JP2020133422A - 過給機のケーシング及びそれを備えた過給機 - Google Patents

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Abstract

【課題】レイアウトに制約がある小型の過給機に適用でき、簡便な構造とされたパイバス管を備える過給機のケーシング及びそれを備えた過給機を提供することを目的とする。【解決手段】内燃機関から排出された排気ガスが流通する排ガス流路12を形成するとともに、排ガス流路12を流通する排気ガスによって駆動されるタービン30が収容される過給機1のケーシング10であって、タービン30を介さずに排気ガス入口12A側の排ガス流路12と排気ガス出口12B側の排ガス流路12とを連通させるバイパス管50を備え、バイパス管50は、排気ガス入口12A側に接続され、直線状の流路を有するストレート管52と、ストレート管52及び排気ガス出口12B側に接続され、屈曲する流路を有するエルボ管54とから構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、過給機のケーシング及びそれを備えた過給機に関する。
舶用内燃機関や発電用内燃機関等(例えばディーゼル機関)には、低負荷で動作する際の性能を改善することが求められている。低負荷で動作する際の性能を改善するためには、内燃機関に搭載された過給機の過給圧を高めに設定するのが望ましいが、内燃機関が高負荷で動作する際には過給圧が高くなりすぎてしまう。そこで、内燃機関が高負荷で動作して排気ガスの量が多い場合には、排気ガスが過給機のタービンをバイパスするようにして過給圧の上がりすぎを抑える、いわゆる排気ガスバイパスシステムが実用化されている。
排気ガスバイパスシステムが採用されている過給機としては、例えば特許文献1に開示されている過給機がある。この過給機によれば、開閉弁が設けられたU字状のバイパス管によって排気ガスがタービンをバイパスするよう構成されている。
また、排気ガスバイパスシステムが採用されている過給機の他の例としては、例えば特許文献2に開示されている過給機がある。この過給機によれば、角度をもって切断されたパイプをつなぎ合わせることで全体として円弧形状とされた管(いわゆるエビ管)によって排気ガスがタービンをバイパスするよう構成されている。
特許第6165564号公報 特開2013−124626号公報
しかし、特許文献1に開示されている過給機のU字状のバイパス管においては、2箇所の曲げ部を形成するために所定のスペースを確保しなければならず、レイアウトに制約のある小型の過給機に適用することが難しい。また、仮に小型の過給機に適用したとしても、ケーシングの形状や他の部品との関係でバイパス管の出口端とケーシングとの接続部分の流路面積を確保することが困難な場合がある。
また、特許文献2に開示されている過給機のバイパス管においては、その構造上、製作に要する時間やコストが増大する可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、レイアウトに制約がある小型の過給機に適用でき、簡便な構造とされたパイバス管を備える過給機のケーシング及びそれを備えた過給機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の過給機のケーシング及びそれを備えた過給機は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の一態様に係る過給機のケーシングは、内燃機関から排出された排気ガスが流通する排ガス流路を形成するとともに、該排ガス流路を流通する前記排気ガスによって駆動されるタービンが収容される過給機のケーシングであって、前記タービンを介さずに排気ガス入口側の前記排ガス流路と排気ガス出口側の前記排ガス流路とを連通させるバイパス管を備え、前記バイパス管は、前記排気ガス入口側に接続され、直線状の流路を有するストレート管と、該ストレート管及び前記排気ガス出口側に接続され、屈曲する流路を有するエルボ管とから構成されている。
本態様に係る過給機のケーシングによれば、バイパス管に設けられた曲げ部は1箇所(エルボ管の曲げ部のみ)とされるので、従来の構造よりも曲げ部を少なくすることができ、レイアウトに制約がある小型の過給機に適用できる。
また、バイパス管は2つの部材(ストレート管及びエルボ管)によって構成された簡便な構造とされているので、製作に要する時間やコストを抑制できる。
また、本発明の一態様に係る過給機のケーシングにおいて、前記エルボ管は、軸線に沿った断面が略円形状とされ、前記エルボ管との接続部と前記排ガス流路とを連通させる接続流路の形状は、前記略円形状から流路面積を略一定に保ちつつ扁平形状に変化している。
本態様に係る過給機のケーシングによれば、接続流路は、その流路面積を略一定に保ちつつ流路の形状がエルボ管に合わせた略円形状から扁平形状に変化している。これによって、例えば排気ガス出口側のケーシング形状や他の部品との関係で所定方向における寸法に制約がある場合であっても、所定方向に薄くなる扁平形状とすることで流路面積を確保することができる。
また、本発明の一態様に係る過給機のケーシングにおいて、前記接続流路は、鋳造によって形成されている。
本態様に係る過給機のケーシングによれば、複雑な形状とされた接続流路を容易に形成できる。
また、本発明の一態様に係る過給機のケーシングにおいて、前記バイパス管は、外部からの信号によって弁の開閉が制御される開閉弁を備えている。
本態様に係る過給機のケーシングによれば、バイパス管に設けられた開閉弁は、例えば過給機が搭載されている内燃機関の制御部から送信された信号によって開閉状態が制御される。これによって、内燃機関の仕様や状態に適宜対応させてバイパス管を流れる排気ガスの流量を制御できる。
また、本発明の一態様に係る過給機のケーシングにおいて、前記ストレート管は、軸線方向と前記排気ガス入口から流入する前記排気ガスの流入方向とが略一致するように配置されている。
本態様に係る過給機のケーシングによれば、排気ガス入口から流入した排気ガスは転向されることなくバイパス管に導かれる。このため、バイパス管に導かれた排気ガスの圧力損失を抑制できる。
また、本発明の一態様に係る過給機のケーシングにおいて、前記ストレート管は、軸線方向に伸縮する伸縮部を備えている。
本態様に係る過給機のケーシングによれば、ストレート管が軸線方向に伸縮可能とされているので、排気ガスの流通によってバイパス管に生じる熱伸びや熱収縮を吸収できる。
なお、バイパス管に開閉弁が設けられている場合、伸縮部は排気ガスの流れ方向において開閉弁の下流側に設置されることが好ましい。
また、本発明の一態様に係る過給機のケーシングは、内燃機関から排出された前記排気ガスが流通する排ガス流路を形成するとともに、該排ガス流路を流通する前記排気ガスによって駆動されるタービンが収容される過給機のケーシングであって、前記タービンを介さずに排気ガス入口側の前記排ガス流路と排気ガス出口側の前記排ガス流路とを連通させるバイパス管を備え、前記バイパス管は、軸線に沿った断面積が略円形状とされ、前記バイパス管との接続部と前記排ガス流路とを連通させる接続流路は、流路形状が前記略円形状から断面積を略一定に保ちつつ扁平形状に変化している。
本態様に係る過給機のケーシングによれば、バイパス管との接続部と排気ガスが流通する排ガス流路とを連通させる接続流路は、その流路面積を略一定に保ちつつ流路の形状がバイパス管に合わせた略円形状から扁平形状に変化している。これによって、例えば排気ガス出口側のケーシング形状や他の部品との関係で所定方向における寸法に制約がある場合であっても、所定方向に薄くなる扁平形状とすることで流路面積を確保することができる。
また、本発明の一態様に係る過給機は、前述の過給機のケーシングと、内燃機関から排出された排気ガスによって駆動される前記タービンとを備えている。
本発明によれば、レイアウトに制約がある小型の過給機に適用でき、簡便な構造とされたパイバス管を備える過給機のケーシング及びそれを備えた過給機を提供できる。
本発明の一実施形態に係る過給機のケーシング及びそれを備えた過給機の縦断面図である。 図1に示すA部の部分拡大図であって、出口側接続流路の形状を示した斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る過給機のケーシング及びそれを備える過給機について図1及び図2を用いて説明する。
まず、ケーシング10及びケーシング10を備えている過給機1の構成について説明する。
図1に示すように、過給機1は、例えば、船舶等に搭載される内燃機関に供給される燃焼用空気を圧縮することで、密度の高い空気を内燃機関の燃焼室内へ強制的に送り込むように構成されたものである。本実施形態に係るケーシング10は、特に小型の過給機に採用されて好適である。
過給機1は、内燃機関(図示せず)から排出された排気ガスによって駆動されるタービン30と、タービン30によって軸線X周りに回転駆動されるロータ軸33と、これらを収容するとともに排気ガスの流路(排ガス流路12)を形成するケーシング10と、を備えている。
タービン30は、動翼32が取り付けられたタービンディスク31と、ガイドベーン34aが取り付けられたノズルリング34とを備えている軸流タービンとされる。
動翼32は、排ガス流路12において、軸線X方向に沿ったガイドベーン34a(後述)の下流端に近接するように配置され、ロータ軸33の一端に設けられた円盤形状のタービンディスク31の周縁部に複数枚取り付けられている。
なお、排気ガスの流れ方向において動翼32よりも上流側の排ガス流路12は符号12aで示され、動翼32よりも下流側の排ガス流路12は符号12bで示されている。
ノズルリング34は、軸線X方向に延びる円筒状の外周側リング34cと、外周側リング34cよりも小径とされた内周側リング34bと、外周側リング34cと内周側リング34bとの間に取り付けられたガイドベーン34aとを備えている。
ノズルリング34は、外周側リング34c及び内周側リング34bが、軸線X方向に沿った排ガス流路12aを形成する壁部の一部となるようにケーシング10に取り付けられている。このとき、ケーシング10は、軸線X方向に沿って、ノズルリング34の前後で分割されている。
ガイドベーン34aは、外周側リング34cの内周壁と内周側リング34bの外周壁との間において、軸線Xの周方向に複数枚取り付けられている。
ガイドベーン34aは、排ガス流路12aにおいて、動翼32側に向かって流通する排気ガスの流速や方向を調節することで、動翼32に向けて適切に排気ガスを導くための翼状部材とされる。
タービン30は、ガイドベーン34aを通過した高温の排気ガスが動翼32を通過して膨張することにより、タービンディスク31及びロータ軸33が回転するようになっている。また、ロータ軸33の他端には圧縮機(図示せず)の翼車(図示せず)が設けられており、ロータ軸33が回転駆動されることによって翼車が回転駆動されて空気が圧縮される。
ケーシング10は、下部に形成され下方に向かって開口されたガス入口12A(排気ガス入口)と、上部に形成され上方に向かって開口されたガス出口12B(排気ガス出口)とを有し、タービン30を介してガス入口12Aとガス出口12Bとを連通させる排ガス流路12(12a,12b,12c)を形成している、また、ケーシング10は、タービン30及びロータ軸33の一部を取り囲むように収容している。
更に、ケーシング10は、タービン30を介さないで、ガス入口12A側の排ガス流路12aとガス出口12B側の排ガス流路12cとを連通させる流路(バイパス流路51)を形成するバイパス管50を備えている。
バイパス管50は、図1のように側面視したとき、ガス入口12A側からガス出口12B側に向かったL字形状とされ、軸線が直線状の流路(直線流路53)を有するストレート管52と、軸線が略直角に屈曲した流路(屈曲流路55)を有する1本のエルボ管54とを備えている。これによって、バイパス管50に設けられた曲げ部を1箇所とすることができるので、レイアウトに制約がある小型の過給機1に適用できる。また、バイパス管50は2つの部材(ストレート管52及びエルボ管54)によって構成された簡便な構造とすることができる。
ストレート管52及びエルボ管54は、軸線に沿った流路形状が略円形状とされていることが好ましい。
ストレート管52は、一端がガス入口12A側の排ガス流路12aを形成しているケーシング10に接続されている。
ストレート管52が接続されている部分のケーシング10には、排ガス流路12aとケーシング10の外部とを連通する入口側接続流路16が形成されている。入口側接続流路16は、ガス入口12Aから流入する排気ガス(図中の矢印Gi)の流入方向に軸線を有する。
ストレート管52は、入口側接続流路16の軸線の延長線上に直線流路53の軸線が位置するようにケーシング10に対して配置される。すなわち、直線流路53の軸線方向は、ガス入口12Aから流入する排気ガスの流入方向に一致している。これによって、ガス入口12Aから流入した排気ガスは転向されることなくバイパス流路51に導かれる。
エルボ管54は、一端がストレート管52の他端(ケーシング10に接続されている端部とは異なる端部)に接続されている。また、エルボ管54は、他端がガス出口12B側の排ガス流路12cを形成しているケーシング10に接続されている。
エルボ管54が接続される部分のケーシング10には、ケーシング10の外部と排ガス流路12cとを連通する出口側接続流路18(接続流路)が形成されている。
エルボ管54は、前述の通り、軸線が滑らかに略直角に屈曲しているので、出口側接続流路18の軸線方向と直線流路53の軸線方向とは略直交することになる。
図1及び図2に示すように、出口側接続流路18の形状は、エルボ管54との接続部14において、エルボ管54の流路形状に合わせた略円形状とされている。また、出口側接続流路18の形状は、接続部14側から排ガス流路12c側に向かうに伴って、幅方向が拡大されるとともに高さ方向が縮小された扁平形状に変化している。
このとき、接続部14側から排ガス流路12c側に向かって、出口側接続流路18の流路面積が略一定に保たれるように形状を変化させる。これによって、例えばガス出口12B側のケーシング10の形状や他の部品との関係で高さ方向における寸法に制約がある場合であっても、高さ方向に薄くなる扁平形状とすることで流路面積を確保することができる。
なお、出口側接続流路18を形成する部分のケーシング10は、鋳造によって製作されてもよい。これによって、複雑な形状とされた出口側接続流路18を容易に形成できる。
図1に示すように、前述のストレート管52には、開度の制御が可能な開閉弁60が取り付けられている。
開閉弁60は、例えば過給機1が搭載されている内燃機関を制御する制御部(図示せず)からの信号によって開度が制御される。これによって、バイパス流路51を流通する排気ガスの流量を調節できる。
なお、開閉弁60の取付位置は適宜変更できるものとされ、例えばエルボ管54に取り付けてもよい。
また、前述のストレート管52は、軸線方向に伸縮するエキスパンション62(伸縮部)を設けてもよい。エキスパンション62は、ストレート管52の軸線方向の伸縮を吸収できる。これによって、バイパス管50に生じる熱伸びや熱収縮を吸収できる。
ストレート管52に開閉弁60が取り付けられている場合、エキスパンション62は、開閉弁60の下流側(出口側接続流路18側)のストレート管52に取り付けることが好ましい。これによって、開閉弁60をケーシング10に容易に取り付けることができる。なお、エキスパンション62の取付位置は適宜変更できるものとされ、開閉弁60の上流側のストレート管52に取り付けてもよい。
次に、排気ガスの流れについて説明する。
〔開閉弁が閉状態の場合〕
過給機1が搭載される内燃機関が低負荷で動作するときであっても過給機の性能を向上させるために、例えば、低負荷時においても高い過給圧が得られるようなノズル(通常の設計よりも小さいノズル)を選定することがある。このような低負荷時において、バイパス管50によって排気ガスの一部をバイパスさせてしまうと、バイパスされた排気ガスの分だけタービン30の出力が落ちてしまい所望の過給圧を得られない。このため、低負荷時においては、バイパス流路51に排気ガスが流通しないように、開閉弁60を閉状態とする。
開閉弁60が閉状態の場合、ガス入口12Aから流入したすべての排気ガスは、排ガス流路12a、排ガス流路12bを流通しつつタービン30を駆動させて、排ガス流路12cを流通してガス出口12Bから流出する(図中の矢印Go)。
〔開閉弁が開状態の場合〕
過給機1が搭載される内燃機関が低負荷で動作するときであっても過給機の性能を向上させるために、例えば、低負荷時においても高い過給圧が得られるようなノズル(通常の設計よりも小さいノズル)を選定することがある。しかし、このような内燃機関が高負荷で動作する場合、過給機1の過給圧が高くなりすぎてしまう。このため、高負荷時においては、敢えてタービン30の出力を落とすために、バイパス流路51に排気ガスが流通するように、開閉弁60を開状態とする。ここで言う「開状態」とは、開度が100%の状態(全開状態)のみならず、開度が0%よりも大きく100よりも小さい状態を含む。
開閉弁60が開状態の場合、ガス入口12Aから流入した排気ガスの一部は、排ガス流路12a、排ガス流路12bを流通しつつタービン30を駆動させて、排ガス流路12cを流通してガス出口12Bから流出する。
一方、他の排気ガスは、排ガス流路12aから入口側接続流路16を介して直線流路53(バイパス流路51に)に導かれる(図中の矢印Bi)。
直線流路53に導かれた排気ガスは、屈曲流路55に到達して偏向された後に、出口側接続流路18に導かれる。
出口側接続流路18に導かれた排気ガスは、外周側リング34cの外周壁とケーシング10とによって形成されている空間S1を通過して、ガス出口12B側の排ガス流路12cに導かれる(図中の矢印Bo)。
その後、タービン30を駆動させた排気ガスと合流して、ガス出口12Bから流出する(図中の矢印Go)。
なお、開閉弁60を開状態から閉状態に動作させるとき、急激に開閉弁60を動作させてしまうと、タービン30に流れ込む排気ガスの流量が急激に増加して、それに伴ってタービン30の出力が急激に増加してしまう。同時に、圧縮機の翼車(図示せず)の回転数が急激に増加することになる。そうすると、圧縮機にてサージングが発生する可能性がある。
このため、圧縮機でのサージングを回避するために、開閉弁60は徐々に閉じることが好ましい。例えば、開閉弁60を全開状態から全閉状態に動作させるとき、5秒以上かけて動作させることが好ましい。
なお、開閉弁60の動作時間は各機器の仕様に応じて適宜変更できることは言うまでもない。ただし、開閉弁60を開状態から閉状態に動作させる時間は、開閉弁60を閉状態から開状態に動作させる時間よりも長いことが好ましい。
また、仮に過給機1の可動部(タービン30、ロータ軸33、圧縮機(図示せず)等)が故障した場合であっても、内燃機関は運転させておく必要があるので排ガス流路12に供給される排気ガスを遮断することはできない。このため、可動部の更なる損傷を回避するために、可動部をロックする機構を設けてもよい。本実施形態の場合、バイパス管50がタービン30側に設置されているので、作業員によるアクセスの容易性に考慮して、圧縮機側にロック機構を設けることが好ましい。
本実施形態においては、以下の効果を奏する。
ケーシング10が備えているバイパス管50に設けられた曲げ部は、エルボ管54の1箇所のみとされるので、レイアウトに制約がある小型の過給機1に適用できる。また、例えば2箇所の曲げ部ある場合と比べて、曲げ部によって生じる圧力損失を抑制できる。更に、バイパス管50は2つの部材(ストレート管52及びエルボ管54)によって構成された簡便な構造とされているので、製作に要する時間やコストを抑制できる。
また、出口側接続流路18は、その流路面積を略一定に保ちつつ流路の形状がエルボ管54に合わせた略円形状から扁平形状に変化している。これによって、例えばガス出口12B側のケーシング10の形状や他の部品との関係で所定方向における寸法に制約がある場合であっても、所定方向に薄くなる扁平形状とすることで流路面積を確保することができる。
また、バイパス管50に設けられた開閉弁60は、例えば過給機1が搭載されている内燃機関の制御部から送信された信号によって開閉状態が制御される。これによって、内燃機関の仕様や状態に適宜対応させてバイパス流路51を流通する排気ガスの流量を制御できる。
また、直線流路53の軸線方向は、ガス入口12Aから流入する排気ガスの流入方向に一致している。これによって、ガス入口12Aから流入した排気ガスは転向されることなくバイパス流路51に導かれる。このため、バイパス配管に導かれた排気ガスの圧力損失を抑制できる。
また、ストレート管52には、軸線方向に伸縮するエキスパンション62が備えられている。これによって、排気ガスの流通によってバイパス管50に生じる熱伸びや熱収縮を吸収できる。
なお、バイパス管50の形状は、前述の実施形態のものに限らず、内燃機関や過給機の仕様、図示しない各機器のレイアウトによって任意に変更してもよい。
また、前述の実施形態においては軸流タービンを用いて説明したが、パワータービン等の回転機械にも適用可能である。
1 過給機
10 ケーシング
12(12a,12b,12c) 排ガス流路
12A ガス入口
12B ガス出口
14 接続部
16 入口側接続流路
18 出口側接続流路
30 タービン
31 タービンディスク
32 動翼
33 ロータ軸
34 ノズルリング
34a ガイドベーン
34b 内周側リング
34c 外周側リング
50 バイパス管
51 バイパス流路
52 ストレート管
53 直線流路
54 エルボ管
55 屈曲流路
60 開閉弁
62 エキスパンション

Claims (8)

  1. 内燃機関から排出された排気ガスが流通する排ガス流路を形成するとともに、該排ガス流路を流通する前記排気ガスによって駆動されるタービンが収容される過給機のケーシングであって、
    前記タービンを介さずに排気ガス入口側の前記排ガス流路と排気ガス出口側の前記排ガス流路とを連通させるバイパス管を備え、
    前記バイパス管は、前記排気ガス入口側に接続され、直線状の流路を有するストレート管と、該ストレート管及び前記排気ガス出口側に接続され、屈曲する流路を有するエルボ管と、から構成されている過給機のケーシング。
  2. 前記エルボ管は、軸線に沿った断面が略円形状とされ、
    前記エルボ管との接続部と前記排ガス流路とを連通させる接続流路の形状は、前記略円形状から流路面積を略一定に保ちつつ扁平形状に変化している請求項1に記載の過給機のケーシング。
  3. 前記接続流路は、鋳造によって形成されている請求項2に記載の過給機のケーシング。
  4. 前記バイパス管は、外部からの信号によって弁の開閉が制御される開閉弁を備えている請求項1に記載の過給機のケーシング。
  5. 前記ストレート管は、軸線方向と前記排気ガス入口から流入する前記排気ガスの流入方向とが略一致するように配置されている請求項1に記載の過給機のケーシング。
  6. 前記ストレート管は、軸線方向に伸縮する伸縮部を備えている請求項1から5のいずれかに記載の過給機のケーシング。
  7. 内燃機関から排出された排気ガスが流通する排ガス流路を形成するとともに、該排ガス流路を流通する前記排気ガスによって駆動されるタービンが収容される過給機のケーシングであって、
    前記タービンを介さずに排気ガス入口側の前記排ガス流路と排気ガス出口側の前記排ガス流路とを連通させるバイパス管を備え、
    前記バイパス管は、軸線に沿った断面積が略円形状とされ、
    前記バイパス管との接続部と前記排ガス流路とを連通させる接続流路は、流路形状が前記略円形状から断面積を略一定に保ちつつ扁平形状に変化している過給機のケーシング。
  8. 請求項1又は7に記載の過給機のケーシングと、
    前記排気ガスによって駆動される前記タービンと、
    を備えている過給機。
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