JP2020141320A - 表示制御装置、表示制御プログラム及び検品システム - Google Patents
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Description
各検品領域を撮影した各動画像を取得する動画像取得部と、
取得された各動画像に含まれるフレーム画像から今回抽出されたフレーム画像を、基準画像及び前回抽出されたフレーム画像と比較することで、前記各検品領域の現在の状態を判定する状態判定部と、
現在の状態が物品の検査が可能な状態にあると判定された検品領域について、対応するフレーム画像を、表示画面に表示する表示制御部とを有する。
<検品システムのシステム構成>
はじめに、物品を検査する検品システムのシステム構成について説明する。ここでは、物流センタにおいて、仕分け方法の異なる2種類の作業領域にそれぞれ配置された検品システムを例に挙げて説明する。
図1は、第1の作業領域に配置された検品システムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、第1の作業領域には、搬送装置111、121、131と、搬送ボックス112、122、132と、商品棚114、124、134とが配置されている。
図2は、第2の作業領域に配置された検品システムのシステム構成の一例を示す図である。図2に示すように、第2の作業領域には、搬送装置211と、商品ボックス212_1、212_2と、出荷棚213とが配置されている。
次に、検品システム100、200による、検品作業時の検査者の待機時間の削減例について説明する。図3は、待機時間の削減例を示す図である。図1及び図2で説明したとおり、検品システム100、200では、検査者160、260が、検品領域I〜IIIに載置された物品について検査を行う。
図4は、表示制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示すように、表示制御装置140、240は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403を有する。CPU401、ROM402、RAM403は、いわゆるコンピュータを形成する。
次に、表示制御装置140、240の機能構成について説明する。図5は、表示制御装置の機能構成の一例を示す図である。上述したとおり、表示制御装置140、240には、表示制御プログラムがインストールされている。表示制御装置140、240は、当該表示制御プログラムを実行することで、動画像取得部510、フレーム画像抽出部520、状態判定部530、表示制御部540、検品結果受付部550、検品結果出力部560として機能する。
次に、表示制御装置140、240の各部のうち、フレーム画像抽出部520、状態判定部530の処理の具体例について説明する。
はじめに、フレーム画像抽出部520によるフレーム画像抽出処理、及び、状態判定部530による比較処理の具体例について説明する。図6は、表示制御装置の各部の処理の具体例を示す第1の図である。
次に、状態判定部530による判定処理の具体例について説明する。図7は、表示制御装置の各部の処理の具体例を示す第2の図であり、検品領域Iが物品の検査が可能な状態にあるか否かを状態判定部が判定する際の、検品領域Iの状態の変化のバリエーションを示す図である。ここでは、物品の検査が可能な状態にあると判定される変化のバリエーションについて説明する。
・今回通知(今回抽出)されたフレーム画像が、基準画像とは異なる、
・今回通知されたフレーム画像が、前回通知されたフレーム画像と同じである、
と判定し、時刻T3において検品領域Iが物品の検査が可能な状態にあると判定する。
・今回通知されたフレーム画像が、基準画像とは異なる、
・今回通知されたフレーム画像が、前回通知されたフレーム画像と同じである、
と判定し、時刻T3において検品領域Iが物品の検査が可能な状態にあると判定する。
・今回通知されたフレーム画像が、基準画像とは異なる、
・今回通知されたフレーム画像が、前回通知されたフレーム画像と同じである、
と判定し、時刻T3において検品領域Iが物品の検査が可能な状態にあると判定する。
・今回通知されたフレーム画像が、基準画像とは異なる、
・今回通知されたフレーム画像が、前回通知されたフレーム画像と同じである、
と判定した場合に、検品領域が物品の検査が可能な状態にあると判定する。
次に、状態判定部530による判定処理の他の具体例について説明する。図8は、表示制御装置の各部の処理の具体例を示す第3の図であり、検品領域Iが物品の検査が可能にあるか否かを状態判定部が判定する際の検品領域Iの状態の変化のバリエーションを示す図である。ここでは、物品の検査が可能な状態にないと判定される変化のバリエーションについて説明する。
・今回通知されたフレーム画像が、基準画像と同じである、
・今回通知されたフレーム画像が、前回通知されたフレーム画像と同じである、
と判定し、時刻T3において検品領域Iが物品の検査が可能な状態にないと判定する。
・今回通知されたフレーム画像が、基準画像と同じである、
・今回通知されたフレーム画像が、前回通知されたフレーム画像と異なる、
と判定し、時刻T3において検品領域Iが物品の検査が可能な状態にないと判定する。
・今回通知されたフレーム画像が、基準画像と異なる、
・今回通知されたフレーム画像が、前回通知されたフレーム画像と異なる、
と判定し、時刻T3において検品領域Iが物品の検査が可能な状態にないと判定する。
・今回通知されたフレーム画像が、基準画像と異なる、
・今回通知されたフレーム画像が、前回通知されたフレーム画像と同じである、
・時刻T2において既に物品の検査が可能な状態であると判定している、
と判定し、時刻T3において検品領域Iが物品の検査が可能な状態にないと判定する。
・今回通知されたフレーム画像が基準画像と同じである、
場合、
または、
・今回通知されたフレーム画像が基準画像と異なる、かつ、
・今回通知されたフレーム画像が、前記通知されたフレーム画像と異なる、
場合、
または、
・今回通知されたフレーム画像が基準画像と異なる、かつ、
・今回通知されたフレーム画像が、前記通知されたフレーム画像と同じである、かつ、
・前回フレーム画像が通知された際に、既に、物品の検査が可能な状態にあると判定している、
場合に、検品領域が物品の検査が可能な状態にないと判定する。
次に、表示制御装置140、240による表示制御処理の流れについて説明する。図9は、表示制御装置による表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
次に、表示装置150、250に表示される表示画面の具体例について説明する。図10は、表示画面の具体例を示す図であり、タイムテーブル300に従って表示された表示画面を示している。
・画面情報=分割画面1001を示す情報、
・検品領域=検品領域IIIを示す情報、
・物品が正常であると判定された判定結果、
を含む検品結果を生成する。表示装置150、250は、生成した検品結果を、表示制御装置140、240に送信する。
・画面情報=分割画面1002を示す情報、
・検品領域=検品領域IIを示す情報、
・物品が異常であると判定された判定結果、
を含む検品結果を生成する。表示装置150、250は、生成した検品結果を、表示制御装置140、240に送信する。
上記第1の実施形態では、物流センタに検品システム100を適用する場合について説明した。しかしながら、検品システム100の適用先は、物流センタに限定されない。例えば、物品の製造ラインに検品システム100を適用してもよい。
(付記1)
各検品領域を撮影した各動画像を取得する動画像取得部と、
取得された各動画像に含まれるフレーム画像から今回抽出されたフレーム画像を、基準画像及び前回抽出されたフレーム画像と比較することで、前記各検品領域の現在の状態を判定する状態判定部と、
現在の状態が物品の検査が可能な状態にあると判定された検品領域について、対応するフレーム画像を、表示画面に表示する表示制御部と
を有する表示制御装置。
(付記2)
前記状態判定部は、今回抽出されたフレーム画像が基準画像と異なっており、かつ、前回抽出されたフレーム画像と同じであると判定した場合、現在の状態が物品の検査が可能な状態にあると判定する、付記1に記載の表示制御装置。
(付記3)
前記状態判定部は、今回抽出されたフレーム画像が基準画像と同じであると判定した場合、現在の状態が物品の検査が可能な状態にないと判定する、付記2に記載の表示制御装置。
(付記4)
前記状態判定部は、今回抽出されたフレーム画像が基準画像と異なっており、かつ、前回抽出されたフレーム画像と異なっていると判定した場合、現在の状態が物品の検査が可能な状態にないと判定する、付記2に記載の表示制御装置。
(付記5)
前記状態判定部は、予め定められた領域の画素値を用いて、今回抽出されたフレーム画像と、基準画像及び前回抽出されたフレーム画像とを比較する、付記1乃至4のいずれかの付記に記載の表示制御装置。
(付記6)
取得された各動画像に含まれるフレーム画像から、所定周期ごとにフレーム画像を抽出するフレーム画像抽出部を更に有する、付記1に記載の表示制御装置。
(付記7)
各検品領域を撮影した各動画像を取得し、
取得された各動画像に含まれるフレーム画像から今回抽出されたフレーム画像を、基準画像及び前回抽出されたフレーム画像と比較することで、前記各検品領域の現在の状態を判定し、
現在の状態が物品の検査が可能な状態にあると判定された検品領域について、対応するフレーム画像を、表示画面に表示する、
処理をコンピュータに実行させるための表示制御プログラム。
(付記8)
各検品領域を撮影する複数の撮像装置と、
撮影された各動画像を処理する表示制御装置と、
前記各動画像に含まれるフレーム画像を表示する表示装置と、を有する検品システムであって、
前記複数の撮像装置により撮影された各検品領域の各動画像を取得する動画像取得部と、
取得された各動画像に含まれるフレーム画像から今回抽出されたフレーム画像を、基準画像及び前回抽出されたフレーム画像と比較することで、前記各検品領域の現在の状態を判定する状態判定部と、
現在の状態が物品の検査が可能な状態にあると判定された検品領域について、対応するフレーム画像を、前記表示装置に表示する表示制御部と
を有する検品システム。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
113、123、133 :撮像装置
140 :表示制御装置
150 :表示装置
214_1〜214_3 :撮像装置
240 :表示制御装置
250 :表示装置
510 :動画像取得部
520 :フレーム画像抽出部
530 :状態判定部
540 :表示制御部
550 :検品結果受付部
560 :検品結果出力部
Claims (8)
- 各検品領域を撮影した各動画像を取得する動画像取得部と、
取得された各動画像に含まれるフレーム画像から今回抽出されたフレーム画像を、基準画像及び前回抽出されたフレーム画像と比較することで、前記各検品領域の現在の状態を判定する状態判定部と、
現在の状態が物品の検査が可能な状態にあると判定された検品領域について、対応するフレーム画像を、表示画面に表示する表示制御部と
を有する表示制御装置。 - 前記状態判定部は、今回抽出されたフレーム画像が基準画像と異なっており、かつ、前回抽出されたフレーム画像と同じであると判定した場合、現在の状態が物品の検査が可能な状態にあると判定する、請求項1に記載の表示制御装置。
- 前記状態判定部は、今回抽出されたフレーム画像が基準画像と同じであると判定した場合、現在の状態が物品の検査が可能な状態にないと判定する、請求項2に記載の表示制御装置。
- 前記状態判定部は、今回抽出されたフレーム画像が基準画像と異なっており、かつ、前回抽出されたフレーム画像と異なっていると判定した場合、現在の状態が物品の検査が可能な状態にないと判定する、請求項2に記載の表示制御装置。
- 前記状態判定部は、予め定められた領域の画素値を用いて、今回抽出されたフレーム画像と、基準画像及び前回抽出されたフレーム画像とを比較する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
- 取得された各動画像に含まれるフレーム画像から、所定周期ごとにフレーム画像を抽出するフレーム画像抽出部を更に有する、請求項1に記載の表示制御装置。
- 各検品領域を撮影した各動画像を取得し、
取得された各動画像に含まれるフレーム画像から今回抽出されたフレーム画像を、基準画像及び前回抽出されたフレーム画像と比較することで、前記各検品領域の現在の状態を判定し、
現在の状態が物品の検査が可能な状態にあると判定された検品領域について、対応するフレーム画像を、表示画面に表示する、
処理をコンピュータに実行させるための表示制御プログラム。 - 各検品領域を撮影する複数の撮像装置と、
撮影された各動画像を処理する表示制御装置と、
前記各動画像に含まれるフレーム画像を表示する表示装置と、を有する検品システムであって、
前記複数の撮像装置により撮影された各検品領域の各動画像を取得する動画像取得部と、
取得された各動画像に含まれるフレーム画像から今回抽出されたフレーム画像を、基準画像及び前回抽出されたフレーム画像と比較することで、前記各検品領域の現在の状態を判定する状態判定部と、
現在の状態が物品の検査が可能な状態にあると判定された検品領域について、対応するフレーム画像を、前記表示装置に表示する表示制御部と
を有する検品システム。
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