JP2020129073A - 光ファイバユニット及び光ファイバユニットの加工方法 - Google Patents

光ファイバユニット及び光ファイバユニットの加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の光ファイバテープを備え、それぞれの光ファイバテープの所定の光ファイバの位置を判別し易い光ファイバユニットを提供すること。【解決手段】光ファイバユニット10は、N本の光ファイバ1を間欠的に連結した間欠連結型の第1光ファイバテープ11Aと、N本の光ファイバを間欠的に連結した間欠連結型の第2光ファイバテープ11Bと、第1光ファイバテープ及び第2光ファイバテープの同じファイバ番号の光ファイバが並ぶように、第1光ファイバテープと第2光ファイバテープを積層配置した状態で、第1光ファイバテープと前記第2光ファイバテープとを長手方向に間欠的に連結した層間連結部22とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバユニット及び光ファイバユニットの加工方法に関する。
特許文献1〜6には、並列させた3心以上の光ファイバを間欠的に連結させた光ファイバテープ(間欠連結型光ファイバテープ)が記載されている。特許文献7には、複数本の光ファイバを円環状に連結した光ファイバユニットが記載されている。特許文献8には、複数本の光ファイバを2行多列に配置して間欠的に連結した光ファイバユニットが記載されている。特許文献9には、複数枚の間欠連結型光ファイバテープを平面上に一列に並べて間欠的に連結することが記載されている。
特開2015−219355号公報 特開2016−184170号公報 特開2017−026754号公報 特開2013−088617号公報 特開2016−001338号公報 特開2010−008923号公報 特開2012−208223号公報 特開2013−109172号公報 特開2014−016528号公報
特許文献7、8に記載の光ファイバユニットは、1つ(1枚)の光ファイバテープを構成する複数の光ファイバを多段又は円環状に配置するものであり、複数枚の光ファイバテープを構成するものではない。また、特許文献7、8に記載の光ファイバユニットは、1つ(1枚)の光ファイバテープを構成する複数の光ファイバを多段又は円環状に配置した構成であるため、所定の光ファイバ(例えば1番の光ファイバ)の位置を判別し難いという問題が生じる。
特許文献9に記載の光ファイバユニットでは、連結パターンの違いを判別することによって、光ファイバテープと光ファイバテープとの境界を判別する必要がある。このため、特許文献9に記載の光ファイバユニットにおいても、所定の光ファイバ(例えば1番の光ファイバ)の位置を判別し難いという問題が生じる。
本発明は、複数の光ファイバテープを備え、それぞれの光ファイバテープの所定の光ファイバの位置を判別し易い光ファイバユニットを提供することを目的とする。また、本発明は、このような光ファイバユニットの新規な加工方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、N本の光ファイバを間欠的に連結した間欠連結型の第1光ファイバテープと、N本の光ファイバを間欠的に連結した間欠連結型の第2光ファイバテープと、前記第1光ファイバテープ及び前記第2光ファイバテープの同じファイバ番号の光ファイバが並ぶように、前記第1光ファイバテープと前記第2光ファイバテープを積層配置した状態で、前記第1光ファイバテープと前記第2光ファイバテープとを長手方向に間欠的に連結した層間連結部とを備えた光ファイバユニットである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、それぞれの光ファイバテープの所定の光ファイバの位置を判別し易くなる。
図1Aは、第1実施形態の光ファイバユニット10の説明図である。図1Bは、層間連結部22を含む位置での断面図である。図1Cは、層間連結部22を含まない位置での断面図である。 図2は、単心ファイバを間欠的に連結させた間欠連結型の光ファイバテープ11の説明図である。 図3は、別の間欠連結型の光ファイバテープ11の説明図である。 図4Aは、層内連結部12によって連結された2本の光ファイバ1の断面図である。図4Bは、層間連結部22によって連結された2本の光ファイバ1の断面図である。 図5Aは、第1実施形態の光ファイバユニット10を幅方向から見た説明図である。図5Bは、第1テープ11Aと第2テープ11Bの層間分離部23を広げた様子の説明図である。 図6は、光ファイバユニット10を製造する製造システム30の説明図である。 図7A及び図7Bは、テープ化装置44の説明図である。 図8Aは、ユニット化装置32の説明図である。図8Bは、別の塗布部321の説明図である。 図9は、光ファイバユニット10の加工方法の一例のフロー図である。 図10A及び図10Bは、光ファイバユニット10をホルダ50にセットする様子の説明図である。 図11A〜図11Cは、光ファイバユニット10の光ファイバ1の被覆を除去する様子の説明図である。 図12A〜図12Cは、第1実施形態の変形例の光ファイバユニット10の説明図である。 図13は、図12Aに示す変形例の光ファイバユニット10をホルダ50にセットした様子の説明図である。 図14A及び図14Bは、第2実施形態の光ファイバユニット10の説明図である。 図15A及び図15Bは、変形例の光ファイバユニット10の説明図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
N本の光ファイバを間欠的に連結した間欠連結型の第1光ファイバテープと、N本の光ファイバを間欠的に連結した間欠連結型の第2光ファイバテープと、前記第1光ファイバテープ及び前記第2光ファイバテープの同じファイバ番号の光ファイバが並ぶように、前記第1光ファイバテープと前記第2光ファイバテープを積層配置した状態で、前記第1光ファイバテープと前記第2光ファイバテープとを長手方向に間欠的に連結した層間連結部とを備えた光ファイバユニットが明らかとなる。このような光ファイバユニットによれば、それぞれの光ファイバテープの所定の光ファイバの位置を判別し易くなる。
前記第1光ファイバテープの端部の前記光ファイバと、前記第2光ファイバテープの端部の前記光ファイバとが、前記層間連結部によって連結されていることが望ましい。これにより、層間連結部を破壊する作業が容易になる。
1番の光ファイバ同士を連結する前記層間連結部と、N番の光ファイバ同士を連結する前記層間連結部とが、前記長手方向の同じ位置に形成されていることが望ましい。これにより、光ファイバユニットの形状を保持し易くなる。
1番の光ファイバ同士を連結する前記層間連結部と、N番の光ファイバ同士を連結する前記層間連結部とが、前記長手方向の異なる位置に形成されていることが望ましい。これにより、少ない数の層間連結部によって光ファイバユニットの形状を保持することが可能になる。
前記第1光ファイバテープ又は前記第2光ファイバテープの前記光ファイバを間欠的に連結する層内連結部の前記長手方向に並ぶ間隔をP1とし、前記層間連結部の前記長手方向に並ぶ間隔をP2としたとき、間隔P2は、間隔P1よりも長いことが望ましい。これにより、光ファイバユニットの第1光ファイバテープと第2光ファイバテープとの間の分離部(層間分離部)を拡張し易くなる。
前記第1光ファイバテープ又は前記第2光ファイバテープの前記光ファイバを間欠的に連結する層内連結部の前記長手方向の長さをA1とし、前記層間連結部の前記長手方向の長さをA2としたとき、長さA2は、長さA1よりも短いことが望ましい。これにより、層内連結部を維持しつつ層間連結部を破壊し易くなる。
前記層間連結部は、前記第1光ファイバテープ又は前記第2光ファイバテープの前記光ファイバを間欠的に連結する層内連結部を構成する連結剤の層の上に、形成されていることが望ましい。層内連結部を残したまま層間連結部を破壊し易くなる。
前記光ファイバの前記層間連結部の形成された部位には、前記第1光ファイバテープ又は前記第2光ファイバテープの前記光ファイバを間欠的に連結する層内連結部が形成されていないことが望ましい。これにより、伝送損失を抑制することができる。
N本の光ファイバを間欠的に連結した間欠連結型の第3光ファイバテープを更に備え、
前記第1光ファイバテープと前記第2光ファイバテープとを長手方向に間欠的に連結した層間連結部と、前記第2光ファイバテープと前記第3光ファイバテープとを長手方向に間欠的に連結した層間連結部とが、前記長手方向の同じ位置に形成されていることが望ましい。これにより、上下に並ぶ2つの層間連結部を形成し易くなる。
N本の光ファイバを間欠的に連結した間欠連結型の第3光ファイバテープを更に備え、
前記第1光ファイバテープと前記第2光ファイバテープとを長手方向に間欠的に連結した層間連結部と、前記第2光ファイバテープと前記第3光ファイバテープとを長手方向に間欠的に連結した層間連結部とが、前記長手方向の異なる位置に形成されていることが望ましい。第1光ファイバテープと第2光ファイバテープとの間の分離部(層間分離部)の長手方向の位置と、第2光ファイバテープと第3光ファイバテープとの間の分離部(層間分離部)の長手方向の位置とをずらして配置することができ、光ファイバユニットから所望の光ファイバテープを取り出す作業が容易になる。
積層配置した間欠連結型の第1光ファイバテープと第2光ファイバテープとを層間連結部によって長手方向に間欠的に連結した光ファイバユニットを準備すること、前記層間連結部の間隔を縮めるように前記光ファイバユニットに長手方向の力を加えて、前記第1光ファイバテープと前記第2光ファイバテープとの分離部を広げること、及び、広げられた前記分離部に指又は分割工具を差し込み前記層間連結部を破壊することを行う光ファイバユニットの加工方法が明らかとなる。このような加工方法によれば、光ファイバユニットの層間連結部を破壊する作業が容易になる。
積層配置した間欠連結型の第1光ファイバテープと第2光ファイバテープとを層間連結部によって長手方向に間欠的に連結した光ファイバユニットを準備すること、前記光ファイバユニットの端部において、前記第1光ファイバテープの複数の光ファイバと前記第2光ファイバテープの複数の光ファイバをそれぞれ単心に分離すること、及び、ベース部及び蓋部を有するホルダに前記光ファイバユニットをセットし、前記光ファイバユニットの積層配置された複数の前記光ファイバを前記ベース部と前記蓋部との間に挟み込んで1列に配置することを行う光ファイバユニットの加工方法が明らかとなる。このような加工方法によれば、通常の工具を用いて光ファイバユニットの光ファイバを加工することが可能になる。
前記光ファイバユニットの複数の前記光ファイバを1列に配置した前記ホルダを被覆除去装置にセットすること、及び、前記被覆除去装置の一対の刃によって、前記第1光ファイバテープの複数の前記光ファイバの被覆と、前記第2光ファイバテープの複数の前記光ファイバの被覆とを一緒に除去することを更に行うことが望ましい。これにより、被覆の剥き際を揃えることができる。
前記光ファイバユニットの複数の前記光ファイバを1列に配置した前記ホルダを切断装置にセットすること、及び、前記切断装置の切断刃を複数の前記光ファイバの並ぶ方向に移動させることによって、前記第1光ファイバテープの複数の前記光ファイバと、前記第2光ファイバテープの複数の前記光ファイバとを一緒にカットすることを更に行うことが望ましい。これにより、光ファイバの端面を揃えることができる。
===第1実施形態===
<光ファイバユニット10>
図1Aは、第1実施形態の光ファイバユニット10の説明図である。図1Bは、層間連結部22を含む位置での断面図である。図1Cは、層間連結部22を含まない位置での断面図である。図1B及び図1Cには、光ファイバ1を示す丸印の内側に、その光ファイバ1の識別番号(ファイバ番号)が示されている。
以下の説明では、光ファイバ1の光軸方向に平行な方向を「長手方向」と呼ぶことがある。また、それぞれの間欠連結型の光ファイバテープ11(第1テープ11A又は第2テープ11B)を構成する複数本(ここでは12本)の光ファイバ1の並ぶ方向を「幅方向」と呼ぶことがある。また、2枚の間欠連結型の光ファイバテープ11(第1テープ11A及び第2テープ11B)の並ぶ方向を「上下方向」と呼ぶことがある。
第1実施形態の光ファイバユニット10は、2枚の間欠連結型の光ファイバテープ11を有する。2枚の間欠連結型の光ファイバテープ11は、上下方向に並んで配置されている。言い換えると、2枚の間欠連結型の光ファイバテープ11は、互いのテープ面を対向させて積層して配置されている。以下の説明では、一方の間欠連結型の光ファイバテープ11のことを「第1テープ11A」と呼び、第1テープ11Aと隣接する別の間欠連結型の光ファイバテープ11のことを「第2テープ11B」と呼ぶことがある。なお、光ファイバユニット10を構成する複数枚の間欠連結型の光ファイバテープ11のそれぞれにテープ番号を付けた場合には、1番テープが第1テープ11Aとなり、2番テープが第2テープ11Bとなる。
それぞれの間欠連結型の光ファイバテープ11(第1テープ11A又は第2テープ11B)は、複数本(N本)の光ファイバ1を有する。本実施形態では、それぞれの間欠連結型の光ファイバテープ11(第1テープ11A又は第2テープ11B)は、12本の光ファイバ1を有する。つまり、本実施形態の間欠連結型の光ファイバテープ11は、N心光ファイバテープである。間欠連結型の光ファイバテープ11を構成する複数本の光ファイバ1には、それぞれファイバ番号が付けられている。N心光ファイバテープの場合、1番ファイバ1A〜N番ファイバ1NまでのN本の光ファイバ1が幅方向に順に並んで構成されている。なお、間欠連結型の光ファイバテープ11の構成については後述する。
本実施形態では、同じファイバ番号の光ファイバ1が上下方向に並ぶように、2枚の間欠連結型の光ファイバテープ11が上下方向に並んで配置されている。例えば、第1テープ11Aの1番ファイバ1Aと、第2テープ11Bの1番ファイバ1Aは、上下方向に並んで配置されている。このように、同じファイバ番号の光ファイバ1を上下方向に並べて配置することによって、所定の光ファイバ1(例えば1番ファイバ1A)の位置を判別し易くなり、光ファイバ1の取り扱いが容易になる。
第1テープ11A及び第2テープ11Bは、層間連結部22によって間欠的に連結されている。層間連結部22は、上下方向に隣接する2枚の間欠連結型の光ファイバテープ11を連結する部位である。層間連結部22のことを「テープ連結部」又は「第2連結部」と呼んでも良い。複数の層間連結部22は、長手方向に間欠的に配置されている。つまり、複数の層間連結部22は、間隔をあけて配置されている。長手方向に間欠的に配置された層間連結部22と層間連結部22との間には、層間分離部23が形成されている。このため、層間連結部22と層間分離部23とが長手方向に交互に配置されている。層間分離部23では、隣接する2枚の間欠連結型の光ファイバテープ11は連結されていない。つまり、層間分離部23では、隣接する2枚の間欠連結型の光ファイバテープ11同士は拘束されていない。
層間連結部22は、接着剤を硬化させて構成されている。例えば、層間連結部22は、接着剤となる紫外線硬化樹脂を塗布した後に、紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化させることによって、形成されている。なお、層間連結部22を熱可塑性樹脂で構成することも可能である。
上記の通り、本実施形態では、第1テープ11A及び第2テープ11Bの同じファイバ番号の光ファイバ1が並ぶように、第1テープ11Aと第2テープ11Bを積層配置した状態で、第1テープ11Aと第2テープ11Bとを層間連結部22によって長手方向に間欠的に連結している。これにより、それぞれの光ファイバテープ11の所定の光ファイバの位置を判別し易くなる。このため、光ファイバユニット10の多数の光ファイバ1の取り扱いが容易になる。
また、本実施形態では、層間連結部22は、幅方向の端部に形成されている。複数枚のN心間欠連結型の光ファイバテープ11の幅方向の端部を連結する場合、幅方向の一方の端部の層間連結部22は1番ファイバ1A同士を連結し、幅方向の他方の端部の層間連結部22はN番ファイバ1N同士を連結することになる。本実施形態では、光ファイバユニット10が2枚の12心間欠連結型の光ファイバテープ11で構成されているため、一方の端部の層間連結部22によって第1テープ11Aの1番ファイバ1Aと第2テープ11Bの1番ファイバ1Aとが連結されているとともに、他方(逆側)の層間連結部22によって第1テープ11Aの12番ファイバ1Nと2番テープの12番ファイバ1Nとが連結されている。なお、幅方向の内側に層間連結部22が形成されていても良い。
上記の通り、本実施形態では、層間連結部22が幅方向の端部だけに形成されているため、上下方向に隣接する2枚の光ファイバテープ11は、幅方向の端部だけで拘束されており、幅方向の中央部では拘束されていない。これにより、光ファイバユニット10を丸めて束状にし易くなり、多数の光ファイバ1を光ケーブルに高密度に収容し易くなる。また、本実施形態では、層間連結部22が幅方向の端部だけに形成されているため、光ファイバユニット10から間欠連結型の光ファイバテープ11を取り出す際に、層間連結部22を破壊する作業が容易になる。但し、端部以外の光ファイバ同士を層間連結部22によって連結しても良い。
また、本実施形態では、図1Bに示すように、1番ファイバ1A同士を連結する層間連結部22と、N番ファイバ1N同士を連結する層間連結部22とが長手方向の同じ位置に形成されている。これにより、光ファイバユニット10の形状を保持し易くなる。但し、1番ファイバ1A同士を連結する層間連結部22と、N番ファイバ1N同士を連結する層間連結部22とが、長手方向の異なる位置(例えば互い違いの位置)に形成されていても良い。これにより、少ない数の層間連結部22によって、光ファイバユニット10の形状を保持することが可能になる。
図2は、単心ファイバを間欠的に連結させた間欠連結型の光ファイバテープ11の説明図である。
間欠連結型の光ファイバテープ11は、複数本の光ファイバ1を並列させて間欠的に連結した光ファイバテープである。隣接する2本の光ファイバ1は、層内連結部12によって連結されている。層内連結部12は、幅方向に隣接する2本の光ファイバ1を連結する部位である。なお、層内連結部12のことを「ファイバ連結部」又は「第1連結部」と呼んでも良い。複数の層内連結部12は、長手方向及び幅方向に2次元的に間欠的に配置されている。隣接する或る2本の光ファイバ1の間には、複数の層内連結部12が長手方向に間欠的に配置されている。長手方向に間欠的に配置された層内連結部12と層内連結部12との間には、非連結部13(分離部)が形成されている。このため、層内連結部12と非連結部13とが長手方向に交互に配置されている。非連結部13では、隣接する2本の光ファイバ1同士は拘束されていない。層内連結部12の形成された位置の幅方向に、非連結部13が配置されている。これにより、間欠連結型の光ファイバテープ11を丸めて束状にすることが可能になり、多数の光ファイバ1を光ケーブルに高密度に収容することが可能になる。
層内連結部12は、接着剤を硬化させて構成されている。例えば、層内連結部12は、接着剤となる紫外線硬化樹脂を塗布した後に、紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化させることによって、形成されている。なお、層内連結部12を熱可塑性樹脂で構成することも可能である。
図3は、別の間欠連結型の光ファイバテープ11の説明図である。この光ファイバテープ11は、長手方向に連続して連結されている2連の光ファイバ1の対(ファイバ対7)を複数(ここでは6対)備えており、隣接するファイバ対7の間が間欠的に層内連結部12で連結されている。この間欠連結型の光ファイバテープ11においても、層内連結部12の形成された位置の幅方向には非連結部13が配置されている。これにより、光ファイバテープ11を丸めて束状にすることが可能である。また、この間欠連結型の光ファイバテープ11においても、隣接するファイバ対7を連結する複数の層内連結部12は、長手方向に間欠的に配置されており、層内連結部12と層内連結部12との間には非連結部13が形成されている。つまり、この間欠連結型の光ファイバテープ11においても、層内連結部12と非連結部13とが長手方向に交互に配置されている。
なお、間欠連結型の光ファイバテープ11は、図2や図3に示したものに限られるものではない。例えば、層内連結部12の配置を変更しても良いし、光ファイバ1の数を変更しても良い。
図4Aは、層内連結部12によって連結された2本の光ファイバ1の断面図である。なお、図4Aは、図2のX−X断面図でもある。
それぞれの光ファイバ1は、光ファイバ部2と、被覆層3と、着色層4とから構成されている。光ファイバ部2は、コア及びクラッドから構成されている。光ファイバ部2の直径(クラッド径)は、例えば約125μmである。被覆層3は、光ファイバ部2を被覆する層である。被覆層3は、例えば一次被覆層(プライマリー・コーティング)及び二次被覆層(セカンダリー・コーティング)から構成されている。着色層4は、被覆層3の表面に形成された層である。着色層4は、被覆層3の表面に着色材を塗布することによって形成される。被覆層3と着色層4との間にマーキングが形成されることもある。着色層4の表面には、第1接着層5が形成されている。第1接着層5は、層内連結部12を形成する連結剤(紫外線硬化樹脂)を着色層4の表面に塗布・硬化させて形成された層である。なお、間欠連結型の光ファイバテープ11を構成する複数の光ファイバ1をそれぞれ単心に分離するとき、層内連結部12が破壊されるとともに、第1接着層5が着色層4から剥離することになる。
図4Bは、層間連結部22によって連結された2本の光ファイバ1の断面図である。
それぞれの光ファイバ1は、光ファイバ部2と、被覆層3と、着色層4とから構成されている。また、着色層4の表面には、第1接着層5が形成されている。また、2本の光ファイバ1の間の第1接着層5の表面には、第2接着層(層間連結部22)が形成されている。第2接着層(層間連結部22)は、層間連結部22を形成する連結剤(紫外線硬化樹脂)を第1接着層5の表面に塗布・硬化させて形成された層である。なお、光ファイバユニット10を構成する複数枚の光ファイバテープ11を分離するとき、層間連結部22が破壊されることになる。
本実施形態では、図4Bに示すように、層間連結部22は、層内連結部12よりも外周側に形成されている。言い換えると、層間連結部22は、層内連結部12を構成する第1接着層5の上に形成されている。これにより、層内連結部12を残したまま層間連結部22を破壊し易くなる。この結果、光ファイバユニット10から間欠連結型の光ファイバテープ11を取り出すときに、層間連結部22を破壊しても層内連結部12が維持されるため、間欠連結型の光ファイバテープ11の形状を維持することができる。
以下の説明では、図2に示すように、長手方向に並ぶ層内連結部12の間隔(若しくは、長手方向における層内連結部12の中心間距離)をP1とし、層内連結部12の長さをA1とする。また、図1Aに示すように、長手方向に並ぶ層間連結部22の間隔(若しくは、長手方向における層間連結部22の中心間距離)をP2とし、層間連結部22の長さをA2とする。
図5Aは、第1実施形態の光ファイバユニット10を幅方向から見た説明図である。図5Bは、第1テープ11Aと第2テープ11Bの層間分離部23を広げた様子の説明図である。
本実施形態では、層間連結部22の間隔P2は、層内連結部12の間隔P1よりも長い。これにより、図5Bに示すように、層間連結部22の間隔P2を縮めるように光ファイバユニット10に長手方向の力を加えることによって、第1テープ11Aと第2テープ11Bの層間分離部23を広げることができる。
ところで、光ファイバユニット10から光ファイバテープ11を取り出すとき、層間分離部23に指や分割工具を差し込み、差し込んだ指や分割工具を長手方向にスライドさせることによって、層間連結部22を破壊(カット)することになる。このように光ファイバユニット10から光ファイバテープ11を取り出すときに、図5Bに示すように光ファイバユニット10の第1テープ11Aと第2テープ11Bの層間分離部23を拡張できれば、層間分離部23に指や分割工具を差し込み易くなるため、便利である。このため、層間連結部22の間隔P2は、層内連結部12の間隔P1よりも長いことが望ましい。つまり、P2>P1であることが望ましい。
また、本実施形態では、層間連結部22の長さA2は、層内連結部12の長さA1よりも短い。これにより、層内連結部12よりも層間連結部22が破壊され易くなる。この結果、光ファイバユニット10から間欠連結型の光ファイバテープ11を取り出すときに、層内連結部12を維持しつつ層間連結部22を破壊し易くなるため、間欠連結型の光ファイバテープ11の形状を維持し易くなる。
また、本実施形態では、図1Bに示すように、端部の光ファイバ1の層内連結部12の形成された部位には、層間連結部22が形成されていない。言い換えると、本実施形態では、端部の光ファイバ1の層間連結部22の形成された部位には、層内連結部12が形成されていない。つまり、本実施形態では、層間連結部22と層内連結部12が光ファイバ1の同じ部位に形成されていない。なお、仮に層間連結部22及び層内連結部12が光ファイバ1の同じ部位に形成されると、その部位で光ファイバ1が集中的に側圧を受けてしまい、伝送損失が増大するおそれがある。これに対し、本実施形態では、層間連結部22と層内連結部12が光ファイバ1の同じ部位に形成されていないため、光ファイバ1の特定の部位に集中的に側圧がかかることを抑制でき、伝送損失を抑制することができる。
<光ファイバユニット10の製造方法>
図6は、光ファイバユニット10を製造する製造システム30の説明図である。ここでは、図面の簡略化のため、2枚の4心間欠連結型の光ファイバテープ11で構成された8心光ファイバユニット10の製造方法について説明する。
製造システム30は、2台のテープ供給部31と、ユニット化装置32と、ドラム33とを有する。
テープ供給部31は、間欠連結型の光ファイバテープ11を供給する装置(供給源)である。ここでは、テープ供給部31は、ファイバ供給部41と、印刷装置42と、着色装置43と、テープ化装置44とを有する。
ファイバ供給部41は、光ファイバ1を供給する装置(供給源)である。ここでは、ファイバ供給部41は、単心の光ファイバ1(光ファイバ部2及び被覆層3からなる光ファイバ1;着色層4を形成する前の光ファイバ1)を供給する。但し、ファイバ供給部41が2連の光ファイバ1の対(ファイバ対7:図3参照)を供給しても良い。ファイバ供給部41は、印刷装置42に光ファイバ1を供給する。
印刷装置42は、光ファイバ1にマークを印刷する装置である。例えば、印刷装置42は、テープ番号を示すマークをそれぞれの光ファイバ1に印刷する。印刷装置42によってマーキングを施された複数の光ファイバ1は、着色装置43に供給されることになる。
着色装置43は、光ファイバ1の着色層4を形成する装置である。着色装置43は、光ファイバ1を識別するための識別色によって、それぞれの光ファイバ1の着色層4を形成する。なお、識別色は、その光ファイバ1の識別番号(ファイバ番号)を示す色である。着色装置43は、それぞれの光ファイバ1ごとに着色部(不図示)を有しており、それぞれの着色部は、所定の識別色の着色剤(紫外線硬化樹脂)を光ファイバ1の表面(被覆層3の表面)に塗布する。また、着色装置43は、紫外線照射部(不図示)を有しており、紫外線照射部は、光ファイバ1に塗布された着色剤(紫外線硬化樹脂)に紫外線を照射して、着色剤を硬化させることによって、着色層4を形成する。着色装置43によって着色された光ファイバ1は、テープ化装置44に供給されることになる。なお、着色済みの光ファイバ1をファイバ供給部41からテープ化装置44に供給しても良い。
テープ化装置44は、層内連結部12を間欠的に形成して、間欠連結型の光ファイバテープ11を製造する装置である。テープ化装置44には、幅方向に並ぶ複数の光ファイバ1が供給される。
図7A及び図7Bは、テープ化装置44の説明図である。テープ化装置44は、塗布部441と、除去部442と、光源443とを有する。
塗布部441は、層内連結部12を形成する連結剤(紫外線硬化樹脂)を塗布する装置である。塗布部441は、液状の連結剤を充填させたコーティングダイスに複数の光ファイバ1を挿通させることによって、長手方向にわたって、光ファイバ1の外周や、隣接する光ファイバ1の間に、液状の連結剤を塗布する。
除去部442は、塗布部441によって塗布された連結剤の一部を残しつつ、一部を除去する装置である。除去部442は、凹部442Bを有する回転刃442Aを有している(図7A参照)。回転刃442Aは、2本の光ファイバ1の間に配置されており、光ファイバ1の供給速度に合わせて回転する。塗布部441によって塗布された連結剤は、回転刃442Aの外縁によって堰き止められて除去されるが、回転刃442Aの凹部442Bでは連結剤が残留する。連結剤の残留した部位が層内連結部12となり、連結剤の除去された部位が非連結部13となる。
光源443は、紫外線硬化樹脂で構成された連結剤に紫外線を照射する装置である。光源443は、仮硬化用光源443Aと、本硬化用光源443Bとを有する。仮硬化用光源443Aは、本硬化用光源443Bよりも上流側に配置されている。連結剤は、仮硬化用光源443Aから紫外線を照射されると、仮硬化する。仮硬化した連結剤は、完全には硬化していないが、表面では硬化が進行した状態になる。本硬化用光源443Bは、仮硬化用光源443Aよりも強い紫外線を照射して連結剤を本硬化させる。本硬化した紫外線硬化樹脂は、内部まで硬化した状態になる(但し、本硬化後の層内連結部12は適度な弾性を有している)。
図7Bに示すように、塗布部441及び除去部442から出た直後の光ファイバ1は、互いに間隔が空いている。この状態で仮硬化用光源443Aが連結剤に紫外線を照射し、連結剤を仮硬化させる。テープ化装置44は、連結剤の仮硬化後に、光ファイバ1の間隔を徐々に狭めて、複数の光ファイバ1を並列に並べてテープ状に集線する。なお、連結剤が仮硬化しているため、仮に連結剤の除去された部分(非連結部13)同士が接触しても、連結せずに済む。また、本硬化前であるため、連結剤で連結された領域においても光ファイバ1の間隔を狭めること(集線)が可能である。本硬化用光源443Bが紫外線を照射して連結剤が本硬化すれば、図2に示す間欠連結型の光ファイバテープ11が製造される。
テープ供給部31(テープ化装置44)は、製造した間欠連結型の光ファイバテープ11をユニット化装置32に供給することになる。なお、テープ供給部31は、間欠連結型の光ファイバテープ11を巻き回したドラムからユニット化装置32に間欠連結型の光ファイバテープ11を供給しても良い。
ユニット化装置32は、層間連結部22を間欠的に形成して、光ファイバユニット10を製造する装置である。ユニット化装置32には、2枚の間欠連結型の光ファイバテープ11が重ねられた状態で供給される。
図8Aは、ユニット化装置32の説明図である。ユニット化装置32は、塗布部321と、光源322とを有する。
塗布部321は、層間連結部22を形成する連結剤(紫外線硬化樹脂)を塗布する装置である。塗布部321は、幅方向の端部で上下に隣接する2本の光ファイバ1の間に、層間連結部22を形成する連結剤を塗布することになる。ここでは、塗布部321は、連結剤を吐出するヘッドによって構成されている。つまり、塗布部321は、インクジェット印刷方式によって、連結剤を塗布する。ヘッドは、複数のノズル(不図示)が上下方向に並ぶノズル列(不図示)を有している。ヘッドの吐出面(ノズル列の形成された面)は、幅方向の端部で上下に隣接する2本の光ファイバ1に対向して配置されている。ノズルから連結剤が吐出されることによって、2本の光ファイバ1の間に連結剤が塗布されることになる。
図8Bは、別の塗布部321の説明図である。この塗布部321は、印刷ローラーによって構成されている。つまり、塗布部321は、ロール印刷方式によって、連結剤を塗布する。なお、塗布部321は、印刷ローラーの他に、連結剤を収容する液槽(不図示)や、液槽から連結剤を掻き揚げて印刷ローラーに連結剤を供給する供給ローラー(不図示)や、ドクターブレード(不図示)などを有する。印刷ローラーの表面には、メッシュパターンによって画線部が形成されている。印刷ローラーの表面の画線部に紫外線硬化樹脂を付着させ(版面の凹部(セル)に紫外線硬化樹脂を充填させ)、画線部に付着した紫外線硬化樹脂を、幅方向の端部で上下に隣接する2本の光ファイバ1の間に転写することになる。
光源322は、紫外線硬化樹脂で構成された連結剤に紫外線を照射する装置である。光源322は、塗布部321によって塗布された連結剤に紫外線を照射し、連結剤を硬化させることによって、層間連結部22を形成する。
ユニット化装置32が層間連結部22を形成することによって、本実施形態の光ファイバユニット10が製造されることになる。ユニット化装置32によって製造された光ファイバユニット10は、ドラム33に供給されることになる。
ドラム33は、光ファイバユニット10を巻き取る部材である。本実施形態では、間欠連結型の光ファイバテープ11に非連結部13が形成されているとともに、光ファイバユニット10の2枚の光ファイバテープ11の間に層間分離部23が形成されているため、光ファイバ1同士が固く拘束されておらず、断面内における光ファイバ1の移動が許容されているので、光ファイバユニット10をドラム33に巻き取り易い。
<光ファイバユニット10の加工方法>
図9は、光ファイバユニット10の加工方法の一例のフロー図である。
まず、作業者は、光ファイバユニット10の端部において、層間連結部22を破壊して、光ファイバテープ11を分離する(S101)。例えば、作業者は、図5Bに示すように、層間連結部22の間隔P2を縮めるように光ファイバユニット10に長手方向の力を加え、第1テープ11Aと第2テープ11Bの層間分離部23を広げる。そして、作業者は、拡張させた層間分離部23に指や分割工具を差し込み、差し込んだ指や分割工具を長手方向にスライドさせることによって、層間連結部22を破壊(カット)する。これにより、第1テープ11Aと第2テープ11Bとが分離されることになる。
次に、作業者は、光ファイバユニット10の端部において、光ファイバ1を単心分離する(S102)。言い換えると、作業者は、S101で分離させた第1テープ11Aの光ファイバ1を単心分離するとともに、第2テープ11Bの光ファイバ1を単心分離する。なお、この作業は、通常の間欠連結型の光ファイバテープ11の光ファイバ1を単心分離する作業と同様である。
次に、作業者は、光ファイバユニット10をホルダ50にセットする(S103)。図10A及び図10Bは、光ファイバユニット10をホルダ50にセットする様子の説明図である。それぞれの図の右側には、ホルダ50の載置面51A上の光ファイバ1の状態が示されている。
図10A及び図10Bに示すように、ホルダ50は、ベース部51と、蓋部52とを有する。ベース部51は、光ファイバ1を載置する部材である。なお、ベース部51は、融着接続機(不図示)のガイドピンを挿入するためのガイド穴を有していても良い。蓋部52は、ベース部51に対して開閉可能な部材である。ベース部51と蓋部52との間に形成されているヒンジ部を軸として、蓋部52がベース部51に対して開閉することになる。ベース部51はマグネット51Bを有し、蓋部52を閉じたときに蓋部52がマグネット51Bによって固定される。蓋部52は押さえ部52Aを有し、蓋部52を閉じたときに、ベース部51の載置面51Aと押さえ部52Aとの間に光ファイバユニット10の複数の光ファイバ1が挟み込まれることになる。
本実施形態では、図10Bに示すように、蓋部52を閉じて、ベース部51の載置面51Aと蓋部52の押さえ部52Aとの間に光ファイバユニット10の複数の光ファイバ1を挟み込むと、第1テープ11Aの光ファイバ1が第2テープ11Bの光ファイバ1の間に入り込み(若しくは、第2テープ11Bの光ファイバ1が第1テープ11Aの光ファイバ1の間に入り込み)、積層配置されていた光ファイバユニット10の複数の光ファイバ1が載置面51A上に1列に配置される。これにより、積層配置されていた光ファイバユニット10の複数の光ファイバ1を、通常の工具(例えば被覆除去装置や切断装置:後述のS104、S105参照)を用いて加工することが可能になる。
なお、このように光ファイバユニット10の複数の光ファイバ1を載置面51A上で1列に配置させるため、載置面51Aと押さえ部52Aとの間に挟み込まれる光ファイバ1は、単心分離されていることが望ましい。言い換えると、前述のS101では載置面51Aと押さえ部52Aとの間に挟み込まれる部位まで層間連結部22を破壊することが望ましく、S102では載置面51Aと押さえ部52Aとの間に挟み込まれる部位まで層内連結部12を破壊することが望ましい。なお、仮に載置面51Aと押さえ部52Aとの間に挟み込まれる部位に層間連結部22や層内連結部12が残っていると、第1テープ11Aの光ファイバ1が第2テープ11Bの光ファイバ1の間に入り込み難くなるため、光ファイバユニット10の積層配置された複数の光ファイバ1を載置面51A上で1列に配置させ難くなる。これに対し、本実施形態では、載置面51Aと押さえ部52Aとの間に挟み込まれる部位の層間連結部22及び層内連結部12が破壊されており、載置面51Aと押さえ部52Aとの間に挟み込まれる部位の全ての光ファイバ1が単心分離されているため、ベース部51の載置面51Aと蓋部52の押さえ部52Aとの間に光ファイバユニット10の複数の光ファイバ1を挟み込むと、光ファイバユニット10の積層配置された複数の光ファイバ1を載置面51A上で1列に配置させることができる。
次に、作業者は、光ファイバユニット10の光ファイバ1の被覆を除去する(S104)。図11A〜図11Cは、光ファイバユニット10の光ファイバ1の被覆を除去する様子の説明図である。
図11Aに示すように、作業者は、光ファイバユニット10を保持したホルダ50を、被覆除去装置60(ホットジャケットストリッパ)の把持部62のホルダ台にセットする。既に説明したように、ホルダ50には、複数の光ファイバ1が1列に配置された状態で、光ファイバユニット10がセットされている。このため、作業者がホルダ50をホルダ台にセットすると、ホルダ50から延び出た複数の光ファイバ1が、被覆除去装置60の本体部61の加熱面61Aの上で幅方向に1列に並んで載置されることになる。このため、第1テープ11Aの光ファイバ1も、第2テープ11Bの光ファイバ1も、同じ加熱面61Aで加熱をすることが可能になる。
次に、作業者は、図11Bに示すように、本体部61の蓋と把持部62の蓋を閉じる。本体部61の蓋を閉じると、一対の刃61B(図11C参照)の間に、ホルダ50から延び出た複数の光ファイバ1(1列に配置された第1テープ11A及び第2テープ11Bの光ファイバ1)が挟み込まれ、一対の刃61Bによって光ファイバ1の被覆に切り込みが入ることになる。本実施形態では、光ファイバユニット10の光ファイバ1が幅方向に1列に並んでいるため、一対の刃61Bによって、第1テープ11Aの光ファイバ1の被覆にも、第2テープ11Bの光ファイバ1の被覆にも、切り込みが入ることになる。なお、本体部61の蓋が閉じられると、光ファイバ1の端部の被覆が加熱面61Aで加熱される。光ファイバ1の端部の被覆が加熱されると、被覆が軟化し、被覆を除去しやすい状態になる。
次に、作業者は、図11Cに示すように、蓋を閉じた状態で本体部61に対して把持部62を後側に移動させ、本体部61と把持部62とを離間させる。これにより、光ファイバ1の端部の被覆が一対の刃61Bによって引き抜かれて、光ファイバ1の被覆が除去されることになる。本実施形態では、光ファイバユニット10の光ファイバ1が幅方向に1列に並んでいるため、一対の刃61Bによって、第1テープ11Aの光ファイバ1の被覆も、第2テープ11Bの光ファイバ1の被覆も、一緒に除去することができる。また、本実施形態では、同じ刃61Bによって第1テープ11A及び第2テープ11Bの光ファイバ1の被覆を除去するため、被覆の剥き際を揃えることができる。
次に、作業者は、光ファイバユニット10の光ファイバ1をカットする。作業者は、光ファイバユニット10を保持したホルダ50を、不図示の切断装置にセットする。既に説明したように、ホルダ50には、複数の光ファイバ1が1列に配置された状態で、光ファイバユニット10がセットされている。また、S104によって被覆の除去された光ファイバ1が、ホルダ50から延び出ている。そして、作業者は、切断刃を幅方向に移動させることによって、幅方向に1列に並ぶ光ファイバ1(被覆の除去された光ファイバ1)に初期傷を付けるとともに、初期傷から光ファイバ1を破断(劈開)させることによって、光ファイバ1をカットする。これにより、光ファイバユニット10の第1テープ11Aの光ファイバ1も、第2テープ11Bの光ファイバ1も、一緒にカットすることができる。また、同じ切断刃によって光ファイバ1をカットするため、光ファイバ1の端面を揃えることができる。
上記のS101〜S105の加工処理によって、光ファイバ1の前処理が完了する。本実施形態の光ファイバユニット10の複数の光ファイバ1は積層配置されているが、光ファイバユニット10をホルダ50にセットして光ファイバ1を1列に配置させることによって、同じ位置で被覆を除去することができ、また、同じ位置で光ファイバ1をカットすることができる。
前処理の後、作業者は後処理を行うことになる。後処理として、フェルールを取り付けても良いし、光ファイバ1の融着接続を行っても良い。例えば、ファイバ穴が多段に形成されたフェルールを取り付ける場合、本実施形態の光ファイバユニット10の複数の光ファイバ1をフェルールのそれぞれのファイバ穴に一括して挿入することが可能である。また、光ファイバ1を融着接続する場合、光ファイバユニット10を保持したホルダ50を、不図示の融着接続機にセットし、光ファイバユニット10の複数の光ファイバ1を一括して融着接続することが可能である。この場合、光ファイバユニット10をホルダ50にセットしたときに、第1テープ11Aの光ファイバ1と第2テープ11Bの光ファイバ1とが、所定の順序で1列に配置されている必要がある。このため、光ファイバユニット10をホルダ50にセットしたときに、第1テープ11Aの光ファイバ1と第2テープ11Bの光ファイバ1とが、交互に1列に並んで配置されていることが望ましい。
<変形例>
図12Aは、第1実施形態の変形例の光ファイバユニット10の説明図である。図12Bは、層間連結部22を含む位置での断面図である。図12Cは、層間連結部22を含まない位置での断面図である。図12Aに示すように第1テープ11Aには、1番テープであることを示すマーク8が形成されている。なお、図12Aでは不図示であるが、下側の第2テープ11Bには、2番テープであることを示すマーク8が形成されている。
変形例の光ファイバユニット10では、第1テープ11A及び第2テープ11Bの同じファイバ番号の光ファイバ1は、幅方向に若干ズレた状態で(具体的には、幅方向にファイバ間隔の半分ほどズレた状態で)、上下方向に並んで配置されている。このように、上下方向に並ぶ同じファイバ番号の光ファイバ1は、幅方向の位置が同じに限らず、幅方向に若干ズレていても良い。但し、本実施形態では、第1テープ11A及び第2テープ11Bの同じファイバ番号の光ファイバ1を上下方向に並べて配置させるため、同じファイバ番号の光ファイバ1の幅方向のズレ量は、ファイバ間隔未満である。
図13は、図12Aに示す変形例の光ファイバユニット10をホルダ50にセットした様子の説明図である。既に説明したように、ベース部51の載置面51Aと蓋部52の押さえ部52Aとの間に光ファイバユニット10が挟み込まれると、積層配置されていた光ファイバユニット10の複数の光ファイバ1が載置面51A上に1列に配置されることになる。
変形例の光ファイバユニット10では、同じファイバ番号の光ファイバ1が幅方向に若干ズレて上下方向に並んでいるため、ベース部51の載置面51Aと蓋部52の押さえ部52Aとの間に光ファイバユニット10を挟み込んだときに、第1テープ11Aの光ファイバ1と第2テープ11Bの光ファイバ1とが、交互に1列に並んで配置される。つまり、変形例によれば、光ファイバユニット10をホルダ50にセットしたときに、第1テープ11Aの光ファイバ1と第2テープ11Bの光ファイバ1とが所定の順序で1列に配置させることができる。
ところで、ホルダ50にセットされた複数の光ファイバが所定の順序で配置されているか否かは、光ファイバ1の識別色だけでは判別が難しい。このため、変形例のように、光ファイバユニット10のそれぞれの光ファイバテープに、テープ番号を示すマーク8が形成されていることが望ましい。これにより、図13に示すように、ホルダ50にセットされて1列に並んだ光ファイバ1のマーク8に基づいて、第1テープ11Aの光ファイバ1と第2テープ11Bの光ファイバ1とが交互に並んでいるか否かを判別することができる。なお、1列に並んだ光ファイバ1のマーク8に基づく判別は、作業者が視認により行っても良い。但し、加工機(被覆除去装置、切断装置、融着接続機など)がマーク8の識別機能を備えており、加工機が、1列に並んだ光ファイバ1のマーク8に基づいて、第1テープ11Aの光ファイバ1と第2テープ11Bの光ファイバ1とが交互に並んでいるか否かを判別しても良い。
===第2実施形態===
図14A及び図14Bは、第2実施形態の光ファイバユニット10の説明図である。
第2実施形態の光ファイバユニット10は、3枚の間欠連結型の光ファイバテープ11(第1テープ11A、第2テープ11B及び第3テープ11C)を有する。第2実施形態においても、同じファイバ番号の光ファイバ1が上下方向に並ぶように、3枚の間欠連結型の光ファイバテープ11が上下方向に並んで積層配置されている。また、第2実施形態の光ファイバユニット10は、第1テープ11A及び第2テープ11Bが層間連結部22によって長手方向に間欠的に連結されているとともに、第2テープ11B及び第3テープ11Cが層間連結部22によって長手方向に間欠的に連結されている。このように、光ファイバユニット10を構成する間欠連結型の光ファイバテープ11は、2枚に限られるものではなく、3枚以上でも良い。
図14Bに示すように、第1テープ11Aと第2テープ11Bとを連結する層間連結部22と、第2テープ11Bと第3テープ11Cとを連結する層間連結部22とが、長手方向の同じ位置に形成されている。これにより、2つの層間連結部22が上下方向に並ぶため、簡易な方法で2つの層間連結部22を形成することが可能になる。例えば、2つの層間連結部22を上下方向に並べて形成する場合には、前述のロール印刷方式(図8B参照)を採用することが可能である。
図15A及び図15Bは、第2実施形態の変形例の光ファイバユニット10の説明図である。
変形例では、第1テープ11Aと第2テープ11Bとを連結する層間連結部22と、第2テープ11Bと第3テープ11Cとを連結する層間連結部22とが、長手方向の異なる位置に形成されている。これにより、第1テープ11Aと第2テープ11Bの層間分離部23の長手方向の位置と、第2テープ11Bと第3テープ11Cの層間分離部23の長手方向の位置とをずらして配置することができる。この結果、変形例では、図15Bに示すように、層間連結部22の間隔を縮めるように光ファイバユニット10に長手方向の力を加えると、第1テープ11Aと第2テープ11Bの層間分離部23が広がる位置と、第1テープ11Aと第2テープ11Bの層間分離部23が広がる位置とがズレるため、光ファイバユニット10から所望の光ファイバテープ11を取り出す作業が容易になる。
なお、変形例のように層間連結部22を形成する場合には、前述のインクジェット印刷方式(図8A参照)を採用することが望ましい。
===その他===
上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
1 光ファイバ、1A 1番ファイバ、1N 12番ファイバ、
2 光ファイバ部、3 被覆層、
4 着色層、5 第1接着層、7 ファイバ対、8 マーク、
10 光ファイバユニット、11 光ファイバテープ、
11A 第1テープ、11B 第2テープ、
12 層内連結部、13 非連結部、
22 層間連結部、23 層間分離部、
30 製造システム、31テープ供給部、
32 ユニット化装置、321 塗布部、322 光源、
33 ドラム、
41 ファイバ供給部、42 印刷装置、43 着色装置、
44 テープ化装置、441 塗布部、
442 除去部、442A 回転刃、442B 凹部、
443 光源、443A 仮硬化用光源、443B 本硬化用光源、
50 ホルダ、51 ベース部、
51A 載置面、51B マグネット、
52 蓋部、52A 押さえ部、
60 被覆除去装置、61 本体部、
61A 加熱面、61B 刃、62 把持部

Claims (14)

  1. N本の光ファイバを間欠的に連結した間欠連結型の第1光ファイバテープと、
    N本の光ファイバを間欠的に連結した間欠連結型の第2光ファイバテープと、
    前記第1光ファイバテープ及び前記第2光ファイバテープの同じファイバ番号の光ファイバが並ぶように、前記第1光ファイバテープと前記第2光ファイバテープを積層配置した状態で、前記第1光ファイバテープと前記第2光ファイバテープとを長手方向に間欠的に連結した層間連結部と
    を備えた光ファイバユニット。
  2. 請求項1に記載の光ファイバユニットであって、
    前記第1光ファイバテープの端部の前記光ファイバと、前記第2光ファイバテープの端部の前記光ファイバとが、前記層間連結部によって連結されていることを特徴とする光ファイバユニット。
  3. 請求項2に記載の光ファイバユニットであって、
    1番の光ファイバ同士を連結する前記層間連結部と、N番の光ファイバ同士を連結する前記層間連結部とが、前記長手方向の同じ位置に形成されていることを特徴とする光ファイバユニット。
  4. 請求項2に記載の光ファイバユニットであって、
    1番の光ファイバ同士を連結する前記層間連結部と、N番の光ファイバ同士を連結する前記層間連結部とが、前記長手方向の異なる位置に形成されていることを特徴とする光ファイバユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光ファイバユニットであって、
    前記第1光ファイバテープ又は前記第2光ファイバテープの前記光ファイバを間欠的に連結する層内連結部の前記長手方向に並ぶ間隔をP1とし、
    前記層間連結部の前記長手方向に並ぶ間隔をP2としたとき、
    間隔P2は、間隔P1よりも長いことを特徴とする光ファイバユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の光ファイバユニットであって、
    前記第1光ファイバテープ又は前記第2光ファイバテープの前記光ファイバを間欠的に連結する層内連結部の前記長手方向の長さをA1とし、
    前記層間連結部の前記長手方向の長さをA2としたとき、
    長さA2は、長さA1よりも短いことを特徴とする光ファイバユニット。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の光ファイバユニットであって、
    前記層間連結部は、前記第1光ファイバテープ又は前記第2光ファイバテープの前記光ファイバを間欠的に連結する層内連結部を構成する連結剤の層の上に、形成されていることを特徴とする光ファイバユニット。
  8. 請求項1〜8のいずれかに記載の光ファイバユニットであって、
    前記光ファイバの前記層間連結部の形成された部位には、前記第1光ファイバテープ又は前記第2光ファイバテープの前記光ファイバを間欠的に連結する層内連結部が形成されていないことを特徴とする光ファイバユニット。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の光ファイバユニットであって、
    N本の光ファイバを間欠的に連結した間欠連結型の第3光ファイバテープを更に備え、
    前記第1光ファイバテープと前記第2光ファイバテープとを長手方向に間欠的に連結した層間連結部と、前記第2光ファイバテープと前記第3光ファイバテープとを長手方向に間欠的に連結した層間連結部とが、前記長手方向の同じ位置に形成されていることを特徴とする光ファイバユニット。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の光ファイバユニットであって、
    N本の光ファイバを間欠的に連結した間欠連結型の第3光ファイバテープを更に備え、
    前記第1光ファイバテープと前記第2光ファイバテープとを長手方向に間欠的に連結した層間連結部と、前記第2光ファイバテープと前記第3光ファイバテープとを長手方向に間欠的に連結した層間連結部とが、前記長手方向の異なる位置に形成されていることを特徴とする光ファイバユニット。
  11. 積層配置した間欠連結型の第1光ファイバテープと第2光ファイバテープとを層間連結部によって長手方向に間欠的に連結した光ファイバユニットを準備すること、
    前記層間連結部の間隔を縮めるように前記光ファイバユニットに長手方向の力を加えて、前記第1光ファイバテープと前記第2光ファイバテープとの分離部を広げること、及び
    広げられた前記分離部に指又は分割工具を差し込み、前記層間連結部を破壊すること
    を行う光ファイバユニットの加工方法。
  12. 積層配置した間欠連結型の第1光ファイバテープと第2光ファイバテープとを層間連結部によって長手方向に間欠的に連結した光ファイバユニットを準備すること、
    前記光ファイバユニットの端部において、前記第1光ファイバテープの複数の光ファイバと前記第2光ファイバテープの複数の光ファイバをそれぞれ単心に分離すること、及び
    ベース部及び蓋部を有するホルダに前記光ファイバユニットをセットし、前記光ファイバユニットの積層配置された複数の前記光ファイバを前記ベース部と前記蓋部との間に挟み込んで1列に配置すること
    を行う光ファイバユニットの加工方法。
  13. 請求項12に記載の光ファイバユニットの加工方法であって、
    前記光ファイバユニットの複数の前記光ファイバを1列に配置した前記ホルダを被覆除去装置にセットすること、及び
    前記被覆除去装置の一対の刃によって、前記第1光ファイバテープの複数の前記光ファイバの被覆と、前記第2光ファイバテープの複数の前記光ファイバの被覆とを一緒に除去すること
    を更に行うことを特徴とする光ファイバユニットの加工方法。
  14. 請求項12又は13に記載の光ファイバユニットの加工方法であって、
    前記光ファイバユニットの複数の前記光ファイバを1列に配置した前記ホルダを切断装置にセットすること、及び
    前記切断装置の切断刃を複数の前記光ファイバの並ぶ方向に移動させることによって、前記第1光ファイバテープの複数の前記光ファイバと、前記第2光ファイバテープの複数の前記光ファイバとを一緒にカットすること
    を更に行うことを特徴とする光ファイバユニットの加工方法。
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