JP2020125733A - 羽根車の製造方法及び羽根車 - Google Patents

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隼夫 阪口
Hayao SAKAGUCHI
隼夫 阪口
野口 学
Manabu Noguchi
学 野口
涼太郎 山本
Ryotaro Yamamoto
涼太郎 山本
浩章 中本
Hiroaki Nakamoto
浩章 中本
雅裕 海藤
Masahiro Kaido
雅裕 海藤
瞬 長山
Shun NAGAYAMA
瞬 長山
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【課題】積層造形法により羽根車を形成する場合に製造工程における羽根車の変形を抑制する。【解決手段】羽根車と、前記羽根車の表面に連結されている加工しろ部材と、を有する構造体を、積層造形法により形成する構造体形成工程S1と、当該構造体から当該加工しろ部材を除去する除去工程S3と、を有し、当該加工しろ部材を当該羽根車と略同じ密度で造形する。【選択図】図7A

Description

本発明は、羽根車の製造方法及び羽根車に関する。
従来ポンプに応じて、様々な羽根車が用いられている。例えば、クローズドインペラ、オープンインペラ、ノンクロッグ形インペラなどがある。クローズドインペラは、遠心ポンプ及び斜流ポンプで側板のあるインペラである。オープンインペラは、遠心ポンプ及び斜流ポンプで側板のないインペラである。このうち主板が羽根外周まであるものをセミオープン形インペラといい、主板を極力短くしたものがフルオープン形インペラである。
また、吸込形式に応じて異なる形態の羽根車が用いられている。片吸込ポンプの場合、片吸込用の羽根車が用いられており、両吸込ポンプの場合、両吸込用の羽根車が用いられる。両吸込用の羽根車は、羽根車の左右両方から均等に流体を吸い込んで加速する。例えば、両吸込用の羽根車は、横軸両吸込渦巻ポンプに使用される。
3Dプリンタの適用技術として、積層造形法と呼ばれる技術が知られている。この技術は、一例として、レーザ等により金属粉末を実質的な二次元平面上で焼結または溶融させ、これを積み上げていくことで三次元形状を得るものである。特許文献1には、タービンホイールに適用される羽根車を、積層造形法により形成する方法が記載されている。
特開2016−037901号公報
しかしながら、積層造形法により、ポンプ(特に搬送液が水のポンプ)に用いられる羽根車を形成する場合、羽根車の下側に支持する部材がないと、積層造形の途中で重力によって羽根車が落ちてきてしまい、羽根車(例えば、流路の入口または出口となる部分)が変形しやすいという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、積層造形法により羽根車を形成する場合に製造工程における羽根車の変形を抑制することを可能とする羽根車の製造方法及び羽根車を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る羽根車の製造方法は、羽根車と、前記羽根車の表面に連結されている加工しろ部材と、を有する構造体を、積層造形法により形成する構造体形成工程と、前記構造体から前記加工しろ部材を除去する除去工程と、を有し、前記構造体形成工程において前記加工しろ部材を前記羽根車と略同じ密度で造形する。
この構成によれば、加工しろ部材が羽根車を、羽根車と同じ強度で維持できるので、羽根車の表面の変形を抑制することができる。従って、積層造形法により羽根車を形成する場合に、製造工程における羽根車の変形を抑制することができる。
本発明の第2の態様に係る羽根車の製造方法は、第1の態様に係る羽根車の製造方法であって、前記構造体は、更に支持部材を有し、前記構造体形成工程において、前記支持部材が形成される第1ステップと、前記加工しろ部材が形成される第2ステップと、前記羽根車が形成される第3ステップと、を有し、前記構造体の少なくとも一つの鉛直線上において前記構造体は、前記第1ステップ、前記第2ステップ、前記第3ステップ、の順にて積層造形される。
この構成によれば、支持部材によって加工しろ部材が支持され、加工しろ部材によって羽根車が支持される。このため、羽根車が下から支えられることになり、羽根車の製造工程における変形を抑制することができる。
本発明の第3の態様に係る羽根車の製造方法は、第1または2の態様に係る羽根車の製造方法であって、前記構造体形成工程において、前記支持部材は、前記加工しろ部材に比べて低い密度になるように形成される。
この構成によれば、支持部材の金属量を低減することができるので、羽根車の製造コストを抑制することができる。
本発明の第4の態様に係る羽根車の製造方法は、第1から3のいずれかの態様に係る羽根車の製造方法であって、前記除去工程において、前記加工しろ部材が切削加工にて除去されることで前記羽根車の表面の形状が形成される。
この構成によれば、複雑な流路でも形成できると共に表面は切削加工にて研磨されるので、ポンプ効率を重視した羽根車を形成できる。
本発明の第5の態様に係る羽根車の製造方法は、第1から4のいずれかの態様に係る羽根車の製造方法であって、前記羽根車の下側、及び前記羽根車の上側の少なくとも一方に、前記加工しろ部材が形成される。
この構成によれば、羽根車の下側及び羽根車の上側の少なくとも一方が加工しろ部材によって支持されるので、羽根車の下側及び羽根車の上側の少なくとも一方の変形を抑制することができる。
本発明の第6の態様に係る羽根車の製造方法は、第1から5のいずれかの態様に係る羽根車の製造方法であって、前記構造体形成工程において、前記羽根車のインペラハブの開口部の内側に前記加工しろ部材が形成される。
この構成によれば、加工しろ部材を切削加工することで、インペラハブの開口部の内周面の表面の加工精度が向上するので、ポンプ軸に傷がつくのを防止することができる。
本発明の第7の態様に係る羽根車の製造方法は、第6の態様に係る羽根車の製造方法であって、前記構造体形成工程において、前記開口部の少なくとも一部を覆うように前記加工しろ部材が形成され、前記開口部の中心に相当する前記加工しろ部材の表面位置に凹凸が設けられるか、及び/または前記開口部の内周に相当する前記加工しろ部材の表面位置に凹凸が設けられる。
この構成によれば、作業者が加工しろ部材を削るときに、削る範囲を容易に判断することができる。
本発明の第8の態様に係る羽根車の製造方法は、第1から7のいずれかの態様に係る羽根車の製造方法であって、前記構造体形成工程において、前記加工しろ部材には、前記主板及び/または前記側板の一部の寸法、または前記主板及び/または前記側板の一部の形状に関するパラメータを表す凹凸が前記加工しろ部材の表面に設けられている。
この構成によれば、作業者が加工しろ部材を削るときに、寸法及び形状に関するパラメータを把握した状態で削ることができるので、削りミスを低減することができる。
本発明の第9の態様に係る羽根車の製造方法は、第1から8のいずれかの態様に係る羽根車の製造方法であって、前記羽根車は、主板と、側板と、主翼と、を備えたクローズドインペラである。
この構成によれば、クローズドインペラについて、加工しろ部材がクローズドインペラを、クローズドインペラと同じ強度で維持できるので、羽根車の表面の変形を抑制することができる。
本発明の第10の態様に係る羽根車は、主板と、側板と、主翼と、を備え、前記主板、前記側板および前記主翼にて画定された流路が形成されている羽根車であって、前記流路は積層造形にて形成され、前記主板および前記側板の外表面は切削加工にて形成された羽根車である。
この構成によれば、複雑な流路でも形成できると共に表面は切削加工にて研磨されるので、ポンプ効率を重視した羽根車を形成できる。
本発明の第11の態様に係る羽根車は、第10の態様に係る羽根車であって、前記主板および前記側板において、前記流路を画定する流路面と前記外表面とは表面粗さが異なる。
本発明の第12の態様に係る羽根車は、第11の態様に係る羽根車であって、前記流路面は、前記外表面よりも表面粗さが粗い。
本発明の第13の態様に係る羽根車は、第11または12の態様に係る羽根車であって、前記羽根車は切削加工にて形成されたインペラハブを更に有し、前記流路面は前記インペラハブよりも表面粗さが粗い。
本発明の一態様によれば、加工しろ部材が羽根車を、羽根車と同じ強度で維持できるので、羽根車の表面の変形を抑制することができる。従って、積層造形法により羽根車を形成する場合に、製造工程における羽根車の変形を抑制することができる。
第1の実施形態に係るポンプの構造を示す断面図である。 図1に示すポンプのポンプケーシングの正面図である。 図1に示す羽根車の断面図である。 図3に示す羽根車を、その吸込口側から見たときの一部切断の正面図である。 第1の実施形態に係る羽根車の製造工程の途中で形成される構造体の一例の断面図である。 第1の実施形態に係る羽根車の製造工程の途中で形成される構造体の加工しろ部材24を、吸込口側から見たときの正面図である。 第1の実施形態に係る羽根車の製造方法の流れの一例を示すフローチャートである。 図7AのステップS1の構造体の造形方法の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の変形例に係る構造体の一例の断面図である。
以下、各実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
本実施形態では、ベースプレートの上に金属粉末を用いた積層造形法により、本実施形態に係る羽根車の原型となる構造体を形成する。ここで、積層造形法は、所望の羽根車の形状に合わせて配置した金属粉末を、レーザ又は電子ビーム等による熱エネルギーにより焼結させる。金属粉末の配置及び焼結といった工程を順次繰り返すことで、焼結された金属粉末が積層され、所望の形状の羽根車の原型となる構造体が形成される。
図1は、第1の実施形態に係るポンプの構造を示す断面図である。図2は、図1に示すポンプのポンプケーシングの正面図である。図1及び図2に示すように、ポンプは、吸込口1aと吐出し口1bを有するポンプケーシング1と、ケーシングカバー2とを備えている。羽根車3は、その吸込口がポンプケーシング1の吸込口1aを向くようにポンプケーシング1の内部に配置され、吸込口1aからポンプケーシング1の内部に入った流体は、羽根車3を通って昇圧され、ポンプケーシング1の吐出し口1bから外部に排出される。羽根車3は、軸受胴体4に組込まれた軸受5a、5bに支持された主軸であるポンプ軸6のポンプケーシング1側の端部に固定されている。ポンプ軸6の他端には図示しない駆動機が連結されており、ポンプ軸6を介して羽根車3が回転駆動される。図2は、ポンプケーシング1を吸込口1a側からみた図を示す。
図3は、図1に示す羽根車の断面図である。図4は、図3に示す羽根車を、その吸込口側から見たときの一部切断の正面図である。図3及び図4に示すように、羽根車3は、インペラハブ10、主板11、側板12及び主板11と側板12との間に配置された複数の主翼13から構成されている。インペラハブ10は、ポンプ軸6に固定され、主翼13を取り付ける回転体である。インペラハブ10には、ポンプ軸6が嵌る開口部8が形成されている。主板11は、羽根車3を形成する側壁のうち、インペラハブ10に連なる側の側壁である。側板12は、羽根車3を形成する側壁のうち、主翼13に支えられる側の側壁である。主翼13は、揚液にエネルギーを与える羽根であり、インペラハブ10に取り付けられる。主翼13は、この例では、厚さt1の板状に形成されて、互いに隣接する一方の主翼13の回転方向側の表面13aと他方の主翼13の反回転方向側の裏面13bとの間に、主板11の流路面11b、側板12の流路面12bにて画定された流路20がそれぞれ区画形成されている。また図3には、主板11と側板12との間に形成された流路20の出口幅B2が示されている。
図5は、第1の実施形態に係る羽根車の製造工程の途中で形成される構造体の一例の断面図である。図5に示すように、羽根車の原型となる構造体14は、インペラハブ10と、主板11と、側板12と、当該主板11と当該側板12との間に設けられる複数の主翼13と、一例として主板11及び側板12の両方の外表面11a、12a及び外周面11c、12cに連結されている加工しろ部材22と、を備える。更に、構造体14は、インペラハブ10の開口部8の内側に形成されている加工しろ部材24と、開口部8の下面を覆うように設けられた加工しろ部材25と、加工しろ部材22を支持する支持部材26と、加工しろ部材25を支持する支持部材27と、を備える。
ポンプ軸6が取り付けられるインペラハブ10の開口部8を形成するインペラハブ10の内周面10bは、ポンプ軸6に傷がつくのを防止するため表面の加工精度が必要である。よって、図5に示すように、積層造形時にインペラハブ10の開口部8の内側に、切削加工用の加工しろ部材24が形成されるとよい。この構成により、加工しろ部材24を切削し研磨することで、インペラハブ10の開口部8の内周面10bを微鏡面仕上げ等の滑らかな表面粗さに加工できる。これにより、ポンプ軸6を嵌合する際にポンプ軸6に傷がつくのを防止することができる。
構造体14には、吸込口1aに連通する開口部9が設けられている。構造体14は、ベースプレート21の上に金属粉末を用いた積層造形法により形成されている。インペラハブ10の内周面10bに加工しろ部材24が設けられており、インペラハブ10の上面10cと加工しろ部材24の上面が同じ高さにあり、インペラハブ10の下面10aと加工しろ部材24の下面が同じ高さにある。
ここで、加工しろ部材22の主板11及び側板12の吐出し側の端部(外周面11c、12c)側の幅B3は、流路20の出口幅(主板11の流路面11bと側板12の流路面12bとの間の距離)B2より長い。また加工しろ部材22の底面22aと水平面との角度θ1は、40〜50度の範囲が好ましく、加工しろ部材22の底面22aと鉛直面との角度θ2は、40〜50度の範囲が好ましい。
図6は、第1の実施形態に係る羽根車の製造工程の途中で形成される構造体14の加工しろ部材24を、吸込口側から見たときの正面図である。図6に示すように、加工しろ部材24の表面には、製造番号が分かるように凹凸31が設けられている。これにより、作業者が製造番号を把握することができるので、加工しろ部材24を切削加工で取り除く際に、構造体を取り違えるミスを抑制することができる。
また、加工しろ部材24の表面には、矢印の形をした凹凸A1が設けられており、開口部8の直径が分かるように、直径を示す凹凸33が設けられている。これにより、作業者が加工しろ部材24を削るときに、削る範囲を容易に判断することができる。
更に、加工しろ部材24の表面には、鍵穴のような形状の凹凸34が設けられている。また、開口部8の中心に相当する加工しろ部材23の表面位置に凹凸35が設けられる。ここでは凹凸35は十字の形をしている。これにより、作業者が加工しろ部材24を削るときに、開口部8の中心に相当する位置を把握した状態で削ることができるので、削りミスを低減することができる。
更に、加工しろ部材24の表面には、当該加工しろ部材24の曲率半径Raを示す凹凸36が設けられている。また、加工しろ部材24の表面には、寸法公差を示す凹凸37が設けられている。これにより、作業者が加工しろ部材24を削るときに、曲率半径Ra及び寸法公差を把握した状態で削ることができるので、削りミスを低減することができる。
このように、加工しろ部材24には、インペラハブ10の一部(例えば、開口部8)の寸法(例えば、直径)、またはインペラハブ10の一部(例えば、開口部8)の形状に関するパラメータ(例えば、曲率半径Raまたは寸法公差)を表す凹凸が表面に設けられている。この構成によれば、作業者が加工しろ部材24を削るときに、寸法及び形状に関するパラメータを把握した状態で削ることができるので、削りミスを低減することができる。
なお、上記の凹凸31、33〜37は、加工しろ部材24の表面から凸であってもよいし、加工しろ部材24の表面から凹んでいてもよい。
加工しろ部材25にも、加工しろ部材24と同様に、開口部8の中心に相当する加工しろ部材25の表面位置に凹凸が設けられるか、及び/または開口部8の内周に相当する加工しろ部材25の表面位置に凹凸が設けられていてもよい。これにより、作業者が加工しろ部材25を削るときに、どこまで削っていいのかを容易に判断することができる。
また、加工しろ部材25にも、加工しろ部材24と同様に、インペラハブ10の一部(例えば、開口部8)の寸法、またはインペラハブ10の一部の形状に関するパラメータ(例えば、曲率半径または寸法公差)を表す凹凸が加工しろ部材25の表面に設けられていてもよい。また、加工しろ部材22にも、加工しろ部材24と同様に、主板11、側板12の一部の形状に関するパラメータ(例えば、曲率半径または寸法公差)を表す凹凸が加工しろ部材22の表面に設けられていてもよい。この構成によれば、加工しろ部材22、25を削るときに、羽根車3の寸法及び形状に関するパラメータを把握した状態で削ることができるので、削りミスを低減することができる。
本実施形態に係る構造体形成工程において、支持部材26及び27は例えば、加工しろ部材22、24、25に比べて低い金属密度(例えば、メッシュ構造やスポンジ状の造形物)になるように形成されてもよい。これにより、支持部材26及び27の金属量を低減することができるので、羽根車の製造コストを抑制することができる。
本実施形態に係る構造体形成工程において、加工しろ部材22、24、25は、羽根車3と略同じ金属密度になるように形成されることが好ましい。以降、羽根車3と同じ金属密度に積層造形することを実造形と記す。つまり、加工しろ部材22、24、25は実造形にて形成される。これにより、加工しろ部材22、24、25が主板11及び側板12の端部側(羽根車の吸込み側と吐出側)を、主板11及び側板12と同じ強度で支持できるので、主板11及び側板12の端部の変形を抑制することができる。また、積層造形では、造形時の熱がうまく放熱できないと、結果として変形してしまう。ここで、主板11及び側板12に加工しろ22がない場合や主板11及び側板12より低い金属密度の支持部材26が当接すると、主板11及び側板12は、空気に触れており放熱されにくい。このように、主板11及び側板12は、同じ金属密度の加工しろ22が当接することで、空気に触れるのに比べて放熱が促進されるため変形が抑えられる。
また、積層造形では、空間または金属密度が低い支持部材の次に積層される実造形は、重力によって変形しやすい。そのため、変形しても後加工にて除去される加工しろ部材22、25が支持部材26、27の次に積層されるとよい。
積層造形では、空間または金属密度が低い支持部材の次に積層される実造形の水平面の面積を極力少なくすることで、実造形による形成物の変形を抑えることができる。よって、加工しろ部材22の造形時の変形を主板11の形状に影響しない程度にまで抑えるために、加工しろ部材22の底面22aは水平面から傾いた形状が好ましい。つまり、加工しろ部材22の底面22aを含む層が形成されるときの一層当たりの積層面積が所定の面積以下となるように、θ1、θ2は設計されるとよい。なお、当該所定の面積は金属材料等の諸条件によって決定され、例えば、チタンの方がステンレスよりも大きな面積となる。更には、θ1、θ2にて加工しろ部材22を小さくすれば、加工後に廃棄される材料が少なくできる。
また、本実施形態では、造形時のポンプ軸6の中心線X(図5参照)の水平面に対する角度を90度とした。一実施形態では、造形時のポンプ軸6の中心線Xの水平面に対する角度は任意の角度としてもよい。構造体14の任意の鉛直線A上の点を含む積層面において、支持部材の次に積層される加工しろの水平面の面積が、加工しろの次に積層される羽根車3の水平面の面積よりも小さいことが好ましい。加工しろの変形を抑制することで、加工しろの次に積層される羽根車3の形状が安定する。このように、構造体14は、羽根車3の外側に加工しろ部材22、25を設け、当該加工しろを積層造形に適した形状に設計することで、正確な形状の羽根車3を製造できる。
図7Aを用いて第1の実施形態に係る羽根車の製造方法について説明する。図7Aは、第1の実施形態に係る羽根車の製造方法の流れの一例を示すフローチャートである。
(ステップS1)まず、水平なベースプレート21の上に、金属粉末(例えば、チタンまたはステンレスなど)を用いた積層造形法により、本実施形態に係る羽根車3の原型となる構造体14を形成する。
(ステップS2)次に、構造体14をベースプレート21から剥がす。例えば、構造体14が構成される金属がチタンの場合、ペンチで構造体14をベースプレート21から剥がしてもよい。一方、例えば、構造体14が構成される金属がステンレスの場合、機械加工で構造体14をベースプレート21から剥がしてもよい。ベースプレート21に接する支持部材26、27は、実造形に比べて金属密度が低いため、構造体14はベースプレート21から容易に剥がすことができる。
(ステップS3)次に、構造体14から支持部材26及び27を除去する。例えば、構造体14が構成される金属がチタンの場合、ペンチで構造体14から支持部材26及び27を除去してもよい。一方、例えば、構造体14が構成される金属がステンレスの場合、機械加工で構造体14から支持部材26及び27を除去してもよい。ここで、支持部材26及び27は、羽根車3と直接接していないため、除去後の構造体14の表面粗さや加工精度にバラツキがあっても構わない。また、支持部材26及び27が小さい等で、次のステップS4に差し支えなければ、支持部材26及び27を除去するステップS3は省略されてもよい。
(ステップS4)次に、構造体14から加工しろ部材22、24、25を除去する。例えば、主板11および側板12の表面、インペラハブ10の軸穴である開口部8は、旋盤等によって切削することで加工しろ22、24、25が除去されるとよい。特に、旋盤では、加工中に被加工物の硬さが変化すると加工機械が(特に工具刃)傷んでしまう虞がある。よって、旋盤加工がおこなわれる主板11および側板12の表面、インペラハブ10の軸穴である開口部8が接する加工しろ22、24、25は、実造形で形成されるとよい。
(ステップS5)次に、羽根車3の形状となった構造体14を研磨する。なお、主板11および側板12の表面、インペラハブ10の軸穴である開口部8は、旋盤加工にて加工しろ部材22、24、25を除去されるのと同時に、研磨されるとよい。また、流路20もスクラブ等の流体にて研磨されるとよい。
なお、ステップS3とステップS4の順番は逆であってもよいし、同時または並行して行われてもよい。
ここで、ステップS5にて製造された羽根車3は、積層造形にて形成された表面の積層面に対して傾斜した面に積層段差が残り、積層面に平行な面にはレーザ又は電子ビーム等による塗り痕が残る。それに対して、切削加工の面には工具痕(例えば筋目方向の傷)が残る。このように、羽根車3は、積層造形にて形成された流路面(流路面11b、12b、および主翼13の表面13a、裏面13b)と、機械加工された面(外周面11c、12cおよび外表面11a、12a)との表面粗さが異なる。そして、主板11は、流路面11bにおける表面粗さが外表面11a、12aよりも粗い。一例として、主板11の流路面11b(流路面のうち上側の面)の表面粗さはSa(算術平均高さ)が20μm〜100μmであるのに対して、外表面11a、12a(旋盤加工された面)の表面粗さはSaが5μm以下である。
特に、クローズドインペラの製造において、鋳物や溶接に比して積層造形であれば、複雑な流路を形成でき、更に、積層造形にて変形しやすい主板11または/および側板12は旋盤等で後から切削加工することで、所望する形状の羽根車3を製造できる。
図7Bは、図7AのステップS1の構造体の造形方法の流れの一例を示すフローチャートである。
(ステップS110)まず、支持部材26、27を積層造形により造形する。
(ステップS120)次に、下側の加工しろ部材22を支持部材26の上に積層造形により造形し、加工しろ部材25を支持部材27の上に積層造形により造形する。
(ステップS130)次に、羽根車3を造形する。具体的には、インペラハブ10及び加工しろ部材24を積層造形により造形するとともに、主板11の外周側の加工しろ部材22とともに主板11を積層造形により造形する。インペラハブ10の上に、主翼13を積層造形により造形し、主翼13の外周側において加工しろ部材22を積層造形により更に上に造形する。そして主翼13の上に側板12を積層造形により造形する。
(ステップS140)次に、側板12の上に加工しろ部材22を造形する。
このように、構造体形成工程において、支持部材26、27が形成される第1ステップ(S110)と、加工しろ部材22、25が形成される第2ステップ(S120)と、羽根車3が形成される第3ステップ(S130)と、を有し、構造体14の少なくとも一つの鉛直線(例えば、図5のAの鉛直線)上において構造体14は、第1ステップ、第2ステップ、第3ステップ、の順にて積層造形される。この構成によれば、支持部材26によって加工しろ部材22が支持され、加工しろ部材によって羽根車3が支持される。具体的には、図5のAの鉛直線上において、支持部材26によって加工しろ部材22が支持され、加工しろ部材22によって羽根車3の主板11が支持される。このため、羽根車3が下から支えられることになるので、羽根車3の製造工程における変形を抑制することができる。
以上、本実施形態に係る羽根車の製造方法は、主板11と、側板12と、当該主板11と当該側板12との間に設けられる複数の主翼13と、主板11及び/または側板12に連結されている加工しろ部材22、24、25と、を有する構造体を、積層造形法により形成する構造体形成工程と、構造体14から加工しろ部材22、24、25を除去する除去工程と、を有する。
この構成によれば、加工しろ部材22、24、25がインペラハブ10、主板11及び/または側板12に設けられることにより、製造工程においてインペラハブ10、主板11及び/または側板12の端部の変形を抑えることができる。従って、積層造形法により羽根車を形成する場合に、製造工程における羽根車の端部の変形を抑制することができる。
また、本実施形態において、構造体14は、更に支持部材26を有し、当該構造体形成工程において、ベースプレート21の上に支持部材26が形成され、その後に、当該加工しろ部材22が支持部材26の上に形成され、その後に、主板11と側板12とのうち積層造形法により先に形成される主板11が、当該加工しろ部材22の上に形成される。これにより、支持部材26によって加工しろ部材22が支持され、加工しろ部材22によって主板11が支持されるので、主板11の製造工程における変形を抑制することができる。
なお、加工しろ部材22は、一例として主板11の外周面11c及び側板12の外周面12cの両方に連結しており主板11の外周面11c及び側板12の外周面12cを支持するものとして説明したが、いずれか一方のみに連結されていてもよい。すなわち、本実施形態において、図7のステップS1の構造体形成工程において、主板11の外周面11c、及び側板12の外周面12cの少なくとも一方に、加工しろ部材22が形成されてもよい。これにより、主板11の外周面11c及び側板12の外周面12cの少なくとも一方が加工しろ部材22によって支持されるので、主板11の外周面11c及び側板12の外周面12cの少なくとも一方の変形を抑制することができる。
また、本実施形態において、図7のステップS1の構造体形成工程において、主板11と側板12とのうち積層造形法により後に形成される側板12の上に、加工しろ部材22が形成される。これにより、製造工程における側板12の変形を抑制することができる。
また、本実施形態において、インペラハブ10には開口部8が形成されており、図7のステップS1の構造体形成工程において、当該開口部8の内側に加工しろ部材24が形成される。これにより、加工しろ部材24によってインペラハブ10の内側が支持されるので、製造工程におけるインペラハブ10の変形を抑制することができる。
<第1の実施形態の変形例>
続いて第1の実施形態の変形例について説明する。図8は、第1の実施形態の変形例に係る構造体の一例の断面図である。第1の実施形態の構造体は、主板11より上に側板12が積層形成されるものとして説明したが、第1の実施形態の変形例に係る構造体14bは、側板12より上に主板11が積層形成されたものである点が異なっている。
図8に示すように、羽根車の原型となる構造体14bは、インペラハブ10と、主板11と、側板12と、当該主板11と当該側板12との間に設けられる複数の主翼13と、一例として主板11及び側板12の両方の外表面11a、12a及び外周面11c、12cに連結されている加工しろ部材22bと、を備える。更に、構造体14bは、開口部9を覆い且つ加工しろ部材22bと連結している加工しろ部材23bと、開口部8の内側に形成されている加工しろ部材24と、開口部8の一部及びインペラハブ10の上側に積層され且つ加工しろ部材22bと連結している加工しろ部材25bと、加工しろ部材22bを支持する支持部材26bと、加工しろ部材23bを支持する支持部材27bと、を備える。構造体14bは、ベースプレート21の上に金属粉末を用いた積層造形法により形成されている。
ここで、加工しろ部材22bの主板11及び側板12の吐出し側の端部(外周面11c、12c)側の幅B4は、流路20の出口幅(主板11と側板12との間の距離)B2より長い。また支持部材26bの角度θ3は、40〜50度の範囲が好ましく、支持部材26bの角度θ4は、40〜50度の範囲が好ましい。
第1の実施形態と同様に、加工しろ部材22b、23b、25bの表面には、製造番号が分かるように凹凸が設けられていることが好ましい。また、加工しろ部材23bの表面には、開口部9の内周に相当する加工しろ部材23bの表面位置に凹凸が設けられることが好ましい。同様に、加工しろ部材25bの表面には、開口部8の内周に相当する加工しろ部材25bの表面位置に凹凸が設けられることが好ましい。これにより、作業者が加工しろ部材23b、25bを削るときに、どこまで削っていいのかを容易に判断することができる。
また、第1の実施形態と同様に、加工しろ部材23b、25bの表面には、矢印の形をした凹凸が設けられており、開口部9の直径または開口部8の直径が分かるように、直径を示す凹凸が設けられていることが好ましい。これにより、作業者が加工しろ部材23b、25bを削るときに、削る範囲を容易に判断することができる。
更に、加工しろ部材23bの表面位置に開口部9の中心を把握可能な凹凸が設けられることが好ましく、同様に加工しろ部材25bの表面位置に開口部8の中心を把握可能な凹凸が設けられることが好ましい。これにより、作業者が加工しろ部材23b、25bを削るときに、開口部9の中心に相当する位置または開口部8の中心に相当する位置を把握した状態で削ることができるので、削りミスを低減することができる。
更に、第1の実施形態と同様に、加工しろ部材23b、25bの表面には、当該加工しろ部材23b、25bの曲率半径を示す凹凸が設けれていることが好ましい。また、加工しろ部材23b、25bの表面には、寸法公差を示す凹凸が設けられていることが好ましい。これにより、作業者が加工しろ部材23b、25bを削るときに、曲率半径及び寸法公差を把握した状態で削ることができるので、削りミスを低減することができる。このように、加工しろ部材22b、23b、25bの表面に羽根車3の寸法及び形状に関するパラメータを示す凹凸を設けることで、切削加工時のミスを低減することができる。
本変形例に係る構造体形成工程において、支持部材26b及び27bは例えば、加工しろ部材22b、23b、25bに比べて低い金属密度になるように形成されてもよい。これにより、支持部材26b及び27bの金属量を低減することができるので、羽根車の製造コストを抑制することができる。
本変形例に係る構造体形成工程において、加工しろ部材22b、23b、25bは、主板11及び側板12と略同じ金属密度になるように形成されることが好ましい。これにより、第1の実施形態と同様に、主板11及び側板12の外周面11c、12c側の変形を抑制することができる。
また、第1の実施形態及び第1の実施形態の変形例において、羽根車3は、主板11と、側板12と、主翼13と、主板11、側板12および主翼13にて画定された流路20と、を備えた羽根車であって、当該流路20は積層造形にて形成され、当該主板11および当該側板12の外表面11a、12aは切削加工にて形成されたものである。そして、流路20を画定する流路面11b、12bと、前記外表面11a、12aとは、表面粗さが異なる。流路面11b、12bはレーザ等による焼結による表面粗さであり、旋盤等により切削加工された外表面11a、12aよりも表面粗さが粗い。この構成によれば、積層造形にて複雑な流路でも形成できると共に表面は切削加工にて研磨されるので、ポンプ効率を重視した羽根車を形成できる。
なお、第1の実施形態及び第1の実施形態の変形例では、羽根車の製造方法について、クローズドインペラを対象に説明したが、クローズドインペラに限ったものではなく、羽根車の製造方法はオープンインペラ、ノンクロック形インペラなどにも適用可能である。上記いずれの態様の羽根車であっても、羽根車の製造方法は、羽根車と、当該羽根車の表面に連結されている加工しろ部材と、を有する構造体を、積層造形法により形成する構造体形成工程と、当該構造体から前記加工しろ部材を除去する除去工程と、を有し、当該構造体形成工程において当該加工しろ部材を当該羽根車と略同じ密度で造形する。
この構成により、加工しろ部材が羽根車を、羽根車と同じ強度で維持できるので、羽根車の表面の変形を抑制することができる。
なお、各実施形態において、ベースプレート21の上に積層したが、ベースプレート21はなくてもよい。また、各実施形態において、羽根車を構成する材料は、金属に限らず、合成樹脂、カーボン、または複合材などであってもよく、その場合、合成樹脂の粉末、カーボンの粉末、または複合材の粉末を用いて積層造形してもよい。また、各実施形態において、粉末を用いて積層造形したが、これに限らず、ワイヤーを積層するような積層造形であってもよい。
以上、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 ポンプケーシング
1a 吸込口
1b 吐出し口
3 羽根車
4 軸受胴体
5a 軸受
6 ポンプ軸
8 開口
9 開口
10 インペラハブ
11 主板
11a 外表面
11b 流路面
11c 外周面
12 側板
12a 外表面
12b 流路面
12c 外周面
13 主翼
13a 表面
13b 裏面
14、14b 構造体
2 ケーシングカバー
20 流路
21 ベースプレート
22、22b、24、25、25b 加工しろ部材
26、26b、27、27b 加工しろ部材
31〜37、A1 凹凸

Claims (13)

  1. 羽根車と、前記羽根車の表面に連結されている加工しろ部材と、を有する構造体を、積層造形法により形成する構造体形成工程と、
    前記構造体から前記加工しろ部材を除去する除去工程と、
    を有し、
    前記構造体形成工程において前記加工しろ部材を前記羽根車と略同じ密度で造形する羽根車の製造方法。
  2. 前記構造体は、更に支持部材を有し、
    前記構造体形成工程において、
    前記支持部材が形成される第1ステップと、
    前記加工しろ部材が形成される第2ステップと、
    前記羽根車が形成される第3ステップと、を有し、
    前記構造体の少なくとも一つの鉛直線上において前記構造体は、前記第1ステップ、前記第2ステップ、前記第3ステップ、の順にて積層造形される、
    請求項1に記載の羽根車の製造方法。
  3. 前記構造体形成工程において、前記支持部材は、前記加工しろ部材に比べて低い密度になるように形成される、
    請求項1または2に記載の羽根車の製造方法。
  4. 前記除去工程において、前記加工しろ部材が切削加工にて除去されることで前記羽根車の表面の形状が形成される、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の羽根車の製造方法。
  5. 前記構造体形成工程において、前記羽根車の下側、及び前記羽根車の上側の少なくとも一方に、前記加工しろ部材が形成される、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の羽根車の製造方法。
  6. 前記構造体形成工程において、前記羽根車のインペラハブの開口部の内側に前記加工しろ部材が形成される、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の羽根車の製造方法。
  7. 前記構造体形成工程において、前記開口部の少なくとも一部を覆うように前記加工しろ部材が形成され、前記開口部の中心に相当する前記加工しろ部材の表面位置に凹凸が設けられるか、及び/または前記開口部の内周に相当する前記加工しろ部材の表面位置に凹凸が設けられる、
    請求項6に記載の羽根車の製造方法。
  8. 前記構造体形成工程において、前記加工しろ部材には、前記主板及び/または前記側板の一部の寸法、または前記主板及び/または前記側板の一部の形状に関するパラメータを表す凹凸が前記加工しろ部材の表面に設けられている、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の羽根車の製造方法。
  9. 前記羽根車は、主板と、側板と、主翼と、を備えたクローズドインペラである、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の羽根車の製造方法。
  10. 主板と、側板と、主翼と、を備え、前記主板、前記側板および前記主翼にて画定された流路が形成されている羽根車であって、
    前記流路は積層造形にて形成され、前記主板および前記側板の外表面は切削加工にて形成された羽根車。
  11. 前記主板および前記側板において、
    前記流路を画定する流路面と前記外表面とは表面粗さが異なる、請求項10に記載の羽根車。
  12. 前記流路面は、前記外表面よりも表面粗さが粗い、請求項11に記載の羽根車。
  13. 前記羽根車は切削加工にて形成されたインペラハブを更に有し、
    前記流路面は前記インペラハブよりも表面粗さが粗い、請求項11または12に記載の羽根車。
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