JP2020137326A - 制御装置および充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの回転速度を容易に変化させる技術を提供する。【解決手段】記憶部520は、モータをマイクロステップ駆動させるための駆動波形として、第1マイクロステップ数に分割された第1駆動波形のデータと、第2マイクロステップ数に分割された第2駆動波形のデータとを記憶する。出力部530は、記憶部520に記憶した第1駆動波形のデータあるいは第2駆動波形のデータのうちの1つに対して、各マイクロステップのデータを順に取得して出力する。第1マイクロステップ数と第2マイクロステップ数とは互いに倍数の関係ではない。【選択図】図9

Description

本開示は、制御技術に関し、特にモータの動作を制御する制御装置および充電装置に関する。
ステッピングモータにおけるマイクロステップ駆動では、テーブルに書かれた値を順番にモータに励磁させることによって、モータが回転する。そのテーブルの値はアドレスを1つ進める毎にモータの回転する角度が常に等しくなるように設定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−270696号公報
ステッピングモータを固定している剛体は固有の共振周波数を複数有しており、モータ駆動時に発生する振動周波数が共振周波数と一致する場合、剛体が共鳴板となって音が増幅されるので、不快な騒音となる。一方、テーブルを使用してモータの回転速度を変えることは、テーブルから値を順番に出力する際の時間間隔を変えることによって実現される。コストの向上を抑制するために汎用マイコンを使ったシステムにおいて、時間間隔を細かく変えることは困難である。そのような状況下において、騒音の発生を抑制するためには、共振周波数とずれた振動周波数となるようにモータの回転速度を設定しなければならない。
本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、モータの回転速度を容易に変化させる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の制御装置は、モータをマイクロステップ駆動させるための駆動波形として、互いに異なったマイクロステップ数に分割された複数の駆動波形のデータを記憶する記憶部と、記憶部に記憶した複数の駆動波形のデータを切りかえながら、各マイクロステップのデータを順に取得して出力する出力部とを備える。記憶部に記憶された複数の駆動波形のデータは、第1マイクロステップ数に分割された第1駆動波形のデータと、第2マイクロステップ数に分割された第2駆動波形のデータとを含み、第1マイクロステップ数と第2マイクロステップ数とは互いに倍数の関係ではない。
本開示の別の態様は、充電装置である。この装置は、充電用コイルの位置を移動させるモータと、モータの駆動を制御する制御装置とを備える。制御装置は、モータをマイクロステップ駆動させるための駆動波形として、互いに異なったマイクロステップ数に分割された複数の駆動波形のデータを記憶する記憶部と、記憶部に記憶した複数の駆動波形のデータを切りかえながら、各マイクロステップのデータを順に取得して出力する出力部とを備える。記憶部に記憶された複数の駆動波形のデータは、第1マイクロステップ数に分割された第1駆動波形のデータと、第2マイクロステップ数に分割された第2駆動波形のデータとを含み、第1マイクロステップ数と第2マイクロステップ数とは互いに倍数の関係ではない。
本開示によれば、モータの回転速度を容易に変化させることができる。
実施例に係る車両の車内を示す斜視図である。 図1の充電装置の構造を示す斜視図である。 図2の充電装置に電子機器を設置した状態を示す斜視図である。 図2の充電装置の一部を取り除いた状態を示す斜視図である。 図4の充電装置の構造を示す上面図である。 図2の充電装置の構造を示す断面図である。 図2の充電装置の支持板の構造を示す断面図である。 図2の充電装置の支持板の構造を示す平面図である。 図2の充電装置の構成を示す図である。 図9のXA相用コイルとXB相用コイルにおける駆動波形を示す図である。 図9の記憶部に記憶されるテーブルのデータ構造を示す図である。 図9の記憶部に記憶されるテーブルにより出力される駆動波形を示す図である。 図9の記憶部に記憶されるテーブルにより出力される別の駆動波形を示す図である。 図9の制御装置により実現される移動速度を示す図である。 図2の充電装置における振動レベルを示す図である。 図9の記憶部に記憶されるテーブルにより出力されるさらに別の駆動波形を示す図である。 図17(a)−(d)は、図9のXA相用コイル、XB相用コイル、YA相用コイル、YB相用コイルにおける駆動波形を示す図である。
本開示を具体的に説明する前に、概要を述べる。本開示の実施例は、非接触式の充電、つまりワイヤレス充電を実行可能な充電装置に関する。充電装置の上面側に載置された電子機器に対して充電装置はワイヤレス充電を実行する。電子機器の一例は、スマートフォン等の携帯型端末装置である。ワイヤレス充電の国際標準規格として、WPC(Wireless Power Consortium)において策定されたQiがある。このようなワイヤレス充電においては、充電装置の充電用コイルと電子機器のコイルとが対向すると、充電が効率的になされる。そのため、実施例に係る充電装置は、電子機器のコイルに対向するように充電用コイルを移動させる。充電用コイルの移動は、マイクロステップ駆動によるステッピングモータの回転によってなされる。
マイクロステップ駆動では、疑似正弦波を例えば64分割した値のテーブルを予め用意し、テーブルの値を順番にPWM(Pulse Width Modulation)あるいはDA(Digital−to−Analog)により出力する。このような出力に応じてステッピングモータが動作する。ステッピングモータの動作により、充電用コイルを停止している状態から速度を上げて移動させるために、ステッピングモータの回転速度を変えていく必要がある。その際、ステッピングモータの回転による周波数が充電装置のケースの固有振動数に一致すると、ケースが共鳴して音が大きくなる。このような状況の発生を防止するためには、固有振動数とずれた周波数となるような回転速度を使用すればよい。回転速度を変えるためには、テーブルの値を出力する時間間隔が変えられる。しかしながら、マイクロステップ駆動のために汎用マイコンを使用する場合、時間間隔は離散的にしか設定できない。そのため、離散的な周波数となるので、固有振動数とずれるような所望の周波数にすることができず、静音化が困難になる。
汎用マイコンを使用する場合であっても、モータの回転速度の変化を容易に実現することが求められる。また、モータの回転速度の変化を容易に実現することによって、充電用コイルを動かす際の動作音を小さくすることが求められる。本実施例では、疑似正弦波の分割数の異なる複数のテーブルを予め用意して、テーブルを切りかえながら値を出力する。これにより、汎用マイコンが一定の時間間隔でテーブルから値を出力しても、モータの回転速度が容易に変化する。以下の説明において、「平行」、「直交」は、完全な平行、直交だけではなく、誤差の範囲で平行、直交からずれている場合も含むものとする。また、「略」は、おおよその範囲で同一であるという意味である。
図1は、車両10の車室12を示す斜視図である。車両10の車室12内の前方における右側にはステアリングホイール14が設置される。ステアリングホイール14は左側に設置されてもよい。また、ステアリングホイール14の側方、つまり車両10の車室12内の前方における中央にはセンタコンソール16が配置される。さらに、車室12内のセンタコンソール16の後方には、充電装置100が設置される。
図2は、充電装置100の構造を示す斜視図である。図3は、充電装置100に電子機器300を設置した状態を示す斜視図である。図2、3に示すように、x軸、y軸、z軸からなる直交座標系が規定される。x軸、y軸は互いに直交する。z軸は、x軸およびy軸に垂直であり、充電装置100の厚み方向に延びる。また、x軸、y軸、z軸のそれぞれの正の方向は、図2、3における矢印の方向に規定され、負の方向は、矢印と逆向きの方向に規定される。ここでは、z軸の正方向を「上方」、「上側」、「上面側」ということもあり、z軸の負方向を「下方」、「下側」、「下面側」ということもある。
充電装置100は、支持板110、本体ケース120を含む。支持板110、本体ケース120との組合せは、箱形形状を有する。支持板110は本体ケース120の上側に配置される。電子機器300は、充電装置100による充電の対象となる装置であり、前述のごとく、例えば、スマートフォン等の携帯型端末装置である。電子機器300が支持板110上に載置されると、充電装置100は電子機器300を充電する。
図4は、充電装置100の一部を取り除いた状態を示す斜視図である。これは、図2の充電装置100から支持板110を取り除いた状態に相当する。図5は、図4における充電装置100の構造を示す上面図である。図6は、充電装置100の構造を示す断面図であり、図2のA−A’線による断面図である。図7は、充電装置100の支持板110の構造を示す断面図である。図8は、充電装置100の支持板110の構造を示す平面図である。本体ケース120内において、充電用コイル130は、図2の支持板110の下面側に対向した状態で水平方向に可動自在に設けられる。また、本体ケース120内には、充電用コイル130を支持板110の下面側に対向して水平方向に移動させる駆動部140と、駆動部140と充電用コイル130に接続した制御装置(図示せず)も備えられる。
図6に示されるように、支持板110では、表面板112、中板114、裏面板116が上下方向に重ね合わされている。表面板112と裏面板116は合成樹脂により形成され、中板114はセラミックにより形成される。これにより、後述する充電用コイル130からの磁束は、支持板110を電子機器300方向へ通過可能である。また、中板114の表裏面には、図7、図8に示されるように、複数の検出用コイル132が中板114のx−y平面内に分散されるように設けられる。例えば、x軸方向に延びる複数の検出用コイル132と、y軸方向に延びる複数の検出用コイル132とが重複してマトリクス状に配置される。このような複数の検出用コイル132の配置は一例であり、複数の検出用コイル132は重複しないようにマトリクス状に配置されてもよい。検出用コイル132は、支持板110上に電子機器300が置かれたか否かを検出するとともに、支持板110のどの位置に電子機器300が置かれたかを検出する。検出結果をもとに、駆動部140は、電子機器300のコイルに対向する位置にまで充電用コイル130を移動させる。
図4、図5に示されるように、充電用コイル130は、線材をスパイラル状に巻きつけた環状形状を有する。充電用コイル130の外周側と下面側は、合成樹脂製の保持体150によって保持される。保持体150の下面には、図6のごとく、充電用コイル130の下方に向けて延長された支持脚152が、合成樹脂にて一体形成されている。支持脚152の下面と、支持脚152の下方に配置した金属製の支持板154の上面との間には、0・3ミリの隙間が設けられる。この隙間により、充電用コイル130の移動時に支持脚152の下面が支持板154の上面に接触しない。支持板154の下方には、制御基板156、本体ケース120の下面板158が配置される。制御基板156には、例えば、前述の制御装置が設置される。支持板154の下面と、下面板158の上面との間には、制御基板156を貫通した支持体160が設けられる。つまり、過重に対する強度を高めるために、支持板154の下面側が、支持体160を介して本体ケース120の下面板158で支持される。
図4、図5に示されるように、駆動部140は、Y軸方向駆動軸200と、X軸方向駆動軸202を有する。Y軸方向駆動軸200とX軸方向駆動軸202のそれぞれの中間部分は、保持体150のうち、充電用コイル130が保持される部分以外の部分に接触する。そのため、保持体150には、Y軸方向駆動軸200が貫通する貫通孔(図示せず)と、X軸方向駆動軸202が貫通する貫通孔204とが、上下に所定間隔をおきながら、交差した状態で設けられる。その貫通孔204にY軸方向駆動軸200と、X軸方向駆動軸202とが接触する。
Y軸方向駆動軸200の一端側にウォームホイール206が設けられ、ウォームホイール206にギア208が設けられる。また、Y軸方向駆動軸200においてウォームホイール206が設けられていない他端側にもギア208が設けられる。ウォームホイール206はウォーム210と係合し、ウォーム210はY軸用モータ212に連結される。両側のギア208は、それぞれ歯車板214と係合する。このような構造により、Y軸用モータ212が駆動すれば、ウォーム210が回転し、それによってウォームホイール206がY軸方向駆動軸200とともに、y軸方向に移動する。さらに、Y軸方向駆動軸200と一体となった充電用コイル130もy軸方向に移動する。
X軸方向駆動軸202の一端側にはウォームホイール216が設けられ、ウォームホイール216にギア218が設けられる。また、X軸方向駆動軸202においてウォームホイール216が設けられていない他端側にもギア218が設けられる。ウォームホイール216はウォーム220に係合し、ウォーム220はX軸用モータ222に連結される。両側のギア218は、それぞれ歯車板224に係合する。このような構造により、X軸用モータ222が駆動すれば、ウォーム220が回転し、それによってウォームホイール216がX軸方向駆動軸202とともに、x軸方向に移動する。さらに、X軸方向駆動軸202と一体となった充電用コイル130がx軸方向に移動する。図4に示すフレキシブル配線226によって、充電用コイル130への通電がなされる。フレキシブル配線226の端部は、支持脚152の側面に固定される。
図9は、充電装置100の構成を示す。充電装置100は、充電用コイル130、検出用コイル132、Y軸用モータ212、X軸用モータ222、制御装置500、LPF(Low−Pass Filter)600と総称される第1LPF600a、第2LPF600b、第3LPF600c、第4LPF600d、モータ駆動装置620、YA相用コイル630、YB相用コイル640、XA相用コイル650、XB相用コイル660、充電用コイル制御部700、検出用コイル制御部710を含む。制御装置500は、処理部510、記憶部520、出力部530を含む。
検出用コイル132は前述のごとく複数設けられるが、ここではそれらをまとめて示す。検出用コイル132には検出用コイル制御部710が接続される。検出用コイル制御部710は、検出用コイル132の動作を制御することによって、支持板110上において制御装置500のコイルが配置される位置を特定する。検出用コイル制御部710は、特定した位置に関する情報(以下、「位置情報」という)を制御装置500に出力する。位置情報は、x軸の座標とy軸の座標とによって示される。
制御装置500は、検出用コイル制御部710から位置情報を受けつける。制御装置500は、位置情報によって示された位置に充電用コイル130が配置されるように、Y軸用モータ212とX軸用モータ222を回転させることによって充電用コイル130を移動させる。特に、制御装置500は、X軸用モータ222を回転させることによって、充電用コイル130をx軸方向に移動させ、Y軸用モータ212を回転させることによって、充電用コイル130をy軸方向に移動させる。つまり、Y軸用モータ212あるいはX軸用モータ222は、充電用コイル130の位置を移動させ、制御装置500は、Y軸用モータ212あるいはX軸用モータ222の駆動を制御する。制御装置500は、充電用コイル130を移動させた後、充電開始を充電用コイル制御部700に指示する。充電用コイル制御部700は、制御装置500からの指示に応じて、充電用コイル130の動作を制御することによって、電子機器300を充電する。
Y軸用モータ212およびX軸用モータ222を回転させるために、前述のごとく、マイクロステップ駆動が実行される。マイクロステップ駆動の概要を説明するために、ここでは図10を使用する。図10は、XA相用コイル650とXB相用コイル660における駆動波形を示す。XA相用コイル650での駆動波形がA相と示され、XB相用コイル660での駆動波形がB相と示される。図示のごとく、A相の駆動波形とB相の駆動波形は、位相が90度ずれた関係となる。そのため、マイクロステップ駆動では、XA相用コイル650とXB相用コイル660とに対して、位相が90度ずれた駆動波形を出力することによって、X軸用モータ222を回転させる。
A相の駆動波形とB相の駆動波形を疑似正弦波の1/4周期(90deg)変化させると、X軸用モータ222が1ステップ分回転する。また、X軸用モータ222が1ステップ分回転することによって、例えば、充電用コイル130が0.1mm移動する。1ステップの期間を短くすると、X軸用モータ222の回転が速くなるので、充電用コイル130が0.1mm移動するまでの期間が短くなる。これは、充電用コイル130の移動が速くなることに相当する。一方、1ステップの期間を長くすると、X軸用モータ222の回転が遅くなるので、充電用コイル130が0.1mm移動するまでの期間が長くなる。これは、充電用コイル130の移動が遅くなることに相当する。YA相用コイル630、YB相用コイル640、Y軸用モータ212についても同様であるので、ここでは説明を省略する。図9に戻る。
このマイクロステップ駆動を実現するために、疑似正弦波1周期を64個に分割したテーブルが記憶部520に記憶される。図11は、記憶部520に記憶されるテーブルのデータ構造を示す。テーブルの最も左側の欄が、1ステップあたりの分割数(以下、「マイクロステップ分割数」ともいう)を示し、「16」と示された行が、疑似正弦波1周期を64個に分割した場合の値を示す。このような値は、Y軸用モータ212あるいはX軸用モータ222をマイクロステップ駆動させるための駆動波形の値といえる。マイクロステップ数が「0」、「16」、「32」、「48」、「64」の場合に、値が「1.000」、「0.000」、「−1.000」のいずれかを示す。そのため、マイクロステップ数「0」、「16」、「32」、「48」、「64」は、1ステップのタイミングであり、駆動波形の位相が「0度」、「90度」、「180度」、「270度」になるタイミングである。ここで、「0」と「64」は同一である。他の値は後述し、図9に戻る。
処理部510は、テーブルの値を一定時間間隔で読み出し、疑似正弦波形状の駆動波形を生成する。例えば、テーブルの値を16回読み出すことによって、1ステップ分の駆動波形が生成される。図12は、記憶部520に記憶されるテーブルにより出力される駆動波形を示す。ここでは、図11におけるマイクロステップ数が「0」から「16」までの1ステップ分を読み出した場合の駆動波形を示す。図示のごとく、駆動波形は階段状の波形である。図9に戻る。処理部510において生成された駆動波形、例えば、x軸方向のA相の駆動波形は、出力部530から第3LPF600cに出力される。第3LPF600cは、階段状の駆動波形を滑らかにすることによって、駆動波形の形状を正弦波に近づける。
図13は、記憶部520に記憶されるテーブルにより出力される別の駆動波形を示す。16分割データ800が、第3LPF600cから出力された駆動波形であって、かつ1周期分(4ステップ分)の駆動波形を示す。図9に戻る。第3LPF600cは、駆動波形をモータ駆動装置620に出力する。モータ駆動装置620は、受けつけた駆動波形をもとに、駆動電流を生成して、駆動電流をXA相用コイル650に流す。XA相用コイル650に流される駆動電流の波形は、図10に示される通りである。
x軸方向のB相に対して、これまでの駆動波形を90度ずらすだけであり、処理部510、出力部530、第4LPF600d、モータ駆動装置620、XB相用コイル660は、これまでの説明と同様に動作する。また、y軸方向に対しても、処理部510、出力部530、第1LPF600a、第2LPF600b、モータ駆動装置620、YA相用コイル630、YB相用コイル640は、これまでの説明と同様に動作する。
図14は、制御装置500により実現される移動速度を示す。制御装置500が汎用マイコンである場合、テーブルの値を読み出し可能な時間間隔(読み出し周期)は、タイマ割り込みの能力より最小100μs(min)となる。そのため、充電用コイル130の最高移動速度は、1[Step]/(16×100[μs])=625[Step/s]=62.5[mm/s]となる。Y軸用モータ212およびX軸用モータ222において発生する振動は、1Step毎に発生するので、この場合は625[Hz]の振動となる。このような汎用マイコンは、読み出し可能な時間間隔を100μs単位で変更できるので、次のような周波数の振動が発生しうる。
100μs周期:1/(16×100μs)=625.00[Hz]
200μs周期:1/(16×200μs)=312.50[Hz]
300μs周期:1/(16×300μs)=208.33[Hz]
400μs周期:1/(16×400μs)=156.25[Hz]
500μs周期:1/(16×500μs)=125.00[Hz]
600μs周期:1/(16×600μs)=104.17[Hz]
これらの値は、図14において、マイクロステップ分割数が「16」である場合に対して示される。マイクロステップ分割数が「16」である場合、318〜625[Hz]の間には選択可能な周波数が存在しない。
図15は、充電装置100における振動レベルを示す。横軸に充電用コイル130の移動速度が示され、縦軸に振動レベル(相対値)が示される。図15における移動速度と振動レベルとの関係は一例であり、充電装置100の筐体の構造が変わった場合、この関係も変わる。ここでは、150[Hz]近傍と310[Hz]近傍において振動レベルが大きくなる。そのため、150[Hz]近傍と310[Hz]近傍は、充電装置100の筐体が有する固有振動数である。150[Hz]近傍と310[Hz]近傍とにならない速度で充電用コイル130を移動させることが、充電装置100の静音化につながる。
充電用コイル130を移動させるときに、停止している状態から徐々に移動速度を高くする場合、処理部510は、例えば、読み出しの時間間隔を600μs、500μs、400μs、300μs、200μs、100μsの順に段階的に変えていく。しかしながら、図14に示すように、時間間隔を200μsと400μsとに設定した場合において、固有振動数に近い振動数の振動が発生するので、振動による騒音が大きくなる。これを避けるために、時間間隔を200μsと400μsをとばしながら読み出しの時間間隔を段階的に変えていくと、周波数を急激に大きく変化させることになるので、Y軸用モータ212あるいはX軸用モータ222において脱調が発生する。脱調は、Y軸用モータ212あるいはX軸用モータ222において電気位相と機械位相とがずれてしまう状態であり、脱調によりY軸用モータ212あるいはX軸用モータ222が空回りして、動作できない。
これに対応するために、記憶部520は、図11に示すように、「マイクロステップ分割数」が「16」以外に対しても、駆動波形の値を記憶する。例えば、「マイクロステップ分割数」が「8」から「15」のそれぞれに対しても駆動波形の値が記憶される。各マイクロステップ分割数に対応する駆動波形の値は、疑似正弦波を示すとともに、疑似正弦波における90度の位相毎に規定される複数のステップを含む。また、マイクロステップ分割数「16」は、マイクロステップ分割数「9」から「15」よりも大きく、マイクロステップ分割数「16」とマイクロステップ分割数「9」から「15」とは互いに倍数の関係ではない。「マイクロステップ分割数」は、図11に示された値に限定されない。図9に戻る。
図16は、記憶部520に記憶されるテーブルにより出力されるさらに別の駆動波形を示す。ここでは、図12と同様に、マイクロステップ数が「0」から「16」までの1ステップ分を読み出した場合の駆動波形が示される。16分割データ800は、マイクロステップ分割数「16」の駆動波形の値を一定時間間隔で読み出すことによって生成された疑似正弦波形状の駆動波形であり、図12と同一である。また、15分割データ802は、マイクロステップ分割数「15」の駆動波形の値を一定時間間隔で読み出すことによって生成された疑似正弦波形状の駆動波形である。14分割データ804から10分割データ812も同様である。マイクロステップ分割数が小さくなるほど、1ステップに達するまでのマイクロステップ数が小さくなる。
図13には、15分割データ802から8分割データ816のそれぞれに対する1周期分(4ステップ分)の駆動波形も示される。マイクロステップ分割数が小さくなるほど、1周期(4ステップ)に達するまでのマイクロステップ数が小さくなる。これらにより、記憶部520から値を同一の時間間隔で読み出しても、マイクロステップ分割数が変わることによって、駆動波形が1周期になるまでの時間が変わることが示される。駆動波形が1周期になるまでの時間が変わることによって、Y軸用モータ212あるいはX軸用モータ222の移動速度が変わる。
図14には、15分割データ802から8分割データ816のそれぞれに対する移動速度、振動周波数も示される。このようにマイクロステップ分割数および読み出し周期を変えることによって、さまざまな移動速度、振動周波数が実現される。そのため、マイクロステップ分割数および読み出し周期の組合せを変えることによって、充電装置100の筐体が有する固有振動数を変えながら、充電用コイル130の移動速度を徐々に変えることが可能になる。図9に戻る。
処理部510は、記憶部520に記憶したいずれかのマイクロステップ分割数における駆動波形の値を順に取得する。これは、当該駆動波形における各マイクロステップのデータを順に取得することに相当する。また、処理部510は、移動速度を変化させるために、異なったマイクロステップ分割数における駆動波形の値を切りかえて取得する。具体的に説明するために、ここでは、切替前後のマイクロステップ分割数のうち、大きい方のマイクロステップ分割数における駆動波形の値を「第1マイクロステップ数に分割された第1駆動波形のデータ」と呼ぶ。また、切替前後のマイクロステップ分割数のうち、小さい方のマイクロステップ分割数における駆動波形の値は「第2マイクロステップ数に分割された第2駆動波形のデータ」と呼ばれる。
第1のケースとして、処理部510は、記憶部520に記憶した第1駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力してから、記憶部520に記憶した第2駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得する。その際、処理部510は、第1駆動波形のデータから取得したマイクロステップのデータが複数のステップのうちの1つのステップのデータに対応する場合に、記憶部520からの取得対象を第1駆動波形のデータから第2駆動波形のデータに切りかえる。切りかえた後、処理部510は、第2駆動波形のデータのうち、1つのステップに対応するマイクロステップのデータから取得を開始する。例えば、第1駆動波形の位相が「0度」である場合に、第1駆動波形のデータから第2駆動波形のデータへの切替がなされ、位相が「0度」となる第2駆動波形のデータから取得が開始される。これにより、切替前後において駆動波形の位相が連続する。
第2のケースとして、処理部510は、記憶部520に記憶した第2駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力してから、記憶部520に記憶した第1駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得する。その際、処理部510は、第2駆動波形のデータから取得したマイクロステップのデータが複数のステップのうちの1つのステップのデータに対応する場合に、記憶部520からの取得対象を第2駆動波形のデータから第1駆動波形のデータに切りかえる。切りかえた後、処理部510は、第1駆動波形のデータのうち、1つのステップに対応するマイクロステップのデータから取得を開始する。このような処理は第1のケースと同じである。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、その他のLSI(Large Scale Integration)で実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図17(a)−(d)は、XA相用コイル650、XB相用コイル660、YA相用コイル630、YB相用コイル640における駆動波形を示す。図17(a)は、XA相用コイル650における駆動波形を示し、図17(b)は、XB相用コイル660における駆動波形を示す。図示のごとく、これらの駆動波形において、位相が90度ずれている。記憶部520に記憶された異なったマイクロステップ分割数を切りかえながら、駆動波形が出力されるので、駆動波形の周期が段階的に短くなった後に、段階的に長くなる。これは、充電用コイル130の移動速度が段階的に速くなった後に、段階的に遅くなることに相当する。前述のごとく、駆動波形を切りかえる際に、「0度」、「90度」、「180度」、「270度」の位相のうち、同一の位相において切りかえるので、駆動波形の周期が変わっても駆動波形は連続する。駆動波形の周期を変えるために、読み出しの時間間隔も変更されてもよい。
図17(c)は、YA相用コイル630における駆動波形を示し、図17(d)は、YB相用コイル640における駆動波形を示す。Y軸用モータ212とX軸用モータ222は独立に動作可能であるが、YB相用コイル640の駆動波形とXA相用コイル650の駆動波形との関係は、YA相用コイル630の駆動波形とYB相用コイル640の駆動波形との関係と同様である。
本実施例によれば、互いに倍数の関係ではない第1マイクロステップ数と第2マイクロステップ数のいずれかに対応した駆動波形のデータを出力するので、駆動波形の周期を容易に変化させることができる。また、駆動波形の周期を容易に変化するので、モータの回転速度を容易に変化させることができる。また、モータの回転速度が変化するので、充電用コイル130の移動速度を変化させることができる。
また、第1駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力してから、第2駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力するので、モータの回転速度を変えることができる。また、同一のステップのデータにおいて、第1駆動波形のデータから第2駆動波形のデータへの切替がなされるので、駆動波形の周期が変わっても駆動波形を連続にできる。また、駆動波形の周期が変わっても駆動波形が連続するので、モータの回転速度が変わってもモータの回転を連続にできる。
また、第2駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力してから、第1駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力するので、モータの回転速度を変えることができる。また、同一のステップのデータにおいて、第2駆動波形のデータから第1駆動波形のデータへの切替がなされるので、駆動波形の周期が変わっても駆動波形を連続にできる。
また、マイクロステップ分割数が1つだけであれば、モータの回転速度を変えるために読み出し周期を変えるしかないが、マイクロステップ分割数が複数であれば、異なったマイクロステップ分割数の駆動波形を使用すればモータの回転速度を変えることができる。また、異なったマイクロステップ分割数の駆動波形を使用すれば、読み出し周期を変えるなくても、モータの回転速度が変わるので、汎用マイコンを使用する場合でも、回転速度のバリエーションを細かく設定できる。また、回転速度のバリエーションが細かく設定されるので、筐体の共振周波数を避けて徐々に回転速度を変えることができる。
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の制御装置500は、モータをマイクロステップ駆動させるための駆動波形として、互いに異なったマイクロステップ数に分割された複数の駆動波形のデータを記憶する記憶部520と、記憶部520に記憶した複数の駆動波形のデータを切りかえながら、各マイクロステップのデータを順に取得して出力する出力部530とを備える。記憶部520に記憶された複数の駆動波形のデータは、第1マイクロステップ数に分割された第1駆動波形のデータと、第2マイクロステップ数に分割された第2駆動波形のデータとを含み、第1マイクロステップ数と第2マイクロステップ数とは互いに倍数の関係ではない。
この態様によると、互いに倍数の関係ではない第1マイクロステップ数と第2マイクロステップ数のいずれかに対応した駆動波形のデータを出力するので、モータの回転速度を容易に変化させることができる。
第1マイクロステップ数は第2マイクロステップ数よりも大きく、出力部530は、記憶部520に記憶した第1駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力してから、記憶部520に記憶した第2駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力してもよい。この場合、第1駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力してから、第2駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力するので、モータの回転速度を変えることができる。
記憶部520に記憶した第1駆動波形のデータと第2駆動波形のデータは、疑似正弦波を示すとともに、疑似正弦波における90度の位相毎に規定される複数のステップを有してもよい。出力部530は、記憶部520に記憶した第1駆動波形のデータから取得したマイクロステップのデータが複数のステップのうちの1つのステップのデータに対応する場合に、記憶部520からの取得対象を第1駆動波形のデータから第2駆動波形のデータに切りかえ、出力部530は、記憶部520に記憶した第2駆動波形のデータのうち、1つのステップに対応するマイクロステップのデータから取得を開始してもよい。この場合、同一のステップのデータにおいて、第1駆動波形のデータから第2駆動波形のデータへの切替がなされるので、駆動波形を連続にできる。
第1マイクロステップ数は第2マイクロステップ数よりも大きく、出力部530は、記憶部520に記憶した第2駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力してから、記憶部520に記憶した第1駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力してもよい。この場合、第2駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力してから、第1駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力するので、モータの回転速度を変えることができる。
記憶部520に記憶した第1駆動波形のデータと第2駆動波形のデータは、疑似正弦波を示すとともに、疑似正弦波における90度の位相毎に規定される複数のステップを有してもよい。出力部530は、記憶部520に記憶した第2駆動波形のデータから取得したマイクロステップのデータが複数のステップのうちの1つのステップのデータに対応する場合に、記憶部520からの取得対象を第2駆動波形のデータから第1駆動波形のデータに切りかえ、出力部530は、記憶部520に記憶した第1駆動波形のデータのうち、1つのステップに対応するマイクロステップのデータから取得を開始してもよい。この場合、同一のステップのデータにおいて、第2駆動波形のデータから第1駆動波形のデータへの切替がなされるので、駆動波形を連続にできる。
本開示の別の態様は、充電装置100である。この装置は、充電用コイル130の位置を移動させるモータと、モータの駆動を制御する制御装置500とを備える。制御装置500は、モータをマイクロステップ駆動させるための駆動波形として、互いに異なったマイクロステップ数に分割された複数の駆動波形のデータを記憶する記憶部520と、記憶部520に記憶した複数の駆動波形のデータを切りかえながら、各マイクロステップのデータを順に取得して出力する出力部530とを備える。記憶部520に記憶された複数の駆動波形のデータは、第1マイクロステップ数に分割された第1駆動波形のデータと、第2マイクロステップ数に分割された第2駆動波形のデータとを含み、第1マイクロステップ数と第2マイクロステップ数とは互いに倍数の関係ではない。
この態様によると、互いに倍数の関係ではない第1マイクロステップ数と第2マイクロステップ数のいずれかに対応した駆動波形のデータを出力するので、モータの回転速度を容易に変化させることができる。
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例において、充電装置100は、車両10に搭載される。しかしながらこれに限らず例えば、充電装置100は、車両10に搭載されず、台等の上に置かれてもよい。本変形例によれば、適用範囲を拡大できる。
10 車両、 12 車室、 14 ステアリングホイール、 16 センタコンソール、 100 充電装置、 110 支持板、 112 表面板、 114 中板、 116 裏面板、 120 本体ケース、 130 充電用コイル、 132 検出用コイル、 140 駆動部、 150 保持体、 152 支持脚、 154 支持板、 156 制御基板、 158 下面板、 160 支持体、 200 Y軸方向駆動軸、 202 X軸方向駆動軸、 204 貫通孔、 206 ウォームホイール、 208 ギア、 210 ウォーム、 212 Y軸用モータ、 214 歯車板、 216 ウォームホイール、 218 ギア、 220 ウォーム、 222 X軸用モータ、 224 歯車板、 226 フレキシブル配線、 300 電子機器、 500 制御装置、 510 処理部、 520 記憶部、 530 出力部、 600 LPF、 620 モータ駆動装置、 630 YA相用コイル、 640 YB相用コイル、 650 XA相用コイル、 660 XB相用コイル、 700 充電用コイル制御部、 710 検出用コイル制御部。

Claims (6)

  1. モータをマイクロステップ駆動させるための駆動波形として、互いに異なったマイクロステップ数に分割された複数の駆動波形のデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶した複数の駆動波形のデータを切りかえながら、各マイクロステップのデータを順に取得して出力する出力部とを備え、
    前記記憶部に記憶された複数の駆動波形のデータは、第1マイクロステップ数に分割された第1駆動波形のデータと、第2マイクロステップ数に分割された第2駆動波形のデータとを含み、
    前記第1マイクロステップ数と前記第2マイクロステップ数とは互いに倍数の関係ではないことを特徴とする制御装置。
  2. 前記第1マイクロステップ数は前記第2マイクロステップ数よりも大きく、
    前記出力部は、前記記憶部に記憶した前記第1駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力してから、前記記憶部に記憶した前記第2駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記記憶部に記憶した前記第1駆動波形のデータと前記第2駆動波形のデータは、疑似正弦波を示すとともに、前記疑似正弦波における90度の位相毎に規定される複数のステップを有し、
    前記出力部は、前記記憶部に記憶した前記第1駆動波形のデータから取得したマイクロステップのデータが複数のステップのうちの1つのステップのデータに対応する場合に、前記記憶部からの取得対象を前記第1駆動波形のデータから前記第2駆動波形のデータに切りかえ、
    前記出力部は、前記記憶部に記憶した前記第2駆動波形のデータのうち、前記1つのステップに対応するマイクロステップのデータから取得を開始することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記第1マイクロステップ数は前記第2マイクロステップ数よりも大きく、
    前記出力部は、前記記憶部に記憶した前記第2駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力してから、前記記憶部に記憶した前記第1駆動波形のデータにおける各マイクロステップのデータを順に取得して出力することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記記憶部に記憶した前記第1駆動波形のデータと前記第2駆動波形のデータは、疑似正弦波を示すとともに、前記疑似正弦波における90度の位相毎に規定される複数のステップを有し、
    前記出力部は、前記記憶部に記憶した前記第2駆動波形のデータから取得したマイクロステップのデータが複数のステップのうちの1つのステップのデータに対応する場合に、前記記憶部からの取得対象を前記第2駆動波形のデータから前記第1駆動波形のデータに切りかえ、
    前記出力部は、前記記憶部に記憶した前記第1駆動波形のデータのうち、前記1つのステップに対応するマイクロステップのデータから取得を開始することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 充電用コイルの位置を移動させるモータと、
    前記モータの駆動を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記モータをマイクロステップ駆動させるための駆動波形として、互いに異なったマイクロステップ数に分割された複数の駆動波形のデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶した複数の駆動波形のデータを切りかえながら、各マイクロステップのデータを順に取得して出力する出力部とを備え、
    前記記憶部に記憶された複数の駆動波形のデータは、第1マイクロステップ数に分割された第1駆動波形のデータと、第2マイクロステップ数に分割された第2駆動波形のデータとを含み、
    前記第1マイクロステップ数と前記第2マイクロステップ数とは互いに倍数の関係ではないことを特徴とする充電装置。
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