JP2020124984A - 駐車制御システム、車載装置、駐車制御方法、コンピュータプログラム、及び給電装置 - Google Patents

駐車制御システム、車載装置、駐車制御方法、コンピュータプログラム、及び給電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の目標駐車位置との位置ずれを抑制できる駐車制御装置を提供する。【解決手段】駐車制御システムは、路側に設けられる給電装置と、前記給電装置からの受電が可能な、車両に搭載される受電装置と、前記車両に搭載される車載装置と、前記車両に搭載されるカメラと、を備え、前記車載装置は、周囲に識別子を投影することが可能な投影部によって投影される前記識別子を前記カメラが撮像して得られる識別子画像に基づいて、前記給電装置の位置を検出する検出部と、前記検出部によって検出される前記給電装置の位置に、前記受電装置を位置合わせするための指令を生成する生成部と、前記生成部によって生成される前記指令を出力する出力部と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、駐車制御システム、車載装置、駐車制御方法、コンピュータプログラム、及び給電装置に関する。
特許文献1には、車両の周囲状況を撮影するバックモニタカメラの画像の目標駐車位置付近に送電装置の識別子が存在する場合に識別子の位置を認識して位置合わせ支援制御を行なう技術が開示される。
特開2007−097345号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、駐車の途中段階において識別子がバックモニタカメラの死角に入ると、識別子を撮像することができない。このため、車両を充電位置に正確に位置合わせすることが困難となる。
本開示は、以下の発明を含む。但し、本発明は、特許請求の範囲によって定められるものである。
本発明の一態様に係る駐車制御システムは、路側に設けられる給電装置と、前記給電装置からの受電が可能な、車両に搭載される受電装置と、前記車両に搭載される車載装置と、前記車両に搭載されるカメラと、を備え、前記車載装置は、周囲に識別子を投影することが可能な投影部によって投影される前記識別子を前記カメラが撮像して得られる識別子画像に基づいて、前記給電装置の位置を検出する検出部と、前記検出部によって検出される前記給電装置の位置に、前記受電装置を位置合わせするための指令を生成する生成部と、前記生成部によって生成される前記指令を出力する出力部と、を有する。
本発明の一態様に係る車載装置は、車両に搭載される車載装置であって、周囲に識別子を投影することが可能な投影部によって投影される前記識別子を、前記車両に搭載されるカメラが撮像して得られる識別子画像に基づいて、路側に設置される給電装置の位置を検出する検出部と、前記検出部によって検出される前記給電装置の位置に、前記車両に搭載される受電装置を位置合わせするための指令を生成する生成部と、前記生成部によって生成される前記指令を出力する出力部と、を備える。
本発明の一態様に係る駐車制御方法は、識別子を投影することが可能な投影部が、前記識別子を投影するステップと、車両に搭載されるカメラが、前記識別子を撮像することにより識別子画像を生成するステップと、前記車両に搭載される車載装置が、前記識別子画像に基づいて、路側に設置される給電装置の位置を検出するステップと、前記車載装置が、検出される前記給電装置の位置に、前記車両に搭載される受電装置を位置合わせするための指令を生成するステップと、前記車載装置が、生成される前記指令を出力するステップと、を有する。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、車両に搭載されるコンピュータに、周囲に識別子を投影することが可能な投影部によって投影される前記識別子を、前記車両に搭載されるカメラが撮像して得られる識別子画像に基づいて、路側に設置される給電装置の位置を検出するステップ、検出される前記給電装置の位置に、前記車両に搭載される受電装置を位置合わせするための指令を生成するステップ、及び生成される前記指令を出力するステップ、を実行させる。
本発明の一態様に係る給電装置は、車両に搭載される受電装置に対する給電が可能な、路側に設けられる給電装置であって、前記車両の駐車制御に用いられる識別子を周囲に投影することが可能な投影部を備える。
本発明は、上記のような特徴的な処理部を備える車載装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする駐車制御方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとして実現したりすることができる。また、車載装置の一部又は全部を半導体集積回路として実現したり、車載装置を含む駐車制御システムとして実現したりすることができる。
本発明によれば、車両の目標駐車位置との位置ずれを抑制することができる。
実施形態に係る駐車制御システムの構成の一例を示す模式図である。 実施形態に係る給電ユニットの構成の一例を示す斜視図である。 実施形態に係る車載システムの構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る自動運転車載装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る自動運転車載装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。 カメラが給電ユニットを撮像する様子を示す図である。 カメラが識別子を撮像する様子を示す図である。 実施形態に係る駐車制御システムの動作手順の一例を示すフローチャートである。 第1駐車制御処理の手順を示すフローチャートである。 第2駐車制御処理の手順を示すフローチャートである。 第1変形例に係る給電ユニットの構成の一例を示す平面図である。 第1変形例に係る駐車制御システムの動作手順の一例を示すフローチャートである。 第2変形例に係る給電装置が設けられた駐車場の一例を示す平面図である。 第2変形例に係る自動運転車載装置による目標駐車スペース決定処理の手順を示すフローチャートである。 第3変形例に係る給電装置が設けられた駐車場の一例を示す平面図である。 第4変形例に係る識別子の一例を示す図である。 第5変形例に係る識別子の構成の一例を示す平面図である。 第5変形例に係る識別子の構成の他の例を示す平面図である。 第6変形例に係る駐車制御システムの構成の一例を示す模式図である。
<本発明の実施形態の概要>
以下、本発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1) 本実施形態に係る駐車制御システムは、路側に設けられる給電装置と、前記給電装置からの受電が可能な、車両に搭載される受電装置と、前記車両に搭載される車載装置と、前記車両に搭載されるカメラと、を備え、前記車載装置は、周囲に識別子を投影することが可能な投影部によって投影される前記識別子を前記カメラが撮像して得られる識別子画像に基づいて、前記給電装置の位置を検出する検出部と、前記検出部によって検出される前記給電装置の位置に、前記受電装置を位置合わせするための指令を生成する生成部と、前記生成部によって生成される前記指令を出力する出力部と、を有する。給電装置から離れた位置に投影される識別子はカメラの死角に入りにくい。このような識別子が撮像されて得られる識別子画像を用いることにより、車両と目標駐車位置である給電装置との位置ずれを抑制することができる。なお、ここでいう「路側」とは、道路の側部という意味に限定されず、車両が走行する対象である道路、駐車場等の基盤設備を指す。
(2) また、本実施形態に係る駐車制御システムにおいて、前記投影部は、前記識別子の投影開始を指示する指示信号を前記給電装置が受信した場合に、前記識別子の投影を開始してもよい。これにより、車両の駐車を開始する場合等の適切なタイミングで、識別子の投影を開始することができる。
(3) また、本実施形態に係る駐車制御システムにおいて、前記車載装置は、前記指示信号を前記給電装置へ送信するために出力してもよい。車載装置が駐車制御を行う場合に指示信号を送信することにより、識別子の投影を開始することができる。
(4) また、本実施形態に係る駐車制御システムにおいて、前記給電装置は、前記車両が前記給電装置に近接したことを検出する近接センサを備え、前記近接センサは、前記車両の前記給電装置への近接を検出したことを示す検出信号を、前記指示信号として出力してもよい。これにより、車両が給電装置に近接した場合に指示信号が給電装置に与えられ、識別子の投影を開始することができる。
(5) また、本実施形態に係る駐車制御システムにおいて、前記給電装置は、前記投影部を有してもよい。給電装置に投影部を設けることにより、駐車制御システムの構成の複雑化を抑制することができる。
(6) また、本実施形態に係る駐車制御システムは、複数の前記給電装置を備え、前記投影部は、前記複数の給電装置毎に異なる前記識別子を投影可能であってもよい。これにより、車載装置が識別子によって給電装置を特定することができる。
(7) また、本実施形態に係る駐車制御システムは、複数の前記給電装置を備え、給電可能な前記給電装置の前記投影部は、給電可能であることを示す識別子を投影してもよい。これにより、給電可能な給電装置を車両に通知することができる。
(8) また、本実施形態に係る駐車制御システムにおいて、前記識別子は、前記識別子と前記給電装置との相対的な位置関係を示す位置関係情報を含んでもよい。車載装置は識別子画像から位置関係情報を読み出すことで、識別子と給電装置との相対的な位置関係を取得することができ、当該位置関係から給電装置の位置を特定することができる。
(9) また、本実施形態に係る駐車制御システムにおいて、前記車載装置は、前記給電装置を前記カメラが撮像して得られる給電装置画像に基づいて、前記給電装置の位置を検出する初期検出部をさらに有し、前記車載装置は、第1駐車制御処理と、前記第1駐車制御処理の後に実行される第2駐車制御処理とを実行可能であり、前記第1駐車制御処理は、前記初期検出部が前記給電装置の位置を検出するステップと、前記生成部が前記初期検出部によって検出される前記給電装置の位置に、前記受電装置を位置合わせするための指令を生成するステップと、前記出力部が前記生成部によって生成される前記指令を出力するステップと、を含み、前記第2駐車制御処理は、前記検出部が前記給電装置の位置を検出するステップと、前記生成部が前記検出部によって検出される前記給電装置の位置に、前記受電装置を位置合わせするための指令を生成するステップと、前記出力部が前記生成部によって生成される前記指令を出力するステップと、を含んでもよい。これにより、駐車の前期には、第1駐車制御処理によって給電装置画像に基づいて車両が給電装置へ近接し、給電装置がカメラの死角に入りやすい駐車の後期には、第2駐車制御処理によって識別子画像に基づいて給電装置と受電装置との位置合わせが行われる。
(10) また、本実施形態に係る駐車制御システムにおいて、前記投影部は、前記給電装置に対して前記車両の反対側に前記識別子を投影してもよい。給電装置に対して車両の反対側は、カメラの死角に入りにくい領域である。したがって、識別子がカメラの死角に入ることを抑制することができる。
(11) 本実施形態に係る車載装置は、車両に搭載される車載装置であって、周囲に識別子を投影することが可能な投影部によって投影される前記識別子を、前記車両に搭載されるカメラが撮像して得られる識別子画像に基づいて、路側に設置される給電装置の位置を検出する検出部と、前記検出部によって検出される前記給電装置の位置に、前記車両に搭載される受電装置を位置合わせするための指令を生成する生成部と、前記生成部によって生成される前記指令を出力する出力部と、を備える。給電装置から離れた位置に投影される識別子はカメラの死角に入りにくい。このような識別子が撮像されて得られる識別子画像を用いることにより、車両と目標駐車位置である給電装置との位置ずれを抑制することができる。
(12) 本実施形態に係る駐車制御方法は、識別子を投影することが可能な投影部が、前記識別子を投影するステップと、車両に搭載されるカメラが、前記識別子を撮像することにより識別子画像を生成するステップと、前記車両に搭載される車載装置が、前記識別子画像に基づいて、路側に設置される給電装置の位置を検出するステップと、前記車載装置が、検出される前記給電装置の位置に、前記車両に搭載される受電装置を位置合わせするための指令を生成するステップと、前記車載装置が、生成される前記指令を出力するステップと、を有する。給電装置から離れた位置に投影される識別子はカメラの死角に入りにくい。このような識別子が撮像されて得られる識別子画像を用いることにより、車両と目標駐車位置である給電装置との位置ずれを抑制することができる。
(13) 本実施形態に係るコンピュータプログラムは、車両に搭載されるコンピュータに、周囲に識別子を投影することが可能な投影部によって投影される前記識別子を、前記車両に搭載されるカメラが撮像して得られる識別子画像に基づいて、路側に設置される給電装置の位置を検出するステップ、検出される前記給電装置の位置に、前記車両に搭載される受電装置を位置合わせするための指令を生成するステップ、及び生成される前記指令を出力するステップ、を実行させる。給電装置から離れた位置に投影される識別子はカメラの死角に入りにくい。このような識別子が撮像されて得られる識別子画像を用いることにより、車両と目標駐車位置である給電装置との位置ずれを抑制することができる。
(14) 本実施形態に係る給電装置は、車両に搭載される受電装置に対する給電が可能な、路側に設けられる給電装置であって、前記車両の駐車制御に用いられる識別子を周囲に投影することが可能な投影部を備える。給電装置から離れた位置に投影される識別子は車載カメラの死角に入りにくい。このような識別子が撮像されて得られる識別子画像を用いることにより、車両と目標駐車位置である給電装置との位置ずれを抑制することができる。
<本発明の実施形態の詳細>
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態の詳細を説明する。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
[1.駐車制御システムの構成]
図1は、本実施形態に係る駐車制御システムの構成の一例を示す模式図である。図1に示す駐車制御システム1は、駐車スペースに車両を自動駐車させるシステムである。図1中、駐車スペースSは、1台の車両10を駐車させるために白線Hで区画された矩形状の領域である。なお、図1では、車両10が駐車スペースSに進入又は退出する方向に沿った駐車スペースSの長手方向をY方向、長手方向に直交する幅方向をX方向とする。また、Y方向のうち、車両10が駐車スペースSへ進入する方向をY1方向、駐車スペースSから退出する方向(Y1方向の逆方向)をY2方向とする。
さらに、車両10の幅方向、即ち車幅方向をx方向とし、車両10の前後方向、即ち車長方向をy方向とする。
本実施形態に係る駐車制御システム1は、エンジン車、電動車等の動力源を有する車両10を駐車スペースSに自動駐車させる。なお、「エンジン車」は、エンジンの動力によって推進する車両をいう。「電動車」は、モータの動力によって推進する車両をいい、EV(Electric Vehicle)、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle)、HV(Hybrid Vehicle)を含む。以下では、電動車を自動駐車させる駐車制御システムについて説明する。
本実施形態に係る駐車制御システム1は、車両10を後方に進行させて駐車スペースSに駐車させる。なお、この構成は一例であり、車両10を前方に進行させて駐車させる構成であってもよい。
駐車スペースSの路面には、駐車スペースSに駐車される車両10に対して給電を行うための給電ユニット600が設置される。給電ユニット600は、対向配置される受電装置に対して無線給電を行うことが可能であり、Y方向に延び且つ駐車スペースSの幅方向中央を通過する中心線C上に設けられる。給電ユニット600の特定の部位(例えば、中心)は、車両10の目標駐車位置Pである。
路側には、給電ユニット600を含む給電装置110が設けられる。給電装置110は、給電ユニット600と、インバータを含む電源装置601と、制御装置602とを備える。
給電ユニット600は、電源装置601に接続される。制御装置602は、電源装置601に接続され、電源装置601を制御する。電源装置601は、制御装置602からの制御により、給電ユニット600へ電流を供給する。給電ユニット600は、電源装置601から供給される電流によって無線給電を行う。
制御装置602は、図示しない無線通信部を備え、車両10との無線通信を行うことができる。
図2は、給電ユニットの構成の一例を示す斜視図である。給電ユニット600は、投影部610を有する。投影部610は、周囲に識別子500を投影することができる。図1及び図2の例では、給電ユニット600に対して車両10の反対側、即ち、給電ユニット600よりY1方向の路面Rに、識別子500が投影される。識別子500は、対象とする面に映される特定の形状の像である。図1及び図2の例では、識別子500の形状を円形としている。なお、識別子500の投影面は、路面Rでなくてもよく、例えば、駐車場内の壁面であってもよい。また、識別子500の形状は、円形以外であってもよい。
識別子500は、画像処理により給電ユニット600(目標駐車位置P)を検出するために用いられる。識別子500が投影される位置は、予め定められている。つまり、給電ユニット(目標駐車位置P)と識別子500との相対的な位置関係は、予め定められている。このため、画像処理により識別子500を認識することで、給電ユニット600の位置を検出可能である。
再び図1を参照する。車両10は、給電ユニット600から受電するための受電装置11を備える。受電装置11は、受電のために、路面に設置される給電ユニット600に対向させる必要があるため、車両10の下面に搭載される。また、受電装置11は車両10の幅方向中心線上に搭載される。
受電装置11の特定の部位(例えば、中心)は、基準位置Pである。駐車制御システム1では、車両10の基準位置Pを目標駐車位置Pに位置合わせする駐車制御が行われる。
車両10には、自動運転車載装置400及びカメラ200が搭載される。カメラ200は、特定の波長の光を受光することにより画像(以下、「カメラ画像」という)を生成する。カメラ200は、自動運転車載装置400に接続され、自動運転車載装置400にカメラ画像を送信することができる。カメラ200は、車両10の進行方向下流側に向けて配置される。なお、カメラ200は車体の任意の場所に取り付けることができる。例えば、車両10が後進して駐車を行う場合には、車両10の後部にカメラ200を取り付け、車両10の後方のカメラ画像を生成してもよい。また、車両10の上部、例えばルーフにカメラ200を取り付け、進行方向下流側のカメラ画像を生成してもよい。
例えば、車両10の後部が給電ユニット600に向けられた状態において、カメラ200が識別子500を含む範囲を撮像する。これにより、識別子500の像を含むカメラ画像(識別子画像)が生成される。自動運転車載装置400は、カメラ画像に対して画像処理を実行し、目標駐車位置Pを検出する。自動運転車載装置400は、検出された目標駐車位置Pに基づいて、車両10を制御するための指令を出力する。これによって車両10が走行し、受電装置11が給電ユニット600に対向する位置で車両10が停止する自動駐車動作が実行される。
[2.車載システムの構成]
図3は、本実施形態に係る車載システムの構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係る車載システム100は、車両10に搭載される。
車載システム100は、例えば、カメラ200と、車両制御装置301と、モータ302と、バッテリ303と、インバータ304と、ステアリング制御装置305と、舵角センサ306と、モータ307と、制動装置308と、表示装置309と、中継装置310と、車外通信機311と、給電制御装置312と、AC/DCコンバータ313と、受電装置11と、自動運転車載装置400とを備える。
モータ302は車軸に接続され、車両10の駆動トルクを発生する。モータ302及びバッテリ303にはインバータ304が接続される。インバータ304は、バッテリ303から受電し、モータ302を回転駆動する。また、制動時におけるモータ302による回生電力は、インバータ304を通じてバッテリ303に回収される。
ステアリング制御装置305は、舵角センサ306とモータ307とに接続される。ステアリング制御装置305は、舵角センサ306から舵角の検出値を受信し、図示しないパワーステアリング装置を駆動するモータ307を制御する。ステアリング制御装置305は、モータ307を制御することにより、車両の進行方向を変更するために、操舵輪の舵角、即ちタイヤ角を変更することができる。制動装置308は、車両の図示しない車軸に設けられた制動機構を駆動し、進行している車両10に制動力を発生させることができる。
車両制御装置301は、自動運転車載装置400からの指令を受信し、目標タイヤ角及び目標速度にしたがってモータ302を制御し、ステアリング制御装置305に制御指示を与えて車両10を走行させたり、制動が必要な場合には制動装置308を制御して車両10に制動力を生じさせたりする。具体的には、自動運転車載装置400から、目標タイヤ角の指令が与えられると、この指令にしたがってステアリング制御装置305に制御指示を与え、ステアリング制御装置305が制御指示と舵角センサの検出値とに基づいてモータ307を制御して、車両10のタイヤ角を目標タイヤ角に設定する。自動運転車載装置400から目標走行速度の指令が与えられると、車両制御装置301は、この指令にしたがってモータ302を制御して、車両10を目標走行速度で走行させる。また、自動運転車載装置400から制動指令が与えられると、車両制御装置301は、この指令にしたがってモータ302及び制動装置308を制御して、制動力を発生させる。
表示装置309は、車両制御装置301、自動運転車載装置400、及びその他の装置からの表示指示に応じて文字情報又は画像等を表示する。
給電制御装置312はAC/DCコンバータ313に接続され、AC/DCコンバータ313は受電装置11に接続される。給電制御装置312は、AC/DCコンバータ313を制御する。受電装置11が給電ユニット600に対向する場合、受電装置11は給電ユニット600から無線給電を受け、交流電流をAC/DCコンバータ313へ出力する。AC/DCコンバータ313は、給電制御装置312の制御によって受電装置11から与えられた交流電流を直流電流に変換し、車載の図示しないバッテリに直流電流を出力する。
車両制御装置301と、インバータ304と、ステアリング制御装置305と、制動装置308と、表示装置309とは、CANバス等のバス350に接続され、バス350には中継装置310が接続される。また、自動運転車載装置400及び給電制御装置312は、CANバス等のバス351に接続され、バス351には中継装置310が接続される。
中継装置310は、バス350,351等による車載ネットワークを通じて車載装置間の通信を中継する。即ち、車両制御装置301、インバータ304、ステアリング制御装置305、制動装置308、表示装置309、及び自動運転車載装置400のそれぞれは、中継装置310を介して相互に通信が可能である。中継装置310は、通信線352を介して車外通信機311に接続される。
車外通信機311は、無線通信を行うことが可能である。車外通信機311は、無線によって車外の装置、例えば路側機、端末、基地局、サーバ等と通信を行う。車外通信機311は、制御装置602と無線通信を行うことができる。
[3.自動運転車載装置の構成]
図3に示すように、自動運転車載装置400は、カメラ200に接続される。自動運転車載装置400は、カメラ200を制御し、カメラ200にカメラ画像を生成させる。自動運転車載装置400は、カメラ200からのカメラ画像を受信する。
自動運転車載装置400は、バス351、中継装置310、及び通信線352を介して車外通信機311に接続される。
自動運転車載装置400は、バス351、中継装置310、及びバス350を介して車両制御装置301に接続される。自動運転車載装置400は、目標タイヤ角及び目標走行速度を決定し、決定された目標タイヤ角及び目標走行距離を含む指令を出力したり、走行中の車両10の制動を決定し、車両10を減速させるための制動指令を出力したりする。
図4は、本実施形態に係る自動運転車載装置400の構成の一例を示すブロック図である。自動運転車載装置400は、CPU401と、メモリ402と、通信インタフェース(入力部、出力部)405とを備える。メモリ402には、SRAM、DRAM等の一過性メモリ及びフラッシュメモリ等の非一過性メモリが含まれ、コンピュータプログラムである駐車制御プログラム403及び駐車制御プログラム403の実行に使用されるデータが格納される。自動運転車載装置400は、コンピュータを備えて構成され、自動運転車載装置400の各機能は、前記コンピュータの記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムである駐車制御プログラム403がCPU401によって実行されることで発揮される。駐車制御プログラム403は、CD−ROMなどの記録媒体に記憶させることができる。CPU401は、駐車制御プログラム403を実行し、後述するような駐車制御処理を行う。
通信インタフェース405はバス351に接続されており、車載システム100に含まれる各装置に対して通信を行うことが可能である。例えば、通信インタフェース405は、制御装置602が送信した情報を車外通信機311を介して受け付けたり、制御装置602へ送信するための情報を車外通信機311へ出力したり、走行指令、制動指令等の指令を車両制御装置301へ出力したりすることができる。また、通信インタフェース405は、カメラ200に接続され、カメラ200から画像データ(カメラ画像)を受け付けることができる。
CPU401は、受け付けられたカメラ画像に対する画像処理を実行し、x−y空間における目標駐車位置Pを検出する。CPU401は、x−y空間における基準位置Pと目標駐車位置Pとの相対位置を決定する。CPU401は、基準位置Pと目標駐車位置Pとの相対位置に基づいて、車両制御装置301への走行指令、制動指令等の指令を生成する。
図5は、自動運転車載装置400の機能ブロック図である。自動運転車載装置400は、CPU401が駐車制御プログラム403を実行することにより、入力部410と、初期検出部421と、検出部422と、生成部430と、出力部440として機能する。
入力部410は、カメラ200から出力される画像データ(カメラ画像)を受信する。
図6Aは、カメラ200が給電ユニット600を撮像する様子を示す図である。車両10のY1方向(即ち、進行方向下流側)に給電ユニット600がある場合、カメラ200の撮像範囲に給電ユニット600が入る。このため、カメラ200は、給電ユニット600を含む範囲を撮像することができる。このとき、カメラ200は給電ユニット600の像を含むカメラ画像(給電装置画像)を生成する。
再び図5を参照する。初期検出部421は、給電ユニット600の像を含むカメラ画像(給電装置画像)における給電ユニット600の像に基づいて、車両10の給電ユニット600の位置(目標駐車位置P)を検出する。具体的な一例では、初期検出部421はカメラ画像に対して画像処理を実行し、カメラ画像における給電ユニット600の像を検出する。また、初期検出部421は、例えばカメラ画像に対して鳥瞰変換を実行し、給電ユニット600の上面に正対した位置、即ち、給電ユニット600の直上から撮像された画像に相当する画像に変換し、変換後のカメラ画像における給電ユニット600の像を検出してもよい。例えば、初期検出部421は、給電ユニット600の像の位置から目標駐車位置Pの画素位置を特定し、当該画素位置をx−y空間における座標位置に変換して、目標駐車位置Pを検出する。
初期検出部421は、検出された目標駐車位置Pと基準位置Pとの相対位置を決定することができる。x−y空間において基準位置Pは変化しない。このため、例えば、メモリ402には、x−y空間における基準位置Pの座標位置が記憶される。これにより、初期検出部421は、目標駐車位置Pと基準位置Pとの相対位置を決定することができる。
図6Bは、カメラ200が識別子500を撮像する様子を示す図である。例えば、図6Aに示す状態から車両10がY1方向に進行すると、車両10の車体が給電ユニット600の上に位置する。このような状態では、給電ユニット600はカメラ200の死角に入ってしまう。給電ユニット600の投影部610が識別子500を給電ユニット600よりY1方向の路面R上の位置に投影すると、カメラ200の撮像範囲に識別子500が入る。このため、カメラ200は、識別子500を含む範囲を撮像することができる。このとき、カメラ200は識別子500の像を含むカメラ画像(識別子画像)を生成する。
再び図5を参照する。検出部422は、識別子500の像を含むカメラ画像(識別子画像)における識別子500の像に基づいて、車両10の給電ユニット600の位置(目標駐車位置P)を検出する。具体的な一例では、検出部422はカメラ画像に対して画像処理を実行し、カメラ画像における識別子500の像を検出する。また、検出部422は、例えばカメラ画像に対して鳥瞰変換を実行し、路面Rにおける識別子500の投影位置に正対した位置、即ち、識別子500の直上から撮像された画像に相当する画像に変換し、変換後のカメラ画像における識別子500の像を検出してもよい。例えば、検出部422は、識別子500の像の位置から目標駐車位置Pの画素位置を特定し、当該画素位置をx−y空間における座標位置に変換して、目標駐車位置Pを検出する。
検出部422は、検出された目標駐車位置Pと基準位置Pとの相対位置を決定することができる。
生成部430は、初期検出部421又は検出部422によって検出された目標駐車位置Pに基づいて、車両10を目標駐車位置Pに位置合わせするための車両10の走行制御に用いられる指令を生成する。具体的な一例では、生成部430は、初期検出部421又は検出部422により決定された、基準位置Pと目標駐車位置Pとの相対位置に基づいて、車両10の走行計画を決定する。例えば、生成部430は、基準位置Pと目標駐車位置Pとのx方向及びy方向それぞれにおける離隔距離に基づいて、受電装置11と給電ユニット600との位置を合わせるための車両10の走行方向及び走行距離を決定する。生成部430は、走行方向及び走行距離から、例えば、目標タイヤ角、目標走行速度、目標走行距離等を含む走行計画を決定する。生成部430は、走行計画にしたがって車両10を走行制御するための指令を生成する。例えば、走行指令には、目標タイヤ角、目標走行距離、目標車速等の情報が含まれる。
出力部440は、生成部430によって生成された指令を出力する。出力された指令は、車両制御装置301に与えられる。車両制御装置301は、出力部440から与えられる指令にしたがって、インバータ304、ステアリング制御装置305、及び制動装置308を制御する。これにより、車両10が走行計画に従って走行し、自動駐車が実行される。
入力部410及び出力部440は、図4の通信インタフェース405により実現される。初期検出部421、検出部422及び生成部430は、CPU401により実現される。
[4.駐車制御システムの動作]
以下、本実施形態に係る駐車制御システム1の動作について説明する。自動運転車載装置400のCPU401は、駐車制御プログラム403を実行することにより、駐車制御処理を実行する。
図7は、本実施形態に係る駐車制御システム1の動作手順の一例を示すフローチャートである。
駐車対象の車両10は、目的とする駐車スペースSの前方(Y2方向)の位置に移動する。この状態で、駐車制御が開始される。
自動運転車載装置400のCPU401は、第1駐車制御処理を実行する(ステップS101)。第1駐車制御処理は、給電ユニット600を撮像することによって得られたカメラ画像に基づいて、車両10を給電ユニット600の近傍の位置まで進行させるための処理である。
以下、第1駐車制御処理の手順を説明する。図8は、第1駐車制御処理の手順を示すフローチャートである。
カメラ200は、給電ユニット600を含む撮像範囲で撮像を行う。これにより、給電ユニット600の像を含むカメラ画像(給電装置画像)が生成され、自動運転車載装置400に入力される。CPU401は、カメラ画像を受信する(ステップS111)。
CPU401は、カメラ画像に対して画像処理を施し、カメラ画像における給電ユニット600の像を認識する(ステップS112)。CPU401は、カメラ画像における給電ユニット600の像に基づいて、給電ユニット600の位置(目標駐車位置P)を検出する(ステップS113)。つまり、CPU401は、目標駐車位置Pのx−y空間における座標値を検出する。
CPU401は、車両10の基準位置Pと目標駐車位置Pとの相対位置を決定する。つまり、CPU401は、例えばメモリ402に記憶された基準位置Pのx−y空間における座標値と、検出された目標駐車位置Pのx−y空間における座標値とを用いて、基準位置Pと目標駐車位置Pとの相対位置を決定する。CPU401は、基準位置Pと目標駐車位置Pとの相対位置に基づいて、走行計画を決定する(ステップS114)。つまり、CPU401は、車両10を給電ユニット600へ近づけるための車両10の走行計画(目標タイヤ角、目標走行速度、及び目標走行距離等)を決定する。
CPU401は、決定された走行計画にしたがって車両10を走行させるための指令を生成し(ステップS115)、生成された指令を出力する(ステップS116)。これにより、通信インタフェース405から車両制御装置301へ指令が出力される。車両制御装置301は、受信された指令から、インバータ304、ステアリング制御装置305、及び制動装置308へ制御信号を出力する。これにより、車両10が走行計画にしたがって走行する。以上で、第1駐車制御処理が終了する。
再び図7を参照する。第1駐車制御処理が終了すると、CPU401は、車両10と給電ユニット600との距離、具体的な一例では、基準位置Pと目標駐車位置Pとの距離が所定の閾値以内であるか否かを判定する(ステップS102)。この閾値は、車両10が給電ユニット600に近づいたことを判断するために用いられ、メモリ402に予め記憶されている。車両10と給電ユニット600との距離は、例えば上記のようにして決定された基準位置Pと目標駐車位置Pとの相対位置が用いられる。
車両10と給電ユニット600との距離が閾値より大きい場合(ステップS102においてNO)、CPU401は、ステップS101へ処理を戻す。これにより、第1駐車制御処理がくり返し実行され、車両10が給電ユニット600に向かって進行する。
車両10が給電ユニット600に十分近接すると、車両10と給電ユニット600の距離が閾値以下となる(ステップS102においてYES)。この場合、CPU401は、識別子500の投影開始を指示する指示信号を出力する(ステップS103)。指示信号は、車外通信機311によって制御装置602へ送信される。
制御装置602は、指示信号を受信する(ステップS104)。制御装置602は、指示信号にしたがって、投影部610を制御し、識別子500を路面Rに投影する(ステップS105)。
CPU401は、第2駐車制御処理を実行する(ステップS106)。第2駐車制御処理は、識別子500を撮像することによって得られたカメラ画像に基づいて、受電装置11と給電ユニット600との位置合わせを行うための処理である。
以下、第2駐車制御処理の手順を説明する。図9は、第2駐車制御処理の手順を示すフローチャートである。
カメラ200は、識別子500を含む撮像範囲で撮像を行う。これにより、識別子500の像を含むカメラ画像(識別子画像)が生成され、自動運転車載装置400に入力される。CPU401は、カメラ画像を受信する(ステップS121)。
CPU401は、カメラ画像に対して画像処理を施し、カメラ画像における識別子500の像を認識する(ステップS122)。CPU401は、カメラ画像における識別子500の像に基づいて、給電ユニット600の位置(目標駐車位置P)を検出する(ステップS123)。つまり、CPU401は、目標駐車位置Pのx−y空間における座標値を検出する。
CPU401は、車両10の基準位置Pと目標駐車位置Pとの相対位置を決定する。つまり、CPU401は、例えばメモリ402に記憶された基準位置Pのx−y空間における座標値と、検出された目標駐車位置Pのx−y空間における座標値とを用いて、基準位置Pと目標駐車位置Pとの相対位置を決定する。CPU401は、基準位置Pと目標駐車位置Pとの相対位置に基づいて、走行計画を決定する(ステップS124)。つまり、CPU401は、車両10の基準位置Pを目標駐車位置Pに位置合わせするための車両10の走行計画(目標タイヤ角、目標走行速度、及び目標走行距離等)を決定する。
CPU401は、決定された走行計画にしたがって車両10を走行させるための指令を生成し(ステップS125)、生成された指令を出力する(ステップS126)。これにより、通信インタフェース405から車両制御装置301へ指令が出力される。車両制御装置301は、受信された指令から、インバータ304、ステアリング制御装置305、及び制動装置308へ制御信号を出力する。これにより、車両10が走行計画にしたがって走行する。以上で、第2駐車制御処理が終了する。
再び図7を参照する。第2駐車制御処理が終了すると、CPU401は、駐車が完了したか否か、即ち、給電ユニット600と受電装置11との位置合わせが完了したか否かを判定する(ステップS107)。
駐車が完了していない場合(ステップS107においてNO)、CPU401は、ステップS106へ処理を戻す。これにより、第2駐車制御処理がくり返し実行され、車両10と給電ユニット600との位置合わせが行われる。
他方、駐車が完了した場合(ステップS107においてYES)、CPU401は、受電装置11への給電のために給電ユニット600を駆動するため、給電開始要求を出力する(ステップS108)。給電開始要求は、車外通信機311から制御装置602へ送信される。
制御装置602は、給電開始要求を受信する(ステップS109)。給電開始要求を受信すると、制御装置602は電源装置601を制御して、給電ユニット600へ無線給電のための電流を供給する(ステップS110)。
給電ユニット600に電流が供給されると、給電ユニット600から受電装置11へ無線給電が行われる。以上で、駐車制御システム1による動作が終了する。
[5.変形例]
[5−1.第1変形例]
本変形例では、給電装置110において車両10の近接を検出し、第1駐車制御処理から第2駐車制御処理へ切り替える。
図10は、本変形例に係る給電ユニット600の構成の一例を示す平面図である。給電ユニット600は、車両10の近接を検出するための近接センサ620が設けられる。
図11は、本変形例に係る駐車制御システムの動作手順の一例を示すフローチャートである。
駐車対象の車両10は、目的とする駐車スペースSの前方(Y2方向)の位置に移動する。この状態で、駐車制御が開始される。
自動運転車載装置400のCPU401は、第1駐車制御処理を実行する(ステップS101)。これにより、車両10が給電ユニット600に向かって進行する。
制御装置602は、近接センサ620が車両10の近接を検出したときに出力する検出信号を受信したか否かを判定する(ステップS201)。検出信号を受信していない場合(ステップS201においてNO)、制御装置602はステップS201の処理を再度実行する。これにより、検出信号が受信されるまで、ステップS201が繰り返される。
車両10が給電ユニット600に十分に近接すると、近接センサ620が検出信号を出力する。検出信号は、識別子500の投影開始を指示する指示信号の一種である。制御装置602は、検出信号を受信した場合(ステップS201においてYES)、投影部610を制御し、識別子500を路面Rに投影する(ステップS105)。
制御装置602は、車両10に対して、第1駐車制御処理から第2駐車制御処理への切替を指示する切替指示信号を送信する(ステップS202)。車外通信機311は、切替指示信号を受信し、切替指示信号を自動運転車載装置400に入力する。
CPU401は、切替指示信号を受信したか否かを判定する(ステップS203)。切替指示信号を受信していない場合(ステップS203においてNO)、CPU401は、ステップS101へ処理を戻す。これにより、第1駐車制御処理がくり返し実行され、車両10が給電ユニット600に向かって進行する。
車両10と給電ユニット600とが近接すると、自動運転車載装置400が切替指示信号を受信する(ステップS203においてYES)。この場合、CPU401は、第2駐車制御処理を実行する(ステップS106)。
第2駐車制御処理が終了すると、CPU401は、駐車が完了したか否か、即ち、給電ユニット600と受電装置11との位置合わせが完了したか否かを判定する(ステップS107)。
駐車が完了していない場合(ステップS107においてNO)、CPU401は、ステップS106へ処理を戻す。これにより、第2駐車制御処理がくり返し実行され、車両10と給電ユニット600との位置合わせが行われる。
他方、駐車が完了した場合(ステップS107においてYES)、CPU401は、受電装置11への給電のために給電ユニット600を駆動するため、給電開始要求を出力する(ステップS108)。給電開始要求は、車外通信機311から制御装置602へ送信される。
制御装置602は、給電開始要求を受信する(ステップS109)。給電開始要求を受信すると、制御装置602は電源装置601を制御して、給電ユニット600へ無線給電のための電流を供給する(ステップS110)。
給電ユニット600に電流が供給されると、給電ユニット600から受電装置11へ無線給電が行われる。以上で、駐車制御システム1による動作が終了する。
[5−2.第2変形例]
本変形例では、駐車制御システム1が複数の給電装置110を備え、給電可能な給電装置110の投影部610は、給電可能であることを示す識別子を投影する。
図12は、本変形例に係る給電装置が設けられた駐車場の一例を示す平面図である。本変形例に係る駐車制御システム1は、管理装置700を備える。管理装置700は、路側に設置され、駐車場における駐車管理を行う。
駐車場には複数の駐車スペースS1〜S5が設けられ、各駐車スペースS1〜S5に給電装置110が設けられる。
管理装置700は、図示しない通信部を備え、各給電装置110の制御装置602との間で通信が可能である。管理装置700は、図示しないセンサによって駐車スペースS1〜S5のそれぞれにおける駐車状況(使用中、空き等)を検出し、その駐車状況を管理する。
管理装置700は、空き状態の駐車スペース(図12の例では、駐車スペースS1,S3,及びS4)の給電装置110に対して、給電可能を示す識別子501を投影させる。使用中の駐車スペース(図12の例では、駐車スペースS2及びS5)の110は、識別子501を投影しない。
識別子501は、例えば、給電ユニット600よりY2方向の位置、つまり給電ユニット600より駐車する車両10に近接した側の位置に投影される。ただし、識別子501の投影位置はこれに限られず、駐車する車両10のカメラ200から撮像可能な位置であれば、どのような位置に投影されてもよい。また、給電可能であることを示す識別子501は、駐車制御において使用される識別子500とは異なっていてもよいし、同じでもよい。
駐車対象の車両10の自動運転車載装置400は、カメラ200によって識別子501を撮像し、これによって得られたカメラ画像に基づいて、駐車目標とする駐車スペースを決定する。図13は、本変形例に係る自動運転車載装置400による目標駐車スペース決定処理の手順を示すフローチャートである。
カメラ200は、各識別子501を含む撮像範囲で撮像を行う。これにより、識別子501の像を含むカメラ画像が生成され、自動運転車載装置400に入力される。CPU401は、カメラ画像を受信する(ステップS301)。
CPU401は、カメラ画像に対して画像処理を施し、カメラ画像における識別子501の像を認識する(ステップS302)。CPU401は、カメラ画像における識別子501の像の有無に基づいて、空きの駐車スペースの有無を判別する(ステップS303)。つまり、カメラ画像に識別子501の像が1つも含まれない場合、CPU401は空きの駐車スペースがないと判断し、カメラ画像に識別子501の像が含まれる場合、CPU401は空きの駐車スペースがあると判断する。
空きの駐車スペースがない場合(ステップS303においてNO)、CPU401は、目標駐車スペース決定処理を終了する。
空きの駐車スペースがある場合(ステップS303においてYES)、CPU401は、認識された識別子501のうちの1つを選択し、選択された識別子501に対応する駐車スペースを、駐車目標に決定する(ステップS304)。以上で、目標駐車スペース決定処理が終了する。
駐車目標の駐車スペースが決定されると、自動運転車載装置400が上述した駐車制御処理を実行し、車両10が当該駐車スペースに駐車する。
[5−3.第3変形例]
本変形例では、給電可能であることを示す識別子が、互いに異なる形状の図形である。
図14は、本変形例に係る給電装置が設けられた駐車場の一例を示す平面図である。図14に示す例では、駐車スペースS1の給電装置110からは四角形の識別子501_1が投影され、駐車スペースS3の給電装置110からは三角形の識別子501_3が投影され、駐車スペースS4の給電装置110からは円形の識別子501_4が投影される。
このようにすることにより、自動運転車載装置400は、カメラ画像から識別子の像を認識することにより、どの駐車スペースが空いているかを特定することができる。例えば、専用の駐車スペースが車両毎に定められている場合、自動運転車載装置400は、自車用の駐車スペースが空いているかを判断することができる。自動運転車載装置400は、例えば、自車用の駐車スペースが空いている場合に当該駐車スペースを駐車目標として決定することができる。
[5−4.第4変形例]
本変形例では、識別子に、識別子と給電装置との相対的な位置関係を示す位置関係情報が含まれる。
図15は、本変形例に係る識別子の一例を示す図である。識別子500には、位置関係情報510が含まれる。位置関係情報510は、識別子500と給電ユニット600との相対的な位置関係を示す情報であり、例えば、バーコード等のコードである。位置関係情報510は、例えば、「Y2方向に1500mm」等、識別子500から給電ユニット600(具体的な一例では目標駐車位置P)までの方向及び距離を示す。
本変形例に係る自動運転車載装置400は、カメラ画像に含まれる識別子500の像から、位置関係情報510を読み出す。これにより、自動運転車載装置400は、給電ユニット600の位置を検出することができる。
[5−5.第5変形例]
識別子500を車体角の検出が可能な形状とすることができる。図16A及び図16Bは、本変形例に係る識別子500の構成の例を示す平面図である。
図16Aに示す識別子500は、円形の第1識別子500Aと、円形の第2識別子500Bとを含む。第1識別子500A及び第2識別子500Bは、特定の方向に並べて配置される。
円(同心円を含む)はn回回転対称(n=∞)の2次元図形である。円は、その中心周りに回転させても形状が変わらない。換言すると、円は角度情報を有しない図形である。その一方で、第1識別子500A及び第2識別子500Bを含む識別子500全体は、1回回転対称の2次元図形、即ち回転対称性のない2次元図形である。円(同心円を含む)以外の2次元図形は、特定の角度回転させると形状が変化する。換言すると、円以外の2次元図形は、角度情報を有する図形である。したがって、識別子500は角度情報を有する図形である。
識別子500を上記のような角度情報を有する図形とすることで、識別子500に対する(つまり、給電ユニット600に対する)車両10の相対的な角度、即ち車体角を特定することが可能となる。具体的な一例では、自動運転車載装置400のCPU401が、カメラ画像において第1識別子500Aの像の中心と第2識別子500Bの像の中心とを結ぶ直線を認識し、この直線がカメラ画像の特定方向(例えば、横方向)に対する角度を検出する。カメラ200は車両10に固定されるため、カメラ画像における角度は、現実の車両10の角度に対応する。したがって、自動運転車載装置400は、カメラ画像を処理することにより、車体角を検出することができる。
自動運転車載装置400のCPU401は、検出された車体角に応じて、X−Y座標における特定の方向に車両10を進行させ、給電ユニット600に接近させることができる。例えば、車両10をY1方向に進行させて給電ユニット600に接近させるよう、車両10のタイヤ角を制御することができる。
識別子500を多角形の図形とすることもできる。図16Bに示す識別子500は、三角形の図形である。三角形のような多角形は、直線部分を含む。正三角形は3回回転対称の図形であり、正三角形以外の三角形は1回回転対称の図形である。四角形であれば、正方形は4回回転対称の図形であり、正方形を除く長方形は2回回転対称の図形である。正方形を除く菱形及び平行四辺形は2回回転対称の図形である。これら以外の四角形は1回回転対称の図形である。これらの多角形は、角度情報を有する図形である。したがって、識別子500を多角形の図形とすることでも、識別子500に対する(つまり、給電ユニット600に対する)車両10の相対的な角度、即ち車体角を特定することができる。
また、識別子500を、多角形以外の角度情報を有する図形にすることもできる。識別子500が角度情報を有する図形であれば、車両10の車体角を特定することが可能である。
[5−6.第6変形例]
本変形例では、給電装置と投影部とが別体とされる。
図17は、第6変形例に係る駐車制御システムの構成の一例を示す模式図である。給電装置110は、給電ユニット600aを有する。給電ユニット600aには、投影部が内蔵されていない。
投影部611は、給電装置110とは独立して設けられる。投影部611は、周囲に識別子500を投影することができる。図17の例では、給電ユニット600に対して車両10の反対側、即ち、給電ユニット600よりY1方向の路面に、識別子500が投影される。投影部611は、給電ユニット600aに対して予め定められた位置に識別子500を投影することができる。識別子500が投影される位置は、給電ユニット600aに対する所定の位置であれば、路面に限られず、例えば、駐車場内の壁面であってもよい。また、識別子500の形状は、円形以外であってもよい。
投影部611を給電ユニット600aと別体にすることにより、投影部611の位置を容易に調整することができ、これにより、識別子500の投影位置を容易に調整することができる。また、投影部611のメンテナンスのために給電ユニット600aを分解する必要がなく、メンテナンス作業性が向上する。
[6.効果]
以上のように、駐車制御システム1は、路側に設けられた給電装置110と、給電装置110からの受電が可能な、車両10に搭載された受電装置11と、車両10に搭載された自動運転車載装置400と、車両10に搭載されたカメラ200と、を備える。自動運転車載装置400は、検出部422と、生成部430と、出力部440とを有する。検出部422は、周囲に識別子500を投影することが可能な投影部610によって投影された識別子500をカメラ200が撮像して得られた識別子画像に基づいて、給電装置110の位置を検出する。生成部430は、検出部422によって検出された給電装置110の位置に、受電装置11を位置合わせするための指令を生成する。出力部440は、生成部430によって生成された指令を出力する。給電装置110から離れた位置に投影された識別子500はカメラ200の死角に入りにくい。このような識別子500が撮像されて得られた識別子画像を用いることにより、車両10と目標駐車位置Pである給電装置110(給電ユニット600)との位置ずれを抑制することができる。
投影部610は、識別子500の投影開始を指示する指示信号を給電装置110が受信した場合に、識別子500の投影を開始してもよい。これにより、車両10の駐車を開始する場合等の適切なタイミングで、識別子500の投影を開始することができる。
自動運転車載装置400は、指示信号を給電装置110へ送信するために出力してもよい。自動運転車載装置400が駐車制御を行う場合に指示信号を送信することにより、識別子500の投影を開始することができる。
給電装置110は、車両10が給電装置110に近接したことを検出する近接センサ620を備えてもよい。近接センサ620は、車両10の給電装置110への近接を検出したことを示す検出信号を、指示信号として出力してもよい。これにより、車両10が給電装置110に近接した場合に指示信号が給電装置110に与えられ、識別子500の投影を開始することができる。
給電装置110は、投影部610を有してもよい。給電装置110に投影部610を設けることにより、駐車制御システム1の構成の複雑化を抑制することができる。
駐車制御システム1は、複数の給電装置110を備えてもよい。投影部610は、複数の給電装置110毎に異なる識別子500を投影可能であってもよい。これにより、自動運転車載装置400が識別子500によって給電装置110を特定することができる。
駐車制御システム1は、複数の給電装置110を備えてもよい。給電可能な給電装置110の投影部610は、給電可能であることを示す識別子501を投影してもよい。これにより、給電可能な給電装置110を車両10に通知することができる。
識別子500は、識別子500と給電装置110(給電ユニット600)との相対的な位置関係を示す位置関係情報510を含んでもよい。自動運転車載装置400は識別子画像から位置関係情報510を読み出すことで、識別子500と給電装置110(給電ユニット600)との相対的な位置関係を取得することができ、この位置関係から給電装置110の位置を特定することができる。
自動運転車載装置400は、初期検出部421をさらに有してもよい。初期検出部421は、給電装置110をカメラ200が撮像して得られた給電装置画像に基づいて、給電装置110の位置を検出する。自動運転車載装置400は、第1駐車制御処理と、第1駐車制御処理の後に実行される第2駐車制御処理とを実行可能であってもよい。第1駐車制御処理は、初期検出部421が給電装置110の位置を検出するステップと、生成部430が初期検出部421によって検出された給電装置110の位置に、受電装置11を位置合わせするための指令を生成するステップと、出力部440が生成部430によって生成された指令を出力するステップと、を含む。第2駐車制御処理は、検出部422が給電装置110の位置を検出するステップと、生成部430が検出部422によって検出された給電装置110の位置に、受電装置11を位置合わせするための指令を生成するステップと、出力部440が生成部430によって生成された指令を出力するステップと、を含む。これにより、駐車の前期には、第1駐車制御処理によって給電装置画像に基づいて車両10が給電装置110(給電ユニット600)へ近接し、給電装置110(給電ユニット600)がカメラ200の死角に入りやすい駐車の後期には、第2駐車制御処理によって識別子画像に基づいて給電装置110(給電ユニット600)と受電装置11との位置合わせが行われる。
投影部610は、給電装置110(給電ユニット600)に対して車両10の反対側に識別子500を投影してもよい。給電装置110(給電ユニット600)に対して車両10の反対側は、カメラ200の死角に入りにくい領域である。したがって、識別子500がカメラ200の死角に入ることを抑制することができる。
[7.補記]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的ではない。本発明の権利範囲は、上述の実施形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及びその範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 駐車制御システム
10 車両
11 受電装置
100 車載システム
110 給電装置
200 カメラ
301 車両制御装置
302 モータ
303 バッテリ
304 インバータ
305 ステアリング制御装置
306 舵角センサ
307 モータ
308 制動装置
309 表示装置
310 中継装置
311 車外通信機
312 給電制御装置
313 AC/DCコンバータ
350,351 バス
352 通信線
400 自動運転車載装置
401 CPU
402 メモリ
403 駐車制御プログラム
405 通信インタフェース
410 入力部
421 初期検出部
422 検出部
430 生成部
440 出力部
500 識別子
500A 第1識別子
500B 第2識別子
501,501_1,501_3,501_4 識別子
510 位置関係情報
600 給電ユニット
601 電源装置
602 制御装置
610 投影部
620 近接センサ
700 管理装置

Claims (14)

  1. 路側に設けられる給電装置と、
    前記給電装置からの受電が可能な、車両に搭載される受電装置と、
    前記車両に搭載される車載装置と、
    前記車両に搭載されるカメラと、
    を備え、
    前記車載装置は、
    周囲に識別子を投影することが可能な投影部によって投影される前記識別子を前記カメラが撮像して得られる識別子画像に基づいて、前記給電装置の位置を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出される前記給電装置の位置に、前記受電装置を位置合わせするための指令を生成する生成部と、
    前記生成部によって生成される前記指令を出力する出力部と、
    を有する、
    駐車制御システム。
  2. 前記投影部は、前記識別子の投影開始を指示する指示信号を前記給電装置が受信した場合に、前記識別子の投影を開始する、
    請求項1に記載の駐車制御システム。
  3. 前記車載装置は、前記指示信号を前記給電装置へ送信するために出力する、
    請求項2に記載の駐車制御システム。
  4. 前記給電装置は、前記車両が前記給電装置に近接したことを検出する近接センサを備え、
    前記近接センサは、前記車両の前記給電装置への近接を検出したことを示す検出信号を、前記指示信号として出力する、
    請求項2に記載の駐車制御システム。
  5. 前記給電装置は、前記投影部を有する、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の駐車制御システム。
  6. 複数の前記給電装置を備え、
    前記投影部は、前記複数の給電装置毎に異なる前記識別子を投影可能である、
    請求項5に記載の駐車制御システム。
  7. 複数の前記給電装置を備え、
    給電可能な前記給電装置の前記投影部は、給電可能であることを示す識別子を投影する、
    請求項5又は請求項6に記載の駐車制御システム。
  8. 前記識別子は、前記識別子と前記給電装置との相対的な位置関係を示す位置関係情報を含む、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の駐車制御システム。
  9. 前記車載装置は、前記給電装置を前記カメラが撮像して得られる給電装置画像に基づいて、前記給電装置の位置を検出する初期検出部をさらに有し、
    前記車載装置は、第1駐車制御処理と、前記第1駐車制御処理の後に実行される第2駐車制御処理とを実行可能であり、
    前記第1駐車制御処理は、
    前記初期検出部が前記給電装置の位置を検出するステップと、
    前記生成部が前記初期検出部によって検出される前記給電装置の位置に、前記受電装置を位置合わせするための指令を生成するステップと、
    前記出力部が前記生成部によって生成される前記指令を出力するステップと、
    を含み、
    前記第2駐車制御処理は、
    前記検出部が前記給電装置の位置を検出するステップと、
    前記生成部が前記検出部によって検出される前記給電装置の位置に、前記受電装置を位置合わせするための指令を生成するステップと、
    前記出力部が前記生成部によって生成される前記指令を出力するステップと、
    を含む、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の駐車制御システム。
  10. 前記投影部は、前記給電装置に対して前記車両の反対側に前記識別子を投影する、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の駐車制御システム。
  11. 車両に搭載される車載装置であって、
    周囲に識別子を投影することが可能な投影部によって投影される前記識別子を、前記車両に搭載されるカメラが撮像して得られる識別子画像に基づいて、路側に設置される給電装置の位置を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出される前記給電装置の位置に、前記車両に搭載される受電装置を位置合わせするための指令を生成する生成部と、
    前記生成部によって生成される前記指令を出力する出力部と、
    を備える、
    車載装置。
  12. 識別子を投影することが可能な投影部が、前記識別子を投影するステップと、
    車両に搭載されるカメラが、前記識別子を撮像することにより識別子画像を生成するステップと、
    前記車両に搭載される車載装置が、前記識別子画像に基づいて、路側に設置される給電装置の位置を検出するステップと、
    前記車載装置が、検出される前記給電装置の位置に、前記車両に搭載される受電装置を位置合わせするための指令を生成するステップと、
    前記車載装置が、生成される前記指令を出力するステップと、
    を有する、
    駐車制御方法。
  13. 車両に搭載されるコンピュータに、
    周囲に識別子を投影することが可能な投影部によって投影される前記識別子を、前記車両に搭載されるカメラが撮像して得られる識別子画像に基づいて、路側に設置される給電装置の位置を検出するステップ、
    検出される前記給電装置の位置に、前記車両に搭載される受電装置を位置合わせするための指令を生成するステップ、及び
    生成される前記指令を出力するステップ、
    を実行させるための、
    コンピュータプログラム。
  14. 車両に搭載される受電装置に対する給電が可能な、路側に設けられる給電装置であって、
    前記車両の駐車制御に用いられる識別子を周囲に投影することが可能な投影部を備える、
    給電装置。
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