JP2020140955A - 冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電池の冷却を可能としつつ、電池の劣化を抑制することが可能な冷却システムを提供する。【解決手段】冷却システム10は、複数の冷却器30〜33と、冷媒供給流路W20と、を備える。冷却器30〜33は、内部を流れる冷媒と電池20との熱交換により電池20を冷却する熱交換部300,310,320,330を有する。冷媒供給流路W20には、冷媒が流れる主流路W21と、主流路W21から分岐して冷却器30〜33のそれぞれに冷媒を分配する複数の分岐流路W22a〜W22dとが形成される。冷媒供給流路W20において主流路W21から分岐流路W22a〜W22dに分岐している部分を分岐部Pbとするとき、分岐部Pbから熱交換部300,310,320,330までの部分に絞り部301,311,321,331が設けられている。【選択図】図1

Description

本開示は、冷却システムに関する。
従来、下記の特許文献1に記載の電池冷却器がある。特許文献1に記載の電池冷却器は、内部に流路を有するプレート部材を備えている。プレート部材の外面には、電池を設置することが可能となっている。この電池冷却器では、プレート部材の外面に設置される電池と、プレート部材の内部の流路を流れる冷媒との間で熱交換が行われることにより、電池を冷却することが可能となっている。
特開2013−26228号公報
ところで、多数の電池を冷却するための方法の一つとして、複数の冷却器を並列に配置した上で、それらの冷却器に冷媒を流す方法が考えられる。しかしながら、複数の冷却器を並列に配置した場合、各冷却器の冷媒の分配量にばらつきが生じる可能性がある。各冷却器に液相冷媒が供給されている場合、各冷却器の液相冷媒の分配量にばらつきが生じると、流量の少ない冷却器内で液相冷媒がドライアウトすることにより、冷却器の下流側で気相冷媒が存在し易くなり、電池を冷却し難くなる。これにより、電池の寿命が短くなったり、最悪の場合には電池に異常が生じたりする可能性がある。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の電池の冷却を可能としつつ、電池の劣化を抑制することが可能な冷却システムを提供することにある。
上記課題を解決する冷却システムは、複数の冷却器(30,31,32,33)と、冷媒供給流路(W20)と、を備える。冷却器は、内部を流れる冷媒と電池(20)との熱交換により電池を冷却する熱交換部(300,310,320,330)を有する。冷媒供給流路は、複数の冷却器に冷媒を供給する。冷媒供給流路には、冷媒が流れる主流路(W21)と、主流路から分岐して複数の冷却器のそれぞれに冷媒を分配する複数の分岐流路(W22a,W22b,W22c,W22d)とが形成される。複数の分岐流路に冷却器がそれぞれ配置されることにより複数の冷却器に冷媒が並列に供給される。冷媒供給流路において主流路から分岐流路に分岐している部分を分岐部(Pb)とするとき、分岐部から熱交換部までの部分に絞り部(301,311,321,331)が設けられている。
この構成によれば、複数の冷却器のそれぞれにより電池を冷却することにより、複数の電池を冷却することができる。また、複数の冷却器の熱交換部にそれぞれ供給される冷媒の流量が絞り部により調整されるため、各熱交換部の冷媒の分配量のばらつきが抑制される。これにより、より均一に複数の電池を冷却することが可能となるため、電池の劣化を抑制することができる。
なお、上記手段、特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本開示によれば、複数の電池の冷却を可能としつつ、電池の劣化を抑制することが可能な冷却システムを提供できる。
図1は、第1実施形態の冷却システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態の第1変形例の冷却システムの概略構成を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態の第2変形例の冷却システムの概略構成を示すブロック図である。 図4は、第2実施形態の冷却システムの概略構成を示すブロック図である。 図5は、第3実施形態の冷却システムの概略構成を示すブロック図である。 図6は、第4実施形態の冷却システムの概略構成を示すブロック図である。
以下、冷却システムの実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、図1に示される第1実施形態の冷却システム10について説明する。図1に示される冷却システム10は、例えば車両に搭載される。車両には、走行用のモータや各種電子機器に電力を供給するための複数の電池20が搭載されている。冷却システム10は、これらの電池20を冷却するためのシステムである。図1に示されるように、冷却システム10は、複数の冷却器30〜33と、コンプレッサ40と、コンデンサ50とを備えている。冷却器30〜33、コンプレッサ40、及びコンデンサ50は冷媒流路W10を通じて環状に接続されている。冷却器30〜33、コンプレッサ40、及びコンデンサ50には、冷媒流路W10を通じて冷媒が循環している。
コンプレッサ40は冷媒を圧縮して吐出する。コンプレッサ40により圧縮された高温高圧の気相冷媒はコンデンサ50に供給される。
コンデンサ50は、その内部を流れる高温高圧の気相冷媒と、その外部を流れる空気との間で熱交換を行うことにより、気相冷媒を冷却して凝縮させる。コンデンサ50において凝縮された液相冷媒は、冷媒流路W10の一部を構成する冷媒供給流路W20を通じて各冷却器30〜33に供給される。
冷媒供給流路W20は、コンデンサ50にて凝縮された液相冷媒が流れる主流路W21と、主流路W21から分岐する分岐流路W22a〜W22dとを有している。分岐流路W22a〜W22dは、主流路W21を流れる液相冷媒を各冷却器30〜33に分配する。図中の分岐部Pbは、冷媒供給流路W20において主流路W21から分岐流路W22a〜W22dに分岐している部分を示している。複数の分岐流路W22a〜W22dに冷却器30〜33がそれぞれ配置されることにより冷却器30〜33に冷媒が並列に供給される。
冷却器30は、熱交換部300と、絞り部301とを有している。
熱交換部300には、分岐流路W22aを通じて液相冷媒が供給される。熱交換部300の内部には、液相冷媒が流れる流路302が形成されている。熱交換部300の上面には、複数の電池20が設置されている。熱交換部300では、その内部の流路302を流れる冷媒と、電池20との間で熱交換が行われることにより、電池20が冷却される。流路302では、電池20との熱交換により冷媒の温度が上昇する。そのため、流路302の上流側から下流側に向かって、液相冷媒が、気相及び液相が混合した2相状態の冷媒に変化する。
絞り部301は、熱交換部300に一体的に設けられている。絞り部301は、分岐流路W22aと熱交換部300との間に設けられている。絞り部301は、その絞り開度が一定の開度に固定されている固定絞り弁からなる。絞り部301は、液相冷媒の流れる流路を絞ることにより、分岐流路W22aから熱交換部300に流入する液相冷媒の流量を調整する。熱交換部300には、絞り部301を通じて減圧された液相冷媒が流入する。
冷却器31〜33は、冷却器30と同様に、熱交換部310,320,330と、絞り部311,321,331とをそれぞれ有している。熱交換部31〜33では、その内部に形成される流路312,322,332を流れる冷媒と、電池20との間で熱交換が行われることにより電池20が冷却される。絞り部311,321,331は、分岐流路W22b〜22dから熱交換部31〜33に流入する液相冷媒の流量を調整する。
各冷却器30〜33から排出される冷媒は、冷媒流路W10の一部を構成する冷媒排出流路W30を通じてコンプレッサ40へと流れる。冷媒排出流路W30は、分岐流路W31a〜W31dと、主流路W32とを有している。分岐流路W31a〜W31dには、冷却器30〜33の熱交換部300,310,320,330から排出される冷媒がそれぞれ流れる。主流路W32は、分岐流路W31a〜W31dを流れる冷媒を合流させてコンプレッサ40へと導く。
なお、主流路W32には、冷却器30〜33から排出される2相冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して余剰冷媒を蓄えるアキュームレータが設けられていてもよい。これにより、アキュームレータで分離された気相冷媒をコンプレッサ40に供給することができる。
以上説明した本実施形態の冷却システム10によれば、以下の(1)〜(3)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)複数の冷却器30〜33のそれぞれにより電池20を冷却することができるため、複数の電池20を冷却することができる。また、複数の冷却器30〜33の熱交換部300,310,320,330にそれぞれ供給される冷媒の流量が絞り部301,311,321,331により調整されるため、各熱交換部300,310,320,330の冷媒の分配量のばらつきが抑制される。これにより、より均一に複数の電池20を冷却することが可能となるため、電池20の劣化を抑制することができる。
(2)絞り部301,311,321,331は、全ての冷却器30〜33のそれぞれの熱交換部300,310,320,330に対して設けられている。このような構成によれば、全ての熱交換部300,310,320,330の冷媒の分配量を調整することができるため、より的確に各冷却器30〜33の冷媒の分配量のばらつきを抑制することができる。よって、より均一に複数の電池20を冷却することが可能となる。
(3)絞り部301,311,321,331は固定絞り弁である。このような構成によれば、簡素な構造で各熱交換部300,310,320,330の冷媒の分配量のばらつきを抑制することができる。
(第1変形例)
次に、第1実施形態の冷却システム10の第1変形例について説明する。
図2に示されるように、本変形例の冷却システム10では、絞り部301,311,321,331が分岐流路W22a〜W22dにそれぞれ配置されている。すなわち、絞り部301,311,321,331は、冷却器30〜33とは別体として設けられている。このような構成であっても、第1実施形態の冷却システム10と同一又は類似の作用及び効果を得ることが可能である。
(第2変形例)
次に、第2実施形態の冷却システム10の第2変形例について説明する。
図3に示されるように、本変形例の冷却システム10では、分岐流路W22aと分岐流路W22bとの接続部分P1から分岐部Pbまでの間に絞り部60が設けられている。絞り部60は、冷却器30,31のそれぞれの熱交換部300,310に流入する液相冷媒の流量を調整する。また、分岐流路W22cと分岐流路W22dとの接続部分P2から分岐部Pbまでの間にも絞り部61が設けられている。絞り部61は、冷却器32,33のそれぞれの熱交換部320,330に流入する液相冷媒の流量を調整する。絞り部60,61は固定絞り弁である。本変形例では、絞り部60が、冷却器30,31により共用される絞り部に相当し、絞り部61が、冷却器32,33により共用される絞り部に相当する。このような構成であっても、各熱交換部300,310,320,330の冷媒の分配量のばらつきを抑制することが可能である。
なお、絞り部は、分岐部Pbから熱交換部300,310,320,330までの間の任意の部分に配置することが可能である。
<第2実施形態>
次に、冷却システム10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の冷却システム10との相違点を中心に説明する。
図4に示されるように、本実施形態の冷却システム10では、冷媒排出流路W30の主流路W32に絞り部70が設けられている。絞り部70は電気式絞り弁からなる。絞り部70は、冷媒排出流路W30を絞ることにより、冷却器30〜33のそれぞれの熱交換部300,310,320,330を流れる冷媒の流量を調整する。結果的に、各熱交換部300,310,320,330を流れる冷媒の圧力を調整できるため、熱交換部300,310,320,330を流れる冷媒の温度を、液相冷媒の蒸発を抑制することが可能な温度に管理することが可能となっている。
本実施形態では、絞り部301,311,321,331が第1絞り部に相当し、絞り部70が第2絞り部及び電池用電気式絞り弁に相当する。
以上説明した本実施形態の冷却システム10によれば、以下の(4)に示される作用及び効果を得ることができる。
(4)熱交換部300,310,320,330では、流路302,312,322,332の下流側に向かうほど、電池20との熱交換により冷媒の温度が上昇するため、気相冷媒が生成され易い。熱交換部300,310,320,330の下流側に存在する気相冷媒の量が多くなると、その部分で熱交換部300,310,320,330の熱交換効率が低下するため、複数の電池20を均一に冷却することが困難になる。この点、本実施形態の冷却システム10では、絞り部70により熱交換部300,310,320,330における液相冷媒の蒸発を抑制することができるため、熱交換部300,310,320,330において気相冷媒が生成され難くなる。そのため、より均一に複数の電池20を冷却することが可能となる。
<第3実施形態>
次に、冷却システム10の第3実施形態について説明する。以下、第2実施形態の冷却システム10との相違点を中心に説明する。
図5に示されるように、本実施形態の冷却システム10では、絞り部301,311,321,331として、固定式絞り弁に代えて、冷却器30〜33とは別に設けられる機械式絞り弁が用いられている。
絞り部301は、冷却器30を流れる冷媒の温度に応じて絞り度合いが変化する機能を有している。絞り部301は、弁部301aと、駆動部301bとを有している。
弁部301aは、熱交換部300に供給される冷媒が流れる分岐流路W22aの途中に設けられ、分岐流路W22aの流路断面積を絞る部分である。弁部301aを通過した冷媒は熱交換部300の一端部から、その内部の流路302に流入する。熱交換部300の流路302は、熱交換部300の一端部から他端部まで延びるように形成されるとともに、熱交換部300の他端部で折り返して、熱交換部300の他端部から一端部まで延びるように形成されている。熱交換部300の一端部では、熱交換部300の内部流路302から分岐流路W31aに冷媒が排出される。
駆動部301bは分岐流路W31aの途中に設けられている。駆動部301bは、ダイアフラムにより仕切られた感温室と、ダイアフラム及び弁部301aを連結する連結軸とを有している。感温室にはガスが充填されている。駆動部301bでは、分岐流路W31aを流れる冷媒の温度に応じて感温室内のガスの圧力が変化することによりダイアフラムが変位する。このダイアフラムの変位が連結軸を介して弁部301aに伝達されることにより弁部301aが変位し、弁部301aによる分岐流路W22aの絞り度合いが変化する。基本的には、分岐流路W31aを流れる冷媒の温度が高くなるほど、弁部301aが開弁方向に変化するため、絞り部301の絞り度合いが小さくなる。
なお、他の絞り部311,321,331は、絞り部301と同一又は類似の構造を有しているため、それらの詳細な説明は割愛する。
以上説明した本実施形態の冷却システム10によれば、以下の(5)及び(6)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(5)図1に示される第1実施形態の冷却システム10では、熱交換部300の出口側付近で冷媒のほとんどが気相状態になると、熱交換部300の出口付近に配置される電池20の冷却が不足する可能性がある。この点、図5に示される本実施形態の冷却システム10では、熱交換部300から排出される冷媒の温度が高くなると、すなわち分岐流路W31aを流れる冷媒の温度が高くなると、絞り部301の弁部301aが開弁方向に変化して、絞り部301の絞り度合いが小さくなる。これにより、弁部301aを通じて熱交換部300に供給される冷媒の圧力が上昇するため、熱交換部300の出口付近の冷媒が液相の状態を維持し易くなる。結果的に、熱交換部300の出口付近に配置される電池をより的確に冷却することが可能となる。なお、同様の作用及び効果は熱交換部310,320,330でも奏することが可能である。
(6)本実施形態の冷却システム10では、分岐流路W31aを流れる冷媒の温度が低くなると、すなわち熱交換部300から排出される冷媒の温度が低くなると、絞り部301の弁部301aが閉弁方向に変化して、絞り部301の絞り度合いが大きくなる。分岐流路W31aを流れる冷媒の温度が低いのであれば、電池20の冷却能力が確保できている状況であるため、絞り部301の弁部301aの絞り度合いを大きくしても、電池20の冷却状態を維持することができる。また、絞り部301の弁部301aの絞り度合いが大きくなれば、コンプレッサ40の出力を下げることができるため、コンプレッサ40の消費電力を低減することができる。なお、同様の作用及び効果は熱交換部310,320,330でも奏することが可能である。
<第4実施形態>
次に、冷却システム10の第4実施形態について説明する。以下、第3実施形態の冷却システム10との相違点を中心に説明する。
図6に示されるように、本実施形態の冷却システム10には、冷却器32,33に代えて、車両の空調装置に用いられる冷凍サイクルの構成要素である絞り部80及びエバポレータ81が設けられている。空調装置は、加熱又は冷却した空調空気を車室内に送風することにより車室内の冷房又は暖房を行う装置である。冷凍サイクルは、コンプレッサ40、コンデンサ50、膨張弁としての絞り部80、及びエバポレータ81により構成される。
絞り部80及びエバポレータ81は分岐流路W22eに設けられている。分岐流路22eは、主流路W21から分岐し、且つ電池20の冷却のための分岐流路W31a,W31bに対して並列に設けられている。
絞り部80には、コンデンサ50にて凝縮された液相冷媒が主流路W21及び分岐流路W22eを通じて供給される。絞り部80は、コンデンサ50にて凝縮された液相冷媒を膨張させてエバポレータ81に供給する。絞り部80は、電気式絞り弁からなり、その絞り度合いを電気的に調整することにより、エバポレータ81に供給される冷媒の流量を調整することも可能である。
エバポレータ81は、車両の空調装置に用いられる冷凍サイクルにおいて、車室内に送風される空調空気を冷却する部分として機能する。具体的には、エバポレータ81は、空調空気が流れる空調ダクト内に配置されている。エバポレータ81は、その内部を流れる冷媒と、空調ダクト内を流れる空調空気との間で熱交換を行うことにより空調空気の熱を冷媒に吸収させて空調空気を冷却する。エバポレータ81により冷却された空調空気が空調ダクトを通じて車室内に送風されることにより車室内の冷房が行われる。エバポレータ81において空調空気の熱を吸収することにより蒸発した気相冷媒、又は気相及び液相が混合した2相冷媒は、分岐流路W31eを通じて主流路W32を流れる冷媒に合流した後、コンプレッサ40に吸入される。
なお、主流路W32には、冷却器30,31及びエバポレータ81から排出される2相冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して余剰冷媒を蓄えるアキュームレータが設けられていてもよい。これにより、アキュームレータで分離された気相冷媒をコンプレッサ40に供給することができる。
本実施形態では、分岐流路W22a,W22bが電池用分岐流路に相当し、分岐流路W22eが空調用分岐流路に相当する。また、絞り部80が空調用電気式絞り弁に相当する。
以上説明した本実施形態の冷却システム10によれば、以下の(7)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(7)絞り部70,80のそれぞれの絞り度合いを電気的に調整することができる。これにより、電池20の冷却能力とエバポレータ81の冷却能力とを任意に調整できるため、結果的に電池20の冷却制御と車両の空調制御とを協調させるような制御を実現することができる。
<他の実施形態>
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第1実施形態の絞り部301,311,321,331、第1実施形態の第1変形例の絞り部301,311,321,331、及び第1実施形態の変形例の絞り部60,61は、固定絞り弁に限らず、電気式絞り弁等であってもよい。第2実施形態の絞り部70は、電気式絞り弁に限らず、固定絞り弁等であってもよい。
・第3実施形態の冷却システム10では、一つの冷却器30のみが設けられていてもよい。また、第3実施形態の冷却システム10では、絞り部80が固定絞り弁であってもよい。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
Pb:分岐部
W20:冷媒供給流路
W21:主流路
W22a,W22b,W22c,W22d:分岐流路(電池用分岐流路)
W22e:空調用分岐流路
W30:冷媒排出流路
10:冷却システム
20:電池
30,31,32,33:冷却器
70:絞り部(第2絞り部)
80:絞り部(空調用電気式絞り弁)
81:エバポレータ
300,310,320,330:熱交換部
301,311,321,331:絞り部(第1絞り部)

Claims (10)

  1. 内部を流れる冷媒と電池(20)との熱交換により前記電池を冷却する熱交換部(300,310,320,330)を有する複数の冷却器(30,31,32,33)と、
    複数の前記冷却器に冷媒を供給する冷媒供給流路(W20)と、を備え、
    前記冷媒供給流路には、冷媒が流れる主流路(W21)と、前記主流路から分岐して複数の前記冷却器のそれぞれに冷媒を分配する複数の分岐流路(W22a,W22b,W22c,W22d)とが形成され、
    複数の前記分岐流路に前記冷却器がそれぞれ配置されることにより複数の前記冷却器に冷媒が並列に供給され、
    前記冷媒供給流路において前記主流路から前記分岐流路に分岐している部分を分岐部(Pb)とするとき、
    前記分岐部から前記熱交換部までの部分に絞り部(301,311,321,331)が設けられている
    冷却システム。
  2. 前記絞り部は、全ての前記冷却器のそれぞれに対して設けられている
    請求項1に記載の冷却システム。
  3. 前記絞り部は、複数の前記冷却器のうちの2つ以上の冷却器により共用されている
    請求項1に記載の冷却システム。
  4. 前記絞り部は、固定絞り弁である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷却システム。
  5. 前記固定絞り弁は、前記冷却器と一体的に設けられている
    請求項4に記載の冷却システム。
  6. 前記固定絞り弁は、前記冷却器とは別体として設けられている
    請求項4に記載の冷却システム。
  7. 前記絞り部は、前記冷却器を流れる冷媒の温度に応じて絞り度合いが変化する機械式絞り弁である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷却システム。
  8. 前記絞り部を第1絞り部とするとき、
    前記分岐流路を流れる冷媒の流量を調整する第2絞り部(70)を更に備える
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の冷却システム。
  9. 複数の前記冷却器から排出される冷媒が流れる冷媒排出流路(W30)を更に備え、
    前記冷媒排出流路には、前記第2絞り部として、電池用電気式絞り弁が設けられている
    請求項8に記載の冷却システム。
  10. 前記分岐流路を電池用分岐流路とするとき、
    前記主流路から分岐し、且つ前記電池用分岐流路に対して並列に設けられ、車両の空調装置のエバポレータ(81)に冷媒を供給する空調用分岐流路(W22e)と、
    前記空調用分岐流路を流れる冷媒の流量を調整する空調用電気式絞り弁(80)と、を更に備える
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の冷却システム。
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