JP2020142902A - 画像形成装置 - Google Patents

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利彰 井上
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Abstract

【課題】適切な間隔でシートの斜行補正が可能な補正ユニットを備える画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、シートの通過と斜行角度とを検知する斜行検知部43と、前記斜行検知部43を通過したシートを搬送可能に設けられた搬送ユニット55と前記搬送ユニット55を回動させる斜行補正部と、を含む補正ユニット35と、前記斜行検知部43で検知された前記斜行角度に基づいて前記搬送ユニット55を補正位置に回動させ、前記搬送ユニット55がシートを受け入れて挟持した後、前記搬送ユニット55を基準位置に戻してシートを搬送する斜行補正動作を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、先行するシートの後端の通過を前記斜行検知部43が検知してから、前記後端が前記補正ユニット35を通過するまでの通過時間を予め定め、定められた前記通過時間が経過した後に、次のシートに対して前記斜行補正動作を実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、シートの斜行を補正する補正ユニットを備える画像形成装置に関する。
に関する。
画像形成装置において、シートのスキュー(斜行)を補正する方法として、レジストローラー対が備えられる場合がある。レジストローラー対を用いてシートの斜行を補正する際には、停止したレジストローラー対にシートの先端を突き当てて、スキューの分だけシートを撓ませた後、レジストローラー対を回転させてシートを搬送する。
この場合、レジストローラー対にシートの先端を突き当てる際に衝突音が発生したり、衝突時にシート位置がずれたりするという問題がある。
そこで、特許文献1には、シートを挟持した後で傾きの分だけ回動する斜行補正手段を備えたシート搬送装置が開示されている。
特開2006−27859号公報
しかしながら上記特許文献1は、斜行補正手段で1枚目のシートの斜行を補正した後で2枚目のシートが搬送された場合に、斜行補正手段を回動させるタイミングについて言及されていない。シートは湿度によってはサイズが変動したり、種類やロットによってサイズがばらついたりするため、シート1枚ごとに適切なタイミングで斜行補正手段を回動させる必要がある。また、画像形成動作の生産性を向上させるためには、プロセス線速を上げることはTEC(Typical Electricity Consumption)値等の関係から好ましくないので、プロセス線速を上げずに、連続通紙時のシートの搬送間隔をできるだけ短くすることが要求される。
本発明は上記事情を考慮し、適切な間隔でシートの斜行補正が可能な補正ユニットを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、連続して給紙されるシートに画像を形成する画像形成装置であって、搬送されるシートの通過と斜行角度とを検知する斜行検知部と、前記斜行検知部を通過したシートを搬送可能に設けられた搬送ユニットと前記搬送ユニットをシートの搬送面内において回動させる斜行補正部と、を含む補正ユニットと、前記斜行検知部で検知された前記斜行角度に基づいて前記斜行補正部が前記搬送ユニットを予め設定された基準位置から補正位置に回動させ、前記補正位置において前記搬送ユニットがシートを受け入れて挟持した後、前記斜行補正部が前記搬送ユニットを前記補正位置から前記基準位置に戻して前記搬送ユニットがシートを搬送する斜行補正動作を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、先行するシートの後端の通過を前記斜行検知部が検知してから、前記後端が前記補正ユニットを通過するまでの通過時間を予め定め、定められた前記通過時間が経過した後に、次のシートに対して前記斜行補正動作を実行することを特徴とする。
本発明の画像形成装置において、シートの搬送方向と直交する幅方向におけるシート位置のズレ量を検知する位置ズレ検知部を更に備え、前記補正ユニットは、前記搬送ユニットを前記幅方向に移動させる位置ズレ補正部を更に備え、前記制御部は、前記斜行補正動作を実行した後、前記位置ズレ検知部で検知されたズレ量に基づいて前記位置ズレ補正部が前記搬送ユニットを前記幅方向に移動させる位置ズレ補正動作を実行することを特徴としてもよい。
本発明の画像形成装置において、前記斜行検知部は、複数のフォトセンサーが前記幅方向に配列されたコンタクトイメージセンサー(CIS)であることを特徴としてもよい。
本発明によれば、1枚目のシートの長さが長い場合でも、1枚目のシートの斜行補正動作と2枚目のシートの斜行補正動作とが重ならないので、斜行角度及び位置ズレ量を検知してから、斜行補正動作を実行するまでの時間を短縮できる。したがって、搬送速度を上げることなく、画像形成動作の生産性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置のCIS及び補正ユニットを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置のCIS及び補正ユニットを示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の制御部を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、シートの斜行角度と位置ズレを算出する方法の一例を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、斜行補正動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、斜行補正動作(シートが搬送されてきた状態)を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、斜行補正動作(シートの斜行及び位置ズレ検知状態)を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、斜行補正動作(搬送ユニット回動時)を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、斜行補正動作(搬送ユニット回動時)を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、斜行補正動作(位置ズレ補正ユニット移動時)を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置において、斜行補正動作(シート搬送時)を模式的に示す正面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の画像形成装置について説明する。
まず、図1を用いて、画像形成装置1の全体の構成について説明する。図1は画像形成装置1の内部構成を模式的に示す正面図である。
画像形成装置1の装置本体2には、シートSが収容される給紙カセット3と、給紙カセット3からシートSを送り出す給紙装置5と、シートSにトナー像を形成する画像形成部7と、トナー像をシートSに定着する定着装置9と、シートSを排紙する排紙装置11と、排紙されたシートSが積載さる排紙トレイ13と、が備えられている。さらに、装置本体2には、後述する画像形成動作を制御する制御部15が備えられている。
画像形成部7は、循環走行してトナー像を担持する中間転写ベルト17と、4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー(現像剤)のそれぞれを用いてトナー像を形成する4つの画像形成ユニット19と、形成されたトナー像を中間転写ベルト17に転写する4本の一次転写ローラー21と、中間転写ベルト17に転写されたトナー像をシートに転写する二次転写ローラー23と、各画像形成ユニット19に対して画像データに基づいた露光を行う露光装置25と、各色のトナーが収容されるトナーコンテナ27と、を備えている。各画像形成ユニット19は、露光装置25の露光によって静電潜像を形成する感光体ドラム29と、静電潜像をトナーで現像する現像装置31と、を備えている。
装置本体2の内部には、シートSの搬送経路33が形成されている。搬送経路33は、給紙装置5から、画像形成部7と定着装置9を通って排紙装置11へ向かうように上向きに形成されている。搬送経路33には、給紙装置5と画像形成部7との間に、斜行検知部としてのコンタクトイメージセンサー(CIS)43及び補正ユニット35が備えられている。CIS43及び補正ユニット35については後述する。
次に、画像形成動作について説明する。画像形成部7の各画像形成ユニット19において、露光装置25によって感光体ドラム29に画像データに基づいた静電潜像が形成され、現像装置31によって静電潜像がトナー像に現像される。各感光体ドラム29上のトナー像は、各一次転写ローラー21によって中間転写ベルト17に一次転写されて、中間転写ベルト17上にフルカラーのトナー像が形成される。
一方、給紙装置5によって給紙カセット3から搬送経路33に送り出されたシートSは、補正ユニット35によって上記したトナー像形成動作とタイミングを合わせて画像形成部7へ搬送される。画像形成部7において、中間転写ベルト17のフルカラーのトナー像が、二次転写ローラー23によってシートSに二次転写される。トナー像を二次転写されたシートSは、搬送経路33を搬送されて定着装置9でシートにトナー像が定着される。トナー像が定着されたシートSは、排紙装置11から排紙トレイ13に排出される。
次に、CIS43及び補正ユニット35について、図2及び図3を参照して説明する。図2はCIS及び補正ユニットの正面図、図3はCIS及び補正ユニットの側面図である。
CIS43及び補正ユニット35は、装置本体2に支持されるベースフレーム41に支持されている。補正ユニット35は、位置ズレ補正部としての位置ズレ補正ユニット45と、位置ズレ補正ユニット45に支持される斜行補正ユニット47、とを備えている。
ベースフレーム41は、給紙装置5と画像形成部7(中間転写ベルト17と二次転写ローラー23との間のニップ)との間の搬送経路33に沿って配置されて、装置本体2の前後の側板間に支持されている。ベースフレーム41は、最大サイズのシートSの通紙領域(前側の側縁P1と後側の側縁P2との間の領域)の幅よりも広い幅(シートSの搬送方向Xと直交する幅方向Yに沿った長さ)を有している。
CIS43は、光源、コンタクトガラス、結像レンズ、フォトセンサーが一体化されたセンサーユニットである。光源から出射された光がコンタクトガラスを通して対象物に照射され、物体で反射した光が結像レンズによってフォトセンサーで検知されることで、対象物を検知する。CIS43は、通紙領域の半分の長さよりもやや長い長さを有している。図2に示されるように、CIS43は、通紙領域の一方の側縁P1(この例では、前側の側縁P1)と中心Cとを含む、通紙領域の片側(この例では前側)に幅方向Yに沿って配置されている。CIS43は制御部15と接続しており、検知結果が制御部15に送信される。
また、ベースフレーム41には、CIS43と所定の間隔を開けてガイド板49(図3参照)が支持されている。ガイド板49とCIS43との間は、シートの搬送経路33を形成している。この搬送経路33をシートが搬送される際に、CIS43によって対象物であるシートが検知される。
位置ズレ補正ユニット45は、幅方向Yに長い板状のベース板51と、スライド用モーター53(図3参照)と、を有している。ベース板51は、CIS43よりも搬送方向Xの下流側において、幅方向Yに沿ってスライド可能にベースフレーム41に支持されている。スライド用モーター53は、ベースフレーム41に固定されている。スライド用モーター53は制御部15に接続しており、制御部15からの指示に基づいて、ベース板51を幅方向Yにスライドさせる。
斜行補正ユニット47は、シートを受け入れて搬送する搬送ユニット55と、搬送ユニット55をシートの搬送面内で回動させる斜行補正部57と、を備えている。搬送ユニット55は、ケーシング61と、ケーシング61に支持される一対のレジストローラー対63(図3参照)と、を有している。ケーシング61は、幅方向Yに長い中空部を有する箱状の部材であり、一方(下側)の側面にシートの入口が形成され、他方(上側)の側面にシートの出口が形成されている。レジストローラー対63は、駆動ローラーと、駆動ローラーに従動して回転する従動ローラーと、を有しており、それぞれケーシング61の中空部に回転可能に支持されている。駆動ローラーは、ケーシング61に固定された搬送用モーター(図示省略)に接続している。搬送用モーターは制御部15に接続しており、制御部15からの指示に基づいて、駆動ローラーを回転させる。図2に示されるように、ケーシング61の一端部(この例では後端部)は、ベース板51に、支軸65を中心として回動可能に支持されている。
斜行補正部57は、ケーシング61を、位置ズレ補正ユニット45のベース板51に、シートの搬送面内を回動させる。斜行補正部57は、ケーシング61の他端(この例では前端部)に形成されたラックギア(図示省略)と、ベース板51に設けられてラックギアに噛み合うピニオンギアと、を備えている。ラックギアは、支軸65を中心とする円弧上に形成されている。ピニオンギアは、ベース板51に固定された回動用モーター(図示省略)に接続している。回動用モーターは制御部15に接続しており、制御部15からの指示に基づいて、ピニオンギアを回転させる。
次に、制御部15について、図4のブロック図を参照して説明する。前述のように、制御部15には、CIS43の検知結果が入力される。制御部15は、シートの通過とシートの斜行角度を算出して斜行補正ユニット47を制御する斜行算出部71と、幅方向Yに沿ったシートの位置ズレ量を算出して位置ズレ補正ユニット45を制御する位置ズレ算出部73と、斜行補正ユニット47を制御するローラー駆動部75と、を備えている。
斜行算出部71は、CIS43の検知結果に基づいて、シートの搬送方向X(副走査方向)に対する斜行角度θを算出する。斜行角度θは、例えば、以下のように求めることができる。図5を参照して、CIS43の所定の2つのフォトセンサーC1、C2がシートSを検知した時刻の差と、シートSの搬送速度と、から2つのフォトセンサーC1、C2に対応する2つのシート位置間の搬送方向Xに沿った距離X1を求める。そして、求められた距離X1と、2つのフォトセンサーC1、C2間の幅方向Y(主走査方向)に沿った間隔Y1とから、幅方向Yに対するシートの斜行角度θを求めることができる。また、所定の2つのフォトセンサーC1、C2がシートを検知した時刻の差が正か負かを判定することで、斜行方向を求めることができる。なお、時刻の差がゼロである場合は、斜行していないと判定される。
斜行算出部71は、斜行補正部57の回動用モーターを駆動してピニオンギアを回転させ、搬送ユニット55のケーシング61を、算出された斜行角度だけ算出された斜行方向に回動させる。具体的には、回動用モーターが駆動されると、ピニオンギアが回転し、ピニオンギアに噛み合うラックギアとともに、搬送ユニット55のケーシング61が支軸65を中心として回動する。
位置ズレ算出部73は、CIS43の検知結果に基づいて、幅方向Yに沿ったシートSの位置ズレ量を算出する。この位置ズレ量は、シートSの先端がCIS43を通過した時点での位置ズレ量である。図5を参照して、CIS43を通過した時点の位置ズレ量は、例えば、通紙領域の前側の側縁P1と、搬送されるシートSの先端の一方の隅(前側の隅)が通過する位置との間の距離Y2によって求められる。
位置ズレ算出部73は、位置ズレ補正ユニット45のスライド用モーター53を駆動して、ベース板51を、算出された位置ズレ量だけ、基準位置から幅方向Yに沿ってスライドさせる。
ローラー駆動部75は、搬送ユニット55の搬送用モーターを駆動して、駆動ローラーを回転又は回転停止させる。駆動ローラーが回転すると従動ローラーが従動して回転する。このようにレジストローラー対63が回転することで、ケーシング61の入口に受け入れられたシートが、出口を通って中間転写ベルト17と二次転写ローラー23との間のニップへ向けて搬送される。
上記構成を有する画像形成装置1の斜行補正動作の一例について、図6のフローチャートと図7A〜図8Cの斜行補正ユニットの正面図を参照して説明する。
図7Aに示される初期状態において、位置ズレ補正ユニット45は、スライド領域の中心が通紙領域の中心Cと一致する基準位置に移動している。また、搬送ユニット55は、斜行補正部57によって、レジストローラー対63の各ローラーの回転軸が幅方向と平行となる基準位置に回動している。搬送ユニット55の搬送用モーターは駆動しておらず、レジストローラー対63は回転を停止している。1枚目(先行する)のシートS1は、図7Aの白抜矢印で示されるように、幅方向Yにおいて通紙領域の中心Cに対して後寄りに位置ズレし、かつ、搬送方向Xにおいて前側に傾斜した姿勢で搬送されるとする。
図7Bに示されるように、シートS1がCIS43を通過すると、ステップS1において、CIS43がシートS1を検知し、その検知結果が制御部15に送信される。制御部15は、ステップS2において、前述のように、検知結果を基にしてシートS1の斜行角度と位置ズレ量とを算出し、ステップS3に進む。
ステップS3において、制御部15は、斜行補正部57の回動用モーターを駆動して、搬送ユニット55を、算出された斜行角度だけ所定の方向(この例では下方)に支軸65を中心として回動させる。この結果、図7Cに示されるように、搬送ユニット55は位置ズレ補正ユニット45上において、支軸65を中心として下方に回動する(搬送ユニット55が補正位置に回動する)。
なお、シートS1が斜行していない場合は、ステップS2においてシートS1の斜行角度が算出されないので斜行角度はゼロとなり、ステップS3において、制御部15は斜行補正動作を実行しない。
その後、ステップS4において、搬送されたシートS1の先端が、搬送ユニット55のレジストローラー対63に受け入れられて挟持される。すなわち、シートS1は斜行した姿勢のままでレジストローラー対63に挟持される。その後、ステップS5に進む。
ステップS5では、制御部15が、斜行補正部57の回動用モーターを駆動して、搬送ユニット55を、算出された斜行角度だけ、ステップS3の回動方向とは反対の方向(この例では上方)に支軸65を中心として回動させる。これにより、図8Aに示されるように、搬送ユニット55は補正位置から基準位置に回動する(斜行補正動作)。この結果、シートS1の斜行が補正される。その後、ステップS6に進む。
ステップS6では、制御部15は、位置ズレ補正ユニット45のスライド用モーター53を駆動して、図8Bに示されるように、算出された位置ズレ量だけ所定の方向(この例では前方)に位置ズレ補正ユニット45(ベース板51)を幅方向Yに沿ってスライドさせる。これにより、斜行が補正されたシートS1が挟持された搬送ユニット55が、幅方向Yに沿って前方に移動する。この結果、シートS1の位置ズレが補正される(位置ズレ補正動作)。なお、シートS1が位置ズレしていない場合は、ステップS1において、シートS1の位置ズレ量が算出されないので位置ズレ量はゼロとなり、ステップS5において、制御部15は位置ズレ補正動作を実行しない。その後、ステップS7に進む。
ステップS7では、制御部15が、搬送ユニット55の搬送用モーターを駆動して、レジストローラー対63の駆動ローラーを回転させる。これにより、図8Cに示されるように、斜行及び位置ズレが補正されたシートS1が斜行補正ユニット47から中間転写ベルト17と二次転写ローラー23との間のニップへ搬送される。搬送ユニット55のレジストローラー対63の回転軸と二次転写ローラー23の回転軸とは、幅方向に沿っているので、シートS1は安定して搬送される。
シートSの搬送中、ステップS8において、制御部15は、CIS43の検知結果に基づいて、シートS1の後端がCIS43を通過したかどうかを判定する。制御部15が、シートS1の後端がCIS43を通過したことを判定すると、ステップS9に進む。
ステップS9では、制御部15が、シートS1の後端がCIS43を通過してから所定の時間が経過したかどうかを判定する。所定時間とは、シートSの後端がCIS43を通過してから、斜行補正ユニット47を通過するまでの通過時間である。つまり、ステップS9では、シートS1の後端が、斜行補正ユニット47を通過したかどうかを判定する。所定時間は予め計測して求めることができる。あるいは、シートS1の搬送速度とCIS43と搬送ユニット55(レジストローラー対63)間の距離とから求めることができる。ステップS9で制御部15が所定の通過時間が経過したことを判定すると、ステップS10に進む。
ステップS10では、制御部15は、位置ズレ補正ユニット45のスライド用モーター53を駆動して、位置ズレ補正ユニット45(ベース板51)を基準位置にスライドさせる。図3に示されるように、この際、シートS1の後端は斜行補正ユニット47を既に通過しているので、位置ズレ補正ユニット45をスライドさせてもシートSの搬送を妨げない。つまり、シートSが、二次転写ローラー23と中間転写ベルト17との間と、搬送ユニット55のレジストローラー対63とに挟まれたままで、位置ズレ補正ユニット45がスライドしたり搬送ユニット55は、が回動したりすることがない。
また、次のステップS11で、2枚目の(次の)シートS2が搬送されると判定された場合にも、斜行補正ユニット47の搬送ユニット55及び位置ズレ補正ユニット45は双方とも基準位置で待機しているので、1枚目のシートS1と同様に、2枚目のシートS2の斜行と位置ズレを補正することができる。
上記説明したように本発明の画像形成装置1においては、1枚目のシートS1の後端が斜行補正ユニット47を離れた後に、2枚目のシートS2に対する斜行補正動作を実行するので、搬送方向Xに沿ったシートの長さに依存せずに、2枚目のシートS2に対して、適切なタイミングで位置ズレ補正ユニット45と斜行補正ユニット47を移動させることができる。したがって、スキューや位置ズレのない画像を形成することができる。
前述のように、画像形成動作の生産性を向上させるために、プロセス線速を上げることなく、連続通紙時のシートの搬送間隔をできるだけ短くする(一例として20mm)ことが要求されている。また、シートは、湿度等の影響でサイズが変動する場合がある。例えば、湿度が高い環境下では、シートのサイズが大きくなる。特に搬送方向Xに沿った長さが変動すると、シートの搬送間隔に影響を及ぼす。
搬送ユニット55はシートを搬送するレジストローラー対63を備えているので、1枚目のシートをレジストローラー対63で搬送している間に、2枚目のシートの斜行を補正するために、斜行補正部57は搬送ユニット55のケーシング61を回動させることができない。そこで、本発明では、1枚目のシートの後端がレジストローラー対63を離れた後で、2枚目のシートの斜行補正動作を実行するようにしている。これにより、1枚目のシートの長さが長い場合でも、1枚目のシートの斜行補正動作(レジストローラー対63の回転)と2枚目のシートの斜行補正動作(搬送ユニット55の回動及び位置ズレ補正ユニット45の移動)とが重ならない。
また、CIS43と位置ズレ補正ユニット45及び斜行補正ユニット47とは近接して配置されている。これにより、斜行角度及び位置ズレ量を検知してから、斜行補正動作(位置ズレ補正動作を含む)を実行するまでの時間を短縮できる。したがって、シートの搬送間隔を20mm程度に短くして、搬送速度を上げることなく、画像形成動作の生産性を向上させることができる。
また、CIS43の検知結果から斜行角度と位置ズレ量を算出しているので、斜行や位置ズレを検知するためのセンサーの数を少なくでき、コスト増加を抑えたり、設置スペースを狭くしたりできる。
なお、位置ズレ補正ユニット45を、1枚目のシートの斜行補正動作及び位置ズレ補正動作を終了した後に、基準位置に戻す必要はない。つまり、位置ズレ補正ユニット45が1枚目のシートの位置ズレに応じた位置にスライドした状態から、2枚目のシートの位置ズレに応じた位置にスライドしてもよい。この場合、位置ズレ補正ユニット45の移動距離を短くできる場合がある。この場合、2枚目のシートを搬送するタイミングを早くすることができ、シートの搬送間隔を短くできる。さらに、スライド用モーター53の駆動時間が短縮されるので、省電力化できる。
本発明は特定の実施形態について記載されてきたが、本発明は上記実施形態に限定されない。本発明の範囲及び主旨を逸脱しない限りにおいて、当業者は上記実施形態を改変可能である。
1 画像形成装置
15 制御部
35 補正ユニット
43 CIS(斜行検知部、位置ズレ検知部)
45 位置ズレ補正ユニット(位置ズレ補正部)
47 斜行補正ユニット
55 搬送ユニット
57 斜行補正部

Claims (3)

  1. 連続して給紙されるシートに画像を形成する画像形成装置であって、
    搬送されるシートの通過と斜行角度とを検知する斜行検知部と、
    前記斜行検知部を通過したシートを搬送可能に設けられた搬送ユニットと前記搬送ユニットをシートの搬送面内において回動させる斜行補正部と、を含む補正ユニットと、
    前記斜行検知部で検知された前記斜行角度に基づいて前記斜行補正部が前記搬送ユニットを予め設定された基準位置から補正位置に回動させ、前記補正位置において前記搬送ユニットがシートを受け入れて挟持した後、前記斜行補正部が前記搬送ユニットを前記補正位置から前記基準位置に戻して前記搬送ユニットがシートを搬送する斜行補正動作を実行する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    先行するシートの後端の通過を前記斜行検知部が検知してから、前記後端が前記補正ユニットを通過するまでの通過時間を予め定め、定められた前記通過時間が経過した後に、次のシートに対して前記斜行補正動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. シートの搬送方向と直交する幅方向におけるシート位置のズレ量を検知する位置ズレ検知部を更に備え、
    前記補正ユニットは、
    前記搬送ユニットを前記幅方向に移動させる位置ズレ補正部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記斜行補正動作を実行した後、前記位置ズレ検知部で検知されたズレ量に基づいて前記位置ズレ補正部が前記搬送ユニットを前記幅方向に移動させる位置ズレ補正動作を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記斜行検知部は、複数のフォトセンサーが前記幅方向に配列されたコンタクトイメージセンサー(CIS)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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