JP2020140067A - 画像形成装置 - Google Patents

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板橋 奈緒
Nao Itabashi
奈緒 板橋
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【課題】装置本体に対してベアリングを精度良く位置決めすることを目的とする。【解決手段】画像形成装置は、現像ローラ62を備える現像カートリッジと、感光体ドラムを回転可能に支持するベアリング110を備え、現像カートリッジが着脱可能なドラムカートリッジ50と、現像カートリッジが装着された状態のドラムカートリッジが着脱可能な装置本体を備える。装置本体は、第1位置決め部P11を有する。ベアリング110は、現像ローラ62のシャフト62Aをガイドするガイド溝G1と、感光体ドラムの回転軸とは異なる位置に配置される突起P1を有する。現像カートリッジが装着された状態のドラムカートリッジ50が装置本体に装着され、かつ、少なくとも現像ローラが駆動しているときに、突起P1が、第1位置決め部P11に、感光体ドラムの回転方向で接触する。【選択図】図6

Description

本発明は、感光体ドラムを支持するベアリングを備える画像形成装置に関する。
従来、ドラムカートリッジとして、ドラムフレームと、ドラムフレームに支持されるベアリングと、ベアリングに回転可能に支持される感光体ドラムと、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この技術では、ベアリングは、現像ローラのシャフトをガイドするガイド溝を有している。
この技術では、ベアリングのガイド溝で現像ローラのシャフトを支持しているので、現像ローラからベアリングに力が伝達されて、ベアリングがドラムフレームに対して動くおそれがある。そのため、ベアリングには、ドラムフレームに係合する突起が設けられている。これにより、ベアリングがドラムフレームに対して動くことが抑制されている。
特開2012−118176号公報
しかしながら、従来技術では、感光体ドラムの回転に伴って発生する振動がドラムフレームに伝達すると、装置本体に対するベアリングの位置が変動してしまい、感光体ドラムの装置本体に対する位置が変動するおそれがある。
そこで、本発明は、装置本体に対してベアリングを精度良く位置決めすることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、シャフトを含む現像ローラを備える現像カートリッジと、前記現像カートリッジが着脱可能なドラムカートリッジであって、感光体ドラムと、前記感光体ドラムを回転可能に支持するベアリングとを備えるドラムカートリッジと、前記現像カートリッジが装着された状態の前記ドラムカートリッジが着脱可能な装置本体と、を備える。
前記装置本体は、第1位置決め部を有する。
前記ベアリングは、前記現像ローラの前記シャフトをガイドするガイド溝と、前記感光体ドラムの回転軸とは異なる位置に配置される突起と、を有する。
前記現像カートリッジが装着された状態の前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着され、かつ、少なくとも前記現像ローラが駆動しているときに、前記突起が、前記第1位置決め部に、前記感光体ドラムの回転方向で接触する。
この構成によれば、現像ローラの駆動時においてフレームが振動した場合であっても、ベアリングの突起が装置本体の第1位置決め部に接触するので、装置本体に対してベアリングを精度良く位置決めすることができる。
また、前記ドラムカートリッジは、前記ベアリングを支持するフレームを備え、前記フレームは、開口部を有し、前記突起は、前記開口部を通って前記フレームの外に突出していてもよい。
また、前記画像形成装置は、前記感光体ドラムを露光する露光部材を備え、前記ベアリングは、前記露光部材と接触する接触面を有し、前記突起は、前記感光体ドラムの回転方向において、前記接触面よりも前記ガイド溝から離れていてもよい。
これによれば、接触面よりもガイド溝から離れた位置に突起を設けるので、例えば接触面よりもガイド溝に近い位置に突起を設けた構成と比べ、現像ローラからガイド溝に加わる力を突起で良好に受けることができ、ベアリングが回動するのを良好に規制することができる。また、ベアリングの回動が規制されることで、接触面の位置を適正な位置に保持することができるので、露光部材を精度良く位置決めすることができる。
また、前記現像カートリッジが装着された状態の前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着された状態において、前記ガイド溝は、上下方向に交差する方向に延び、前記接触面は、前記感光体ドラムの軸方向および前記上下方向に直交する直交方向において、前記ガイド溝と前記突起の間に位置していてもよい。
また、前記現像カートリッジが装着された状態の前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着された状態において、前記第1位置決め部は、前記突起の上に位置していてもよい。
例えば、現像ローラを備える現像カートリッジの自重によって、ガイド溝が下に押されて、ベアリングが回動しようとする場合には、突起が上に移動しようとする。しかしながら、前述した構成では、第1位置決め部が突起の上に位置するので、第1位置決め部によって突起の上への移動を良好に規制することができる。
また、前記現像カートリッジが装着された状態の前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着された状態において、前記第1位置決め部は、前記突起の下に位置していてもよい。
例えば、現像ローラを備える現像カートリッジに駆動トルクが入力された際に、現像ローラからガイド溝に上向きの力が加わる場合には、ガイド溝が上に押されてベアリングが回動することで突起が下に移動しようとする。しかしながら、前述した構成では、第1位置決め部が突起の下に位置するので、第1位置決め部によって突起の下への移動を良好に規制することができる。
また、前記ベアリングが、前記感光体ドラムを回転可能に支持する円筒状の支持部を有し、前記突起が円筒状の外周面を有する場合には、前記突起の直径は、前記支持部の直径よりも小さくてもよい。
また、前記装置本体は、第2位置決め部を有し、前記支持部は、前記現像カートリッジが装着された状態の前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着された状態において前記第2位置決め部に位置決めされてもよい。
また、前記ドラムカートリッジは、前記感光体ドラム上のトナーを回収するクリーニングローラであって、シャフトを含むクリーニングローラを備え、前記ベアリングは、前記クリーニングローラの前記シャフトを支持する支持穴を有し、前記支持穴は、前記突起と前記感光体ドラムの間に位置していてもよい。
また、前記ベアリングは、前記感光体ドラムの一端と他端のそれぞれに設けられていてもよい。
本発明によれば、装置本体に対してベアリングを精度良く位置決めすることができる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンタの概略構成を示す図である。 ドラムカートリッジの軸方向の一端側の構造を示す斜視図である。 一端側のベアリングを示す斜視図(a)と側面図(b)である。 ドラムカートリッジの軸方向の他端側の構造を示す斜視図である。 他端側のベアリングを示す斜視図(a)と側面図(b)である。 ドラムカートリッジの軸方向の一端側を装置本体に位置決めするための構成を示す側面図(a)と、ドラムカートリッジの軸方向の他端側を装置本体に位置決めするための構成を示す側面図(b)である。 第1位置決め部を突起の上に配置した形態を示す側面図である。 第1位置決め部と押圧部材とで突起を挟む形態を示す側面図である。 突起の位置を変更した形態を示す側面図である。 クリーニングローラの軸受と突起を一体に形成した形態を示す分解斜視図(a)と側面図(b)である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1は、装置本体10と、トップカバー11と、給紙部20と、画像形成部30とを備えている。
トップカバー11は、装置本体10の上部に形成された開口10Aを開閉するカバーである。トップカバー11は、装置本体10の上部に配置されている。トップカバー11は、回動軸11Aを中心として装置本体10に回動可能に設けられている。トップカバー11の上面は、排紙された用紙Pを載置するための排紙トレイ11Bとなっている。
給紙部20は、装置本体10内の下部に設けられ、用紙Pを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30に供給する用紙供給機構22とを備えている。給紙トレイ21内の用紙Pは、用紙供給機構22によって1枚ずつ分離されて画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つの露光ヘッド40と、4つのプロセスカートリッジPCと、転写ユニット70と、定着ユニット80とを備えている。
露光ヘッド40は、露光部材の一例である。露光ヘッド40は、複数のLEDを有している。露光ヘッド40は、トップカバー11から吊り下げられるようにトップカバー11に保持されている。露光ヘッド40は、複数のLEDが画像データに基づいて明滅することで、感光体ドラム51の表面を露光する。
各プロセスカートリッジPCは、トップカバー11と給紙トレイ21との間に配置されている。各プロセスカートリッジPCは、トップカバー11が開かれた状態において、開口10Aを通して装置本体10に着脱可能となっている。プロセスカートリッジPCは、ドラムカートリッジ50と、ドラムカートリッジ50に着脱可能な現像カートリッジ60とを備えている。
ドラムカートリッジ50は、円筒状の感光体ドラム51と、感光体ドラム51を帯電する帯電器52と、現像カートリッジ60を感光体ドラム51に向けて付勢する押圧バネ53と、クリーニングローラ54と、感光体ドラム51等を支持するドラムフレーム55とを備えている。
クリーニングローラ54は、感光体ドラム51上に残ったトナー等の異物を回収するローラである。クリーニングローラ54は、感光体ドラム51に接触して回転可能となっている。クリーニングローラ54は、シャフト54Aと、シャフト54Aの周囲に設けられるローラ部54Bとを含んでいる。
現像カートリッジ60は、トナーを収容する現像筐体61と、現像筐体61内のトナーを感光体ドラム51に供給する現像ローラ62とを備えている。現像ローラ62は、シャフト62Aと、シャフト62Aの周囲に設けられるローラ部62Bとを含んでいる。現像ローラ62は、押圧バネ53によって感光体ドラム51に付勢された状態で回転可能となっている。
転写ユニット70は、給紙トレイ21とプロセスカートリッジPCとの間に設けられている。転写ユニット70は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを備えている。駆動ローラ71および従動ローラ72は、搬送ベルト73を支持している。
搬送ベルト73は、用紙Pを搬送するベルトである。搬送ベルト73は、外側の面が各感光体ドラム51に接している。各転写ローラ74は、各感光体ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持している。
定着ユニット80は、加熱ローラ81と、加圧ローラ82とを備えている。加圧ローラ82は、加熱ローラ81に押圧される。
このような画像形成部30では、まず、帯電器52が、感光体ドラム51の表面を帯電させる。その後、露光ヘッド40が、感光体ドラム51の表面を露光する。これにより、感光体ドラム51上に静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ62が、感光体ドラム51上の静電潜像にトナーを供給する。これにより、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。
用紙Pが搬送ベルト73と感光体ドラム51の間を通過するときに、感光体ドラム51上のトナー像は、用紙P上に転写される。その後、用紙P上のトナー像は、定着ユニット80で定着される。次いで、用紙Pは、排出ローラ91によって排紙トレイ11Bに排出される。
次に、ドラムカートリッジ50の構造と、ドラムカートリッジ50周りの装置本体10の構造について詳細に説明する。なお、以下の説明では、感光体ドラム51の軸方向を、単に「軸方向」と称する。
図2および図4に示すように、ドラムカートリッジ50は、軸方向の一端と他端に、ベアリング110,120を備えている。ベアリング110,120は、感光体ドラム51を回転可能に支持するための部材である。ベアリング110,120は、ドラムフレーム55によって支持されている。
ベアリング110,120は、それぞれ突起P1,P2を有している。突起P1,P2は、感光体ドラム51の回転軸X1とは異なる位置に配置されている。詳しくは、突起P1,P2は、前述したクリーニングローラ54の回転軸X2と同軸に配置されている。突起P1,P2は、円筒状の外周面を有している。
ドラムフレーム55は、軸方向の一端と他端に、開口部の一例としての孔55A,55Bを有している。突起P1,P2は、孔55A,55Bを通ってドラムフレーム55の外に突出している。
孔55Aと突起P1の間には、所定の隙間が形成されている。また、孔55Bと突起P2との間にも、所定の隙間が形成されている。これにより、各突起P1,P2は、ドラムフレーム55に対して多少動けるようになっている。
また、ドラムフレーム55は、軸方向の一端に、円筒状の保護壁55Cを有している。保護壁55Cは、一端側のベアリング110の後述する支持部111の外周面を覆うように形成されている。これに対し、他端側のベアリング120の後述する支持部121は、ドラムフレーム55の外に突出して、外部に露出している。
図3(a),(b)に示すように、一端側のベアリング110は、円筒状の支持部111と、支持部111の一端に位置する壁112と、支持部111の他端に位置するベース部113とを有している。支持部111は、感光体ドラム51の一端部を回転可能に支持する部分である。なお、支持部111は、感光体ドラム51の一端部を直接支持してもよいし、感光体ドラム51の一端に固定される部材を支持することで、感光体ドラム51の一端部を間接的に支持してもよい。
壁112は、円筒状の支持部111の一端側の開口を覆うように形成されている。ベース部113は、板状の部位である。ベース部113は、支持部111の外周面から延出している。
ベース部113は、前述した突起P1と、ガイド溝G1と、接触面F1とを有している。突起P1の直径は、支持部111の直径よりも小さい。
ガイド溝G1は、現像ローラ62のシャフト62Aをガイドする溝である。詳しくは、ガイド溝G1は、図にドットのハッチングで示す軸受B1を介してシャフト62Aをガイドしている。ここで、軸受B1は、シャフト62Aを回転可能に支持する部材である。軸受B1は、前述した現像カートリッジ60の現像筐体61に設けられている。
接触面F1は、露光ヘッド40と接触する面である。露光ヘッド40が接触面F1と接触することで、露光ヘッド40と感光体ドラム51の間隔を一定の間隔に保持することが可能となっている。
突起P1は、感光体ドラム51の回転方向において、接触面F1よりもガイド溝G1から離れている。図3(b)に示すように、プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着された状態において、ガイド溝G1は、上下方向に交差する方向に延びている。接触面F1は、軸方向および上下方向に直交する直交方向において、ガイド溝G1と突起P1の間に位置している。
図5(a),(b)に示すように、他端側のベアリング120は、円筒状の支持部121と、ベース部123とを有している。支持部121は、感光体ドラム51の他端部を回転可能に支持する部分である。具体的に、支持部121は、感光体ドラム51の他端に固定されるドラムカップリングCP1(図4参照)を支持することで、感光体ドラム51の他端部を間接的に支持している。
ベース部123は、板状の部位である。ベース部123は、支持部121の外周面から延出している。
ベース部123は、前述した突起P2と、ガイド溝G2と、接触面F2とを有している。突起P2の直径は、支持部121の直径よりも小さい。
ガイド溝G2は、現像ローラ62のシャフト62Aをガイドする溝である。詳しくは、ガイド溝G2は、図にドットのハッチングで示す軸受B2を介してシャフト62Aをガイドしている。ここで、軸受B2は、シャフト62Aを回転可能に支持する部材である。軸受B2は、前述した現像カートリッジ60の現像筐体61に設けられている。
接触面F2は、露光ヘッド40と接触する面である。露光ヘッド40が接触面F2と接触することで、露光ヘッド40と感光体ドラム51の間隔を一定の間隔に保持することが可能となっている。
突起P2は、感光体ドラム51の回転方向において、接触面F2よりもガイド溝G2から離れている。図5(b)に示すように、プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着された状態において、ガイド溝G2は、上下方向に交差する方向に延びている。接触面F2は、軸方向および上下方向に直交する直交方向において、ガイド溝G2と突起P2の間に位置している。
図6(a)に示すように、装置本体10は、軸方向の一端に、第1位置決め部P11と、2つの第2位置決め部P21とを有している。第1位置決め部P11は、感光体ドラム51の回転方向において、一端側のベアリング110の位置を決めるための部分である。プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着された状態において、第1位置決め部P11は、ベアリング110の突起P1の下に位置する。
各第2位置決め部P21は、ベアリング110の支持部111の上下方向および直交方向における位置を決めるための部位である。プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着された状態において、一方の第2位置決め部P21は、ドラムフレーム55の保護壁55Cの下に位置する。プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着された状態において、他方の第2位置決め部P21は、保護壁55Cに対して直交方向の一方側に位置する。これにより、プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着されると、保護壁55Cが2つの第2位置決め部P21に接触することで、ベアリング110の支持部111の上下方向および直交方向における位置が決まる。
ここで、現像カートリッジ60は、図に破線で示す現像カップリングCP2を備えている。現像カップリングCP2は、外部から駆動力が入力される部材である。現像カップリングCP2は、現像ローラ62とは異なる位置に配置されている。現像カップリングCP2に入力された駆動力は、図示せぬギヤを介して現像ローラ62に伝達される。
プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着され、かつ、現像カップリングCP2に駆動力が入力されて現像ローラ62が駆動しているときには、現像カートリッジ60に対して、矢印D1で示す方向にトルクがかかる。このトルクの大きさが、現像カートリッジ60の自重よりも大きい場合には、現像ローラ62が矢印D1の方向にガイド溝G1を押して、ベアリング110に対して矢印D2の方向に力がかかり、突起P1が下に移動しようとする。しかしながら、本実施形態では、突起P1の下に第1位置決め部P11が位置するので、突起P1の下への移動が第1位置決め部P11で規制される。
ここで、プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着されているが、現像カップリングCP2に駆動力が入力されていない状態では、突起P1は、必ずしも第1位置決め部P11に接触していない。プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着され、かつ、現像カップリングCP2に駆動力が入力されて現像ローラ62が駆動しているときには、前述したようなトルクが発生するため、突起P1は、第1位置決め部P11に、感光体ドラム51の回転方向で接触する。
図6(b)に示すように、装置本体10は、軸方向の他端に、第1位置決め部P12と、2つの第2位置決め部P22とを有している。第1位置決め部P12は、感光体ドラム51の回転方向において、他端側のベアリング120の位置を決めるための部分である。プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着された状態において、第1位置決め部P12は、ベアリング120の突起P2の下に位置する。
各第2位置決め部P22は、ベアリング120の支持部121の上下方向および直交方向における位置を決めるための部位である。プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着された状態において、一方の第2位置決め部P22は、支持部121の下に位置する。プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着された状態において、他方の第2位置決め部P22は、支持部121に対して直交方向の一方側に位置する。これにより、プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着されると、支持部121が2つの第2位置決め部P22に接触することで、支持部121の上下方向および直交方向における位置が決まる。
なお、現像ローラ62からベアリング120に加わる力によって、突起P2が第1位置決め部P12に接触する作用は、前述した内容と同様なので、説明は省略する。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
現像ローラ62の駆動時においてドラムフレーム55が振動した場合であっても、ベアリング110,120の突起P1,P2が装置本体10の第1位置決め部P11,P12に接触するので、装置本体10に対してベアリング110,120を精度良く位置決めすることができる。
接触面F1,F2よりもガイド溝G1,G2から離れた位置に突起P1,P2を設けるので、例えば接触面よりもガイド溝に近い位置に突起を設けた構成と比べ、現像ローラ62からガイド溝G1,G2に加わる力を突起P1,P2で良好に受けることができ、ベアリング110,120が回動するのを良好に規制することができる。また、ベアリング110,120の回動が規制されることで、接触面F1,F2の位置を適正な位置に保持することができるので、露光ヘッド40を精度良く位置決めすることができる。
現像カップリングCP2に駆動力が入力された際に、現像ローラ62からガイド溝G1,G2に上向きの力が加わった場合であっても、第1位置決め部P11,P12が突起P1,P2の下に位置するので、第1位置決め部P11,P12によって突起P1,P2の下への移動を良好に規制することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着された状態において、第1位置決め部P11,P12を突起P1,P2の下に配置したが、本発明はこれに限定されるものではない。図7に示すように、プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着された状態において、第1位置決め部P12が突起P2の上に配置されていてもよい。なお、一端側の第1位置決め部P11および突起P1は、他端側の第1位置決め部P12および突起P2と軸方向において対称に配置されるため、説明は省略する。
この形態は、現像カートリッジ60の自重が、現像カートリッジ60にかかる駆動トルクよりも大きな場合に有効である。具体的に、このような場合には、現像カートリッジ60の自重によって、ガイド溝G2が下に押されて、ベアリング120に対して矢印D3の方向に力がかかり、突起P2が上に移動しようとする。しかしながら、この形態では、第1位置決め部P12が突起P2の上に位置するので、第1位置決め部P12によって突起P2の上への移動を良好に規制することができる。
なお、この形態では、現像ローラ62が駆動していないときであっても、突起P2が第1位置決め部P12に接触する。
図6に示す形態に係る構成に対して、図8に示す押圧部材210、バネ220およびバネ支持部230をさらに追加してもよい。押圧部材210は、第1位置決め部P12との間で突起P2を挟む部材である。
バネ220は、押圧部材210を突起P2に向けて付勢する部材である。バネ支持部230は、バネ220を支持するための部位である。バネ支持部230は、装置本体10に設けられている。なお、押圧部材210、バネ220およびバネ支持部230は、装置本体10の一端側にも同様に設けられている。
この形態によれば、例えばドラムカートリッジ50が振動して突起P2に上向きの力が加わった場合であっても、突起P2が上に移動するのを押圧部材210等により規制することができる。
図9に示すように、ベアリング120のベース部123は、クリーニングローラ54のシャフト54Aを支持する支持穴123Aを有していてもよい。具体的に、支持穴123Aは、軸受B3を介してシャフト54Aを支持している。
この構造では、突起P2は、支持穴123Aよりも感光体ドラム51から遠い位置に配置されている。言い換えると、支持穴123Aは、突起P2と感光体ドラム51の間に位置している。
また、この形態では、突起P2から感光体ドラム51の回転軸X1までの距離が、現像ローラ62の回転軸X3から感光体ドラム51の回転軸X1までの距離よりも大きい。これにより、現像ローラ62からガイド溝G2に加わる力を、突起P2を介して第1位置決め部P12で良好に受けることができる。
図10(a)に示すように、クリーニングローラ54のシャフト54Aを回転可能に支持する軸受B4が、突起P3の一部を構成する第1部分P31を有していてもよい。具体的に、この形態では、突起P3は、第1部分P31と、第2部分P32とで構成されている。軸受B4は、第1部分P31と、シャフト54Aを回転可能に支持する略円筒状の支持部B41とを有している。
第2部分P32は、ベアリング110のベース部113に一体に形成されている。また、ベース部113は、軸受B4の支持部B41を保持する円筒状の保持部114と、支持部B41を通すための孔115とを有している。
軸受B4は、導電性の部材、例えば導電性の樹脂からなる。ベアリング110は、非導電性の部材、例えば非導電性の樹脂からなる。
図10(b)に示すように、この形態では、第1位置決め部P11は、導電性の部材、例えば導電性の樹脂からなる。第1位置決め部P11は、アースされている。そして、プロセスカートリッジPCが装置本体10に装着された状態において、第1部分P31は、第1位置決め部P11に接触する。
この形態によれば、前記実施形態と同様の効果を得る他、クリーニングローラ54を、軸受B4および第1位置決め部P11を介してアースすることができる。
前記実施形態では、開口部として孔55A,55Bを例示したが、本発明はこれに限定されず、開口部は、例えば、切欠きなどであってもよい。
前記実施形態では、露光部材としてLEDを有する露光ヘッド40を例示したが、本発明はこれに限定されず、露光部材は、LED以外の光源を備えるものであってもよい。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えばモノクロのプリンタ、複写機、複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、突起(例えばP1)が、フレームの開口部(例えば孔55A)を通る構成としたが、本発明はこれに限定されず、突起は開口部を通らなくてもよい。例えば、ベアリングのうち、軸方向から見てドラムフレームの側壁からはみ出す部分(例えば、ガイド溝付近の部分)に突起を設け、この突起を第1位置決め部に接触させてもよい。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 カラープリンタ
10 装置本体
50 ドラムカートリッジ
51 感光体ドラム
55 ドラムフレーム
60 現像カートリッジ
62 現像ローラ
62A シャフト
110 ベアリング
120 ベアリング
G1 ガイド溝
G2 ガイド溝
P1 突起
P2 突起
P11 第1位置決め部
P12 第1位置決め部

Claims (10)

  1. シャフトを含む現像ローラを備える現像カートリッジと、
    前記現像カートリッジが着脱可能なドラムカートリッジであって、感光体ドラムと、前記感光体ドラムを回転可能に支持するベアリングとを備えるドラムカートリッジと、
    前記現像カートリッジが装着された状態の前記ドラムカートリッジが着脱可能な装置本体と、を備える画像形成装置であって、
    前記装置本体は、第1位置決め部を有し、
    前記ベアリングは、
    前記現像ローラの前記シャフトをガイドするガイド溝と、
    前記感光体ドラムの回転軸とは異なる位置に配置される突起と、を有し、
    前記現像カートリッジが装着された状態の前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着され、かつ、少なくとも前記現像ローラが駆動しているときに、前記突起が、前記第1位置決め部に、前記感光体ドラムの回転方向で接触することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ドラムカートリッジは、前記ベアリングを支持するフレームを備え、
    前記フレームは、開口部を有し、
    前記突起は、前記開口部を通って前記フレームの外に突出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記感光体ドラムを露光する露光部材を備え、
    前記ベアリングは、前記露光部材と接触する接触面を有し、
    前記突起は、前記感光体ドラムの回転方向において、前記接触面よりも前記ガイド溝から離れていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像カートリッジが装着された状態の前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着された状態において、
    前記ガイド溝は、上下方向に交差する方向に延び、
    前記接触面は、前記感光体ドラムの軸方向および前記上下方向に直交する直交方向において、前記ガイド溝と前記突起の間に位置することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像カートリッジが装着された状態の前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着された状態において、前記第1位置決め部は、前記突起の上に位置することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像カートリッジが装着された状態の前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着された状態において、前記第1位置決め部は、前記突起の下に位置することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記ベアリングは、前記感光体ドラムを回転可能に支持する円筒状の支持部を有し、
    前記突起は、円筒状の外周面を有し、
    前記突起の直径は、前記支持部の直径よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記装置本体は、第2位置決め部を有し、
    前記支持部は、前記現像カートリッジが装着された状態の前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着された状態において前記第2位置決め部に位置決めされることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記ドラムカートリッジは、前記感光体ドラム上のトナーを回収するクリーニングローラであって、シャフトを含むクリーニングローラを備え、
    前記ベアリングは、前記クリーニングローラの前記シャフトを支持する支持穴を有し、
    前記支持穴は、前記突起と前記感光体ドラムの間に位置することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記ベアリングは、前記感光体ドラムの一端と他端のそれぞれに設けられることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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