JP2020128705A5 - - Google Patents

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上記課題を解決する燃料噴射システムは、機関(20)にガス燃料を噴射する少なくとも2つの複数のインジェクタ(40,50)と、ガス燃料が貯蔵される燃料タンク(30)と、燃料タンクから複数のインジェクタのそれぞれにガス燃料を供給するデリバリパイプ(312,313)とを有する。燃料噴射システムは、摩耗量推定部(72)と、判定部(73)と、を備える。摩耗量推定部は、複数のインジェクタのそれぞれの摩耗量を推定する。判定部は、摩耗量推定部により推定される各インジェクタの摩耗量に基づいて、複数のインジェクタのうちのいずれのインジェクタを優先的に作動させるかを判定する。摩耗量推定部は、インジェクタの累積作動回数に基づいてインジェクタの摩耗量を推定する。判定部は、所定回数から累積作動回数を減算した減算値を複数のインジェクタのそれぞれについて演算し、減算値が最も大きいインジェクタを優先的に作動させる。
上記課題を解決する他の燃料噴射システムでは、判定部が、優先的に作動させるインジェクタを判定する処理を所定の時間間隔で実行する。
上記課題を解決する他の燃料噴射システムでは、判定部が、優先的に作動させるインジェクタを判定する処理を機関の始動時、又は機関の停止後に実行する。
上記課題を解決する他の燃料噴射システムでは、判定部が、優先的に作動させるインジェクタを判定する処理を車両の停止時に実行する。
上記課題を解決する他の燃料噴射システムでは、判定部が、優先的に作動させるインジェクタを判定する処理を機関のフューエルカット制御時に実行する。
上記課題を解決する他の燃料噴射システムは、複数のインジェクタのうちのいずれか一つのインジェクタの累積作動回数が所定回数以上であることに基づいて警告を発する警告部(74)を更に備える。
上記課題を解決する他の燃料噴射システムでは、判定部が、機関の複数の気筒のうちの特定の気筒に設けられる複数のインジェクタのうちの少なくとも一つのインジェクタの累積作動回数が所定回数に達し、且つ特定の気筒に設けられる複数のインジェクタの中に累積作動回数が所定回数に達していないインジェクタが存在する場合には、累積作動回数が所定回数に達していないインジェクタを優先的に作動させるとともに、累積作動回数が所定回数に達したインジェクタの作動を禁止する。

Claims (17)

  1. 機関(20)にガス燃料を噴射する少なくとも2つの複数のインジェクタ(40,50)と、ガス燃料が貯蔵される燃料タンク(30)と、前記燃料タンクから複数の前記インジェクタのそれぞれにガス燃料を供給するデリバリパイプ(312,313)とを有する燃料噴射システムであって、
    複数の前記インジェクタのそれぞれの摩耗量を推定する摩耗量推定部(72)と、
    前記摩耗量推定部により推定される各インジェクタの摩耗量に基づいて、複数の前記インジェクタのうちのいずれのインジェクタを優先的に作動させるかを判定する判定部(73)と、を備え
    前記摩耗量推定部は、前記インジェクタの累積作動回数に基づいて前記インジェクタの摩耗量を推定し、
    前記判定部は、所定回数から前記累積作動回数を減算した減算値を複数の前記インジェクタのそれぞれについて演算し、前記減算値が最も大きいインジェクタを優先的に作動させる
    燃料噴射システム。
  2. 前記判定部は、前記累積作動回数を所定回数で除算した除算値を複数の前記インジェクタのそれぞれについて演算し、前記除算値が最も小さいインジェクタを優先的に作動させる
    請求項に記載の燃料噴射システム。
  3. 機関(20)にガス燃料を噴射する少なくとも2つの複数のインジェクタ(40,50)と、ガス燃料が貯蔵される燃料タンク(30)と、前記燃料タンクから複数の前記インジェクタのそれぞれにガス燃料を供給するデリバリパイプ(312,313)とを有する燃料噴射システムであって、
    複数の前記インジェクタのそれぞれの摩耗量を推定する摩耗量推定部(72)と、
    前記摩耗量推定部により推定される各インジェクタの摩耗量に基づいて、複数の前記インジェクタのうちのいずれのインジェクタを優先的に作動させるかを判定する判定部(73)と、を備え、
    前記判定部は、優先的に作動させるインジェクタを判定する処理を所定の時間間隔で実行する
    料噴射システム。
  4. 機関(20)にガス燃料を噴射する少なくとも2つの複数のインジェクタ(40,50)と、ガス燃料が貯蔵される燃料タンク(30)と、前記燃料タンクから複数の前記インジェクタのそれぞれにガス燃料を供給するデリバリパイプ(312,313)とを有する燃料噴射システムであって、
    複数の前記インジェクタのそれぞれの摩耗量を推定する摩耗量推定部(72)と、
    前記摩耗量推定部により推定される各インジェクタの摩耗量に基づいて、複数の前記インジェクタのうちのいずれのインジェクタを優先的に作動させるかを判定する判定部(73)と、を備え、
    前記判定部は、優先的に作動させるインジェクタを判定する処理を前記機関の始動時、又は前記機関の停止後に実行する
    料噴射システム。
  5. 機関(20)にガス燃料を噴射する少なくとも2つの複数のインジェクタ(40,50)と、ガス燃料が貯蔵される燃料タンク(30)と、前記燃料タンクから複数の前記インジェクタのそれぞれにガス燃料を供給するデリバリパイプ(312,313)とを有する燃料噴射システムであって、
    複数の前記インジェクタのそれぞれの摩耗量を推定する摩耗量推定部(72)と、
    前記摩耗量推定部により推定される各インジェクタの摩耗量に基づいて、複数の前記インジェクタのうちのいずれのインジェクタを優先的に作動させるかを判定する判定部(73)と、を備え、
    前記判定部は、優先的に作動させるインジェクタを判定する処理を車両の停止時に実行する
    料噴射システム。
  6. 機関(20)にガス燃料を噴射する少なくとも2つの複数のインジェクタ(40,50)と、ガス燃料が貯蔵される燃料タンク(30)と、前記燃料タンクから複数の前記インジェクタのそれぞれにガス燃料を供給するデリバリパイプ(312,313)とを有する燃料噴射システムであって、
    複数の前記インジェクタのそれぞれの摩耗量を推定する摩耗量推定部(72)と、
    前記摩耗量推定部により推定される各インジェクタの摩耗量に基づいて、複数の前記インジェクタのうちのいずれのインジェクタを優先的に作動させるかを判定する判定部(73)と、を備え、
    前記判定部は、優先的に作動させるインジェクタを判定する処理を前記機関のフューエルカット制御時に実行する
    料噴射システム。
  7. 機関(20)にガス燃料を噴射する少なくとも2つの複数のインジェクタ(40,50)と、ガス燃料が貯蔵される燃料タンク(30)と、前記燃料タンクから複数の前記インジェクタのそれぞれにガス燃料を供給するデリバリパイプ(312,313)とを有する燃料噴射システムであって、
    複数の前記インジェクタのそれぞれの摩耗量を推定する摩耗量推定部(72)と、
    前記摩耗量推定部により推定される各インジェクタの摩耗量に基づいて、複数の前記インジェクタのうちのいずれのインジェクタを優先的に作動させるかを判定する判定部(73)と、
    複数の前記インジェクタのうちのいずれか一つのインジェクタの累積作動回数が所定回数以上であることに基づいて警告を発する警告部(74)と、備える
    料噴射システム。
  8. 機関(20)にガス燃料を噴射する少なくとも2つの複数のインジェクタ(40,50)と、ガス燃料が貯蔵される燃料タンク(30)と、前記燃料タンクから複数の前記インジェクタのそれぞれにガス燃料を供給するデリバリパイプ(312,313)とを有する燃料噴射システムであって、
    複数の前記インジェクタのそれぞれの摩耗量を推定する摩耗量推定部(72)と、
    前記摩耗量推定部により推定される各インジェクタの摩耗量に基づいて、複数の前記インジェクタのうちのいずれのインジェクタを優先的に作動させるかを判定する判定部(73)と、を備え、
    前記判定部は、前記機関の複数の気筒のうちの特定の気筒に設けられる複数の前記インジェクタのうちの少なくとも一つのインジェクタの累積作動回数が所定回数に達し、且つ前記特定の気筒に設けられる複数の前記インジェクタの中に累積作動回数が前記所定回数に達していないインジェクタが存在する場合には、累積作動回数が前記所定回数に達していないインジェクタを優先的に作動させるとともに、累積作動回数が前記所定回数に達したインジェクタの作動を禁止する
    料噴射システム。
  9. 前記機関は、内燃機関(20)である
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の燃料噴射システム。
  10. 前記内燃機関の各気筒(21)には、少なくとも2つの複数の前記インジェクタが設けられている
    請求項に記載の燃料噴射システム。
  11. 前記機関の各気筒には、複数の前記インジェクタが同様の配置で設けられており、
    前記判定部は、
    複数の前記気筒のうちの特定の気筒に設けられる複数の前記インジェクタに対して、優先的に作動させるインジェクタを判定する処理を行うとともに、
    前記特定の気筒とは別の他の気筒に対しては、前記特定の気筒において優先的に作動させると判定されたインジェクタと同一の位置に設けられるインジェクタを優先的に作動させる
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の燃料噴射システム。
  12. 複数の前記インジェクタのうちの少なくとも一つは、前記機関の気筒にガス燃料を直接噴射する直噴インジェクタ(50)である
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の燃料噴射システム。
  13. 前記判定部は、前記機関の負荷が所定値以上である場合には、前記摩耗量によらず、前記直噴インジェクタを作動させる
    請求項12に記載の燃料噴射システム。
  14. 複数の前記インジェクタのうちの少なくとも一つは、前記機関の吸気通路にガス燃料を噴射するポート噴射インジェクタ(40)である
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の燃料噴射システム。
  15. 前記燃料タンクの内部の燃料圧力を検出する圧力センサ(60)を更に備え、
    前記判定部は、前記燃料タンクの内部の圧力が所定値以下である場合、前記摩耗量によらず、前記ポート噴射インジェクタを作動させる
    請求項14に記載の燃料噴射システム。
  16. 前記判定部は、前記インジェクタに設けられる識別情報に基づいて、前記機関に設けられるインジェクタが交換されたか否かを判定する
    請求項1〜15のいずれか一項に記載の燃料噴射システム。
  17. 前記判定部は、前記機関に設けられるインジェクタが交換されたと判定された場合、対応するインジェクタの累積作動回数をリセットする
    請求項16に記載の燃料噴射システム。
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