JP2013187238A - シールド部材及びそれを備えた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】シールドフレームにシールドカバーを装着する際の電子部品の損傷を抑制する。
【解決手段】電子部品11を内部に収容する矩形枠状のフレーム本体Mを有するシールドフレーム21aと、フレーム本体Mの蓋としてスライド装着される板状のシールドカバー22aとを備えたシールド部材であって、シールドフレーム21aは、フレーム本体Mの外側でシールドカバー22aの端部に係合する係合部Eを備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、シールド部材及びそれを備えた電子機器に関し、特に、2ピース構造を有するシールド部材及びそれを備えた電子機器に関するものである。
従来より、携帯電話機などの電子機器では、配線基板に実装されたIC(Integrated Circuit)、コネクター、抵抗、コンデンサなどの電子部品を内部に収容して、電磁波を遮蔽するシールド部材が用いられている。ここで、配線基板上に設けられたシールドフレームと、そのシールドフレームに装着するシールドカバーとの2ピース構造を有するシールド部材は、シールドフレームからシールドカバーを取り外すことにより、内部に収容された電子部品を視認できると共に、その電子部品の交換や修理を容易に行うことができる、という利点を有している。
例えば、特許文献1には、2ピース構造を有する(上記シールド部材に相当する)シールドケースにおいて、シールドフレームの周壁上縁に形成されたフランジ部に切欠部を形成し、シールドカバーの天板にフランジ部の裏面と圧接する弾性舌片を形成し、切欠部に弾性舌片を挿通してフランジ部の表面に天板を当接させた後に、シールドフレームに対してシールドカバーを一方向にスライドさせ、天板と弾性舌片とによりフランジ部を挟持することにより、シールドカバーをシールドフレームに装着する構成が開示されている。
特開2008−218526号公報(第2図)
しかしながら、上記特許文献1に開示されたシールドケースでは、シールドカバーの天板に形成された弾性舌片が配線基板側に突出しているので、内部に収容される電子部品の高さが高くなると、シールドカバーをスライド装着させる際に、シールドカバーの弾性舌片が電子部品の上部に接触するおそれがある。そうなると、内部に収容された電子部品が損傷してしまうので、改善の余地がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シールドフレームにシールドカバーを装着する際の電子部品の損傷を抑制することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、シールドフレームを構成するフレーム本体の外部でシールドカバーを係合させるようにしたものである。
具体的に本発明に係るシールド部材は、電子部品を内部に収容する矩形枠状のフレーム本体を有するシールドフレームと、上記フレーム本体の蓋としてスライド装着される板状のシールドカバーとを備えたシールド部材であって、上記シールドフレームは、上記フレーム本体の外側で上記シールドカバーの端部に係合する係合部を備えていることを特徴とする。
上記の構成によれば、シールドフレームを構成するフレーム本体の外側において、シールドフレームがシールドカバーの端部に係合(して、シールドカバーを固定)する係合部を備えているので、シールドフレームにシールドカバーをスライド装着する際には、シールドフレーム(フレーム本体)の内部に収容された電子部品の上部とシールドカバーの裏面との接触が抑制される。これにより、シールドカバーとの接触に起因する電子部品の損傷が抑制されるので、シールドフレームにシールドカバーを装着する際の電子部品の損傷が抑制される。
上記係合部は、上記フレーム本体の側壁が該フレーム本体の高さ方向に延長された後に、該フレーム本体の内側方向に屈曲されるように設けられていてもよい。
上記の構成によれば、フレーム本体の側壁がフレーム本体の高さ方向に延長された後に、フレーム本体の内側方向に屈曲されるようにして、シールドフレームの係合部が設けられているので、シールドフレームにおいて、シールドカバーの端部が係合部の屈曲された部分とフレーム本体との間に挟持されることにより、シールドカバーの端部がシールドフレームに係合して固定される。
上記係合部は、上記フレーム本体の側壁が該フレーム本体の外側方向に屈曲して延長された後に、該フレーム本体の内側方向に折り返されるように設けられていてもよい。
上記の構成によれば、フレーム本体の側壁がフレーム本体の外側方向に屈曲して延長された後に、フレーム本体の内側方向に折り返されるようにして、シールドフレームの係合部が設けられているので、シールドフレームにおいて、シールドカバーの端部が係合部の折り返された部分の間に挟持されることにより、シールドカバーの端部がシールドフレームに係合して固定される。
上記係合部は、上記フレーム本体の3辺に沿って設けられていてもよい。
上記の構成によれば、係合部がフレーム本体の3辺に沿って設けられているので、フレーム本体の対向する2辺に沿って設けられた係合部によって、シールドカバーのスライド方向に直交する方向への移動が制限されると共に、フレーム本体の残りの1辺に沿って設けられた係合部によって、シールドカバーのスライド方向への移動が制限される。
上記シールドカバーの端部には、貫通孔が設けられ、上記係合部には、上記貫通孔に嵌合するように突起が設けられていてもよい。
上記の構成によれば、シールドカバーの端部に貫通孔が設けられ、その貫通孔に嵌合するように係合部に突起が設けられているので、シールドカバーの貫通孔とシールドフレームの係合部の突起とを嵌合させることにより、シールドカバーの端部がシールドフレームに係合してより確実に固定される。
上記係合部は、上記フレーム本体の側壁が該フレーム本体の外側方向に屈曲して延長された互いに対向する一対のフランジ部であり、上記シールドカバーは、上記各フランジ部を囲むように設けられた一対の折り返し部を有していてもよい。
上記の構成によれば、フレーム本体の側壁がフレーム本体の外側方向に屈曲して延長された互いに対向する一対のフランジ部により係合部が構成され、シールドカバーが各フランジ部を囲むように設けられた一対の折り返し部を有しているので、シールドフレームの各フランジ部がシールドカバーの各折り返し部の間に挟持されることにより、シールドカバーの端部がシールドフレームに係合して固定される。
上記各折り返し部は、上記各フランジ部を押さえ付けるように設けられたストッパー片を有していてもよい。
上記の構成によれば、各折り返し部が各フランジ部を押さえ付けるように設けられたストッパー片を有しているので、シールドカバーの端部がシールドフレームに係合してより確実に固定される。
また、本発明に係る電子機器は、上述した何れか1つに記載されたシールド部材を備えていることを特徴とする。
上記の構成によれば、シールドフレームを構成するフレーム本体の外側において、シールドフレームがシールドカバーの端部に係合(して、シールドカバーを固定)する係合部を備えているので、シールド部材を備えた電子機器において、シールドフレームにシールドカバーを装着する際の電子部品の損傷が抑制される。
本発明によれば、シールドフレームを構成するフレーム本体の外部でシールドカバーを係合させているので、シールドフレームにシールドカバーを装着する際の電子部品の損傷を抑制することができる。
実施形態1に係る電子機器の斜視図である。 実施形態1に係る電子機器を構成する配線基板の斜視図である。 実施形態1に係る配線基板に設けられるシールド部材の斜視図である。 実施形態1に係るシールド部材を構成するシールドフレームの平面図である。 実施形態1に係るシールド部材を構成するシールドカバーの平面図である。 実施形態1に係る配線基板に設けられたシールド部材の端部の断面図である。 実施形態1に係るシールドフレームの部分断面図である。 実施形態1に係るシールドカバーの部分平面図である。 実施形態1に係るシールド部材の部分断面図である。 実施形態2に係る電子機器を構成するシールド部材の斜視図である。 実施形態2に係るシールド部材を構成するシールドフレームの平面図である。 実施形態2に係るシールド部材を構成するシールドカバーの平面図である。 実施形態2に係る配線基板に設けられたシールド部材の端部の断面図である。 実施形態3に係る電子機器を構成するシールド部材の斜視図である。 実施形態3に係るシールド部材を構成するシールドフレームの平面図である。 実施形態3に係るシールド部材を構成するシールドカバーの平面図である。 実施形態3に係る配線基板に設けられたシールド部材の端部の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の各実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図9は、本発明に係るシールド部材及びそれを備えた電子機器の実施形態1を示している。ここで、図1は、本実施形態の携帯電話機50の斜視図である。また、図2は、携帯電話機50を構成する配線基板10の斜視図である。また、図3は、配線基板10に設けられるシールド部材30aの斜視図である。また、図4は、シールド部材30aを構成するシールドフレーム21aの平面図である。また、図5は、シールド部材30aを構成するシールドカバー22aの平面図である。また、図6は、配線基板10に設けられたシールド部材30aの端部の断面図である。
携帯電話機50は、図1に示すように、表示画面Dに、例えば、液晶表示パネルや有機EL(Electro Luminescence)表示パネルなどの表示パネル、及び静電容量方式のタッチパネルが設けられた、いわゆる、スマートフォンである。そして、携帯電話機50には、PWB(Printed Wiring Board)などの配線基板10(図2参照)が内蔵されている。
配線基板10には、図2及び図6に示すように、IC、コネクター、抵抗、コンデンサなどの複数の電子部品11、各電子部品11を収容して電磁波を遮蔽するためのシールド部材30、表示パネルに接続するためのコネクター12、外部に接続するためのコネクター13、及び携帯電話機50を操作するための4つのスイッチ14などが設けられている。ここで、シールド部材30は、本実施形態で説明するシールド部材30a、並びに後述する各実施形態で説明するシールド部材30b及び30cの何れの構成であってもよい。また、シールド部材30は、図2において、図中下側の2つのスイッチ14に隣り合うもののように、比較的高さのあるLSI(Large Scale Integration)などの上面が露出するように開口していてもよい。さらに、シールド部材30は、図2において、図中上側の2つのスイッチ14に隣り合うもののように、平面視で矩形状でなくてもよい。
シールド部材30aは、図3及び図6に示すように、配線基板10に設けられた接地用の電極パターン(不図示)に半田19により実装されたシールドフレーム21aと、シールドフレーム21aにスライド装着される板状のシールドカバー22aとを備え、例えば、亜鉛めっき鋼板、錫めっき鋼板、ステンレス鋼板、洋白板などの薄金属板により形成されている。
シールドフレーム21aは、図3、図4及び図6に示すように、電子部品11を内部に収容するための矩形枠状のフレーム本体Mと、フレーム本体Mの外側でシールドカバー22aの端部に係合するようにフレーム本体Mの3辺に沿って設けられた6つの係合部Eとを備えている。
係合部Eは、図3及び図6に示すように、フレーム本体Mの3辺の各側壁の一部がフレーム本体Mの高さ方向に延長された後に、フレーム本体Mの内側方向に屈曲されるように、横断面が略L字状に設けられている。また、係合部Eには、図3、図4及び図6に示すように、フレーム本体M側に突出するように係合突起Paが設けられている。
シールドカバー22aには、図3、図5及び図6に示すように、各係合部Eの係合突起Paに嵌合するように6つの係合貫通孔Hが設けられている。また、シールドカバー22aの係合貫通孔Hが設けられていない1辺の端部には、図3及び図5に示すように、シールドカバー22をスライドさせる際に指先などを引っかけるための保持用突起Pbが設けられている。なお、本実施形態では、係合突起Paに嵌合する係合貫通孔Hが設けられたシールドカバー22aを例示したが、シールドカバー(22a)には、係合突起Paに嵌合する凹部が設けられていてもよい。また、係合貫通孔Hの平面視での形状は、後述する係合貫通孔Ha及びHbの何れの形状であってもよく、例えば、多角形状の他の形状であってもよい。
次に、係合部E及びその周辺部位の具体的な大きさについて、図7〜図9を用いて、1例を挙げて説明する。ここで、図7は、シールドフレーム21aの係合突起Paを拡大した部分断面図である。また、図8(a)及び図8(b)は、シールドカバー22aに設けられた係合貫通孔Ha及びHbを拡大した部分平面図である。また、図9は、シールドフレーム21aの係合部E、及びフレーム本体部Mの上部を拡大した部分断面図である。
シールドカバー22aに設けられた係合突起Paは、その直径φaが0.6mm程度であり、その突出高さLaが0.15mm〜0.20mm程度である。
シールドカバー22aに平面視で円状に設けられた係合貫通孔Haは、その直径φbが0.5mmである。また、シールドカバー22aに平面視でトラック状に設けられた係合貫通孔Hbは、その長辺Lxが0.7mm程度であり、その短辺Lyが0.5mm程度である。ここで、シールドカバー22aのスライド方向は、係合貫通孔Hbの長辺に沿う方向である。
シールドカバー22aの厚さが0.10mm〜0.15mm程度である場合、シールドカバー22aに設けられた係合突起Paの下端と、フレーム本体部Mの上面との距離Lbは、0.05mm程度である。
以上のように、係合部E及びその周辺部位において、寸法を設定することにより、シールドカバー22aの端部が、シールドフレーム21aの係合部Eの屈曲された部分と、シールドフレーム21aのフレーム本体Mの上面との間で挟持され、シールドカバー22aは、シールドフレーム21aにスライド装着されるように構成されている。
以上説明したように、本実施形態のシールド部材30a及びそれを備えた携帯電話機50によれば、シールドフレーム21aを構成するフレーム本体Mの外側において、シールドフレーム21aがシールドカバー22aの端部に係合して、シールドカバー22aを固定する係合部Eを備えているので、シールドフレーム21aにシールドカバー22aをスライド装着する際には、シールドフレーム21a(フレーム本体M)の内部に収容された電子部品11の上部とシールドカバー22aの裏面との接触を抑制することができる。これにより、シールドカバー22aとの接触に起因する電子部品11の損傷を抑制することができるので、シールド部材30a及びそれを備えた携帯電話機50において、シールドフレーム21aにシールドカバー22aを装着する際の電子部品11の損傷を抑制することができる。
また、本実施形態のシールド部材30aによれば、フレーム本体Mの側壁がフレーム本体Mの高さ方向に延長された後に、フレーム本体Mの内側方向に屈曲されるようにして、シールドフレーム21aの係合部Eが設けられているので、シールドフレーム21aにおいて、シールドカバー22aの端部が係合部Eの屈曲された部分とフレーム本体Mとの間に挟持されることにより、シールドカバー22aの端部をシールドフレーム21aに係合して固定することができる。
また、本実施形態のシールド部材30aによれば、係合部Eがフレーム本体Mの3辺に沿って設けられているので、フレーム本体Mの対向する2辺に沿って設けられた係合部Eによって、シールドカバー22aのスライド方向に直交する方向への移動を制限することができると共に、フレーム本体Mの残りの1辺に沿って設けられた係合部Eによって、シールドカバー22aのスライド方向への移動を制限することができる。
また、本実施形態のシールド部材30aによれば、シールドカバー22aの端部に係合貫通孔Hが設けられ、その係合貫通孔Hに嵌合するように係合部Eに係合突起Paが設けられているので、シールドカバー22aの係合貫通孔Hとシールドフレーム21aの係合部Eの係合突起Paとを嵌合させることにより、シールドカバー22aの端部をシールドフレーム21aに係合してより確実に固定することができる。
また、本実施形態のシールド部材30aによれば、シールドフレーム21aとシールドカバー22aとを係合する係合部Eが配線基板10にシールドフレーム21aを実装するための半田19と離間しているので、半田19による不完全な係合を抑制することができる。
また、本実施形態のシールド部材30aによれば、シールドフレーム21aにシールドカバー22aをスライド装着することができるので、シールドフレーム21aの内部に収容された電子部品11を視認できると共に、電子部品11の交換や修理を容易に行うことができる。
《発明の実施形態2》
図10〜図13は、本発明に係るシールド部材の実施形態2を示している。ここで、図10は、本実施形態のシールド部材30bの斜視図である。また、図11は、シールド部材30bを構成するシールドフレーム21bの平面図である。また、図12は、シールド部材30bを構成するシールドカバー22bの平面図である。また、図13は、配線基板10に設けられたシールド部材30bの端部の断面図である。なお、以下の各実施形態において、図1〜図9と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
シールド部材30bは、図10及び図13に示すように、配線基板10に設けられた接地用の電極パターン(不図示)に半田19により実装されたシールドフレーム21bと、シールドフレーム21bにスライド装着される板状のシールドカバー22bとを備え、例えば、亜鉛めっき鋼板、錫めっき鋼板、ステンレス鋼板、洋白板などの薄金属板により形成されている。
シールドフレーム21bは、図10、図11及び図13に示すように、電子部品11を内部に収容するための矩形枠状のフレーム本体Mと、フレーム本体Mの外側でシールドカバー22bの端部に係合するようにフレーム本体Mの3辺に沿って設けられた3つの係合部Eとを備えている。
係合部Eは、図10及び図13に示すように、フレーム本体Mの3辺の各側壁の一部がフレーム本体Mの外側方向に屈曲して延長された後に、フレーム本体Mの内側方向に折り返されるように、横断面が略U字状に設けられている。また、係合部Eには、図10、図11及び図14に示すように、その内側に突出するように1つ又は3つの係合突起Paが設けられている。なお、図10及び図11に示すように、シールドフレーム21bの係合部Eが設けられていない1辺の端部においても、2つの係合突起Paが設けられている。
シールドカバー22bには、図10、図12及び図13に示すように、各係合部Eの係合突起Paに嵌合するように5つの係合貫通孔Hが設けられている。また、シールドフレーム21bの係合部Eが設けられていない1辺に対応するシールドカバー22bの1辺の端部には、図10及び図12に示すように、シールドカバー22bをスライドさせる際に指先などを引っかけるための保持用突起Pb、及び2つの係合貫通孔Hが設けられている。
以上説明したように、本実施形態のシールド部材30bによれば、シールドフレーム21bを構成するフレーム本体Mの外側において、シールドフレーム21bがシールドカバー22bの端部に係合して、シールドカバー22bを固定する係合部Eを備えているので、シールドフレーム21bにシールドカバー22bをスライド装着する際には、シールドフレーム21b(フレーム本体M)の内部に収容された電子部品11の上部とシールドカバー22bの裏面との接触を抑制することができる。これにより、シールドカバー22bとの接触に起因する電子部品11の損傷を抑制することができるので、シールドフレーム21bにシールドカバー22bを装着する際の電子部品11の損傷を抑制することができる。
また、本実施形態のシールド部材30bによれば、フレーム本体Mの側壁がフレーム本体Mの外側方向に屈曲して延長された後に、フレーム本体Mの内側方向に折り返されるようにして、シールドフレーム21bの係合部Eが設けられているので、シールドフレーム21bにおいて、シールドカバー22bの端部が係合部Eの折り返された部分の間に挟持されることにより、シールドカバー22bの端部をシールドフレーム21bに係合して固定することができる。
また、本実施形態のシールド部材30bによれば、係合部Eがフレーム本体Mの3辺に沿って設けられているので、フレーム本体Mの対向する2辺に沿って設けられた係合部Eによって、シールドカバー22bのスライド方向に直交する方向への移動を制限することができると共に、フレーム本体Mの残りの1辺に沿って設けられた係合部Eによって、シールドカバー22bのスライド方向への移動を制限することができる。
また、本実施形態のシールド部材30bによれば、シールドカバー22bの端部に係合貫通孔Hが設けられ、その係合貫通孔Hに嵌合するようにシールドフレーム21bの係合部E及び係合部Eのない1辺の端部に係合突起Paが設けられているので、シールドカバー22bの係合貫通孔Hとシールドフレーム21bの係合突起Paとを嵌合させることにより、シールドカバー22bの端部をシールドフレーム21bに係合してより確実に固定することができる。
また、本実施形態のシールド部材30bによれば、シールドフレーム21bとシールドカバー22bとを係合する係合部Eが配線基板10にシールドフレーム21bを実装するための半田19と離間しているので、半田19による不完全な係合を抑制することができる。
また、本実施形態のシールド部材30bによれば、シールドフレーム21bにシールドカバー22bをスライド装着することができるので、シールドフレーム21bの内部に収容された電子部品11を視認できると共に、電子部品11の交換や修理を容易に行うことができる。
《発明の実施形態3》
図14〜図17は、本発明に係るシールド部材の実施形態3を示している。ここで、図14は、本実施形態のシールド部材30cの斜視図である。また、図15は、シールド部材30cを構成するシールドフレーム21cの平面図である。また、図16は、シールド部材30cを構成するシールドカバー22cの平面図である。また、図17は、配線基板10に設けられたシールド部材30cの端部の断面図である。
シールド部材30cは、図14及び図17に示すように、配線基板10に設けられた接地用の電極パターン(不図示)に半田19により実装されたシールドフレーム21cと、シールドフレーム21cにスライド装着される板状のシールドカバー22cとを備え、例えば、亜鉛めっき鋼板、錫めっき鋼板、ステンレス鋼板、洋白板、ばね性洋白板などの薄金属板により形成されている。
シールドフレーム21cは、図14、図15及び図17に示すように、電子部品11を内部に収容するための矩形枠状のフレーム本体Mと、フレーム本体Mの外側でシールドカバー22cの端部に係合するようにフレーム本体Mの対向する2辺に沿って設けられた2つの係合部Eとを備えている。
係合部Eは、図14、図15及び図17に示すように、フレーム本体Mの2辺の各側壁の一部がフレーム本体Mの外側方向に屈曲して延長されたフランジ部Fである。なお、係合部Eが設けられていないシールドフレーム21cの2辺の端部には、図14及び図15に示すように、図14中の上側に突出するように2つの係合突起Paがそれぞれ設けられている。
シールドカバー22cは、図14、図16及び図17に示すように、各フランジ部Fを囲むように設けられた一対の折り返し部Rを有している。そして、各折り返し部Rは、図14、図16及び図17に示すように、各フランジ部Fを押さえ付けるように設けられた一対のストッパー片Sを有している。また、シールドカバー22cには、係合突起Paに嵌合するように4つの係合貫通孔Hが設けられている。
以上説明したように、本実施形態のシールド部材30cによれば、シールドフレーム21cを構成するフレーム本体Mの外側において、シールドフレーム21cがシールドカバー22cの端部に係合して、シールドカバー22cを固定する係合部Eを備えているので、シールドフレーム21cにシールドカバー22cをスライド装着する際には、シールドフレーム21c(フレーム本体M)の内部に収容された電子部品11の上部とシールドカバー22cの裏面との接触を抑制することができる。これにより、シールドカバー22cとの接触に起因する電子部品11の損傷を抑制することができるので、シールドフレーム21cにシールドカバー22cを装着する際の電子部品11の損傷を抑制することができる。
また、本実施形態のシールド部材30cによれば、フレーム本体Mの側壁がフレーム本体Mの外側方向に屈曲して延長された互いに対向する一対のフランジ部Fにより係合部Eが構成され、シールドカバー22cが各フランジ部Fを囲むように設けられた一対の折り返し部Rを有しているので、シールドフレーム21cの各フランジ部Fがシールドカバー22cの各折り返し部Rの間に挟持されることにより、シールドカバー22cの端部をシールドフレーム21cに係合して固定することができる。
また、本実施形態のシールド部材30cによれば、各折り返し部Rが各フランジ部Fを押さえ付けるように設けられたストッパー片Sを有しているので、シールドカバー22cの端部をシールドフレーム21cに係合してより確実に固定することができる。
また、本実施形態のシールド部材30cによれば、シールドカバー22cの端部に係合貫通孔Hが設けられ、その係合貫通孔Hに嵌合するようにシールドフレーム21cに係合突起Paが設けられているので、シールドカバー22cの係合貫通孔Hとシールドフレーム21cの係合突起Paとを嵌合させることにより、シールドカバー22cの端部をシールドフレーム21cに係合してより確実に固定することができる。
また、本実施形態のシールド部材30cによれば、シールドフレーム21cとシールドカバー22cとを係合する係合部Eが配線基板10にシールドフレーム21cを実装するための半田19と離間しているので、半田19による不完全な係合を抑制することができる。
また、本実施形態のシールド部材30cによれば、シールドフレーム21cにシールドカバー22cをスライド装着することができるので、シールドフレーム21cの内部に収容された電子部品11を視認できると共に、電子部品11の交換や修理を容易に行うことができる。
なお、上記各実施形態では、シールドフレームに係合突起が設けられ、シールドカバーに係合貫通孔が設けられたシールド部材30a〜30cを例示したが、本発明は、シールドフレームに係合貫通孔が設けられ、シールドカバーに係合突起が設けられたシールド部材にも適用することができる。
また、上記各実施形態では、電子機器として、単一の筐体により構成された携帯電話機を例示したが、本発明は、複数の筐体により構成された携帯電話機にも適用することができるだけでなく、種々の電子機器にも適用することができる。
以上説明したように、本発明は、シールドフレームにシールドカバーを装着する際の電子部品の損傷を抑制することができるので、2ピース構造を有するシールド部材及びそれを備えた電子機器について有用である。
E 係合部
F フランジ部
H,Ha,Hb 係合貫通孔
M フレーム本体
Pa 係合突起
R 折り返し部
S ストッパー片
11 電子部品
21a〜21c シールドフレーム
22a〜22c シールドカバー
30,30a〜30c シールド部材
50 携帯電話機(電子機器)

Claims (8)

  1. 電子部品を内部に収容する矩形枠状のフレーム本体を有するシールドフレームと、
    上記フレーム本体の蓋としてスライド装着される板状のシールドカバーとを備えたシールド部材であって、
    上記シールドフレームは、上記フレーム本体の外側で上記シールドカバーの端部に係合する係合部を備えていることを特徴とするシールド部材。
  2. 請求項1に記載されたシールド部材において、
    上記係合部は、上記フレーム本体の側壁が該フレーム本体の高さ方向に延長された後に、該フレーム本体の内側方向に屈曲されるように設けられていることを特徴とするシールド部材。
  3. 請求項1に記載されたシールド部材において、
    上記係合部は、上記フレーム本体の側壁が該フレーム本体の外側方向に屈曲して延長された後に、該フレーム本体の内側方向に折り返されるように設けられていることを特徴とするシールド部材。
  4. 請求項2又は3に記載されたシールド部材において、
    上記係合部は、上記フレーム本体の3辺に沿って設けられていることを特徴とするシールド部材。
  5. 請求項2乃至4の何れか1つに記載されたシールド部材において、
    上記シールドカバーの端部には、貫通孔が設けられ、
    上記係合部には、上記貫通孔に嵌合するように突起が設けられていることを特徴とするシールド部材。
  6. 請求項1に記載されたシールド部材において、
    上記係合部は、上記フレーム本体の側壁が該フレーム本体の外側方向に屈曲して延長された互いに対向する一対のフランジ部であり、
    上記シールドカバーは、上記各フランジ部を囲むように設けられた一対の折り返し部を有していることを特徴とするシールド部材。
  7. 請求項6に記載されたシールド部材において、
    上記各折り返し部は、上記各フランジ部を押さえ付けるように設けられたストッパー片を有していることを特徴とするシールド部材。
  8. 請求項1乃至7の何れか1つに記載されたシールド部材を備えていることを特徴とする電子機器。
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