JP2020136822A - 通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】STAおよびAPに送信機会を与える。【解決手段】通信装置は、該通信装置とのOFDMA(直交周波数分割多元接続)による通信のために所定の周波数帯域を分割した各リソースユニットを1以上の端末局に割り当て、該割り当てた各リソースユニットにおいて、該通信装置へのアップリンク通信を行うか、該通信装置からのダウンリンク通信を行うかを決定し、該決定に基づいて、該割り当てた各リソースユニットにおいて該アップリンク通信または該ダウンリンク通信を行うかを該1以上の端末局に通知する。【選択図】図7

Description

本発明は、通信のための周波数帯割り当て制御技術に関する。
無線通信で送受信される情報が、テキストデータから画像データへ、画像データから動画データへと高度化しており、通信量も拡大している。一方、無線通信で使用可能な周波数帯には限りがあるため、通信容量を増やすために、時間、周波数、符号、空間等の様々な次元において高密度に信号を多重することにより周波数利用効率を向上させることが要求されている。これに対して、無線LAN(Local Area Network)では、変調方式の高度な多値化、チャネルボンディングやMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output、多入力多出力)等の手法の導入により通信容量の増大が試みられている。例えば、IEEE(米国電気電子技術者協会)では、高効率(HE(High Efficiency))な次世代の無線LAN規格として、IEEE802.11axが検討されている。IEEE802.11axでは、周波数利用効率を向上させるため、従来は20MHzの周波数帯域幅を単位として用いていた周波数チャネルの構造を、より狭い周波数帯域幅を単位として複数の端末に割り当て可能としたOFDMA(直交周波数分割多元接続)の採用が提案されている。なお、OFDMAは、Orthogonal Frequency−Division Multiplexing Accessの略であり、複数のユーザの信号を多重するマルチユーザ(MU)通信方式である。IEEE802.11axでは、OFDMAにより、20MHz幅の周波数帯域の少なくとも一部が、最大9ユーザに割り当てられる。例えば、ユーザ数が1の場合は20MHz幅の周波数帯域のすべてがそのユーザに割り当てられてもよく、一方で、ユーザ数が2以上の場合は、各ユーザに対して20MHz幅の周波数帯域のそれぞれ重ならない一部(RU(リソースユニット))が割り当てられる。同様に、40MHz、80MHz、及び160MHz幅の周波数帯域が使用される場合には、それぞれ最大18、37、及び74ユーザに、その周波数帯域の少なくとも一部が割り当てられる。これにより、複数のユーザが同時に送信したいデータを持っている場合でも、キャリアセンス等によりデータの送信待ちすることが少なくなる。
特許文献1には、無線LANにおけるMU通信において、AP(アクセスポイント)が、各STA(ステーション)がデータ送信する際に使用できる周波数帯域に関する情報を載せたトリガーフレームとよばれるフレームを送信することが開示されている。具体的には、接続処理の際にAPから各STAにアソシエーションID(AID(Association ID))を割り振り、その値をトリガーフレームに記載して送信する。各STAは受信したトリガーフレームに含まれる情報にしたがって、自身が保持するデータを送信することができる。
特開2018−527770号公報
特許文献1によれば、複数のSTAに対してアップリンクにおけるデータの送信機会が与えられるが、当該文献には、ダウンリンクにおけるデータの送信機会については言及されていない。すなわち、当該文献には、各STAがデータを送信すると同時に、APのデータの送信機会を得ることについては言及されていない。複数のSTAに対してデータの送信機会を与えると同時にAPがデータの送信機会を得られない場合、以下のような課題が発生する可能性がある。すなわち、STAがAPを通して外部ネットワークに接続し、ネットゲームなどの即応性が必要なデータ送受信を要求している場合であっても、STAからのデータ送信が終わるまでAPからデータ送信ができない。よって、外部ネットワークからのデータを受信し、動作するSTAを操作するユーザにとっては、レスポンスの悪いUI(User Interface)の操作を強いられる。また、STAが同じAPにリンクする別のSTAにデータを送信した場合、APは次の送信機会までデータ転送ができないため、転送するデータを一時保存するためのバッファを多量に保持する必要がある。バッファをオーバーする転送データが送られてきた場合、そのデータは破棄せざるを得ない。またSTAにとっては、APがデータ送信する間は必ずデータ送信を待機する必要がある。よって、データ転送が必要な場合はSTAのデータ送信とAPのデータ転送でより多くのオーバーヘッドがかかる。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、STAおよびAPに送信機会を与えることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る通信装置は、以下の構成を有する。すなわち、通信装置であって、前記通信装置とのOFDMA(直交周波数分割多元接続)による通信のために所定の周波数帯域を分割した各リソースユニットを1以上の端末局に割り当てる割当手段と、前記割り当てた各リソースユニットにおいて、前記通信装置へのアップリンク通信を行うか、前記通信装置からのダウンリンク通信を行うかを決定する決定手段と、前記決定手段による決定に基づいて、前記割り当てた各リソースユニットにおいて前記アップリンク通信または前記ダウンリンク通信を行うかを前記1以上の端末局に通知する通知手段と、を有する。
本発明によれば、STAおよびAPに送信機会を与えることが可能となる。
ネットワーク構成例を示す図。 APの機能構成例を示す図。 APのハードウェア構成例を示す図。 実施形態1、2における、APによるRU割り当て処理のフローの一例を示す図。 実施形態1、2における、APによるUL/DLデータ送受信処理のフローの一例を示す図。 実施形態1、2における、STAによるUL/DLデータ送受信処理のフローの一例を示す図。 実施形態1、2における、APとSTAによるUL/DLデータ送受信の動作の流れを示す。 実施形態1、2におけるトリガーフレームの構成例を示す図。 20MHzにおけるtoneサイズの割り当て例を示す図。 実施形態2における、APとSTAの接続処理のフローの一例を示す図。 実施形態2における、アソシエーション応答のフレーム構成例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでするものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(無線通信システムの構成)
図1に、本発明の実施形態におけるネットワークの構成例を示す。図1は、HE(High Efficiency)機器として、3つのSTA(端末局)101〜103と1つのAP100を含んだ構成を示している。図1に示すように、AP100の送信する信号が受信可能な範囲は円120で示され、AP100が送信した信号は、全STA101〜103において受信可能である。また、特に記載がない限りはAP100と各STA101〜103は20MHzで接続しているものとする。ただし、これは一例であり、例えば広範な領域に多数のHE機器及びレガシー機器を含むネットワークに対して、また、様々な通信装置の位置関係に対して、以下の議論を適用可能である。
図1に示すネットワークの構成において、STA101〜103はAP100との間でMU通信(マルチユーザ通信)を行う。AP100およびSTA101〜103はそれぞれが送信データを保持している。例えば、STA101はSTA102に向けたデータを保持し、STA102とSTA103はAP100が接続する外部ネットワークに向けたデータを保持しているものとする。また、AP100は外部ネットワークから取得したSTA103に送信するデータを保持しているものとする。
(AP100の構成)
図2は、AP100の機能構成例を示すブロック図である。AP100は、その機能構成の一例として、無線LAN制御部201、受信信号解析部202、RU割当部203、UL/DL決定部204、通信時間設定部205、およびUI制御部206を有する。
無線LAN制御部201は、IEEE802.11規格シリーズに従って、通信部306(図3)を介して無線LANの通信制御を実行する。例えば、無線LAN制御部201は、認証が完了したSTAに対してトリガーフレームを送信し、その返信を受信する。受信信号解析部202は、無線LAN制御部201により受信された信号に含まれる内容を解析する。例えば、受信信号解析部202は、受信された信号から、当該信号の送信元のSTAが送信予定のデータ量(STAがバッファに溜めているデータの量)の情報を取得する。RU割当部203は、1以上のSTAにRU(リソースユニット(所定の周波数帯))を割り当てる。すなわち、RU割当部203は、1以上のSTAに対して、通信のための周波数帯域の広さ、その中心周波数を決定して割り当てる。当該割り当ては、受信信号解析部202により得られた情報によりなされ得る。UL/DL決定部204は、RU割当部203により割り当てられた各RUにおいて、アップリンク通信(UL通信)(STA→AP)を行うか、ダウンリンク通信(DL通信)(AP→STA)を行うかを決定する。通信時間設定部205は、RU割当部203により割り当てられたRUで通信される通信時間を設定する。UI制御部206は、AP100の不図示のユーザによる入力部304(図3)への入力操作に対する制御や、出力部305(図3)に対する出力制御を行う。
尚、STA101〜103の機能構成については図示しないが、無線LAN制御部201と受信信号解析部202、UI制御部206を有するように構成されるものとする。
図3は、AP100のハードウェア構成例を示すブロック図である。AP100は、そのハードウェア構成の一例として、記憶部301、制御部302、機能部303、入力部304、出力部305、通信部306及びアンテナ307を有する。
記憶部301は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)の両方、または、いずれか一方により構成され、後述する各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。なお、記憶部301として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体が用いられてもよい。
制御部302は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(micro Processing Unit)等のプロセッサ、ASIC(特定用途向け集積回路)、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等により構成される。制御部302は、記憶部301に記憶されたプログラムを実行することによりAP100全体を制御する。なお、制御部302は、記憶部301に記憶されたプログラムとOS(Operating System)との協働によりAP100全体を制御するようにしてもよい。
また、制御部302は、機能部303を制御して、撮像や印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部303は、AP100が所定の処理を実行するためのハードウェアである。例えば、AP100がカメラである場合、機能部303は撮像部であり、撮像処理を行う。また、例えば、AP100がプリンタである場合、機能部303は印刷部であり、印刷処理を行う。また、例えば、AP100がプロジェクタである場合、機能部303は投影部であり、投影処理を行う。機能部303が処理するデータは、記憶部301に記憶されているデータであってもよいし、後述する通信部306を介して他の装置と通信したデータであってもよい。
入力部304は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部305は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部305による出力とは、画面上への表示や、スピーカーによる音声出力、振動出力等の少なくとも1つを含む。なお、タッチパネルのように入力部304と出力部305の両方を、UIとして1つのモジュールで実現するようにしてもよい。
通信部306は、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線通信の制御や、IP通信の制御を行う。以下に示すいくつかの実施形態では、通信部306は、少なくともIEEE802.11ax規格に準拠した処理を実行することができる。また、通信部306はアンテナ307を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を行う。AP100は通信部306を介して、画像データや文書データ、映像データ等のコンテンツを他の通信装置と通信する。なお、STA101〜103のハードウェア構成については、図3と同様である。
(処理の流れ)
続いて、上述のような構成におけるAP100とSTA101〜103の動作について説明する。
<実施形態1>
本実施形態では、AP100は各STAにRUを割り当て、当該割り当て各RUにおいてUL通信を行うかDLを行うか決定する。そして、AP100は、各RUにおけるUL通信を行うかDLを行うかの情報を、トリガーフレームに付与して各STAに通知する。
図4は、本実施形態におけるAP100によるRU割り当て処理のフローの一例である。この処理は、AP100がMU UL/DL通信を実行するときに開始され得る。尚、各STA101〜103とAP100との間では認証が終わっており、お互いにデータの送受信が可能な状態とする。本フローチャートの処理は、例えばAP100の制御部302が、記憶部301に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。
無線LAN制御部201は、各STA101〜103からBSR(バッファ状態情報(Buffer Status Report))を受け取るためのトリガとして、BSR要求をSTA101〜103に送信する(S401)。続いて、無線LAN制御部201は、送信したBRS要求の応答として、STA101〜103からBSRを受信する(S402)。受信信号解析部202は、受信したBSRを解析することにより、各STA101〜103がそれぞれのバッファに保持している送信予定のデータのデータ量(送信データ量)を取得する(S403)。
以下の処理(S405〜S412)は、初期値をグループ番号N=0、toneサイズ=52、RUの割り当て位置を示すRUインデックス=1として、全STAに対するRUの割り当て(グループ分け)が終了するまで繰り返される(S404、S405)。グループ番号とは、1つのグループに対して付与されるインデックスであり、ここで、1つのグループは同時に通信を行うことが可能な複数のSTAまたは1つのSTAで構成される。toneサイズとは、各STAに割り当てることのできる周波数帯域(すなわちRU)の広さを示す値である。図9に、20MHzにおけるtoneサイズと割り当てられる周波数帯域(RU)の広さの一例を示す。図9に示すように、toneサイズ=52の場合は、最大4台のSTAにRUが割り当てられる。なお、40MHz、80MHzにおいても同様にtoneサイズを割り当てることができる。
S406において、RU割当部203は、RUを割り当てるべきSTAのうち、RUインデックスを割り当てていないSTAに対して順番にRUインデックスを割り当てる。ここで、RUを割り当てるべきSTAは、ULでデータを送信する予定のSTA(ULデータ送信のSTA)並びにDLでデータを受信する予定の(APからのデータの送信先の)STA(DLデータ受信のSTA)である。本実施形態では、S403で取得したデータ量が所定の閾値より多いSTA、およびAP100により所定の閾値を超えるデータ量を受信する予定のSTAをそれぞれ、ULデータ送信STAとDLデータ受信STAとする。RUインデックスをまだ割り当てていないSTAにRUインデックスを割り当てた後、RU割当部203はRUインデックスをインクリメントし(S407)、まだRUインデックス割り当てていないSTAがあるかを確認する(S408)。まだRUインデックスを割り当てていないSTAがあれば、RU割当部203は、RUインデックスが現在のtoneサイズで割り当てることができるRUの最大数を超えていないかを確認する(S409)。RUインデックスが当該最大数を超えていなければ、処理はS406に戻る。S408でRUを割り当てていないSTAがない場合、もしくはS409でRUインデックスが当該最大数を超えていた場合、処理はS410へ進む。
S410では、通信時間設定部205は、RUインデックスを割り当てたSTAのうち、通信期間の長いSTAに合わせてグループ番号Nのグループに属する全STA共通の通信時間を設定する(S410)。通信期間は、送信データ量、割り当てたRUの周波数等から計算することができる。ここで、前述のように、RUインデックスを割り当てたSTAとしてULデータ送信STAとDLデータ受信STAがあり、DLデータ受信STAのデータ量としては、AP100が特定のSTAに送信する予定のデータ量となり得る。なお、このAP100が送信する予定のデータ量は、STAを限定せずにAP100が送信する予定のデータ総量としてもよい。
S411では、UL/DL決定部204が、S406において割り当てたRUインデックスに対応する各RUにおいて、UL通信を行うかDL通信を行うかを決定する。すなわち、UL/DL決定部204は、RUインデックスを割り当てたSTAがULデータ送信STAの場合はUL通信を行うことを決定し、DLデータ受信STAの場合はDL通信を行うことを決定する。
S411までの処理が終了すると、S412において、RU割当部203は、グループ番号Nをインクリメントし、RUインデックスを1に戻し、処理は再度S405に戻る。全てのSTAにRUを割り当てるまでこれらの処理を繰り返し、全てのSTAにRUインデックスの割り当てが終了した時点で、処理はデータ送受信処理に移行する(S413)。
本実施形態では、グループN=0、toneサイズ=52において、RUインデックス=1にDLデータ受信STAとしてのSTA103、RUインデックス=2〜4にULデータ送信STAとしてのSTA101〜103が割り当てられるものとする。これにより、RUインデックス=1に対応するRUではDL通信が行われ、RUインデックス=2〜4に対応する各RUではUL通信が行われることとなる。
続いて、S413のデータ送受信処理について説明する。UL/DLデータ送受信処理のフローの一例を図5に示す。RU割当部203が全STAのRUインデックスの割り当てが終わったら、無線LAN制御部201は、グループごとに以下の処理(S503〜S507)を実行する。まず、グループN=0から順に対象グループとして選択して処理を開始する(S501)。無線LAN制御部201は、対象グループに属するSTAに対して、トリガーフレームを送信する(S503)。
トリガーフレームの構成例を図8に示す。801〜812に示すフィールド/サブフィールドはIEEE802.11ax規格に準ずる。図8において、Common Infoフィールド805におけるTrigger Typeサブフィールド809は、トリガの種類を表す。トリガーフレームの場合、Typeサブフィールド809は0を示す。また、Common Infoフィールド805におけるLengthサブフィールド810は、全STA共通の通信期間を表す。当該通信期間は、各STAが送受信できるデータ量に対応する。Trigger Typeサブフィールド809が0の場合、User Infoフィールド806が追加される。ここでは、STAを特定するためのAIDサブフィールド811および割り当てたSTAのRUおよびtoneサイズを特定するためのRU Allocationサブフィールド812が用意されている。また、DL/ULビット813は、割り当てられたRUおよびtoneサイズで、UL通信を行うのか、DL通信を行うのかを示す。例えば、UL通信であれば0、DL通信であれば1とする。本実施形態では、RUインデックス=1のDLデータ受信STAとしてのSTA103向け割り当ての場合、User Infoフィールド806は例えば、次のように設定される。すなわち、AIDサブフィールド811=STA103に割り当てたAID、RU Allocationサブフィールド812=37、DL/ULビット813=1となる。また、RUインデックス=2のULデータ送信STAとしてのSTA101向け割り当ての場合は、AIDサブフィールド811=STA101に割り当てたAID、RU Allocationサブフィールド812=38、DL/ULビット813=0となる。
User Infoフィールド806において各値が割り当てられたULデータ送信STAであるSTA101〜103は、ULデータフレーム(PPDU(PLCP(Physical Layer Convergence Protocol)Protocol Data Unit))を送信する。また、DLデータ受信STAであるSTA103は、割り当てられたRUにおいてAP100からのデータを受信できるように準備する。AP100はULデータ送信STAとしての各STA101〜103からULデータフレームを受信したら(S504)、マルチブロックAck(マルチBA)を各STA101〜103に返信する(S505)。マルチBAにより、各STA101〜103は、ULデータフレームがAP100に正しく受信できたか、受信できなかったかを確認することができる。また、AP100は、DLデータ受信STAとしてのSTA103へDLデータフレームを送信し(S504)、STA103からのブロックAck(BA)を受信する(S506)。これにより、AP100はDLデータフレームがSTA103に届いたことを確認できる。なお、図5の例では、AP100はマルチBAを送信してからBAを受信しているが、逆でもよい。
尚、本実施形態の順番(マルチBA送信→BA受信)にすることで、下記の利点がある。STA103がULデータフレームを送信せず、DLデータフレームのみを受信する場合、DLデータフレームを受信した後にどのタイミングでBAを返信すればよいかわからない。これは、STA103が割り当てられなかったRUにおいてデータの送受信が継続している可能性があるためである。また、AP100から送信されるマルチBAと競合する可能性もある。そこで、AP100がSTA101、102へのマルチBA送信を待ってからBAを返すことで、STA103は確実にデータ受信できたことをAP100へ伝えることができる。
BAを返す方法としては下記も考えられる。例えば、STAが自身に割り当てられたRUの中でBAを返す方法である。これにより、BAを送信しようとするSTAはAP100が送信するマルチBAを待つ必要がなくなる。マルチBAの後にBAを返した場合、20MHzすべて使用するため、オーバーヘッドが発生する。しかし、割り当て周波数(RU)/時間の中でBAを返すことでオーバーヘッドを減らし、無線周波数の占有率を下げることが可能となる。
各グループでS503〜S507の処理を行い、全てのグループでデータの送受信が完了した時点でデータ送受信処理は終了となる。
次に、本実施形態におけるSTA101〜103の処理について説明する。図6に、本実施形態におけるSTAによるUL/DLデータ送受信処理のフローの例を示す。この処理は、AP100がMU UL/DL通信を実行するときに開始され得る。尚、S604とS605の処理はSTAの受信信号解析部202により行われ、それ以外の処理はSTAの無線LAN制御部201により行われ得る。また、図6の説明において、STA101〜103をSTAと総称する。
STAはAP100からBSRを受け取るためのトリガとしてBSR要求を受信する(S601)。次に、BSR要求を受信したSTAはBSRを送信する(S602)。この後、STAはAP100からトリガーフレームを受信する(S603)。STAはトリガーフレームにおけるUser Infoフィールド806からAIDサブフィールド811を読み取り、自STAのAIDが記載されているかを確認する。すなわち、STAは、自STAに特定のRUが割り当てられているかを確認する(S604)。特定のRUが割り当てられていた場合、STAはさらにUser Infoフィールド806におけるRU Allocationサブフィールド812とDL/ULビット813を確認する(S605)。すなわち、STAは、自STAに割り当てられたRUは、DLデータ受信のためのRUのみか、ULデータ送信のためのRUのみか、その両方かを判定する。尚、RUが割り当てられてない場合は(S604でNo)、STAは再度トリガーフレームの受信を待つ。
S605において、自STAに割り当てられたRUがULデータ送信のためのRUのみであった場合、処理はS607へ進む。S607では、STAは割り当てられたRUにおいてULデータフレームの送信を行い(S607)、それに対するマルチBAの受信を待つ(S609)。無事にULデータフレームの送信完了が確認できれば処理は終了となる。一方、自STAに割り当てられたRUがDLデータ受信のためのRUのみであった場合、処理はS606へ進む。S606では、STAは、割り当てられたRUにおいてDLデータフレームの受信を待ち受ける。STAは、割り当てられたRUにおいてDLデータフレームを受信すると(S608)、次にAP100からマルチBAの受信を待ち受ける(S609)。その後、STAはマルチBAを受信すると、受信したDLデータフレームに対するBAを送信する(S610)。無事にDLデータフレームの受信ができれば処理は終了となる。自STAに割り当てられたRUがULデータ送信のためのRUとDLデータ受信のためのRUの両方である場合、処理はS606へ進む。S606〜S610の処理は前述の通りである。STAが正しくデータの送受信ができれば処理は終了となる。
STAがULデータフレームを正しく送信できなかった場合、キューサイズを更新してULデータフレームを再送する。ULデータフレームを正しく送信できなかった場合は、例えば、AP100からのマルチBAを始めとしたAckの返信がない場合、受信したマルチBAに自分のAIDがない場合、受信したフレームが正規でない場合などがある。再送の場合は、STAは、トリガーフレームを待ってからOFDMAのグループでデータ送信してもよい。あるいは、IEEE802.11ac以前の手段に従い、STAはキャリアセンスの後にデータ送信してもよい。
STAがDLデータフレームを正しく受信できなかった場合、トリガーフレームにてAP100から再度STAの割り当てが実施されるか、RUの割り当てなしにデータ受信が行われるかのいずれかとなり得る。DLデータフレームを正しく受信できなかった場合は、例えば、AP100からのDLデータフレームやマルチBAの受信ができなかった場合や、なんらかの理由でBAを返信できない場合などがある。
図7に、AP100とSTA101〜103によるUL/DLデータ送受信の動作の流れを示す。まず、AP100がBSR要求を送信する(S701)。各STA101〜103はBSRを送信する(S702)。AP100は各STA101〜103からのBSRを受信すると、BSRに含まれるデータ量に基づいてRUの割り当てを行い、RUの割り当て情報を含めたトリガーフレームを送信する(S703)。ここでは、上記のように、AP100は、ULデータ送信STAとしてのSTA101〜103と、DLデータ受信STAとしてのSTA103にRUを割り当て、RUの割り当て情報を含めたトリガーフレームを送信するものとする。ULデータ送信STAとしての各STA101〜103はトリガーフレームを受信すると、Lengthサブフィールド1210から決まるデータ量の範囲内で、ULデータフレームを送信する(S704)。また、DLデータ受信STAとしてのSTA103は、割り当てられたRUにてデータの受信待ちを行う(S705)。各STA101〜103からULデータフレーム受信したAP100は、受信確認としてマルチBAを送信する(S706)。また、AP100からDLデータフレームを受信したSTA103は、受信確認としてBAを送信する(S707)。
尚、STA101〜103は、AP100に対して、BSRを任意のタイミングで送信してもよい。つまり、STA101〜103は、ULデータフレームに、BSRとしてのフレームを付与して送信してもよい。また、AP100は、各STA101〜103が送信したULデータを基にBSRと同等のデータを読み取ってもよい。AP100はデータに対応したキューサイズにより、BSRで得られる情報を解釈することができる。
このように、AP100はトリガーフレームにUL/DLの情報を付与して送信することで、STA101〜103からのデータを受信しつつデータ送信が可能となる。例えばSTA103を使用するユーザがリアルタイム性を必要とするが一度に送るデータ量が多くないゲームアプリなどを起動していた場合、AP100とのデータ送受信を同時に行うことで、データの送受信をよりすばやく実現することが可能となる。
尚、本実施形態ではtoneサイズ=52のみでSTAにRUの割り当てを行ったが、帯域幅は一例であり、別の値で割り当てを行ってもよい。たとえば、toneサイズ=26で割り当てを行ってもよい。この場合、1つのグループに割り当てるSTAの最大数は9台となる。toneサイズはAPとデータ通信しているSTAの台数や、送信データを持っているSTAの台数によって変更してもよい。例えば、送信データを持つSTAの数が8台のときはtoneサイズ=52として動作させ、送信データを持つSTAの数が9台になったらtoneサイズ=26とする、といったことが考えられる。これにより、帯域を効率的に使った上で、各STAが一度により多くのデータをAPに送信することができるようになる。
また、本実施形態では所定の閾値より多いデータ量を保持するSTA(AP)に対してRUの割り当てを行ったが、データ量に関係なくRUの割り当てを実施してもよい。例えば、RUインデックス=1、2をそれぞれULデータ送信STAかつDLデータ受信STAとしてのSTA101に割り当て、RUインデックス=3、4をそれぞれULデータ送信STAかつDLデータ受信STAとしてのSTA102に割り当てても良い。この割り当てをした上で、データ送受信期間を十分に長く、1hなどの単位で設定する。これにより、より即応性の高いアプリケーションを実現可能となる。つまり、データ送受信期間として設定した1hの間はAPから専用線を用意することで、より円滑なデータ通信を実現する。これらは実装するアプリケーションによって切り替えられるようにしてもよい。
また、本実施形態では、STA101はAP100経由でSTA102にデータ送信を実施することを想定した。上述の実施形態では、AP100による一度目のRU割り当てにより、STA101はAP100へのデータ送信が達成できる。一方、AP100からSTA102へのデータ送信(転送)は、2度目のRU割り当てにより、達成され得る。このような状況では、AP100は、STA101からSTA102へのデータ送信が完了していないことを予想し、2度目のRU割り当てにおいて、STA102へのDLでの周波数帯を多めに、もしくは長めに見積もってもよい。これにより、APは2度目のRU割り当て期間においてSTA101から受信したデータをその割り当て期間中にSTA102に転送することが可能となる。したがって、AP100は、転送用に用意するバッファ量を軽減できるほか、STA101からSTA102へのデータ送信をすばやく実施することが可能となる。すなわち、即時性の高いアプリケーションを使用しているSTAに対し、より早いレスポンスを返すことが可能になる。また、STAがAPに対してデータ転送を依頼した場合に、そのオーバーヘッドを減らすことができる。
また、本実施形態では、UL/DLを示す情報としてトリガーフレーム内のUser Infoフィールド806に含まれるビット(DL/ULビット813)を使用したが、別の場所を使用してもよい。例えば、AP100は、UL通信のために割り振らなかった周波数帯域を、全てDL通信用として使用することを決定してもよい。これにより、AP100は、トリガーフレームに含める情報量を減らすことができる。また、Common Infoフィールド805にUL/DLを示すビットを用意してもよい。このとき、例えば当該ビットが0の場合は、後ろに続くUser Infoフィールド806ではULデータを保持する全てのSTAを対象としてもよい。また、当該ビットが1の場合は、後ろに続くUser Infoフィールド806では(DLデータを受信予定の)全てのSTAを対象としてもよい。これにより、STAがULデータを保持していない場合、当該STAはUser Infoフィールド806の中身を解析する前に、受信したトリガーフレームを読み捨ててよいかを判断することが可能になる。
また、本実施形態では、送信データ量に基づいてULデータ送信STAまたはDLデータ受信STA(すなわちAP)にRUを割り当てたが、RU割り当て対象のSTAはこれに限定されない。例えば、STAのデータが持つアクセスカテゴリの値に応じて、優先度の高いSTAから順にRUを割り当ててもよい。これにより、APはアクセスカテゴリの値が高いデータを優先的に受信可能となる。
<実施形態2>
本実施形態では、AP100が各STAにRUを割り当て、当該割り当て各RUにおいてUL通信を行うかDLを行うか決定する点については実施形態1と同様であるが、各STAへの通知方法が異なる。すなわち、実施形態1では、トリガーフレームに所定の情報を付与することにより通知を行ったが、本実施形態では、既存のトリガーフレームの形を返ることなく、各RUにおけるUL通信を行うかDLを行うかを通知する。以下、実施形態1と重複する箇所は説明を省略する。
図10は、本実施形態におけるAP100とSTA101〜103の接続処理のフローの一例を示す。本処理は、AP100がAPとしての動作を開始した時点で開始され得る。本フローチャートの処理は、例えばAP100の制御部302が、記憶部301に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。尚、図10の説明において、STA101〜103をSTAと総称する。
無線LAN制御部201は、STAからプローブ要求を受信し(S1001)、その応答としてプローブ応答を送信する(S1002)。その後、無線LAN制御部201は認証要求を受信することに応答して認証応答を送信する(S1003、S1004)。その後、無線LAN制御部201はSTAよりアソシエーション要求を受信することに応答してアソシエーション応答を送信する(S1005、1008)。無線LAN制御部201は、このとき送信するアソシエーション応答に、STAごとに割り振るAIDを載せる(S1007)。本実施形態では更に、無線LAN制御部201は、当該AIDに加えてDL用のAIDをそれぞれのSTAに割り振り、アソシエーション応答に記述する(S1006)。尚、図10は一例であり、他の接続処理におけるアソシエーション応答も同様なAID記述手順を適用できる。
図11に、本実施形態におけるアソシエーション応答のフレーム構成例を示す。1102〜1105に示すフィールド/サブフィールドはIEEE802.11ax規格に準ずる。アソシエーション応答のFrame Body1104にS1006、S1007において割り振られたAID1106およびDL AID1107を記載する。本実施形態ではDLデータ受信STAとしてのSTA103に対し、AID=6、DL AID=7を割り振るものとする。なお、DL AIDの示し方は別の手段を用いてもよい。例えば、アソシエーション応答のFrame Body1104にはVendor Specificの情報を記載できるため、当該情報にDL AIDの値を示すようにしてもよい。これにより、既存のアソシエーション応答と競合せずに情報の追加ができる。
AP100によるRU割り当て処理は、実施形態1において説明した図4のフローと同様であるため、説明を省略する。AP100によるUL/DLで0田送受信処理は、実施形態において説明した図5のフローと同様であるが、S503で送信するトリガーフレームの形態が異なる。すなわち、AP100は、図8に示すようなトリガーフレームを送信するが、本実施形態ではDL/ULビット813が存在しない。その代わり、AIDサブフィールド811にてDL用のAIDか、通常のAIDかを示すことでAP100はUL通信かDL通信かを各STAに通知する。すなわち、AP100がSTA103にULでのRUを割り振りたい場合はAIDサブフィールド811にAID=6を記載する。DLでのRUを割り振りたい場合はAIDサブフィールド811にAID=7を記載する。
このように本実施形態によれば、実施形態1において述べた効果に加えて、事前にDL用のAIDを割り振ることにより、トリガーフレームに新たな情報を付与することなく、STAに対する通知を行うことが可能となる。
尚、本実施形態では各STAにDL用のAIDを割り振ったが、DLとして特別なAIDを用いてもよい。例えば、AID=2046はULデータ送信STAを割り振らないものとして扱われる。トリガーフレームではある周波数帯に対してAID=2046を割り振っておき、その周波数帯においてAPから各STA向けにデータを送信することも考えられる。この場合、APはトリガーフレームを送信する時点ではデータを送信するSTAを限定せずにAP自身がデータを送信できる周波数帯域を予約できる。これを行うことで、AP100が、接続中のSTA101からSTA102へ転送するデータを受信した場合に利点がある。この場合、トリガーフレームに割り振った期間内でSTA101はAP100を介したSTA102へのデータ送信が可能となる。すなわち、AP100はSTA102に転送するデータに対して、すばやい対応が可能となる。
尚、上記の実施形態では、AP100は、同じSTAに対してULデータ送信のためのRUとDLデータ受信のためのRUの両方を一度に割り当て可能としたが、当該2種類のRUを一度に割り当てないようにしてもよい。例えば、AP100は、当該2種類のRUを同じSTAに割り当てる場合、別々のトリガーフレームにおいて、当該STAに対して、ULデータ送信のためのRUとDLデータ受信のためのRUを個別に割り当てるようにしてもよい。
また、STA101〜103もしくはAP100が送信するフレームの中に、ULデータ送信のためのRUとDLデータ受信のためのRUの両方を一度に割り当て可能とすることを示すビット(情報)を用意してもよい。この場合、例えば、STA101が当該ビットを含むフレームを送信した場合、AP100はSTA101に2種類のRUを一度に割り当てることが可能となる。また例えば、AP100が当該ビットを含むフレームを送信した場合、STA101〜103は後続のトリガーフレームにおいて当該2種類のRUが割り当てられ得ることを知ることが可能となる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100 AP(アクセスポイント)、101〜103 STA(ステーション)

Claims (12)

  1. 通信装置であって、
    前記通信装置とのOFDMA(直交周波数分割多元接続)による通信のために所定の周波数帯域を分割した各リソースユニットを1以上の端末局に割り当てる割当手段と、
    前記割り当てた各リソースユニットにおいて、前記通信装置へのアップリンク通信を行うか、前記通信装置からのダウンリンク通信を行うかを決定する決定手段と、
    前記決定手段による決定に基づいて、前記割り当てた各リソースユニットにおいて前記アップリンク通信または前記ダウンリンク通信を行うかを前記1以上の端末局に通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記所定の周波数帯域におけるリソースユニットの数は予め決められており、前記割当手段は、前記リソースユニットの数までの数の端末局に前記リソースユニットを割り当てることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記割当手段は、所定の閾値を超える量の送信予定のデータを有する端末局、および/または、前記所定の閾値を超える量の前記通信装置からの送信予定のデータの送信先の端末局に前記リソースユニットを割り当てることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記決定手段は、前記所定の閾値を超える量の送信予定のデータを有する端末局に割り当てたリソースユニットにおいて前記アップリンク通信を行うと決定することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記決定手段は、前記所定の閾値を超える量の前記通信装置からの送信予定のデータの送信先の端末局に割り当てたリソースユニットにおいて前記ダウンリンク通信を行うと決定することを特徴とする請求項3または4に記載の通信装置。
  6. 前記割当手段は、第1の端末局に第1の複数のリソースユニットを割り当て、第2の端末局に前記第1の複数のリソースユニットと異なる第2の複数のリソースユニットを割り当て、
    前記決定手段は、前記第1の複数のリソースユニットにおいて前記アップリンク通信または前記ダウンリンク通信を行うと決定し、前記第2の端末局に割り当てた前記第2の複数のリソースユニットにおいて前記アップリンク通信または前記ダウンリンク通信を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  7. 前記通知手段は、トリガーフレームを用いて前記通知を行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記通知手段は、前記トリガーフレームに、前記割り当てた各リソースユニットにおいて前記アップリンク通信を行うことを示す情報または前記ダウンリンク通信を行うことを示す情報を付与して、前記通知を行うことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記通知手段は、前記トリガーフレームにおけるAID(Association ID)のフィールドに、前記割り当てた各リソースユニットにおいて前記アップリンク通信を行うことを示す情報または前記ダウンリンク通信を行うことを示す情報を示すことにより、前記通知を行うことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  10. 前記トリガーフレームは、前記アップリンク通信を行うことを示す情報と前記ダウンリンク通信を行うことを示す情報とを含むように構成されることを特徴とする請求項8または9に記載の通信装置。
  11. 通信装置の制御方法であって、
    前記通信装置とのOFDMA(直交周波数分割多元接続)による通信のために所定の周波数帯域における各リソースユニットを1以上の端末局に割り当てる割当工程と、
    前記割り当てた各リソースユニットにおいて、前記通信装置へのアップリンク通信を行うか、前記通信装置からのダウンリンク通信を行うかを決定する決定工程と、
    前記割り当てた各リソースユニットにおいて前記アップリンク通信または前記ダウンリンク通信を行うかを前記1以上の端末局に通知する通知工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載の通信装置として機能させるためのプログラム。
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