JP2020140420A - 表示制御システムおよび表示制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の意図に反してフォアグラウンドで動作するプログラムが切り替えられる可能性を低減する技術の提供。【解決手段】第1プログラムと第2プログラムとを実行し、バックグラウンドで動作する前記第2プログラムの機能によって利用者に対して通知を行う場合に、フォアグラウンドで動作する前記第1プログラムのユーザインタフェース上に通知内容を示す通知領域を表示させ、前記通知領域に対する操作が行われた場合に、前記第2プログラムをフォアグラウンド、前記第1プログラムをバックグラウンドで動作させる構成において、前記通知領域に対する操作が前記利用者の意図外の操作である場合、後の前記通知の発生の際に、操作に応じて前記第2プログラムをフォアグラウンド、前記第1プログラムをバックグラウンドで動作させる前記通知領域を表示させない。【選択図】図1

Description

本発明は、表示制御システムおよび表示制御プログラムに関する。
従来、複数のプログラムを並行して実行する技術が知られている。例えば、特許文献1においては、プッシュ通知が実施され、プッシュ通知に対してアクションが実施されると、プッシュ通知を出力したアプリケーションを起動させる技術が開示されている。
特許第5899161号公報
従来の技術においては、利用者の意図に反してプログラムを切り替えてしまう場合があった。すなわち、フォアグラウンドで動作しているプログラムのユーザインタフェースに重ねてプッシュ通知が表示される場合、利用者がフォアグラウンドで動作しているプログラムに関する操作を行う直前でプッシュ通知が表示されると、利用者の意図に反してプッシュ通知に対してタップ等のアクションを行ってしまう場合がある。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、利用者の意図に反してフォアグラウンドで動作するプログラムが切り替えられる可能性を低減することを目的とする。
上記の目的を達成するため、表示制御システムは、第1プログラムと第2プログラムとの一方をフォアグラウンドで動作させ、他方をバックグラウンドで動作させるプログラム実行部と、バックグラウンドで動作する第2プログラムの機能によって利用者に対して通知を行う場合に、フォアグラウンドで動作する第1プログラムのユーザインタフェース上に通知内容を示す通知領域を表示させる通知領域表示制御部と、通知領域に対する操作が行われた場合に、第2プログラムをフォアグラウンドで動作させ、第1プログラムをバックグラウンドで動作させる動作制御部と、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であるか否かを判定する判定部と、を備え、通知領域表示制御部は、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作である場合、後の通知の発生の際に、操作に応じて第2プログラムをフォアグラウンドで動作させ、第1プログラムをバックグラウンドで動作させる通知領域を表示させないように構成される。
また、上記の目的を達成するため、表示制御プログラムは、コンピュータを、第1プログラムと第2プログラムとの一方をフォアグラウンドで動作させ、他方をバックグラウンドで動作させるプログラム実行部、バックグラウンドで動作する第2プログラムの機能によって利用者に対して通知を行う場合に、フォアグラウンドで動作する第1プログラムのユーザインタフェース上に通知内容を示す通知領域を表示させる通知領域表示制御部、通知領域に対する操作が行われた場合に、第2プログラムをフォアグラウンドで動作させ、第1プログラムをバックグラウンドで動作させる動作制御部、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であるか否かを判定する判定部、として機能させる表示制御プログラムであって、通知領域表示制御部は、コンピュータを、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作である場合、後の通知の発生の際に、操作に応じて第2プログラムをフォアグラウンドで動作させ、第1プログラムをバックグラウンドで動作させる通知領域を表示させないように機能させる。
すなわち、表示制御システムおよび表示制御プログラムにおいては、フォアグラウンドで動作する第1プログラムのユーザインタフェース上に第2プログラムによって通知領域が表示される。この構成においては、利用者が、第1プログラムのユーザインタフェースに対する操作を意図して行動したとしても、操作直前に通知領域が現れると、利用者が通知領域に対して意図外に操作(タップ等)してしまうことがある。そこで、表示制御システムおよび表示制御プログラムにおいては、当該通知領域に対して行われた操作が利用者の意図外の操作であるか否か判定される。そして、操作が利用者の意図外の操作であった場合、後の通知の発生の際に、第2プログラムをフォアグラウンドに遷移させる通知領域を表示させない。従って、利用者の意図に反してフォアグラウンドで動作するプログラムが切り替えられる可能性を低減することができる。
表示制御システムを示すブロック図である。 図2A,図2B,図2Cはユーザインタフェースの例を示す図である。 表示制御処理のフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)表示制御システムの構成:
(2)表示制御処理:
(3)他の実施形態:
(1)表示制御システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態である表示制御システムとして機能する携帯端末10構成を示すブロック図である。携帯端末10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20および記録媒体30を備えており、制御部20は、当該ROMや記録媒体30に記録された所望のプログラムを実行することができる。本実施形態にかかる携帯端末10は、各種のプログラムにより各種の機能を実行可能な多機能端末である。携帯端末10は、各種の態様で実現可能であるが、本実施形態において携帯端末10は、通話機能を含む各種の機能を実行可能なスマートフォンである。
さらに、携帯端末10は、タッチパネルディスプレイ40、GNSS受信部41、通信部42を備えている。タッチパネルディスプレイ40は、図示しないインタフェースを介して制御部20と接続されており、制御部20とタッチパネルディスプレイ40とで各種の信号を授受する。制御部20は、タッチパネルディスプレイ40に対して制御信号を出力することにより、任意の座標を指定し、任意の画像をタッチパネルディスプレイ40に表示させることができる。タッチパネルディスプレイ40は、ディスプレイに重ねられた透過型のタッチ検出面を備えた入力デバイスであり、タッチ検出面に対して検出対象物がタッチした位置を検出し、検出位置を示すタッチ座標を出力する。制御部20は、当該タッチ座標に基づいてタッチ位置を取得することができる。
GNSS受信部41は、Global Navigation Satellite Systemの信号を受信する装置であり、航法衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して携帯端末10の現在地を算出するための信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して携帯端末10の現在地を取得する。
通信部42は、外部の装置と無線通信を行うことが可能な装置である。本実施形態において通信部42は、近距離無線通信規格(例えば、BlueTooth(登録商標)規格)によって他の装置と無線通信を行うことが可能であり、制御部20は、近距離無線通信規格に従って、外部の装置と種々の情報を授受することができる。
記録媒体30には、各種の情報を記録することができる。本実施形態においては、各種のアプリケーションプログラムを示す情報と、各アプリケーションプログラムで利用される情報とが記録媒体30に記録される。アプリケーションプログラムは複数個であれば良く、その種類は限定されないが、本実施形態においては、音楽再生プログラム30aとナビゲーションプログラム30bとが記録媒体30に記録されている例が想定されている。本実施形態においては、音楽再生プログラム30aが第1プログラム、ナビゲーションプログラム30bが第2プログラムである。
音楽再生プログラム30aは、音楽ファイル30a1が示す音楽を再生するための処理を行うプログラムである。ナビゲーションプログラム30bは、地図情報30b1が示す地図をタッチパネルディスプレイ40に表示させ、また、利用者が設定した目的地までの経路案内を実行する処理を行うプログラムである。
本実施形態において、制御部20は、アプリケーションプログラムによる通知に関する表示を制御する機能を実行することができる。この機能を実行するためのプログラムを本実施形態においては表示制御プログラム21と呼ぶ。表示制御プログラム21は、OS(オペレーティングシステム)であっても良いし、アプリケーションプログラムであっても良いし、一部がOSであり一部がアプリケーションプログラムであっても良い。
いずれにしても、表示制御プログラム21は、プログラム実行部21aと通知領域表示制御部21bと動作制御部21cと判定部21dとを備えている。プログラム実行部21aは、第1プログラムと第2プログラムとの一方をフォアグラウンドで動作させ、他方をバックグラウンドで動作させる機能を制御部20に実行させる。すなわち、制御部20は、第1プログラムである音楽再生プログラム30aと第2プログラムであるナビゲーションプログラム30bとを並列処理によって並列的に実行することができる。
このように2個のプログラムが並列的に実行されている場合、制御部20は、一方をフォアグラウンドで動作させ、他方をバックグラウンドで動作させる。フォアグラウンド、バックグラウンドでのいずれにおいて動作さするのかは、まず、起動順序によって決められる。すなわち、最後に起動されたアプリケーションプラグラムがフォアグラウンドで動作し、他のプログラムはバックグラウンドで動作する。さらに、フォアグラウンドで動作するアプリケーションプラグラムと、バックグラウンドで動作するアプリケーションプラグラムとは、利用者の指示によって切り替え可能である。
すなわち、利用者が既定の操作を行うと、制御部20は、実行中のアプリケーションプラグラムの選択肢をタッチパネルディスプレイ40に表示させる。利用者が、選択肢からアプリケーションプラグラムを選択すると、制御部20は、選択されたアプリケーションプラグラムをフォアグラウンドで動作させ、他のアプリケーションプラグラムをバックグラウンドで動作させる。
本実施形態においては、音楽再生プログラム30aとナビゲーションプログラム30bとのそれぞれにおいて、フォアグラウンドで実行される機能と、バックグラウンドで実行される機能とが区別されている。フォアグラウンドで実行される機能と、バックグラウンドで実行される機能との区別は種々の態様で行われて良いが、本実施形態においては、少なくともユーザインタフェースが区別される。すなわち、各アプリケーションプログラムにおいては、フォアグラウンドで動作している状態でタッチパネルディスプレイ40にデフォルトのユーザインタフェースが表示される。バックグラウンド動作している場合、アプリケーションプラグラムによって定常的にタッチパネルディスプレイ40に表示されるユーザインタフェースは存在しない。ただし、任意の通知内容を利用者に通知する必要が生じた場合、通知領域が表示されることで通知内容が利用者に伝達される。
さらに、アプリケーションプラグラムがフォアグラウンドで動作する場合、利用者は、タッチパネルディスプレイ40に表示されたユーザインタフェースを利用しながら各種の機能を利用する。図2Aは、音楽再生プログラム30aがフォアグラウンドで実行される状態でタッチパネルディスプレイ40に表示されるユーザインタフェースの例を示している。図2Aに示す例においては、音楽アルバムAのジャケットの画像Imが画面中央に表示され、その下方に音楽アルバムAに収録された音楽トラックの曲名(曲名1,曲名2)が表示されている。また、曲名の下方には、再生または停止を指示するためのボタンB1,次のトラックへの早送りを指示するボタンB2,前のトラックの頭出しを指示するボタンB3が表示されている。
さらに、図2Aに示す例においては、画面の右上の隅に各種設定を行うためのメニューを表示させる指示を行うためのボタンB4が表示され、画面の左上の隅に前画面に戻るためのボタンB5が表示されている。制御部20が、プログラム実行部21aの機能によって、フォアグラウンドで音楽再生プログラム30aを実行すると、制御部20は、タッチパネルディスプレイ40の出力信号に基づいて図2Aに示す各種のボタン等に対するタップ操作を受け付け、操作に応じた処理を実行する。例えば、ボタンB1によって音楽トラックの再生指示が行われると、制御部20は、再生指示が行われた音楽ファイル30a1を参照し、外部の装置が再生可能な情報に変換し、通信部42を介して出力する。外部の装置はスピーカーを備え、近距離無線通信によって当該情報を取得してスピーカーから音楽を出力する。むろん、音楽を出力するスピーカーは、携帯端末10に備えられていても良い。
図2Bは、ナビゲーションプログラム30bがフォアグラウンドで実行される状態でタッチパネルディスプレイ40に表示されるユーザインタフェースの例を示している。図2Bに示す例においては、携帯端末10が車両内で利用されることが想定されており、携帯端末10の現在地C(車両の現在地)を含む地図がタッチパネルディスプレイ40に表示されている。
また、本実施形態において、ナビゲーションプログラム30bは、利用者が設定した目的地まで誘導するための案内を実行する処理を行うことが可能であり、図2Bにおいては、経路が破線によって道路に付記されている。制御部20が、プログラム実行部21aの機能によって、フォアグラウンドでナビゲーションプログラム30bを実行すると、制御部20は、GNSS受信部41の出力信号に基づいて携帯端末10の現在地を取得し、現在地の変化に伴って、タッチパネルディスプレイ40上での現在地Cが固定の位置になるように地図を再描画し、表示させる。
さらに、制御部20は、経路に沿って利用者を誘導するための案内を行う。本実施形態において制御部20は、ナビゲーションプログラム30bの機能により、複数の種類の案内を実施可能である。すなわち、本実施形態においては、経路の案内と、注意喚起のための案内とが存在する。また、各案内も複数の種類に分類されている。経路の案内は、例えば、交差点での進行方向を示す案内、経路に沿って進行するために走行すべき推奨車線を示す案内、有料道路の入口および出口を示す案内等に細分化されている。注意喚起のための案内は、例えば、事故多発地点を示す案内、車線規制を示す案内、制限速度を示す案内等に細分化されている。いずれにしても、本実施形態においては、案内の種類によって案内内容が予め分類されており、大分類が小分類に細分化されるようにして分類が階層構造を形成するように定義されている。
これらの案内のそれぞれに対しては、案内を出力するタイミングが決められている。例えば、交差点での進行方向を示す案内においては、現在地と交差点との距離が既定距離以下になった場合に案内を出力するタイミングであるとみなされる。ナビゲーションプログラム30bがフォアグラウンドで動作している場合、制御部20は、ナビゲーションプログラム30bのユーザインタフェース上に各種の案内を表示させる。例えば、交差点での進行方向を示す案内であれば、現在地が案内交差点の手前の既定距離の地点に達すると、制御部20は、進行方向を示す画像を描画し、タッチパネルディスプレイ40上の地図に重ねて進行方向を示す画像を表示させる。また、制御部20は、進行方向を示す音声情報を生成し、通信部42を介して出力する。外部の装置は、近距離無線通信によって当該情報を取得してスピーカーから進行方向を示す音声を出力する。むろん、進行方向示す音声を出力するスピーカーは、携帯端末10に備えられていても良い。
以上のように、各アプリケーションプログラムがフォアグラウンドで動作している場合、制御部20は、各アプリケーションプログラムのユーザインタフェースを利用して各アプリケーションプログラムの機能を実行する。一方、アプリケーションプラグラムがバックグラウンドで動作している状態において制御部20は、バックグラウンドで実行されているアプリケーションプラグラムのユーザインタフェースをタッチパネルディスプレイ40に表示させることなく主な機能を実行する。
例えば、音楽再生プログラム30aがバックグラウンドで動作し、ナビゲーションプログラム30bがフォアグラウンドで動作している場合、制御部20は、図2Bに示すナビゲーションプログラム30bのユーザインタフェースを表示した状態で、音楽再生プログラム30aの機能を実行する。この場合、制御部20は、例えば、再生中の音楽アルバムAに収録された曲を収録順に再生するなどの、既定の処理を実行する。
ナビゲーションプログラム30bがバックグラウンドで動作し、音楽再生プログラム30aがフォアグラウンドで動作している場合、制御部20は、図2Aに示す音楽再生プログラム30aのユーザインタフェースを表示した状態で、ナビゲーションプログラム30bの機能を実行する。この状態において利用者に案内を行う場合、制御部20は、音楽再生プログラム30aのユーザインタフェース上に通知領域を表示させ、一定期間経過後に当該通知領域を消去する。
当該通知領域の制御は、通知領域表示制御部21bの機能によって、実施される。すなわち、通知領域表示制御部21bは、バックグラウンドで動作する第2プログラムの機能によって利用者に対して通知を行う場合に、フォアグラウンドで動作する第1プログラムのユーザインタフェース上に通知内容を示す通知領域を表示させる機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。具体的には、第2プログラムであるナビゲーションプログラム30bがバックグラウンドで動作している場合、制御部20は、ナビゲーションプログラム30bによる案内タイミングになったか否か判定する。
案内タイミングである場合、制御部20は、案内内容を示す情報(画像や文字等)を表示するための既定の大きさの通知領域を描画する。そして、制御部20は、タッチパネルディスプレイ40を制御し、フォアグラウンドで動作している第1プログラムである音楽再生プログラム30aのユーザインタフェース上に通知領域を表示させる。なお、本実施形態において、通知領域はタッチパネルディスプレイ40の画面の上端から下方に向けて出現するような動画によって表示され、動画の表示が終了すると、通知領域が表示されたままの状態で一定期間維持され、一定期間が経過すると通知領域が消去される。
図2Cは、図2Aに示す音楽再生プログラム30aのユーザインタフェース上に通知領域Zが表示された状態を示している。すなわち、案内タイミングになると、タッチパネルディスプレイ40上では図2A示すユーザインタフェースの上端から徐々に通知領域Zが下方に移動していき、図2Cに示す状態で動画の表示が完了することで通知領域Zの全体が表示される。その後、一定期間後に通知領域Zが消去される。
本実施形態において通知領域は、案内内容を利用者に通知する機能を有するとともに、バックグラウンドでの動作によって通知領域を表示させたプログラム(本例ではナビゲーションプログラム30b)をフォアグラウンドに遷移させる指示を受け付ける機能を有している。この機能を実現するため、動作制御部21cは、制御部20に、通知領域に対する操作が行われた場合に、第2プログラムをフォアグラウンドで動作させ、第1プログラムをバックグラウンドで動作させる。
すなわち、制御部20は、動作制御部21cの機能により、タッチパネルディスプレイ40の出力信号に基づいて、通知領域に対する操作(タップ)が行われたか否かを判定する。通知領域に対する操作が行われた場合、制御部20は、プログラム実行部21aに対して指示を行い、バックグラウンドで動作中の通知を行ったアプリケーションプラグラムをフォアグラウンドで動作させ、フォアグラウンドで動作中のアプリケーションプラグラムをバックグラウンドで動作させる。
例えば、図2Cに示す例において、通知領域Zに対する操作が行われると、バックグラウンドで動作していたナビゲーションプログラム30bがフォアグラウンドでの動作に切り替えら得る。従って、タッチパネルディスプレイ40上の表示内容は、図2Cに示す状態から、図2Bに示す状態に切り替わる。
本実施形態においては、以上のように、音楽再生プログラム30aとナビゲーションプログラム30bとの動作がフォアグラウンド、バックグラウンドに切り替え可能である。そして、バックグラウンドで動作しているナビゲーションプログラム30bによって案内が行われる場合、制御部20は、フォアグラウンドで動作している音楽再生プログラム30aのユーザインタフェース上に通知領域を表示させる。
しかし、この通知領域には、ナビゲーションプログラム30bをフォアグラウンドに遷移させる機能も備えられており、この機能が利用者の意図外に実行される場合がある。具体的には、本実施形態においては、第1プログラムである音楽再生プログラム30aに関する操作を行うボタン上に通知領域が表示される。図2Aに示す例であれば、音楽再生プログラム30aのユーザインタフェース上には、音楽再生プログラム30aの機能を利用するための複数のボタンが設けられている。そして、本実施形態において、複数のボタンの一部においては、ボタンの表示位置と通知領域の表示位置とが重なっている。すなわち、メニューを表示させる指示を行うためのボタンB4と、前画面に戻るためのボタンB5とは図2Aに示すように画面の上部に表示されており、通知領域Zは図2Cに示すように、これらのボタンと重なる位置に表示される。
従って、利用者がフォアグラウンドで動作している音楽再生プログラム30aのユーザインタフェース上で、ボタンB4またはボタンB5に対する操作を意図して操作を開始し、とボタンに対する操作の直前に通知領域Zが表示されると、利用者がそのまま通知領域に対して操作してしまうことがある。このような操作は、ボタンB4またはボタンB5に対する操作を意図していた利用者の意図に反する操作である。
そこで、本実施形態においては、このような利用者の意図外の操作が発生する可能性を低減するための構成が備えられている。判定部21dは、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であるか否かを判定する機能を制御部20に実行させる。本実施形態において制御部20は、判定部21dの機能により、第2プログラムがフォアグラウンドで動作し、第1プログラムがバックグラウンドで動作する状態に遷移した後、既定期間以内に利用者の操作によって、第1プログラムがフォアグラウンドで動作し、第2プログラムがバックグラウンドで動作する状態に戻った場合に、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であると判定する。
具体的には、制御部20は、タッチパネルディスプレイ40の出力信号に基づいて、通知領域に対する操作が行われ、当該操作に応じて第2プログラムであるナビゲーションプログラム30bがフォアグラウンドで動作する状態(第1プログラムである音楽再生プログラム30aがバックグラウンドで動作する状態)に遷移したか否かを判定する。第2プログラムであるナビゲーションプログラム30bがフォアグラウンドで動作する状態に遷移した場合、制御部20は、遷移が行われた時刻を図示しないメモリに記録する。
さらに、制御部20は、利用者がタッチパネルディスプレイ40に対して操作を行った場合、タッチパネルディスプレイ40の出力信号に基づいて、利用者が行った操作を特定する。そして、当該操作により、第1プログラムである音楽再生プログラム30aがフォアグラウンドで動作する状態(第2プログラムがバックグラウンドで動作する状態)に戻ったか否かを判定する。
第1プログラムである音楽再生プログラム30aがフォアグラウンドで動作する状態に戻った場合、制御部20は、当該時刻を取得し、第1プログラムである音楽再生プログラム30aがバックグラウンドに遷移してからフォアグラウンドに戻るまでの期間を取得する。そして、当該期間が予め決められた既定期間(例えば、1秒、1.5秒、2秒等)以下である場合、制御部20は、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であると判定する。
通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作である場合、制御部20は、通知領域表示制御部21bの機能により、後の通知の発生の際に、操作に応じて第2プログラムをフォアグラウンドで動作させ、第1プログラムをバックグラウンドで動作させる通知領域を表示させない。本実施形態においては、後の通知の発生の際に、通知案内を示す通知領域の表示を行わない。すなわち、通知領域の表示自体を行わないことにより、第1プログラムである音楽再生プログラム30aのユーザインタフェースに対する操作を意図した利用者が意図外に通知領域を操作することがないように構成されている。
なお、本実施形態において、ナビゲーションプログラム30bの機能によって制御部20が出力する案内は、階層構造を形成するようにして複数の種類に分類されている。そこで、本実施形態においては、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作である場合、同種の通知が後に発生した際に、同種の通知を行うための通知領域を表示しないように構成されている。本実施形態においては、小分類が同一である案内を同種の案内とみなす。
このため、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作である場合、制御部20は、通知領域による通知内容を特定し、小分類の中のいずれの分類に該当するのかを特定する。そして、制御部20は、以後、同一の小分類に属する案内内容の通知領域を表示させない。すなわち、同一の小分類に属する案内内容の案内が生じたとしても、制御部20は、当該案内内容を通知するための通知領域を表示させない。
この構成によれば、例えば、図2Cに示す通知領域Zが表示された後、既定期間以内に図2Aに示す音楽再生プログラム30aのユーザインタフェースに戻る操作が行われた場合、次に、同種の案内内容の案内タイミングになっても通知領域Zは表示されない。図2Cに示す通知領域Zにおいては、交差点での進行方向を示す案内が表示されている。従って、この場合であれば、以後、交差点での進行方向を示す他の案内、例えば、交差点での左折等の案内タイミングに達しても、通知領域Zは表示されない。従って、利用者は、図2Aに示す音楽再生プログラム30aのユーザインタフェースを継続して使用することができる。
なお、この場合であっても、異なる種類の案内、例えば、経路に沿って進行するために走行すべき推奨車線を示す案内を行うべき案内タイミングにおいては、当該案内を行うための通知領域が表示される。この構成によれば、利用者が煩わしいと感じている可能性が高い通知は表示させないようにすることができ、煩わしいと感じているか否か不明である通知は表示させることができる。以上のような本実施形態によれば、利用者の意図に反してフォアグラウンドで動作するプログラムが切り替えられる可能性を低減することができる。
(2)表示制御処理:
次に、上述の構成における表示制御処理を詳細に説明する。図3は、表示制御処理を示すフローチャートである。制御部20は、プログラム実行部21aの機能により、利用者が実行指示したプログラムを起動する。利用者が、第1プログラムと第2プログラムとの双方について実行指示し、両プログラムの並列処理が行われると、制御部20は、表示制御処理を開始する。ここでは、上述の例と同様に第1プログラムが音楽再生プログラム30a、第2プログラムがナビゲーションプログラム30bである場合を例にして説明する。
表示制御処理が開始されると、制御部20は、ナビゲーションプログラム30bがバックグラウンドで動作しているか否かを判定する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、並列的に実行している各プログラムの中の1個をフォアグラウンドで動作させ、他のプログラムをバックグラウンドで動作させる。制御部20は、このようにして動作を区別している各プログラムについて、フォアグラウンド、バックグラウンドのいずれで動作しているのか特定することができる。そこで、制御部20は、ナビゲーションプログラム30bがバックグラウンドで動作しているか否か判定する。
ステップS100において、ナビゲーションプログラム30bがバックグラウンドで動作していると判定されない場合、制御部20は、ステップS100の処理を繰り返す。一方、ステップS100において、ナビゲーションプログラム30bがバックグラウンドで動作していると判定された場合、制御部20は、通知領域表示制御部21bの機能により、案内タイミングであるか否かを判定する(ステップS105)。すなわち、制御部20は、ナビゲーションプログラム30bによる案内タイミングになったか否か判定する。ステップS105において、案内タイミングになったと判定されない場合、制御部20は、ステップS100以降の処理を繰り返す。以上の処理により、制御部20は、例えば、図2Aに示すような音楽再生プログラム30aのユーザインタフェースを表示させた状態で、案内タイミングになるまで待機する状態になる。
一方、ステップS105において、案内タイミングになったと判定された場合、制御部20は、通知領域表示制御部21bの機能により、通知領域を表示させる(ステップS110)。制御部20は、案内内容を示す情報(画像や文字等)を表示するための既定の大きさの通知領域を描画する。そして、制御部20は、タッチパネルディスプレイ40を制御し、フォアグラウンドで動作している第1プログラムである音楽再生プログラム30aのユーザインタフェース上に通知領域を表示させる。この結果、図2Cに示す通知領域Zが表示される。
次に、制御部20は、動作制御部21cの機能により、通知領域に対して操作されたか否かを判定する(ステップS115)。すなわち、制御部20は、通知領域を一定期間表示し続け、一定期間が経過した後に消去する処理を実行しながら、タッチパネルディスプレイ40から通知領域に対する操作を示す出力信号が出力されたか否かを判定する。一定期間経過するまで通知領域に対する操作が行われない場合、制御部20は、ステップS100以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS115において、通知領域に対して操作されたと判定された場合、制御部20は、動作制御部21cの機能により、ナビゲーションプログラムをフォアグラウンドへ遷移させる(ステップS120)。すなわち、制御部20は、第1プログラムである音楽再生プログラム30aをバックグラウンドで動作させ、第2プログラムであるナビゲーションプログラム30bをフォアグラウンドで動作させる。この結果、例えば、図2Cに示すような画面は、図2Bに示す画面に遷移する。
次に、制御部20は、判定部21dの機能により、既定期間以内に第1プログラムがフォアグラウンドへ遷移したか否か判定する(ステップS125)。すなわち、制御部20は、利用者がタッチパネルディスプレイ40に対して操作し、第1プログラムである音楽再生プログラム30aがフォアグラウンドで動作する状態(第2プログラムがバックグラウンドで動作する状態)に戻ったか否かを判定する。
ステップS125において、既定期間以内に第1プログラムがフォアグラウンドへ遷移したと判定されない場合、制御部20は、ステップS100以降の処理を繰り返す。一方、ステップS125において、既定期間以内に第1プログラムがフォアグラウンドへ遷移したと判定された場合、制御部20は、通知領域表示制御部21bの機能により、同種の通知内容を通知する通知領域を表示しないように設定する(ステップS130)。すなわち、制御部20は、通知領域による通知内容を特定し、小分類の中のいずれの分類に該当するのかを特定する。そして、制御部20は、以後、同一の小分類に属する案内内容の通知領域を表示させないように設定する。この結果、利用者が通知領域に対して操作することによってナビゲーションプログラム30bがフォアグラウンドに遷移したが、すぐに音楽再生プログラム30aがフォアグラウンドに遷移した場合には、以後、利用者が操作した通知領域の通知内容と同種の内容の通知は行われなくなる。なお、この場合であっても、利用者が、設定を変更するなどして、再度同種の案内内容を通知する通知領域を表示可能にすることは可能である。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であった場合、後の通知の発生の際に、通知領域の操作に伴うプログラムのフォアグラウンドへの切り替えを発生させない限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、表示制御システムは、各種のシステム、汎用コンピュータシステム、ナビゲーションシステム等に適用されていても良い。また、表示制御システムは、複数の装置(例えば、クライアントとサーバ)によって実現されるシステムであっても良い。
さらに、表示制御システムを構成するプログラム実行部21a、通知領域表示制御部21b、動作制御部21c、判定部21dの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。例えば、通知領域表示制御部21b、動作制御部21c、判定部21dの少なくとも一部がタッチパネルディスプレイ40内の制御部で実現されても良い。むろん、上述の実施形態の一部が省略された構成や、処理の順序が変動または省略された構成が実現される場合もある。
プログラム実行部は、第1プログラムと第2プログラムとの一方をフォアグラウンドで動作させ、他方をバックグラウンドで動作させることができればよい。すなわち、プログラム実行部は、複数のプログラムを並列処理によって実行可能である。フォアグラウンドでの動作は、例えば、プログラムによる通常のユーザインタフェースがディスプレイ上に表示されている(または、画面オフからオンへの復帰の際に最初に表示される)状態である。バックグラウンドでの動作は、プログラムによる通常のユーザインタフェースがディスプレイ上に表示されていない状態である。
むろん、バックグラウンドで動作しているプログラムの簡易的なユーザインタフェースがディスプレイ上に表示されても良い。すなわち、フォアグラウンドで動作するプログラムのユーザインタフェースが画面内の主要な部分に表示され、バックグラウンドで動作するプログラムのユーザインタフェースが画面の一部分に表示される構成等であってもよい。また、フォアグラウンドでの動作とバックグラウンドでの動作においては、表示内容以外にも種々の要素が変化して良い。例えば、フォアグラウンドでの動作とバックグラウンドでの動作とでは、プログラムを並列処理で実行する際の優先度が変わっても良いし、バックグラウンドにおいてはフォアグラウンドで動作している際に実行される機能の一部を停止させても良い。
第1プログラムと第2プログラムは、種々のプログラムであって良く、上述の実施形態のように、第1プログラムが音楽再生プログラム、第2プログラムがナビゲーションプログラムである構成に限定されない。例えば、第1プログラムおよび第2プログラムは、音楽再生プログラム、ナビゲーションプログラム、ウェブサイト閲覧プログラム、地図表示プログラム、ソーシャルネットワーキングサービスプログラムなど、任意のプログラムの一つであってよい。
通知領域表示制御部は、バックグラウンドで動作する第2プログラムの機能によって利用者に対して通知を行う場合に、フォアグラウンドで動作する第1プログラムのユーザインタフェース上に通知内容を示す通知領域を表示させる機能を有する。すなわち、第2プログラムがバックグラウンドで動作している場合、ディスプレイ上にはフォアグラウンドで動作している第1プログラムのユーザインタフェースが主に表示される。従って、第2プログラムの機能によって利用者に対して通知を行うために、第2プログラムがフォアグラウンドで動作している状態と同じユーザインタフェースをディスプレイに表示して利用者に通知することはできない。
そこで、通知領域表示制御部は、第2プログラムの機能によって利用者に対して通知を行う場合、第1プログラムのユーザインタフェース上に通知領域を表示させる。通知領域の表示態様は種々の態様であって良く、上述の実施形態ように、画面の上端から下方に向けてスライドしながら現れる通知領域に限定されない。例えば、通知領域は、画面の任意の位置にポップアップ表示されても良いし、第1プログラムのユーザインタフェースの一部が通知領域に変化しても良く、種々の構成を採用可能である。むろん、通知領域は、一定期間経過後などの、既定のトリガに応じて表示が消去されて良い。
動作制御部は、通知領域に対する操作が行われた場合に、第2プログラムをフォアグラウンドで動作させ、第1プログラムをバックグラウンドで動作させる機能を有していればよい。すなわち、通知領域表示制御部による制限が行われる前においては、通知領域に対する操作が第2プログラムをフォアグラウンドに遷移させる指示とみなされる。従って、利用者は、通知領域に表示された通知内容に基づいて、第2プログラムの機能を利用したいか否か判断し、利用する際には通知領域への操作で第2プログラムをフォアグラウンドに遷移させることができる。むろん、フォアグラウンドとバックグラウンドとの切り替えは、他のユーザインタフェース、例えば、ディスプレイ上に固定的に表示されたボタン等によって切り替え可能であって良い。
通知領域に対する操作は、上述の実施形態のように通知領域に対するタップ操作である構成に限定されない。例えば、ポインタやカーソル等の指示オブジェクトが通知領域を指示している状態でのキーボードでの決定操作やマウスでのクリック操作が行われた場合に、通知領域に対する操作が行われたとみなされる構成等であっても良い。
判定部は、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であるか否かを判定することができればよい。すなわち、通知領域は、第1プログラムのユーザインタフェース上に表示されるため、利用者が第1プログラムのユーザインタフェースに対する操作を行おうとしている場面で通知領域が表示されると、利用者の意図外の操作が発生し得る。意図外の操作であるか否かは、種々の手法で判定されて良く、例えば、通知領域に対する操作に応じてフォアグラウンドに遷移した第2プログラムの機能が利用者によって利用されなかった場合に意図外の操作が行われたとみなす構成を採用可能である。
従って、上述の実施形態のように、第2プログラムがフォアグラウンドに遷移した後、既定期間内に再度第1プログラムがフォアグラウンドに遷移した場合に意図外とみなす構成以外にも種々の構成を採用可能である。例えば、第2プログラムがフォアグラウンドで動作し、第1プログラムがバックグラウンドで動作する状態に遷移した後、利用者が第2プログラムに関する操作を行うことなく、第1プログラムがフォアグラウンドで動作し、第2プログラムがバックグラウンドで動作する状態に戻った場合に、判定部が、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であると判定する構成であっても良い。
すなわち、上述の図1に示す構成において、第2プログラムがフォアグラウンドで動作する状態において、利用者が第2プログラムに関する操作を行うことなく、第1プログラムがフォアグラウンドで動作する状態に遷移した場合、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であると、制御部20が判定しても良い。この構成によれば、意図外であったが、利用者がすぐに元に戻るための操作を行わなかった場合や操作を行えなかった場合であっても、利用者の意図を判定することができる。
さらに、利用者の意図外の操作が発生し得る場面を限定しても良い。例えば、判定部は、利用者が第1プログラムのユーザインタフェースに対して操作を行っている場合に表示された通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であるか否かを判定してもよい。すなわち、第1プログラムのユーザインタフェースに対して操作を行っている場合、多くの利用者は第1プログラムの機能を使用している。従って、通知領域への操作に応じて第2プログラムに遷移した場合、利用者が第1プログラムの機能を使用していない場合よりも、利用者の意図外の操作が発生している可能性が高い。そこで、第1プログラムのユーザインタフェースに対して操作を行っている場合に表示された通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であるか否か判定する構成とすれば、意図外の操作が発生した可能性が高い場面で当該操作が意図外であるか否かを判定することができる。
さらに、判定部は、表示制御システムが車両内で使用されている状態で表示された通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であるか否かを判定する構成であっても良い。すなわち、車両内で表示制御システム等の端末を操作する場合、車両の振動や利用者の視線方向が車両前方であること等の原因により、利用者が通知領域に対して正確に操作できない場合がある。このため、車両内で使用される場合、利用者の意図外の操作が発生しやすい。そこで、表示制御システムが車両内で使用されている状態で表示された通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であるか否かを判定する構成とすれば、意図外の操作が発生した可能性が高い場面で当該操作が意図外であるか否かを判定することができる。
さらに、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作である場合、通知領域表示制御部は、後の通知の発生の際に、操作に応じて第2プログラムをフォアグラウンドで動作させ、第1プログラムをバックグラウンドで動作させる通知領域を表示させないように制御できれば良い。このような制御は、上述の実施形態のように、利用者の意図外の操作が行われた通知領域での通知内容と同種の通知内容を通知する表示領域を表示しないように設定する構成以外にも種々の構成を採用可能である。例えば、通知内容を示す通知領域を表示するが通知領域に対する操作は受け付けられず、操作が行われても第2プログラムをフォアグラウンドに遷移させないような構成であっても良いし、表示領域を表示する案内を行わず音声による案内を行う構成であっても良く、種々の構成を採用可能である。
さらに、通知領域に対する操作が利用者の意図外の操作であった場合、後の通知の発生の際に、通知領域の操作に伴うプログラムのフォアグラウンドへの切り替えを発生させない手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、装置を制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…携帯端末、20…制御部、21…表示制御プログラム、21a…プログラム実行部、21b…通知領域表示制御部、21c…動作制御部、21d…判定部、30…記録媒体、30a…音楽再生プログラム、30a1…音楽ファイル、30b…ナビゲーションプログラム、30b1…地図情報、40…タッチパネルディスプレイ、41…GNSS受信部、42…通信部

Claims (8)

  1. 第1プログラムと第2プログラムとの一方をフォアグラウンドで動作させ、他方をバックグラウンドで動作させるプログラム実行部と、
    バックグラウンドで動作する前記第2プログラムの機能によって利用者に対して通知を行う場合に、フォアグラウンドで動作する前記第1プログラムのユーザインタフェース上に通知内容を示す通知領域を表示させる通知領域表示制御部と、
    前記通知領域に対する操作が行われた場合に、前記第2プログラムをフォアグラウンドで動作させ、前記第1プログラムをバックグラウンドで動作させる動作制御部と、
    前記通知領域に対する操作が前記利用者の意図外の操作であるか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記通知領域表示制御部は、
    前記通知領域に対する操作が前記利用者の意図外の操作である場合、後の前記通知の発生の際に、操作に応じて前記第2プログラムをフォアグラウンドで動作させ、前記第1プログラムをバックグラウンドで動作させる前記通知領域を表示させない、
    表示制御システム。
  2. 前記判定部は、
    前記第2プログラムがフォアグラウンドで動作し、前記第1プログラムがバックグラウンドで動作する状態に遷移した後、既定期間以内に前記利用者の操作によって、前記第1プログラムがフォアグラウンドで動作し、前記第2プログラムがバックグラウンドで動作する状態に戻った場合に、前記通知領域に対する操作が前記利用者の意図外の操作であると判定する、
    請求項1に記載の表示制御システム。
  3. 前記判定部は、
    前記第2プログラムがフォアグラウンドで動作し、前記第1プログラムがバックグラウンドで動作する状態に遷移した後、前記利用者が前記第2プログラムに関する操作を行うことなく、前記第1プログラムがフォアグラウンドで動作し、前記第2プログラムがバックグラウンドで動作する状態に戻った場合に、前記通知領域に対する操作が前記利用者の意図外の操作であると判定する、
    請求項1に記載の表示制御システム。
  4. 前記通知領域表示制御部は、
    前記通知領域に対する操作が前記利用者の意図外の操作である場合、同種の前記通知が後に発生した際に、操作に応じて前記第2プログラムをフォアグラウンドで動作させ、前記第1プログラムをバックグラウンドで動作させる前記通知領域を表示させない、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の表示制御システム。
  5. 前記通知領域表示制御部は、
    前記第1プログラムに関する操作を行うボタン上に前記通知領域を表示させる、
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載の表示制御システム。
  6. 前記判定部は、
    前記利用者が前記第1プログラムの前記ユーザインタフェースに対して操作を行っている場合に表示された前記通知領域に対する操作が前記利用者の意図外の操作であるか否かを判定する、
    請求項1〜請求項5のいずれかに記載の表示制御システム。
  7. 前記判定部は、
    表示制御システムが車両内で使用されている状態で表示された前記通知領域に対する操作が前記利用者の意図外の操作であるか否かを判定する、
    請求項1〜請求項6のいずれかに記載の表示制御システム。
  8. コンピュータを、
    第1プログラムと第2プログラムとの一方をフォアグラウンドで動作させ、他方をバックグラウンドで動作させるプログラム実行部、
    バックグラウンドで動作する前記第2プログラムの機能によって利用者に対して通知を行う場合に、フォアグラウンドで動作する前記第1プログラムのユーザインタフェース上に通知内容を示す通知領域を表示させる通知領域表示制御部、
    前記通知領域に対する操作が行われた場合に、前記第2プログラムをフォアグラウンドで動作させ、前記第1プログラムをバックグラウンドで動作させる動作制御部、
    前記通知領域に対する操作が前記利用者の意図外の操作であるか否かを判定する判定部、として機能させる表示制御プログラムであって、
    前記通知領域表示制御部は、コンピュータを、
    前記通知領域に対する操作が前記利用者の意図外の操作である場合、後の前記通知の発生の際に、操作に応じて前記第2プログラムをフォアグラウンドで動作させ、前記第1プログラムをバックグラウンドで動作させる前記通知領域を表示させないように機能させる、
    表示制御プログラム。
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