JP2020128706A - 部分送入タービンに用いられる損失低減装置及び部分送入タービン - Google Patents

部分送入タービンに用いられる損失低減装置及び部分送入タービン Download PDF

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Abstract

【課題】部分送入タービンの損失を抑制する。【解決手段】部分送入タービン1に用いられる損失低減装置は、周方向における作動流体の送入部61と非送入部とを有するように構成された調速段ノズル8を含む部分送入タービン1に用いられる損失低減装置であって、前記調速段ノズル8から送入される前記作動流体が作用する調速段動翼12Aが外周面に取り付けられたロータディスク6に対して隙間を存するように前記調速段ノズル8の反対側に配置された円環板部であって、前記調速段ノズル8の前記送入部に対応する位置に形成された開口部112を有し、且つ、前記円環板部の内周縁が前記ロータディスク6の前記外周面よりも径方向内側に位置するように構成された円環板部を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、部分送入タービンに用いられる損失低減装置及び部分送入タービンに関する。
例えば、蒸気タービンやガスタービンなどの軸流タービンでは、高効率化のために、いわゆる部分送入タービンが採用されることがある。
部分送入タービンでは、周方向に作動流体の送入部と非送入部を設け、初段ノズル(調速段ノズル)から送入部を介して作動流体を部分送入するように構成されている(例えば特許文献1参照)。
特開2014−202090号公報
特許文献1に記載されたような部分送入タービンでは、調速段ノズルの次の段である第1段ノズル(静翼)は、全周にわたって設けられている。そのため、調速段ノズルから送入部を介して部分送入された作動流体は、調速段動翼が外周面に取り付けられたロータディスクと第1段ノズル(静翼)との間の空間の全周にわたって行き渡った後、第1段ノズルに流入することとなる。そのため、該空間を流れる作動流体の損失を低減することが部分送入タービンの効率化に寄与する。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、部分送入タービンの損失を抑制することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る部分送入タービンに用いられる損失低減装置は、
周方向における作動流体の送入部と非送入部とを有するように構成された調速段ノズルを含む部分送入タービンに用いられる損失低減装置であって、
前記調速段ノズルから送入される前記作動流体が作用する調速段動翼が外周面に取り付けられたロータディスクに対して隙間を存するように前記調速段ノズルの反対側に配置された円環板部であって、前記調速段ノズルの前記送入部に対応する位置に形成された開口部を有し、且つ、前記円環板部の内周縁が前記ロータディスクの前記外周面よりも径方向内側に位置するように構成された円環板部
を備える。
上述したように、部分送入タービンでは、調速段ノズルから送入部を介して部分送入された作動流体は、調速段動翼が外周面に取り付けられたロータディスクと、第1段ノズル(静翼)が含まれる静翼環との間の空間を通過して、全周にわたって設けられた複数の静翼同士の間に流入する。その際、該空間を通過する作動流体が該ロータディスクの回転の影響を受けることで、部分送入タービンの効率が低下するおそれがある。そのため、該空間を通過する作動流体が該ロータディスクから受ける影響を低減することが望まれている。
その点、上記(1)の構成では、該ロータディスクに対して隙間を存するように調速段ノズルの反対側に配置された円環板部を備えている。また、円環板部は、その内周縁が該ロータディスクの外周面よりも径方向内側に位置するように構成されている。したがって、円環板部は、内周縁が存在する径方向位置から該ロータディスクの外周面が存在する径方向位置までの円環状の領域が軸方向から見たときに該ロータディスクと重複することとなる。そのため、上記空間のうち、円環板部よりも静翼側であって、軸方向から見たときに上記円環状の領域と重複する領域では、該領域と該ロータディスクとの間に円環板部における上記円環状の領域が存在するので、作動流体が該ロータディスクの回転の影響を受け難くなる。
したがって、上記(1)の構成によれば、上述したように作動流体が該ロータディスクの回転の影響を受け難くなるので、部分送入タービンの損失を抑制できる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記円環板部の前記内周縁は、前記円環板部を挟んで前記ロータディスクとは反対側に配置される静翼環に含まれる静翼の前記径方向内側の端部よりも前記径方向内側に位置するように構成されている。
上述したように、上記空間のうち、円環板部よりも静翼側であって、軸方向から見たときに上記円環状の領域と重複する領域では、上記円環状の領域が存在することで、作動流体が該ロータディスクの回転の影響を受け難くなる。ここで、上記(2)の構成では、上記円環状の領域の径方向内側の端部である円環板部の内周縁が、静翼環における静翼の径方向内側の端部よりも径方向内側に位置する。したがって、上記(2)の構成によれば、上記空間のうち、円環板部よりも静翼側であって、静翼環における静翼の径方向内側の端部よりも径方向内側の位置から該ロータディスクの外周面が存在する径方向位置までの円環状の領域と軸方向から見たときに重複する領域において、作動流体が該ロータディスクの回転によって受ける影響を低減できる。
これにより、上記(2)の構成によれば、静翼に流入する作動流体が該ロータディスクの回転の影響をさらに受け難くなるので、部分送入タービンの損失をさらに抑制できる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、前記円環板部の内周縁に一端が接続され、前記静翼環の内周リングに他端が接続される接続部材をさらに備える。
上記(3)の構成によれば、円環板部の内周縁が上記空間内で安定して固定される。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、前記接続部材は、ロータシャフトの外周から離間して形成された円筒形状を有する。
上記(4)の構成によれば、上記接続部材がロータシャフトを外周側から覆うので、上記空間において、静翼環に設けられた複数の静翼同士の間に流入する作動流体がロータシャフトの回転によって受ける影響を低減できる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(4)の何れかの構成において、前記ロータディスクの全周に対して前記送入部が形成される領域の割合は、45%以下である。
発明者らが鋭意検討した結果、ロータディスクの全周に対して送入部が形成される領域の割合が45%以下、すなわち部分送入率が45%以下であると、上記(1)乃至(4)の何れかの構成における円環板部によって、部分送入タービンの損失を効果的に抑制できることが判明した。
したがって、上記(5)の構成によれば、部分送入タービンの損失を効果的に抑制できる。
(6)本発明の少なくとも一実施形態に係る部分送入タービンは、
上記構成(1)乃至(5)の何れかの構成の前記損失低減装置と、
前記ロータディスクと、
前記調速段ノズルと、
を備える。
上記(6)の構成によれば、上記構成(1)乃至(5)の何れかの構成の損失低減装置を備えるので、部分送入タービンの損失を抑制できる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、部分送入タービンの損失を抑制できる。
一実施形態に係る損失低減装置を備えるタービンの模式的な断面図である。 他の実施形態に係る損失低減装置を備えるタービンの模式的な断面図である。 さらに他の実施形態に係る損失低減装置を備えるタービンの模式的な断面図である。 さらに他の実施形態に係る損失低減装置を備えるタービンの模式的な断面図である。 さらに他の実施形態に係る損失低減装置を備えるタービンの模式的な断面図である。 さらに他の実施形態に係る損失低減装置を備えるタービンの模式的な断面図である。 図1のIII−III矢視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、一実施形態に係る損失低減装置を備えるタービンの模式的な断面図である。図2は、他の実施形態に係る損失低減装置を備えるタービンの模式的な断面図である。図3は、さらに他の実施形態に係る損失低減装置を備えるタービンの模式的な断面図である。図4は、さらに他の実施形態に係る損失低減装置を備えるタービンの模式的な断面図である。図5は、さらに他の実施形態に係る損失低減装置を備えるタービンの模式的な断面図である。図6は、さらに他の実施形態に係る損失低減装置を備えるタービンの模式的な断面図である。図7は、図1のIII−III矢視図である。
図1〜6に示すように、幾つかの実施形態に係るタービン1は、いわゆる軸流タービンであって、ケーシング2と、ロータシャフト4と、ロータシャフト4に固定されたロータディスク6と、調速段ノズル8と、動翼12と、静翼14と、損失低減装置100とを備えている。
なお、以下の説明では、ロータシャフト4の延在方向を単に軸方向とも呼び、ロータシャフト4の周方向を単に周方向とも呼ぶ。また、軸方向に関し、ケーシング2内での作動流体の主たる流れの軸方向に沿った向きを下流方向、又は下流側とも呼び、該下流方向とは反対方向を上流方向、又は上流側とも呼ぶ。図1〜6においては、図示右側が下流側であり、図示左側が上流側である。
ロータディスク6の外周面6aには、周方向に間隔を空けて複数の動翼12が取り付けられている。ロータディスク6と、該ロータディスク6に取り付けられた複数の動翼12とによって動翼段30が形成されている。なお、ロータディスク6には、図1、2に示すように、ロータディスク6の回転バランスを調整するためのバランスホール6bが形成されていてもよい。バランスホール6bは、軸方向に沿ってロータディスク6を貫通する貫通孔である。
静翼14は、周方向に間隔を空けて複数配置された状態で、径方向内側の端部が内周リング16の外周面に取り付けられ、径方向外側の端部が外周リング18の内周面に取り付けられている。内周リング16と、外周リング18と、各リング16、18に取り付けられた複数の静翼14とを含む静翼環22によって静翼段40が形成されている。
幾つかの実施形態に係るタービン1では、動翼段30と静翼段40とが軸方向に沿って交互に配置されている。なお、図1〜6では、後述する調速段ノズル8の直下流側に配置された調速段動翼12Aを含む動翼段31と、該動翼段31の直下流側に配置された第1静翼段41と、第1静翼段41の直下流側に配置された第1動翼段32とが図示されている。
調速段ノズル8は、周方向における作動流体の送入部61と非送入部63(図7参照)とを有するように構成されており、ケーシング2と一体的に固定された作動流体供給管52の供給口54に支持され、作動流体(蒸気、燃焼ガス)を送入する。
すなわち、タービン1は、周方向に作動流体の送入部61と非送入部63とを有する部分送入タービンである。
図1〜7に示すように、幾つかの実施形態に係るタービン1では、損失低減装置100は、調速段動翼12Aを含む動翼段31と第1静翼段41との間の空間65に設けられている。なお、該空間65は、ロータシャフト4の外周面とケーシング2の内周面との間で全周にわたって形成されている。
損失低減装置100については、後で詳述する。
図1〜6に示した幾つかの実施形態に係るタービン1では、ケーシング2に固定支持された作動流体供給管52を経て、供給口54内に流入した作動流体は、調速段ノズル8および調速段動翼12Aへ流入し、膨張仕事を行う。次いで作動流体は下流側の静翼段40および動翼段30へ流入し、膨張仕事を行う。これにより、ロータシャフト4が回転駆動される。
(損失低減装置100について)
図1〜6に示した幾つかの実施形態に係るタービン1のような部分送入タービンでは、調速段ノズル8の次の段である第1静翼段41において静翼14は、全周にわたって設けられている。そのため、調速段ノズル8から送入部61を介して部分送入された作動流体は、調速段動翼12Aが外周面に取り付けられたロータディスク6と第1静翼段41の静翼環22との間の空間65の全周にわたって行き渡った後、第1静翼段41の静翼14に流入することとなる。そのため、該空間65を流れる作動流体の損失を低減することが部分送入タービンの効率化に寄与する。
そこで、図1〜6に示した幾つかの実施形態に係るタービン1では、以下で詳述する幾つかの実施形態に係る円環板部110を備える損失低減装置100を設けることで、上述した作動流体の損失を低減するようにしている。
図1〜6に示した幾つかの実施形態に係る損失低減装置100では、図1〜図7に示すように、調速段ノズル8から送入される作動流体が作用する調速段動翼12Aが外周面に取り付けられたロータディスク6に対して隙間67を存するように調速段ノズル8の反対側に配置された円環板部110を備えている。円環板部110は、調速段ノズル8の送入部61に対応する位置に形成された開口部112と、非送入部63に対応する位置に形成された閉止部113とを有し、且つ、円環板部110の内周縁114が調速段動翼12Aを含む動翼段31のロータディスク6の外周面6aよりも径方向内側に位置するように構成されている。
なお、図1〜6に示した幾つかの実施形態に係る損失低減装置100では、円環板部110の外周縁118は、少なくとも調速段動翼12Aを含む動翼段31のロータディスク6の外周面6aよりも径方向内側に位置するように形成されている。
上述したように、幾つかの実施形態に係るタービン1のような部分送入タービンでは、調速段ノズル8から送入部61を介して部分送入された作動流体は、調速段動翼12Aを通過した後、空間65を通過して、全周にわたって設けられた第1静翼段41の複数の静翼14同士の間に流入する。その際、該空間65を通過する作動流体が該ロータディスク6の回転の影響を受けることで、部分送入タービンの効率が低下するおそれがある。
その点、図1〜6に示した幾つかの実施形態に係る損失低減装置100では、上述した円環板部110を備えている。この円環板部110は、その内周縁114が該ロータディスク6の外周面6aよりも径方向内側に位置するように構成されている。したがって、円環板部110は、内周縁114が存在する径方向位置から該ロータディスク6の外周面6aが存在する径方向位置までの円環状の円環領域116が軸方向から見たときに該ロータディスク6と重複することとなる。そのため、上記空間65のうち、円環板部110よりも静翼14側(下流側)であって、軸方向から見たときに円環領域116と重複する重複領域65aでは、重複領域65aと該ロータディスク6との間に円環板部110における円環領域116が存在するので、作動流体が該ロータディスク6の回転の影響を受け難くなる。
したがって、図1〜6に示した幾つかの実施形態に係る損失低減装置100によれば、上述したように作動流体が該ロータディスク6の回転の影響を受け難くなるので、部分送入タービンの損失を抑制できる。
図1〜6に示した幾つかの実施形態に係る損失低減装置100では、円環板部110の内周縁114は、円環板部110を挟んでロータディスク6とは反対側に配置される第1静翼段41の静翼環22に含まれる静翼14の径方向内側の端部14aよりも径方向内側に位置するように構成されている。
これにより、重複領域65aを第1静翼段41における静翼14の径方向内側の端部14aよりも径方向内側にまで拡大できる。すなわち、上記空間65のうち、円環板部110よりも下流側であって、第1静翼段41の静翼環22における静翼14の径方向内側の端部14aよりも径方向内側の位置から調速段動翼12Aを含む動翼段31のロータディスク6の外周面6aが存在する径方向位置までの円環領域116と軸方向から見たときに重複する重複領域65aにおいて、作動流体が該ロータディスク6の回転によって受ける影響を低減できる。
これにより、第1静翼段41における静翼14に流入する作動流体が該ロータディスク6の回転の影響をさらに受け難くなるので、部分送入タービンの損失をさらに抑制できる。
図1〜4に示した幾つかの実施形態に係る損失低減装置100では、開口部112の形成領域を除いた円環板部110の外周縁118がケーシング2に固定されている。また、図5、6に示した幾つかの実施形態に係る損失低減装置100では、円環板部110の外周縁118の近傍の領域と第1静翼段41の外周リング18の上流側の端面18aとの間を接続する接続部材131によって、円環板部110の外周縁118の近傍の領域が第1静翼段41の外周リング18に固定されている。
図3、4、6に示した幾つかの実施形態に係る損失低減装置100では、円環板部110の内周縁114に一端が接続され、第1静翼段41の静翼環22の内周リング16に他端が接続される接続部材120をさらに備える。
図3に示した一実施形態では、接続部材120は、周方向に間隔を空けて配置された複数の軸状部材122である。また、図4、6に示した幾つかの実施形態では、接続部材120は、ロータシャフト4の外周から離間して形成された円筒形状を有する円筒部材124である。
これにより、円環板部110の内周縁114が上記空間65内で安定して固定される。
また、図4、6に示した幾つかの実施形態によれば、円筒部材124がロータシャフト4を外周側から覆うので、上記空間65において、第1静翼段41の静翼環22に設けられた複数の静翼14同士の間に流入する作動流体がロータシャフト4の回転によって受ける影響を低減できる。
図1〜6に示した幾つかの実施形態に係る損失低減装置100では、円環板部110と調速段動翼12Aを含む動翼段31のロータディスク6との軸方向に沿った距離x1は、円環板部110と第1静翼段41の内周リング16又は外周リング18との軸方向に沿った距離x2よりも小さい。したがって、上記空間65における該ロータディスク6と円環板部110との距離x1が短くなるので、上記空間65内の作動流体が該ロータディスク6の回転の影響を受け難くなる。また、上記空間65における円環板部110と第1静翼段41との距離x2が長くなるので、調速段ノズル8から送入部61を介して部分送入された作動流体が調速段動翼12Aを通過した後、円環板部110よりも下流側の空間65内で全周にわたって行き渡りやすくなる。そのため、第1静翼段41の静翼14同士の間に流入する作動流体の流れが、周方向位置によらず均一になりやすくなる。これにより、部分送入タービンの損失を抑制できる。
なお、図1、2に示したように、調速段動翼12Aを含む動翼段31のロータディスク6にバランスホール6bが形成されている場合、例えば、図2に示すように、軸方向から見たときにバランスホール6bと円環板部110とが重複するように円環板部110が形成されているとよい。これにより、バランスホール6bを介して漏れ流れとなる作動流体が、作動流体の主流に与える影響を低減でき、部分送入タービンの損失を抑制できる。
図1〜6に示した幾つかの実施形態に係る損失低減装置100では、ロータディスク6の全周に対して送入部61が形成される領域の割合は、45%以下であるとよい。
すなわち、発明者らが鋭意検討した結果、ロータディスク6の全周に対して送入部61が形成される領域の割合が45%以下、すなわち部分送入率が45%以下であると、図1〜6に示した幾つかの実施形態に係る円環板部110によって、部分送入タービンの損失を効果的に抑制できることが判明した。
したがって、図1〜6に示した幾つかの実施形態に係る損失低減装置100によれば、部分送入率が45%以下とすることで、部分送入タービンの損失を効果的に抑制できる。
図1〜6に示した幾つかの実施形態に係るタービン1では、図1〜6に示した幾つかの実施形態に係る損失低減装置100を備えるので、部分送入タービンの損失を抑制できる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
1 タービン(部分送入タービン)
2 ケーシング
4 ロータシャフト
6 ロータディスク
8 調速段ノズル
12 動翼
12A 調速段動翼
14 静翼
16 内周リング
18 外周リング
22 静翼環
61 送入部
65 空間
65a 重複領域
112 開口部
114 内周縁
116 円環領域
120 接続部材

Claims (6)

  1. 周方向における作動流体の送入部と非送入部とを有するように構成された調速段ノズルを含む部分送入タービンに用いられる損失低減装置であって、
    前記調速段ノズルから送入される前記作動流体が作用する調速段動翼が外周面に取り付けられたロータディスクに対して隙間を存するように前記調速段ノズルの反対側に配置された円環板部であって、前記調速段ノズルの前記送入部に対応する位置に形成された開口部を有し、且つ、前記円環板部の内周縁が前記ロータディスクの前記外周面よりも径方向内側に位置するように構成された円環板部
    を備える部分送入タービンに用いられる損失低減装置。
  2. 前記円環板部の前記内周縁は、前記円環板部を挟んで前記ロータディスクとは反対側に配置される静翼環に含まれる静翼の前記径方向内側の端部よりも前記径方向内側に位置するように構成されている
    請求項1に記載の部分送入タービンに用いられる損失低減装置。
  3. 前記円環板部の内周縁に一端が接続され、前記静翼環の内周リングに他端が接続される接続部材をさらに備える
    請求項2に記載の部分送入タービンに用いられる損失低減装置。
  4. 前記接続部材は、ロータシャフトの外周から離間して形成された円筒形状を有する
    請求項3に記載の部分送入タービンに用いられる損失低減装置。
  5. 前記ロータディスクの全周に対して前記送入部が形成される領域の割合は、45%以下である
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の部分送入タービンに用いられる損失低減装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の前記損失低減装置と、
    前記ロータディスクと、
    前記調速段ノズルと、
    を備える部分送入タービン。
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