再度ステップS30の判定を行う。
ステップS40(第3ステップ)では、燃料噴射装置9による燃料Fの噴射を開始するとともに、この燃料Fの噴射量を排気温度センサ11の検出値Tに依らずセンサ6の検出値に基づいて調整する。ステップS40を実施後、ステップS50に進む。
ステップS50では、排気温度センサ11の検出値Tが微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御時の目標温度Tm以上の値となったか否かを判定する。検出値Tが目標温度Tm以上の値となった場合(YES)には、ステップS60に進む。一方、検出値Tが目標温度Tm未満である場合(NO)には、ステップS40に戻る。
ステップS60では、尿素水噴射装置4からの尿素水Uの噴射を開始するとともに、燃料噴射装置9による燃料Fの噴射量をセンサ6の検出値に依らず排気温度センサ11の検出値Tに基づいて調整する。ステップS60を実施後、ステップS70に進む。
ステップS70では、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御を終了するか否かを判定する。例えば、微粒子捕集フィルタ8の前後差圧が実験等により予め設定された第2設定差圧閾値未満である場合に、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御を終了する(YES)と判定して、ステップS80に進む。一方、微粒子捕集フィルタ8の前後差圧が第2設定差圧閾値以上である場合には、微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御を継続する(NO)と判定して、ステップS60に戻る。第2設定差圧閾値はステップS10の判定に用いる設定差圧閾値より小さい値である。
ステップS80では、燃料噴射装置9による燃料Fの噴射を停止する。ステップS80を実施後、リターンに進んで、本制御フローを終了する。
以上より、本実施形態の内燃機関の排気浄化システム及びその制御方法によれば、排気温度のオーバーシュートを抑制しながら微粒子捕集フィルタ8の再生昇温制御を行うことができる。
1 内燃機関の排気浄化システム
2 エンジン(内燃機関)
2a 各気筒
3 排気通路
4 尿素水噴射装置(還元剤噴射装置)
5 選択還元型触媒装置
6 センサ(検出装置)
7 酸化触媒装置
8 微粒子捕集フィルタ
9 燃料噴射装置(燃料噴射手段)
10 タービン
11 排気温度センサ(排気温度取得装置)
12 制御装置
2 エンジン(内燃機関)
2a 各気筒
3 排気通路
4 尿素水噴射装置(還元剤噴射装置)
5 選択還元型触媒装置
6 センサ(検出装置)
7 酸化触媒装置
8 微粒子捕集フィルタ
9 燃料噴射装置(燃料噴射手段)
10 タービン
11 排気温度センサ(排気温度取得装置)
12 制御装置
Claims (3)
- 内燃機関の排気通路に上流側より順に還元剤噴射装置、検出装置、酸化触媒装置、微粒子捕集フィルタを備えるとともに、前記検出装置より上流側の前記排気通路を通過する排気に燃料を噴射する燃料噴射手段を備えて構成される内燃機関の排気浄化システムにおいて、
前記酸化触媒装置に流入する排気に含まれるアンモニアを検出するとともにこのアンモニアに対する検出感度より低い感度で前記流入する排気に含まれる一酸化炭素を検出するように前記検出装置を構成し、
前記排気浄化システムを制御する制御装置が、
前記微粒子捕集フィルタの再生昇温制御を行うときに、前記還元剤噴射装置からの還元剤の噴射を停止して、この噴射の停止時から予め設定された設定時間の経過後に前記燃料噴射手段による燃料の噴射を開始するとともに、この燃料の噴射量を前記検出装置の検出値に基づいて調整する制御を行うように構成される内燃機関の排気浄化システム。 - 前記酸化触媒装置と前記微粒子捕集フィルタの間の前記排気通路に排気の温度を取得する排気温度取得装置を配置して、
前記制御装置が、
前記微粒子捕集フィルタの再生昇温制御時に、前記排気温度取得装置の取得値が予め設定されたこの再生昇温制御時の目標温度以上の値に上昇した後は、前記還元剤噴射装置からの還元剤の噴射を開始するとともに、前記燃料噴射手段による燃料の噴射量を前記排気温度取得装置の取得値に基づいて調整する制御を行うように構成される請求項1に記載の内燃機関の排気浄化システム。 - 内燃機関の排気通路に上流側より順に還元剤噴射装置、アンモニアを検出する性能とアンモニアに対する検出感度より低い感度で一酸化炭素を検出する性能とを有する検出装置、酸化触媒装置、微粒子捕集フィルタを備えるとともに、前記検出装置より上流側の前記排気通路を通過する排気に燃料を噴射する燃料噴射手段を備えて構成される内燃機関の排気浄化システムの制御方法において、
前記微粒子捕集フィルタの再生昇温制御が必要であるか否かを判定する第1ステップと、
前記第1ステップで前記再生昇温制御が必要であると判定した場合に、前記還元剤噴射装置からの還元剤の噴射を停止する第2ステップと、
前記第2ステップで還元剤の噴射を停止した時点から予め設定された設定時間の経過後に前記燃料噴射手段による燃料の噴射を開始するとともに、この燃料の噴射量を前記検出装置の検出値に基づいて調整する第3ステップと、
を有することを特徴とする内燃機関の排気浄化システムの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019039910A JP2020143611A (ja) | 2019-03-05 | 2019-03-05 | 内燃機関の排気浄化システム及びその制御方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114645761A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-06-21 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种doc硫中毒判断方法及车辆 |
-
2019
- 2019-03-05 JP JP2019039910A patent/JP2020143611A/ja active Pending
Cited By (2)
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CN114645761A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-06-21 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种doc硫中毒判断方法及车辆 |
CN114645761B (zh) * | 2022-03-31 | 2023-03-21 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种doc硫中毒判断方法及车辆 |
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