JP2020125895A - 給水加熱システムおよび発電プラント - Google Patents

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大井 正宣
Masanori Oi
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Abstract

【課題】給水管の長さを短くするとともに、タービン建屋のフロア面積の増大を抑制する。【解決手段】給水加熱システムは、第1の給水流路を流れる給水を加熱する第1の給水加熱器、第2の給水加熱器および第3の給水加熱器と、第2の給水流路を流れる給水を加熱する第4の給水加熱器、第5の給水加熱器および第6の給水加熱器と、を備えている。各給水加熱器は、建屋内の同一のフロア面に、各々の長手方向が第1方向に沿うように配置されている。第1の給水加熱器および第2の給水加熱器、第4の給水加熱器および第5の給水加熱器、第3の給水加熱器および第6の給水加熱器は、それぞれフロア面における第1方向と直交する第2方向に並んで配置されている。第3の給水加熱器は、第2方向において第1の給水加熱器と第2の給水加熱器との間に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明の実施の形態は、給水加熱システムおよび発電プラントに関する。
発電プラントにおいて、蒸気タービンから排出された蒸気は、復水器で凝縮されて復水になり、給水ポンプによって給水として給水管を流れてボイラに供給される。給水管を流れる給水は、ボイラに供給される前に、給水加熱システムで加熱される。
給水加熱システムは、互いに並列に設けられた複数の系列(例えば2系列)を備えている場合がある。この場合、各系列には、複数段(例えば3段)の給水加熱器が設けられている。また、これらの給水加熱器が、タービンが設置されたタービン建屋内の同一のフロア面に配置される場合がある。一般に、タービン建屋は、タービンの軸方向の寸法が長くなるような形状を有しており、各給水加熱器は、細長状に形成されていることから、各給水加熱器は、各々の長手方向がタービンの軸方向に沿うように配置される。
ところで、給水管には、給水ポンプで昇圧された高圧の給水が流れるため、給水管は、厚肉に形成されている。このため、給水管の重量は大きくなり、給水管の据付には、多くの作業工数を要する。給水管の長さが長くなると、給水管の据付作業が増え、作業工数が更に増大する。このことにより、プラントの建設コストが増大する。
しかしながら、上述したような複数の給水加熱器の配置によっては、各給水加熱器に接続される給水管の長さが長くなってしまうおそれがある。一方、各給水加熱器の配置によっては、タービン建屋のフロア面積が増大してしまうおそれもある。
特開昭57−127704号公報
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、給水管の長さを短くするとともに、タービン建屋のフロア面積の増大を抑制することができる給水加熱システムおよび発電プラントを提供することを目的とする。
実施の形態による給水加熱システムは、タービンが設置される建屋内に配置された、復水器からの給水を加熱する給水加熱システムである。給水加熱システムは、復水器からの給水が流れる第1の給水流路と、復水器からの給水が流れる、第1の給水流路と異なる第2の給水流路と、第1の給水流路を流れる給水を加熱する第1の給水加熱器、第2の給水加熱器および第3の給水加熱器と、第2の給水流路を流れる給水を加熱する第4の給水加熱器、第5の給水加熱器および第6の給水加熱器と、を備えている。第1の給水加熱器、第2の給水加熱器、第3の給水加熱器、第4の給水加熱器、第5の給水加熱器および第6の給水加熱器は、建屋内の同一のフロア面に、各々の長手方向がタービンの軸方向に沿う第1方向に沿うように配置されている。第1の給水加熱器および第2の給水加熱器は、フロア面における第1方向と直交する第2方向に並んで配置されている。第4の給水加熱器および第5の給水加熱器は、第1方向において第1の給水加熱器および第2の給水加熱器と異なる位置で、第2方向に並んで配置されている。第3の給水加熱器および第6の給水加熱器は、第1方向において第1の給水加熱器と第4の給水加熱器との間でかつ第2の給水加熱器と第5の給水加熱器との間の位置で、第2方向に並んで配置されている。第3の給水加熱器は、第2方向において第1の給水加熱器と第2の給水加熱器との間に配置されている。
また、実施の形態による発電プラントは、上述した給水加熱システムと、給水加熱システムにより加熱された給水を加熱して、蒸気を生成するボイラと、ボイラにより生成された蒸気が供給されることによって回転するタービン軸を有するタービンと、タービン軸の回転により発電を行う発電機と、タービンからの蒸気を凝縮して復水にする復水器と、復水器の復水を給水として給水加熱システムに供給する給水ポンプと、を備えている。
本発明によれば、給水管の長さを短くするとともに、タービン建屋のフロア面積の増大を抑制することができる。
図1は、本実施の形態による発電プラントの一例を示す系統図である。 図2は、図1の各給水加熱器の配置を示す図であって、各給水加熱器が配置されたタービン建屋内のフロア面を示す平面図である。 図3は、図2の給水加熱器を示す模式図である。 図4は、図3の給水加熱器の胴体部が引き抜かれた状態を示す模式図である。 図5は、図2の比較例を示す図であって、各給水加熱器の配置例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態による給水加熱システムおよび発電プラントについて説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態による発電プラントについて説明する。
図1に示すように、発電プラント1は、ボイラ2と、蒸気タービン3と、発電機4と、復水器5と、給水ポンプ6a、6bと、給水管7と、低圧給水加熱器8と、脱気器9と、高圧給水加熱器21〜26を有する給水加熱システム20と、を備えている。
ボイラ2は、主蒸気を生成し、後述する高圧タービン3aに供給するように構成されている。また、ボイラ2は、高圧タービン3aから排出された主蒸気を再熱し、再熱蒸気として後述する中圧タービン3bに供給するように構成されている。
蒸気タービン3は、高圧タービン3aと、中圧タービン3bと、低圧タービン3cと、を有している。高圧タービン3aは、ボイラ2で生成された主蒸気によって駆動される。中圧タービン3bは、ボイラ2で生成された再熱蒸気によって駆動される。低圧タービン3cは、中圧タービン3bから排出された蒸気が供給されて駆動される。高圧タービン3a、中圧タービン3bおよび低圧タービン3cが駆動されると、タービン軸3dが回転し、発電機4が駆動されて、発電機4による発電が行われる。
復水器5は、低圧タービン3cから排出された蒸気を冷却し、凝縮して復水にするように構成されている。
給水ポンプ6aは、復水器5の復水を加圧して、給水として給水管7に供給するように構成されている。
給水管7は、復水器5からボイラ2まで給水が流れるように構成されている。給水管7を流れる給水は、低圧給水加熱器8、脱気器9および給水加熱システム20で加熱されて、ボイラ2に供給される。
低圧給水加熱器8には、低圧タービン3cの低圧側の抽気口から抽気管10に抽出された抽気蒸気が供給される。低圧給水加熱器8は、この抽気蒸気と給水管7を流れる給水とを熱交換させることで、給水を加熱する。給水と熱交換した抽気蒸気は、回収管11を通って復水器5に回収される。
脱気器9には、中圧タービン3bの低圧側の抽気口から抽気管12aに抽出された抽気蒸気が供給される。脱気器9は、この抽気蒸気と低圧給水加熱器8で加熱された給水とを熱交換させることで、給水を更に加熱し、給水に含まれる気体を除去する。
給水ポンプ6bは、脱気器9で加熱された給水を加圧して、給水加熱システム20に供給するように構成されている。
次に、本実施の形態による給水加熱システム20について説明する。
給水加熱システム20は、第1の給水流路15と、第1の給水流路15と異なる第2の給水流路16と、を備えている。第1の給水流路15に、第1の高圧給水加熱器21(第1の給水加熱器21)、第2の高圧給水加熱器22(第2の給水加熱器22)および第3の高圧給水加熱器23(第3の給水加熱器23)が配置されている。第2の給水流路16に、第4の高圧給水加熱器24(第4の給水加熱器24)、第5の高圧給水加熱器25(第5の給水加熱器25)および第6の高圧給水加熱器26(第6の給水加熱器26)が配置されている。
給水管7は、給水ポンプ6bの下流側において、第1の給水流路15と第2の給水流路16とに分岐している。給水ポンプ6bで加圧された給水は、第1の給水流路15と第2の給水流路16とに分流し、並列に流れるように構成されている。
第1の給水流路15において、第1の給水加熱器21は、第2の給水加熱器22および第3の給水加熱器23の上流側に配置されている。言い換えると、第1の給水加熱器21の下流側に、第2の給水加熱器22および第3の給水加熱器23が配置されている。また、第2の給水加熱器22の下流側に、第3の給水加熱器23が配置されている。
第1の給水加熱器21、第2の給水加熱器22および第3の給水加熱器23は、第1の給水流路15を流れる給水を加熱する。すなわち、第1〜第3の給水加熱器21〜23は、中圧タービン3bの高圧側の抽気口から抽気管12bに抽出された抽気蒸気で給水を加熱する。抽気蒸気は、まず、第3の給水加熱器23に供給され、第3の給水加熱器23から排出されると、回収管13aを通って第2の給水加熱器22に供給される。そして、第2の給水加熱器22から排出されると、回収管13bを通って第1の給水加熱器21に供給される。このようにして、給水は、第1の給水加熱器21において比較的温度が低い抽気蒸気で加熱される。そして、給水は、第2の給水加熱器22においては、第1の給水加熱器21よりも温度が高い抽気蒸気で加熱され、第3の給水加熱器23においては、第2の給水加熱器22よりも温度が高い抽気蒸気で加熱される。第1の給水加熱器21において給水と熱交換した抽気蒸気は、回収管13cを通って脱気器9に回収される。
第2の給水流路16において、第4の給水加熱器24は、第5の給水加熱器25および第6の給水加熱器26の上流側に配置されている。言い換えると、第4の給水加熱器24の下流側に、第5の給水加熱器25および第6の給水加熱器26が配置されている。また、第5の給水加熱器25の下流側に、第6の給水加熱器26が配置されている。
第4の給水加熱器24、第5の給水加熱器25および第6の給水加熱器26は、第2の給水流路16を流れる給水を加熱する。すなわち、第4〜第6の給水加熱器24〜26は、中圧タービン3bの高圧側の抽気口から抽気管12cに抽出された抽気蒸気で給水を加熱する。抽気蒸気は、まず、第6の給水加熱器26に供給され、第6の給水加熱器26から排出されると、回収管14aを通って第5の給水加熱器25に供給される。そして、第5の給水加熱器25から排出されると、回収管14bを通って第4の給水加熱器24に供給される。このようにして、給水は、第4の給水加熱器24において比較的温度が低い抽気蒸気で加熱される。そして、給水は、第5の給水加熱器25においては、第4の給水加熱器24よりも温度が高い抽気蒸気で加熱され、第6の給水加熱器26においては、第5の給水加熱器25よりも温度が高い抽気蒸気で加熱される。第4の給水加熱器24において給水と熱交換した抽気蒸気は、回収管14cを通って脱気器9に回収される。
第1の給水流路15および第2の給水流路16は、第3の給水加熱器23および第6の給水加熱器26の下流側で合流している。第3の給水加熱器23で加熱された給水および第6の給水加熱器26で加熱された給水は、合流して、ボイラ2に供給されるように構成されている。
このように、本実施の形態による発電プラント1は、復水器5からの給水を、ボイラ2に戻す前に、蒸気タービン3の抽気蒸気を用いて加熱することで、エネルギー効率の良い発電システムを実現している。また、復水器5からの給水を2系列に分け、各系列で給水加熱器による加熱を行うことで、例えば一方の系列の給水加熱器が停止した時であっても、他方の系列を用いて継続的に運転することを可能にしている。
次に、図2を参照して、本実施の形態による給水加熱システム20における各給水加熱器21〜26の配置について説明する。
蒸気タービン3(タービン)が設置されるタービン建屋30(建屋)は、複数のフロア面を有している。図2に示すように、所定階のフロア面31(同一のフロア面31)に、各給水加熱器21〜26が配置されている。フロア面31は、蒸気タービン3の軸方向の寸法が長くなるような形状を有している。各給水加熱器21〜26は、上述したように細長状に形成されており、各々の長手方向Lが蒸気タービン3の軸方向に沿う第1方向(図2におけるX方向)に沿うように配置されている。なお、蒸気タービン3の下方(図2における紙面奥側)には、復水器5が配置されている。
図2に示すように、第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22は、フロア面31におけるX方向と直交する第2方向(図2におけるY方向)に並んで配置されている。このうち第1の給水加熱器21は、Y方向において第2の給水加熱器22よりも復水器5の側(図2における下側)に配置されている。第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22は、Y方向で見たときに、少なくとも部分的に互いに重なるように配置されている。図2においては、第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22は、Y方向で見たときに、実質的には全体的に重なっている。しかしながら、第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22は、部分的に重なっていなくてもよい。
第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25は、X方向において第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22と異なる位置に配置されている。図2に示す形態では、X方向において、第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25は、第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22と離間している。また、第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25は、Y方向に並んで配置されている。第4の給水加熱器24は、Y方向において第5の給水加熱器25よりも復水器5の側(図2における下側)に配置されている。第4の給水加熱器24は、Y方向において第1の給水加熱器21とほぼ同じ位置に配置されている。第5の給水加熱器25は、Y方向において第2の給水加熱器22とほぼ同じ位置に配置されている。また、第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25は、Y方向で見たときに、少なくとも部分的に互いに重なるように配置されている。図2においては、第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25は、Y方向で見たときに、実質的には全体的に重なっている。しかしながら、第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25は、部分的に重なっていなくてもよい。
第3の給水加熱器23および第6の給水加熱器26は、X方向において第1の給水加熱器21と第4の給水加熱器24との間でかつ第2の給水加熱器22と第5の給水加熱器25との間の位置に配置されている。図2に示す形態では、X方向において、第3の給水加熱器23および第6の給水加熱器26は、第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22と離間しているとともに、第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25と離間している。また、第3の給水加熱器23および第6の給水加熱器26は、Y方向に並んで配置されている。第3の給水加熱器23は、Y方向において第6の給水加熱器26よりも復水器5の側(図2における下側)に配置されている。第3の給水加熱器23は、Y方向において、第1の給水加熱器21と第2の給水加熱器22との間に配置されるとともに、第4の給水加熱器24と第5の給水加熱器25との間に配置されている。第6の給水加熱器26は、Y方向において第2の給水加熱器22および第5の給水加熱器25よりも復水器5の側とは反対側(図2における上側)に配置されている。
また、第3の給水加熱器23および第6の給水加熱器26は、Y方向で見たときに、少なくとも部分的に互いに重なるように配置されている。図2においては、後述するように、第3の給水加熱器23の長さが、第6の給水加熱器26の長さよりも短くなっている。このため、第3の給水加熱器23および第6の給水加熱器26は、Y方向で見たときに、第3の給水加熱器23の全体と第6の給水加熱器26の一部とが重なっている。しかしながら、第3の給水加熱器23の一部が第6の給水加熱器26と重なっていなくてもよい。また、第3の給水加熱器23の長さと第6の給水加熱器26の長さが実質的に等しい場合には、第3の給水加熱器23および第6の給水加熱器26が実質的には全体的に重なっていてもよい。
このように、各給水加熱器21〜26は、いわゆる千鳥状に配置されている。
なお、第1の給水加熱器21と第2の給水加熱器22との間に、作業者が通行するためのメンテナンス通路が設けられていてもよい。また、第4の給水加熱器24と第5の給水加熱器25との間にも、メンテナンス通路が設けられていてもよい。また、第3の給水加熱器23と第6の給水加熱器26との間にも、メンテナンス通路が設けられていてもよい。これらのメンテナンス通路の幅(Y方向における幅)は、例えば0.8m〜3.0m程度としてもよい。
また、第1の給水加熱器21と第3の給水加熱器23との間、および第2の給水加熱器22と第3の給水加熱器23との間にも、メンテナンス通路が設けられていてもよい。また、第2の給水加熱器22と第6の給水加熱器26との間にも、メンテナンス通路が設けられていてもよい。また、第4の給水加熱器24と第3の給水加熱器23との間、および第5の給水加熱器25と第3の給水加熱器23との間にも、メンテナンス通路が設けられていてもよい。また、第5の給水加熱器25と第6の給水加熱器26との間にも、メンテナンス通路が設けられていてもよい。これらのメンテナンス通路の幅(X方向における幅)は、例えば0.4m〜1.5m程度としてもよい。
更に、第1の給水加熱器21の水室部21a(後述)および第2の給水加熱器22の水室部22a(後述)は、X方向において第3の給水加熱器23の側(図2における左側)に配置されている。第3の給水加熱器23の水室部23a(後述)は、X方向において第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22の側(図2における右側)に配置されている。このように、第1の給水流路15に配置された第1〜第3の給水加熱器21〜23の水室部21a〜23aは、X方向において互いに向かい合うように配置されている。
また、第4の給水加熱器24の水室部24a(後述)および第5の給水加熱器25の水室部25a(後述)は、X方向において第6の給水加熱器26の側(図2における右側)に配置されている。第6の給水加熱器26の水室部26a(後述)は、X方向において第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25の側(図2における左側)に配置されている。このように、第2の給水流路16に配置された第4〜第6の給水加熱器24〜26の水室部24a〜26aは、X方向において互いに向かい合うように配置されている。
ここで、図3および図4を用いて、本実施の形態による給水加熱器21〜26の構成について説明する。給水加熱器21〜26は、長さの点で相違するが、基本構成は同様であるため、以下では、代表例として、第1の給水加熱器21の構成について説明する。
図3は、一例としての第1の給水加熱器21の構成を示している。図3に示すように、第1の給水加熱器21は、細長状に形成されており、全体として長手方向Lに延びた形状を有している。第1の給水加熱器21は、長手方向Lにおける一側に設けられた半球状の水室部21aと、他側に設けられた円筒状の胴体部21bと、を有している。水室部21aの内部空間と胴体部21bの内部空間とは、隔壁21cによって仕切られている。
水室部21aの内部空間は、隔壁21dによって入口室21eと出口室21fとに仕切られている。入口室21eには、給水入口座21gが設けられている。出口室21fには、給水出口座21hが設けられている。
胴体部21bには、蒸気入口座21iと蒸気出口座21jとが設けられている。蒸気入口座21iは、回収管13bと接続されている。蒸気出口座21jは、回収管13cと接続されている。胴体部21bの内部には、U字状の伝熱管21kが設けられている。伝熱管21kの一端は、水室部21aの入口室21eと接続され、伝熱管21kの他端は、水室部21aの出口室21fと接続されている。
第1の給水加熱器21に達した給水は、給水入口座21gから流入し、伝熱管21k内を流れる。一方、蒸気タービン3からの抽気蒸気は、蒸気入口座21iから流入し、胴体部21b内を流れる。このことにより、伝熱管21k内を流れる給水が胴体部21b内であって伝熱管21kの周囲を流れる抽気蒸気と熱交換され、給水が加熱される。加熱された給水は、伝熱管21kから出口室21fに流入し、給水出口座21hから流出する。給水と熱交換した抽気蒸気は、蒸気出口座21jから流出する。
このようにして、第1の給水加熱器21は、給水を蒸気タービン3の抽気蒸気を用いて加熱するように構成されている。
上述した伝熱管21kは、第1の給水加熱器21の稼働中の破断等を防止するため、定期的にメンテナンスが行われる。このため、第1の給水加熱器21の胴体部21bは、水室部21aに対してスライド移動可能に構成されており、図4に示すように、水室部21aから引き抜くことができるように構成されている。これにより、伝熱管21kを外部に対して露出させることができ、伝熱管21kの点検、修理、交換等のメンテナンスを容易に行うことできるようになっている。
なお、各給水加熱器21〜26の長手方向Lにおける長さはそれぞれ異なっていてもよい。例えば、図2に示すように、第1の給水流路15において下流側に配置された第3の給水加熱器23の長さは、その上流側に配置された第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22の長さよりも短くてもよい。また、第2の給水流路16において下流側に配置された第6の給水加熱器26の長さは、その上流側に配置された第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25の長さよりも短くてもよい。また、図2に示すように、第3の給水加熱器23の長さは、第6の給水加熱器26の長さよりも短くてもよいが、第3の給水加熱器23の長さと第6の給水加熱器26の長さの大小関係は任意である。
タービン建屋30内のフロア面31においては、図2に示すように、X方向における各給水加熱器21〜26の水室部21a〜26aの側とは反対側に、メンテナンス時に各給水加熱器21〜26の胴体部21b〜26bを引き抜くことができるように、引き抜きスペース21n〜26n(メンテナンススペース)が設けられている。引き抜きスペース21n〜26nは、X方向において、給水加熱器21〜26の胴体部21b〜26bと同程度の長さ、例えば5.0m〜15.0m程度の長さを有している。
引き抜きスペース21n〜26nは、各給水加熱器21〜26と干渉しないように配置されている。図2においては、第1の給水加熱器21の引き抜きスペース21nおよび第2の給水加熱器22の引き抜きスペース22nは、第3の給水加熱器23の側とは反対側(図2における右側)に配置されている。また、第4の給水加熱器24の引き抜きスペース24nおよび第5の給水加熱器25の引き抜きスペース25nは、第6の給水加熱器26の側とは反対側(図2における左側)に配置されている。
また、第3の給水加熱器23の引き抜きスペース23nは、第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22の側とは反対側(図2における左側)に配置されている。また、第3の給水加熱器23の引き抜きスペース23nの少なくとも一部は、第4の給水加熱器24と第5の給水加熱器25との間に配置されている。すなわち、第3の給水加熱器23の引き抜きスペース23nは、Y方向で見たときに、第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25と少なくとも部分的に重なっている。図2においては、Y方向で見たときに、第3の給水加熱器23の引き抜きスペース23nの一部が、第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25と重なっている。しかしながら、第3の給水加熱器23の引き抜きスペース23nの全体が、第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25と重なっていてもよい。
また、第6の給水加熱器26の引き抜きスペース26nは、第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25の側とは反対側(図2における右側)に配置されている。第6の給水加熱器26の少なくとも一部は、Y方向で見たときに、第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22と少なくとも部分的に重なっている。図2においては、Y方向で見たときに、第6の給水加熱器26の引き抜きスペース26nの一部が、第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22と重なっている。しかしながら、第6の給水加熱器26の引き抜きスペース26nの全体が、第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22と重なっていてもよい。
次に、給水管7の構成についてより詳細に説明する。
図2に示すように、第1の給水流路15は、給水管部分7aと、給水管部分7bと、給水管部分7cと、給水管部分7dと、を含んでいる。給水管部分7aは、給水ポンプ6bの側(復水器5の側)に設けられた給水管7の部分であって、第1の給水加熱器21の水室部21aに接続されている。給水管部分7bは、第1の給水加熱器21の水室部21aと第2の給水加熱器22の水室部22aとに接続されている。給水管部分7cは、第2の給水加熱器22の水室部22aと第3の給水加熱器23の水室部23aとに接続されている。給水管部分7dは、ボイラ2の側に設けられた給水管7の部分であって、第3の給水加熱器23の水室部23aに接続されている。
同様に、第2の給水流路16は、給水管部分7eと、給水管部分7fと、給水管部分7gと、給水管部分7hと、を含んでいる。給水管部分7eは、給水ポンプ6bの側(復水器5の側)に設けられた給水管7の部分であって、第4の給水加熱器24の水室部24aに接続されている。給水管部分7fは、第4の給水加熱器24の水室部24aと第5の給水加熱器25の水室部25aとに接続されている。給水管部分7gは、第5の給水加熱器25の水室部25aと第6の給水加熱器26の水室部26aとに接続されている。給水管部分7hは、ボイラ2の側に設けられた給水管7の部分であって、第6の給水加熱器26の水室部26aに接続されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用効果について説明する。
発電プラント1が稼働すると、ボイラ2で主蒸気が生成される。主蒸気は、高圧タービン3aに供給されて、仕事を行い、タービン軸3dを回転駆動させる。仕事を行った主蒸気は、高圧タービン3aから排出されてボイラ2に供給され、ボイラ2で再熱されて再熱蒸気となる。再熱蒸気は、中圧タービン3bに供給されて、仕事を行い、タービン軸3dを回転駆動させる。中圧タービン3bから排出された蒸気は、低圧タービン3cに供給されて、仕事を行い、タービン軸3dを回転駆動させる。タービン軸3dが回転駆動されると、発電機4が駆動され、発電機4による発電が行われる。
低圧タービン3cから排出された蒸気は、復水器5で冷却され、凝縮されて復水になる。復水は、給水ポンプ6aにより加圧されて、給水として給水管7を流れる。給水管7を流れる給水は、低圧給水加熱器8、脱気器9および給水加熱システム20で加熱されて、ボイラ2に供給される。
給水は、まず、低圧給水加熱器8において、低圧タービン3cから抽出された抽気蒸気と熱交換されて、加熱される。次に、給水は、脱気器9において、中圧タービン3bの抽気蒸気と熱交換されて、更に加熱され、給水に含まれる気体が除去される。続いて、給水は、給水ポンプ6bにより加圧されて、給水加熱システム20に供給される。
次に、給水加熱システム20における給水の流れについて説明する。
給水加熱システム20に供給された給水は、第1の給水流路15と第2の給水流路16とに分流される。
第1の給水流路15を流れる給水は、第1の給水加熱器21、第2の給水加熱器22および第3の給水加熱器23において、中圧タービン3bから抽出された抽気蒸気と熱交換され、加熱される。より具体的には、第1の給水流路15に流入した給水は、まず、給水管部分7aを通って、第1の給水加熱器21の水室部21a内に流入する。水室部21a内に流入した給水は、伝熱管21k内を流れて、中圧タービン3bから抽出された抽気蒸気と熱交換して加熱され、水室部21aから流出する。水室部21aから流出した給水は、給水管部分7bを通って、第2の給水加熱器22の水室部22a内に流入する。水室部22a内に流入した給水は、第1の給水加熱器21と同様にして更に加熱され、水室部22aから流出する。水室部22aから流出した給水は、給水管部分7cを通って、第3の給水加熱器23の水室部23a内に流入する。水室部23a内に流入した給水は、第1の給水加熱器21と同様にして更に加熱され、水室部23aから流出する。水室部23aから流出した給水は、給水管部分7dを通って、その下流側で第2の給水流路16を流れた給水と合流し、ボイラ2に供給される。
一方、第2の給水流路16を流れる給水は、第4の給水加熱器24、第5の給水加熱器25および第6の給水加熱器26において、中圧タービン3bから抽出された抽気蒸気と熱交換され、加熱される。より具体的には、第2の給水流路16に流入した給水は、まず、給水管部分7eを通って、第4の給水加熱器24の水室部24a内に流入する。水室部24a内に流入した給水は、第1の給水加熱器21と同様にして、中圧タービン3bから抽出された抽気蒸気と熱交換して加熱され、水室部24aから流出する。水室部24aから流出した給水は、給水管部分7fを通って、第5の給水加熱器25の水室部25a内に流入する。水室部25a内に流入した給水は、第1の給水加熱器21と同様にして更に加熱され、水室部25aから流出する。水室部25aから流出した給水は、給水管部分7gを通って、第6の給水加熱器26の水室部26a内に流入する。水室部26a内に流入した給水は、第1の給水加熱器21と同様にして更に加熱され、水室部26aから流出する。水室部26aから流出した給水は、給水管部分7hを通って、その下流側で第1の給水流路15を流れた給水と合流し、ボイラ2に供給される。
ここで、本実施の形態による各給水加熱器21〜26の配置の効果について説明する。ここでは、比較例として、図5に示すように、各給水加熱器21〜26の一般的な配置例を用いて説明する。
図5に示す比較例では、図2と同様、各給水加熱器21〜26は、タービン建屋30内の同一のフロア面31に配置されており、各給水加熱器21〜26は、各々の長手方向LがX方向に沿うように配置されている。
一方、図2に示す本実施の形態とは異なり、第1の給水加熱器21、第2の給水加熱器22および第3の給水加熱器23は、X方向に並んで配置されている。より具体的には、X方向において、第1の給水加熱器21と第2の給水加熱器22とが離間し、それらの間に、第3の給水加熱器23が配置されている。同様に、第4の給水加熱器24、第5の給水加熱器25および第6の給水加熱器26も、X方向に並んで配置されており、X方向において、第4の給水加熱器24と第5の給水加熱器25とが離間し、それらの間に、第6の給水加熱器26が配置されている。しかしながら、第4の給水加熱器24、第5の給水加熱器25および第6の給水加熱器26は、Y方向において第1の給水加熱器21、第2の給水加熱器22および第3の給水加熱器23と異なる位置に配置されている。図5においては、第1の給水加熱器21、第2の給水加熱器22および第3の給水加熱器23は、第4の給水加熱器24、第5の給水加熱器25および第6の給水加熱器26よりも復水器5の側(図5における下側)に配置されている。
更に、第1の給水加熱器21の水室部21aは、X方向において第2の給水加熱器22および第3の給水加熱器23の側(図5における左側)に配置されている。第2の給水加熱器22の水室部22aは、X方向において第1の給水加熱器21および第3の給水加熱器23の側(図5における右側)に配置されている。一方、第3の給水加熱器23の水室部23aは、X方向において第2の給水加熱器22の側(図5における左側)に配置されている。
同様に、第4の給水加熱器24の水室部24aは、X方向において第5の給水加熱器25および第6の給水加熱器26の側(図5における左側)に配置されている。第5の給水加熱器25の水室部25aは、X方向において第4の給水加熱器24および第6の給水加熱器26の側(図5における右側)に配置されている。一方、第6の給水加熱器26の水室部26aは、X方向において第5の給水加熱器25の側(図5における左側)に配置されている。
また、タービン建屋30内のフロア面31において、X方向における各給水加熱器21〜26の水室部21a〜26aの側とは反対側に、引き抜きスペース21n〜26nが、設けられている。
図2に示す本実施の形態では、図5の比較例と比較すると、総じて各給水加熱器21〜26間の給水管7の長さを短くすることができるとともに、タービン建屋30のフロア面積の増大を抑制することができる。
例えば、図2に示す本実施の形態では、第1の給水加熱器21と第2の給水加熱器22とがY方向に並んでいる。このため、図5に示す比較例のように、第1の給水加熱器21と第2の給水加熱器22とがX方向に並んでいる場合に比べて、第1の給水加熱器21と第2の給水加熱器22とに接続される給水管部分7bの長さを短くすることができる。すなわち、給水加熱器は、長手方向Lに延びた形状を有している。このため、給水加熱器21〜26の各々の長手方向LがX方向に沿うように配置されている場合、第1の給水加熱器21と第2の給水加熱器22をX方向に並べるよりも、Y方向に並べる方が、第1の給水加熱器21の水室部21aと第2の給水加熱器22の水室部22aとを近づけることができる。こうして、第1の給水加熱器21と第2の給水加熱器22とに接続される給水管部分7bの長さを短くすることができる。第4の給水加熱器24と第5の給水加熱器25についても同様である。
また、図2に示す本実施の形態では、第3の給水加熱器23が、X方向において第1の給水加熱器21と第4の給水加熱器24との間(または第2の給水加熱器22第5の給水加熱器25との間)に配置されるとともに、Y方向において第1の給水加熱器21と第2の給水加熱器22との間に配置されている。このため、第1の給水加熱器21、第2の給水加熱器22および第3の給水加熱器23がY方向に並んでいる場合に比べて、フロア面31のY方向寸法を低減することができ、タービン建屋30のフロア面積の増大を抑制することができる。
また、図2に示す本実施の形態では、第1の給水加熱器21の水室部21aおよび第2の給水加熱器22の水室部22aが、X方向において第3の給水加熱器23の側に配置されている。このため、第1の給水加熱器21と第2の給水加熱器22とに接続される給水管部分7bの長さを短くすることができる。また、第3の給水加熱器23の水室部23aは、X方向において第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22の側に配置されている。このため、第2の給水加熱器22と第3の給水加熱器23とに接続される給水管部分7cの長さを短くすることができる。第4〜第6の給水加熱器24〜26についても同様である。
更に、図2に示す本実施の形態では、第3の給水加熱器23の引き抜きスペース23nの一部が、第4の給水加熱器24と第5の給水加熱器25との間に配置されている。このことにより、X方向において第1の給水加熱器21(または第2の給水加熱器22)と第4の給水加熱器24(または第5の給水加熱器25)との間の間隔を小さくすることができる。このため、図5に示す比較例のように、X方向において第1の給水加熱器21、第2の給水加熱器22および第3の給水加熱器23が並んで配置されている場合に比べて、フロア面31のX方向寸法を低減することができ、タービン建屋30のフロア面積の増大を抑制することができる。
同様に、第6の給水加熱器26の引き抜きスペース26nが、Y方向において第2の給水加熱器22(または第1の給水加熱器21)よりも復水器5の側とは反対側に配置されている。このことにより、X方向において第2の給水加熱器22(または第1の給水加熱器21)と第5の給水加熱器25(または第4の給水加熱器24)との間の間隔を小さくすることができる。このため、図5に示す比較例のように、X方向において第4の給水加熱器24、第5の給水加熱器25および第6の給水加熱器26が並んで配置されている場合に比べて、フロア面31のX方向寸法を低減することができ、タービン建屋30のフロア面積の増大を抑制することができる。
このように、本実施の形態は、図5の比較例と比較して、各給水加熱器21〜26間の給水管7の長さを短くすることができるとともに、タービン建屋30のフロア面積の増大を抑制することができる。
このように本実施の形態によれば、第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22が、Y方向に並んで配置されているとともに、第3の給水加熱器23が、X方向において第1の給水加熱器21と第4の給水加熱器24との間(または第2の給水加熱器22と第5の給水加熱器25との間)であって、Y方向において第1の給水加熱器21と第2の給水加熱器22との間に配置されている。このため、第1の給水加熱器21と第2の給水加熱器22とに接続される給水管部分7bの長さを短くすることができる。このことにより、給水管7の長さを短くすることができ、タービン建屋30内における給水管7の重量を低減し、給水管7の据付時の作業工数を低減することができる。この結果、プラントの建設コストを低減することができる。更には、給水管7の長さを短くすることにより、給水管7内を流れる給水の圧力損失を低減することができ、エネルギー効率を向上させ、プラントの性能を向上させることもできる。また、このような配置により、タービン建屋30のフロア面積の増大を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、第1の給水加熱器21の水室部21aおよび第2の給水加熱器22の水室部22aが、X方向において第3の給水加熱器23の側に配置されているとともに、第3の給水加熱器23の水室部23aが、X方向において第1の給水加熱器21(または第2の給水加熱器22)の側に配置されている。このため、第1の給水加熱器21と第2の給水加熱器22とに接続される給水管部分7bの長さ、および第2の給水加熱器22と第3の給水加熱器23とに接続される給水管部分7cの長さを短くすることができる。
また、本実施の形態によれば、第3の給水加熱器23は、Y方向において第4の給水加熱器24と第5の給水加熱器25との間に配置されている。このことにより、X方向において第1の給水加熱器21(または第2の給水加熱器22)と第4の給水加熱器24(または第5の給水加熱器25)との間の間隔を小さくすることができる。このため、フロア面31のX方向寸法を低減することができ、タービン建屋30のフロア面積の増大を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、第3の給水加熱器23の引き抜きスペース23nの少なくとも一部は、第4の給水加熱器24と第5の給水加熱器25との間に配置されている。このことにより、X方向において第1の給水加熱器21(または第2の給水加熱器22)と第4の給水加熱器24(または第5の給水加熱器25)との間の間隔を更に小さくすることができる。このため、フロア面31のX方向寸法を更に低減することができ、タービン建屋30のフロア面積の増大をより一層抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、第1の給水流路15において上流側に配置される第1の給水加熱器21は、Y方向において第2の給水加熱器22および第3の給水加熱器23よりも復水器5の側に配置されている。このため、第1の給水加熱器21に接続される、給水ポンプ6bの側(復水器5の側)に設けられた給水管部分7aの長さを短くすることができる。
また、本実施の形態によれば、第3の給水加熱器23は、第1の給水流路15において第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22の下流側に配置されている。このことにより、下流側に配置された第3の給水加熱器23の長さが、第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22の長さよりも短い場合、X方向において第1の給水加熱器21(または第2の給水加熱器22)と第4の給水加熱器24(または第5の給水加熱器25)との間の間隔を小さくすることができる。このため、フロア面31のX方向寸法を更に低減することができ、タービン建屋30のフロア面積の増大をより一層抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、第4の給水加熱器24の水室部24aおよび第5の給水加熱器25の水室部25aが、X方向において第6の給水加熱器26の側に配置されているとともに、第6の給水加熱器26の水室部26aが、X方向において第4の給水加熱器24および第5の給水加熱器25の側に配置されている。このため、第4の給水加熱器24と第5の給水加熱器25とに接続される給水管部分7fの長さ、および第5の給水加熱器25と第6の給水加熱器26とに接続される給水管部分7gの長さを短くすることができる。
また、本実施の形態によれば、第6の給水加熱器26は、Y方向において第1の給水加熱器21および第2の給水加熱器22よりも復水器5の側とは反対側に配置されている。このことにより、X方向において第2の給水加熱器22(または第1の給水加熱器21)と第5の給水加熱器25(または第4の給水加熱器24)との間の間隔を更に小さくすることができる。このため、フロア面31のX方向寸法を更に低減することができ、タービン建屋30のフロア面積の増大をより一層抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、第6の給水加熱器26の引き抜きスペース26nは、Y方向において第2の給水加熱器22(または第1の給水加熱器21)よりも復水器5の側とは反対側に配置されている。このことにより、X方向において第2の給水加熱器22(または第1の給水加熱器21)と第5の給水加熱器25(または第4の給水加熱器24)との間の間隔を更に小さくすることができる。このため、フロア面31のX方向寸法を更に低減することができ、フロア面31のX方向寸法を更に低減することができ、タービン建屋30のフロア面積の増大をより一層抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、第2の給水流路16において上流側に配置される第4の給水加熱器24は、Y方向において第5の給水加熱器25(または第6の給水加熱器26)よりも復水器5の側に配置されている。このため、第4の給水加熱器24に接続される、給水ポンプ6bの側(復水器5の側)に設けられた給水管部分7eの長さを短くすることができる。
また、本実施の形態によれば、第2の給水流路16において下流側に配置される第6の給水加熱器26は、Y方向において第5の給水加熱器25(または第4の給水加熱器24)よりも復水器5の側とは反対側に配置されている。このことにより、X方向において第2の給水加熱器22(または第1の給水加熱器21)と第5の給水加熱器25(または第4の給水加熱器24)との間の間隔を更に小さくすることができる。このため、フロア面31のX方向寸法を更に低減することができ、タービン建屋30のフロア面積の増大をより一層抑制することができる。
なお、上述した本実施の形態では、第1の給水流路15において、第2の給水加熱器22が、第1の給水加熱器21の下流側に配置され、第3の給水加熱器23が、第2の給水加熱器22の下流側に配置されている例を示した。しかしながら、このことに限られることはなく、例えば、第1の給水流路15において、第2の給水加熱器22が、第1の給水加熱器21および第3の給水加熱器23の下流側に配置されていてもよい。すなわち、第1の給水流路15において、給水は、第1の給水加熱器21、第3の給水加熱器23、第2の給水加熱器22の順に流れてもよい。このような場合においても、各給水加熱器21〜26が上述した本実施の形態のように配置されることで、給水管7の長さを短くするとともに、タービン建屋30のフロア面積の増大を抑制することができるという本実施の形態の効果を得ることができる。
同様に、上述した本実施の形態では、第2の給水流路16において、第5の給水加熱器25が、第4の給水加熱器24の下流側に配置され、第6の給水加熱器26が、第5の給水加熱器25の下流側に配置されている例を示した。しかしながら、このことに限られることはなく、例えば、第2の給水流路16において、第5の給水加熱器25が、第4の給水加熱器24および第6の給水加熱器26の下流側に配置されていてもよい。すなわち、第2の給水流路16において、給水は、第4の給水加熱器24、第6の給水加熱器26、第5の給水加熱器25の順に流れてもよい。このような場合においても、各給水加熱器21〜26が上述した本実施の形態のように配置されることで、給水管7の長さを短くするとともに、タービン建屋30のフロア面積の増大を抑制することができるという本実施の形態の効果を得ることができる。
また、上述した本実施の形態では、給水管7が、給水ポンプ6bとボイラ2との間で第1の給水流路15と第2の給水流路16の2系列に分かれている例を示したが、3系列以上に分かれていてもよい。この場合、各系列には、3段の給水加熱器が配置されていてもよい。この場合において、これら3系列以上の系列のうちの2つの系列で、各給水加熱器21〜26が上述した本実施の形態のように配置されていればよく、他の系列では各給水加熱器の配置は任意にしてもよい。また、当該他の系列の給水加熱器は、タービン建屋30内において、第1〜第6の給水加熱器21〜26が配置されたフロア面31と異なるフロア面に配置されていてもよい。このような場合においても、第1〜第6の給水加熱器21〜26が上述した本実施の形態のように配置されることで、給水管7の長さを短くするとともに、タービン建屋30のフロア面積の増大を抑制することができるという本実施の形態の効果を得ることができる。
更に、上述した本実施の形態では、各系列に3段の給水加熱器が配置されている例を示したが、各系列に4段以上の給水加熱器が配置されていてもよい。この場合において、これら4段以上の給水加熱器のうちの3段の給水加熱器が上述した本実施の形態のように配置されていればよく、他の給水加熱器の配置は任意にしてもよい。また、当該他の給水加熱器は、タービン建屋30内において、第1〜第6の給水加熱器21〜26が配置されたフロア面31と異なるフロア面に配置されていてもよい。このような場合においても、第1〜第6の給水加熱器21〜26が上述した本実施の形態のように配置されることで、給水管7の長さを短くするとともに、タービン建屋30のフロア面積の増大を抑制することができるという本実施の形態の効果を得ることができる。
また、上述した本実施の形態において、図2で描かれている給水管7(および給水管部分7a〜7h)の形状は一例であり、その他の任意の形状とすることができる。例えば、給水管部分7bは、第1の給水加熱器21の水室部21aと第2の給水加熱器22の水室部22aとの間でフロア面31に沿って水平に延びるように形成されていてもよいが、水室部21aと水室部22aとの間で上下方向に屈曲していてもよい。この場合においても、上述した本実施の形態のように各給水加熱器を配置することにより、給水管部分7bのうち上下方向に屈曲した部分以外の部分の長さを短くすることができ、その結果、給水管部分7bの長さを短くすることができる。また、各給水管部分7a〜7hの一部は、当該フロア面31と異なるフロア面に設けられていてもよく、複数のフロア面に跨って給水管部分7a〜7hが這い廻されるように形成されていてもよい。この場合においても、同様に、給水管部分7bの長さを短くすることができる。
以上述べた本実施の形態によれば、給水管の長さを短くするとともに、タービン建屋のフロア面積の増大を抑制することができる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1:発電プラント、2:ボイラ、3:蒸気タービン、3d:タービン軸、4:発電機、5:復水器、6a、6b:給水ポンプ、15:第1の給水流路、16:第2の給水流路、20:給水加熱システム、21、22、23、24、25、26:給水加熱器、21a、22a、23a、24a、25a、26a:水室部、21n、22n、23n、24n、25n、26n:引き抜きスペース、30:タービン建屋、31:フロア面

Claims (12)

  1. タービンが設置される建屋内に配置された、復水器からの給水を加熱する給水加熱システムであって、
    前記復水器からの給水が流れる第1の給水流路と、
    前記復水器からの給水が流れる、前記第1の給水流路と異なる第2の給水流路と、
    前記第1の給水流路を流れる給水を加熱する第1の給水加熱器、第2の給水加熱器および第3の給水加熱器と、
    前記第2の給水流路を流れる給水を加熱する第4の給水加熱器、第5の給水加熱器および第6の給水加熱器と、を備え、
    前記第1の給水加熱器、前記第2の給水加熱器、前記第3の給水加熱器、前記第4の給水加熱器、前記第5の給水加熱器および前記第6の給水加熱器は、前記建屋内の同一のフロア面に、各々の長手方向が前記タービンの軸方向に沿う第1方向に沿うように配置され、
    前記第1の給水加熱器および前記第2の給水加熱器は、前記フロア面における前記第1方向と直交する第2方向に並んで配置され、
    前記第4の給水加熱器および前記第5の給水加熱器は、前記第1方向において前記第1の給水加熱器および前記第2の給水加熱器と異なる位置で、前記第2方向に並んで配置され、
    前記第3の給水加熱器および前記第6の給水加熱器は、前記第1方向において前記第1の給水加熱器と前記第4の給水加熱器との間でかつ前記第2の給水加熱器と前記第5の給水加熱器との間の位置で、前記第2方向に並んで配置され、
    前記第3の給水加熱器は、前記第2方向において前記第1の給水加熱器と前記第2の給水加熱器との間に配置されている、給水加熱システム。
  2. 前記第1の給水加熱器の水室部および前記第2の給水加熱器の水室部は、前記第1方向において前記第3の給水加熱器の側に配置され、
    前記第3の給水加熱器の水室部は、前記第1方向において前記第1の給水加熱器および前記第2の給水加熱器の側に配置されている、請求項1に記載の給水加熱システム。
  3. 前記第3の給水加熱器は、前記第2方向において前記第4の給水加熱器と前記第5の給水加熱器との間に配置されている、請求項1または2に記載の給水加熱システム。
  4. 前記第1方向における前記第3の給水加熱器の水室部の側とは反対側に、当該第3の給水加熱器の引き抜きスペースが設けられ、
    前記第3の給水加熱器の引き抜きスペースの少なくとも一部は、前記第4の給水加熱器と前記第5の給水加熱器との間に配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の給水加熱システム。
  5. 前記第1の給水加熱器は、前記第1の給水流路において前記第2の給水加熱器および前記第3の給水加熱器の上流側に配置され、
    前記第1の給水加熱器は、前記第2方向において前記第2の給水加熱器および前記第3の給水加熱器よりも前記復水器の側に配置されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の給水加熱システム。
  6. 前記第3の給水加熱器は、前記第1の給水流路において前記第1の給水加熱器および前記第2の給水加熱器の下流側に配置されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の給水加熱システム。
  7. 前記第4の給水加熱器の水室部および前記第5の給水加熱器の水室部は、前記第1方向において前記第6の給水加熱器の側に配置され、
    前記第6の給水加熱器の水室部は、前記第1方向において前記第4の給水加熱器および前記第5の給水加熱器の側に配置されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の給水加熱システム。
  8. 前記第6の給水加熱器は、前記第2方向において前記第1の給水加熱器および前記第2の給水加熱器よりも前記復水器の側とは反対側に配置されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の給水加熱システム。
  9. 前記第1方向における前記第6の給水加熱器の水室部の側とは反対側に、当該第6の給水加熱器の引き抜きスペースが設けられ、
    前記第6の給水加熱器の引き抜きスペースは、前記第2方向において前記第1の給水加熱器および前記第2の給水加熱器よりも前記復水器の側とは反対側に配置されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の給水加熱システム。
  10. 前記第4の給水加熱器は、前記第2の給水流路において前記第5の給水加熱器および前記第6の給水加熱器の上流側に配置され、
    前記第4の給水加熱器は、前記第2方向において前記第5の給水加熱器および前記第6の給水加熱器よりも前記復水器の側に配置されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の給水加熱システム。
  11. 前記第6の給水加熱器は、前記第2の給水流路において前記第4の給水加熱器および前記第5の給水加熱器の下流側に配置され、
    前記第6の給水加熱器は、前記第2方向において前記第4の給水加熱器および前記第5の給水加熱器よりも前記復水器の側とは反対側に配置されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の給水加熱システム。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の前記給水加熱システムと、
    前記給水加熱システムにより加熱された給水を加熱して、蒸気を生成するボイラと、
    前記ボイラにより生成された前記蒸気が供給されることによって回転するタービン軸を有する前記タービンと、
    前記タービン軸の回転により発電を行う発電機と、
    前記タービンからの前記蒸気を凝縮して復水にする前記復水器と、
    前記復水器の前記復水を給水として前記給水加熱システムに供給する給水ポンプと、を備えた発電プラント。
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