JP2020141764A - 眼科用レーザ治療装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、図面に基づいて、本開示の実施形態を説明する。本実施形態の眼科用レーザ治療装置(例えば、眼科用レーザ治療装置1)は、患者眼を治療する。眼科用レーザ治療装置は、例えば、治療光照射部(例えば、照射光学系10)と、照準光照射部(例えば、照射光学系10)と、照準検出部(例えば、検出光学系30)を主に備える。治療光照射部は、患者眼に治療用のレーザ光を照射する。照準光照射部は、レーザ光が照射される位置を示す照準光を照射する。照準検出部は、患者眼からの照準光の戻り光を検出する。本実施形態の眼科用レーザ治療装置は、上記のような構成を備えることによって、治療部位に照準光(すなわちレーザ光)のフォーカスが合うか否かを容易に判断できる。また、フォーカスを容易に合わせられることで安定したレーザ光の照射を行える。また、術者は、機械的・客観的な指標でフォーカスの良否を判断できるため、術中の負担が軽減される。
以下、本開示に係る眼科用レーザ治療装置1を図面に基づいて説明する。眼科用レーザ治療装置1は、例えば、照射光学系10と、検出光学系30と、観察光学系40と、制御部60を主に備える(図1参照)。照射光学系10は、治療用レーザ光および照準光(エイミング光)を患者眼Eに照射する。検出光学系30は、患者眼Eの眼底Erで反射した照準光の戻り光を検出する。観察光学系40は、患者眼の眼底を観察する。制御部60は、眼科用レーザ治療装置1を制御する。
照射光学系10は、例えば、治療用レーザ光を発振し、レーザ光を患者眼Eに照射する。照射光学系10は、例えば、レーザ光源11、レンズ12、レンズ15、レンズ16、偏向部17、対物レンズ18、フォーカス調整部20などを備える。
検出光学系30は、結像レンズ31と、受光素子32を備える。結像レンズ31は、照準光が眼底Erで反射されたときの戻り光を結像させる。受光素子32は、結像レンズ31によって結像された戻り光の像を受光する。受光素子32は、照準光の受光信号を制御部60へ出力する。検出光学系30は、照射光学系10の光路から分岐される。例えば、レンズ12とレンズ15との間に配置されたビームスプリッタ50の反射方向に検出光学系30が設けられる。したがって、眼底Erに照射された照準光の戻り光は、対物レンズ18を介して、ダイクロイックミラー51および偏向部17で反射され、レンズ16およびレンズ15を通過してビームスプリッタ50で反射される。そして、ビームスプリッタ50で反射された戻り光は、結像レンズ31によって結像され、受光素子32によって受光される。
観察光学系40は、例えば、被検眼の観察画像を撮影する。観察光学系40は、例えば、撮影光源41と、コンデンサーレンズ41aと、スリット板42と、レンズ43と、走査部44と、対物レンズ18と、光路分岐部45と、レンズ46と、撮像素子47を備える。撮影光源41は、組織の画像を撮影するための光(以下、「撮影光」という)を出射する。撮影光源41には、例えば、レーザ光源、SLD(スーパー・ルミネッセント・ダイオード)光源、LED等の少なくともいずれかを用いることができる。撮影光源41には、点状の光源が用いられてもよい。コンデンサーレンズ41aは、撮影光源41から出射された撮影光をスリット板42上へ集める。本実施例の撮影光源41は、患者眼Eの組織(本実施例では瞳孔)と共役な位置に配置される。撮影光源41は、赤外光または可視光の少なくともいずれかを出射する光源であってもよい。赤外光を出射する光源を用いる場合、無散瞳状態での撮影が容易に行われる。白色光を出射する光源を用いる場合、カラー撮影が容易に行われる。
制御部60は、眼科用レーザ治療装置1における各種制御処理を行う。制御部60は、制御を司るコントローラであるCPU61と、プログラムおよびデータ等を記憶することが可能な記憶部62を備える。記憶部62には、患者眼Eへのレーザ光照射を実行するためのレーザ治療プログラム等が記憶されている。なお、制御部60およびコントローラの数は1つに限定されない。制御部60には、表示部63と、操作部64が接続される。表示部63は、観察光学系40によって撮影された観察画像100などが表示される。操作部64は、術者の操作を受け付け、制御部60へ操作信号を出力する。
続いて、フォーカス検出時の動作について説明する。制御部60は、眼底Erで反射された照準光の戻り光の検出結果を検出光学系30から取得し、その検出結果に基づいて照準光のフォーカス状態を判定する。なお、本実施例の場合、照準光とレーザ光は共通光路で被検眼に照射されるため、照準光のフォーカス状態を判定することは、治療用レーザ光のフォーカス状態を判定することと同じである。
以上のような眼科用レーザ治療装置1を用いてレーザ治療を行うときの動作を説明する。まず、制御部60は、図示無き駆動部によって患者眼Eに対する照射光学系10の位置関係を調整(アライメント)する。次いで、制御部60は、照射光学系10によって患者眼Eに照準光を照射する。制御部60は、観察光学系40によって撮影された観察画像100を表示部63に表示させる。術者は、表示部63に表示された観察画像100の照準光G(図2参照)を確認しながら操作部64を操作する。制御部60は、術者の操作に応じて偏向部17を制御し、照準光Gの位置(照射位置)を移動させる。術者によって観察画像100に基づいて照射位置が決定されると、制御部60はフォーカス調整を行う。例えば、制御部60は、検出光学系30によって検出されたフォーカス状態が適正となるまで、フォーカス調整部20を駆動させる。例えば、制御部60は、フォーカス調整部20を前後に移動させ、受光素子32によって検出された戻り光の像Qの輝度が高く、または像Qの広がりが小さくなる方向に移動させる。フォーカス調整が完了すると、術者は、操作部64を操作し、治療光の照射を開始させる。制御部60は、設定された眼底上の照射位置に対して治療光を照射する。なお、眼底上の照射位置によってレーザ光のフォーカス状態が異なる可能性があるため、制御部60は照射位置ごとにフォーカスを調整してもよい。
続いて、第2実施例を図4〜6に基づいて説明する。第2実施例の眼科用レーザ治療装置2は、照準光または戻り光の光路が、第1実施例と異なる。その他の構成は、第1実施例と同様のため、同一番号を付して説明は省略する。眼科用レーザ治療装置2は、照準光または戻り光の光路の片方または両方の光路を患者眼Eの瞳中心からオフセット(偏心)させる。例えば、図4に示すように、照準光の光路Kは瞳中心からオフセットされ、患者眼Eに対して斜め方向から光束が入射されるように設定されている。
次に、第3実施例を図7〜8に基づいて説明する。第3実施例の眼科用レーザ治療装置3は、検出光学系30の構成が、第1実施例と異なる。その他の構成は、第1実施例と同様のため、同一番号を付して説明は省略する。第3実施例の検出光学系30は、図7に示すように、波面センサ33を備える。波面センサ33は、例えば、マイクロレンズアレイ33aと、受光素子33bによって構成される。眼科用レーザ治療装置3は、波面センサ33を用いて瞳共役面で戻り光の波面を測定することによってフォーカスずれの量と方向を調べる。例えば、フォーカスが適正な場合、図8(a)に示すように、波面センサ33によって受光される点像301の位置は、基準の位置となる。フォーカスが離れている場合、図8(b)に示すように、点像301の位置は、基準の位置よりも外側に偏心する。フォーカスが近い場合、図8(c)に示すように、点像301の位置は、基準の位置よりも内側に偏心する。このように、制御部60は、波面センサ33によって取得された点像301の位置によって照準光のフォーカス状態を判定する。これによって、眼科用レーザ治療装置3は、第1実施例のような単純な結像光学系を用いる場合に比べてフォーカスずれをより精度良く検出できる。
2 眼科用レーザ治療装置
3 眼科用レーザ治療装置
10 照射光学系
11 レーザ光源
17 偏向部
18 対物レンズ
20 フォーカス調整部
30 検出光学系
40 観察光学系
60 制御部
Claims (9)
- 患者眼を治療するための眼科用レーザ治療装置であって、
前記患者眼に治療用のレーザ光を照射する治療光照射手段と、
前記レーザ光が照射される位置を示す照準光を照射する照準光照射手段と、
前記患者眼からの前記照準光の戻り光を検出する照準検出手段と、
を備えることを特徴とする眼科用レーザ治療装置。 - 前記照準検出手段は、前記照準光の戻り光を結像させる結像光学系と、前記結像光学系によって結像された前記戻り光の像を受光する受光素子と、を備えることを特徴とする請求項1の眼科用レーザ治療装置。
- 前記照準検出手段は、前記受光素子によって前記像の輝度分布を検出することを特徴とする請求項2の眼科用レーザ治療装置。
- 前記制御手段は、前記受光素子によって前記像の変位を検出することを特徴とする請求項2または3の眼科用レーザ治療装置。
- 前記照準検出手段は、波面センサを備え、前記波面センサによって前記戻り光の波面収差を検出することを特徴とする請求項1の眼科用レーザ治療装置。
- 前記照準検出手段は、リングレンズと、前記リングレンズによって投影されたリング像を受光する受光素子と、を備えることを特徴とする請求項1の眼科用レーザ治療装置。
- 前記照準検出手段によって取得された前記戻り光の検出結果に基づいて、前記照準光のフォーカス状態を判定する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの眼科用レーザ治療装置。
- 治療光照射の適否を術者に報知する報知手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記フォーカス状態の判定結果に基づいて、前記報知手段を制御することを特徴とする請求項7の眼科用レーザ治療装置。 - 前記治療光のフォーカス状態を調整するフォーカス調整手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記フォーカス状態の判定結果に基づいて、治療光照射に適した状態となるように前記フォーカス調整手段を制御することを特徴とする請求項7または8の眼科用レーザ治療装置。
Priority Applications (1)
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JP2019039038A JP2020141764A (ja) | 2019-03-04 | 2019-03-04 | 眼科用レーザ治療装置 |
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0351A (ja) * | 1989-05-29 | 1991-01-07 | Topcon Corp | レーザ治療装置 |
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2019
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