JP2020135394A - 情報処理装置および情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のユーザによる会話が円滑に進むことを支援する。
【解決手段】情報処理装置は、判定部と、応答部とを備える。判定部は、複数のユーザによる会話に含まれる単語に基づいて、会話が所定の介入条件を満たすか否かを判定する。応答部は、会話が所定の介入条件を満たすと判定した場合に、会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させる応答を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置および情報処理プログラムに関する。
従来、SNS(Social Networking Service)等において、複数のユーザがリアルタイムでチャット等のコミュニケーションを行う技術が使用されている。
また、人間の代わりにコミュニケーションを自動で行うプログラムが、ユーザに対して文字または音声で応答する技術が開示されている。例えば、ユーザと文字による会話を実行するチャットボット(Chatbot)等の技術が知られている。
特開2018−037037号公報
しかしながら、従来技術においては、複数のユーザによる会話が円滑に進むことを支援することは困難であった。
本発明の第1態様にかかる情報処理装置は、判定部と、応答部とを備える。判定部は、複数のユーザによる会話に含まれる単語に基づいて、前記会話が前記所定の介入条件を満たすか否かを判定する。応答部は、前記会話が所定の介入条件を満たすと判定した場合に、前記会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させる応答を出力する。
また、前記判定部は、前記会話に含まれる単語が予め定められた複数のキーワードの少なくともいずれか一つと一致する場合に、前記会話が前記所定の介入条件を満たすと判定する。
また、前記判定部は、前記会話に含まれる単語が、予め定められた複数のキーワードの少なくともいずれか一つと一致し、かつ、複数の前記ユーザのいずれも応答しない無応答期間が所定の時間以上継続した場合に、前記会話が前記所定の介入条件を満たすと判定する。
また、前記判定部は、複数の前記キーワードと、前記会話の状態とが予め対応付けられた状態識別情報に基づいて、前記会話の現在の状態を判定する。前記応答部は、前記会話の現在の状態と、前記会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させることが可能な応答の内容と、が予め対応付けられた応答情報に基づいて、前記応答を出力する。
前記判定部は、複数の前記ユーザによる会話のうち、前記無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語に基づいて、前記会話の状態を判定する。
前記判定部は、複数の前記ユーザによる会話のうち、前記無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語が、複数の前記キーワードの少なくともいずれか一つと一致するか否かを判定し、前記最後の発言に含まれる単語が、複数の前記キーワードのいずれにも一致しない場合、前記最後の発言の1つ前の発言に基づいて、前記会話の状態を判定する。
また、本発明の第2態様にかかる情報処理プログラムは、複数のユーザによる会話に含まれる単語に基づいて、前記会話が所定の介入条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、前記会話が前記所定の介入条件を満たすと判定した場合に、前記会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させる応答を出力する応答ステップと、をコンピュータに実行させるための情報処理プログラムである。
本発明の上記態様によれば、複数のユーザによる会話が円滑に進むことを支援することができる。
図1は、第1の実施形態にかかるチャットシステムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態にかかる登録者情報の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態にかかる状態識別情報の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態にかかる応答種別情報の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態にかかる応答内容情報の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態にかかる応答処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、第1の実施形態にかかる複数のユーザによるチャットの一例である。 図8は、第2の実施形態にかかる応答処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかるチャットシステムSの全体構成の一例を示す図である。図1に示すように、チャットシステムSは、チャットサーバ1と、複数の端末機器2a,2bを備える。
複数の端末機器2a,2bは、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末等である。以下、端末機器2aと端末機器2bを特に区別しない場合は、単に端末機器2という。チャットシステムSに含まれる端末機器2の台数は特に限定されるものではない。また、端末機器2は、CPU等の制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の外部記憶装置と、表示装置21a,21b(以下、特に区別しない場合は単に表示装置21という)と、入力装置22a,22b(以下、特に区別しない場合は単に入力装置22という)とを備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。表示装置21は、例えばディスプレイ装置等であり、表示部ともいう。また、入力装置22は、例えばキーボード、マウス、またはタッチパネル等であり、操作部ともいう。
チャットサーバ1は、インターネット等のネットワーク3を介して端末機器2と接続可能なサーバ装置である。チャットサーバ1は、例えば、CPU等の制御装置と、ROMやRAM等の記憶装置と、HDD、フラッシュメモリ等の外部記憶装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。チャットサーバ1は、本実施形態における情報処理装置の一例である。
チャットサーバ1は、複数の端末機器2の各々のユーザに対してチャットサービスを提供する。具体的には、本実施形態のチャットシステムSでは、複数の端末機器2の各々のユーザと、チャットサーバ1とが文字による会話をする。本実施形態においては、単に会話という場合には、ネットワーク3を介した文字による会話、つまりテキストチャットにおける会話を意味するものとする。以下、テキストチャットを単にチャットという。
次に、チャットサーバ1の機能的構成について説明する。チャットサーバ1は、通信部10と、受信情報処理部11と、文言認識部12と、判定部13と、環境情報取得部14と、応答部15と、記憶部16とを備える。
記憶部16は、登録者情報101と、状態識別情報102と、応答種別情報103と、応答内容情報104と、チャット履歴情報105とを記憶する。記憶部16は、例えば、HDD等の記憶装置である。
登録者情報101は、チャットサービスを使用するユーザの情報であり、ユーザのログイン時の認証情報として使用される。
図2は、本実施形態にかかる登録者情報101の一例を示す図である。図2に示すように、登録者情報101は、例えば、ユーザを特定可能なユーザIDと、ユーザのニックネームと、メールアドレスと、パスワード等が対応付けられた情報である。なお、図2の登録者情報101は一例であり、登録者情報101は、さらに、ユーザの住所等の情報を含むものとしても良い。
また、図3は、本実施形態にかかる状態識別情報102の一例を示す図である。図3に示すように、状態識別情報102は、状態IDと、会話の状態と、1以上のキーワードとが対応付けられた情報である。
会話の状態は、チャットに参加している複数のユーザの会話の状態であり、会話の雰囲気ともいう。本実施形態においては、会話の状態は、チャットに参加している複数のユーザの感情の特徴を“嬉しい”、“満足”、“困惑”、“不安”等に分類したものとする。
状態IDは、現在の会話の状態を特定する識別情報である。
また、キーワードは、複数の会話の状態の各々においてユーザから発せされる特徴的な単語である。例えば、図3に示す例では、“されていまい”、“すると言い出して”、“関わらず”、“どうかな”、“どうなのかな”等のキーワードは、会話の状態“困惑”に対応付けられている。また、会話の状態“困惑”の識別情報は、状態ID“000C”であるものとする。
また、図4は、本実施形態にかかる応答種別情報103の一例を示す図である。図4に示すように、応答種別情報103は、組み合わせIDと、会話の状態と、応答種別とが対応付けられた情報である。
組み合わせIDは、会話の状態と、応答種別との組み合わせ特定する識別情報である。図4では、会話の状態と、応答種別とが1対1で組み合わせられているが、複数の会話の状態が1つの応答樹別に対応付けられても良いし、1つの会話の状態が複数の応答樹別に対応付けられても良いものとする。
応答種別は、現在の会話の状態をチャットサーバ1が遷移させるための応答の種別である。例えば、図4に示す例では、現在の会話の状態が“困惑”である場合には、当該会話の状態を遷移させる応答の種別は“転換”となる。また、例えば、現在の会話の状態が“満足”である場合には、当該会話の状態を遷移させる応答の種別は“質問”となる。
また、図5は、本実施形態にかかる応答内容情報104の一例を示す図である。図5に示すように、応答内容情報104は、応答IDと、応答種別と、文章構成要素とが対応付けられた情報である。応答IDは、応答種別を特定する識別情報である。また、文章構成要素は、チャットサーバ1が応答として出力する文章に含まれる構成要素である。例えば、図5に示す例では、応答種別“転換”には、“教えてください。”、“どうしてますか。”、“どうでしょうか。”等の構成用が対応付けられる。
応答内容情報104に登録された文章構成要素は、会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させることが可能な応答の内容の一例である。
応答種別情報103と応答内容情報104とは、共に応答種別を含むため、会話の状態と、応答種別と、文章構成要素とは、対応付けられる。本実施形態では、応答種別情報103と応答内容情報104とを総称する場合は、応答情報というものとする。
なお、本実施形態では応答種別情報103と応答内容情報104とを個別の情報として説明したが、応答種別情報103と応答内容情報104とは1つのデータベース等に統合されても良い。
図1に戻り、チャット履歴情報105は、チャットにおいて複数のユーザおよびチャットサーバ1の発言が時系列に登録された情報である。
通信部10は、端末機器2と情報を送受信する。例えば、通信部10は、端末機器2から送信された文字情報または画像情報等の情報を受信する。通信部10は、受信した情報を、受信情報処理部11に送出する。また、通信部10は、後述の応答部15が生成した応答文を、端末機器2に送信する。
受信情報処理部11は、通信部10が端末機器2から受信した情報を、画像情報と文字情報とに分類する。また、受信情報処理部11は、情報の送信である端末機器2のユーザが入力したパスワードと、登録者情報101に登録されたユーザの情報とに基づいて、ユーザを認証する。
受信情報処理部11は、ユーザの認証をした場合であって、通信部10が端末機器2から受信した情報が文字情報である場合に、受信した情報を文言認識部12に送出する。
文言認識部12は、通信部10が端末機器2から受信した文字情報を、構文解析し、文言として認識する。本実施形態では文言は、主語述語等を含む文章でも良いし、単に1以上の単語であっても良い。文言認識部12は、文言の認識結果を、判定部13に送出する。また、文言認識部12は、文言の認識結果を、発言者であるユーザのユーザIDおよび当該発言の送信時刻に対応付けて、チャット履歴情報105に登録する。
判定部13は、複数のユーザによる会話に含まれる単語に基づいて、会話が所定の介入条件を満たすか否かを判定する。
ここで、所定の介入条件は、チャットサーバ1が複数のユーザによる会話に介入する条件である。本実施形態においては、所定の介入条件は2つあり、第1の介入条件は、会話に含まれる単語が予め定められた複数のキーワードの少なくともいずれか一つと一致することである。また、第2の介入条件は、チャットに参加している複数のユーザのいずれも応答しない無応答期間が所定の時間以上継続することである。本実施形態においては、判定部13は、会話が第1の介入条件と第2の介入条件の両方を満たす場合に、所定の介入条件を満たすと判定する。会話が第1の介入条件および第2の介入条件を満たす場合は、ユーザ同士の会話が順調に進んでいない場合であり、チャットサーバ1が介入することによって会話の状態を遷移させることが望ましい場合である。
具体的には、判定部13は、会話に含まれる単語が、予め定められた複数のキーワードの少なくともいずれか一つと一致する場合に、会話が第1の介入条件を満たすと判定する。予め定められた複数のキーワードは、状態識別情報102に登録されたキーワードである。
また、判定部13は、チャットに参加している複数のユーザのいずれも応答しない無応答期間が所定の時間以上継続した場合に、会話が第2の介入条件を満たすと判定する。所定の時間の長さは特に限定されるものではない。
また、会話の状態の判定の対象となるのは、無応答期間の前の最後の発言である。判定部13は、複数のユーザによる会話のうち、無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語に基づいて、会話が第1の介入条件を満たすか否かを判定する。
判定部13は、無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語が、状態識別情報102に登録されたキーワードのうちのいずれかと一致すると判定した場合に、当該キーワードに対応付けられた会話の状態を、現在の会話の状態と判定する。また、判定部13は、無応答期間の前の最後の発言に含まれる複数の単語が、状態識別情報102に登録された複数のキーワードの各々と一致すると判定した場合は、一例として、無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語と一致したキーワードの数が最も多い会話の状態を、現在の会話の状態と判定する。判定部13は、判定した会話の状態を、応答部15に送出する。また、判定部13は、会話が第1の介入条件および第2の介入条件を満たすと判定した場合に、会話が所定の介入条件を満たすことを、環境情報取得部14に通知する。
環境情報取得部14は、ネットワーク3および通信部10を介して、外部装置等から種々の環境情報を取得する。本実施形態においては、チャット上の発言として端末機器2から送信された情報以外の種々の情報を環境情報という。環境情報は、例えば、天気、気温、時刻等であるが、これらに限定されるものではない。また、環境情報取得部14は、端末機器2のアクセス情報から、端末機器2の現在位置等を環境情報として取得しても良い。環境情報取得部14は、判定部13から会話が所定の介入条件を満たすことを通知された場合に、環境情報を取得し、取得した環境情報を、応答部15に送出する。
応答部15は、複数のユーザによる会話に応答する応答文を生成し、通信部10を介して端末機器2に出力する。具体的には、判定部13が現在の会話が所定の介入条件を満たすと判断した場合に、応答部15は、会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させる応答を出力する。応答部15が応答する内容は、チャットの参加者に対して会話の流れを示唆または提案するものであるため、会話に対するアドバイスともいう。
例えば、応答部15は、判定部13によって判定された会話の状態に対応付けられた応答種別を、応答種別情報103から検索する。また、応答部15は、検索した応答種別に対応付けられた文章構成要素を、応答内容情報104から検索する。応答部15は、応答内容情報104から検索した文章構成要素、環境情報取得部14から取得した環境情報、および、チャット履歴情報105に登録された過去のユーザの発言に基づいて、応答文を生成する。応答文の生成には、公知のチャットボット(Chatbot)等の技術を採用しても良い。
次に、以上のように構成された本実施形態のチャットサーバ1で実行される応答処理の流れについて説明する。図6は、本実施形態にかかる応答処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、通信部10は、端末機器2から送信された情報を受信する(S1)。通信部10は、受信した情報を、受信情報処理部11に送出する。
次に、受信情報処理部11は、通信部10が端末機器2から受信した情報を、端末機器2に入力したユーザを特定する(S2)。例えば、受信情報処理部11は、チャットに参加するユーザのログインの際には、情報の送信である端末機器2のユーザが入力したパスワードと、登録者情報101に登録されたユーザの情報とに基づいて、ユーザを認証する。また、既にユーザがログイン済みの場合は、受信情報処理部11は、通信部10が端末機器2から情報を受信する度に、当該情報を入力したユーザを、使用する端末機器2等に基づいて特定する。
そして、受信情報処理部11は、ユーザの特定に成功したか否かを判断する(S3)。例えば、受信情報処理部11は、通信部10が端末機器2から受信した情報を入力したユーザが、登録者情報101に登録されたユーザのうちのいずれにも該当しない場合に、ユーザの特定が不成功であると判断する(S3“No”)。本実施形態においては、受信情報処理部11が、情報の送信者であるユーザを特定できない場合は、送信された情報に対する応答をしないため、S1の処理に戻る。
また、受信情報処理部11は、通信部10が端末機器2から受信した情報を入力したユーザが、登録者情報101に登録されたユーザのうちのいずれかであると特定した場合、ユーザの特定に成功したと判断する(S3“Yes”)。
この場合、受信情報処理部11は、通信部10が端末機器2から受信した情報に文字情報が含まれるか否かを判断する(S4)。例えば、受信情報処理部11は、通信部10が端末機器2から受信した情報が写真等の画像情報のみである場合、文字情報が含まれないと判断する(S4“No”)。この場合、S1の処理に戻る。
また、受信情報処理部11は、通信部10が端末機器2から受信した情報に文字情報が含まれると判断した場合(S4“Yes”)、受信した情報を文言認識部12に送出する。
そして、文言認識部12は、文言認識処理を実行し、通信部10が端末機器2から受信した文字情報を、構文解析し、文言として認識する(S5)。
次に、文言認識部12は、認識した文言を、単語に分割する(S6)。そして、文言認識部12は、単語に分割した文言の認識結果を、判定部13に送出する。また、文言認識部12は、文言の認識結果を、発言者であるユーザのユーザIDおよび当該発言の送信時刻に対応付けて、チャット履歴情報105に登録する。
次に、判定部13は、文言認識部12によって認識された文言に含まれる単語が、状態識別情報102に登録されたキーワードのうちのいずれかと一致するか否かを判定する(S7)。判定部13は、文言認識部12によって認識された文言に含まれる単語が、状態識別情報102に登録されたキーワードのうちのいずれかと一致すると判定した場合、当該キーワードに対応付けられた会話の状態を、現在の会話の状態と判定する。
ここで、ユーザから入力される文字情報を、例を挙げて説明する。図7は、本実施形態にかかる複数のユーザによるチャットの一例である。図7に示す例では、利用者aと利用者bの2人のユーザがチャットをしている。
例えば、利用者aの1回目と2回目の発言、および、利用者bの1回目の発言には、状態識別情報102に登録されたキーワードは含まれていない。このような場合には、判定部13は、文言認識部12によって認識された文言に含まれる単語が、状態識別情報102に登録されたキーワードのうちのいずれにも一致しないと判定する(S7“No”)。この場合、判定部13は、会話が第1の介入条件を満たさないと判断し、S1の処理に戻り次の発言を待機する。
また、例えば、利用者bの2回目の発言“どうなのかな。”は、状態識別情報102に登録されたキーワード“どうなのかな”を含む。この場合、判定部13は、文言認識部12によって認識された文言に含まれる単語が、状態識別情報102に登録されたキーワードのうち“どうなのかな”と一致すると判定する(S7“Yes”)。つまり、この場合、判定部13は、会話が第1の介入条件を満たすと判断する。
そして、判定部13は、状態識別情報102においてキーワード“どうなのかな”に対応付けられた会話の状態“困惑”を、現在の会話の状態と判定する(S8)。
次に、判定部13は、無応答期間が所定の時間以上継続しているか否かを判断する(S9)。例えば、判定部13は、ユーザの発言にキーワードが含まれるが否かを判断した後、当該発言の送信時刻から所定の時間が経過する前に、次の発言が開始された場合は、無応答期間が所定の時間以上継続していないと判断する(S9“No”)。この場合、判定部13は、会話が第2の介入条件を満たさないと判断し、S1の処理に戻る。本実施形態においては、無応答期間が所定の時間以上継続しない場合は、ユーザ同士による会話が継続しているため、チャットサーバ1による応答の対象外となる。
なお、判定部13は、チャットサーバ1による応答の対象外となった場合にも、判定した会話の状態に対応する状態IDを、発言者したユーザのユーザIDと対応付けて、チャット履歴情報105に登録するものとしても良い。
また、図7に示すチャットの例では、利用者bの2回目の発言“どうなのかな。”の後に、利用者aと利用者bのいずれも発言しない無応答期間が所定の時間以上継続している。いずれのユーザも発言しない期間が所定の時間以上継続しているということは、何らかの原因により、ユーザ同士の会話が順調ではない可能性がある。例えば、図7に示す例では、利用者aが利用者bに対して個人的な内容を質問したため、利用者bが困惑し、会話が途切れてしまっている。また、この場合は、利用者aも、利用者bに対してどのように回答するべきか判断できずに、困惑している可能性がある。このような場合、チャットサーバ1が会話を現在の状態から異なる状態に遷移することで、ユーザ間の会話を再開する支援をすることができる可能性がある。
判定部13は、無応答期間が所定の時間以上継続していると判断した場合(S9“Yes”)、現在の会話が第2の介入条件を満たすと判断する。この場合、判定部13は、判定した会話を、現在の会話の状態として応答部15に送出する。つまり、本実施形態においては、判定部13は、無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語に基づいて判定した会話の状態を、現在の会話の状態として採用する。
そして、応答部15は、現在の会話の状態を遷移させることが可能な応答の内容を特定する(S10)。具体的には、応答部15は、判定部13によって判定された会話の状態に対応付けられた応答種別を、応答種別情報103から検索する。図7に示す例では、応答部15は、無応答期間の前の最後の発言である利用者bの2回目の発言から特定された会話の状態“困惑”に対応付けられた応答種別“転換”を、現在の会話の状態を遷移させることが可能な応答の応答種別であると特定する。そして、応答部15は、特定した応答種別“転換”に対応付けられた文章構成要素を、応答内容情報104から検索する。
また、環境情報取得部14は、環境情報を取得する(S11)。例えば、環境情報取得部14は、現在の天気、気温、時刻、ユーザが使用している端末機器2の現在位置等を取得する。
そして、応答部15は、応答内容情報104から検索した文章構成要素に、環境情報取得部14から取得した環境情報、および、チャット履歴情報105に登録された過去のユーザの発言の情報から生成した文言を追加して、応答文を生成する(S12)。
例えば、図7に示す例では、利用者aと利用者bの発言の履歴には、“天気”、“天気予報”という言葉が含まれるため、応答部15は、応答文“天気”を含めることを決定する。また、無応答期間の前の最後の発言者が利用者bであるため、応答部15は、利用者aが会話に応答できずにいると判断する。この場合、応答部15は、利用者aの発言を促すため、利用者aに対する疑問文を生成すると決定する。応答内容情報104に登録された分層構成要素のうち、応答種別“転換”に対応付けられた文章構成要素は、“教えてください。”、“どうしてますか。”、“どうでしょうか。”である。
図7に示す例では、応答部15は、応答種別“転換”に対応付けられた複数の文章構成要素のうち、“どうでしょうか。”を選択している。また、応答部15は、例えば、環境情報として取得した天気についての情報から、現在時刻以降において天気が変化することを把握する。このような場合、一例として、現在の天気の変化の状況を尋ねる疑問文が会話の流れとして自然である。そこで、図7に示す例では、応答部15は、“「利用者a」さんのところの天気はどうでしょうか?”という応答文を生成している。応答部15がこのように話題を転換し、利用者aに発言を促す応答をすることにより、ユーザ同士の会話を円滑に再開することが可能となる。
なお、応答部15は、さらに他の環境情報に基づいて、応答文に情報を追加しても良い。例えば、応答部15は、気温の情報に基づいて、“朝よりも気温が下がってきましたね。「利用者a」さんのところの天気はどうでしょうか?”等の応答文を生成しても良い。このように環境情報に基づいて応答文を生成することにより、応答部15は、他のユーザ(利用者aおよび利用者b)に違和感を与えにくい自然な応答文を生成することができる。また、環境情報を使用しなくとも、応答内容情報104に登録された分層構成要素およびチャット履歴情報105に登録された過去のユーザの発言の情報から応答文を生成可能な場合は、応答部15は、環境情報を使用しなくとも良い。
応答部15は、生成した応答文を、通信部10を介して端末機器2に出力する(S13)。通信部10が出力した応答文は、ネットワーク3を介して端末機器2に送信される。端末機器2は、チャットサーバ1から受信した応答文を表示装置21に表示する。ここで、このフローチャートの処理は終了する。
このように、本実施形態のチャットサーバ1は、複数のユーザによる会話に含まれる単語に基づいて、会話が所定の条件を満たすか否かを判定し、会話が所定の条件を満たすと判断した場合に、会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させる応答を出力する。つまり、本実施形態のチャットサーバ1によれば、ユーザ同士の会話がチャットサーバ1による介入を必要としている場合に、会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させる応答を出力することで、複数のユーザによる会話が円滑に進むことを支援することができる。
また、本実施形態のチャットサーバ1は、会話に含まれる単語が、予め定められた複数のキーワードの少なくともいずれか一つと一致する場合に、会話が所定の介入条件を満たすと判定する。このため、本実施形態のチャットサーバ1によれば、ユーザの発言に含まれる単語から、現在の会話における発言がチャットサーバ1による介入をすることが望ましい状態の場合に、会話に介入することによって会話の状態を遷移させることができる。
さらに具体的には、本実施形態のチャットサーバ1は、会話に含まれる単語が、予め定められた複数のキーワードの少なくともいずれか一つと一致し、かつ、複数のユーザのいずれも応答しない無応答期間が所定の時間以上継続した場合に、会話が所定の介入条件を満たすと判定する。このため、本実施形態のチャットサーバ1によれば、ユーザ同士の会話が途切れている場合に、会話に介入することによって会話の状態を遷移させることができる。
また、本実施形態のチャットサーバ1は、状態識別情報102に基づいて、会話の現在の状態を判定し、応答種別情報103および応答内容情報104に基づいて、応答を出力する。このため、本実施形態のチャットサーバ1によれば、ユーザの発言に含まれる単語から、現在の会話の状態を容易に特定し、会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させることが可能な応答を出力することができる。
また、本実施形態のチャットサーバ1は、複数のユーザによる会話のうち、無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語に基づいて、会話の状態を判定する。チャットにおける会話の中で複数のユーザが複数の発言をしている場合に、会話が途切れた原因は、無応答期間の開始前の最後の発言に関係する可能性が高い。このため、本実施形態のチャットサーバ1によれば、無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語に基づいて、会話の状態を判定することにより、会話の状態を適切に把握することができる。
なお、上述の図7では、会話の状態が“困惑”の場合を例として説明したが、チャットサーバ1による応答の対象となる例はこれに限定されるものではない。例えば、会話の状態が“嬉しい”である場合は、チャットサーバ1の応答部15はユーザの発言に対して“共感”する文章を生成する。また、例えば、会話の状態からユーザが“満足”している状態の場合は、チャットサーバ1の応答部15は、その満足をどのように得たのか、どのような内容なのかを他のユーザの知りたい内容、或いは満足している当該ユーザが話したい内容を“質問”する文章を生成する。
また、上述の図2〜図5に記載の情報の内容は一例であり、これらに限定されるものではない。また、状態識別情報102、応答種別情報103、および応答内容情報104の内容は、チャットサーバ1の管理者が予め登録するものとする。あるいは、チャット履歴情報105に登録されたユーザの発言に基づいて、チャットサーバ1の管理者が、状態識別情報102、応答種別情報103、および応答内容情報104の内容を定期的に更新するものとしても良い。また、チャットサーバ1が、状態識別情報102、応答種別情報103、および応答内容情報104の内容を自動的に更新するものとしても良い。
(第2の実施形態)
上述の第1の実施形態では、チャットサーバ1は、複数のユーザによる会話のうち、無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語に基づいて、会話の状態を判定していたが、この第2の実施形態では、さらに過去の発言に遡って会話の状態を判定する。
本実施形態のチャットシステムSの全体構成、チャットサーバ1、および端末機器2の構成は、第1の実施形態と同様である。本実施形態のチャットサーバ1は、第1の実施形態と同様に、通信部10と、受信情報処理部11と、文言認識部12と、判定部13と、環境情報取得部14と、応答部15と、記憶部16とを備える。通信部10と、受信情報処理部11と、文言認識部12と、環境情報取得部14と、応答部15と、記憶部16とは、第1の実施形態と同様の機能を有する。
本実施形態の判定部13は、第1の実施形態の機能を備えた上で、無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語が複数のキーワードのいずれにも一致しない場合、最後の発言の1つ前の発言に基づいて、会話の状態を判定する。
図8は、本実施形態にかかる応答処理の流れの一例を示すフローチャートである。S1の端末機器2から送信された情報の受信から、S6の認識した文言の単語分割の処理までは、図6で説明した第1の実施形態の処理と同様である。
次に、判定部13は、無応答期間が所定の時間以上継続しているか否かを判断する(S21)。判定部13は、無応答期間が所定の時間以上継続していないと判断した場合(S21“No”)、会話が第2の介入条件を満たさないと判断し、S1の処理に戻る。
判定部13は、無応答期間が所定の時間以上継続していると判断した場合(S9“Yes”)、現在の会話が第2の介入条件を満たすと判断する。この場合、判定部13は、無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語が、状態識別情報102に登録されたキーワードのうちのいずれかと一致するか否かを判定する(S22)。
判定部13は、無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語が、状態識別情報102に登録されたキーワードのうちの少なくともいずれか一つと一致すると判定した場合(S22“Yes”)、会話が第1の介入条件を満たすと判断する。そして、この場合、判定部13は、無応答期間の前の最後の発言内の単語から会話の状態を判定する(S23)。例えば、判定部13は、状態識別情報102において無応答期間の前の最後の発言内の単語と一致したキーワードに対応付けられた会話の状態を、現在の会話の状態と判定する。
また、判定部13は、無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語が、状態識別情報102に登録されたキーワードのうちのいずれにも一致しないと判定した場合(S22“No”)、無応答期間の前の最後の発言の1つ前の発言内の単語が、いずれかのキーワードと一致するか否かを判定する(S24)。具体的には、チャットにおける過去の発言は、チャット履歴情報105に登録されているため、判定部13は、チャット履歴情報105から無応答期間の前の最後の発言の1つ前の発言を検索し、当該発言内の単語が、状態識別情報102に登録されたキーワードのうちのいずれかと一致するか否かを判定する。
判定部13は、最後の発言の1つ前の発言内の単語が、状態識別情報102に登録されたキーワードのうちのいずれにも一致しないと判定した場合(S24“No”)、会話が第1の介入条件を満たさないと判断し、S1の処理に戻る。
また、判定部13は、最後の発言の1つ前の発言内の単語が、状態識別情報102に登録されたキーワードのうちの少なくともいずれか一つと一致すると判定した場合(S24“Yes”)会話が第1の介入条件を満たすと判断する。そして、この場合、判定部13は、最後の発言の1つ前の発言内の単語から会話の状態を判定する(S25)。例えば、判定部13は、状態識別情報102において無応答期間の前の最後の1つ前の発言内の単語と一致したキーワードに対応付けられた会話の状態を、現在の会話の状態と判定する。
S10の現在の会話の状態を遷移させることが可能な応答の内容を特定する処理から、S13の応答出力の処理は、第1の実施形態と同様である。
このように、本実施形態のチャットサーバ1は、複数のユーザによる会話のうち、無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語が、複数のキーワードの少なくともいずれか一つと一致するか否かを判定し、最後の発言に含まれる単語が、複数のキーワードのいずれにも一致しない場合、最後の発言の1つ前の発言に基づいて、会話の状態を判定する。このため、本実施形態のチャットサーバ1によれば、第1の実施形態の効果に加えて、ユーザ同士の会話が途切れた原因が直前の発言ではない場合に、過去の発言に基づいて、会話の状態を判定することができる。このため、本実施形態のチャットサーバ1によれば、より多くの場面において、複数のユーザによる会話が円滑に進むことを支援することができる。
なお、本実施形態においては、判定部13は、無応答期間の前の最後の発言から1つ前の発言に遡って会話の状態を判定しているが、2つ以上前の発言に遡って会話の状態を判定するものとしても良い。
(変形例1)
上述の第1、第2の実施形態においては、端末機器2の入力装置22は、例えばキーボード、マウス、またはタッチパネル等としたが、端末機器2は音声による文字入力の機能を有するものとしても良い。この場合、ユーザの音声を入力可能なマイクを、入力装置22としても良い。
(変形例2)
また、上述の第1、第2の実施形態においては、チャットサーバ1は、複数の端末機器2の各々のユーザと、文字による会話、つまりテキストチャットをするものとして説明したが、チャットサーバ1は、音声出力によって直接的に複数のユーザと会話をするものとしても良い。この場合、チャットサーバ1の応答部15は、生成した応答文を、音声出力するものとしても良い。
(変形例3)
また、上述の第1、第2の実施形態においては、チャットサーバ1の判定部13は、無応答期間の前の最後の発言、または無応答期間の前の最後の発言の1つ前の発言に基づいて会話の状態を判定するものとしたが、判定の対象はこれらの発言に限定されるものではない。例えば、判定部13は、チャットに参加している複数のユーザの各々の発言に基づいて、複数のユーザの各々の状態を個別に判定するものとしても良い。この場合、判定部13は、会話全体の状態ではなく、個々のユーザの状態に応じて会話の状態を判定しても良い。
例えば、判定部13は、無応答期間の前の最後の発言をしたユーザの過去の発言のうち、状態識別情報102に登録されたキーワードのいずれかに一致する単語に基づいて、会話の状態を判定しても良い。つまり、本変形例においては、無応答期間の前の最後の発言、または無応答期間の前の最後の発言の1つ前の発言だけではなく、当該発言をしたユーザの過去の発言に基づいて会話の状態を判定する。
(変形例4)
また、チャットサーバ1の判定部13は、会話における複数の発言において、使用された頻度の高い単語に基づいて、会話の状態を判定しても良い。本変形例においては、1回の発言だけではなく、複数の発言に含まれる単語を対象とすることで、より高精度に会話の状態を特定することができる。また、会話の状態は時間の経過と共に変化する場合があるため、現在時刻または無応答期間の開始から一定の時間内の過去の複数の発言に基づいて会話の状態を判定するものとしても良い。
以上説明したとおり、第1から第2の実施形態によれば、複数のユーザによる会話が円滑に進むことを支援することができる。
本実施形態のチャットサーバ1で実行される応答処理プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態のチャットサーバ1で実行される応答処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のチャットサーバ1で実行される応答処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。また、本実施形態の応答処理プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成しても良い。
本実施形態のチャットサーバ1で実行される応答処理プログラムは、上述した各部(通信部、受信情報処理部、文言認識部、判定部、環境情報取得部、応答部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から応答処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、通信部、受信情報処理部、文言認識部、判定部、環境情報取得部、応答部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 チャットサーバ
2,2a,2b 端末機器
3 ネットワーク
10 通信部
11 受信情報処理部
12 文言認識部
13 判定部
14 環境情報取得部
15 応答部
16 記憶部
101 登録者情報
102 状態識別情報
103 応答種別情報
104 応答内容情報
105 チャット履歴情報
S チャットシステム
本発明の第1態様にかかる情報処理装置は、判定部と、環境情報取得部と、応答部とを備える。判定部は、複数のユーザによる会話に含まれる単語に基づいて、前記会話が前記所定の介入条件を満たすか否かと、前記会話の現在の状態とを判定する。環境情報取得部は、会話以外から、環境に関する環境情報を取得する。応答部は、前記会話が所定の介入条件を満たすと判定した場合に、前記判定部によって判定された前記会話の現在の状態に対応付けられた応答種別に対応付けられた文章構成要素と、前記環境情報取得部によって取得された前記環境情報とに基づいて、前記会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させる応答文を生成し、生成した該応答文を出力する。
また、本発明の第2態様にかかる情報処理プログラムは、複数のユーザによる会話に含まれる単語に基づいて、前記会話が所定の介入条件を満たすか否かと、前記会話の現在の状態とを判定する判定ステップと、会話以外から、環境に関する環境情報を取得する環境情報取得ステップと、前記会話が前記所定の介入条件を満たすと判定した場合に、前記判定ステップで判定された前記会話の現在の状態に対応付けられた応答種別に対応付けられた文章構成要素と、前記環境情報取得ステップで取得された前記環境情報とに基づいて、前記会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させる応答文を生成し、生成した該応答文を出力する応答ステップと、をコンピュータに実行させるための情報処理プログラムである。
本発明の第1態様にかかる情報処理装置は、判定部と、環境情報取得部と、応答部とを備える。判定部は、複数のユーザによる会話に含まれる単語に基づいて、前記会話が前記所定の介入条件を満たすか否かと、前記会話の現在の状態とを判定する。環境情報取得部は、会話以外から、環境に関する環境情報を取得する。応答部は、前記会話が所定の介入条件を満たすと判定した場合に、前記判定部によって判定された前記会話の現在の状態に対応付けられた応答種別に対応付けられた文章構成要素と、前記環境情報取得部によって取得された前記環境情報とに基づいて、前記会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させる応答文を生成し、生成した該応答文を出力する。また、前記判定部は、複数の前記ユーザによる会話のうち、複数の前記ユーザのいずれも応答しない無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語が、予め定められた複数のキーワードの少なくともいずれか一つと一致するか否かを判定し、前記最後の発言に含まれる単語が、複数の前記キーワードのいずれにも一致しない場合、前記最後の発言の1つ前の発言に基づいて、前記会話の状態を判定し、前記最後の発言の1つ前の発言に含まれる単語が、複数の前記キーワードのいずれにも一致しない場合、前記最後の発言の1つ前の発言よりも前の発言に基づいて、前記会話の状態を判定する。
また、本発明の第2態様にかかる情報処理プログラムは、複数のユーザによる会話に含まれる単語に基づいて、前記会話が所定の介入条件を満たすか否かと、前記会話の現在の状態とを判定する判定ステップと、会話以外から、環境に関する環境情報を取得する環境情報取得ステップと、前記会話が前記所定の介入条件を満たすと判定した場合に、前記判定ステップで判定された前記会話の現在の状態に対応付けられた応答種別に対応付けられた文章構成要素と、前記環境情報取得ステップで取得された前記環境情報とに基づいて、前記会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させる応答文を生成し、生成した該応答文を出力する応答ステップと、をコンピュータに実行させるための情報処理プログラムである。また、前記判定ステップは、複数の前記ユーザによる会話のうち、複数の前記ユーザのいずれも応答しない無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語が、予め定められた複数のキーワードの少なくともいずれか一つと一致するか否かを判定し、前記最後の発言に含まれる単語が、複数の前記キーワードのいずれにも一致しない場合、前記最後の発言の1つ前の発言に基づいて、前記会話の状態を判定し、前記最後の発言の1つ前の発言に含まれる単語が、複数の前記キーワードのいずれにも一致しない場合、前記最後の発言の1つ前の発言よりも前の発言に基づいて、前記会話の状態を判定する。

Claims (7)

  1. 複数のユーザによる会話に含まれる単語に基づいて、前記会話が所定の介入条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記会話が前記所定の介入条件を満たすと判定した場合に、前記会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させる応答を出力する応答部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記判定部は、前記会話に含まれる単語が予め定められた複数のキーワードの少なくともいずれか一つと一致する場合に、前記会話が前記所定の介入条件を満たすと判定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定部は、前記会話に含まれる単語が、予め定められた複数のキーワードの少なくともいずれか一つと一致し、かつ、複数の前記ユーザのいずれも応答しない無応答期間が所定の時間以上継続した場合に、前記会話が前記所定の介入条件を満たすと判定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定部は、複数の前記キーワードと、前記会話の状態とが予め対応付けられた状態識別情報に基づいて、前記会話の現在の状態を判定し、
    前記応答部は、前記会話の現在の状態と、前記会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させることが可能な応答の内容と、が予め対応付けられた応答情報に基づいて、前記応答を出力する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定部は、複数の前記ユーザによる会話のうち、前記無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語に基づいて、前記会話の状態を判定する、
    請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. 前記判定部は、複数の前記ユーザによる会話のうち、前記無応答期間の前の最後の発言に含まれる単語が、複数の前記キーワードの少なくともいずれか一つと一致するか否かを判定し、前記最後の発言に含まれる単語が、複数の前記キーワードのいずれにも一致しない場合、前記最後の発言の1つ前の発言に基づいて、前記会話の状態を判定する、
    請求項3または4に記載の情報処理装置。
  7. 複数のユーザによる会話に含まれる単語に基づいて、前記会話が所定の介入条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
    前記会話が前記所定の介入条件を満たすと判定した場合に、前記会話を現在の状態とは異なる状態に遷移させる応答を出力する応答ステップと、
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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