JP2020140027A - 画像形成装置 - Google Patents

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佳彦 黒津
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佳彦 黒津
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Abstract

【課題】安価な構成により画像形成装置本体に対するスキャナ筐体の位置決めを行うことができるようにする。【解決手段】画像形成装置本体2の骨格フレーム20の上端部の外郭は、互いに対向して配置されて上面がスキャナ筐体31の載置面を構成する一対の第一梁224,225と、該一対の第一梁224,225の上面よりも上側に突出する位置で該一対の第一梁間224,225に跨る第二梁227と、該第二梁227の両端部をそれぞれ各第一梁224,225に連結する一対の突出柱228,229とを有していて、該一対の突出柱228,229と第二梁227とがスキャナ筐体31の位置決めを行う位置決めフレーム230として機能するように構成され、スキャナ筐体31には、上記位置決めフレーム230を受け入れると共に該位置決めフレーム230の少なくとも一部に係合する係合部31eが形成されている。【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
一般に、複写機等の画像形成装置は、画像形成装置本体と該画像形成装置本体の上側に載置される画像読取装置とを備えている。画像読取装置は、上面にコンタクトガラスが装着されたスキャナ筐体を備えている。スキャナ筐体の内部には、コンタクトガラス上の原稿に向けて原稿読取り用の光を照射する原稿読取りユニットが収容されている。原稿読取りユニットは、スキャナ筐体の底部に設けられたレールに支持されて所定方向に往復駆動可能になっている。
ところで、画像読取装置を画像形成装置本体の上側に組付ける際には、スキャナ筐体を所定位置に位置決めする必要がある。そこで、特許文献1に示す画像形成装置では、画像形成装置本体の骨格フレームの上端部に位置決め用の一対の筒部を設けるようにしている。一対の筒部は、それぞれ、骨格フレームの上端部に設けられた梁の上面に金具を介して立設されている。スキャナ筐体には、該一対の筒部に嵌合する一対の位置決め孔が形成されている。
特開2017−156642号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す従来の画像形成装置では、スキャナ筐体の位置決めを行うために、一対の筒部と各筒部を骨格フレームに取付けるための金具とが必要になる。このため、部品点数が増加してコスト増加を招くという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、安価な構成により画像形成装置本体に対するスキャナ筐体の位置決めを行うことができる画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、複数の柱と複数の梁とからなる骨格フレームを含む画像形成装置本体と、該画像形成装置本体の骨格フレームの上側に載置され、内部に原稿読取りユニットを収容するスキャナ筐体と、を備えている。
そして、上記骨格フレームの上端部の外郭は、互いに対向して配置されて上面が上記スキャナ筐体の載置面を構成する一対の第一梁と、該一対の第一梁の上面よりも上側に突出する位置で該一対の第一梁間に跨る第二梁と、該第二梁の両端部をそれぞれ第一梁に連結する一対の突出柱とを有していて、該一対の突出柱と上記第二梁とがスキャナ筐体の位置決めを行う位置決めフレームとして機能するように構成され、上記スキャナ筐体には、上記位置決めフレームを受け入れると共に該位置決めフレームの少なくとも一部に係合する係合部が形成されている。
本発明によれば、安価な構成により画像形成装置本体に対するスキャナ筐体の位置決めを行うことができる。
図1は、実施形態における画像形成装置を示す概略構成図である。 図2は、画像読取装置を図1のII−II線で切断した概略断面図である。 図3は、画像読取装置におけるスキャナ筐体内の概略構成を示す平面図である。 図4は、画像形成装置本体の骨格フレームを示す外観斜視図である。 図5は、画像形成装置本体の骨格フレームの上端部を前側から見た正面図である。 図6は、画像読取装置のスキャナ筐体から蓋部材を取外した状態を示す外観斜視図である。 図7は、骨格フレームの上面にスキャナ筐体を位置決めする手順を説明するための説明用斜視図である。 図8は、図7における骨格フレームの上端部付近を拡大して示す拡大図である。 図9は、骨格フレームの上面にスキャナ筐体を位置決めした状態を示す前側且つ右側の斜め上方から見た斜視図である。 図10は、骨格フレームの上面にスキャナ筐体を位置決めした状態を示す前側且つ右側の斜め下方から見た斜視図である。 図11は、実施形態2を示す図2相当図である。 図12は、実施形態3を示す図3相当図である。 図13は、実施形態3を示す図5相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《実施形態1》
[全体構成]
図1は、実施形態における画像形成装置1を示す概略構成図を示す。以下の説明において、前側、後側は、画像形成装置1の前側、後側(図1の紙面垂直方向の手前側、奥側)を意味し、左側、右側は、画像形成装置1を前側から見たときの左側、右側を意味するものとする。
上記画像形成装置1は、胴内排紙型の複写機であって、画像形成装置本体2と、画像形成装置本体2の上側に設けられた画像読取装置3とを有している。画像読取装置3は、原稿画像を光学的に読み取ってその画像データを生成する。
画像形成装置本体2内には、画像読取装置3にて読取った原稿の画像データを基に用紙Pに画像を転写形成する画像形成部4が設けられている。画像形成部4の下方には、レーザー光を照射する露光装置5が配置され、画像形成部4の上方には、転写ベルト6が配置されている。露光装置5の下方には、用紙Pを貯留する給紙部7が配置されている。転写ベルト6の左側の上方には、用紙Pに転写形成された画像に定着処理を施す定着部8が配置されている。画像形成装置本体2と画像読取装置3との間には、定着部8にて定着処理が施された用紙Pを排出する排紙空間Sが設けられている。画像形成装置本体2の上部の右側半部には、排紙空間Sに排出された用紙Pを受け止める排紙トレイ部9が形成されている。画像形成装置本体2内には、給紙部7から排紙トレイ部9に向かって延びる用紙搬送路Tが設けられている。
画像形成部4は、イエロー、マゼンタ、シアン、又はブラックに対応する4つの画像形成ユニット10を備えている。各画像形成ユニット10は、感光体ドラム11を有していて、露光装置5によって感光体ドラム11に書込まれた静電潜像を現像器により現像して各色のトナー像として可視化する。画像形成部4は、各画像形成ユニット10の感光体ドラム11に形成された各色のトナー像を転写ベルト6に順次転写した重ね合わせた後、給紙部7から供給される用紙Pに転写する。
定着部8は、加熱ローラー8aと加圧ローラー8bとを備えている。定着部8は、画像形成部4より供給される用紙Pに担持されたトナー像を加熱及び加圧することで当該用紙Pに熱定着させる。定着処理後の用紙Pは排紙トレイ部9に排出される。
[画像読取装置3の構成]
次に、図1及び図2を参照して画像読取装置3の構成を説明する。画像読取装置3は、スキャナ筐体31、原稿読取りユニット32及び原稿押さえカバー33を有している。スキャナ筐体31は、上側に開放する矩形箱部31Aと、矩形箱部31Aの上側を閉塞する蓋部材31Bとを有している。蓋部材31Bには原稿が載置されるコンタクトガラス31aが装着されている。原稿押さえカバー33は、スキャナ筐体31の後端部に回動可能に軸支されてコンタクトガラス31aの上面を開閉可能に覆っている。
スキャナ筐体31の内部には、コンタクトガラス31a上の原稿画像を読取る原稿読取りユニット32が収容されている。原稿読取りユニット32は、コンタクトガラス31aの前端付近から後端付近まで延びる矩形箱状のキャリッジ32aを有している。キャリッジ32a内には、コンタクトガラス31a上の原稿に向けて原稿読取り用の光を出射する光源32b(図1参照)と、原稿からの反射光を受光してデジタル画像データを生成する撮像素子32cとが収容されている。光源32b及び撮像素子32cはキャリッジ32aに搭載される光学機器に相当する。尚、撮像素子32cをキャリッジ32aに搭載せずにスキャナ筐体31の底壁31bに設置し、キャリッジ32aに搭載した反射ミラーを介して反射光を撮像素子32cに導くようにしてもよい。
キャリッジ32aは、不図示の駆動機構により駆動されて左右方向の所定範囲内(コンタクトガラス31aの原稿載置領域を含む範囲内)を往復移動可能になっている。撮像素子32cにより生成された画像データは、キャリッジ32aに接続された不図示のフレキシブルケーブルを通じて画像形成装置本体2のコントローラーに送信される。
[キャリッジ32aのガイド構造]
次に、図2及び図3を参照してキャリッジ32aのガイド構造を説明する。キャリッジ32aは、前後方向に間隔を空けて並ぶ前側レール34及び後側レール35によって左右方向に移動可能に支持されている。前側レール34及び後側レール35は、互いに平行に配置されていてスキャナ筐体31の左側壁31cから右側壁31dまでの左右方向の全体に亘って延びている。
図2に示すように、前側レール34は、鉄製の平板をパイプ状に折り曲げて形成されていて、後述するように画像形成装置本体2の骨格フレーム20の一部を利用して構成されている。後側レール35は、中実円柱状の棒状部材であって、スキャナ筐体31の底壁31b上に載置されている。
ここで、後側レール35は、SUS等によって構成されていて前側レール34に比べて高い形状精度及び配置精度を有している。後側レール35は、キャリッジ32aの下面に形成された一対のガイド突部32dの間の溝部に係合している。そして、後側レール35がこの溝部に係合することによりキャリッジ32aと後側レール35との直交度が確保されている。前側レール34は、キャリッジ32aの下面に当接してその高さ位置のみを規制している。前側レール34に要求される幾何学的精度は、後側レール35に要求される幾何学的精度に比べて低い。
[骨格フレーム20の構成]
次に図4を参照して、画像形成装置本体2の骨格フレーム20の構成を説明する。骨格フレーム20は、四角柱状の複数のパイプ部材を溶接して形成されている。各パイプ部材は、例えば鉄製の平板を四角柱状に折り曲げて形成されている。
具体的には、骨格フレーム20は下段フレーム部21と上段フレーム部22とからなる。下段フレーム部21は、画像形成装置本体2における画像形成部4及び給紙部7(図1参照)を収容する空間部の外郭を形成する。上段フレーム部22は、画像形成装置本体2における用紙搬送路Tの上端部を収容する空間部及び画像読取装置3の載置部の外郭を形成する。
下段フレーム部21は、下側枠211と上側枠212と四つの連結柱213とを有している。下側枠211は、前後方向に延びて左右方向に間隔を空けて並ぶ左右一対の下側前後梁211aと、この左右の下側前後梁211aの端部同士を連結する一対の連結梁211bとを有している。上側枠212は、前後方向に延びて左右方向に間隔を空けて並ぶ左右一対の上側前後梁212aと、この左右の上側前後梁212aの端部同士を連結する一対の連結梁212bとを有している。四つの連結柱213はそれぞれ、下側枠211の四隅から上方に延びて上側枠212の四隅に連結されている。
上段フレーム部22は、第一柱221、第二柱222、第三柱223、左側前後梁224、右側前後梁225、後側連結梁226、前側連結梁227を有している。第一柱221は下段フレーム部21の上側枠212の左側且つ前側の隅部から上方に延びている。第二柱222は、該上側枠212の左側且つ後側の隅部から上方に延びている。第三柱223は、該上側枠212の右側且つ後側の隅部から上方に延びている。第一柱221、第二柱222二及び第三柱223の上端は同高さに位置している。
左側前後梁224と右側前後梁225とは、左右方向に間隔を空けて対向配置されている。具体的には、左側前後梁224は、第一柱221の上端から後側に向かって水平に延びて第二柱222の上端に連結されている。右側前後梁225は、第三柱223の上端から前側に向かって水平に延びている。右側前後梁225は、第三柱223に対して片持ち梁状に連結されている。右側前後梁225は、左側前後梁224に比べて前後方向の長さが短く形成されている。
左側前後梁224及び右側前後梁225の後端部同士は後側連結梁226によって連結されている。これらの各梁224〜226の上面は、同高さに位置していてスキャナ筐体31の載置面を構成している。左側前後梁224と右側前後梁225とは、互いに対向して配置されてスキャナ筐体31の載置面を構成する一対の第一梁に相当する。
前側連結梁227は、右側前後梁225の前端部と、左側前後梁224の前後方向の中間部とに跨って左右方向に水平に延設されている。前側連結梁227の左側端部は突出柱228を介して左側前後梁224に連結され、前側連結梁227の右側端部は突出柱229を介して右側前後梁225に連結されている。前側連結梁227は、一対の第一梁の上面よりも上側に突出する位置で該一対の第一梁間に跨る第二梁に相当する
図5に示すように、突出柱228は左側前後梁224の上面から上側に僅かに突出して前側連結梁227の下面に連結されている。同様に、突出柱229は、右側前後梁225の上面から上側に突出して前側連結梁227の下面に連結されている。突出柱228及び突出柱229も、他の構成部材と同様に四角柱状のパイプ部材によって構成されている。そして、前側連結梁227と一対の突出柱228,229とが位置決めフレーム230を構成している。位置決めフレーム230は、スキャナ筐体31に形成された係合部31eに係合することで画像形成装置本体2(骨格フレーム20)に対するスキャナ筐体31の位置決めを行う。尚、第一柱221、第二柱222、第三柱223は連結柱213と一体の部材として形成してもよい。
[スキャナ筐体31の係合部31eの構成]
図3及び図6を参照して、スキャナ筐体31の係合部31eの構成を説明する。係合部31eは、スキャナ筐体31に形成された切欠き孔によって形成されている。
具体的には、係合部31eは、第一切欠孔31fと一対の第二切欠孔31gとを有している。第一切欠孔31fは、スキャナ筐体31の底壁31bの左右方向の全体に亘って延びる矩形状に形成されている。一対の第二切欠孔31gはそれぞれ、スキャナ筐体31の左側壁31c及び右側壁31d(左右両側壁)に形成されている。各第二切欠孔31gは、下側に開放する矩形状に形成されて第一切欠孔31fの左右方向の両端に連続的に繋がっている。
第一切欠孔31f及び第二切欠孔31gの幅は、位置決めフレーム230の幅(つまり前側連結梁227の幅)に対応する大きさに設定されている。
[スキャナ筐体31の位置決め構造]
次に、図7〜図10を参照して、骨格フレーム20に対するスキャナ筐体31の位置決め手順を説明する。各図では、スキャナ筐体31の蓋部材31Bを省略して矩形箱部31Aのみを示している。
スキャナ筐体31の位置決めに際しては、先ず、図7及び図8に示すように、スキャナ筐体31の一対の第二切欠孔31gが一対の突出柱228,229の直上に位置するようにスキャナ筐体31の位置合わせを行う。この状態でスキャナ筐体31をそのまま下降させていくと、図9に示すように、位置決めフレーム230の中間部(前側連結梁227の両端部を除く部分)がスキャナ筐体31の第一切欠孔31fを通過してスキャナ筐体31内に露出するとともに、位置決めフレーム230の左右両端部(突出柱228と前側連結梁227の左側端部、及び、突出柱229と前側連結梁227の右側端部)が各第二切欠孔31gに係合する。この係合によりスキャナ筐体31の前後方向の位置決めがなされる。尚、図9及び図10では、位置決めフレーム230の左右両端部と各第二切欠孔31gとの係合状態の一例として両者が嵌合する状態を示しているが、これに限ったものではなく多少の隙間があってもよい。すなわち、位置決めフレーム230の左右両端部と各第二切欠孔31gとの係合精度は、要求されるスキャナ筐体31の組付け精度(位置決め精度)によって設定される。
そして、スキャナ筐体31内に露出する位置決めフレーム230の中間部(前側連結梁227の両端部を除く中間部)は、原稿読取りユニットの前側レール34として兼用される(図2及び図9等参照)。スキャナ筐体31の位置決めが完了した後は、前側連結梁227(前側レール34)の直下に位置する第一切欠孔31fを、例えばアルミテープ等の閉塞部材によって塞ぐことがこのましい。これにより、第一切欠孔31fからスキャナ筐体31内に異物が侵入して読取り不良が発生するのを防止することができる。
尚、本実施形態では、位置決めフレーム230によってスキャナ筐体31の前後方向の位置決めのみを行うようにしており、位置決めフレーム230の左右方向の位置決めは、例えばスキャナ筐体31の右側面と、骨格フレーム20の右側端面(つまり第三柱223の右側面)との位置を合わせることで容易に行うことができる。
[作用効果]
以上説明したように、本実施形態では、画像形成装置本体2の骨格フレーム20の上端部の外郭は、互いに対向して配置されて上面がスキャナ筐体31の載置面を構成する左側前後梁224及び右側前後梁225と、左側前後梁224及び右側前後梁225の上面よりも上側に突出する位置でこの二つの梁224,225間に跨る前側連結梁227と、該前側連結梁227の両端部をそれぞれ左側前後梁224及び右側前後梁225に連結する一対の突出柱228,229とを有している。そして、この一対の突出柱228,229と前側連結梁227とがスキャナ筐体31の位置決めを行う位置決めフレーム230として機能し、スキャナ筐体31には、位置決めフレーム230を受け入れると共に該位置決めフレーム230の両端部に係合する係合部31eが形成されている。
この構成によれば、骨格フレーム20の外郭を構成する前側連結梁227を利用して、画像形成装置本体2に対するスキャナ筐体31の位置決めを行うことができる。これにより、スキャナ筐体31の位置決め構成に必要な部品点数を削減して低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態では、上記係合部31eは、位置決めフレーム230の長さ方向の全体を受け入れ可能な形状に形成されている。
この構成によれば、係合部31eが、骨格フレーム20の外郭を構成する長手状の梁(本実施形態では、前側連結梁227)を受け入れることで、スキャナ筐体31の位置決めを容易に行うことができる。
また、本実施形態では、上記係合部31eは、スキャナ筐体31に形成された第一切欠孔31f及び第二切欠孔31gによって構成されている。位置決めフレーム230を構成する前側連結梁227は、左右方向と平行に延設されている。そして、位置決めフレーム230は、上記一対の第二切欠孔31gに係合した状態で上記第一切欠孔31fからスキャナ筐体31内に露出して、キャリッジ32aの前側レール34として兼用される。
この構成によれば、位置決めフレーム230を構成する前側連結梁227を前側レール34として兼用することで、部品点数を削減し、装置全体としてさらなる低コスト化を図ることができる。
ここで、原稿読取りユニットのキャリッジ32aは、前側レール34と後側レール35との二本のレールによって支持されており、後側レール35は、キャリッジ32aの一対のガイド突部32dに係合することにより該キャリッジ32aの高さ位置及び前後方向(所定方向に直交する直交方向)の位置を規制する高精度レールとされ、前側レール34はキャリッジ32aの下面を支持するだけの支持レールとされている。
そして、本実施形態では、位置決めフレーム230を構成する前側連結梁227は、支持レールである前側レール34として兼用されている。
この構成によれば、前側連結梁227を、後側レール35に比べて要求精度が低い前側レール34として利用することで、骨格フレーム20の組立時に前側連結梁227の組付け精度を高精度で管理する必要がなくなる。よって、骨格フレーム20の組立工程における精度管理を従来と同レベルに維持して、組立工程の複雑化を回避することができる。延いては、骨格フレーム20の組立コストの増加を防止することができる。
また、高精度レールである後側レール35の外形形状は、左右方向に延びる円筒面状であり、支持レールである前側レール34(前側連結梁227)の外形形状は、上面がキャリッジ32aの下面に当接する四角柱状とされている。
この構成によれば、前側レール34として、骨格フレーム20に利用される四角柱状のパイプ部材を利用することができる。よって、骨格フレーム20の組立工程を簡素化することができるとともに、同一形状のパイプ部材を使用することによるコスト低減効果を得ることができる。
《実施形態2》
図11は、実施形態2を示す図2相当図である。この実施形態では、前側レール34として兼用される前側連結梁227の形状、及び後側レール35の形状が実施形態1とは異なっている。尚、以降の各実施形態では、実施形態1と同じ構成要素については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
すなわち、本実施形態では、前側レール34として兼用される前側連結梁227は、中空円筒状の丸パイプにより構成されている。そして、キャリッジ32aの下面に形成される一対のガイド突部32dは前側連結梁227に係合している。この場合、前側レール34が、キャリッジ32aの高さ位置及び前後方向位置を規制する高精度レールとして機能する。一方、後側レール35は、四角柱状に形成されていて、キャリッジ32aの下面を支持するだけの支持レールとして機能している。
この構成によれば、丸パイプである前側連結梁227の直径を、突出柱228及び突出柱229の幅よりも大きく形成することで、第二切欠孔31gと前側連結梁227との係合状態を線接触状態とすることができる。よって、スキャナ筐体31の位置決め精度を向上させることができる。
《実施形態3》
図12は、実施形態3の図3相当図である。この実施形態では係合部31eの形状が上記各実施形態とは異なっている。
すなわち、本実施形態では、係合部31eは、上記実施形態1における第一切欠孔(以下、単に切欠孔という)31fのみで構成されており、第二切欠孔31gは廃止されている。切欠孔31fは、スキャナ筐体31の底壁31bの左右方向の全体に延びる矩形孔であって実施形態1の如く左右方向の両端が開放していない。
切欠孔31fの左右方向の長さは、位置決めフレーム230の左右方向の長さと同等に設定されている。また、切欠孔31fの幅は位置決めフレーム230の幅と同等に設定されている。そして、位置決めフレーム230が、切欠孔31fを貫通することでスキャナ筐体31の位置決めがなされている。
この構成によれば、位置決めフレーム230と切欠孔31fとの係合によって、スキャナ筐体31の前後方向の位置決めだけでなく左右方向の位置決めも行うことができる。
ここで、図13に示すように、位置決めフレーム230の左右両端面の位置を、左側前後梁224の左側面及び右側前後梁225の右側面に対して内側に距離dだけずらすことが好ましい。距離dは、図12に示すように、切欠孔31fの左右両側端とスキャナ筐体31の左右両側面との距離に等しい。
これによれば、位置決めフレーム230によりスキャナ筐体31を位置決めしたときに、スキャナ筐体31の左右両側面をそれぞれ、左側前後梁224の左側面及び右側前後梁225の右側面に対して面一にすることができる。
《他の実施形態》
上記各実施形態では、係合部31eは切欠孔31f,31gによって形成されているが、これに限ったものではない。係合部31eは、スキャナ筐体31の下面に形成された下側に開放する凹条部であってもよい。この凹条部は、左右方向に延びて位置決めフレーム230の全体に係合するようにしてもよい。この場合、係合部31eは位置決めフレーム230の一部ではなく全部に係合することとなり、スキャナ筐体31の位置決め構造を強固にすることができる。
上記各実施形態では、前側レール34及び後側レール35のうちの一方のみが骨格フレーム20の外郭梁で構成されているが、これに限ったものではなく、両方のレール34,35を骨格フレーム20の外郭梁で構成してもよい。
上記各実施形態では、画像形成装置1は複写機とされているが、これに限ったものではない。画像形成装置1は、ファクシミリ又はMFP等であってもよい。
以上説明したように、本発明は、画像読取装置を備えた画像形成装置に有用であり、特に、複写機、ファクシミリ又はMFP等について有用である。
d :距離
1 :画像形成装置
2 :画像形成装置本体
20 :骨格フレーム
31 :スキャナ筐体
31a :コンタクトガラス
31c :左側壁
31d :右側壁
31e :係合部
31f :第一切欠孔
31g :第二切欠孔
32a :キャリッジ
32b :光源(光学機器)
32c :撮像素子(光学機器)
34 :前側レール
35 :後側レール
224 :左側前後梁(第一梁)
225 :右側前後梁(第一梁)
227 :前側連結梁(第二梁)
228 :突出柱
229 :突出柱
230 :位置決めフレーム

Claims (7)

  1. 複数の柱と複数の梁とからなる骨格フレームを含む画像形成装置本体と、該画像形成装置本体の上記骨格フレームの上側に載置され、内部に原稿読取りユニットを収容するスキャナ筐体と、を備えた画像形成装置であって、
    上記骨格フレームの上端部の外郭は、互いに対向して配置されて上面が上記スキャナ筐体の載置面を構成する一対の第一梁と、該一対の第一梁の上面よりも上側に突出する位置で該一対の第一梁間に跨る第二梁と、該第二梁の両端部をそれぞれ各第一梁に連結する一対の突出柱とを有していて、該一対の突出柱と上記第二梁とが上記スキャナ筐体の位置決めを行う位置決めフレームとして機能するように構成され、
    上記スキャナ筐体には、上記位置決めフレームを受け入れると共に該位置決めフレームの少なくとも一部に係合する係合部が形成されている、画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記係合部は、上記位置決めフレームの長さ方向の全体を受け入れ可能な形状に形成されている、画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    上記原稿読取りユニットは、光学機器を収容するキャリッジを有し、
    上記キャリッジは、上記スキャナ筐体内においてレールに支持されて所定方向に往復移動可能に構成され、
    上記係合部は、上記スキャナ筐体に形成された切欠孔によって構成され、
    上記位置決めフレームを構成する上記第二梁は、上記所定方向と平行に延設されていて、上記係合部である上記切欠孔に係合した状態で上記スキャナ筐体内に露出して上記レールとして兼用される、画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    上記キャリッジを支持するレールは二本設けられており、
    該二本のレールは、上記キャリッジの高さ位置及び上記所定方向に直交する直交方向の位置を規制する高精度レールと、上記キャリッジの下面を支持するだけの支持レールとを有し、
    上記位置決めフレームを構成する上記第二梁は、上記係合部である上記切欠孔に係合した状態で上記スキャナ筐体内に露出して上記支持レールとして兼用される、画像形成装置。
  5. 請求項3記載の画像形成装置において、
    上記キャリッジを支持するレールは二本設けられており、
    該二本のレールは、上記キャリッジの高さ位置及び上記所定方向に直交する直交方向の位置を規制する高精度レールと、上記キャリッジを下方から支持するだけの支持レールとを有し、
    上記位置決めフレームを構成する上記第二梁は、上記係合部である上記切欠孔に係合した状態で上記スキャナ筐体内に露出して上記高精度レールとして兼用される、画像形成装置。
  6. 請求項4又は5記載の画像形成装置において、
    上記高精度レールの外形形状は、上記所定方向に延びる円筒面状であり、
    上記支持レールの外形形状は、上面が上記キャリッジの下面に当接する四角柱状である、画像形成装置。
  7. 請求項3乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    上記切欠孔は、上記スキャナ筐体の底壁の上記所定方向の全体に亘って延びる第一切欠孔と、上記スキャナ筐体における上記所定方向の両側壁に形成されて上記第一切欠孔に繋がる第二切欠孔とからなり、
    上記スキャナ筐体は、上記両側壁に形成された各第二切欠孔を、上記位置決めフレームの上記所定方向の両端部に係合させることで上記骨格フレームに対して位置決めされている、画像形成装置。


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