JP2020139642A - 燃焼装置、燃焼システムおよびプログラム - Google Patents

燃焼装置、燃焼システムおよびプログラム Download PDF

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Hironobu Fujii
宏信 藤井
山上 薫
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薫 山上
道広 山下
Michihiro Yamashita
道広 山下
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Abstract

【課題】操作が制限されるロック機能が設定されているときに、その設定が容易に解除されにくい燃焼装置を提供する。【解決手段】給湯装置10は、各種の操作が行われる入力部122、132と、入力部122、132での操作が制限されるロック機能の設定および解除を行う制御部133と、携帯端末装置20との間で通信可能な無線通信部136と、備える。制御部133は、ロック機能が設定されているときに、携帯端末装置20で行われたロック機能を解除する操作に基づいて携帯端末装置20から送信された解除信号に基づいて、ロック機能の解除を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、ガス、オイル等の燃料を用いて燃焼動作を行う、給湯装置、ガスコンロ等の燃焼装置に関する。また、本発明は、燃焼装置と、当該燃焼装置と通信可能なサーバとを備える燃焼システムに関する。さらに、本発明は、端末装置に所定の機能を実行させるプログラムに関する。
従来、燃料を用いて燃焼動作を行う燃焼装置において、所定の操作に基づいて、その操作以降の燃焼動作に関わる操作が制限される、いわゆるチャイルドロック機能を搭載したものが知られている。このチャイルドロック機能により、子供等の操作により誤って燃焼動作が行われてしまうことが防止される。
たとえば、特許文献1には、チャイルドロック機能を備えた給湯器のリモートコントローラが記載されている。このリモートコントローラでは、リモートコントローラに設けられた給湯温度などを設定するための2つの設定スイッチがチャイルドロックスイッチを兼ねる。両方の設定スイッチが同時に押されると、チャイルドロックがかかり、もう一度、両方の設定スイッチが同時に押されると、チャイルドロックが解除される。
特開平8−47066号公報
従来、燃焼装置のチャイルドロック機能における解除操作は、上記のリモートコントローラのように、燃焼装置の操作部上でのスイッチ(ボタン、キー)の特殊操作により行われることが多い。しかしながら、その特殊操作は、複雑過ぎると操作が覚えられなくなり利便性が悪くなるため、スイッチの同時押しや長押しなど、あまり複雑なものにはされにくい。
よって、親等が解除操作を行っているところ見て覚えた子供等が解除操作を行うことで、チャイルドロックが解除されてしまったり、子供等がいたずらでスイッチを操作しているときに偶然に解除操作が行われてしまい、チャイルドロックが解除されてしまったりする、ということが懸念される。
かかる課題に鑑み、本発明は、操作が制限されるロック機能が設定されているときに、その設定が容易に解除されにくい燃焼装置、燃焼システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、燃焼装置に関する。本態様に係る燃焼装置は、各種の操作が行われる操作部と、前記操作部での操作が制限されるロック機能の設定および解除を行う制御部と、端末装置との間で通信可能な通信部と、備える。ここで、前記制御部は、前記ロック機能が設定されているときに、前記端末装置で行われた前記ロック機能を解除する操作に基づいて前記端末装置から送信された解除信号に基づいて、前記ロック機能の解除を行う。
たとえば、前記通信部は、前記端末装置の通信部との間で近距離無線通信を行うような構成とされ得る。また、前記燃焼装置は、給湯装置またはガスコンロとされ得る。
上記の構成によれば、操作部上での操作ではロック機能が解除できず、解除のためには端末装置を手にしなければならない。よって、解除操作自体を複雑なものとしなくとも、子供等によりロック機能が不所望に解除されにくくなる。
本態様に係る燃焼装置において、前記制御部は、前記ロック機能が解除されているときに、前記端末装置で行われた前記ロック機能を設定する操作に基づいて前記端末装置から送信された設定信号に基づいて、前記ロック機能の設定を行うような構成とされ得る。
上記の構成によれば、設定操作自体を複雑なものとしなくとも、子供等によりロック機能が不所望に設定されにくくなる。
上記の構成とされた場合、さらに、前記制御部は、前記ロック機能が設定状態にあるのか解除状態にあるのかの示す状態信号を、前記通信部を通じて前記端末装置に送信するような構成とされ得る。
このような構成とされれば、操作者は、ロック機能の設定操作および解除操作を行う前に端末装置において現在のロック機能の状態を把握でき、円滑に設定操作および解除操作を行うことができる。
本発明の第2の態様は、燃焼システムに関する。本態様に係る燃焼システムは、端末装置との間で通信可能なサーバと、操作部を有し、前記サーバとの間で通信可能な燃焼装置とを備える。ここで、前記燃焼装置は、前記操作部での操作が制限されるロック機能を有する。そして、前記燃焼装置において前記ロック機能が設定されているとき、前記サーバは、前記端末装置で行われた前記ロック機能を解除する操作に基づいて前記端末装置から送信された信号を受信すると、前記ロック機能を解除する信号を前記燃焼装置へ送信し、前記燃焼装置は、前記ロック機能を解除する信号を受信すると、前記ロック機能の解除を行う。
たとえば、前記燃焼装置は、給湯装置またはガスコンロとされ得る。
上記の構成によれば、上記第1の態様と同様、解除操作自体を複雑なものとしなくとも、子供等によりロック機能が不所望に解除されにくくなる。
本態様に係る燃焼システムにおいて、前記燃焼装置において前記ロック機能が解除されているとき、前記サーバは、前記端末装置で行われた前記ロック機能を設定する操作に基づいて前記端末装置から送信された信号を受信すると、前記ロック機能を設定する信号を前記燃焼装置へ送信し、前記燃焼装置は、前記ロック機能を設定する信号を受信すると、前記ロック機能の設定を行うような構成が採られ得る。
上記の構成によれば、上記第1の態様と同様、設定操作自体を複雑なものとしなくとも、子供等によりロック機能が不所望に設定されにくくなる。
上記の構成とされた場合、さらに、前記燃焼装置は、前記ロック機能が設定状態にあるのか解除状態にあるのかを示す状態信号を、前記ロック機能が設定状態にあるのか解除状態にあるのかを前記端末装置へ通知するために前記サーバに送信するような構成とされ得る。
このような構成とされれば、上記第1の態様と同様、操作者は、円滑に設定操作および解除操作を行うことができる。
本発明の第3の態様は、燃焼装置に関する。本態様に係る燃焼装置は、上記第2の態様に係る燃焼システムの一部を構成する。
上記の構成によれば、上記第2の態様と同様の効果を奏することができる。
本発明の第4の態様は、プログラムに関する。本態様に係るプログラムは、端末装置のコンピュータに、燃焼装置の操作部での操作が制限されるロック機能を解除する解除操作を受け付ける機能と、受け付けた前記解除操作に基づいて、解除信号を、当該解除信号に基づいて前記燃焼装置に前記ロック機能を解除させるために送信する機能と、を実行させる。
上記の構成によれば、上記第1の態様と同様の効果を奏することができる。
以上のとおり、本発明によれば、操作が制限されるロック機能が設定されているときに、その設定が容易に解除されにくい燃焼装置、燃焼システムおよびプログラムを提供できる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、第1実施形態に係る、給湯システムの構成を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る、給湯システムを構成する各機器の回路ブロックを示す図である。 図3は、第1実施形態に係る、携帯端末装置の制御部により実行されるロック機能の設定と解除のため処理を示すフローチャートである。 図4は、第1実施形態に係る、台所リモコンの制御部により実行されるロック機能の設定と解除のため処理を示すフローチャートである。 図5(a)は、第1実施形態に係る、携帯端末装置の表示部に表示される初期画面の一例を示す図であり、図5(b)および(c)は、第1実施形態に係る、携帯端末装置の表示部に表示される設定画面の一例を示す図である。 図6は、第1実施形態の変更例に係る、給湯システムの構成を示す図である。 図7は、第1実施形態の変更例に係る、給湯システムを構成する各機器の回路ブロックを示す図である。 図8は、第1実施形態の変更例に係る、携帯端末装置の制御部により実行されるロック機能の設定と解除のため処理を示すフローチャートである。 図9は、第1実施形態の変更例に係る、サーバの制御部により実行されるロック機能の設定と解除のため処理を示すフローチャートである。 図10は、第1実施形態の変更例に係る、台所リモコンの制御部により実行されるロック機能の設定と解除のため処理を示すフローチャートである。 図11は、第2実施形態に係る、コンロシステムの構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
本発明の燃焼装置および燃焼システムの第1実施形態となる給湯装置および給湯システムについて説明する。
図1は、給湯システム1の構成を示す図である。
図1に示すように、給湯システム1は、給湯装置10と、携帯端末装置20とを備える。
給湯装置10は、給湯器11と、リモートコントローラ12、13を備えている。給湯器11は、ガスを燃料として湯を供給するガス給湯器である。給湯器11により生成された湯は、給湯口11aにそれぞれ接続された配管を介して、台所の蛇口や、浴槽、カラン等に供給される。給湯器11が、床暖房機能や、浴室暖房機能およびパネルヒータによる暖房機能を備える場合、これら機能を実現する機器に対して、給湯器11から湯が供給される。
給湯装置10は、カラン等に湯を供給する給湯機能、浴槽にお湯を張る湯張り機能の他、浴槽内に湯が張られた後にその湯を保温する保温機能と、浴槽内の湯を追い焚きする追い焚き機能と、浴槽内にお湯を足す足し湯機能とを備える。湯張り機能とそれに続く保温機能とによりふろ自動機能が構成される。ふろ自動機能が、湯張り機能のみにより構成される場合もある。保温機能および追い焚き機能では、浴槽と給湯器11との間でお湯が循環し循環中のお湯が加熱されることによってお湯が熱くなる。
リモートコントローラ12、13は、給湯器11に接続され、給湯装置10の各機能について種々の設定を行うために用いられる。リモートコントローラ12、13は、それぞれ、表示部121、131と、入力部122、132とを備える。操作者は、表示部121、131に表示された画面に従って入力部122、132を操作することにより、湯張りや給湯温度調節等について、任意の設定を行うことができる。入力部122、132には、運転ボタン122a、132a、ふろ自動ボタン122b、132b、追い焚きボタン122c、132c、足し湯ボタン122d、132dを含む各種の操作ボタンが設けられる。
リモートコントローラ12、13が運転オフモード(カラン等の給湯栓が開かれて基準流量以上の通水が発生したとしても給湯器11が給湯運転を行わない状態)にあるとき、表示部121、131は消灯状態にあり、運転ボタン122a、132a以外の操作ボタンの操作は受け付けられない。運転ボタン122a、132aが操作され、運転オンモード(カラン等の給湯栓が開かれて基準流量以上の通水が発生したときに給湯器11が給湯運転を行える状態)になると、表示部121、131が点灯して設定内容が表示されるとともに運転ボタン122a、132a以外の操作ボタンの操作が受け付け可能となる。
ふろ自動ボタン122b、132bは、ふろ自動機能の運転を開始および停止させるための操作ボタンである。追い焚きボタン122c、132cは、追い焚き機能の運転を開始および停止させるための操作ボタンである。足し湯ボタン122d、132dは、足し湯機能の運転を開始および停止させるための操作ボタンである。
リモートコントローラ12は、浴室に設置され、リモートコントローラ13は、キッチン等に設置される。以下、浴室に設置されるリモートコントローラ12を、「浴室リモコン12」と称し、キッチン等に設置されるリモートコントローラ13を、「台所リモコン13」と称する。
台所リモコン13は、無線通信により、携帯端末装置20に接続できる。携帯端末装置20は、たとえば、携帯電話機である。この他、携帯端末装置20が、携帯型のタブレット端末等の他の携帯可能な端末装置であってもよい。
図2は、給湯システム1を構成する各機器の回路ブロックを示す図である。
給湯器11は、制御部111と、記憶部112と、通信部113と、水位センサ114と、流量センサ115と、を備える。制御部111は、CPU(Central Processing Unit)を備え、記憶部112に記憶されたプログラムに従って、給湯器11内の各部の制御を行う。記憶部112は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部113は、制御部111からの制御に従って、浴室リモコン12および台所リモコン13と通信を行う。
水位センサ114は、給湯装置10が接続された浴槽の水位を検出する。水位センサ114は、たとえば、浴槽に接続された配管内の水圧によって浴槽の水位を検出する。制御部111は、水位センサ114により検出される水位の変化によって、浴槽に対し人が入浴および退浴したことを検出する。流量センサ115は、給湯口11aに接続された配管を流れる湯の流量を検出する。制御部111は、浴槽、カラン等に湯が供給されている時間と、流量センサ115が検出した流量により、お湯の使用量を求めることができる。
浴室リモコン12は、上述の表示部121および入力部122の他、制御部123と、記憶部124と、通信部125と、入室センサ126とを備える。表示部121は、たとえば、液晶パネルにより構成される。入力部122は、上述のボタン122a、122b、122cの他、温度設定ボタン等の各種操作ボタンを備える。表示部121が、タッチパネルであってもよい。制御部123は、CPUを備え、記憶部124に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部124は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部125は、制御部123からの制御に従って、給湯器11と通信を行う。入室センサ126は、浴室に対する人の出入りを検出する。入室センサ126は、たとえば、赤外線を用いた人感センサである。制御部123は、入室センサ126の出力に基づいて、浴室に人が入ったことを検出する。
台所リモコン13は、上述の表示部131および入力部132の他、制御部133と、記憶部134と、通信部135を備える。表示部131は、たとえば、液晶パネルにより構成される。入力部132は、上述のボタン132a、132b、132cの他、温度設定ボタン等の各種操作ボタンを備える。表示部131が、タッチパネルであってもよい。制御部133は、CPUを備え、記憶部134に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部134は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部135は、制御部133からの制御に従って、給湯器11と通信を行う。
さらに、台所リモコン13は、無線通信部136を備える。ここで、無線通信部136は、NFC(Near Field Communication)の通信機能を有するNFC通信モジュールである。この他、台所リモコン13は、音声を出力するためのスピーカを備えている。
携帯端末装置20は、表示部201と、入力部202と、制御部203と、記憶部204と、無線通信部205とを備える。表示部201は、たとえば、液晶パネルにより構成される。入力部202は、各種操作ボタンと、表示部201に積層されたタッチパネルとを備える。
制御部203は、CPUを備え、記憶部204に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部204は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。無線通信部205は、制御部203からの制御に従って、台所リモコン13の無線通信部136と通信を行う。このため、無線通信部205は、無線通信部136と同様、NFC(Near Field Communication)の通信機能を有するNFC通信モジュールである。この他、携帯端末装置20は、音声を出力するためのスピーカを備えている。
携帯端末装置20が台所リモコン13に近づけられることにより、無線通信部136と無線通信部205とが所定の近距離以下(たとえば、10cm以下)に接近したとき、無線通信部136と無線通信部205との間に通信網が確立し、これらの間で通信が可能となる。このとき、台所リモコン13の制御部133は、無線通信部136を通じて携帯端末装置20が近接したことを検出する。
本実施形態の給湯システム1では、給湯装置10に、浴室リモコン12の入力部122および台所リモコン13の入力部132での操作が制限されるロック機能が搭載されている。ロック機能が設定された場合、ロック機能が解除されない限り、入力部122、132の運転ボタン122a、132aを除く操作ボタン、たとえば、ふろ自動ボタン122b、132b、追い焚きボタン122c、132c、足し湯ボタン122d、132dの操作が受け付けられなくなる。ロック機能が設定されている間、浴室リモコン12の表示部121および台所リモコン13の表示部131には、ロック中であることを示すマーク(たとえば、カギの絵柄)が表示される。
なお、浴室リモコン12の表示部121や台所リモコン13の表示部131がタッチパネルである場合には、ロック機能が設定されると、表示部121、131に表示される各種の画面に含まれる、少なくとも一部のボタンへの操作が受け付けられなくなる。
本実施形態の給湯システム1では、ロック機能を設定する操作および解除する操作が携帯端末装置20側で行われ、この設定操作および解除操作に基づいて給湯装置10側でロック機能の設定および解除が行われる。このために、携帯端末装置20には、ロック機能の設定と解除とを行うためのアプリケーションプログラム(以下、「ロックアプリ」と称する)がインストールされる。このロックアプリが起動されると、携帯端末装置20の制御部203によりロック機能の設定と解除のため処理が実行される。また、台所リモコン13には、ロック機能の設定と解除を行う処理のためのプログラムが記憶部134に記憶されており、台所リモコン13に電源が投入されている間、ロック機能の設定と解除のための処理が、他の様々な処理と並行して繰り返し実行される。
浴室リモコン12の記憶部124と台所リモコン13の記憶部134には、ロック機能が設定された状態にあるのか解除された状態にあるかを示す状態フラグが設けられる。たとえば、ロック機能が設定されると、状態フラグがセットされて、上述した浴室リモコン12および台所リモコン13での操作の制限が実行され、ロック機能が解除されると、状態フラグがリセットされて、浴室リモコン12および台所リモコン13での操作の制限が解除される。
図3は、携帯端末装置20の制御部203により実行されるロック機能の設定と解除のため処理を示すフローチャートである。図4は、台所リモコン13の制御部133により実行されるロック機能の設定と解除のため処理を示すフローチャートである。図5(a)は、携帯端末装置20の表示部201に表示される初期画面610の一例を示す図であり、図5(b)および(c)は、携帯端末装置20の表示部201に表示される設定画面620の一例を示す図である。
ロック機能の設定または解除が行われる場合、携帯端末装置20において、操作者によりロックアプリが起動される。これにより、制御部203によって図3の処理が開始される。
図3を参照し、携帯端末装置20において、ロックアプリが起動すると、制御部203は、まず、表示部201に初期画面610を表示させる(S101)。そして、制御部203は、台所リモコン13からの状態信号の送信を待つ(S102)。状態信号は、ロック機能が設定された状態であるのか解除された状態であるのかを示す信号である。
図5(a)に示すように、初期画面610には、携帯端末装置20を台所リモコン13に接近させることを促すメッセージ611が含まれる。操作者は、携帯端末装置20を台所リモコン13に接近させる。たとえば、操作者は、携帯端末装置20の背面を、台所リモコン13の正面に重ね合わせるようにする。携帯端末装置20が台所リモコン13に接近すると、両者の無線通信部205、136の間で通信が可能となる。
図4を参照し、台所リモコン13では、制御部133が、無線通信部136により携帯端末装置20が接近したか否かを監視している(S201)。両者の無線通信部205、136の間で通信網が確立することにより、携帯端末装置20が台所リモコン13に接近したことを、無線通信部136を通じて制御部133が検出する。
携帯端末装置20が台所リモコン13に接近すると(S201:YES)、制御部133は、記憶部134の状態フラグを参照し、現在のロック機能の状態に応じた状態信号を、無線通信部136を通じて携帯端末装置20に送信する(S202)。即ち、ロック機能が設定された状態にあれば、設定状態を示す状態信号が送信され、ロック機能が解除された状態にあれば、解除状態を示す状態信号が送信される。
図3に戻り、携帯端末装置20では、無線通信部205が状態信号を受信する。状態信号が受信されると(S102:YES)、制御部203は、状態信号に基づいてロック機能が設定状態にあるか否かを判定する(S103)。制御部203は、ロック機能が設定状態にあれば(S103:YES)、設定状態に対応する設定画面620を表示部201に表示させ(S104)、ロック機能が解除状態にあれば(S103:NO)、解除状態に対応する設定画面620を表示部201に表示させる(S105)。
図5(b)および(c)に示すように、設定画面620には、ロック機能を設定するときにタッチされる設定操作領域621(たとえば、円形のボックス)とロック機能を解除するときにタッチされる解除操作領域622(たとえば、円形のボックス)とが設けられる。設定操作領域621の隣には、その領域が設定用であることを示す文字623(たとえば、ONの文字)が記され、解除操作領域622には、その領域が解除用であることを示す文字624(たとえば、OFFの文字)が記される。ロック機能が設定状態にあるときは、図5(b)のように、設定操作領域621にチェックマーク(たとえば、黒丸)が入れられ、ロック機能が解除状態にあるときは、図5(c)のように、解除操作領域622にチェックマークが入れられる。このように、設定操作領域621と解除操作領域622の表示態様が、ロック機能の設定状態と解除状態とに合わせて変化することにより、操作者は、携帯端末装置20において、給湯装置10のロック機能の状態を把握できる。
制御部203は、図5(b)の設定状態に対応する設定画面620において、解除操作領域622へのタッチによる解除操作を待つ(S106)。そして、操作者により解除操作が行われると(S106:YES)、制御部203は、解除信号を、無線通信部205を通じて台所リモコン13に送信する(S107)。このとき、設定画面620は図5(c)のような表示となる。
また、制御部203は、図5(c)の解除状態に対応する設定画面620において、設定操作領域621へのタッチによる設定操作を待つ(S108)。そして、操作者により設定操作が行われると(S108:YES)、制御部203は、設定信号を、無線通信部205を通じて台所リモコン13に送信する(S109)。このとき、設定画面620は図5(b)のような表示となる。
図4に戻り、台所リモコン13では、ロック機能が設定状態にある場合(S203:YES)、制御部133は、携帯端末装置20からの解除信号を待つ(S204)。そして、解除信号が無線通信部136により受信されると(S204:YES)、制御部133は、状態フラグをリセットすることにより、ロック機能を解除する(S205)。また、ロック機能が解除状態にある場合(S203:NO)、制御部133は、携帯端末装置20からの設定信号を待つ(S206)。そして、設定信号が無線通信部136により受信されると(S206:YES)、制御部133は、状態フラグをセットすることにより、ロック機能を設定する(S207)。
なお、S205において、制御部133は、台所リモコン13でのロック機能を解除すると、解除指示を浴室リモコン12に行う。これにより、浴室リモコン12の制御部123によって記憶部124の状態フラグがリセットされ、浴室リモコン12でのロック機能が解除される。同様に、S207において、制御部133は、台所リモコン13でのロック機能を設定すると、設定指示を浴室リモコン12に行う。これにより、浴室リモコン12の制御部123によって記憶部124の状態フラグがセットされ、浴室リモコン12でのロック機能が設定される。
ロック機能が設定状態にある場合に、操作者が設定画面620で解除操作を行うことを中止するとき、または、ロック機能が解除状態にある場合に、操作者が設定画面620で設定操作を行うことを中止するとき、操作者は、携帯端末装置20を台所リモコン13から離間させる。
両者の無線通信部205、136の間で通信網が遮断されることにより、携帯端末装置20が台所リモコン13から離間したことを、携帯端末装置20の制御部203と台所リモコン13の制御部133とが、それぞれの無線通信部205、136を通じて検出する。図3に示すように、携帯端末装置20では、携帯端末装置20が台所リモコン13から離間すると(S110:YES、S111:YES)、制御部203は、ロックアプリを停止させて、ロック機能の設定と解除の処理を終了する。また、図4に示すように、台所リモコン13では、携帯端末装置20が台所リモコン13から離間すると(S208:YES、S209:YES)、制御部133は、ロック機能の設定と解除の処理を終了する。
<第1実施形態の効果>
第1実施形態によれば、以下の効果が奏される。
給湯装置10におけるロック機能の解除が携帯端末装置20での解除操作により行われるようになされており、浴室リモコン12上や台所リモコン13上での操作ではロック機能が解除できず、解除のためには携帯端末装置20を手にしなければならない。よって、解除操作自体を複雑なものとしなくとも、子供等によりロック機能が不所望に解除されにくくなる。
また、給湯装置10におけるロック機能の設定が携帯端末装置20での設定操作により行われるようになされているので、設定操作自体を複雑なものとしなくとも、子供等によりロック機能が不所望に設定されにくくなる。
さらに、給湯装置10から携帯端末装置20へ現在のロック機能の状態が設定状態にあるのか解除状態にあるのかが通知されるので、操作者は、設定操作および解除操作を行う前に携帯端末装置20において現在のロック機能の状態を把握でき、円滑に設定操作および解除操作を行うことができる。
<第1実施形態の変更例>
図6は、第1実施形態の変更例に係る、給湯システム1の構成を示す図である。
図6に示すように、本変更例の給湯システム1は、給湯装置10と、携帯端末装置20とに加え、ルータ30と、外部通信網40と、サーバ50とを備える。
ルータ30は、建物内(ここでは、宅内H10)に存在する各機器を、外部通信網40を介してサーバ50に接続するための無線ルータである。ルータ30は、宅内H10の機器を外部通信網40に接続するための通信中継器である。
台所リモコン13は、無線通信により、ルータ30に接続される。また、携帯端末装置20が宅内H10に存在する場合、携帯端末装置20は、無線通信によりルータ30に接続されて、サーバ50と通信可能である。
外部通信網40には、給湯装置10に対する遠隔制御(遠隔操作および遠隔監視)を管理するためのサーバ50が接続されている。台所リモコン13は、ルータ30および外部通信網40を介して、サーバ50と通信を行う。携帯端末装置20が宅内H10に存在する場合、携帯端末装置20は、ルータ30および外部通信網40を介してサーバ50と通信を行う。また、携帯端末装置20が宅外にある場合、携帯端末装置20は、外部に設置されたルータ60または基地局70を介して外部通信網40に接続され、サーバ50と通信を行う。
台所リモコン13と携帯端末装置20には、給湯システム1のアプリケーションプログラムが、サーバ50からダウンロードされ、インストールされている。このアプリケーションプログラムに、サーバ50にアクセスするためのアドレス情報(たとえばIPアドレス)が含まれている。台所リモコン13と携帯端末装置20は、このアドレス情報に基づいて、サーバ50にアクセスし、通信を行う。台所リモコン13のアドレス情報は、初期設定の際に、サーバ50に送信され保持される。このとき同時に、台所リモコン13のID情報(識別情報)が、台所リモコン13からサーバ50に送信される。
また、サーバ50には、給湯装置10を遠隔制御(遠隔操作および遠隔監視)可能な携帯端末装置20が、給湯装置10に対応付けて、予め登録される。すなわち、所定のペアリング処理により、給湯装置10と携帯端末装置20とがペアリングされて、サーバ50に登録される。たとえば、サーバ50には、ペアリング情報として、給湯装置10のID情報と、携帯端末装置20のID情報およびアドレス情報とが対応付けて登録される。また、上記ペアリングの際に、携帯端末装置20において、ペアリング先の給湯装置10(台所リモコン13)のID情報が登録される。
こうして、携帯端末装置20の使用者は、宅内H10と宅外の何れにおいても、携帯端末装置20を用いて、給湯装置10に対する遠隔制御(遠隔操作および遠隔監視)を行うことができる。
すなわち、携帯端末装置20が宅内H10と宅外の何れにある場合も、操作者から携帯端末装置20に入力された設定要求は、外部通信網40を介して、一旦、サーバ50に送信される。これを受けて、サーバ50は、設定要求を受信した携帯端末装置20に予め対応付けられている給湯装置10に対して、受信した設定要求を送信する。これにより、設定要求が、外部通信網40およびルータ30を介して、対応する給湯装置10の台所リモコン13に送信される。こうして、操作者が要求する内容の設定が、遠隔操作により、給湯装置10に適用される。
また、給湯装置10の状態情報が、所定周期で随時、台所リモコン13からルータ30を介してサーバ50に送信される。状態情報は、現在の給湯装置10の設定状態を示す情報である。サーバ50は、受信した状態情報を、給湯装置10ごとに管理する。操作者から携帯端末装置20に入力された遠隔監視の閲覧要求は、外部通信網40を介して、一旦、サーバ50に送信される。これを受けて、サーバ50は、閲覧要求を受信した携帯端末装置20に予め対応付けられている給湯装置10のうち、閲覧要求により指定された給湯装置10の状態情報を、当該携帯端末装置20に送信する。これにより、給湯装置10の状態が、携帯端末装置20において出力される。こうして、操作者は、給湯装置10の状態を、宅内および宅外の両方において確認できる。
図7は、第1実施形態の変更例に係る、給湯システム1を構成する各機器の回路ブロックを示す図である。
本変更例では、台所リモコン13は、NFC通信モジュールである無線通信部136に代えて、ルータ30との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである無線通信部137を備える。無線通信部137には、宅内H10に設定されたLAN(Local Area Network)上の機器を特定するためのIPアドレスが割り振られている。また、携帯端末装置20は、NFC通信モジュールである無線通信部205に代えて、ルータ30との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである無線通信部206を備える。無線通信部206にもIPアドレスが割り振られている。
サーバ50は、制御部501と、記憶部502と、通信部503を備える。制御部501は、CPUを備え、記憶部502に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部502は、メモリおよびハードディスクを備え、所定の制御プログラムおよびデータベースを記憶する。通信部503は、制御部501からの制御に従って、所定の制御を行う。
次に、本変更例の給湯システム1における給湯装置10のロック機能の設定および解除について説明する。
図8は、第1実施形態の変更例に係る、携帯端末装置20の制御部203により実行されるロック機能の設定と解除のため処理を示すフローチャートである。図9は、第1実施形態の変更例に係る、サーバ50の制御部501により実行されるロック機能の設定と解除のため処理を示すフローチャートである。図10は、第1実施形態の変更例に係る、台所リモコン13の制御部133により実行されるロック機能の設定と解除のため処理を示すフローチャートである。
給湯装置10におけるロック機能の設定または解除が行われる場合、携帯端末装置20において、操作者によりロックアプリが起動される。これにより、制御部203によって図8の処理が開始される。
図8を参照し、携帯端末装置20において、ロックアプリが起動すると、制御部203は、まず、台所リモコン13へ状態情報を要求するための要求信号を、無線通信部206を通じてサーバ50に送信する(S301)。そして、制御部203は、サーバ50からの状態信号の送信を待つ(S302)。サーバ50には、要求信号とともに要求の対象となる台所リモコン13のID情報が送信される。なお、携帯端末装置20が、複数の台所リモコン13とペアリングされている場合には、ログアプリが起動した際に、操作の対象となる台所リモコン13を選択するための選択画面が表示部201に表示され、選択画面上で選択された台所リモコン13のID情報が送信されるようにするとよい。
図9を参照し、サーバ50では、携帯端末装置20からの要求信号を通信部503が受信すると(S401:YES)、制御部501は、その要求信号とともに受信したID情報で特定される台所リモコン13に、通信部503を通じて要求信号を送信する(S402)。
図10を参照し、台所リモコン13では、サーバ50からの要求信号を無線通信部137が受信すると(S501:YES)、制御部133は、記憶部134の状態フラグを参照し、現在のロック機能の状態に応じた状態信号を、無線通信部137を通じてサーバ50に送信する(S502)。
図9に戻り、サーバ50では、携帯端末装置20からの状態信号を通信部503が受信すると(S403:YES)、制御部501は、要求信号の送信元である携帯端末装置20に、台所リモコン13からの状態信号に従った状態信号を送信する(S404)。
図8に戻り、携帯端末装置20では、サーバ50からの状態信号を無線通信部206が受信すると(S302:YES)、制御部203は、状態信号に基づいてロック機能が設定状態にあるか否かを判定する(S303)。制御部203は、ロック機能が設定状態にあれば(S303:YES)、図5(b)に示すような、設定状態に対応する設定画面620を表示部201に表示させ(S304)、ロック機能が解除状態にあれば(S303:NO)、図5(c)に示すような、解除状態に対応する設定画面620を表示部201に表示させる(S305)。そして、制御部203は、設定画面620上で解除操作が行われると(S306:YES)、解除信号を、無線通信部206を通じてサーバ50に送信する(S307)。また、制御部203は、設定画面620上で設定操作が行われると(S308:YES)、設定信号を、無線通信部206を通じてサーバ50に送信する(S309)。なお、解除信号および設定信号には、解除および設定の対象となる台所リモコン13のID情報が付加される。
図9を参照し、サーバ50では、携帯端末装置20からの解除信号を受信すると(S405:YES)、制御部501は、その解除信号に付加されたID情報の台所リモコン13に解除信号を送信する(S406)。また、携帯端末装置20からの設定信号を受信すると(S407:YES)、制御部501は、その設定信号に付加されたID情報の台所リモコン13に設定信号を送信する(S408)。
図10を参照し、台所リモコン13では、ロック機能が設定状態にある場合(S503:YES)に、解除信号が無線通信部137により受信されると(S504:YES)、制御部133は、ロック機能を解除する(S505)。また、制御部133からの解除指示により、浴室リモコン12においてもロック機能が解除される。
一方、ロック機能が解除状態にある場合(S503:NO)に、設定信号が無線通信部137により受信されると(S506:YES)、制御部133は、ロック機能を設定する(S507)。また、制御部133からの設定指示により、浴室リモコン12においてもロック機能が設定される。
ロック機能が設定状態にある場合に、操作者が設定画面620で解除操作を行うことを中止するとき、または、ロック機能が解除状態にある場合に、操作者が設定画面620で設定操作を行うことを中止するとき、操作者は、携帯端末装置20において所定の終了操作を行う。
図8に示すように、携帯端末装置20では、終了操作がなされると(S310:YES、S312:YES)、制御部203は、終了信号をID情報とともにサーバ50に送信し(S311、S313)、ロックアプリを停止させて、ロック機能の設定と解除の処理を終了する。そして、図9に示すように、サーバ50では、制御部501は、ID情報の台所リモコン13へ終了信号を送信し(S409:YES→S410)、ロック機能の設定と解除の処理を終了する。そして、図10に示すように、台所リモコン13では、終了信号を受信すると(S508:YES、S509:YES)、制御部133は、ロック機能の設定と解除の処理を終了する。
本変更例においても、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
さらに、本変更例では、屋内外の何れにおいても、携帯端末装置20を用いて、給湯装置10のロック機能の解除および設定を行うことができる。
なお、本変更例において、ロック機能の状態が、定期的にサーバ50へ通知される給湯装置10の設定状態の一つに含められてもよい。この場合、サーバ50には、台所リモコン13から定期的に状態信号が送信され、状態信号が示すロック機能の状態(設定状態、解除状態)が記憶部502に保持される。よって、携帯端末装置20から要求信号がサーバ50に送られてきたとき、サーバ50からは、台所リモコン13へ要求信号の送信が行われず、記憶部502に記憶された状態を示す状態信号が、携帯端末装置20に返信されることになる。
また、本変更例において、台所リモコン13に、無線通信部137とともにNFC通信モジュールである無線通信部136が設けられ、携帯端末装置20に、無線通信部206とともにNFC通信モジュールである無線通信部205が設けられてもよい。そして、このような構成とされることにより、図8ないし図10の処理によるロック機能の設定と解除のみならず、図3と図4の処理によるロック機能の設定と解除を行うことができるようにしてもよい。
<第2実施形態>
本発明の燃焼装置および燃焼システムは、給湯装置10および給湯システム1に限らず、ガスコンロおよびコンロシステムに適用することもできる。
以下、本発明の第2実施形態に係るガスコンロおよびコンロシステムについて説明する。
図11は、コンロシステム2の構成を示す図である。
図11に示すように、コンロシステム2は、ガスコンロ80と、携帯端末装置20Aと、ルータ30Aと、外部通信網40Aと、サーバ50Aとを備える。
ガスコンロ80は、コンロ部801と、グリル部802とを備える。コンロ部801は、ガスコンロ80の筐体の天面(天板)に複数、たとえば3つ設けられる。コンロ部801は、ガスを燃料として燃焼するガスバーナと、鍋等を設置するためのごとくを備える。グリル部802は、筐体の内部に設けられる。グリル部802には、上下にグリルバーナが設けられ、グリルバーナの燃焼によりグリル調理が行われる。
さらに、ガスコンロ80は、表示部803と、入力部804と、制御部805と、記憶部806と、2つの無線通信部807、808とを備える。
表示部803は、たとえば、液晶パネルであり、タイマー時間、エラーコード等、コンロ部801およびグリル部802に関する各種の情報を表示する。入力部804には、コンロ部801に対して点火および消火を行うための点火ボタン、コンロ部801に関する所定の設定を入力するための各種の設定ボタン、グリル部802に対して点火および消火を行うための点火ボタン、グリル部802に関する所定の設定を入力するための各種の設定ボタン等が含まれる。
制御部805は、CPU(Central Processing Unit)を備え、記憶部806に記憶されたプログラムに従って、ガスコンロ80の各部の制御を行う。記憶部806は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。
無線通信部807は、NFC通信モジュールである。また、無線通信部808は、ルータ30との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである。無線通信部808にはIPアドレスが割り振られている。無線通信部807は、携帯端末装置20Aを接近させやすいガスコンロ80の外面部分を検出部として、その裏側に配置されるとよい。
携帯端末装置20Aの構成は、携帯端末装置20Aが無線通信部205と無線通信部206の双方を備えている点を除き、上記第1実施形態およびその変更例の携帯端末装置20の構成と同様である。ルータ30A、外部通信網40Aおよびサーバ50Aの構成は、上記第1実施形態の変更例のルータ30、外部通信網40およびサーバ50の構成と同様である。
本実施形態のコンロシステム2では、ガスコンロ80に、入力部804での操作が制限されるロック機能が搭載されている。ロック機能が設定された場合、ロック機能が解除されない限り、入力部804の少なくとも一部の操作ボタンの操作が受け付けられなくなる。ロック機能が設定されている間、表示部803には、ロック中であることを示すマーク(たとえば、カギの絵柄)が表示される。
本実施形態のコンロシステム2では、ロック機能を設定する操作および解除する操作が携帯端末装置20A側で行われ、この設定操作および解除操作に基づいてガスコンロ80側でロック機能の設定および解除が行われる。
ロック機能の設定および解除のため、携帯端末装置20には、図3の処理を行うためのロックアプリが第1ロックアプリとしてインストールされており、図8の処理を行うためのロックアプリが第2ロックアプリとしてインストールされている。また、ガスコンロ80の記憶部806には、ガスコンロ80の制御部805が図4の処理を行うためのプログラムと図10の処理を行うためのプログラムが記憶されている。
たとえば、携帯端末装置20Aの使用者が操作の対象となるガスコンロ80がある屋内(台所内)にいる状態でロック機能の設定または解除が行われる場合には、携帯端末装置20において、第1ロックアプリが起動される。携帯端末装置20Aの制御部203により図3の処理が行われるとともにガスコンロ80の制御部805により図4の処理が行われる。また、たとえば、携帯端末装置20Aの使用者が屋外にいる状態でロック機能の設定または解除が行われる場合には、携帯端末装置20Aにおいて、第2ロックアプリが起動される。携帯端末装置20Aの制御部203により図8の処理が行われるとともに、サーバ50Aの制御部501により図9の処理が行われ、ガスコンロ80の制御部805により図10の処理が行われる。
なお、コンロシステム2の場合、携帯端末装置20の初期画面610(図5(a)参照)に含まれるメッセージ611は、ガスコンロ80の検出部に携帯端末装置20を接近させることを促す文章となる。
こうして、ユーザは、携帯端末装置20Aでの設定操作および解除操作によって、ガスコンロ80のロック機能の設定および解除を行うことができる。
以上、本実施形態においても、第1実施形態およびその変更例と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態のコンロシステム2において、図3および図4の処理によるロック機能の設定と解除および図8ないし図10の処理によるロック機能の設定と解除のうち、何れか一方が行われない構成が採られてもよい。
<その他の変更例>
以上、本発明の第1実施形態およびその変更例、並びに第2実施形態について説明したが、本発明は、これら実施形態等に限定されるものではなく、また、本発明の適用例も、上記実施形態等の他に、種々の変更が可能である。
たとえば、上記第1実施形態および上記第2実施形態では、それぞれ、給湯装置10(台所リモコン13)と携帯端末装置20との間の無線通信にNFCの通信機能が用いられた。しかしながら、他の通信機能、たとえば、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などの近距離無線通信の通信機能が用いられてもよい。ただし、この場合、図3のS101では、初期画面610が表示される処理に替えて、台所リモコン13やガスコンロ80に要求信号が送信される処理が行われ、図4のS201では、携帯端末装置20の接近を監視する処理に替えて、要求信号の受信を監視する処理が行われる。
また、上記第1実施形態では、携帯端末装置20が台所リモコン13に近づけられる前にロックアプリが起動される構成が採られた。しかしながら、携帯端末装置20が台所リモコン13に近づけられると自動的にロックアプリが起動する構成、即ち、携帯端末装置20に台所リモコン13が接近したことが検出されたときに、台所リモコン13から携帯端末装置20にロックアプリの起動用のコードが送信され、そのコードにより携帯端末装置20の制御部203がロックアプリを起動させるような構成が採られてもよい。この場合、たとえば、制御部203には、コードとロックアプリとが対応付けられたドライバが含まれ、このドライバによりロックアプリが起動される。なお、上記第2実施形態のコンロシステム2においても、同様の変更が可能である。
さらに、上記第1実施形態では、台所リモコン13側に携帯端末装置20と通信するための無線通信部136が設けられた。しかしながら、浴室リモコン12側に携帯端末装置20と通信するための無線通信部が設けられてもよい。この場合、浴室リモコン12の制御部123により図4の処理が実行され、ロック機能の設定または解除が行われる際には、携帯端末装置20が浴室リモコン12に近づけられる。
さらに、上記第1実施形態およびその変更例では、給湯装置10において、携帯端末装置20での設定操作および解除操作によりロック機能が設定および解除されると、浴室リモコン12の入力部122と台所リモコン13の入力部132の双方での操作の制限および制限解除が行われた。しかしながら、給湯装置10は、浴室リモコン12と台所リモコン13とで個別にロック機能が設定および解除される構成とされてもよい。
この場合、たとえば、携帯端末装置20の表示部201には、浴室リモコン12のロック機能の設定操作および解除操作と台所リモコン13のロック機能の設定操作および解除操作とが個別に行える設定画面が表示される。設定画面上で浴室リモコン12のロック機能の設定操作または解除操作がなされると、それに基づいて浴室リモコン12用の設定信号または解除信号が台所リモコン13で受信され、台所リモコン13の制御部133からの設定指示または解除指示により浴室リモコン12の制御部123がロック機能を設定または解除する。また、設定画面上で台所リモコン13のロック機能の設定操作または解除操作がなされると、それに基づいて台所リモコン13用の設定信号または解除信号が台所リモコン13で受信され、台所リモコン13の制御部133がロック機能を設定または解除する。
また、たとえば、浴室リモコン12に台所リモコン13の無線通信部136と同様の無線通信部が備えられ、浴室リモコン12の制御部123も図4の処理が実行できるように構成される。この構成では、浴室リモコン12に携帯端末装置20が近づけられたときに制御部123が図4の処理を実行することにより、携帯端末装置20での設定操作または解除操作に基づいて浴室リモコン12のロック機能が設定または解除され、台所リモコン13に携帯端末装置20が近づけられたときに制御部133が図4の処理を実行することにより、携帯端末装置20での設定操作または解除操作に基づいて台所リモコン13のロック機能が設定または解除される。
さらに、上記第2実施形態では、コンロシステム2は、ガスコンロ80と、携帯端末装置20Aと、ルータ30Aと、外部通信網40Aと、サーバ50Aとを備える。しかしながら、コンロシステム2が、ガスコンロ80と、携帯端末装置20Aとを備え、ルータ30A、外部通信網40Aおよびサーバ50Aを備えない構成とされてもよい。この場合、コンロシステム2では、少なくともガスコンロ80が無線通信部808を備えず、図8ないし図10の処理によるロック機能の設定と解除が行われなくなる。
さらに、上記第1実施形態では、本発明の燃焼装置および燃焼システムが、給湯装置10および給湯システム1に適用され、上記第2実施形態では、本発明の燃焼装置および燃焼システムが、ガスコンロ80およびコンロシステム2に適用された。しかしながら、本発明は、上記以外の燃焼装置、たとえば、ガスファンヒータに適用でき、上記以外の燃焼システム、たとえば、ガスファンヒータと携帯端末装置とが含まれるシステムに適用することもできる。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載の範囲で適宜種々の変更可能である。
1 給湯システム(燃焼システム)
2 コンロシステム(燃焼システム)
10 給湯装置(燃焼装置)
20 携帯端末装置(端末装置)
50 サーバ
80 ガスコンロ(燃焼装置)
122 入力部(操作部)
132 入力部(操作部)
133 制御部
136 無線通信部(通信部)
137 無線通信部(通信部)
205 無線通信部(端末装置の通信部)
206 無線通信部(端末装置の通信部)
804 入力部(操作部)
805 制御部
807 無線通信部(通信部)
808 無線通信部(通信部)

Claims (11)

  1. 各種の操作が行われる操作部と、
    前記操作部での操作が制限されるロック機能の設定および解除を行う制御部と、
    端末装置との間で通信可能な通信部と、備え、
    前記制御部は、前記ロック機能が設定されているときに、前記端末装置で行われた前記ロック機能を解除する操作に基づいて前記端末装置から送信された解除信号に基づいて、前記ロック機能の解除を行う、
    ことを特徴とする燃焼装置。
  2. 請求項1に記載の燃焼装置において、
    前記制御部は、前記ロック機能が解除されているときに、前記端末装置で行われた前記ロック機能を設定する操作に基づいて前記端末装置から送信された設定信号に基づいて、前記ロック機能の設定を行う、
    ことを特徴とする燃焼装置。
  3. 請求項2に記載の燃焼装置において、
    前記制御部は、前記ロック機能が設定状態にあるのか解除状態にあるのかの示す状態信号を、前記通信部を通じて前記端末装置に送信する、
    ことを特徴とする燃焼装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の燃焼装置において、
    前記通信部は、前記端末装置の通信部との間で近距離無線通信を行う、
    ことを特徴とする燃焼装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の燃焼装置において、
    前記燃焼装置は、給湯装置またはガスコンロである、
    ことを特徴とする燃焼装置。
  6. 端末装置との間で通信可能なサーバと、
    操作部を有し、前記サーバとの間で通信可能な燃焼装置とを備え、
    前記燃焼装置は、前記操作部での操作が制限されるロック機能を有し、
    前記燃焼装置において前記ロック機能が設定されているとき、
    前記サーバは、前記端末装置で行われた前記ロック機能を解除する操作に基づいて前記端末装置から送信された信号を受信すると、前記ロック機能を解除する信号を前記燃焼装置へ送信し、
    前記燃焼装置は、前記ロック機能を解除する信号を受信すると、前記ロック機能の解除を行う、
    ことを特徴とする燃焼システム。
  7. 請求項6に記載の燃焼システムにおいて、
    前記燃焼装置において前記ロック機能が解除されているとき、
    前記サーバは、前記端末装置で行われた前記ロック機能を設定する操作に基づいて前記端末装置から送信された信号を受信すると、前記ロック機能を設定する信号を前記燃焼装置へ送信し、
    前記燃焼装置は、前記ロック機能を設定する信号を受信すると、前記ロック機能の設定を行う、
    ことを特徴とする燃焼システム。
  8. 請求項7に記載の燃焼システムにおいて、
    前記燃焼装置は、前記ロック機能が設定状態にあるのか解除状態にあるのかを示す状態信号を、前記ロック機能が設定状態にあるのか解除状態にあるのかを前記端末装置へ通知するために前記サーバに送信する、
    ことを特徴とする燃焼システム。
  9. 請求項6ないし8の何れか一項に記載の燃焼システムにおいて、
    前記燃焼装置は、給湯装置またはガスコンロである、
    ことを特徴とする燃焼システム。
  10. 請求項6ないし9の何れか一項に記載の燃焼システムの一部を構成する燃焼装置。
  11. 端末装置のコンピュータに、
    燃焼装置の操作部での操作が制限されるロック機能を解除する解除操作を受け付ける機能と、
    受け付けた前記解除操作に基づいて、解除信号を、当該解除信号に基づいて前記燃焼装置に前記ロック機能を解除させるために送信する機能と、を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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