JP2020141713A - 口腔用加湿ガス供給具 - Google Patents
口腔用加湿ガス供給具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020141713A JP2020141713A JP2019038185A JP2019038185A JP2020141713A JP 2020141713 A JP2020141713 A JP 2020141713A JP 2019038185 A JP2019038185 A JP 2019038185A JP 2019038185 A JP2019038185 A JP 2019038185A JP 2020141713 A JP2020141713 A JP 2020141713A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oral
- patient
- outflow
- tube
- humidifying gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Abstract
Description
上記態様では、チューブ及び流出部がそれぞれ一対設けられているので、患者の口に二方向から口腔用加湿ガスを供給でき、一方のチューブ又は流出部が閉塞した場合であっても、口腔用加湿ガスを供給できる。また、流出部が患者に固定された際に、基端部を周方向に回転させて屈曲部の先端を患者の口に向けることで、口腔用加湿ガスが患者の口に向けて流出する。このため、患者の口腔により確実に口腔用加湿ガスを供給できる。
上記態様では、屈曲部の先端を患者の口腔内に挿入し、この屈曲部の先端と基端部との間に患者の口角を挟み込むことで、屈曲部が患者の口角に支持されるので、口腔用加湿ガスを口腔内に直接供給すると共に、患者の歯茎周辺等の加湿しにくい部分にも流出させることができ、口腔用加湿ガスをさらに確実に患者に供給できる。
上記態様では、延出部が該延出部を流通する口腔用加湿ガスの流通方向を変更可能に形成されているので、基端部を周方向に回転させることで、延出部の先端を患者の口に向けることで、口腔用加湿ガスを患者の口に向けて確実に流出させることができる。
上記態様では、患者の顎に顎板部が確実に固定されるので、口腔用加湿ガスの噴射口から流出した口腔用加湿ガスを患者の口腔内にさらに確実に供給できる。
上記態様では、噴射口が形成された流出管が顎板部から離れる方向に延出する延出部の先端に支持されていることから、流出管が患者の口腔内に挿入されることがないので、患者の飲食及び会話を妨げることを抑制できる。
上記態様では、顎板部を患者の顎に装着する際に突出部が当接し、この突出部が弾性部材により構成されているので、顎板部をより患者の顎の形状に合わせて固定でき、顎からずれることを抑制できる。このため、患者の口腔内に口腔用加湿ガスをさらに確実に供給できる。
上記態様では、支持部により流出管の長さ方向と顎板部の表面とがほぼ平行となるように支持し、かつ、流出管が周方向に回転可能に支持されているので、流出管の側部に形成された噴射口の位置を口腔用加湿ガスが患者の口腔内により流入しやすい位置に変更できる。このため、患者の口腔内に口腔用加湿ガスをさらに確実に供給できる。
上記態様では、導入管から流入した口腔用加湿ガスが患者の口腔内に挿入された挿入管から確実に患者の口腔内に供給できる。また、患者の頬に当接部を当接させた状態で流出部が固定されるので、流出部が患者の口から外れることを確実に抑制できる。
上記態様では、流出部をバンドにより患者の頭部又は耳に確実に固定できるので、流出部が患者の口から外れることをより確実に抑制できる。したがって、口腔用加湿ガスを患者の口腔内により確実に供給できる。
[口腔用加湿ガス供給具の概略構成]
本実施形態の口腔用加湿ガス供給具100は、図1に示すように、口腔用加湿ガスを流通させる一対のチューブ61と、一対のチューブ61のそれぞれに接続され、口腔用加湿ガスを流出させる一対の流出部10と、各流出部10を患者の口腔に向けた状態で患者に固定するための固定部70とを備えている。各流出部10は、図1に示すように、固定部70により患者の頭部に固定される。これらのうち、各流出部10は、患者の口腔内に挿入され、患者の口角に支持される。これにより、各チューブ61を介して供給される口腔用加湿ガスが各流出部10を介して、患者の口腔に供給される。
チューブ61は、軟質PVC(polyvinyl chloride)等の樹脂により構成される口腔用加湿ガスを流出部10に供給するチューブである。これら各チューブ61の端部は、それぞれ流出部10の接続部12に接続され、他端はコネクタ62に接続されている。このコネクタ62は、図示を省略するが、ガス(空気)を加温加湿して口腔用加湿ガスとするための加温加湿器に接続され、該加温加湿器から供給された口腔用加湿ガスがコネクタ62及び各チューブ61を介して各流出部10へと供給される。
図2は、本実施形態の流出部10を背面から見た背面図であり、図3は、流出部10の側面図である。
流出部10は、図2及び図3に示すように、チューブ61が接続される接続部12と、接続部12に連続して形成され、先端が屈曲する筒状の屈曲チューブ11と、屈曲チューブ11をその周方向に回転可能に支持し、かつ、固定部70に支持される板状部13と、を備えている。
また、上記第1実施形態では、流出部10の屈曲チューブ11の先端が患者の口腔内に挿入される構成としたが、これに限らず、例えば、患者の唇周辺に口腔用加湿ガスを供給する構成であってもよい。
図4は、上記第1実施形態の変形例に係る口腔用加湿ガス供給具100Aが患者に装着された状態を示す図であり、図5は、口腔用加湿ガス供給具100Aの流出部10Aを噴射口114側から見た側面図であり、図6は、流出部10Aを噴射口114とは反対側から見た側面図である。なお、以下の説明では、第1実施形態と同じ又は略同じ構成については、同じ番号を付し、説明を省略又は簡略化して説明する。
次に、本発明の第2実施形態について、図面を用いて説明する。
図7は、第2実施形態に係る口腔用加湿ガス供給具100Bが患者に装着された状態を示す図であり、図8は、口腔用加湿ガス供給具100Bの斜視図であり、図9は、口腔用加湿ガス供給具100Bを上面から見た上面図であり、図10は、口腔用加湿ガス供給具100Bの側面図である。なお、以下の説明では、上記第1実施形態と同じ又は略同じ構成については、説明を省略又は簡略化して説明する。
本実施形態の口腔用加湿ガス供給具100Bは、流出部10に代えて患者の唇の中央に向けて口腔用加湿ガスを供給する流出部10Bを備えることを特徴としている。以下、流出部10Bについて、詳しく説明する。
次に、本発明の第3実施形態について、図面を用いて説明する。
図11は、第3実施形態に係る口腔用加湿ガス供給具100Cが患者に装着された状態を示す図であり、図12は、口腔用加湿ガス供給具100Cを上面から見た上面図であり、図13は口腔用加湿ガス供給具100Cの斜視図である。なお、以下の説明では、上記第1及び第2実施形態と同じ又は略同じ構成については、説明を省略又は簡略化して説明する。
本実施形態の口腔用加湿ガス供給具100Cは、流出部10に代えて患者の唇の中央に挿入する挿入管32を有する流出部10Cを備えることを特徴としている。以下、流出部10Cについて、詳しく説明する。
図14は、上記第3実施形態の変形例に係る口腔用加湿ガス供給具100Dを示す斜視図である。なお、以下の説明では、第3実施形態と同じ又は略同じ構成については、同じ番号を付し、説明を省略又は簡略化して説明する。
上記第3実施形態では、当接部33の当接面から突出する挿入管32の長さを10mm〜13mmとしたが、これに限らない。
本変形例の口腔用加湿ガス供給具100Dは、挿入管32Dの長さが3mm〜6mmと短く設定されている。また挿入管32Dの噴射口321Dは、平面視で楕円形状に形成されている。これは、当接面から突出する挿入管32Dの長さが3mm〜6mmと短いため、患者の口腔内に挿入された場合でも、患者が噛む可能性が低いためである。
例えば、上記各実施形態において、2本のチューブ61を備えることとしたが、これに限らず、1本のチューブ61のみを備える構成であってもよい。この場合、第1実施形態においては、左右いずれかの流出部10,10Aのみが患者に装着される。すなわち、チューブ61及び流出部10,10Aの数は、2つに限定されない。また、第2実施形態では、左右いずれかの屈曲管231に接続されればよい。なお、第3実施形態では、導入管31に1本のチューブ61が接続されればよい。
11 屈曲チューブ
111 111A 基端部
112 112A 屈曲部
113 延出部
114 噴射口
12 接続部
13 板状部
131 スロット
132 円弧状壁
21 顎板部
211 スロット
212 突出部
22 延出部
221 基端部
222 支持部
23 流出管
231 屈曲管
232 中央管
233 噴射口
31 導入管
32 32D 挿入管
321 321D 噴射口
33 当接部
331 スロット
332 被覆部
333 第1開口部
334 第2開口部
61 チューブ
62 コネクタ
70 70B 70C 固定部
71 バンド
72 紐
100 100A 100B 100C 100D 口腔用加湿ガス供給具
Claims (10)
- 口腔用加湿ガスを流通させるチューブと、前記チューブに接続され、前記口腔用加湿ガスを流出させる流出部と、前記流出部を患者の口腔に向けた状態で前記患者に固定するための固定部と、を備えることを特徴とする口腔用加湿ガス供給具。
- 前記チューブ及び前記流出部のそれぞれを一対備え、前記流出部は、前記チューブに接続される筒状の基端部と、該基端部に連続するとともに屈曲する筒状の屈曲部と、前記基端部を該基端部の周方向に回転可能に支持する板状部を有することを特徴とする請求項1に記載の口腔用加湿ガス供給具。
- 前記屈曲部は、前記基端部の端部から該基端部に向けて折り返すように屈曲して延び、かつ、平面視で円弧状に形成されており、前記屈曲部の先端と前記基端部との間に、前記患者の口角を支持可能な隙間が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の口腔用加湿ガス供給具。
- 前記流出部は、前記屈曲部に連続して形成されるとともに、前記屈曲部から離れるに従って偏平となる延出部を有し、
前記延出部の先端は、該延出部を流通する前記口腔用加湿ガスの流通方向を変更する円弧状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の口腔用加湿ガス供給具。 - 前記流出部は、前記患者の顎に対向して配置される板状の顎板部と、前記チューブが接続される筒状の流出管と、前記流出管を前記顎板部に対して支持する延出部と、を備え、
前記流出管には、前記口腔用加湿ガスを流出させる噴射口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の口腔用加湿ガス供給具。 - 前記延出部は、前記顎板部の顎に当接する当接面とは反対側の面から該顎板部から離れる方向に延出しており、前記延出部の先端に前記流出管が支持されていることを特徴とする請求項5に記載の口腔用加湿ガス供給具。
- 前記顎板部は、前記顎板部の顎に当接する当接面から突出する弾性部材からなる突出部を複数有していることを特徴とする請求項5又は6に記載の口腔用加湿ガス供給具。
- 前記噴射口は、前記流出管の側部に形成されており、
前記延出部は、前記流出管の長さ方向と前記顎板部の表面とがほぼ平行となるように前記流出管を支持する支持部を有し、前記支持部は、前記流出管を該流出管の周方向に回転可能に支持することを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の口腔用加湿ガス供給具。 - 前記流出部は、前記チューブに接続される導入管と、前記導入管に接続され、前記導入管とは反対方向に突出して前記患者の口腔内に挿入される筒状の挿入管と、前記導入管と前記挿入管との接続部位から前記挿入管の延出方向とは交差する方向に延出し、前記流出部が前記患者に固定された際に前記患者の頬に当接する当接部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の口腔用加湿ガス供給具。
- 前記固定部は、前記患者の頭部又は耳に装着されるバンドからなることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の口腔用加湿ガス供給具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019038185A JP7235537B2 (ja) | 2019-03-04 | 2019-03-04 | 口腔用加湿ガス供給具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019038185A JP7235537B2 (ja) | 2019-03-04 | 2019-03-04 | 口腔用加湿ガス供給具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020141713A true JP2020141713A (ja) | 2020-09-10 |
JP7235537B2 JP7235537B2 (ja) | 2023-03-08 |
Family
ID=72354865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019038185A Active JP7235537B2 (ja) | 2019-03-04 | 2019-03-04 | 口腔用加湿ガス供給具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7235537B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4593688A (en) * | 1984-05-30 | 1986-06-10 | Payton Hugh W | Apparatus for the delivery of oxygen or the like |
JP2011516232A (ja) * | 2008-04-15 | 2011-05-26 | トルーデル メディカル インターナショナル | 嚥下エアーパルス治療マウスピース及びその使用方法 |
JP2015110036A (ja) * | 2010-03-05 | 2015-06-18 | トルーデル メディカル インターナショナル | 口腔用マウスピース及びその使用方法 |
-
2019
- 2019-03-04 JP JP2019038185A patent/JP7235537B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4593688A (en) * | 1984-05-30 | 1986-06-10 | Payton Hugh W | Apparatus for the delivery of oxygen or the like |
JP2011516232A (ja) * | 2008-04-15 | 2011-05-26 | トルーデル メディカル インターナショナル | 嚥下エアーパルス治療マウスピース及びその使用方法 |
JP2015110036A (ja) * | 2010-03-05 | 2015-06-18 | トルーデル メディカル インターナショナル | 口腔用マウスピース及びその使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7235537B2 (ja) | 2023-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7798146B2 (en) | Oral appliance | |
US8443797B2 (en) | Apparatus for maintaining a surgical airway and method of the same | |
ES2336485T3 (es) | Dispositivo para el tratamiento de los ronquidos, interrupciones en la respiracion y la apnea abstructiva del sueño. | |
CN101227946B (zh) | 保持外科手术气道的装置及其方法 | |
US8025058B2 (en) | Variable CPAP respiratory interface | |
US20080216843A1 (en) | Methods and devices for relieving upper airway obstructions | |
US11801357B2 (en) | Oral mandibular airway device and method | |
CA3004613C (en) | Improved oral cavity suction device | |
US11712363B2 (en) | Adjustable oral interface for negative-pressure therapy system | |
JP2024073406A (ja) | 口腔用呼吸補助装置 | |
JP2010142497A (ja) | 睡眠時呼吸補助・改善、鼾抑制用のマウスピース | |
AU4891900A (en) | An improved breathing assistance apparatus | |
US9956062B2 (en) | Oral cavity suction device | |
KR101752966B1 (ko) | 개선된 코골이 방지구 | |
JP2020141713A (ja) | 口腔用加湿ガス供給具 | |
CN110584581A (zh) | 内窥镜装置 | |
US9492310B2 (en) | Adjustable tongue retaining oral appliance | |
JP6327624B2 (ja) | マウスピース | |
KR101684247B1 (ko) | 개선된 코골이 방지구 | |
CN211093954U (zh) | 口腔开口器及医疗设备 | |
WO2021251316A1 (ja) | マウスピース | |
JP2008272344A (ja) | 内視鏡用マウスピースおよび吸引ノズル | |
WO2021082162A1 (zh) | 口腔开口器及医疗设备 | |
KR200249308Y1 (ko) | 호흡용 마우스피스 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7235537 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |