JP2020140903A - 点灯装置及び照明器具 - Google Patents
点灯装置及び照明器具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020140903A JP2020140903A JP2019036916A JP2019036916A JP2020140903A JP 2020140903 A JP2020140903 A JP 2020140903A JP 2019036916 A JP2019036916 A JP 2019036916A JP 2019036916 A JP2019036916 A JP 2019036916A JP 2020140903 A JP2020140903 A JP 2020140903A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- circuit
- switching element
- control
- lighting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 15
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 8
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 8
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 8
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 2
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 2
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 2
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
Abstract
【課題】ブリーダ電流を有効利用しつつブリーダ電流を流す期間の延長を図る。
【解決手段】点灯装置1は、交流電圧から整流された入力電圧V1を直流電圧に変換し、直流電圧をLEDモジュール2に出力する点灯回路10と、入力電圧V1の導通角を検出し、導通角に対応した調光信号S1を出力する検出回路12とを備える。点灯装置1は、点灯回路10からLEDモジュール2に供給する負荷電流Ioを調光信号S1に応じて調整するように点灯回路10を制御する制御回路13を備える。点灯装置1は、制御回路13が動作するために必要な制御電圧Vccを入力電圧V1から生成する制御電源回路14と、ブリーダ電流Ibを流すブリーダ回路15とを備える。ブリーダ回路15は、入力電圧V1が制御電圧Vccを下回っているときにブリーダ電流Ibを流す。
【選択図】 図1
【解決手段】点灯装置1は、交流電圧から整流された入力電圧V1を直流電圧に変換し、直流電圧をLEDモジュール2に出力する点灯回路10と、入力電圧V1の導通角を検出し、導通角に対応した調光信号S1を出力する検出回路12とを備える。点灯装置1は、点灯回路10からLEDモジュール2に供給する負荷電流Ioを調光信号S1に応じて調整するように点灯回路10を制御する制御回路13を備える。点灯装置1は、制御回路13が動作するために必要な制御電圧Vccを入力電圧V1から生成する制御電源回路14と、ブリーダ電流Ibを流すブリーダ回路15とを備える。ブリーダ回路15は、入力電圧V1が制御電圧Vccを下回っているときにブリーダ電流Ibを流す。
【選択図】 図1
Description
本開示は、点灯装置及び照明器具に関し、より詳細には、位相制御方式の調光器に接続可能な点灯装置及び当該点灯装置を備える照明器具に関する。
従来、調光器によって位相制御された交流電圧の位相角(導通角)を検出し、検出した位相角に応じて光源(例えば、照明用のLED)を調光するように構成された点灯装置が提供されている。この種の点灯装置は、交流電圧が印加されない期間に調光器に動作用の電流(いわゆるブリーダ電流)を流すためのブリーダ回路を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の従来例では、ブリーダ電流の少なくとも一部を半導体集積回路等に供給することにより、無駄な電力消費を抑えていた。
ところで、上記従来例のようにブリーダ電流を半導体集積回路等に供給する場合、交流電圧が半導体集積回路等の電源電圧を下回る期間(例えば、交流電圧を全波整流した脈流電圧の谷部)にブリーダ電流を流せなくなる可能性がある。
本開示の目的は、ブリーダ電流を有効利用しつつブリーダ電流を流す期間の延長を図ることができる点灯装置及び照明器具を提供することである。
本開示の一態様に係る点灯装置は、交流電圧から整流された入力電圧を直流電圧に変換し、前記直流電圧を光源に出力する点灯回路と、前記入力電圧の導通角を検出し、前記導通角に対応した調光信号を出力する検出回路とを備える。前記点灯装置は、前記点灯回路から前記光源に供給する負荷電流を前記調光信号に応じて調整するように前記点灯回路を制御する制御回路を備える。前記点灯装置は、前記制御回路が動作するために必要な制御電圧を前記入力電圧から生成する制御電源回路と、ブリーダ電流を流すブリーダ回路とを備える。前記ブリーダ回路は、前記入力電圧が前記制御電圧を下回っているときにブリーダ電流を流す。
本開示の一態様に係る照明器具は、点灯装置と、前記点灯装置によって点灯させられる光源と、少なくとも前記光源を保持する器具本体とを備える。
本開示の点灯装置及び照明器具は、ブリーダ電流を有効利用しつつブリーダ電流を流す期間の延長を図ることができるという効果がある。
本開示の実施形態に係る点灯装置及び照明器具について図面を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさ及び厚さのそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、以下の実施形態で説明する構成は本開示の一例にすぎない。本開示は、以下の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
実施形態に係る点灯装置1(以下、点灯装置1と略す。)は、図1に示すように、一対の入力端子18A、18Bと、一対の出力端子18C、18Dを備える。
一方の入力端子18A(第1入力端子18Aと呼ぶ場合がある。)は、調光器9を介して交流電源8の正極(HOT側の端子)と電気的に接続される。他方の入力端子18B(第2入力端子18Bと呼ぶ場合がある。)は、交流電源8の負極(COLD側の端子)と電気的に接続される。
一方の出力端子18C(第1出力端子18Cと呼ぶ場合がある。)は、LEDモジュール2の正極と電気的に接続される。他方の出力端子18D(第2出力端子18Dと呼ぶ場合がある。)は、LEDモジュール2の負極と電気的に接続される。
LEDモジュール2は、複数のLED(Light Emitting Diode)20が順方向に電気的に直列接続されて構成されている。これら複数のLED20のそれぞれは、例えば、照明用白色LEDである。ただし、LEDモジュール2において、複数のLED20が電気的に直列接続された複数のアームが互いに電気的に並列接続されて構成されても構わない。
調光器9は、例えば、双方向三端子サイリスタ(トライアックとも呼ばれる。)を用いて交流電源8から点灯装置1に供給される交流電圧を位相制御する。調光器9は、例えば、回転式の操作ハンドルを有し、操作ハンドルの基準位置からの回転角に応じた位相角で交流電圧を位相制御する。あるいは、調光器9は、スライド式の操作ハンドルを有し、操作ハンドルの基準位置からの移動距離に応じた位相角で交流電圧を位相制御してもよい。操作ハンドルの回転角(例えば、0°から300°までの任意の角度)又は移動距離と、LEDモジュール2の調光レベルとが一対一に対応付けられている。なお、調光レベルは、LEDモジュール2に定格電流を流したときの光量を100%としたときの、LEDモジュール2に流す電流の比率を表している。
点灯装置1は、点灯回路10、第1整流器11、検出回路12、制御回路13、制御電源回路14、ブリーダ回路15及び第2整流器16を備える。
第1整流器11及び第2整流器16は、それぞれダイオードブリッジで構成される。第1整流器11の一方の交流入力端子と第2整流器16の一方の交流入力端子が第1入力端子18Aと電気的に接続されている。第1整流器11の他方の交流入力端子と第2整流器16の他方の交流入力端子が第2入力端子18Bと電気的に接続されている。第1整流器11及び第2整流器16は、それぞれ第1入力端子18Aと第2入力端子18Bに入力される交流電圧を全波整流し、一対の脈流出力端子から脈流電圧(入力電圧V1)を出力する。なお、入力電圧V1は、調光器9によって位相制御される場合がある。
点灯回路10は、例えば、SEPIC(Single Ended Primary Inductor Converter)のような昇降圧型のDC/DCコンバータである。ただし、点灯回路10は、SEPIC以外のDC/DCコンバータ、例えば、昇圧チョッパ回路又は降圧チョッパ回路などでもよい。点灯回路10の一対の出力端子は、第1出力端子18C及び第2出力端子18Dと一つずつ電気的に接続されている。したがって、点灯回路10から出力される直流電流(負荷電流Io)が第1出力端子18C及び第2出力端子18Dを介してLEDモジュール2に供給されることにより、LEDモジュール2が点灯する。
検出回路12は、調光器9によって位相制御された入力電圧V1の導通角を検出し、導通角に対応した調光信号S1を制御回路13に出力する。検出回路12は、例えば、入力電圧V1を抵抗分圧した電圧を積分することにより、入力電圧V1の導通角に比例した直流電圧を生成し、当該直流電圧を調光信号S1として制御回路13に出力する。つまり、調光信号S1は、入力電圧V1の導通角に比例した直流電圧である。
制御回路13は、例えば、DC/DCコンバータを制御するように構成された集積回路である。制御回路13は、点灯回路10が有するスイッチング素子をスイッチングし、かつ、スイッチングにおけるデューティ比を調整することによって負荷電流Ioを調整してLEDモジュール2を調光する。
制御電源回路14は、第1スイッチング素子Q1、ツェナーダイオードZD、平滑コンデンサC1、ダイオードD1、三つの抵抗器R1〜R3及び定電圧回路140を有する。第1スイッチング素子Q1は、エンハンスメント形のnチャネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor)である。第1スイッチング素子Q1のドレインは、抵抗器R3を介して第2整流器16の高電位側の脈流出力端子と電気的に接続されている。第1スイッチング素子Q1のソースは、ダイオードD1のアノードと電気的に接続されている。第1スイッチング素子Q1のゲートは、抵抗器R1を介して第2整流器16の高電位側の脈流出力端子及びツェナーダイオードZD1のカソードと電気的に接続されている。ツェナーダイオードZD1のアノードは、抵抗器R2を介して第2整流器16の低電位側の脈流出力端子と電気的に接続されている。ダイオードD1のカソードは平滑コンデンサC1の高電位側の端子及び定電圧回路140の入力端子と電気的に接続されている。平滑コンデンサC1の低電位側の端子は、第2整流器16の低電位側の脈流出力端子及び定電圧回路140のグランド端子と電気的に接続されている。定電圧回路140は、例えば、三端子レギュレータである。定電圧回路140は、平滑コンデンサC1の両端電圧を安定化(定電圧化)した制御電圧Vccを点灯回路10、検出回路12、制御回路13などに供給する。ただし、定電圧回路140は三端子レギュレータに限定されない。
ツェナーダイオードZDは、入力電圧V1がツェナー電圧Vzd以上のときに導通する。ツェナーダイオードZDが導通している場合、第1スイッチング素子Q1のゲートにツェナー電圧Vzdが印加されることによって第1スイッチング素子Q1がオンする。第1スイッチング素子Q1がオンしている場合、第1スイッチング素子Q1及びダイオードD1を介して平滑コンデンサC1で平滑された電圧が定電圧回路140に入力される。その結果、定電圧回路140から制御電圧Vccが出力される。なお、ツェナー電圧Vzdは、制御電圧Vccに第1スイッチング素子Q1のしきい値電圧(第1スイッチング素子Q1がオンするために必要なゲート・ソース間電圧)を加えた電圧以上である。
また、ツェナーダイオードZDは、入力電圧V1がツェナー電圧Vzd未満のときに不導通となる。ツェナーダイオードZDが不導通の場合、第1スイッチング素子Q1のゲートに入力電圧V1が印加される。ここで、第1スイッチング素子Q1のゲート・ソース間電圧は、入力電圧V1から平滑コンデンサC1の両端電圧(制御電圧Vccとほぼ等しい電圧)を差し引いた電圧となる。したがって、入力電圧V1が、平滑コンデンサC1の両端電圧に第1スイッチング素子Q1のしきい値電圧を加えた電圧未満の場合、第1スイッチング素子Q1がオフする。ただし、定電圧回路140は、平滑コンデンサC1の両端電圧が動作下限以下になるまでは制御電圧Vccを出力することができる。
ブリーダ回路15は、第2スイッチング素子Q2、抵抗器R4及びコンパレータCPを有する。第2スイッチング素子Q2は、エンハンスメント形のnチャネルMOSFETである。第2スイッチング素子Q2のドレインが抵抗器R4の第1端と電気的に接続されている。抵抗器R4の第2端が第1スイッチング素子Q1のソースと電気的に接続されている。第2スイッチング素子Q2のソースが第2整流器16の低電位側の脈流出力端子と電気的に接続されている。第2スイッチング素子Q2のゲートがコンパレータCPの出力端子と電気的に接続されている。コンパレータCPのマイナス入力端子が高電位側の脈流出力端子と電気的に接続されている。コンパレータCPのプラス端子に制御電圧Vccが入力されている。すなわち、入力電圧V1が制御電圧Vcc以上のとき、コンパレータCPの出力がローレベルとなって第2スイッチング素子Q2がオフする。また、入力電圧V1が制御電圧Vcc未満のとき、コンパレータCPの出力がハイレベルとなって第2スイッチング素子Q2がオンする。
しかして、ブリーダ回路15は、入力電圧V1が制御電圧Vcc未満のときに第2スイッチング素子Q2をオンすることにより、第1スイッチング素子Q1のソースの電位を下げる。第1スイッチング素子Q1のソースの電位が下がると、第1スイッチング素子Q1のゲート・ソース間電圧がしきい値電圧を超えるので、第1スイッチング素子Q1がオンする。その結果、ブリーダ回路15は、入力電圧V1が制御電圧Vcc未満のときにブリーダ電流Ib(調光器9の動作用の電流)を流すことができる。ただし、入力電圧V1がしきい値電圧未満に低下したら、第1スイッチング素子Q1はオフする。
次に、図2のタイムチャートを参照して、制御電源回路14とブリーダ回路15の動作を詳細に説明する。図2の一段目は入力電圧V1の谷部の波形を示している。図2の二段目は第2スイッチング素子Q2のオン・オフの状態を示している。図2の三段目は第1スイッチング素子Q1のオン・オフの状態を示している。図2の四段目はブリーダ電流Ibの波形を示している。また、図2の横軸は時間tを示している。
まず、入力電圧V1が第1しきい値電圧Vth1以上のとき(時間t=t1〜t2)、ツェナーダイオードZDが導通して第1スイッチング素子Q1がオンするので、制御電源回路14は、交流電源8から供給される交流電圧から制御電圧Vccを生成して出力する。このとき、ブリーダ回路15は、コンパレータCPの出力をローレベルとすることで第2スイッチング素子Q2をオフするので、ブリーダ電流Ibを流さない。なお、第1しきい値電圧Vth1は、おおよそ制御電圧Vccに等しい電圧である。より詳細には、第1しきい値電圧Vth1は、制御電圧Vccに第2スイッチング素子Q2のしきい値電圧を加えた電圧よりも僅かに高い電圧であることが好ましい。
入力電圧V1が低下して第1しきい値電圧Vth1を下回ると(時間t=t2)、ブリーダ回路15は、第2スイッチング素子Q2をオンすることによって第1スイッチング素子Q1をオン状態に維持する。そして、ブリーダ回路15は、交流電源8から調光器9を介して第2スイッチング素子Q2にブリーダ電流Ibを流す。なお、ブリーダ電流Ibは、入力電圧V1の低下とともに減少する(時間t=t2〜t3)。
入力電圧V1が更に低下して第2しきい値電圧Vth2を下回ると(時間t=t3)、第2スイッチング素子Q2がオフして第1スイッチング素子Q1がオフする。そして、ブリーダ回路15は、第2スイッチング素子Q2をオフするのでブリーダ電流Ibを流さない(時間t=t3〜t4)。なお、第2しきい値電圧Vth2は、おおよそ第2スイッチング素子Q2のしきい値電圧に等しい電圧であることが好ましい。
入力電圧V1がゼロクロス点を過ぎて第2しきい値電圧Vth2まで上昇すると(時間t=t4)、ブリーダ回路15は、第2スイッチング素子Q2をオンすることによって第1スイッチング素子Q1をオンし、第2スイッチング素子Q2にブリーダ電流Ibを流す。入力電圧V1が更に上昇して第1しきい値電圧Vth1以上になると(時間t=t5)、第2スイッチング素子Q2がオフし、ブリーダ回路15はブリーダ電流Ibを流さなくなる。
さらに、入力電圧V1が第1しきい値電圧Vth1以上のとき(時間t=t5〜t6)、ツェナーダイオードZDが導通して第1スイッチング素子Q1がオンするので、制御電源回路14は、交流電源8から供給される交流電圧から制御電圧Vccを生成して出力する。
上述のように点灯装置1では、制御電源回路14が入力電圧V1から制御電圧Vccを生成し、入力電圧V1が制御電圧Vccを下回っているときにブリーダ回路15がブリーダ電流Ibを流している。したがって、点灯装置1は、入力電圧V1の谷部に流す電流の一部で制御電源回路14に制御電圧Vccを生成させ、かつ、入力電圧V1の谷部において電流(ブリーダ電流Ib)を流す期間を長くすることができる。そのため、点灯装置1は、ブリーダ電流を有効利用しつつブリーダ電流Ibを流す期間の延長を図ることができる。
次に、実施形態に係る点灯装置1の変形例について、図3の回路図を参照して説明する。ただし、変形例の点灯装置1の回路構成のうち、実施形態の点灯装置1の回路構成と共通する回路構成には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
変形例の点灯装置1は、ブリーダ回路17の回路構成が実施形態の点灯装置1と異なる。ブリーダ回路17は、第3スイッチング素子Q3、抵抗器R5及びコンパレータCP2を有する。第3スイッチング素子Q3は、エンハンスメント形のnチャネルMOSFETである。第3スイッチング素子Q3のドレインが抵抗器R5の第1端と電気的に接続されている。抵抗器R5の第2端が第2整流器16の高電位側の脈流出力端子と電気的に接続されている。第3スイッチング素子Q3のソースが第2整流器16の低電位側の脈流出力端子と電気的に接続されている。第3スイッチング素子Q3のゲートがコンパレータCP2の出力端子と電気的に接続されている。コンパレータCP2のマイナス入力端子が高電位側の脈流出力端子と電気的に接続されている。コンパレータCP2のプラス端子に制御電圧Vccが入力されている。すなわち、入力電圧V1が制御電圧Vcc以上のとき、コンパレータCP2の出力がローレベルとなって第3スイッチング素子Q3がオフする。また、入力電圧V1が制御電圧Vcc未満のとき、コンパレータCP2の出力がハイレベルとなって第3スイッチング素子Q3がオンする。
しかして、変形例の点灯装置1におけるブリーダ回路17は、入力電圧V1が制御電圧Vcc未満のときに第3スイッチング素子Q3をオンすることにより、制御電源回路14を介さずにブリーダ電流Ibを流すことができる。したがって、変形例の点灯装置1も実施形態の点灯装置1と同様に、ブリーダ電流を有効利用しつつブリーダ電流Ibを流す期間の延長を図ることができる。さらに、変形例の点灯装置1では、ブリーダ電流Ibが第1スイッチング素子Q1に流れないため、ブリーダ電流Ibによる損失の低減を図ることができる。
なお、ブリーダ回路17は、第1入力端子18A及び第2入力端子18Bと第1整流器11の間に設けられても構わない。あるいは、ブリーダ回路17は、第1整流器11と点灯回路10の間に設けられても構わない。
次に、図4A及び図4Bを参照して、本開示の実施形態に係る照明器具を説明する。
図4Aに示す照明器具6は、天井仕上げ材Sに埋込配設されるダウンライトであって、LEDモジュール2を内蔵した器具本体60と、天井仕上げ材Sの裏側(上側)に設置される点灯装置1とを備える。
器具本体60は、アルミダイカストなどの金属材料により下面が開口した有底円筒形状に形成されている。器具本体60の内底面にLEDモジュール2が取り付けられる。器具本体60の下面開口が円板状のカバー61で閉塞される。なお、カバー61は、ガラスやポリカーボネートなどの透光性材料で形成される。
点灯装置1は、矩形箱状に形成された金属製のケースに収納されている。また、点灯装置1は、電源ケーブル62とコネクタ63を介してLEDモジュール2と電気的に接続される。
一方、図4Bに示す照明器具7は、天井仕上げ材Sに埋込配設されるダウンライトであって、LEDモジュール2と点灯装置1を器具本体70内に収納して構成される。
器具本体70は、アルミダイカストなどの金属材料により下面が開口した有底円筒形状に形成されている。器具本体70の内部空間は、円板状の仕切板71によって上下に分割されている。また、器具本体70の下面開口は、ガラスやポリカーボネートなどの透光性材料で形成される円板状のカバー72で閉塞される。
LEDモジュール2は、仕切板71の下面側に配設される。また、点灯装置1は、仕切板71の上部空間に収納される。点灯装置1は、電源ケーブル73によってLEDモジュール2と電気的に接続される。
なお、本開示の実施形態に係る照明器具はダウンライトに限定されず、例えば、スポットライト又はシーリングライトなどのダウンライト以外の照明器具であっても構わない。
上述のように第1の態様に係る点灯装置(1)は、交流電圧から整流された入力電圧(V1)を直流電圧に変換し、直流電圧を光源(LEDモジュール2)に出力する点灯回路(10)を備える。第1の態様に係る点灯装置(1)は、入力電圧(V1)の導通角を検出し、導通角に対応した調光信号(S1)を出力する検出回路(12)を備える。第1の態様に係る点灯装置(1)は、点灯回路(10)から光源に供給する負荷電流(Io)を調光信号(S1)に応じて調整するように点灯回路(10)を制御する制御回路(13)を備える。第1の態様に係る点灯装置(1)は、制御回路(13)が動作するために必要な制御電圧(Vcc)を入力電圧(V1)から生成する制御電源回路(14)と、ブリーダ電流(Ib)を流すブリーダ回路(15;17)とを備える。ブリーダ回路(15;17)は、入力電圧(V1)が制御電圧(Vcc)を下回っているときにブリーダ電流(Ib)を流す。
第1の態様に係る点灯装置(1)は、入力電圧(V1)の谷部に流す電流の一部で制御電源回路(14)に制御電圧(Vcc)を生成させ、かつ、入力電圧(V1)の谷部において電流(ブリーダ電流Ib)を流す期間を長くすることができる。そのため、第1の態様に係る点灯装置(1)は、ブリーダ電流を有効利用しつつブリーダ電流(Ib)を流す期間の延長を図ることができる。
第2の態様に係る点灯装置(1)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第2の態様に係る点灯装置(1)において、制御電源回路(14)は、電圧制御型の半導体スイッチング素子(第1スイッチング素子Q1)を有することが好ましい。制御電源回路(14)は、入力電圧(V1)が所定の下限値(ツェナー電圧Vzd)以上のときに下限値に等しい電圧を半導体スイッチング素子に印加して半導体スイッチング素子をオンさせる制御素子(ツェナーダイオードZD)を有することが好ましい。ブリーダ回路(15)は、入力電圧(V1)が制御電圧(Vcc)を下回ったときに半導体スイッチング素子に印加する電圧を上昇させて半導体スイッチング素子をオンさせることが好ましい。
第2の態様に係る点灯装置(1)は、制御電源回路(14)が制御電圧(Vcc)を生成可能な期間を更に延長することができる。
第3の態様に係る点灯装置(1)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第3の態様に係る点灯装置(1)において、ブリーダ回路(17)は、制御電源回路(14)に対して電気的に並列接続されたスイッチング素子(第3スイッチング素子Q3)を有することが好ましい。ブリーダ回路(17)は、入力電圧(V1)が制御電圧(Vcc)を下回ったときにスイッチング素子をオンするコンパレータ(CP2)を有することが好ましい。
第3の態様に係る点灯装置(1)は、ブリーダ電流(Ib)による損失の低減を図ることができる。
第4の態様に係る照明器具(6:7)は、第1〜第3の態様のいずれかの点灯装置(1)と、点灯装置(1)によって点灯させられる光源と、少なくとも光源を保持する器具本体(60:70)とを備える。
第4の態様に係る照明器具(6:7)は、ブリーダ電流を有効利用しつつブリーダ電流(Ib)を流す期間の延長を図ることができる。
1 点灯装置
2 LEDモジュール(光源)
6 照明器具
7 照明器具
10 点灯回路
12 検出回路
13 制御回路
14 制御電源回路
15 ブリーダ回路
17 ブリーダ回路
60 器具本体
70 器具本体
Q1 第1スイッチング素子(半導体スイッチング素子)
Q2 第2スイッチング素子(スイッチング素子)
Q3 第3スイッチング素子(スイッチング素子)
ZD ツェナーダイオード(制御素子)
CP2 コンパレータ
V1 入力電圧
Vcc 制御電圧
Vzd ツェナー電圧(下限値)
Io 負荷電流
Ib ブリーダ電流
S1 調光信号
2 LEDモジュール(光源)
6 照明器具
7 照明器具
10 点灯回路
12 検出回路
13 制御回路
14 制御電源回路
15 ブリーダ回路
17 ブリーダ回路
60 器具本体
70 器具本体
Q1 第1スイッチング素子(半導体スイッチング素子)
Q2 第2スイッチング素子(スイッチング素子)
Q3 第3スイッチング素子(スイッチング素子)
ZD ツェナーダイオード(制御素子)
CP2 コンパレータ
V1 入力電圧
Vcc 制御電圧
Vzd ツェナー電圧(下限値)
Io 負荷電流
Ib ブリーダ電流
S1 調光信号
Claims (4)
- 交流電圧から整流された入力電圧を直流電圧に変換し、前記直流電圧を光源に出力する点灯回路と、
前記入力電圧の導通角を検出し、前記導通角に対応した調光信号を出力する検出回路と、
前記点灯回路から前記光源に供給する負荷電流を前記調光信号に応じて調整するように前記点灯回路を制御する制御回路と、
前記制御回路が動作するために必要な制御電圧を前記入力電圧から生成する制御電源回路と、
ブリーダ電流を流すブリーダ回路と、
を備え、
前記ブリーダ回路は、前記入力電圧が前記制御電圧を下回っているときにブリーダ電流を流す、
点灯装置。 - 前記制御電源回路は、
電圧制御型の半導体スイッチング素子と、
前記入力電圧が所定の下限値以上のときに前記下限値に等しい電圧を前記半導体スイッチング素子に印加して前記半導体スイッチング素子をオンさせる制御素子と、
を有し、
前記ブリーダ回路は、前記入力電圧が前記制御電圧を下回ったときに前記半導体スイッチング素子に印加する電圧を上昇させて前記半導体スイッチング素子をオンさせる、
請求項1記載の点灯装置。 - 前記ブリーダ回路は、
前記制御電源回路に対して電気的に並列接続されたスイッチング素子と、
前記入力電圧が前記制御電圧を下回ったときに前記スイッチング素子をオンするコンパレータと、
を有する、
請求項1記載の点灯装置。 - 請求項1〜3のいずれかの点灯装置と、
前記点灯装置によって点灯させられる光源と、
少なくとも前記光源を保持する器具本体と、
を備える、
照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019036916A JP2020140903A (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | 点灯装置及び照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019036916A JP2020140903A (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | 点灯装置及び照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020140903A true JP2020140903A (ja) | 2020-09-03 |
Family
ID=72280575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019036916A Pending JP2020140903A (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | 点灯装置及び照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020140903A (ja) |
-
2019
- 2019-02-28 JP JP2019036916A patent/JP2020140903A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6369780B2 (ja) | 点灯装置、照明装置、照明器具、及び照明システム | |
US10076010B2 (en) | Lighting device, and luminaire | |
TWI544835B (zh) | 調光裝置 | |
JP6811386B2 (ja) | 調光装置 | |
EP2486776A2 (en) | Dimmable lighting system | |
JPWO2011148590A1 (ja) | Ledの点灯回路、ランプおよび照明装置 | |
CN111972048B (zh) | 照明系统的电压互感器 | |
JP5528883B2 (ja) | Led駆動回路 | |
JP7033744B2 (ja) | 照明制御システム、点灯システム、照明システム、及びプログラム | |
JP6145678B2 (ja) | 点灯装置、照明器具、及び照明システム | |
JP5195193B2 (ja) | 電源装置及び照明器具 | |
JP6928834B2 (ja) | 点灯装置、照明器具、及び、点灯装置の制御方法 | |
JP2020140903A (ja) | 点灯装置及び照明器具 | |
JP6840997B2 (ja) | 照明装置および照明器具 | |
JP6827199B2 (ja) | 調光制御装置、照明器具、及び、制御方法 | |
JP5669447B2 (ja) | 照明システム | |
JP6171590B2 (ja) | 点灯装置および照明装置 | |
JP6399450B2 (ja) | 点灯装置及び照明器具 | |
US8901856B2 (en) | Detection circuit, power circuit, and luminaire | |
KR20110009846A (ko) | 조명 밝기 제어 장치 및 방법 | |
JP6778899B2 (ja) | 点灯装置及び照明器具 | |
JP6037284B2 (ja) | 点灯装置及びそれを用いた照明器具、照明システム | |
JP6614532B2 (ja) | 点灯装置、及びそれを備える照明器具 | |
JP2016015350A (ja) | 発光ダイオード点灯装置及び照明器具 | |
WO2015145506A1 (ja) | Led照明装置 |