JP2020136330A - 抵抗器 - Google Patents

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田村 隆明
Takaaki Tamura
隆明 田村
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Abstract

【課題】本発明は、放熱層の剥離を防止できる抵抗器を提供することを目的とするものである。【解決手段】本発明の抵抗器は、金属で構成された抵抗体11と、前記抵抗体11の両端部に位置する一対の電極12と、前記抵抗体11の少なくとも一面11aを覆う放熱層13とを備え、前記放熱層13は金属繊維不織布で構成されている。また、前記抵抗体11の一面11aと対向する他面11bに前記一対の電極12を設け、前記抵抗体11の他面11bの前記一対の電極12間にも前記放熱層13が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器の電流値検出等に使用される高電力の金属板を抵抗体とした抵抗器に関する。
従来のこの種の抵抗器は、図6に示すように、板状の金属で構成された抵抗体1と、この抵抗体1の両端部に形成された一対の電極2と、抵抗体1にエポキシ樹脂などの絶縁性接着層3を介して形成された銅板からなる放熱層4を備えていた。
なお、この種の先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2009−289770号公報
上記従来の抵抗器は、抵抗体1と放熱層4との熱膨張率の違いによって、熱衝撃が生じると、放熱層4が抵抗体1から剥離する可能性があるという課題を有していた。
本開示は上記従来の課題を解決するもので、放熱層の剥離を防止できる抵抗器を提供することを目的とする。
第1の態様に係る抵抗器は、金属で構成された抵抗体と、前記抵抗体の両端部に位置する一対の電極と、前記抵抗体の少なくとも一面を覆う放熱層とを備え、前記放熱層は金属繊維不織布、金属織網、平編金属線のうち少なくとも1つで構成されている。
第2の態様に係る抵抗器は、第1の態様において、前記抵抗体の前記一面と対向する他面に前記一対の電極が設けられ、前記抵抗体の他面の前記一対の電極間に前記放熱層が設けられている。
第3の態様に係る抵抗器は、第1の態様において、前記放熱層は前記抵抗体の端面を覆っている。
第4の態様に係る抵抗器は、第1の態様において、前記放熱層は前記抵抗体の側面を覆っている。
以上のように本開示の抵抗器は、放熱層として金属繊維不織布を用いているため、熱衝撃による応力を緩和でき、これにより、放熱層が抵抗体から剥離するのを防止できる。
本開示の一実施の形態における抵抗器の断面図 同抵抗器の他の例の断面図 同抵抗器の他の例の下面図 図3のA−A線断面図 図3のB−B線断面図 従来の抵抗器の断面図
図1は本開示の一実施の形態におけるチップ抵抗器の断面図である。
本開示の一実施の形態における抵抗器は、図1に示すように、金属で構成された抵抗体11と、抵抗体11の両端部に位置する一対の電極12と、抵抗体11の一面(上面)11aを覆う銅繊維不織布からなる放熱層13とを備えている。
上記構成において、前記抵抗体11は、板状または箔状のCuNi、CuMnNi、NiCr等の金属で構成されている。また、抵抗体11にはパンチング等により1つまたは複数のトリミング溝(図示せず)が設けられ、これにより抵抗値が調整される。
さらに、前記一対の電極12は、抵抗体11の両端部の一面と対向する他面(下面)11bに形成され、抵抗体11と電気的に接合されている。また、一対の電極12は、Cuを主成分とした別体の金属板を抵抗体11に溶接、クラッド接合したり、抵抗体11に金属材料を直接めっき、スパッタ、印刷したりして形成する。
そして、一対の電極12の幅(一対の電極12が並ぶ方向と直交する方向の寸法)は抵抗体11の幅と略等しい。さらに、一対の電極12の周囲の露出する面には、ニッケルめっき、すずめっきで構成されためっき層14が形成される。めっき層14によって実装用基板に抵抗器が実装される。
また、前記放熱層13は、抵抗体11の上面の略全面を覆うように板状に設けられ、銅繊維不織布にエポキシ樹脂を含有したもので構成されている。
ここで、銅繊維不織布は、複数の銅繊維を加熱することによって、銅繊維同士を絡み合わせるように結着したもので、多孔質構造となっている。この銅繊維不織布にエポキシ樹脂を含浸して絶縁性を備えたものを放熱層13としている。
この放熱層13は、抵抗体11の上面11aに形成された接着層15を介して抵抗体11に貼り付けられている。接着層15としてはエポキシ樹脂を使用できる。
さらに、抵抗体11の下面11bにおける一対の電極12間にも、銅繊維不織布で構成された前記放熱層13が設けられている。
また、放熱層13は、大判の銅繊維不織布に樹脂を含浸し、個片化したものを抵抗体11に貼り付ける。このとき、放熱層13の上面や端面を覆うように保護膜(図示せず)を設けてもよい。さらに、大判の銅繊維不織布を個片化した後、個片状の銅繊維不織布に電着塗装あるいは樹脂を含浸して周囲を絶縁保護したものを抵抗体11に貼り付けてもよい。
電着塗装とは、水に分散、溶解させた電着塗装用塗料(エポキシ樹脂)に、導電性を持つ被塗物(個片状の銅繊維不織布)を浸漬し、被塗物と電極の間に電圧を加え、電流を流すことにより被塗物の表面に均一な膜を形成させる塗装方法である。
なお、放熱層13として、多孔質構造の銅織網あるいは平編銅線にエポキシ樹脂を含浸させたものを使用してもよい。銅織網は銅をメッシュ状に成型したもの、平編銅線は細い銅線を集合し、これを編組して平面状に成型したものである。
ここで、放熱層13に用いる金属は銅ではなく銀などの他の導電性金属でもよい。
本一実施の形態における抵抗器においては、放熱層13として金属繊維不織布を用いているため、熱衝撃による応力を緩和でき、これにより、放熱層13が抵抗体11から剥離するのを防止できるという効果が得られる。
すなわち、放熱層13は多孔質構造によるフレキシビリティー性とクッション性を持っているため、熱衝撃の印加時に抵抗体11との熱膨張率の違いによって発生する応力を吸収でき、これにより、放熱層13が抵抗体11から剥離するのを防止できる。
また、放熱層13は多孔質構造であるため、銅板よりも大きな表面積を有し、これにより、銅が本来もつ熱伝導性と繊維間の空隙により高い熱伝導性が得られるため、抵抗体11で発生した熱の放熱性が向上する。
さらに、放熱層13の表面に凹凸があるため、表面積が増え、抵抗体11で発生した熱の放熱性がより向上する。そして、放熱層13の表面の凹凸によって、抵抗体11との密着性が増える。
そしてさらに、抵抗体11の上面11a、下面11bの両方に放熱層13を設けているため、熱衝撃による応力をより緩和することができる。特に、抵抗体11の下面11bの放熱層13が一対の電極12に直接接しているため、抵抗体11で発生した熱が伝わる放熱層13を介して一対の電極12に直接放熱させることができ、そして、一対の電極12を介して実装用基板に効率的に放熱させることができる。
ここで、図2に示すように、放熱層13は、さらに抵抗体11の端面(一対の電極12が並ぶ方向に露出する面)も覆うようにしてもよい。このとき、抵抗体11の上面11aの放熱層13と一体的に設ける。この構成により、さらなる放熱性の向上と、熱衝撃による応力緩和を図ることができる。
なお、この場合も、放熱層13を一対の電極12に直接接するようにすることができるため、より放熱性を向上させることができる。また、放熱層13はフレキシビリティー性を有しているため、図2のように容易に折り曲げることが可能となる。
また、図3〜図5に示すように、抵抗体11の上面11aの全面と、下面11bの一対の電極12間、抵抗体11の端面だけでなく、抵抗体11の側面(上面11a、11bと直交し、一対の電極12が並ぶ方向と平行な面)も放熱層13で覆うようにしてもよい。このとき、抵抗体11の上面11a、下面11b、端面、側面を覆う放熱層13を一体的に形成する。この構成により、放熱性をさらに向上させることができる。
ここで、図3は下面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図3のB−B線断面図である。なお、図3〜図5では、めっき層14を省略している。
さらに、図3〜図5では、抵抗体11の上面11aの全面を放熱層13で覆うようにしているが、抵抗体11の上面11aを覆う放熱層13の長さ(一対の電極12が並ぶ方向と平行な寸法)と、抵抗体11の側面を覆う放熱層13の長さを、抵抗体11の下面11bの一対の電極12間を覆う放熱層13の長さと略等しくなるようにしてもよい。
放熱層13を同じ長さで抵抗体11の4面(上面11a、下面11b、2つの側面)に形成することができるため、放熱層13の形成が容易となる。
本開示に係る抵抗器は、放熱層の剥離を防止できるという効果を有するものであり、特に各種電子機器の電流値検出等に使用される高電力の金属板を抵抗体とした抵抗器等に適用することにより有用となるものである。
11 抵抗体
11a 抵抗体の一面(上面)
11b 抵抗体の他面(下面)
12 一対の電極
13 放熱層

Claims (4)

  1. 金属で構成された抵抗体と、前記抵抗体の両端部に位置する一対の電極と、前記抵抗体の少なくとも一面を覆う放熱層とを備え、前記放熱層は金属繊維不織布、金属織網、平編金属線のうち少なくとも1つで構成されている抵抗器。
  2. 前記抵抗体の前記一面と対向する他面に前記一対の電極が設けられ、前記抵抗体の他面の前記一対の電極間に前記放熱層が設けられている請求項1に記載の抵抗器。
  3. 前記放熱層は前記抵抗体の端面を覆っている請求項1に記載の抵抗器。
  4. 前記放熱層は前記抵抗体の側面を覆っている請求項1に記載の抵抗器。
JP2019024075A 2019-02-14 2019-02-14 抵抗器 Pending JP2020136330A (ja)

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