JP2020134455A - 超音波センサ及び界面検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】安定した検出ができる超音波センサを提供できる。【解決手段】超音波センサ10は、一方に底部S1を有して他方が開口された有底筒状の試験管Sの底部S1の下方において該底部S1と上下方向に対向して配置されて、超音波を送受する探触子21と、少なくとも底部S1の一部と探触子21との間に、底部S1の外形形状に沿う形状に変形可能な状態で介在物としての水Wを載置する収容部11を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、超音波センサ及び界面検出方法に関するものである。
従来、超音波を送受する探触子を備え、探触子を試験体に当接させて試験体の厚さや界面を検出する超音波センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記のような超音波センサを用いて、一方に底部を有して他方が開口された試験管などの容器内に収容された液体の界面を検出することが考えられる。その場合、容器の底部と探触子とを直接若しくは他の介在物を介在させて検出を行う。しかしながら、試験管等の容器は断面略U字状であったり、断面略V字状であったりするため、平面部分がなく、安定した検出ができない虞がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、安定した検出ができる超音波センサ及び界面検出方法を提供することにある。
上記課題を解決する超音波センサは、一方に底部を有して他方が開口された有底筒状の容器の前記底部の下方において該底部と上下方向に対向して配置されて、超音波を送受する探触子と、少なくとも前記底部の一部と前記探触子との間に、前記底部の外形形状に沿う形状に変形可能な状態で介在物を載置する載置部を備える。
上記課題を解決する界面検出方法、検査対象の液体が注入された有底筒状の容器の底部と、超音波を送受する探触子とを囲むように設けられた凹部を有する載置部に対して介在物を供給し、前記容器を下降もしくは、前記底部の下方に配置された前記探触子を上昇させて、前記底部と探触子との間に前記底部の外形形状に沿う形状に変形するようにして前記介在物を介在させ、前記介在物が介在している状態で、前記探触子が前記容器に向って超音波を送受し、前記液体の界面を前記超音波によって検出する。
本開示の一態様によれば、安定した検出ができる超音波センサ及び界面検出方法を提供できる。
以下、添付図面を参照して各実施形態を説明する。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の超音波センサ10は、載置部としての収容部11と、探触子21とを有する。本実施形態の超音波センサ10は、試験管S内に収容された血液Bの界面を検出する。試験管Sは、一方向に長い略有底筒状をなすように構成される。試験管Sは、長手方向一端側の底部S1が断面略U字状をなすように構成される。試験管Sは、長手方向において底部S1とは反対側の開口部S2にキャップCが取り付けられている。試験管S内には被検知対象物が収容される。なお、被検知対象物は、例えば血液Bである。血液Bは、例えば遠心分離によって血清B1と血餅B2とに分離される。なお、本例では例えば血清分離剤Bxを用いているため血清B1と血餅B2との間に血清分離剤Bxが介在されている。ここで、血清B1が上層であり、血餅B2が下層となっている。なお、被検知対象物は血液Bに限られず、液層が複数に分離している液体であればよい。
探触子21は、超音波を送受可能に構成される。また、探触子21の上面21bは、試験管Sの底部S1の下方において、試験管Sの底部S1と上下方向に対向して配置されている。
収容部11は、少なくとも底部S1の一部と探触子21との間に、介在物を戴置する。なお、介在物は、底部S1の外形形状に沿う形状に変形可能な状態で収容部11に戴置される。
次に、超音波センサ10について詳細に説明する。収容部11は、凹部12を有する。凹部12の底部13には、貫通孔14a,14bが形成される。貫通孔14a,14bは、大径貫通孔14aと小径貫通孔14bとを有する。
探触子21の上端部21aは、下端側よりも大きい形状で形成されており、いわゆるフランジ状をなしている。フランジ状の上端部21aは、大径貫通孔14aよりも大きく、上端部21aにより大径貫通孔14aを閉塞可能となっている。すなわち、上端部21aにより大径貫通孔14aを閉塞した状態において、探触子21は、上端部21aの上面21bが試験管Sの底部S1と当接可能となっている。
探触子21の下方には、弾性変形可能な弾性部材が設けられる。そして、弾性部材は、探触子21の下面21cに当接されており、探触子21を上方へ付勢している。なお、弾性部材としては、たとえばバネ22を用いることができる。バネ22は、大径貫通孔14a内に収容され、大径貫通孔14aと小径貫通孔14bとの段差部分で支持されている。これにより、探触子21が上下方向において進退可能となっている。探触子21が移動範囲における上端位置に位置する場合には、フランジ状の上端部21aの下面と、底部13との間に隙間を有する。したがって、探触子21が上方へ移動することによって、上端部21aの下面と、底部13との間に隙間を生じる。この状態では、大径貫通孔14a並びに小径貫通孔14bが開放された状態となり、各貫通孔14a,14bから後述する水Wを排出することができる。すなわち、各貫通孔14a,14bは、排出路として機能する。また、探触子21が例えば試験管Sの底部S1により押圧されると、バネ22の付勢力に抗して探触子21が下方に移動する。そして探触子21は、フランジ状の上端部21aの下面が底部13に当接する位置まで移動し、探触子21の上端部21aにより大径貫通孔14aが閉塞されて凹部12内に水Wを貯留することが可能となる。
また、本実施形態の超音波センサ10は、介在物としての水Wを貯留する貯留タンク31と、貯留タンク31と凹部12とを連通する供給路32と、探触子21の上下方向の移動に伴って貯留タンク31と凹部12との間の供給路32を開閉可能な開閉機構33を有する。なお、本例で用いられる水Wは所謂水道水である。
開閉機構33は、探触子21に一端が接続される第1リンク34と、第1リンク34の他端に一端側が接続される第2リンク35と、第2リンク35の他端に一端側が接続される第3リンク36と、第3リンク36の他端に一端側が接続される第4リンク37とを有する。
第1リンク34及び第4リンク37は、上下方向への移動が可能に保持されている。第2リンク35及び第3リンク36は、それぞれ、各リンク35,36の中央で支持する固定支持軸35a,36aを中心として回動可能となっている。このため、例えば第1リンク34が下方に移動されると、第2リンク35及び第3リンク36を介して第4リンク37が下方に移動されて供給路32を開放する。これにより、貯留タンク31に貯留された水Wが供給路32を介して凹部12内に供給される。また、例えば第1リンク34が上方に移動されると、第2リンク35及び第3リンク36を介して第4リンク37が上方に移動されて供給路32を閉鎖する。これにより、貯留タンク31からの水Wの供給が停止される。
超音波センサ10は、試験管Sを保持する保持部15を有している。保持部15で保持されることにより、試験管Sの長手方向が略垂直に立った状態で保持される。一方、探触子21の上面21bは略水平となるように配置されている。すなわち、試験管Sの長手方向が、探触子21の上面21bに対して、略直角になるように配置される。この構成により、安定して試験管S内の血液Bの界面を検出できる。
保持部15は、試験管Sを保持した状態のままで、上下方向へ移動可能である。そして、保持部15が、試験管Sを保持した状態のままで下方へ移動することによって、探触子21の上面21bに当接する。さらに試験管Sが下方へ移動することにより、試験管Sは探触子21の上面21bに当接された状態のままで、探触子21とともに下方へ移動する。なお、保持部15は、モータなどの駆動部と操作スイッチを含むことが好ましい。この場合、探触子21は、操作者による操作スイッチの操作によって、駆動部を駆動させて、上下方向へ自動的に移動する。そして、駆動部は、試験管Sを所定の位置にまで移動させて停止する。
本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の超音波センサ10は、図1に示すように探触子21の上面21bに試験管Sの底部S1を当接させ、下方に押圧することでバネ22が弾性変形して探触子21が下方に移動する。すると、探触子21の上端部21aによって大径貫通孔14aが閉塞されるとともに、開閉機構33によって供給路32が開放される。供給路32が開放されることで貯留タンク31内の水Wが凹部12内に供給され、底部S1と探触子21との間に底部S1の外径形状に沿う形状で水Wが介在される。この状態で探触子21において超音波を送受することで試験管S内の血液Bの界面が安定して検出される。
本実施形態の超音波センサ10は、図1に示すように探触子21の上面21bに試験管Sの底部S1を当接させ、下方に押圧することでバネ22が弾性変形して探触子21が下方に移動する。すると、探触子21の上端部21aによって大径貫通孔14aが閉塞されるとともに、開閉機構33によって供給路32が開放される。供給路32が開放されることで貯留タンク31内の水Wが凹部12内に供給され、底部S1と探触子21との間に底部S1の外径形状に沿う形状で水Wが介在される。この状態で探触子21において超音波を送受することで試験管S内の血液Bの界面が安定して検出される。
その後、試験管Sを超音波センサ10から離すことでバネ22の付勢力によって探触子21が上方に移動する。すると、探触子21の上端部21aによる大径貫通孔14aの閉塞状態が解除されて貫通孔14a,14bから排出できる。このとき、探触子21の上方への移動に伴って開閉機構33によって供給路32が閉塞され、貯留タンク31からの水の供給が遮断される。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)少なくとも底部S1の一部と探触子21との間に、底部S1の外形形状に沿う形状に変形可能な状態で介在物としての水Wを載置可能な収容部11を有することで安定して試験管S内の血液Bの界面を検出できる。
(1)少なくとも底部S1の一部と探触子21との間に、底部S1の外形形状に沿う形状に変形可能な状態で介在物としての水Wを載置可能な収容部11を有することで安定して試験管S内の血液Bの界面を検出できる。
(2)凹部12内に水Wを貯留でき、凹部12内の水Wに試験管Sを浸漬することで試験管Sと探触子21との間に水Wを容易且つ確実に介在させることができ、安定して試験管S内の血液Bの界面を検出できる。
(3)介在物として水Wを用いていることで、介在物として取り扱いが容易であるとともに、容易に入手し易いため、使用者の利便性向上に寄与できる。
(4)探触子21は、収容部11の凹部12の底部13の一部を兼ねる。
(4)探触子21は、収容部11の凹部12の底部13の一部を兼ねる。
(5)探触子21と収容部11との上下方向における相対位置を変更し、探触子21が底部13の一部を兼ねた状態で貫通孔14a,14bが閉塞されるため、凹部12内に水Wを貯留させることができる。また、探触子21と収容部11の凹部12の底部13とが上下方向において離れた状態で貫通孔14a,14bが開放されるため、凹部12内の水Wを容易に排出することができる。
(6)探触子21と収容部11との上下方向における相対位置を変更し、探触子21が底部13の一部を兼ねた状態で供給路32が開放されることで、凹部12内に水Wが供給できる。また、探触子21と収容部11の凹部12の底部13とが上下方向において離れた状態で供給路32が閉塞されるため、凹部12内への水Wの供給を停止できる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態を図3及び図4に従って説明する。先の図1及び図2に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素についての詳細な説明は割愛する。
以下、第2実施形態を図3及び図4に従って説明する。先の図1及び図2に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素についての詳細な説明は割愛する。
図3及び図4に示すように、本実施形態の超音波センサ40は、有底筒状の収容部41内に探触子42とバネ43が収容される。探触子42は、バネ43の付勢力によって上方に付勢されている。このとき、探触子42は、収容部41内において上方に位置する場合、探触子42自身が収容部41と貯留タンク31とを連通する供給路32を閉塞している。また、例えば、探触子42が例えば試験管Sの底部S1により押圧されると、バネ43の付勢力に抗して探触子42が下方に移動し、収容部41の内壁41aと探触子42の上面42aとで水Wを貯留可能なスペースが形成される。また、探触子42による供給路32の閉塞状態が解除されて供給路32が開放されて収容部41内に水Wを貯留することが可能となる。一方、探触子42が上方へ移動することによって、水Wの水面の位置が上昇する。そして、水Wの水面が収容部41の排出部44の高さにまで到達すると、排出部44から水Wの排出が開始される。そして、探触子42の上面42aが、排出部44の高さ以上の位置にまで到達すると、全ての水Wが収容部41外へと排出される。なお、排出部44は、収容部41の全周に形成することが好ましい。この場合、収容部41の上端部によって排出部44が形成される。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)(3)と同様の効果を奏する。また、探触子42の移動により、探触子42自身が供給路32を閉塞するので、水Wの供給機構の構成を簡素化できる。さらに、排出部44を収容部41の全周に形成した場合、水Wは収容部41の上端部の全周から溢れだす。したがって、素早く水Wを排出できる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態を図5及び図6に従って説明する。先の図1及び図2に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素についての詳細な説明は割愛する。
以下、第3実施形態を図5及び図6に従って説明する。先の図1及び図2に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素についての詳細な説明は割愛する。
図5及び図6に示すように、本実施形態の超音波センサ50は、有底筒状の収容部51内に探触子52が収容される。本例では収容部51と探触子52の上面52aによって載置部が構成される。
超音波センサ50は、探触子52の上方に設けられる多孔質弾性部材53と、多孔質弾性部材53の上方に設けられる規制部材54とを有する。多孔質弾性部材53は、所謂スポンジであり、内部に水を貯留可能となっている。また、規制部材54は、例えば平板上のゴム材で構成され、多孔質弾性部材53の収容部51からの脱落を抑えている。規制部材54には図示しない貫通孔が形成され、この貫通孔により多孔質弾性部材53で貯留された水を上方に流出可能となっている。
このような構成を採用することで、例えば試験管Sと超音波センサ10の相対位置を変化させて試験管Sの底部S1により規制部材54を押圧することで多孔質弾性部材53が弾性変形し、多孔質弾性部材53に貯留された水Wが規制部材54と試験管Sの底部S1との間に介在されることとなる。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)(3)と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態を図7及び図8に従って説明する。先の図1及び図2に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素についての詳細な説明は割愛する。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態を図7及び図8に従って説明する。先の図1及び図2に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素についての詳細な説明は割愛する。
図7及び図8に示すように、本実施形態の超音波センサ60は、有底筒状の収容部61内に探触子62が収容される。本例では収容部61と探触子62の上面62aによって載置部が構成される。
超音波センサ60は、探触子62の上面62aに水Wを内部に収容した密閉袋63が設けられる。密閉袋63は、例えば弾性並びに可撓性を有する部材(例えばフィルム状(薄膜状)のゴム)で構成される。密閉袋63内には、水Wが予め充填される。すなわち、密閉袋63内には水W以外の介在物(空気)が存在しない状態となっていることが好ましい。なお、密閉袋63は、弾性並びに可撓性を有した構成に限られず、弾性と可撓性のいずれか一方を有する構成としてもよい。
密閉袋63が弾性を有する場合、密閉袋63内に空気などの介在物が存在してもよい。この場合、密閉袋63内に空気などが存在していても、密閉袋63へ試験管Sの底部を押し付けることで、密閉袋63が変形し、密閉袋63における試験管Sの底部の接触箇所では、密閉袋63と水Wとが接触できる。あるいは、収容部61は、たとえばV字状やU字状の形状としてもよい。この場合、収容部61上に戴置された密閉袋63は収容部61の形状に沿った形状となる。すなわち、密閉袋63もまたV字状あるいはU字状となる。したがって、密閉袋63内に空気が存在しても、その空気は密閉袋63内で上端方向へ移動する。その結果、試験管Sの底部S1が接触する密閉袋63の中央部には、空気が介在しないようにできる。
要するに、探触子62と試験管Sが当接する部分、つまり、超音波を伝達する接触点、或いは接触面において、少なくとも、探触子62の上面62aと試験管Sの底部S1とが密閉袋63に収容される水Wを介して接触できるようになっていればよい。
このような構成を採用することで、例えば試験管Sと超音波センサ60の相対位置を変化させて試験管Sの底部S1により、底部S1の外形形状に倣って密閉袋63が弾性変形することで、探触子62と試験管Sの底部S1との間に確実に密閉袋63並びに水Wが介在されることとなる。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1実施形態(1)(3)と同様の効果に加えて以下の効果を奏する。
(7)可撓性並びに弾性を有したフィルム状の部材で形成された密閉袋63に水Wが収容された状態で載置部としての探触子62の上面62aに載置されている。密閉袋63内に水Wが収容されることで、取り扱いが容易となる。
(7)可撓性並びに弾性を有したフィルム状の部材で形成された密閉袋63に水Wが収容された状態で載置部としての探触子62の上面62aに載置されている。密閉袋63内に水Wが収容されることで、取り扱いが容易となる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記第1実施形態及び上記第2実施形態では、貯留タンク31を有する構成、すなわち一旦水Wを貯留する構成を採用したが、これに限らず、貯留タンク31では無く直接水W(水道水)を供給路32を介して供給してもよい。
・上記各実施形態では、介在物として水W(水道水)を採用したが、これに限らず、蒸留水や純水やその他の液体を採用してもよい。
・上記実施形態では、試験管Sが保持部15とともに上下方向へ移動する構成としたが、これに限られず、保持部15は移動せず、試験管Sのみが上下方向へ移動する構成としてもよい。あるいは、超音波センサ10,40,50,60が上下方向へ移動する構成としてもよい。
・上記実施形態では、試験管Sが保持部15とともに上下方向へ移動する構成としたが、これに限られず、保持部15は移動せず、試験管Sのみが上下方向へ移動する構成としてもよい。あるいは、超音波センサ10,40,50,60が上下方向へ移動する構成としてもよい。
・上記実施形態では、試験管Sは自動的に上下方向へ移動する構成としたが、これに限られず、手動で移動させる構成でもよい。この場合、操作者が直接に試験管Sに触れて試験管Sを上下方向へ移動させてもよい。あるいは、超音波センサ10に試験管Sを上下方向へ移動させるためのハンドルなどが設けられている構成としてもよい。この場合、操作者は手動でハンドルを動かすことで、試験管Sを上下方向へ移動させる。
上記第1実施形態及び上記第2実施形態では、弾性部材を探触子21,42の下側に配置して、弾性部材が探触子21,42を押し上げる構成であるが、この構成に限られず、弾性部材を探触子21,42の上側へ配置し、弾性部材が探触子21,42を引っ張り上げる構成としてもよい。
・上記第1実施形態及び上記第2実施形態では、弾性部材としてバネ22を用いているが、この構成に限られず、ゴムなどを用いてもよい。
・上記第1実施形態において、弾性部材としてゴムを用いる場合、ゴムは、水Wの排出通路を塞がないように配置する。例えば円筒状のゴムを用い、そのゴムには、側壁を貫通する貫通孔を設ける。貫通孔は、水Wの排出通路の一部を構成する。そして、探触子21の下方への移動によるゴムの圧縮によって、貫通孔がつぶされて、水Wの排出通路を遮断する構成としてもよい。あるいは、探触子21の下方への移動によるゴムの圧縮によって、貫通孔を閉じるような弁を設けた構成としてもよい。この場合、大径貫通孔14aの内壁に弁を閉じるための突起を設ける。
・上記第1実施形態において、弾性部材としてゴムを用いる場合、ゴムは、水Wの排出通路を塞がないように配置する。例えば円筒状のゴムを用い、そのゴムには、側壁を貫通する貫通孔を設ける。貫通孔は、水Wの排出通路の一部を構成する。そして、探触子21の下方への移動によるゴムの圧縮によって、貫通孔がつぶされて、水Wの排出通路を遮断する構成としてもよい。あるいは、探触子21の下方への移動によるゴムの圧縮によって、貫通孔を閉じるような弁を設けた構成としてもよい。この場合、大径貫通孔14aの内壁に弁を閉じるための突起を設ける。
・上記第1実施形態及び上記第2実施形態では、探触子21,42が上下方向へ移動可能な構成であるが、これに限られず、収容部11,41が上下方向へ移動する構成としてもよい。
・上記第1実施形態及び上記第2実施形態では、試験管Sが探触子21,42を直接に押し下げる構成である。すなわち、試験管Sと探触子21,42は連動して移動する。しかしながら、この構成に限られず、押し下げ部材(図示せず)が、探触子21,42を押し下げる構成としてもよい。この場合、押し下げ部材を保持部15と連結することで、押し下げ部材は試験管Sとともに上下方向に移動できる。あるいは、押し下げ部材と試験管Sの移動とは、連動しなくても構わない。たとえば、試験管Sを保持部15へセットした状態で、押し下げ部材を下方へ移動させて、探触子21,42を下方へ押し下げることにより、収容部11,41へ水Wが供給される。そして、収容部11,41に水Wが供給された状態で、試験管Sの底部S1が探触子21,42と接触するまで、試験管Sを下方へ移動させる構成としてもよい。
・上記第1実施形態では、フランジ状の上端部21aの下面が、底部13に当接する構成であるが、この構成に限られず、フランジ状の上端部21aの下面にシール部材を設けておくとよい。この構成により、凹部12内に貯留した水Wが、漏れ出すことを抑制できる。さらに、シール部材は、弾性を有した材料によって形成することが好ましい。この構成により、試験管Sの底部S1の位置がばらついていたとしても、凹部12内に貯留した水Wが、漏れ出すことを抑制できる。
・上記第1実施形態における探触子21のフランジ状の部分は、弾性体で形成されていてもよい。この場合、上端部21aは、上方に向かうに従って外形が大きくなる方向へ傾斜した傾斜部を有する。そして、探触子21が下方へ移動する際に、傾斜部の途中部分が大径貫通孔14aの上端開口部に当接する。あるいは、探触子21と大径貫通孔14aとを共に逆台形の形状になるように形成してもよい。この場合、探触子21と大径貫通孔14aはともに上方側が下方側よりも大きくなる方向に傾斜している。また、探触子21と大径貫通孔14aは、相似形となるように形成する。そして、探触子21が押し下げられた状態で、探触子21の傾斜が、大径貫通孔14aの傾斜に接触する。なお、この場合、少なくとも探触子21の傾斜部分は、弾性体によって形成されていることが好ましい。
・上記第2実施形態の排出部44は、収容部41の上端部によって形成したが、この構成に限られず、収容部41の上端部に形成された溝によって構成してもよい。あるいは、排出部44は、収容部41の側壁を貫通する貫通孔によって形成してもよい。そして、これらの場合、溝や貫通孔は収容部41の複数個所に配置してもよい。
・上記第3実施形態及び上記第4実施形態における収容部51,61は、凹状であるが、これに限られず、平板状であってもよい。この場合、密閉袋63を収容部61へ位置決めできることが好ましい。そのために、たとえば密閉袋63を収容部61へ粘着剤や、粘着テープなどによって位置を固定する。
10…超音波センサ、11…収容部(載置部)、12…凹部、13…底部、21…探触子、21a…上面(底部)、31…貯留タンク、32…供給路、40…超音波センサ、41…収容部(載置部)、42…探触子(載置部)、50…超音波センサ、51…収容部(載置部)、52…探触子(載置部)、60…超音波センサ、61…収容部(載置部)、62…探触子(載置部)、63…密閉袋、S…試験管(容器)、S1…底部、W…水(介在物)。
Claims (9)
- 一方に底部を有して他方が開口された有底筒状の容器の前記底部の下方において該底部と上下方向に対向して配置されて、超音波を送受する探触子と、
少なくとも前記底部の一部と前記探触子との間に、前記底部の外形形状に沿う形状に変形可能な状態で介在物を載置する載置部を備えた、超音波センサ。 - 前記介在物は流動性を有した液体であり、
前記載置部は上方が開口され、前記介在物を貯留する凹部を有した箱状である、請求項1に記載の超音波センサ。 - 前記介在物は、水である、請求項2に記載の超音波センサ。
- 前記探触子は、前記載置部の底部の一部を兼ねた、請求項2又は請求項3に記載の超音波センサ。
- 前記凹部に連結されて前記介在物を排出可能な排出路を有し、
前記探触子と前記載置部との上下方向における相対位置が変更可能に構成され、
前記探触子が前記載置部の底部の一部を兼ねた状態で前記排出路が閉塞され、前記探触子と前記載置部とが上下方向において離れた状態で前記排出路が開放される、請求項4に記載の超音波センサ。 - 前記凹部に連結されるとともに前記介在物を前記凹部へ供給する供給路と、該供給路に連結されるとともに前記介在物を貯留する貯留タンクと、を有し、
前記探触子と前記載置部との上下方向における相対位置が変更可能に構成され、
前記探触子が前記載置部の底部の一部を兼ねた状態で前記供給路が開放され、前記探触子と前記載置部とが上下方向において離れた状態で前記供給路が閉塞される、請求項4又は請求項5に記載の超音波センサ。 - 前記介在物は、可撓性を有したフィルム状素材によって形成された密閉袋に収容された状態で前記載置部に載置されている、請求項1に記載の超音波センサ。
- 前記介在物は、弾性を有したフィルム状素材によって形成された密閉袋に収容された状態で前記載置部に載置されている、請求項1に記載の超音波センサ。
- 検査対象の液体が注入された有底筒状の容器の底部と、超音波を送受する探触子とを囲むように設けられた凹部を有する載置部に対して介在物を供給し、
前記容器を下降もしくは、前記底部の下方に配置された前記探触子を上昇させて、前記底部と探触子との間に前記底部の外形形状に沿う形状に変形するようにして前記介在物を介在させ、
前記介在物が介在している状態で、前記探触子が前記容器に向って超音波を送受し、前記液体の界面を前記超音波によって検出する界面検出方法。
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JP2010256339A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-11-11 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 管端部の超音波探傷装置及び探触子ホルダーの初期位置設定方法 |
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