JP2021144303A - 情報表示システムおよび情報表示プログラム - Google Patents

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【課題】利用者の意図した操作が実施しにくい場合が生じる可能性を低減できる。【解決手段】タッチパネルディスプレイに表示させる第1画面情報および第2画面情報を取得する画面情報取得部と、前記第1画面情報および前記第2画面情報を前記タッチパネルディスプレイに表示させる表示制御部と、前記タッチパネルディスプレイにおいてタッチ操作がされた位置を検出する操作検出部と、を備え、前記タッチパネルディスプレイに表示されている前記第1画面情報に重なるように前記第2画面情報が表示されてから既定期間以内に前記第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた場合、当該タッチ操作は、前記第2画面情報への入力として検出されず前記第1画面情報への入力として検出される、情報表示システムが構成される。【選択図】図2

Description

本発明は、情報表示システムおよび情報表示プログラムに関する。
従来、タッチパネルディスプレイに表示されている画面情報の上に、ポップアップ表示により新たな通知情報が重なるように表示する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ポップアップ表示されてから所定時間経過するまでは、通知情報における感応領域および通知情報の下に表示されている画面情報における感応領域の両方を無効化する情報端末装置が開示されている。
特許第4714538号公報
特許文献1では、利用者が画面情報に対してタッチ操作を行おうとした際に、通知情報がポップアップ表示されると、当該通知情報が表示されている位置に利用者が意図せずタッチ操作を行ってしまう場合がある。この場合、特許文献1の技術によれば通知情報に対する入力は検出されない。しかし、所定時間が経過するまで、通知情報における感応領域および通知情報の下に表示されている画面情報における感応領域の両方が無効化されていることから、通知情報の下に表示されている画面情報に対しては少なくとも所定時間が経過するまでタッチ操作が行えない。このため、通知情報の下に表示されている画面情報に対して入力を行おうとする利用者は所定時間が経過するまで待機しなければならないことから、利用者の意図した操作が実施しにくい場合があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、通知情報の下に表示されている画面情報に対して入力を行おうとする利用者にとって、意図した操作が実施しにくい場合が生じる可能性を低減できる技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の情報表示システムは、タッチパネルディスプレイに表示させる第1画面情報および第2画面情報を取得する画面情報取得部と、前記第1画面情報および前記第2画面情報を前記タッチパネルディスプレイに表示させる表示制御部と、前記タッチパネルディスプレイにおいてタッチ操作がされた位置を検出する操作検出部と、を備え、前記タッチパネルディスプレイに表示されている前記第1画面情報に重なるように前記第2画面情報が表示されてから既定期間以内に前記第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた場合、当該タッチ操作は、前記第2画面情報への入力として検出されず前記第1画面情報への入力として検出される。
また、上記の目的を達成するため、本発明の情報表示プログラムは、コンピュータを、タッチパネルディスプレイに表示させる第1画面情報および第2画面情報を取得する画面情報取得部、前記第1画面情報および前記第2画面情報を前記タッチパネルディスプレイに表示させる表示制御部、前記タッチパネルディスプレイにおいてタッチ操作がされた位置を検出する操作検出部として機能させ、前記タッチパネルディスプレイに表示されている前記第1画面情報に重なるように前記第2画面情報が表示されてから既定期間以内に前記第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた場合、当該タッチ操作は、前記第2画面情報への入力として検出されず前記第1画面情報への入力として検出される。
以上説明した本発明の構成によれば、第1画面情報に重なるように第2画面情報が表示されてから既定期間以内に第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた場合、第1画面情報への入力として検出される。このため、タッチパネルディスプレイに表示された第1画面情報に重なるように第2画面情報が表示されても、第2画面情報の下に表示されている第1画面情報に対して入力を行おうとする利用者は既定期間が経過するまで待機することなく、第1画面情報に対して入力を行うことができる。したがって、利用者の意図した操作が実施しにくい場合が生じる可能性を低減できる。
情報表示システムのブロック図である。 図2A,図2B,図2Cはユーザインタフェースの例を示す図である。 情報表示処理のフローである。 既定位置および既定位置とは異なる位置を説明するための図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)情報表示システムの構成:
(2)情報表示処理:
(3)他の実施形態:
(1)情報表示システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態である情報表示システムとして機能する携帯端末10の構成を示すブロック図である。携帯端末10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20および記録媒体30を備えており、制御部20は、当該ROMや記録媒体30に記録された所望のプログラムを実行することができる。本実施形態にかかる携帯端末10は、各種のプログラムにより各種の機能を実行可能な多機能端末である。携帯端末10は、各種の態様で実現可能であるが、本実施形態において、携帯端末10は、通話機能を含む各種の機能を実行可能なスマートフォンである。
さらに、携帯端末10は、タッチパネルディスプレイ42、GNSS受信部44、通信部46を備えている。タッチパネルディスプレイ42は、図示しないインタフェースを介して制御部20と接続されており、制御部20とタッチパネルディスプレイ42とで各種の信号を授受する。制御部20は、タッチパネルディスプレイ42に対して制御信号を出力することにより、任意の座標を指定し、任意の画像をタッチパネルディスプレイ42に表示させることができる。タッチパネルディスプレイ42は、ディスプレイに重ねられた透過型のタッチ検出面を備えた入力デバイスであり、タッチ検出面に対して検出対象物がタッチした位置を検出し、検出位置を示すタッチ座標を出力する。制御部20は、当該タッチ座標に基づいてタッチ位置を取得することができる。
GNSS受信部44は、Global Navigation Satellite Systemの信号を受信する装置であり、航法衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して携帯端末10の現在地を算出するための信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して携帯端末10の現在地を取得する。
通信部46は、外部の装置と無線通信を行うことが可能な装置である。本実施形態において通信部46は、近距離無線通信規格(例えば、BlueTooth(登録商標)規格)によって他の装置と無線通信を行うことが可能であり、制御部20は、近距離無線通信規格に従って、外部の装置と種々の情報を授受することができる。
記録媒体30には、各種の情報を記録することができる。本実施形態においては、各種のアプリケーションプログラムを示す情報と、各アプリケーションプログラムで利用される情報とが記録媒体30に記録される。アプリケーションプログラムは複数個であれば良く、その種類は限定されないが、本実施形態においては、音楽再生プログラム30aとナビゲーションプログラム30bとが記録媒体30に記録されている例が想定されている。
音楽再生プログラム30aは、音楽ファイル30a1が示す音楽を再生するための処理を行うプログラムである。ナビゲーションプログラム30bは、地図情報30b1が示す地図をタッチパネルディスプレイ42に表示させ、また、利用者が設定した目的地までの経路案内を実行する処理を行うプログラムである。
本実施形態において、制御部20は、アプリケーションプログラムによる画面情報に関する表示を制御する機能を実行することができる。この機能を実行するためのプログラムを、本実施形態においては情報表示プログラム21と呼ぶ。情報表示プログラム21は、OS(オペレーティングシステム)であっても良いし、アプリケーションプログラムであっても良いし、一部がOSであり一部がアプリケーションプログラムであっても良い。
いずれにしても、情報表示プログラム21は、プログラム実行部21aと、表示制御部21bと、操作検出部21cと、を備える。プログラム実行部21aは、アプリケーションプログラムを動作させる機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。また、プログラム実行部21aには、画面情報取得部23aが含まれる。画面情報取得部23aは、タッチパネルディスプレイ42に表示させる第1画面情報および第2画面情報を取得する機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。すなわち、画面情報取得部23aとして機能する制御部20は、制御部20が実行しているアプリケーションプログラムの処理に応じてタッチパネルディスプレイ42に表示される第1画面情報および第2画面情報を記録媒体30から取得する。ここで、第2画面情報とは、いわゆる通知情報のことであり、利用者のタッチ操作によらずにタッチパネルディスプレイ42に自動的に表示されて利用者の注意を喚起する画面情報のことである(例えば、後述する図2Cには、第2画面情報Zとして図示)。利用者のタッチ操作によらずにタッチパネルディスプレイ42に自動的に表示されることとは、いわゆるポップアップ表示のことを指す。第1画面情報とは、第2画面情報とは異なる画面情報(例えば、ユーザインタフェース等)のことである。なお、以降の説明では、第1画面情報と第2画面情報とを総称する場合には、画面情報と呼ぶ。また、画面情報取得部23aとして機能する制御部20は、図示しないサーバの記録媒体からも制御部20が実行しているプログラムの処理に応じた画面情報を取得してよい。
表示制御部21bは、第1画面情報および第2画面情報をタッチパネルディスプレイ42に表示させる機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。すなわち、表示制御部21bとして機能する制御部20は、タッチパネルディスプレイ42に制御信号を出力し、取得した画面情報をタッチパネルディスプレイ42に表示させる。タッチパネルディスプレイ42に表示される画面情報としては、タッチパネルディスプレイ42の表示部全体に表示される画面情報やタッチパネルディスプレイ42の表示部のうち一部に表示される画面情報がある。
操作検出部21cは、タッチパネルディスプレイ42においてタッチ操作がされた位置を検出する機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。すなわち、操作検出部21cとして機能する制御部20は、タッチ操作がされた位置を示す情報をタッチパネルディスプレイ42から受信して、タッチパネルディスプレイ42に表示されている画面情報にタッチ操作がされたか否か判定する。ここで、タッチ操作がされた位置とは、タッチパネルディスプレイ42上の座標のことである。画面情報にタッチ操作がされた場合には、制御部20は、画面情報においてタッチ操作がされた位置を検出したのち、当該位置に応じた処理を実行する。
また、制御部20は、プログラム実行部21aとして機能することによって、第1プログラムと第2プログラムとの一方をフォアグラウンドで動作させ、他方をバックグラウンドで動作させることができる。本実施形態においては、バックグラウンドで動作している間に、第2画面情報(通知情報)の表示が行われる場合があるアプリケーションプログラムを、第2プログラムと呼ぶ。また、第1プログラムとは、第2プログラムとは異なるアプリケーションプログラムのことである。むろん、2つのプログラムの双方で通知情報の表示が行われ得る場合、双方のプログラムが第1プログラム、第2プログラムになり得る。本実施形態では、制御部20は、第1プログラムである音楽再生プログラム30aと第2プログラムであるナビゲーションプログラム30bとを並列処理によって並列的に実行することができる。
フォアグラウンド、バックグラウンドでのいずれにおいて動作させるのかは、まず、起動順序によって決められる。すなわち、最後に起動されたアプリケーションプログラムがフォアグラウンドで動作し、他のプログラムはバックグラウンドで動作する。さらに、フォアグラウンドで動作するアプリケーションプログラムと、バックグラウンドで動作するアプリケーションプログラムとは、利用者の指示によって切り替え可能である。
すなわち、利用者が既定の操作を行うと、制御部20は、実行中のアプリケーションプログラムの選択肢をタッチパネルディスプレイ42に表示させる。利用者が、選択肢からアプリケーションプログラムを選択すると、制御部20は、選択されたアプリケーションプログラムをフォアグラウンドで動作させ、他のアプリケーションプログラムをバックグラウンドで動作させる。
本実施形態においては、音楽再生プログラム30aとナビゲーションプログラム30bとのそれぞれにおいて、フォアグラウンドで実行される機能と、バックグラウンドで実行される機能とが区別されている。フォアグラウンドで実行される機能と、バックグラウンドで実行される機能との区別は種々の態様で行われて良いが、本実施形態においては、少なくともユーザインタフェースが区別される。すなわち、各アプリケーションプログラムにおいては、フォアグラウンドで動作している状態でタッチパネルディスプレイ42にデフォルトのユーザインタフェースが表示される。ユーザインタフェースは、タッチパネルディスプレイ42に表示される第1画面情報の一種である。バックグラウンド動作している場合、アプリケーションプログラムによって定常的にタッチパネルディスプレイ42に表示されるユーザインタフェースは存在しない。ただし、バックグラウンドで動作しているアプリケーションプログラムによって任意の通知内容を利用者に通知する必要が生じた場合、タッチパネルディスプレイ42に表示されているユーザインタフェース(第1画面情報)に重なるように第2画面情報を表示することで、通知内容が利用者に伝達される。
さらに、アプリケーションプログラムがフォアグラウンドで動作する場合、利用者は、タッチパネルディスプレイ42に表示されたユーザインタフェースを利用しながら各種の機能を利用する。図2Aは、音楽再生プログラム30aがフォアグラウンドで実行される状態でタッチパネルディスプレイ42に表示されるユーザインタフェースの例を示している。図2Aに示す例においては、音楽アルバムAのジャケットの画像Imが画面中央に表示され、その下方に音楽アルバムAに収録された音楽トラックの曲名(曲名1,曲名2)が表示されている。また、曲名の下方には、再生または停止を指示するためのボタンB1,次のトラックへの早送りを指示するボタンB2,前のトラックの頭出しを指示するボタンB3が表示されている。
さらに、図2Aに示す例においては、画面の右上の隅に各種設定を行うためのメニューを表示させる指示を行うためのボタンB4が表示され、画面の左上の隅に前画面に戻るためのボタンB5が表示されている。制御部20が、プログラム実行部21aの機能によって、フォアグラウンドで音楽再生プログラム30aを実行すると、制御部20は、タッチパネルディスプレイ42の出力信号に基づいて図2Aに示す各種のボタン等に対するタップ操作を受け付け、操作に応じた処理を実行する。例えば、ボタンB1によって音楽トラックの再生指示が行われると、制御部20は、再生指示が行われた音楽ファイル30a1を参照し、外部の装置が再生可能な情報に変換し、通信部46を介して出力する。外部の装置はスピーカーを備え、近距離無線通信によって当該情報を取得してスピーカーから音楽を出力する。むろん、音楽を出力するスピーカーは、携帯端末10に備えられていても良い。
図2Bは、ナビゲーションプログラム30bがフォアグラウンドで実行される状態でタッチパネルディスプレイ42に表示されるユーザインタフェースの例を示している。図2Bに示す例においては、携帯端末10が車両内で利用されることが想定されており、携帯端末10の現在地C(車両の現在地)を含む地図がタッチパネルディスプレイ42に表示されている。
また、本実施形態において、ナビゲーションプログラム30bは、利用者が設定した目的地まで誘導するための案内を実行する処理を行うことが可能であり、図2Bにおいては、経路が破線によって道路に付記されている。制御部20が、プログラム実行部21aの機能によって、フォアグラウンドでナビゲーションプログラム30bを実行すると、制御部20は、GNSS受信部44の出力信号に基づいて携帯端末10の現在地を取得し、現在地の変化に伴って、タッチパネルディスプレイ42上での現在地Cが固定の位置になるように地図を再描画し、表示させる。
さらに、制御部20は、経路に沿って利用者を誘導するための案内を行う。本実施形態において制御部20は、ナビゲーションプログラム30bの機能により、複数の種類の案内を実施可能である。すなわち、本実施形態においては、経路の案内と、注意喚起のための案内とが存在する。経路の案内には、例えば、交差点での進行方向を示す案内、経路に沿って進行するために走行すべき推奨車線を示す案内、有料道路の入口および出口を示す案内等が含まれる。注意喚起のための案内は、例えば、事故多発地点を示す案内、車線規制を示す案内、制限速度を示す案内等が含まれる。
これらの案内のそれぞれに対しては、案内を出力するタイミングが決められている。例えば、交差点での進行方向を示す案内においては、現在地と交差点との距離が既定距離以下になった場合に案内を出力するタイミングであるとみなされる。ナビゲーションプログラム30bがフォアグラウンドで動作している場合、制御部20は、ナビゲーションプログラム30bのユーザインタフェース上に各種の案内を表示させる。例えば、交差点での進行方向を示す案内であれば、現在地が案内交差点の手前の既定距離の地点に達すると、制御部20は、進行方向を示す画像を描画し、タッチパネルディスプレイ42上の地図に重ねて進行方向を示す画像を表示させる。また、制御部20は、進行方向を示す音声情報を生成し、通信部46を介して出力する。外部の装置は、近距離無線通信によって当該情報を取得してスピーカーから進行方向を示す音声を出力する。むろん、進行方向を示す音声を出力するスピーカーは、携帯端末10に備えられていても良い。
以上のように、各アプリケーションプログラムがフォアグラウンドで動作している場合、制御部20は、各アプリケーションプログラムのユーザインタフェースを利用して各アプリケーションプログラムの機能を実行する。一方、アプリケーションプラグラムがバックグラウンドで動作している状態において制御部20は、バックグラウンドで実行されているアプリケーションプラグラムのユーザインタフェースをタッチパネルディスプレイ42に表示させることなく主な機能を実行する。
例えば、音楽再生プログラム30aがバックグラウンドで動作し、ナビゲーションプログラム30bがフォアグラウンドで動作している場合、制御部20は、図2Bに示すナビゲーションプログラム30bのユーザインタフェースを表示した状態で、音楽再生プログラム30aの機能を実行する。この場合、制御部20は、例えば、再生中の音楽アルバムAに収録された曲を収録順に再生するなどの、既定の処理を実行する。
ナビゲーションプログラム30bがバックグラウンドで動作し、音楽再生プログラム30aがフォアグラウンドで動作している場合、制御部20は、図2Aに示す音楽再生プログラム30aのユーザインタフェースを表示した状態で、ナビゲーションプログラム30bの機能を実行する。この状態において利用者に案内を行う場合、制御部20は、音楽再生プログラム30aのユーザインタフェースに重なるように通知情報である第2画面情報を表示させ、一定期間経過後に当該第2画面情報を消去する。
当該第2画面情報の制御は、表示制御部21bの機能によって実施される。すなわち、表示制御部21bとして機能する制御部20は、バックグラウンドで動作する第2プログラムの機能によって利用者に対して通知を行う場合に、フォアグラウンドで動作する第1プログラムのユーザインタフェース上に重なるように、通知内容を示す第2画面情報を表示させる。具体的には、第2プログラムであるナビゲーションプログラム30bがバックグラウンドで動作している場合、制御部20は、ナビゲーションプログラム30bによる案内タイミングになったか否か判定する。案内タイミングである場合、制御部20は、案内内容を示す情報(画像や文字等)を表示するための既定の大きさの第2画面情報を描画する。そして、制御部20は、タッチパネルディスプレイ42を制御し、フォアグラウンドで動作している第1プログラムである音楽再生プログラム30aのユーザインタフェース上に重なるように第2画面情報を表示させる。なお、本実施形態において、第2画面情報はタッチパネルディスプレイ42の画面の上端から下方に向けて出現するような動画によって表示され、動画の表示が終了すると、第2画面情報が表示されたままの状態で一定期間維持され、一定期間が経過すると第2画面情報が消去される。
図2Cは、図2Aに示す音楽再生プログラム30aのユーザインタフェース上に第2画面情報Zが重なるように表示された状態を示している。すなわち、案内タイミングになると、タッチパネルディスプレイ42上では図2Aに示すユーザインタフェースの上端から徐々に第2画面情報Zが下方に移動していき、図2Cに示す状態で動画の表示が完了することで第2画面情報Zの全体が表示される。その後、一定期間後に第2画面情報Zが消去される。
操作検出部21cとして機能する制御部20は、タッチパネルディスプレイ42に表示されている第1画面情報に重なるように第2画面情報が表示されてから既定期間以内に第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた場合、当該タッチ操作を、第2画面情報への入力として検出せず第1画面情報への入力として検出する。すなわち、制御部20は、第2画面情報の表示から既定期間以内に第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた場合、当該タッチ操作を、当該タッチ操作がされた第2画面情報の位置に対応する第1画面情報の位置へのタッチ操作とみなして、処理を実行する。既定期間には、第2画面情報が表示されてから消去されるまでの間の期間である一定期間よりも短い期間が設定される。本実施形態では、既定期間は100msである。他の実施形態では、既定期間は100msより短くてもよいし長くてもよい。
また、第2画面情報が表示されてから既定期間を過ぎたのちに第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた場合、制御部20は、第2画面情報へのタッチ操作に応じた処理を実行する。本実施形態において、第2画面情報は、案内内容を利用者に通知する機能を有するとともに、バックグラウンドでの動作によって第2画面情報を表示させたプログラム(本例ではナビゲーションプログラム30b)をフォアグラウンドに遷移させる指示を受け付ける機能を有している。このため、操作検出部21cとして機能する制御部20は、第2画面情報が表示されてから既定期間経過後に第2画面情報に対するタッチ操作が行われた場合、バックグラウンドで動作中の通知を行ったアプリケーションプラグラムをフォアグラウンドで動作させ、フォアグラウンドで動作中のアプリケーションプラグラムをバックグラウンドで動作させる。例えば、図2Cに示す例において、第2画面情報Zが表示されてから既定期間経過後に第2画面情報Zに対するタッチ操作が行われると、バックグラウンドで動作していたナビゲーションプログラム30bがフォアグラウンドでの動作に切り替えられる。従って、タッチパネルディスプレイ42上の表示内容は、図2Cに示す状態から、図2Bに示す状態に切り替わる。
以上の構成によれば、第1画面情報に重なるように第2画面情報が表示されてから既定期間以内に第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた場合、第1画面情報への入力として検出される。このため、利用者が第1画面情報に対して入力を行おうとした際に、第2画面情報がポップアップ表示されて第2画面情報が表示されている位置に利用者が意図せずタッチ操作を行ったとしても、第2画面情報が表示されてから既定期間以内である場合には、第1画面情報の入力として検出される。したがって、第2画面情報に対して利用者が意図しない入力をすることを抑制できる。また、タッチパネルディスプレイに表示された第1画面情報に重なるように第2画面情報が表示されても、第2画面情報の下に表示されている第1画面情報に対して入力を行おうとする利用者は既定期間が経過するまで待機することなく、第1画面情報に対して入力を行うことができる。したがって、利用者の意図した操作が実施しにくい場合が生じる可能性を低減できる。
(2)情報表示処理:
次に、図3に示すフローチャートに基づいて、携帯端末10が実行する情報表示処理を説明する。情報表示処理は、制御部20が稼動している間、繰り返し実行される。情報表示処理は、タッチパネルディスプレイ42に第1画面情報や第2画面情報を表示するとともに、タッチ操作の位置およびタッチ操作のタイミングに応じて、第1画面情報への入力と第2画面情報への入力とを区別して検出するための処理である。情報表示処理が実行されると、制御部20は、第2プログラムが実行されて動作状態であるか否か判定する(ステップS110)。本実施形態では、第2プログラムは、ナビゲーションプログラム30bである。第2プログラムが動作状態でない場合(ステップS110:NO)、制御部20は、情報表示処理を終了する。
第2プログラムが動作状態である場合(ステップS110:YES)、制御部20は、第1プログラムがフォアグラウンドで動作しているか否か判定する(ステップS120)。本実施形態では、第1プログラムは、音楽再生プログラム30aである、ここで、第1プログラムがフォアグラウンドで動作している場合、第1プログラムによる第1画面情報であるユーザインタフェースがタッチパネルディスプレイ42に表示されている。制御部20は、実行している各プログラムについて、いずれのプログラムがフォアグラウンドで動作しているかを特定することによって、ステップS120における判定を行う。第1プログラムがフォアグラウンドで動作していない場合(ステップS120:NO)、制御部20は、情報表示処理を終了する。
第1プログラムがフォアグラウンドで動作している場合(ステップS120:YES)、すなわち、フォアグラウンドで動作している第1プログラムのユーザインタフェース(第1画面情報)が表示されている場合、制御部20は、バックグラウンドで動作する第2プログラムによる第2画面情報の表示条件が成立したか否か判定する(ステップS130)。本実施形態では、第2プログラムであるナビゲーションプログラム30bによる案内タイミングになった場合に、表示条件が成立する。第2画面情報の表示条件が成立していない場合(ステップS130:NO)、制御部20は、情報表示処理を終了する。
第2画面情報の表示条件が成立している場合(ステップS130:YES)、制御部20は、ユーザインタフェース(第1画面情報)上に重なるように第2画面情報を表示させる(ステップS140)。本実施形態では、フォアグラウンドで動作している第1プログラムである音楽再生プログラム30aのユーザインタフェース上に重なるように第2画面情報が表示される。次に、制御部20は、操作検出部21cとして機能することによって、タッチパネルディスプレイ42に表示された第2画面情報にタッチ操作がされたか否か判定する(ステップS150)。制御部20は、タッチ操作がされた位置を示す情報をタッチパネルディスプレイ42から受信して、タッチパネルディスプレイ42においてタッチ操作がされた位置と、第2画面情報の表示範囲とを比較することによって、第2画面情報へのタッチ操作の有無を判定する。第2画面情報にタッチ操作がされていない場合(ステップS150:NO)、制御部20は、情報表示処理を終了する。
第2画面情報にタッチ操作がされた場合(ステップS150:YES)、制御部20は、操作検出部21cとして機能することによって、第2画面情報が表示されてから既定期間以内に第2画面情報にタッチ操作がされたか否か判定する(ステップS160)。制御部20は、第2画面情報を表示するようタッチパネルディスプレイ42に指示したタイミングを既定期間の開始時点とし、第2画面情報のうちタッチ操作がされた位置を示す情報をタッチパネルディスプレイ42から受信した時点を参照して、第2画面情報へのタッチ操作が既定期間以内に行われたか否か判定する。
第2画面情報が表示されてから既定期間以内に第2画面情報にタッチ操作がされた場合(ステップS160:YES)、制御部20は、操作検出部21cとして機能することによって、当該タッチ操作を、第2画面情報への入力として検出せずに第1画面情報への入力として検出する(ステップS170)。そして、制御部20は、タッチ操作がされた第2画面情報の位置に対応する第1画面情報の位置に応じた処理を実行する(ステップS180)。ここで、第2画面情報の位置に対応する第1画面情報の位置とは、タッチ操作がされた第2画面情報の位置であるタッチパネルディスプレイ上の座標が示す位置を、第2画面情報が重なるように表示される前の状態の第1画面情報に適用した場合の位置のことである。その後、制御部20は、情報表示処理を終了する。
一方、第2画面情報が表示されてから既定期間以内に第2画面情報にタッチ操作がされていない場合、すなわち、第2画面情報が表示されてから既定期間を過ぎたのち第2画面情報にタッチ操作がされた場合(ステップS160:NO)、制御部20は、操作検出部21cとして機能することによって、当該タッチ操作を、第2画面情報への入力として検出する(ステップS190)。そして、制御部20は、第2画面情報へのタッチ操作に応じた処理を実行する(ステップS200)。本実施形態では、バックグラウンドでの動作によって第2画面情報を表示させた第2プログラムであるナビゲーションプログラム30bをフォアグラウンドに遷移させるとともに、フォアグラウンドで動作中だった第1プラグラムをバックグラウンドに遷移させる。その後、制御部20は、情報表示処理を終了する。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は、本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、情報表示システムは、複数の装置(例えば、クライアントとサーバや、ナビゲーション装置内の制御部とユーザI/F部内の制御部等)によって実現されるシステムであってもよい。情報表示システムは、他のシステム(例えば、ナビゲーションシステム)の一部であってもよい。携帯端末10を構成する画面情報取得部23a、表示制御部21b、操作検出部21cの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在してもよい。むろん、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。情報表示システムの少なくとも一部が代替可能装置で代替されていてもよい。
プログラム実行部は、第1プログラムと第2プログラムとの一方をフォアグラウンドで動作させ、他方をバックグラウンドで動作させることができればよい。すなわち、プログラム実行部は、複数のプログラムを並列処理によって実行可能である。フォアグラウンドでの動作は、例えば、プログラムによる通常のユーザインタフェースがディスプレイ上に表示されている(または、画面オフからオンへの復帰の際に最初に表示される)状態である。バックグラウンドでの動作は、プログラムによる通常のユーザインタフェースがディスプレイ上に表示されていない状態である。
むろん、バックグラウンドで動作しているプログラムの簡易的なユーザインタフェースがディスプレイ上に表示されても良い。すなわち、フォアグラウンドで動作するプログラムのユーザインタフェースが画面内の主要な部分に表示され、バックグラウンドで動作するプログラムのユーザインタフェースが画面の一部分に表示される構成等であってもよい。また、フォアグラウンドでの動作とバックグラウンドでの動作においては、表示内容以外にも種々の要素が変化して良い。例えば、フォアグラウンドでの動作とバックグラウンドでの動作とでは、プログラムを並列処理で実行する際の優先度が変わっても良いし、バックグラウンドにおいてはフォアグラウンドで動作している際に実行される機能の一部を停止させても良い。
第1プログラムと第2プログラムは、種々のプログラムであって良く、上述の実施形態のように、第1プログラムが音楽再生プログラム、第2プログラムがナビゲーションプログラムである構成に限定されない。例えば、第1プログラムおよび第2プログラムは、音楽再生プログラム、ナビゲーションプログラム、ウェブサイト閲覧プログラム、地図表示プログラム、ソーシャルネットワーキングサービスプログラムなど、任意のプログラムの一つであってよい。
画面情報取得部は、タッチパネルディスプレイに表示させる第1画面情報および第2画面情報を取得することができればよい。画面情報は、各種のプログラムにより提供される機能を実現するための画面が定義された情報であって、タッチパネルディスプレイに表示される情報である。画面情報を生成する主体は、画面情報取得部であってもよいし、他の機能であってもよい。すなわち、画面情報取得部は、アプリケーションプログラムが生成した画面情報を表示のために取得する構成であってもよい。
表示制御部は、第1画面情報および第2画面情報をタッチパネルディスプレイに表示させることができればよい。また、表示制御部は、タッチパネルディスプレイに第1画面情報を表示させている状態において第2画面情報が取得された場合には、第1画面情報に重なるように第2画面情報を表示させることができればよい。
操作検出部は、タッチパネルディスプレイにおいてタッチ操作がされた位置を検出することができればよい。すなわち、操作検出部は、タッチパネルディスプレイにタッチ操作があったか否かを判定するとともに、タッチ操作がされた際にタッチパネルディスプレイに表示されている第1画面情報もしくは第2画面情報のいずれの位置にタッチ操作がされたかを特定することができればよい。
第1画面情報に重なるように第2画面情報が表示されている状態とは、タッチパネルディスプレイに表示された第1画面情報の上に、少なくとも第2画面情報の一部分が重なるように表示されている状態である。すなわち、第1画面情報の内側に第2画面情報の一部分が含まれているように表示されていてもよいし第2画面情報の全体が含まれているように表示されていてもよい。
既定期間とは、利用者が第1画面情報に対して入力を行おうとした際に第2画面情報がポップアップ表示された場合に、第2画面情報が表示されたことに利用者が気付いて、意図しないタッチ操作を第2画面情報に行うことを利用者が止めるまでに要する期間のことである。換言すれば、第2画面情報が表示されてから既定期間より短い期間内では、利用者が第1画面情報に対して入力を行おうとした際に第2画面情報がポップアップ表示された場合に、第2画面情報が表示されたことに利用者が気付かず、意図しないタッチ操作を第2画面情報に行う可能性が高いということである。
上述した実施形態では、図3で説明した情報表示処理のステップS120において、第1プログラムがフォアグラウンドで動作しているか否か判定されていたが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば、図3で説明した情報表示処理は、ステップS120を省略して実行されてもよい。すなわち、情報表示処理は、2つのアプリケーションプログラムが並列的に実行されている場合だけでなく、通知が取得されるアプリケーションプログラムが単独で実行されている場合に適用されてもよい。このような場合、第1画面情報の上に重なるように第2画面情報を表示されている状態とは、当該アプリケーションプログラムの処理に応じた第1画面情報の上に重なるように、当該アプリケーションプログラムによる第2画面情報が表示されている場合のことである。また、情報表示処理は、3つ以上のアプリケーションプログラムが実行されている場合に適用されてもよい。すなわち、あるアプリケーションプログラムの処理に応じた第1画面情報の上に重なるように第2画面情報が表示された場合に、表示から既定期間以内に第2画面情報にタッチ操作がされたか否かに応じて第1画面情報への入力と第2画面情報への入力とを区別して検出する限り、3つ以上のアプリケーションプログラムが実行されている場合にも適用されうる。
上述した実施形態では、タッチパネルディスプレイに表示されている第1画面情報に重なるように第2画面情報が表示されてから既定期間以内に第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた場合、当該タッチ操作は、第2画面情報への入力として検出されず第1画面情報への入力として検出されていたが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば、タッチパネルディスプレイに表示されている第1画面情報に重なるように第2画面情報が表示されてから既定期間以内に第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた場合、更に当該タッチ操作がされた位置に応じて、第1画面情報への入力と第2画面情報への入力とを区別して検出してもよい。すなわち、第2画面情報が表示されている位置のうち後述する既定位置にタッチ操作がされた場合、当該タッチ操作は、第2画面情報への入力として検出されず第1画面情報への入力として検出され、当該既定位置とは異なる位置にタッチ操作がされた場合、当該タッチ操作は、第2画面情報への入力として検出されてもよいということである。
図4は、既定位置と、既定位置とは異なる位置と、を説明するための図である。図4は、音楽再生プログラム30aのユーザインタフェース上に描画されたボタンB4およびボタンB5が図示されている点をのぞき、図2Cと同様である。図4では、理解を容易にするために、ボタンB4およびボタンB5が図示されているが、タッチパネルディスプレイ42に実際に表示されている状態では、ボタンB4およびボタンB5は、第2画面情報Zに隠されている状態であってもよいし、第2画面情報Zを介して薄く視認できる状態であってもよい。図4においては、ボタンB4もしくはボタンB5が表示されている位置が、上述の既定位置に相当する。ボタンB4もしくはボタンB5が表示されている位置は、ボタンB4もしくはボタンB5の表示に外接する矩形や、当該表示を内側に含む所定範囲の領域として定義されてもよい。そして、ボタンB4もしくはボタンB5が表示されていない位置が、上述の既定位置とは異なる位置に相当する。第1画面情報に重なるように第2画面情報が表示されてから既定期間以内に既定位置であるボタンB4もしくはボタンB5が表示されている位置にタッチ操作がされた場合、操作検出部として機能する制御部は、当該タッチ操作を、第2画面情報への入力として検出せず第1画面情報への入力として検出する。そして、第2画面情報において当該タッチ操作がされた位置に対応する第1画面情報の位置は、ボタンB4もしくはボタンB5であることから、制御部は、各種設定を行うためのメニューを表示させる指示(ボタンB4にタッチ操作がされた場合)もしくは前画面に戻る指示(ボタンB5にタッチ操作がされた場合)を出力する。一方、第1画面情報に重なるように第2画面情報が表示されてから既定期間以内に既定位置であるボタンB4もしくはボタンB5が表示されている位置とは異なる位置にタッチ操作がされた場合、操作検出部として機能する制御部は、当該タッチ操作を、第2画面情報への入力として検出する。なお、上述した例では、ボタンB4およびボタンB5等のユーザインタフェース(第1画面情報)の側に含まれる表示内容によって既定位置が定まっていたが、本発明の実施形態はこれに限られず、第2画面情報の側に含まれる表示内容によって既定位置が定まってもよい。例えば、第2画面情報のうち中央寄りの部分を既定位置とするとともに、中央から左側および右側の部分を既定位置とは異なる位置として定められてもよい。すなわち、第2画面情報の表示範囲内の位置によって、既定位置および既定位置とは異なる位置が定められてもよい。上述してきた情報表示システムによれば、第1画面情報に第2画面情報が重ねて表示されている状態において、利用者は、第2画面情報のうち既定位置にタッチ操作を行うか既定位置とは異なる位置にタッチ操作を行うかを選択することによって、第1画面情報への入力と第2画面情報への入力とを選択することができる。また、第1画面情報の既定位置に対して入力を行おうとした際に、第2画面情報がポップアップ表示されて既定位置に対応する第2画面情報の位置に利用者が意図せずタッチ操作を行ったとしても、第2画面情報が表示されてから既定期間以内である場合には、第1画面情報の入力として検出される
また、タッチパネルディスプレイに表示されている第1画面情報に重なるように第2画面情報が表示されてから既定期間以内に第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた回数に応じて、第1画面情報への入力と第2画面情報への入力とを区別して検出してもよい。すなわち、既定期間以内に第2画面情報が表示されている位置に1回タッチ操作がされた場合、操作検出部として機能する制御部は、当該タッチ操作を、第2画面情報への入力として検出せず第1画面情報への入力として検出し、既定期間以内に第2画面情報が表示されている位置に2回タッチ操作がされた場合、当該タッチ操作を、第2画面情報への入力として検出してもよいということである。このような情報表示システムによれば、第1画面情報に第2画面情報が重ねて表示されている状態において、利用者は、タッチ操作の回数を選択することによって、第1画面情報への入力と第2画面情報への入力とを選択することができる。このような情報表示システムにおいては、第1画面情報に第2画面情報が重なるように表示されてから利用者がタッチ操作の回数を検討するために要する期間の長さが、既定期間として設定されることが好ましい。
上述した他の実施形態において、第2画面情報が表示されてから既定期間以内に第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた場合に、第2画面情報の表示範囲において当該タッチ操作がされた位置、もしくは、タッチ操作がされた回数に応じて、第1画面情報への入力と第2画面情報への入力とを区別して検出されることを説明したが、本発明の実施形態はこれに限られない。例えば、上述した他の実施形態における検出態様は、既定期間以内に限られず、例えば、第2画面情報が表示されてから一定期間経過後に消去されるまでの間、すなわち、第2画面情報が表示されている間は継続されてもよい。
本発明の実施形態において、既定期間は、少なくとも1つの要素に応じて設定されてもよい。例えば、情報表示システムが移動する移動速度が既定速度以上である場合、移動速度が既定速度より小さい場合と比べて、既定期間を長くしてもよい。このような情報表示システムは、情報表示システムが移動する移動速度を検出する移動速度検出部を備えているものとする。移動速度検出部は、種々の態様で実現される。例えば、GNSS受信部によって取得される時間経過に伴う現在地の軌跡に基づいて、情報表示システムが移動する移動速度が検出されてもよい。また、情報表示システムが車両に搭載されている場合には、車両が備える速度センサによって、情報表示システムが移動する移動速度が検出されてもよい。既定速度として、車両が走行中であるとみなされる速度(例えば、5km/h以上の速度)が設定された場合、走行中の車内においては、情報表示処理に用いられる既定期間は長く設定される。走行中の車内においてタッチパネルディスプレイへの入力を行う場合、停止している状態でタッチパネルディスプレイへの入力を行う場合と比べて、利用者は、タッチパネルディスプレイを注視できない状態にある。このため、走行中に利用者が第1画面情報に対して入力を行おうとした際に第2画面情報がポップアップ表示されても、第2画面情報が表示されたことに利用者が気付かず、意図しないタッチ操作を第2画面情報に行う可能性が高くなる。そこで、既定速度以上である場合に既定期間を長く設定されることによって、意図しないタッチ操作を第2画面情報に行う可能性を低減することができる。
また、情報表示システムが固定されている場合、情報表示システムが固定されていない場合と比べて、既定期間を長くしてもよい。このような情報表示システムが固定される対象としては、車両を含む移動体が想定されている。また、このような情報表示システムは、情報表示システムが固定されているか否かを検出する固定検出部を備えているものとする。固定検出部は、種々の態様で実現される。例えば、ジャイロセンサや、車両のダッシュボードに設けられた保持部によって情報表示システムが保持されたことを検出するセンサ等が情報表示システムに備えられることによって、情報表示システムの固定が特定されてもよい。このような情報表示システムによれば、車両を含む移動体に固定された状態においては、利用者はタッチパネルディスプレイを注視できない状態にあることから、情報表示システムが移動体に固定されている場合に既定期間が長くなるよう設定することによって、利用者が意図しないタッチ操作を第2画面情報に行う可能性を低減することができる。
また、情報表示システムが充電されている場合、情報表示システムは固定されていると検出され、情報表示システムが充電されていない場合と比べて、既定期間を長くしてもよい。このような情報表示システムにおいては、情報表示システムが固定されているか否かを検出する固定検出部として、充電中か否かを検出する充電検出部が備えられている。また、情報表示システムに電力を供給する装置としては、移動体が想定されている。このような情報表示システムによれば、情報表示システムが移動体に固定されている場合と同様に、移動体の移動中において、利用者が意図しないタッチ操作を第2画面情報に行う可能性を低減することができる。
さらに、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、複数の装置で共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。例えば、ナビゲーションシステムに情報表示システムが組み込まれていてもよい。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…携帯端末、20…制御部、21…情報表示プログラム、21a…プログラム実行部、23a…画面情報取得部、21b…表示制御部、21c…操作検出部、30…記録媒体、30a…音楽再生プログラム、30a1…音楽ファイル、30b…ナビゲーションプログラム、30b1…地図情報、42…GNSS受信部、44…タッチパネルディスプレイ、46…通信部

Claims (7)

  1. タッチパネルディスプレイに表示させる第1画面情報および第2画面情報を取得する画面情報取得部と、
    前記第1画面情報および前記第2画面情報を前記タッチパネルディスプレイに表示させる表示制御部と、
    前記タッチパネルディスプレイにおいてタッチ操作がされた位置を検出する操作検出部と、
    を備え、
    前記タッチパネルディスプレイに表示されている前記第1画面情報に重なるように前記第2画面情報が表示されてから既定期間以内に前記第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた場合、当該タッチ操作は、前記第2画面情報への入力として検出されず前記第1画面情報への入力として検出される、
    情報表示システム。
  2. 前記タッチパネルディスプレイに表示されている前記第1画面情報に重なるように前記第2画面情報が表示されてから前記既定期間以内に前記第2画面情報が表示されている位置のうち既定位置にタッチ操作がされた場合、当該タッチ操作は、前記第2画面情報への入力として検出されず前記第1画面情報への入力として検出され、
    前記タッチパネルディスプレイに表示されている前記第1画面情報に重なるように前記第2画面情報が表示されてから前記既定期間以内に前記第2画面情報が表示されている位置のうち前記既定位置とは異なる位置にタッチ操作がされた場合、当該タッチ操作は、前記第2画面情報への入力として検出される、
    請求項1に記載の情報表示システム。
  3. 前記タッチパネルディスプレイに表示されている前記第1画面情報に重なるように前記第2画面情報が表示されてから前記既定期間以内に前記第2画面情報が表示されている位置に1回タッチ操作がされた場合、当該タッチ操作は、前記第2画面情報への入力として検出されず前記第1画面情報への入力として検出され、
    前記タッチパネルディスプレイに表示されている前記第1画面情報に重なるように前記第2画面情報が表示されてから前記既定期間以内に前記第2画面情報が表示されている位置に2回タッチ操作がされた場合、当該タッチ操作は、前記第2画面情報への入力として検出される、
    請求項1に記載の情報表示システム。
  4. 前記情報表示システムが移動する移動速度を検出する移動速度検出部をさらに備え、
    前記移動速度が既定速度以上である場合、前記移動速度が前記既定速度より小さい場合と比べて、前記既定期間を長くする、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報表示システム。
  5. 前記情報表示システムが固定されているか否かを検出する固定検出部をさらに備え、
    前記情報表示システムが固定されている場合、前記情報表示システムが固定されていない場合と比べて、前記既定期間を長くする、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報表示システム。
  6. 前記情報表示システムが充電されている場合、前記情報表示システムは固定されていると検出され、前記情報表示システムが充電されていない場合と比べて、前記既定期間を長くする、
    請求項5に記載の情報表示システム。
  7. コンピュータを、
    タッチパネルディスプレイに表示させる第1画面情報および第2画面情報を取得する画面情報取得部、
    前記第1画面情報および前記第2画面情報を前記タッチパネルディスプレイに表示させる表示制御部、
    前記タッチパネルディスプレイにおいてタッチ操作がされた位置を検出する操作検出部として機能させ、
    前記タッチパネルディスプレイに表示されている前記第1画面情報に重なるように前記第2画面情報が表示されてから既定期間以内に前記第2画面情報が表示されている位置にタッチ操作がされた場合、当該タッチ操作は、前記第2画面情報への入力として検出されず前記第1画面情報への入力として検出される、情報表示プログラム。
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