JP2016098817A - タービンバケットの改修されたバケットプラットフォームおよびタービンバケットのバケットプラットフォームを改修するための方法 - Google Patents

タービンバケットの改修されたバケットプラットフォームおよびタービンバケットのバケットプラットフォームを改修するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タービンバケットを改修することに関し、より具体的には、タービンバケットのバケットプラットフォームを改修する方法を提供する。【解決手段】タービンバケットの改修されたバケットプラットフォームおよびタービンバケットのバケットプラットフォームを改修するための方法を提供する。タービンバケットのバケットプラットフォームを改修するための方法は、所定の幾何学的形状を含む空隙を形成する工程と、複数の層に充填材料を積層して空隙を充填する工程と、を含む。【選択図】図1

Description

本明細書で開示される主題は、タービンバケットを改修することに関し、より具体的には、タービンバケットのバケットプラットフォームを改修することに関する。
工業的用途のためのタービンバケットは、1400℃を超える動作温度を含むことがあり得る過酷な条件において、長期の運用サイクルを経験する場合があり得る。高温度性能合金(例えばニッケルおよびコバルト超合金など)は、これらのタービン部品の耐用年数を延ばすために利用することができる。しかし、これらの高性能合金であっても、侵食、酸化または他の損傷を受ける可能性がある。したがって、タービンバケットは、継続した運用を提供するために(例えば、修理、調整、アップグレードなどにより)改修を受けることがあり得る。例えば、バケットプラットフォームは、酸化や侵食の領域を潜在的に修復するための改修を受ける場合がある。しかし、このような高温度性能合金の改修は、特に局所的な領域だけを対象とする場合には、困難になる場合がある。さらに、各バケットはそれぞれ固有の考慮すべき事項を提示する場合があり、それは個別の改修につながる可能性がある。
したがって、代替的な改修されたタービンバケットおよびタービンバケットを改修するための方法は、当該技術分野において歓迎されるであろう。
米国特許第8414269号明細書
一実施形態では、タービンバケットのバケットプラットフォームを改修するための方法が開示される。本方法は、所定の幾何学的形状を含む空隙を形成する工程と、複数の層に充填材料を積層して空隙を充填する工程と、を含む。
別の実施形態では、複数のタービンバケットの複数のバケットプラットフォームを改修するための方法が開示される。本方法は、複数のバケットプラットフォームの各々から一部を除去して、複数のバケットプラットフォームの各々に空隙を形成する工程であって、各空隙が単一の所定の幾何学的形状を含む工程と、複数の層に充填材料を積層して空隙の各々を充填する工程と、を含む。
さらに別の実施形態では、改修されたタービンバケットが開示される。改修されたタービンバケットは、バケットプラットフォームから延在する翼形部と、バケットプラットフォームの対向する側から延在する根元部分と、を含む。改修されたタービンバケットは、所定の幾何学的形状を含む以前に形成された空隙を充填する複数の層に配置された充填材料を含むバケットプラットフォームをさらに含む。
本明細書に述べる実施形態によって提供されるこれらの特徴およびさらなる特徴は、図面と併せて、以下の詳細な説明からより完全に理解されよう。
図面に示された実施形態は、本質的に例証的且つ例示的なものであって、特許請求の範囲に規定される発明を限定するものではない。例示的な実施形態の以下の詳細な説明は、以下の図面と併せて読めば、理解することができる。図面では、類似の構成は類似の符号で示している。
本明細書に図示し、または記載した1つまたは複数の実施形態による、タービンバケットのバケットプラットフォームを改修するための方法である。 本明細書に図示し、または記載した1つまたは複数の実施形態による、元のバケットプラットフォームを有するタービンバケットの斜視図である。 本明細書に図示し、または記載した1つまたは複数の実施形態による、空隙を形成するために除去されるバケットプラットフォームの一部を有するタービンバケットの斜視図である。 本明細書に図示し、または記載した1つまたは複数の実施形態による、図3に示した空隙の一部の拡大斜視図である。 本明細書に図示し、または記載した1つまたは複数の実施形態による、改修されたバケットプラットフォームを有するタービンバケットの斜視図である。
以下で、本発明の1つまたは複数の具体的な実施形態を説明する。これらの実施形態の簡潔な説明を提供しようと努力しても、実際の実施のすべての特徴を本明細書に記載することができるというわけではない。エンジニアリングまたは設計プロジェクトのような実際の実施の開発においては、開発者の特定の目的を達成するために、例えばシステム関連および事業関連の制約条件への対応等実施に特有の決定を数多くしなければならないし、また、これらの制約条件は実施ごとに異なる可能性があることが理解されるべきである。さらに、このような開発作業は複雑で時間がかかるかもしれないが、にもかかわらず、この開示の利益を得る当業者にとっては、設計、製作、および製造の日常的な仕事であることが理解されるべきである。
本発明の様々な実施形態の要素を導入する場合に、「1つの(a)」、「1つの(an)」、「前記(the)」および「前記(said)」は1つまたは複数の要素があることを意味するものである。「comprising(備える)」、「including(含む)」、および「having(有する)」という用語は、包括的なものであって、列挙された要素以外の付加的な要素があり得ることを意味している。
図1〜図5を参照すると、タービンバケット100を改修するための、より具体的には、タービンバケット100のバケットプラットフォーム120を改修するための方法10が示されている。図2に最もよく示されているように、タービンバケット100は、一般に、バケットプラットフォーム120から延在する翼形部110と、シャンク142およびダブテール144を含み、バケットプラットフォーム120の対向する側から延在する根元部分140と、を含む。タービンバケット100は、タービンホイール(図示せず)に配置された場合には、タービンホイールの周辺部の周りに固定されたタービンバケットの環状アレイの1つであることを理解されたい。本明細書では軸方向挿入型バケットを開示しているが、本明細書の実施形態は、接線方向挿入型バケットにも適用できることを理解されたい。さらに、図2〜図5は、方法10の様々な段階におけるタービンバケット100を示しているが、これらの図は例示に過ぎず、付加的または代替的な特徴を具体化する他のタービンバケット100が実現されてもよい。
さらに図2を参照すると、タービンバケット100のバケットプラットフォーム120は、翼形部110の各側にスラッシュ面130(例えば、縁部145)を含むことができる。スラッシュ面130は、前側131から後側139までバケットプラットフォーム120の全長Lを延長することができる。タービンホイールに装着された場合に、タービンバケット100のスラッシュ面130は、隣接するタービンバケット(図示せず)の隣接するスラッシュ面に円周方向に対向して、それらの間に隙間を形成することができる。いくつかの実施形態では、各スラッシュ面130はまた、振動ダンパとして動作するダンパピン(図示せず)を受け取るための溝133を含むことができる。
タービンバケット100は、高温度性能合金(例えば、ニッケルおよびコバルト系超合金)などの任意の好適な1つまたは複数の材料を含むことができる。さらに、タービンバケット100は、任意のフレームタービンの任意の段タービンバケットを含むことができる。いくつかの特定の実施形態では、タービンバケット100は、後段のタービンバケットよりもより高い動作温度を経験する第1段のタービンバケットを含むことができる。
ここで特に図1〜図5を参照すると、タービンバケット100を改修するための、より具体的には、タービンバケット100のバケットプラットフォーム120を改修するための方法10が示されている。方法10は、最初に、バケットプラットフォーム120の少なくとも一部を除去して空隙150を形成する工程を含む。空隙150は、その後、自動化された積層造形プロセスなどにより、空隙150が充填材料135の複数の層137で充填され得るように、所定の幾何学的形状を含む。所定の幾何学的形状を有する空隙150を用いることで、品質管理のより高いレベルで、より反復性が高く一貫性のある改修作業のための後続の層ごとの充填を容易にすることができる。
図3〜図4に最もよく示されているように、空隙150の所定の幾何学的形状は、複数の層137を介した後続の充填(例えば、積層造形充填プロセスによる)を容易にする所定の幾何学的形状を含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、空隙150は、1つまたは複数の側壁151および/または1つまたは複数の床面152を含むことができる。いくつかの実施形態では、側壁151および/または床面152の少なくとも一方は、非垂直配向を含むことができる。非垂直配向とは、直線的な上下方向に横切っていない側壁151を意味する。例えば、非垂直配向は、図3〜図5に示すように床面152から離れる方向にテーパが付けられていることを含む。1つまたは複数の非垂直表面を設けることにより、図5に示すように、複数の層137に後続の充填材料135を配置するための1つまたは複数の機械の位置決めを、空隙150が容易にすることができる。例えば、非垂直配向は、個々の層の外側部分に向かって材料を堆積させるように、積層造形装置の堆積先端および対応するロボット位置決め装置を収容する追加のスペースを提供することができる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の側壁151は、非垂直配向を提供するためにテーパを付けることができる。例えば図3〜図5に示されているように、空隙150は、空隙150の床面152からバケットプラットフォーム120の上面146まで延在する2つの側壁151を含むことができる。側壁151は、空隙150の上部開口が底面よりも大きくなるように、床面152から離れる方向にテーパを付けることができる。さらに、1つまたは複数の側壁151は、線形または非線形の構成を含むことができる。例えば、空隙150の所定の幾何学的形状は、湾曲した側壁151を有するスカラップ構成を含むことができる。
さらにいくつかの実施形態では、所定の幾何学的形状は、単一の所定の幾何学的形状、すなわち、同じ単一のタービンバケット100または複数の異なるタービンバケット100を含む、複数のタービンバケット改修作業に用いられる共通の共用の幾何学的形状を含むことができる。例えば、2つの異なるタービンバケット100は、それぞれのバケットプラットフォーム120の改修を受けることができる。材料の一部が除去され、それぞれのバケットプラットフォーム120に空隙150を形成することができ、それぞれの空隙150は、同一の所定の幾何学的形状を有している。空隙150は、同じ相対位置に形成することができ(クラックが同じ相対位置にある場合など)、あるいは、空隙150は、異なる相対的位置に形成することもできる(クラックが異なる相対的位置にある場合など)。複数の空隙に用いられる単一の幾何学的形状は、すべての改修にわたって用いられる共通の材料充填作業を容易にすることができ、そうすることで、複数の層の特性(例えば、大きさ、数、厚みなど)は、すべての空隙150について同一になる。
方法10の工程12におけるバケットプラットフォーム120の一部の除去は、任意の適切なツール、方法、またはこれらの組み合わせによって行うことができ、そのようにして、所定の幾何学的形状の空隙150がバケットプラットフォーム120に形成される。例えば、いくつかの実施形態では、工程12における除去は、フライス加工、研削、機械加工、ドリル加工、切削などにより行うことができ、自動か、手動か、あるいはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、いくつかの実施形態では、工程12におけるバケットプラットフォーム120の一部を除去する工程は、放電加工(EDM)を用いる工程を含んでもよい。工程12における除去は、単一のパスにより、または複数の反復により行うこともできる。いくつかの実施形態では、工程12における除去は、複数のプロセスを含むことができる。例えば、工程12における除去は、EDMなどの初期バルク除去プロセス、およびそれに続くグリットブラストなどの表面仕上げ処理プロセスを含むことができる。
空隙150は、タービンバケット100のバケットプラットフォーム120の様々な位置に形成することができる。いくつかの実施形態では、空隙150は、バケットプラットフォーム120の縁部145のうちの1つまたは複数に形成することができる。例えば、空隙150は、前側131、正圧側141、後側139、または負圧側143の縁部145に形成することができる。いくつかの特定の実施形態では、空隙150は、後側139よりも前側131により近接する正圧側141の縁部145に形成することができる。前記実施形態は、特に高い応力の領域の周囲のバケットプラットフォーム120の改修を可能にすることができる。さらに、空隙150の位置およびその所定の幾何学的形状に応じて、空隙150は、バケットプラットフォーム120の複数の表面間に延在する。例えば、空隙150は、バケットプラットフォーム120の上面146からバケットプラットフォーム120の側面147(正圧側141および/または前側131に沿った側面147など)まで延在することができる。
図2に示すように、いくつかの特定の実施形態では、空隙150を形成するために除去されたバケットプラットフォーム120の一部は、除去されるべき目標位置149を含むことができる。目標位置149は、改修されるべき特定の領域、例えば潜在的な亀裂、欠陥、酸化ゾーン、または修理を行う可能性があるその他の領域などを含むことができる。例えば、方法10は、工程12におけるバケットプラットフォームの一部の除去が目標領域の周囲の部分を除去することを含むように、目標領域を特定する初期工程11を最初に含むことができる。
ここで図1および図4〜図5を参照すると、方法10は、工程14において、バケットプラットフォーム120の空隙150を充填するために、複数の層137に充填材料135(図5に示す)を積層する工程をさらに含む。複数の層137に充填材料135を積層することで、空隙150を任意の積層造形プロセスを用いて充填し、所定の幾何学的形状の一貫した改修を提供することができる。積層造形とは、材料の3次元的な堆積をもたらす任意のプロセスを意味しており、一度に一層ずつ対象物の形状を順次形成する工程を含む。積層造形プロセスとしては、例えば、3次元印刷、レーザネット形状製造技術、直接金属レーザ焼結(DMLS)、直接金属レーザ溶融(DMLM)、プラズマ移行型アーク、自由造形等が挙げられる。積層造形プロセスの1つの典型的なタイプは、レーザビームを用いて粉末材料を焼結または溶融させる。積層造形プロセスは、原料として粉末材料またはワイヤを使用することができる。積層造形プロセスは、一般に、複数の薄い単位層を順次積層して物体を製造する、対象物(物品、部品、パーツ、製品等)を製造する迅速な方法に関係することができる。例えば、粉末材料の層を設けて(例えば、載置して)、エネルギービーム(例えば、レーザビーム)を照射することができ、そのようにして各層内の粉末材料の粒子を順次焼結(融着)または溶融させて層を固化させることができる。
いくつかの実施形態では、充填材料135をレーザクラッディングにより複数の層137に積層することができる。いくつかの実施形態では、他の材料積層方法を、溶接やろう付けなどの複数の層を積層するために追加的または代替的に使用することができる。いくつかの実施形態では、複数の層137の各々は、複数のビードを含んでもよい(図5に示されるように)。
さらに、いくつかの実施形態では、工程14における充填材料135を積層する工程は、共通の充填プロセスによることができる(すなわち、充填される各空隙150について同一寸法の同一量の層137を堆積させるために同一の充填プロセスを用いて)。いくつかの実施形態では、共通の積層造形プロセスを自動化することができる。このような実施形態は、複数のタービンバケット100で同じ所定の幾何学的形状を有する空隙150が各々に設けられるように、それぞれのバケットプラットフォーム120の一部が除去される場合に、改修処理における再現性を容易にするのに役立つことができる。
いくつかの実施形態では、元のバケットプラットフォーム120の寸法を超えるように、充填材料135を空隙150に積層することができる。このような実施形態では、本明細書の記載から理解されるように、積層された充填材料135は、その後に、その最終的な寸法に機械加工することができる。
工程14で積層される充填材料135は、タービンバケット100のバケットプラットフォーム120で利用するための、複数の層137によって積層しやすい任意の好適な材料を含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、工程14で積層される充填材料135は、市販されているHaynes−230、Nimonic263、Inconel625、GTD−111(登録商標)、Rene’142などのうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの実施形態では、充填材料135は、工程12において、バケットプラットフォーム120から除去した同種の材料を含むことができる。しかし、いくつかの実施形態では、充填材料135は、バケットプラットフォーム120の元の材料とは異なる材料を含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、新しい材料135は、元の材料よりも耐酸化性が高いものであってもよい。いくつかの実施形態では、充填材料135は、低サイクル疲労能力、酸化能力、および/またはクリープ能力に少なくとも部分的に基づいて選択された任意の他の好適な合金を含むことができる。
図1を参照すると、方法10は、必要に応じて、工程15で充填材料135を機械加工する工程をさらに含んでもよい。工程15における機械加工は、積層する充填材料135を最終的な寸法に整形し、バケットプラットフォーム120の表面を好適な特性に仕上げ処理し、および/またはタービンバケット100の使用の前に充填材料135を処理する任意の適用可能な処理を含むことができる。
例えば、いくつかの実施形態では、充填材料135が工程14において積層された後に、充填材料135の一部は、フライス加工、研削などにより機械加工することができる。工程15における機械加工は、自動か、手動か、またはこれらの組み合わせであってもよい。工程15における機械加工は、単一のパスにより、または複数の反復により行うこともできる。機械加工は、充填材料135の寸法を改修されたタービンバケット100の指定された許容範囲内にするように、工程15で継続することができる。
図5に最もよく示されているように、本明細書に記載した方法は、改修されたタービンバケット100を製造するために利用することができる。改修されたタービンバケット100は、バケットプラットフォーム120から延在する翼形部110と、バケットプラットフォーム120の対向する側から延在する根元部分140と、を含む。バケットプラットフォーム120自体は、所定の幾何学的形状を含む以前に形成された空隙150を充填する複数の層137に配置された充填材料135を含む。
ここでタービンバケットのバケットプラットフォームは、材料を除去して(例えば、欠陥を除去して)所定の幾何学的形状の空隙を形成し、続いて複数の層に充填材料で空隙を充填する(例えば、自動化された製造プロセスにより)ことによって、改修することができることを理解されたい。所定の幾何学的形状の空隙を形成することにより、充填作業は、個々のタービンバケットまたは複数のタービンバケットの間で一貫した再現性のあるものになり得る。
本発明について限られた数の実施形態にのみ関連して詳述しているが、本発明がこのような開示された実施形態に限定されないことが直ちに理解されるべきである。むしろ、これまでに記載されていない任意の数の変形、変更、置換または等価な構成を組み込むために、本発明を修正することができ、それらは本発明の趣旨と範囲に相応している。さらに、本発明の様々な実施形態について記載しているが、本発明の態様は記載した実施形態のうちのいくつかのみを含んでもよいことを理解すべきである。したがって、本発明は、上記の説明によって限定されるとみなされるのではなく、添付した特許請求の範囲によって限定されるだけである。
10 方法
11 工程(目標を特定する)
12 工程(除去する)
14 工程(積層する)
15 工程(機械加工する)
100 タービンバケット
110 翼形部
120 バケットプラットフォーム
130 スラッシュ面
131 前側
132 元の外縁部
133 溝
135 充填材料
137 複数の層
139 後側
140 根元部分
141 正圧側
142 シャンク
143 負圧側
144 ダブテール
145 縁部
146 上面
147 側面
149 目標位置
150 空隙
151 側壁
152 床面
L 長さ、全長

Claims (20)

  1. タービンバケット(100)のバケットプラットフォーム(120)を改修するための方法(10)であって、
    前記バケットプラットフォーム(120)の一部を除去して、所定の幾何学的形状を含む空隙(150)を形成する工程(12)と、
    複数の層(137)に充填材料(135)を積層して前記空隙(150)を充填する工程(14)と、を含む方法(10)。
  2. 前記所定の幾何学的形状は、非垂直配向を含む1つまたは複数の側壁(151)を含む、請求項1に記載の方法(10)。
  3. 前記非垂直配向を含む前記1つまたは複数の側壁(151)は、前記空隙(150)の床面(152)から離れる方向にテーパが付けられている、請求項2に記載の方法(10)。
  4. 前記非垂直配向を含む前記1つまたは複数の側壁(151)は、非線形側壁を含む、請求項2に記載の方法(10)。
  5. 前記バケットプラットフォーム(120)の前記一部を除去する前に、前記バケットプラットフォーム(120)の目標位置(149)を特定する工程(11)をさらに含み、 前記タービンバケット(100)から除去された前記バケットプラットフォーム(120)の前記一部は、前記目標位置(149)を含む、請求項1に記載の方法(10)。
  6. 前記空隙(150)は、前記バケットプラットフォーム(120)の1つまたは複数の縁部(145)に形成される、請求項1に記載の方法(10)。
  7. 前記空隙(150)は、前記バケットプラットフォーム(120)の上面(146)から側面(147)まで延在する、請求項6に記載の方法(10)。
  8. 前記空隙(150)は、前記バケットプラットフォーム(120)の正圧側(141)に形成される、請求項1に記載の方法(10)。
  9. 前記空隙(150)は、前記バケットプラットフォーム(120)の後側(139)よりも前記バケットプラットフォーム(120)の前側(131)により近接している、請求項8に記載の方法(10)。
  10. 前記空隙(150)は、前記バケットプラットフォーム(120)の正圧側(141)の縁部(145)に形成される、請求項8に記載の方法(10)。
  11. 前記バケットプラットフォーム(120)の前記一部を除去する工程(12)は、放電加工を用いる工程を含む、請求項1に記載の方法(10)。
  12. 前記複数の層(137)のうちの少なくとも1つは、前記充填材料(135)の複数のビードを含む、請求項1に記載の方法(10)。
  13. 前記充填材料(135)は、前記バケットプラットフォーム(120)と同じ材料を含む、請求項1に記載の方法(10)。
  14. 前記充填材料(135)の表面の仕上げ処理をする工程をさらに含む、請求項1に記載の方法(10)。
  15. 複数のタービンバケット(100)の複数のバケットプラットフォーム(120)を改修するための方法(10)であって、
    前記複数のバケットプラットフォーム(120)の各々から一部を除去して、前記複数のバケットプラットフォーム(120)の各々に空隙(150)を形成する工程であって、各空隙(150)が単一の所定の幾何学的形状を含む工程と、
    複数の層(137)に充填材料(135)を積層して前記空隙(150)の各々を充填する工程と、を含む方法。
  16. 前記単一の所定の幾何学的形状は、非垂直配向を含む1つまたは複数の側壁(151)を含む、請求項15に記載の方法(10)。
  17. 前記複数の層(137)に前記充填材料(135)を積層して前記空隙(150)の各々を充填する工程は、共通の充填プロセスによって行われる、請求項15に記載の方法(10)。
  18. バケットプラットフォーム(120)から延在する翼形部(110)と、
    前記バケットプラットフォーム(120)の対向する側から延在する根元部分(140)と、を含み、
    前記バケットプラットフォーム(120)は、所定の幾何学的形状を含む以前に形成された空隙(150)を充填する複数の層(137)に配置された充填材料(135)を含む、改修されたタービンバケット(100)。
  19. 前記所定の幾何学的形状は、非垂直配向を含む1つまたは複数の側壁(151)を含む、請求項18に記載の改修されたタービンバケット(100)。
  20. 前記改修されたタービンバケット(100)は、第1段タービンバケットを含む、請求項18に記載の改修されたタービンバケット(100)。
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