JP2020134751A - 電子機器及び電子機器システム - Google Patents

電子機器及び電子機器システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020134751A
JP2020134751A JP2019029478A JP2019029478A JP2020134751A JP 2020134751 A JP2020134751 A JP 2020134751A JP 2019029478 A JP2019029478 A JP 2019029478A JP 2019029478 A JP2019029478 A JP 2019029478A JP 2020134751 A JP2020134751 A JP 2020134751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnetic wave
wave shield
circuit board
cover
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019029478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6731505B1 (ja
Inventor
天野 将之
Masayuki Amano
将之 天野
紗良 秋山
Sara Akiyama
紗良 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lenovo Singapore Pte Ltd
Original Assignee
Lenovo Singapore Pte Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lenovo Singapore Pte Ltd filed Critical Lenovo Singapore Pte Ltd
Priority to JP2019029478A priority Critical patent/JP6731505B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6731505B1 publication Critical patent/JP6731505B1/ja
Publication of JP2020134751A publication Critical patent/JP2020134751A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】カメラモジュールのプライバシー保護機能をコンパクトに構成できる電子機器等を提供する。【解決手段】カメラモジュール10は、レンズ13と、撮像素子が実装された回路基板11と、電磁波を遮断する電磁波シールド12と、を備えている。電磁波シールド12は、第1位置と第2位置との間を移動可能に構成されている。電磁波シールド12が第1位置に位置した状態では、レンズ13の光軸上に開口125が重畳してレンズ13が露出する。電磁波シールド12が第2位置に位置した状態では、レンズ13の光軸上から開口125がずれて撮像素子が遮光される。【選択図】図2

Description

本発明は、カメラモジュールを備えた電子機器等に関する。
ノートパソコンやタブレット端末等の電子機器は、ベゼル等に配置されたカメラモジュールを内蔵している。万が一のハッキングに備えて、カメラモジュールを使用するときだけレンズを露出させ、カメラモジュールを使用しないときにはレンズを隠して盗撮を防止する、プライバシー保護機能に根強い人気がある。そのような機能を付与するパーツとして、レンズの周りに設けられたレールと、該レール上をスライドする遮光カバーと、を備えたシャッター(ウェブカメラカバー)が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
登録実用新案第3170619号公報 米国特許出願公開第2015/0009399号公報
カメラモジュールの周りにレール等を設けると、ベゼルの狭額縁化やディスプレイの薄型化の妨げになる。そこで、本発明は、カメラモジュールのプライバシー保護機能をコンパクトに構成できる電子機器等を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電子機器には、カメラモジュールが搭載されている。カメラモジュールは、レンズと、レンズから入ってきた光を電気信号に変換する撮像素子が実装された回路基板と、回路基板から発せられた電磁波及び外部から回路基板に侵入しようとする電磁波の少なくとも一方を遮蔽する電磁波シールドと、を備えている。電磁波シールドは、開口を有している。電磁波シールドは、レンズの光軸上に開口が重畳する第1位置と、レンズの光軸上に開口が重畳しない第2位置と、の間を移動可能に構成されている。
この態様によれば、電磁波シールドが第1位置と第2位置との間を移動可能に構成されている。第1位置に位置した状態では、レンズの光軸上に開口が重畳してレンズが露出する。第2位置に位置した状態では、レンズの光軸上から開口がずれて撮像素子が遮光される。プライバシー保護機能を備えた電子機器において、電磁波シールドを流用してレンズの周りに設けられたレールやレール上をスライドする遮光カバーを省略できる。電子機器がノートパソコン等であれば、ディスプレイ等を狭額縁化、薄型化できる。
本発明の一態様に係る電子機器システムは、カメラモジュールが搭載された電子機器と、該電子機器に装着可能なタッチペンと、を備えている。カメラモジュールは、レンズと、該レンズから入ってきた光を電気信号に変換する撮像素子が実装された回路基板と、該回路基板から発せられた電磁波及び/又は外部から回路基板へ侵入する電磁波を遮蔽する電磁波シールドと、を備えている。電磁波シールドは、レンズを露出させる開口を有し、レンズの光軸上に開口が重畳する第1位置と、レンズの光軸上に開口が重畳しない第2位置と、の間を移動可能に構成されている。電磁波シールドは、磁石又は磁石に引き付けられる強磁性体から形成された従動部材を備えている。従動部材は、第1位置と第2位置との間で電磁波シールドが移動する方向に所定の距離で離間して複数設けられている。タッチペンは、所定の距離に対応する距離で離間し且つ従動部材と磁力によって引き合う複数の駆動部材を備えている。電磁波シールドは、駆動部材との間で相互に作用する磁力によって電子機器の外側から従動部材を動かすことにより移動可能に構成されている。
この態様によれば、カメラモジュールのプライバシー保護機能をコンパクトに構成できる。さらに、電子機器に装着されるタッチペンを電磁波シールドの操作の用に供される把持部として利用できる。
本発明によれば、カメラモジュールのプライバシー保護機能をコンパクトに構成できる電子機器等を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態の電子機器に搭載されたディスプレイの一例を示す正面図であって、電磁波シールドが第1位置に位置している状態を示している。 図2は、本発明の一実施形態の電子機器に搭載されたディスプレイの一例を示す正面図であって、電磁波シールドが第2位置に位置している状態を示している。 図3は、図1に示されたカメラモジュールを分解して示す斜視図である。 図4は、図3に示された回路基板の変形例を示す平面図である。 図5は、図1中のV−V線に沿う断面図である。 図6は、図5に示された電磁波シールドの端部を拡大して示す断面図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。本発明の一実施形態の電子機器1は、回路基板11から発せられた電磁波及び外部から回路基板11へ侵入する電磁波の少なくとも一方を遮蔽する電磁波シールド12が第1位置(図1参照)と第2位置(図2参照)との間を移動可能に構成されていることが特徴の一つである。
電磁波シールド12が第1位置に位置した状態では、レンズ13の光軸上に開口125が重畳してレンズ13が露出する。一方、第2位置に位置した状態では、レンズ13の光軸上から開口125がずれて撮像素子が遮光される。電磁波シールド12は、例えば磁力によって筐体4の外部から手を触れずに動かすことができる(図5参照)。
電磁波シールド12には、回路基板11を挟んで対向する側壁121,123が設けられている(図3参照)。側壁121,123が回路基板11の長辺111,113に沿って案内されるため、レール等を追加する必要がない。回路基板11の長手方向Xに沿って複数の案内部115を並べてもよい(図4参照)。筐体4には、凸部21,22が設けられている(図6参照)。電磁波シールド12のスライダ17を筐体4の凸部21,22に係止させて電磁波シールド12を第1位置や第2位置に位置決めできる。以下、図1から図6を参照して各構成について詳しく説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態の電子機器1に搭載されたディスプレイ2の一例を示す正面図である。図1は、後述する電磁波シールド12が第2位置に位置している状態を示し、図2は、電磁波シールド12が第1位置に位置している状態を示している。図示した例では、電子機器1の一例としてノートパソコンを開示している。なお、電子機器1は、ノートパソコンに限定されず、デスクトップパソコン、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話端末、ゲーム機器、デジタルサイネージ等の他種のコンピュータであってもよい。
電子機器1は、ディスプレイ2と、ディスプレイ2にヒンジで連結された図示しないパソコン本体と、を備えている。パソコン本体には、ディスプレイ2の動作を制御するチップセット、ディスプレイ2に電力を供給するバッテリーパック、ユーザの操作が入力されるキーボード等が配置されている。ディスプレイ2は、画像を表示する表示パネル3と、表示パネル3を収容する筐体4と、を備えている。表示パネル3の背面に光を照射するバックライト等をさらに備えていてもよい。
表示パネル3は、例えば液晶パネルであり、表示面と、表示面とは反対側の背面と、を有している。なお、表示パネル3は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)パネルであってもよいし、マイクロLEDディスプレイのパネルモジュールであってもよい。表示面は、複数の画素がマトリクス状に配列された表示領域(画素領域)31と、表示領域を囲繞する非表示領域(額縁領域)32と、を有している。
筐体4は、表示パネル3の背面を覆うカバー5と、表示パネル3の表示面を覆うカバーウィンドウ6と、を備えている。カバー5は、第1カバーの一例であり、カバーウィンドウ6は、第2カバーの一例である。カバー5は、矩形の扁平な箱型に形成されている。カバーウィンドウ6は、ガラスやアクリル樹脂等の透光性の材料から平板状に形成されている。カバーウィンドウ6は、非表示領域32を覆う領域とその外側の領域とが黒く塗りつぶされている。カバーウィンドウ6に代えて筐体4がベゼルを備え、該ベゼルが非表示領域32等を覆うように構成してもよい。ベゼルは、第2カバーの他の一例である。
本発明の電子機器1は、表示面(前面)側に配置された自撮り用のカメラモジュール10をさらに備えている。図示した例では、カメラモジュール10が、表示パネル3の非表示領域32よりも外側に配置され、カバーウィンドウ6に覆われている。前述のベゼルにカメラモジュール10が覆われるように構成してもよい。カメラモジュール10は、表示パネル3に表示される文字列や絵柄等の画像の向きにおいて、表示面の上辺を構成する非表示領域32に隣接して配置されている。なお、カメラモジュール10の配置は上辺の近傍に限定されず、左辺、右辺又は下辺の近傍であってもよい。
カメラモジュール10は、レンズ(光学系)13と、レンズ13を固定するレンズホルダ14と、レンズ13から入ってきた光を電気信号に変換する撮像素子(イメージセンサ)等が実装された回路基板11と、回路基板11を覆う電磁波シールド12と、を備えている。回路基板11には、コネクタ等が設けられており、該コネクタに接続されたフレキシブル回路基板等を介して前述の非表示領域32やパソコン本体等に電気的に接続されている。
図示した例では、回路基板11に実装された撮像素子が、可視光と赤外光と双方を電気信号に変換可能に構成されている。カメラモジュール10は、ウェブカメラに加えて、顔認証用のIRカメラ(近赤外線センサ)として使用できる。可視光を電気信号に変換する撮像素子と、赤外光を電気信号に変換する撮像素子と、を回路基板11にそれぞれ実装してもよい。図示した例では、カメラモジュール10が、赤外線を照射する投光イルミネータ15をさらに備えている。投光イルミネータ15は、回路基板11に実装されている。
レンズホルダ14は、遮光性の材料から形成され、撮像素子を覆うように回路基板11に固定されている。レンズ13は、円筒状のバレルによってレンズホルダ14に固定されている。レンズ13は、撮像素子12の受光面に結像するように配置されている。レンズ13は、一枚の単レンズで構成されていてもよいし、複数枚の単レンズを直列に並べた組レンズで構成されていてもよい。
電磁波シールド12は、回路基板11から発せられた電磁波を外部に漏らさないように回路基板11を覆っている。また、電磁波シールド12は、外部からの電磁波が回路基板11に侵入するのを防ぐように回路基板11を覆っている。図1に示すように、電磁波シールド12が第1位置に位置した状態において、レンズ13及び投光イルミネータ15に重畳する部位には開口125,126がそれぞれ形成されている。
電磁波シールド12が第1配置に位置している状態では、レンズ13は、開口125を通じて外部に露出し、投光イルミネータ15は、開口126を通じて外部に露出する。一方、図2に示すように、電磁波シールド12が第2配置に位置している状態では、開口125,126がレンズ13及び投光イルミネータ15からずれて、電磁波シールド12によってレンズ13及び投光イルミネータ15が遮光される。
電磁波シールド12の両端部には、磁石16L,16Rがそれぞれ取り付けられている。磁石16L,16Rは、磁力によって筐体4の外側から操作される従動部材の一例である。磁石16L,16Rに代えて、鉄等の強磁性体から形成された金属片を電磁波シールド12に取り付けてもよい。強磁性体の金属片は、従動部材の他の一例である。
なお、磁石16Lは、磁石16Rと略同一の形状及び機能を有している。そのため、代表して磁石16Rを詳しく説明し、磁石16Lについては重複する説明を省略することがある。また、以下の説明において、電磁波シールド12に取り付けられた磁石16L,16Rをシールド側磁石16L,16Rと呼ぶことがある。
図示した例では、電磁波シールド12は、カバー5とカバーウィンドウ6との間に収容されている。電磁波シールド12を外部から直に手で触れることができないが、磁石16L,16Rを動かして外部から操作できる。なお、電磁波シールド12を動かす力は磁力に限定されない。例えば、通電すると変形する形状記憶合金のアクチュエータで電磁波シールド12を動かしてもよい。電磁波シールド12の長さは、第1位置から第2位置への移動量と、磁石16L,16Rが取り付けられた分とで、回路基板11の長さよりも長く形成されている。
図3は、カメラモジュール10を分解して模式的に示す斜視図である。図3に示すように、回路基板11は、第1乃至第4辺111,112,113,114を有した細長い矩形の平板状に形成され、前述の撮像素子や投光イルミネータ15が実装された実装面11Aと、実装面11Aとは反対側のはんだ面11Bと、を有している。実装面11Aとはんだ面11Bと両面に電子部品を実装してもよい。第1及び第3辺111,113は、平行な一対の長辺の一例であり、第2辺及び第4辺112,114は、一対の短辺の一例である。
電磁波シールド12は、金属箔等の電気の良導体から断面視でコの字形(U−shape)の長尺で扁平な箱型に形成されている。電磁波シールド12は、回路基板11の実装面11Aに対向する天壁120と、天壁120から起立した側壁121,123と、を有している。換言すると、細長い金属箔(シールド本体)を折り目が長手方向になるように三つ折りにしたとき、両側の曲げ部が側壁121,123であり、中央が天壁120である。図示した例では、電磁波シールド12の両端部を塞ぐ端壁122,124をさらに有している。端壁122,124は、前述の磁石16L,16Rに対向している。
図1及び図2に示すように、回路基板11の実装面11Aを電磁波シールド12で覆った状態で、電磁波シールド12の側壁121は、回路基板11の第1辺111に対向し、側壁123は、第3辺113に対向する。電磁波シールド12が第1位置と第2位置との間を移動するとき、側壁121,123が第1及び第3辺111,113に案内されることにより、電磁波シールド12の動きが直線移動に規制される。図示しないが、長辺111,113は、切欠き等を含んだ不連続な直線であってもよい。
図4は、図3に示された回路基板11の変形例を示す平面図である。図4に示すように、回路基板11は、回路基板11の長手方向Xに沿って並べられた複数の案内部115を含んでいてもよい。各々の案内部115は、回路基板11の長手方向X及び厚み方向Zに交差する幅方向(短手方向)Yに突出している。複数の案内部115の頂点116を結んだ仮想線は、回路基板11の長手方向Xに沿って直線状に延びている。換言すると、各々の案内部115の幅方向Yにおける突出量は同一に揃えられている。図4に示された変形例の回路基板11であっても、図3に示された回路基板11と同様に、電磁波シールド12の動きを直線移動に規制できる。
図5は、図1中のV−V線に沿う断面図である。図示した例では、電子機器1に加えて、カバー5に磁力によって吸着されるタッチペン7をさらに備えた電子機器システム(1,7)として構成されている。なお、電子機器システム(1,7)は、タッチペン7がカバーウィンドウ6の表面に吸着されるように構成されてもよい。タッチペン7は、先端(ペン先)寄りの部位と先端とは反対側の基端寄りの部位とに磁石71L,71Rが内蔵されている。
以下の説明において、タッチペン7に取り付けられた磁石71L,72Rをペン側磁石71L,71Rと呼ぶことがある。ペン側磁石71L,71Rは、磁力によって前述の従動部材と相互に引き合う駆動部材の一例である。なお、電磁波シールド12側の従動部材が磁石の場合、タッチペン7に内蔵される駆動部材は、鉄等の強磁性体から形成された金属片であってもよい。
図5に示すように、タッチペン7は、ペン側磁石71L,71Rの間隔が、前述のシールド側磁石16L,16Rの間隔と略同一になるように構成されている。カバー5を挟んで互いに引き合うシールド側磁石16L,16Rとペン側磁石71L,71Rとの磁力によってシールド側磁石16L,16Rを動かすことができる。カバー及びカバーウィンドウ6の一方がカバー5であるとき、他方はカバーウィンドウ6である。
なお、カバーウィンドウ6を挟んで互いに引き合うシールド側磁石16L,16Rとペン側磁石71L,71Rとの磁力によってシールド側磁石16L,16Rを動かすように構成してもよい。カバー及びカバーウィンドウ6の一方がカバーウィンドウ6であるとき、他方はカバー5である。これにより、電磁波シールド12を動かすための把持部としてカバー5やカバーウィンドウ6に吸着されたタッチペン7を利用できる。
図5は、図4に示された電磁波シールド12の端部を拡大して示す断面図である。図示した例では、電磁波シールド12の動きを滑らかにするため、電磁波シールド12の両端部にスライダ17及びクッション18がそれぞれ取り付けられている。スライダ17は、例えば、ポリオキシメチレン(POM)樹脂等の摺動性に優れた材料から形成され、カバー5に面した磁石16R(16L)の表面を覆っている。磁石16R(16L)に取り付けられたスライダ17は、カバー5の表面を滑動する。
クッション18は、発泡プラスチック等の弾性部材から形成され、電磁波シールド12を挟んで磁石16R(16L)とは反対側に取り付けられてカバーウィンドウ6に当接している。なお、図示した例では、カバー5にスライダ17が面し、カバーウィンドウ6にクッション18が面しているが、カバー5にクッション18が面し、カバーウィンドウ6にスライダ17が面するように構成してもよい。
一対のスライド17の少なくとも一方には、凹部19が設けられている。凹部19は、嵌合部の一例である。第1カバーの一例であるカバー5には、電磁波シールド12が第1位置に位置した状態の凹部19に対応する位置に第1凸部21が設けられ、電磁波シールド12が第2位置に位置した状態の凹部19に対応する位置に第2凸部22が設けられている。第1及び第2凸部21,22は、第1カバー又は第2カバーに設けられた被嵌合部の一例である。なお、第2カバーの一例であるカバーウィンドウ6の表面に半球状の樹脂材料等を接着して凸部を設けてもよい。スライダ17に嵌合部の他の一例として凸部を設け、カバー5又はカバーウィンドウ6に被嵌合部の他の一例として凹部を設けてもよい。
クッション18は、復元力によってスライダ17を第1凸部21又は第2凸部22に向かって押圧する。電磁波シールド12が第1位置又は第2位置に位置して凹部19が第1又は第2凸部21,22に嵌合することにより、磁石16Rを第1位置と第2位置との間で動かそうとする磁力が取り除かれても電磁波シールド12が第1位置又は第2位置に位置決めされる。
以上のように構成された本発明の一実施形態の電子機器1及び電子機器システム(1,7)は、図1及び図2に示すように、電磁波シールド12が第1位置と第2位置との間を移動可能に構成されている。電磁波シールド12が第1位置に位置した状態では、レンズ13の光軸上に開口125が重畳してレンズ13が露出する。一方、第2位置に位置した状態では、レンズ13の光軸上から開口125がずれて撮像素子が遮光される。そのため、カメラモジュール10のプライバシー保護機能をコンパクトに構成できる。電子機器1がノートパソコン等であれば、ディスプレイ2等を狭額縁化、薄型化できる。
電磁波シールド12は、カバー5とカバーウィンドウ6との間に収容されているが、シールド側磁石16L,16Rを備えているため、筐体4の外部から手を触れずに動かすことができる。タッチペン7を備えた電子機器システム(1,7)の場合、図4に示すように、把持部としてカバー5やカバーウィンドウ6等に吸着されたタッチペン7を利用できる。その結果、電力で駆動するアクチュエータ等で電磁波シールド12を動かす場合と比べて、電子機器1を廉価でコンパクトに構成できる。
図3に示すように、電磁波シールド12には、回路基板11の一対の平行な長辺111,113に沿って
側壁121,123が設けられている。回路基板11の長辺111,113に側壁121,123を案内させて、レール等を追加することなく電磁波シールド12の移動を回路基板11の長手方向に規制できる。図4に示すように、電磁波シールド12を案内する回路基板11の外形は不連続な直線であってもよい。
図5に示すように、電磁波シールド12の第1位置と第2位置とに対応してカバー5等に第1凸部121等が設けられている。クッション18の復元力によって電磁波シールド12に取り付けられたスライダ17の凹部19がカバー5又はカバーウィンドウ6の凸部21,22に押圧されるため、磁力を取り除いても電磁波シールド12が第1位置及び第2位置に位置決めできる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…電子機器、3…表示パネル、5…カバー(第1カバーの一例)、6…カバーウィンドウ(第2カバーの一例)、7…タッチペン、10…カメラモジュール、11…回路基板、11A…実装面、12…電磁波シールド、13…レンズ、16L,16R…シールド側磁石(従動部材の一例)、17…スライダ、18…クッション、19…凹部(嵌合部の一例)、21,22…第1凸部、第2凸部(被嵌合部の一例)、71L,72R…ペン側磁石(駆動部材の一例)、111,113…第1辺、第3辺(長辺の一例)、115…案内部、116…頂点、120…天壁、121,123…側壁、125…開口、X…長手方向、Y…幅方向、Z…厚み方向。

Claims (6)

  1. カメラモジュールが搭載された電子機器であって、
    前記カメラモジュールは、レンズと、該レンズから入ってきた光を電気信号に変換する撮像素子が実装された回路基板と、該回路基板から発せられた電磁波及び/又は外部から前記回路基板へ侵入する電磁波を遮蔽する電磁波シールドと、を備え、
    前記電磁波シールドは、開口を有し、前記レンズの光軸上に前記開口が重畳する第1位置と、前記レンズの光軸上に前記開口が重畳しない第2位置と、の間を移動可能に構成されている、
    電子機器。
  2. 画像を表示する表示面及び該表示面とは反対側の背面を有した表示パネルと、前記背面を覆う第1カバーと、前記表示面を覆う第2カバーと、をさらに備え、
    前記電磁波シールドは、前記第1カバー及び前記第2カバーのいずれか一方に面した嵌合部を有し且つ前記第1カバー及び前記第2カバーのいずれか一方の表面を滑動するスライダと、前記第1カバー及び前記第2カバーのいずれか他方に面したクッションと、を備え、
    前記第1カバー及び前記第2カバーのいずれか一方には、前記電磁波シールドが前記第1位置及び前記第2位置に位置した状態の前記嵌合部に対応する位置に被嵌合部が設けられ、
    前記嵌合部は、一対の凹部及び凸部のいずれか一方であり、前記被嵌合部は、一対の前記凹部及び前記凸部のいずれか他方であり、
    前記クッションは、前記被嵌合部に向かって前記スライダを押圧する、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記電磁波シールドは、磁石又は磁石に引き付けられる強磁性体から形成された従動部材をさらに備え、
    前記第1カバー及び前記第2カバーの外側から前記従動部材を動かすことで、前記電磁波シールドを前記第1位置と前記第2位置との間で移動可能に構成されている、
    請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記回路基板は、平行な一対の長辺を有した平板状に形成され、
    前記電磁波シールドは、前記回路基板の実装面に対向する天壁と、該天壁から起立して各々の前記長辺に対向する一対の側壁と、を有し、
    前記電磁波シールドは、前記側壁が前記長辺に案内されて直線移動に規制されている、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記回路基板は、該回路基板の長手方向に沿って並べられ且つ前記長手方向及び前記回路基板の厚み方向に交差する前記回路基板の幅方向に突出した複数の案内部を有し、
    前記電磁波シールドは、前記回路基板の実装面に対向する天壁と、該天壁から起立して前記案内部に対向する一対の側壁と、を有し、
    前記電磁波シールドは、前記側壁が複数の前記案内部の頂点を結んだ直線に沿って案内されて直線移動に規制されている、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. カメラモジュールが搭載された電子機器と、該電子機器に装着可能なタッチペンと、を備えた電子機器システムであって、
    前記カメラモジュールは、レンズと、該レンズから入ってきた光を電気信号に変換する撮像素子が実装された回路基板と、該回路基板から発せられた電磁波及び/又は外部から前記回路基板へ侵入する電磁波を遮蔽する電磁波シールドと、を備え、
    前記電磁波シールドは、前記レンズを露出させる開口を有し、前記レンズの光軸上に前記開口が重畳する第1位置と、前記レンズの光軸上に前記開口が重畳しない第2位置と、の間を移動可能に構成され、
    前記電磁波シールドは、磁石又は磁石に引き付けられる強磁性体から形成された従動部材を備え、
    前記従動部材は、前記第1位置と前記第2位置との間で前記電磁波シールドが移動する方向に所定の距離で離間して複数設けられ、
    前記タッチペンは、前記所定の距離に対応する距離で離間し且つ前記従動部材と磁力によって引き合う複数の駆動部材を備え、
    前記電磁波シールドは、前記駆動部材との間で相互に作用する磁力によって前記電子機器の外側から前記従動部材を動かすことにより移動可能に構成されている、
    電子機器システム。
JP2019029478A 2019-02-21 2019-02-21 電子機器及び電子機器システム Active JP6731505B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019029478A JP6731505B1 (ja) 2019-02-21 2019-02-21 電子機器及び電子機器システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019029478A JP6731505B1 (ja) 2019-02-21 2019-02-21 電子機器及び電子機器システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6731505B1 JP6731505B1 (ja) 2020-07-29
JP2020134751A true JP2020134751A (ja) 2020-08-31

Family

ID=71738565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019029478A Active JP6731505B1 (ja) 2019-02-21 2019-02-21 電子機器及び電子機器システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6731505B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7109629B1 (ja) 2021-01-25 2022-07-29 海華科技股▲分▼有限公司 携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュール

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004309672A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Fuji Photo Film Co Ltd カメラ
JP2006100972A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Olympus Corp デジタルカメラ
JP2006208674A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Konica Minolta Photo Imaging Inc 撮像装置
JP2007121963A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Sharp Corp 電子機器
JP2009134483A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 携帯端末装置及びプログラム
JP2013187238A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Sharp Corp シールド部材及びそれを備えた電子機器
JP2018148139A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 シャープ株式会社 筐体および電子機器

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004309672A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Fuji Photo Film Co Ltd カメラ
JP2006100972A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Olympus Corp デジタルカメラ
JP2006208674A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Konica Minolta Photo Imaging Inc 撮像装置
JP2007121963A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Sharp Corp 電子機器
JP2009134483A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 携帯端末装置及びプログラム
JP2013187238A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Sharp Corp シールド部材及びそれを備えた電子機器
JP2018148139A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 シャープ株式会社 筐体および電子機器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7109629B1 (ja) 2021-01-25 2022-07-29 海華科技股▲分▼有限公司 携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュール
JP2022115036A (ja) * 2021-01-25 2022-08-08 海華科技股▲分▼有限公司 携帯電子機器及びその可動式レンズ遮蔽モジュール
US11977318B2 (en) 2021-01-25 2024-05-07 Azurewave Technologies, Inc. Portable electronic device and movable lens shutting module thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP6731505B1 (ja) 2020-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210240219A1 (en) Virtual reality viewer and input mechanism
EP3112977B1 (en) Mobile terminal with means for dissipating heat from display driver
CN105892568B (zh) 移动终端
WO2014141893A1 (ja) 電子機器
JP5551970B2 (ja) 携帯端末装置
CN110431829B (zh) 移动终端
EP2781994B1 (en) Electronic apparatus comprising a touch module
CN106331229A (zh) 移动终端
CN110727143B (zh) 显示装置和电子设备
JP2009134618A (ja) 電子機器
CN111536004B (zh) 惯性力赋予装置和触感提示装置
JP4908567B2 (ja) ポインティングデバイス
KR20160122514A (ko) 이동 단말기
JP2014123274A (ja) パネルユニット、及び電子機器
JP6403089B2 (ja) 基板接続構造および電子機器
US20220353354A1 (en) Electronic device including hinge cover
EP3579077A1 (en) Terminal
US10855823B2 (en) Terminal
JP6731505B1 (ja) 電子機器及び電子機器システム
US20150305173A1 (en) Electronic device
JP2014123026A (ja) カメラ
US8441455B2 (en) Touch control device
CN208432935U (zh) 显示屏组件及电子设备
JP4970606B1 (ja) テレビジョン装置及び電子機器
CN208156547U (zh) 显示屏组件及电子设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6731505

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250