JP2020124780A - ツールボックス、及びセキュリティシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】電動工具を含むケースの収容物の盗難を抑制し、セキュリティ性の向上を図ることができるツールボックス、及びセキュリティシステムを提供する。【解決手段】ツールボックス1は、ケース2と、検知部71と、警報出力部72と、を備える。ケース2は、電動工具3を収容可能である。検知部71は、ケース2に対する人の接近、接触、及びケース2の動きのうち、少なくともいずれか1つの警戒対象を検知する。警報出力部72は、検知部71が警戒対象を検知した場合、警報を出力する。【選択図】図6

Description

本開示は、一般にツールボックス、及びセキュリティシステムに関し、より詳細には、電動工具を収容可能なツールボックス、及びこれを用いたセキュリティシステムに関する。
従来、電池パックから供給される電力によって駆動する電動工具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の電動工具は、電池パックが着脱可能に装着される。電動工具は、電池パックが有するバッテリからの電力供給でモータを回転させることにより、先端工具を回転させる。
この種の電動工具は、ツールボックスのケースに収容された状態で運搬又は保管されることがある。ケースには、電動工具と共に、電池パック、及び充電器などが収容可能に構成されている場合がある。
特開2018−111187号公報
ツールボックスにおいて、盗難を抑制するためにセキュリティ性の向上が求められていた。
本開示は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、電動工具を含むケースの収容物の盗難を抑制し、セキュリティ性の向上を図ることができるツールボックス、及びセキュリティシステムを提供することにある。
本開示の一態様に係るツールボックスは、ケースと、検知部と、警報出力部と、を備える。前記ケースは、電動工具を収容可能である。前記検知部は、前記ケースに対する人の接近、接触、及び前記ケースの動きのうち、少なくともいずれか1つの警戒対象を検知する。前記警報出力部は、前記検知部が前記警戒対象を検知した場合、警報を出力する。
本開示の一態様に係るセキュリティシステムは、前記ツールボックスと、前記報知端末と、を備える。前記報知端末は、前記警報出力部からの前記警報を受け取り、報知動作を行う。
本開示では、電動工具を含むケースの収容物の盗難を抑制し、セキュリティ性の向上を図ることができるという効果がある。
図1は、本開示の一実施形態に係るツールボックスのケースのカバーを開けた状態の平面図である。 図2は、同上のツールボックスにおけるケースのカバーを閉じた状態の平面図である。 図3は、同上のツールボックスにおけるケースのカバーを閉じた状態の下面図である。 図4は、同上のツールボックスのケースと他のケースとを積み重ねた状態の斜視図である。 図5は、同上のツールボックス及び充電システムのブロック図である。 図6は、同上のツールボックス及びセキュリティシステムのブロック図である。 図7は、本開示の一実施形態の第1変形例に係るツールボックスのケースのカバーを開けた状態の平面図である。 図8は、本開示の一実施形態の第2変形例に係るツールボックス及び充電システムのブロック図である。 図9は、本開示の一実施形態のその他の変形例に係るツールボックスにおけるケースのカバーを閉じた状態の平面図である。 図10は、本開示の一実施形態のその他の変形例に係るツールボックスにおけるケースのカバーを閉じた状態の下面図である。
以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
(1)概要
本実施形態に係るツールボックス1について、図1〜図6を参照して説明する。
本実施形態のツールボックス1は、電動工具3を収容するケース2を備えている。ケース2は、全体として中空の直方体状に形成されている。ケース2は、ボディ21とカバー22とを有しており、開閉可能に構成されている。ケース2は、一使用形態において下側(地面側)となる矩形板状の底板211と、上側となる矩形板状の天板221と、底板211及び天板221と隣り合う矩形筒状の周壁23と、を有する。
以下では、底板211及び天板221の長手方向を第1方向D1、底板211及び天板221の短手方向を第2方向D2、底板211と天板221とが対向する方向を第3方向D3、として説明する。第1方向D1、第2方向D2、及び第3方向D3は、それぞれ直交する。
電動工具3は、供給される電力によって駆動する可搬型の工具である。本実施形態では、電動工具3は、電池パック4を装着可能であり、電池パック4から供給される電力によって駆動する電池駆動型の工具である。一例として、電動工具3は、インパクトドライバである。
ケース2には、電動工具3の他に、2つの電池パック4、及び電池パック4を充電する充電器5が収容される。2つの電池パック4のうち、一方の電池パック4は、電動工具3に装着された状態で収容され、他方の電池パック4は、電動工具3に装着されていない状態で収容されている。電動工具3、2つの電池パック4、及び充電器5は、ケース2に収容された状態で、運搬又は保管される。
充電器5は、外部電源9(例えば商用電源)から供給される電力を用いて電池パック4を充電するように構成されている。ケース2は、ケース2の内側と外側との間で電路を貫通させる電路貫通部20を有している。したがって、充電器5は、ケース2に収容された状態において、電路貫通部20を介して外部電源9と電気的に接続することができる。そのため、本実施形態のツールボックス1では、ケース2に充電器5及び電池パック4を収容した状態において、電池パック4を充電することができる。ケース2が閉じられている状態では、ケース2の内側に異物(水、塵埃など)が進入することが抑制される。これにより、ツールボックス1では、電池パック4の充電時において、充電器5及び電池パック4の防水性及び防塵性の向上を図ることができる。
本実施形態では、ツールボックス1と充電器5とで充電システム101が構成されている(図5参照)。言い換えれば、充電システム101は、ツールボックス1と充電器5とを備えている。なお、充電システム101は、電池パック4を更に備えていてもよい。
また、ツールボックス1は、検知部71、及び警報出力部72を備えている(図6参照)。検知部71は、ケース2に対する人の接近、接触、及びケース2の動きのうち、少なくともいずれか1つの警戒対象を検知する。警報出力部72は、検知部71が警戒対象を検知した場合、警報を出力する。例えば、電動工具3等をケース2に収容して保管している状態において、使用者以外の第三者がケース2ごと電動工具3を持ち去ろうとした場合、検知部71は、当該行動を警戒対象として検知し、警報出力部72が警報(例えば警報音、警報信号)を出力する。警報信号は、例えば使用者が所持する携帯端末8(報知端末)に出力される。携帯端末8は、警報信号を受信すると、例えば警報音の発生、警報メッセージの表示等の報知動作を行う。これにより、ケース2に収容されている電動工具3等の盗難を抑制することができる。
本実施形態では、ツールボックス1と、警報出力部72からの警報を受け取り、報知動作を行う携帯端末8(報知端末)と、でセキュリティシステム102が構成されている(図6参照)。言い換えれば、セキュリティシステム102は、ツールボックス1と、携帯端末8(報知端末)とを備える。
(2)詳細
以下、ケース2、及びケース2の収容物(電動工具3、電池パック4、充電器5、接続部6、セキュリティデバイス7)の詳細について説明する。
(2.1)電動工具
図1に示すように、電動工具3は、例えばインパクトドライバであって、筒形状の胴体部31と、胴体部31の周面から径方向に突出するグリップ32と、電池パック4が着脱自在に装着される装着部33と、を有している。
胴体部31には、モータ等が収納されている。モータは、装着部33に装着された電池パック4から供給される電力を動力として回転動作するように構成されている。胴体部31の軸方向における一端側から、出力軸311が突出している。出力軸311は、モータの回転動作によって回転するように構成されている。出力軸311には、先端工具としてドリルビット312が取り付けられている。先端工具は、ドリルビットに限らず、ドライバビット等であってもよい。電動工具3では、モータの回転動作によって出力軸311が回転することにより、例えば、穴あけ作業が可能となる。
また、電動工具3は、インパクト機構を備えている。インパクト機構は、締付トルクが所定レベルを超えると、出力軸311の回転方向に打撃力を加えるように構成されている。これにより、ねじに対して、より大きな締付トルクを与えることが可能となる。
グリップ32は、使用者が作業を行う際に握る部分であり、トリガスイッチ321が設けられている。トリガスイッチ321は、モータの回転動作のオン/オフを制御するためのスイッチである。電動工具3では、作業者によるトリガスイッチ321の引き込み量に応じて、モータの回転数の調整が可能である。グリップ32における胴体部31と反対側の端部には、装着部33が設けられている。
装着部33は、扁平な矩形体状に形成されており、グリップ32と反対側の一面に電池パック4が着脱自在に装着される。また、装着部33は、グリップ32側の面に操作パネルが設けられている。操作パネルは、例えば、複数の押ボタンスイッチ、及び複数のLED(Light Emitting Diode)を備えており、電動工具3の種々の設定、状態確認等を行うことができる。使用者は、例えば、操作パネルの押ボタンスイッチを操作することにより、電動工具3の動作モードの変更、電池パック4の残容量の確認等を行うことができる。
(2.2)電池パック
図1に示すように、電池パック4は、複数の二次電池(例えばリチウムイオン電池)と、これら複数の二次電池を収納した直方体状のハウジング本体41と、ハウジング本体41の一面の一部から突出したコネクタ42と、を備える。電池パック4は、ハウジング本体41内において複数の二次電池が直列接続されており、定格電圧として例えば14.4Vの直流電圧を出力することができる。なお、定格電圧は14.4Vに限らず、例えば18Vであってもよい。
コネクタ42は、扁平な直方体状に形成されており、複数の二次電池と電気的に接続された複数の電池端子を有している。コネクタ42は、電動工具3の装着部33、及び充電器5の装着部52に着脱自在に装着される。つまり、電池パック4は、電動工具3の装着部33、及び充電器5の装着部52に対して、取り付け可能であり、かつ、取り外し可能である。
電池パック4が、電動工具3の装着部33に装着された場合、コネクタ42の複数の電池端子が電動工具3の複数の工具端子と電気的に接続され、電池パック4の複数の二次電池から電動工具3に電力が供給される。つまり、電池パック4は、電動工具3に装着された場合、電動工具3に給電する。電池パック4が、充電器5の装着部52に装着された場合、コネクタ42の複数の電池端子が充電器5の複数の充電端子と電気的に接続され、充電器5から電池パック4の複数の二次電池に電力が供給される。つまり、電池パック4は、充電器5の装着部52に装着されることによって充電される。
また、電池パック4は、充電器5に直接的に装着されて充電器5と電気的に接続される構成に限らず、接続部6を介して充電器5と電気的に接続可能に構成されている。接続部6は、電池パック4と充電器5とを電気的に接続するためのアタッチメントである。接続部6の詳細な構成については、「(2.5)接続部」の欄で説明する。
(2.3)充電器
図1に示すように、充電器5は、充電回路を収納した直方体状のハウジング本体51と、ハウジング本体51から引き出された電源ケーブル54と、電源ケーブル54の先端部に設けられたプラグ541と、を有する。
ハウジング本体51は、合成樹脂製であり、内部に充電回路を収納している。充電回路は、例えば商用電源等の外部電源9(図5参照)から供給される交流電圧を整流する整流回路、整流回路の出力電圧を降圧して直流電圧を出力する降圧回路、等を有している。ハウジング本体51の一面には、装着部52が設けられている。装着部52は、電池パック4のコネクタ42、又は接続部6の第2コネクタ62が着脱自在に装着される凹部であって、充電回路と電気的に接続された複数の充電端子を有している。充電器5の装着部52に電池パック4のコネクタ42が装着された場合、電池パック4の複数の電池端子と、充電器5の複数の充電端子とが電気的に接続される。
電源ケーブル54は、充電回路と電気的に接続されており、ハウジング本体51から引き出されている。
プラグ541は、電源ケーブル54の先端部に設けられており、例えば壁550に設けられたコンセント55(アウトレット)に接続可能である。
充電器5は、プラグ541がコンセント55に接続されることによって、充電回路と外部電源9とが電気的に接続される。充電器5は、外部電源9から供給される電力を用いて、直接的、又は接続部6を介して電池パック4を充電する。
また、ハウジング本体51の一面には、状態表示部53が設けられている。状態表示部53は、電池パック4の充電状態を表示するLED531(Light Emitting Diode)を有している。状態表示部53は、電池パック4の充電状態(例えば、充電中、充電完了、充電エラー等)に応じて、LED531の表示態様(例えば、点灯、消灯、点滅、発光色等)が変化するように構成されている。使用者は、状態表示部53を確認することにより、電池パック4の充電状態を把握することができる。
(2.4)ケース
図1〜図4に示すように、ケース2は、全体として中空の直方体状に形成されている。ケース2は、例えば、合成樹脂により構成されている。ケース2は、一使用形態において下側(地面側)となる矩形板状の底板211と、上側となる矩形板状の天板221と、底板211及び天板221と隣り合う矩形筒状の周壁23と、を有する。ケース2は、カバー22が閉じられた状態において、底板211と天板221とは第3方向D3に対向する。周壁23は、矩形板状の第1側壁231〜第4側壁234を有する。第1側壁231及び第3側壁233は、第1方向D1に対向し、第2側壁232及び第4側壁234は、第2方向D2に対向する。
ケース2のボディ21は、一面が開口した矩形箱状に形成されており、底板211と、底板211の周縁から底板211の厚さ方向(第3方向D3)に突出した矩形筒状の第1周壁2301と、を有する。ケース2のカバー22は、一面が開口した矩形箱状に形成されており、天板221と、天板221の周縁から天板221の厚さ方向(第3方向D3)に突出した矩形筒状の第2周壁2302と、を有する。ケース2の周壁23は、ボディ21の第1周壁2301と、カバー22の第2周壁2302と、で構成されている。
ケース2は、カバー22がボディ21の開口部210を塞ぐ閉位置と、開口部210を開放する開位置と、の間で回転できるように、ボディ21とカバー22とが結合されている。具体的には、ケース2の第2側壁232には、2つの蝶番24が設けられている。ボディ21とカバー22とは、2つの蝶番24により結合されている。
また、ケース2は、カバー22がボディ21の開口部210を塞いだ閉位置に保持するためのラッチ部251及びフック部252を有する。ケース2は、ラッチ部251及びフック部252を2つずつ有する。ラッチ部251及びフック部252は、ケース2の第4側壁234に設けられている。ラッチ部251は、ボディ21に回転自在に取り付けられている。フック部252は、カバー22に設けられている。ラッチ部251は、カバー22が閉位置にあるときに、フック部252に引っ掛けることができる。
また、ケース2は、使用者等の手によって握られるハンドル26を有する。ハンドル26は、ケース2の第4側壁234に設けられており、ケース2側が開放されたU字状に形成されている。
ボディ21は、底板211から底板211の厚さ方向(第3方向D3)に突出した仕切壁212を有する。仕切壁212により、複数の収容凹部213が形成されている。複数の収容凹部213は、それぞれ、電池パック4が装着された状態の電動工具3、充電器5、交換用の電池パック4、及び後述するセキュリティデバイス7に対応する形状に形成されている。電池パック4が装着された状態の電動工具3、充電器5、予備用の電池パック4、及びセキュリティデバイス7は、それぞれ対応する収容凹部213に収容されることにより、ケース2内での位置ずれが抑制される。また、ケース2におけるその他の収容凹部213には、例えば交換用の先端工具(ドライバビット、ドリルビット等)を収容することができる。なお、ケース2における電動工具3、充電器5、電池パック4、セキュリティデバイス7の収容位置は、図1に示す位置に限らず、電動工具3の形状、電池パック4の数等に応じて、適宜変更可能である。また、図1に示す例では、1つの電動工具3、1つの充電器5、2つの電池パックが収容されているが、さらに多くの電動工具3、充電器5、電池パックが収容されてもよい。
また、ケース2は、ケース2の内側と外側との間で電路を貫通させる電路貫通部20を有する。本実施形態では、電路貫通部20は、ケース2に形成された貫通孔201である。貫通孔201は、電路として充電器5の電源ケーブル54を貫通させることができる。したがって、充電器5をケース2に収容した状態で、貫通孔201を介して、電源ケーブル54をケース2の外側に引き出すことができる。
貫通孔201は、ケース2の第1側壁231を第1方向D1に貫通するように形成されている。より詳細には、貫通孔201は、ケース2の第1周壁2301における第1側壁231に対応する側壁2311を貫通するように形成されている。貫通孔201は、ボディ21の開口部210と連続している。したがって、カバー22がボディ21の開口部210を開放する開位置にある状態において、貫通孔201と開口部210との連続部を介して、電源ケーブル54を貫通孔201に通しやすくなる。また、貫通孔201は、底板211の厚さ方向(第3方向D3)に沿ったスリット状であり、電源ケーブル54を通し、プラグ541を通すことができない寸法に形成されている。これにより、貫通孔201を介して塵埃、水等の異物がケース2内に入ることを抑制することができる。また、貫通孔201によるケース2の強度低下を抑制することができる。
また、ケース2は、貫通孔201を塞ぐ閉塞部材27を有する(図4参照)。閉塞部材27は、例えばゴム製のパッキンであり、ボディ21の貫通孔201の周縁部に着脱自在に取り付けられる。閉塞部材27は、充電器5の電源ケーブル54を貫通孔201に通す場合に取り外され、電源ケーブル54を貫通孔201に通さない場合に取り付けられる。つまり、貫通孔201は、電源ケーブル54を通さない場合、閉塞部材27によって塞がれる。これにより、貫通孔201を介して、ケース2の塵埃、水等の異物がケース2内に入ることが抑制される。
ケース2の天板221には、光出射部223が設けられている。光出射部223は、ケース2に収容されている充電器5による電池パック4の充電状態を示す光をケース2の外側に出射させるように構成されている。本実施形態では、光出射部223は、天板221に形成された矩形状の貫通孔2231である。貫通孔2231は、ケース2に収容された状態の充電器5の状態表示部53と第3方向D3に対向する位置に形成されている。光出射部223は、ケース2の外側に、充電器5の状態表示部53を露出させることにより、電池パック4の充電状態を示す状態表示部53のLED531の光を直接的に出射させる。したがって、使用者は、カバー22を開けることなく電池パック4の充電状態を確認することができる。
また、カバー22には、貫通孔2231を開閉するシャッター224が設けられている。シャッター224は、貫通孔2231を覆う閉位置と、貫通孔2231を開放する開位置との間で移動可能に構成されている。シャッター224には、つまみ2241が設けられており、使用者は、つまみ2241を持ってシャッター224を移動させることができる。使用者が電池パック4の充電状態を確認する場合にシャッター224を開位置にし、それ以外の場合にシャッター224を閉位置にすることで、貫通孔2231を介して塵埃、水等の異物がケース2内に入ることを抑制することができる。
なお、光出射部223は、貫通孔2231の代わりに、透光性を有する透光部材(例えば、透明のアクリル樹脂等)により構成されていてもよい。この場合、カバー22にシャッター224が設けられていてもよいし、シャッター224が省略されていてもよい。また、光出射部223が設けられる位置は、充電器5の状態表示部53と対向する位置に限らない。例えば、光出射部223は、充電器5の状態表示部53の発光を、ケース2の周壁23の一部から照射されるように導光する導光部材を備え、電池パック4の充電状態を示す状態表示部53のLED531の光を間接的に出射させるように構成されていてもよい。
また、ケース2は、第1嵌合部28、及び第2嵌合部29を有しており、第3方向D3において他のケース2Aとの積み重ねが可能に構成されている(図4参照)。他のケース2Aは、ケース2と同様の形状、及び寸法であるため、詳細な説明を省略する。他のケース2Aには、ケース2と同様に、収容物として電動工具、電池パック、充電器等が収容される。なお、他のケース2Aに収容される収容物は、ケース2の収容物と同一でなくてもよい。例えば、他のケース2Aに収容される電動工具は、ケース2に収容される電動工具3とは異なる種類であってもよい。
第1嵌合部28は、ケース2の底板211の四隅に形成された4つの凸部281を有する。各凸部281は、底板211の厚さ方向(第3方向D3)から見た外形が三角形状であって、底板211からケース2の外側に向かって突出している。各凸部281は、底板211が地面側となるようにケース2を置いた際に地面と接する脚部である。
第2嵌合部29は、ケース2の天板221の四隅に形成された4つの凹部291を有する。各凹部291は、天板221の厚さ方向(第3方向D3)から見た外形が三角形状の窪みである。
他のケース2Aは、ケース2と同様に、底板211に形成された4つの凸部281と、天板221に形成された4つの凹部291と、を有する。
ケース2と他のケース2Aとを第3方向において積み重ねる場合、ケース2の第1嵌合部28と他のケース2Aの第2嵌合部29、又はケース2の第2嵌合部29と他のケース2Aの第1嵌合部28とが嵌め合わされる。具体的には、ケース2の底板211と他のケース2Aの天板221とが重なるように積み重ねる場合、ケース2における第1嵌合部28(4つの凸部281)が、他のケース2Aにおける第2嵌合部29(4つの凹部291)に嵌め合わされる。また、ケース2の天板221と他のケース2Aの底板211とが重なるように積み重ねる場合、ケース2における第2嵌合部29(4つの凹部291)が、他のケース2Aにおける第1嵌合部28(4つの凸部281)に嵌め合わされる。これにより、ケース2と他のケース2Aとを積み重ねた状態において、ケース2と他のケース2Aとの位置ずれが抑制される。
なお、他のケース2Aは、第1嵌合部28及び第2嵌合部29を有しているため、他のケース2A同士も第3方向D3に積み重ねることが可能である。
(2.5)接続部
図1に示すように、接続部6は、電池パック4と充電器5とを電気的に接続するためのアタッチメントである。接続部6は、電池パック4のコネクタ42と接続される第1コネクタ61と、充電器5の装着部52に接続される第2コネクタ62と、第1コネクタ61と第2コネクタ62とを電気的に接続する接続ケーブル63と、を有する。
第1コネクタ61は、電池パック4のコネクタ42に対して着脱自在に装着される。第1コネクタ61は、複数の第1接続端子を有している。第1コネクタ61は、電池パック4のコネクタ42に装着された場合、複数の第1接続端子がコネクタ42の複数の電池端子と電気的に接続される。
第2コネクタ62は、充電器5の装着部52に対して着脱自在に装着される。第2コネクタ62は、複数の第2接続端子を有している。第2コネクタ62は、充電器5の装着部52に装着された場合、複数の第2接続端子が充電器5の複数の充電端子と電気的に接続される。
接続ケーブル63は、第1コネクタの複数の第1接続端子と、第2コネクタの複数の第2接続端子と、を電気的に接続する。
第1コネクタ61が電池パック4に装着され、第2コネクタ62が充電器5に装着されている場合、接続ケーブル63を介して、電池パック4と充電器5とが電気的に接続される。
また、ケース2は、接続部6が電池パック4及び充電器5と接続された状態で、電池パック4、充電器5、及び接続部6を収容可能に構成されている。言い換えれば、ケース2は、接続部6を介して電気的に接続されている電池パック4及び充電器5をボディ21の収容凹部213に収容し、カバー22を閉位置とすることができるように構成されている。
(2.6)セキュリティデバイス
セキュリティデバイス7は、ケース2の収容物(電動工具3、電池パック4、充電器5等)を例えば盗難等から保護する装置である。本実施形態では、セキュリティデバイス7は、タグ状に形成されており、電池(例えば、一次電池、二次電池等)により動作する。セキュリティデバイス7は、ケース2におけるボディ21の収容凹部213に収容されている。つまり、セキュリティデバイス7は、ケース2に対して着脱が可能に構成されている。
図6に示すように、セキュリティデバイス7は、検知部71と、警報出力部72と、警戒制御部73と、位置検知部74と、を有する。
検知部71は、警戒対象としてケース2の動きを検知するように構成されている。検知部71は、センサとして加速度センサ、ジャイロセンサ等を備えており、センサの検知結果に基づいて、ケース2に動きが生じたか否かを判断する。例えば、セキュリティデバイス7(検知部71)は、ケース2に収容されており、ケース2が移動すると、この移動に伴う加速度が発生する。検知部71は、当該加速度の大きさが所定値を超えると、ケース2に動きが生じたと判断する。なお、ケース2の動きには、ケース2の移動に限らず、ケース2の振動も含む。例えば、検知部71は、人がケース2に触れた際の振動に伴う加速度を検知し、ケース2に動きが生じたと判断する。
警報出力部72は、検知部71が警戒対象(ケース2の動き)を検知した場合、警報を出力するように構成されている。警報出力部72は、警報として警報音を出力する。警報出力部72は、警報音を発生させる音発生部721を有している。音発生部721は、例えばスピーカ、ブザー等で構成されている。警報出力部72は、検知部71が警戒対象を検知した場合、音発生部721から警報音を出力する。これにより、検知部71が警戒対象を検知したことが、ケース2の周囲の人に報知される。
また、警報出力部72は、警報として警報信号を出力する。警報出力部72は、通信部75を介して警報信号を携帯端末8に出力する。報知端末は、例えば、スマートフォン、タブレット端末等の使用者又は管理者が所持する端末である。携帯端末8は、セキュリティデバイス7の通信部75との間で通信可能な通信部81を有している。携帯端末8は、通信部81が警報信号を受信すると報知動作を行う報知部82を備えており、報知端末としての機能を有する。報知部82は、報知動作として、スピーカ83から警報音の発生、表示部84に警報メッセージの表示等を行う。
通信部75は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、移動体通信などの無線通信規格に対応した通信モジュールであり、携帯端末8の通信部81と無線通信が可能に構成されている。
また、警報出力部72は、携帯端末8からの停止信号を受信すると、警報を停止する。これにより、使用者は、警報音の発生を停止させることができる。
警戒制御部73は、検知部71による警戒対象の検知動作をオン/オフするように構成されている。警戒制御部73は、通信部75を介して携帯端末8から受信した制御信号に基づいて、検知部71の検知動作をオン/オフする。携帯端末8は、検知部71の検知動作をオン/オフするための制御信号をセキュリティデバイス7に出力する制御信号出力部85を備えており、制御端末としての機能を有する。つまり、携帯端末8は、報知端末及び制御端末の両方の機能を有している。携帯端末8は、使用者からの操作を受け付ける操作部86を有している。制御信号出力部85は、操作部86が受け付けた操作内容に応じて、制御信号をセキュリティデバイス7に出力する。警戒制御部73は、通信部75を介して受信した制御信号に基づいて、検知部71の検知動作をオン/オフする。つまり、使用者が携帯端末8の操作部86に対して、検知部71の検知動作をオンする操作を行った場合、当該操作内容を示す制御信号がセキュリティデバイス7に出力され、検知部71が警戒対象の検知動作を行う警戒状態となる。また、使用者が携帯端末8の操作部86に対して、検知部71の検知動作をオフする操作を行った場合、当該操作内容を示す制御信号がセキュリティデバイス7に出力され、検知部71が警戒対象の検知動作を行わない非警戒状態となる。例えば、使用者は、ツールボックス1の運搬時、または電動工具3を用いた作業時等において、セキュリティデバイス7を非警戒状態とすることによって、使用者がケース2を意図的に動かした場合でも警報が出力されなくなる。
位置検知部74は、例えばGPS(Global Positioning System)を用いた測位モジュールであり、衛星からの信号に基づいてケース2の位置を検知するように構成されている。位置検知部74は、検知した位置の情報(位置情報)を、通信部75を介して携帯端末8に出力する。携帯端末8は、受信した位置情報を表示部84に表示する。表示部84に表示される表示形態として、例えば地図上にケース2の位置が示される。
位置検知部74は、検知部71が警戒対象を検知した場合、通信部75を介して位置情報を携帯端末8に出力する。これにより、使用者は、検知部71が警戒対象を検知した際におけるケース2の位置を把握することができる。また、位置検知部74は、検知した位置が時間経過に伴って変化している場合、つまりケース2の位置が移動している場合、定期的に位置情報を携帯端末8に出力する。これにより、例えばツールボックス1が盗難された場合、使用者は、位置検知部74からの位置情報に基づいて、ツールボックス1(ケース2)の位置を追跡することができる。また、位置検知部74は、携帯端末8からの要求信号を受信すると、位置情報を携帯端末8に出力する。これにより、使用者は、任意のタイミングで、ケース2の位置を把握することができる。
(3)動作例
(3.1)第1動作例
第1動作例として、充電器5及び電池パック4をケース2に収容した状態で、電池パック4を充電する例を説明する。
ここでは、電動工具3、2つの電池パック4、及び充電器5をケース2に収容している状態で、1つの電池パック4を充電する場合を説明する。
まず、使用者は、ケース2のカバー22を開いた状態で、ケース2に収容されている電池パック4と充電器5とを接続部6を介して電気的に接続する。具体的には、電池パック4のコネクタ42に接続部6の第1コネクタ61を装着し、充電器5の装着部52に接続部6の第2コネクタ62を装着する。これにより、接続部6を介して電池パック4と充電器5とが電気的に接続される。
そして、使用者は、ケース2に形成された貫通孔201を介して充電器5の電源ケーブル54を引き出し、プラグ541をコンセント55に接続する。貫通孔201は、ボディ21の開口部210と連続しているので、カバー22を開いた状態では開口部210との連続部を介して電源ケーブル54を通しやすい。プラグ541がコンセント55と接続されることによって、充電器5と外部電源9(商用電源)とが電気的に接続される。充電器5は、外部電源9から供給される電力を用いて、接続部6を介して電池パック4を充電する。
そして、使用者は、ケース2のカバー22を閉じる。これにより、充電器5及び電池パック4をケース2に収容した状態で、電池パック4の充電が行われる。したがって、充電中の充電器5及び電池パック4に塵埃、水等の異物が付着することを抑制することができる。そのため、例えば、塵埃が比較的多い作業現場において、塵埃の付着を抑制し、電池パック4の充電を行うことができる。つまり、本実施形態のツールボックス1では、充電中の電池パック4及び充電器5の防塵性、防水性の向上を図ることができる。さらに、ケース2に電動工具3、充電器5、及び電池パック4等を収容している保管中に、電池パック4を充電することができる。これにより、次回の作業開始時に電池パック4の電池切れを抑制することができ、利便性の向上を図ることができる。したがって、本実施形態のツールボックス1では、充電器5及び電池パック4の信頼性の向上と、電池パック4の充電の利便性の向上と、の両立することができる。
また、使用者は、電池パック4の充電状態を確認する場合、カバー22に設けられたシャッター224を開ける。これにより、カバー22の貫通孔2231を介して充電器5の光出射部223が露出されるので、使用者は、電池パック4の充電状態を確認することができる。つまり、使用者は、充電器5及び電池パック4をケース2に収容し、カバー22を開けることなく、電池パック4の充電状態を確認することができる。したがって、利便性の向上を図ることができる。
また、電池パック4及び充電器5をケース2に収容した状態で、電池パック4の充電を行うことができる。このため、電池パック4及び充電器5をケース2から出した状態で、電池パック4の充電を行う場合に比べて、電池パック4及び充電器5の盗難が抑制される。つまり、電池パック4及び充電器5のセキュリティ性の向上を図ることができる。
(3.2)第2動作例
第2動作例として、ツールボックス1のセキュリティ動作について説明する。
ここでは、電動工具3等の収容物をケース2に収容し、床の上に置いて保管している場合を想定する。
使用者は、電動工具3、電池パック4、及び充電器5と共にセキュリティデバイス7をケース2に収容する。そして、使用者は、携帯端末8の操作部86に対して、検知部71の検知動作をオンするための操作を行い、携帯端末8からセキュリティデバイス7に制御信号を出力する。
警戒制御部73は、通信部75を介して制御信号を受信する。警戒制御部73は、受信した制御信号に基づいて、検知部71の検知動作をオンにする。これにより、セキュリティデバイス7は、検知部71が警戒対象の検知動作を行う警戒状態となる。
ここで、使用者以外の第三者が、ツールボックス1ごと電動工具3の盗みを試みることを想定する。
第三者が、ツールボックス1ごと電動工具3を盗むためにケース2を持上げたとする。第三者がケース2を持ち上げたことにより、ケース2に収納されているセキュリティデバイス7に重力方向の加速度が生じる。検知部71が、この重力方向の加速度の変化に基づいて、ケース2に動きが生じたと判断する。つまり、検知部71は、警戒対象を検知する。
警報出力部72は、検知部71が警戒対象(ケース2の動き)を検知すると、警報として音発生部721から警報音を出力する。この警報音により、電動工具3等を収容したツールボックス1が盗まれる可能性があることを周囲に知らせることができ、ツールボックス1の盗難が抑制される。
また、警報出力部72は、警報として警報信号を通信部75を介して携帯端末8に出力する。携帯端末8では、警報信号を受信すると、報知動作として、スピーカ83から警報音の発生、及び表示部84に警報メッセージの表示を行う。携帯端末8の報知動作により、使用者は、ツールボックス1に異常が発生したことを把握することができる。したがって、例えば、ツールボックス1の異常に気付いた使用者は、ツールボックス1の保管場所に駆けつけることにより、盗難を抑制することができる。
また、位置検知部74は、検知部71が警戒対象(ケース2の動き)を検知すると、位置情報を通信部75を介して携帯端末8に出力する。これにより、使用者は、ツールボックス1の現在位置を把握することができる。また、第三者によってツールボックス1が盗まれた場合、位置検知部74は、定期的に位置情報を携帯端末8に出力する。これにより、使用者は、ツールボックス1の位置を追跡することができる。
また、本実施形態のツールボックス1では、電池パック4及び充電器5をケース2に収容した状態で、電池パック4の充電を行うことができる。したがって、充電中の電池パック4及び充電器5の盗難を抑制することができる。
つまり、本実施形態のツールボックス1は、セキュリティ機能を有しているので、電動工具3、電池パック4、充電器5等の収容物を一括して、盗難を抑制することができる。そのため、電動工具3等の収容物を個別にセキュリティ機能を付加させる必要がない。また、本実施形態のツールボックス1では、保管場所への監視カメラ等のセキュリティ設備の設置、及びチェーン等を用いた構造物(例えば、柱等)へのケース2の固定(施錠)を行うことなく、収容物に対するセキュリティ性の向上を図ることができる。そのため、本実施形態のツールボックス1では、保管場所へのセキュリティ設備の追加設置が不要となり、保管場所の制約が低くなるので、セキュリティ費用の削減、利便性の向上を図ることができる。
また、本実施形態のツールボックス1では、ケース2は、他のケース2Aと積み重ね可能に構成されており(図4参照)、他のケース2Aの盗難等を抑制することができる。
具体的には、本実施形態のツールボックス1と、電動工具3等を収容した他のケース2Aとを同じ場所で保管する場合、ケース2と他のケース2Aとを積み重ねて保管する。このとき、図4に示すように、本実施形態のツールボックス1のケース2が、最上段となるように他のケース2Aと積み重ねる。図4に示す例では、2つの他のケース2Aの上側に、本実施形態のケース2が積み重ねられている。
第三者が、最上段のケース2を持上げた場合、上述したように、検知部71がケース2の動きを検知して、警報出力部72が警報を出力する。
また、ケース2及び他のケース2Aは、第1嵌合部28及び第2嵌合部29を有しており、ケース2の底板211に形成された4つの凸部281が、他のケース2Aの天板221に形成された凹部に嵌まり合っている。そのため、第三者が、例えば中段の他のケース2Aを盗む場合、上段のケース2を持ち上げて上段のケース2と中段の他のケース2Aとの嵌合状態を解除する必要がある。このとき、上段のケース2が持ち上げられることによって、検知部71がケース2の動きを検知して、警報出力部72が警報を出力する。また、第三者が、例えば下段の他のケース2Aを盗む場合、中段の他のケース2Aと共に上段のケース2が持上げられるので、検知部71がケース2の動きを検知して、警報出力部72が警報を出力する。これにより、本実施形態のツールボックス1のケース2が最上段となるように他のケース2Aと積み重ねられることによって、セキュリティデバイス7を収容していない他のケース2Aの盗難を抑制することができる。
また、本実施形態では、セキュリティデバイス7は、ケース2に対して着脱自在に構成されている。そのため、他のケース2Aが上段となるように積み重ねられている場合、上段にある他のケース2Aにセキュリティデバイス7を収容することにより、その下側にあるケース2(他のケース2A)の盗難を抑制することができる。
(4)変形例
以下、本実施形態のツールボックス1の変形例について説明する。
(4.1)第1変形例
上述した例では、電路貫通部20は、ボディ21の開口部210と連続した貫通孔201で構成されていたが、当該構成に限らない。貫通孔201は、ボディ21の開口部210と連続しないように形成されていてもよい。この場合、貫通孔201は、充電器5のプラグ541を通すことができる形状にされている必要がある。
また、図7に示すように、ケース2は、電路貫通部20に設けられ、充電器5及び外部電源9(図5参照)と電気的に接続可能なコネクタ202を更に備えていてもよい。図7に示す例では、コネクタ202は、マグネットコンセントで構成されている。コネクタ202は、ケース2におけるボディ21の側壁2311に設けられている。なお、コネクタ202は、ケース2と一体に形成されていてもよい。
コネクタ202は、ケース2の内側に設けられた内側接続部203と、ケース2の外側に露出するように設けられた外側接続部204と、を有する。コネクタ202は、電路貫通部20を貫通する電路として、内側接続部203の電極と外側接続部204の電極とは互いに電気的に接続する導電部を有している。内側接続部203は、充電器5における電源ケーブル54の先端部に設けられたプラグ541が電気的に接続される。外側接続部204は、電源ケーブル56の一端部に設けられたマグネットプラグ57が電気的に接続される。マグネットプラグ57は、磁石を有しており、磁石が外側接続部204に設けられた磁性体と磁気結合することによって、外側接続部204と電気的に接続された状態が保持される。電源ケーブル56の他端部には、プラグ58が設けられている。プラグ58は、例えば壁550に設けられたコンセント55(アウトレット)に接続される。
充電器5をケース2に収容した状態で外部電源9と電気的に接続する場合、充電器5の電源ケーブル54の先端部に設けられたプラグ541を、ケース2のボディ21に設けられたコネクタ202の内側接続部203に接続する。さらに、電源ケーブル56における、マグネットプラグ57を外側接続部204に接続し、プラグ58を壁に設けられたコンセント55に接続する。これにより、充電器5は、コネクタ202を介して、外部電源9と電気的に接続され、電池パック4を充電することができる。
本変形例では、ケース2に電源ケーブル54を通すための貫通孔が不要であるので、電路貫通部20を介してケース2の内部に塵埃、水等の異物の進入を抑制することができる。
また、本変形例では、コネクタ202がマグネットコンセントで構成されているので、例えば、人が電源ケーブル56に足を引っ掛けた場合に、マグネットプラグ57が外側接続部204から外れる。これにより、電源ケーブル56の破損等を抑制することができる。
なお、本変形例では、コネクタ202は、マグネットコンセントで構成され、電源ケーブル56のマグネットプラグ57が着脱自在に構成されているが、これに限らない。コネクタ202は、電源ケーブル56の着脱が不可に構成されていてもよい。言い換えれば、コネクタ202は、先端部にプラグ58が設けられた電源ケーブル56が、内側接続部203を有するハウジングから引き出された構成であってもよい。
(4.2)第2変形例
図8に示すように、ツールボックス1は、検知部71がケース2の動きを検知した場合、充電器5の充電動作を停止させる充電制御部65を備えていてもよい。
本変形例では、接続部6は、スイッチ部64と、充電制御部65と、通信部66と、を更に有している。スイッチ部64、充電制御部65、及び通信部66は、例えば、第1コネクタ61又は第2コネクタ62のハウジング内に設けられており、充電回路から供給される電力により動作する。
スイッチ部64は、電池パック4と接続される第1コネクタ61と、充電器5と接続される第2コネクタ62と、の間の電気的な接続をオン/オフするように構成されている。
充電制御部65は、スイッチ部64のオン/オフを制御するように構成されている。
通信部66は、例えばBluetooth(登録商標)等の無線通信規格に対応した通信モジュールであり、セキュリティデバイス7の通信部75と通信可能に構成されている。通信部66は、検知部71がケース2の動きを検知した際に、警報出力部72が出力する警報信号を受信する。
充電制御部65は、通常時はスイッチ部64をオンしている。充電制御部65は、通信部66が警報信号を受信した場合、つまり検知部71がケース2の動きを検知した場合、スイッチ部64をオフする。これにより、充電器5と電池パック4との間の電気的な接続が遮断され、充電器5の充電動作が停止する。
本変形例では、充電器5及び電池パック4をケース2に収容した状態で、電池パック4の充電中に、例えば人がケース2を移動させたりカバー22を開けたりした場合に、充電動作が停止されるので、安全性の向上を図ることができる。
なお、本変形例では、充電制御部65は、セキュリティデバイス7の検知部71の検知結果に基づいて、充電器5の充電動作を停止させているが、これに限らない。充電制御部65は、セキュリティデバイス7の検知部71とは別に設けられた検知部71が、ケース2の動きを検知した場合、充電器5の充電動作を停止させるように構成されていてもよい。また、検知部71は、ケース2の動きとして、ケース2の開閉を検知するように構成されていてもよい。例えば、検知部71は、充電器5と接続される第2コネクタ62に設けられた押ボタンスイッチを有する。押ボタンスイッチは、カバー22が開位置にある場合にオフし、カバー22が閉位置にある場合、カバー22によって押されてオンする。検知部71は、押ボタンスイッチのオン/オフに基づいて、カバー22の開閉を検知する。充電制御部65は、カバー22が開いている場合、スイッチ部64をオフすることにより、充電器5の充電動作を停止する。
(4.3)第3変形例
上述した例では、充電器5と電池パック4とを電気的に接続する接続部6は、ケース2と別体に構成されていたが、ケース2と一体に構成されていてもよい。この場合、例えば、電池パック4と接続される第1コネクタ61、及び充電器5と接続される第2コネクタ62が、それぞれ電池パック4及び充電器5に対応する収容凹部213の底面から突出するように設けられる。第1コネクタ61の第1接続端子、第2コネクタ62の第2接続端子、及び第1接続端子と第2接続端子とを電気的に接続する導電部材は、ケース2の底板211にインサート成形される。
本変形例では、ケース2内において電池パック4を充電する場合、電池パック4を、第1コネクタ61と接続されるようにケース2に収容し、充電器5を、第2コネクタ62と接続されるようにケース2に収容する。これにより、充電器5と電池パック4とが電気的に接続され、電池パック4を充電することができる。
(4.4)第4変形例
警戒制御部73は、携帯端末8が所定範囲内に存在する場合、検知部71の検知動作をオフし、携帯端末8が所定範囲内に存在しない場合、検知部71の検知動作をオンするように構成されていてもよい。
具体的には、警戒制御部73は、Bluetooth(登録商標)の通信範囲において、携帯端末8が存在する場合、検知部71の検知動作をオフし、携帯端末8が存在しない場合、検知部71の検知動作をオンする。警戒制御部73は、通信部75からBluetooth(登録商標)の通信規格で確認信号を所定周期で送信させる。警戒制御部73は、携帯端末8からの確認信号に対する応答信号を受信した場合、Bluetooth(登録商標)の通信範囲内に携帯端末8が存在する、と判断する。警戒制御部73は、携帯端末8からの確認信号に対する応答信号を受信できなかった場合、Bluetooth(登録商標)の通信範囲内に携帯端末8が存在しない、と判断する。
これにより、例えば、使用者による、ツールボックス1の運搬時、又はツールボックス1の周囲で電動工具3を用いた作業時等において、検知部71が警戒対象の検知動作を行わない非警戒状態となる。この場合、使用者、又は使用者の周囲の人がケース2を意図的に動かしたとしても、警報が出力されなくなる。
また、使用者がツールボックス1から離れた場合、検知部71が警戒対象の検知動作を行う警戒状態となる。したがって、使用者による、携帯端末8を用いた、検知部71を警戒状態とするための操作が不要となり、警戒状態への設定し忘れが抑制される。
なお、本変形例では、警戒制御部73は、使用者が所持する携帯端末8との通信により、検知部71の検知動作をオン/オフするように構成されているが、これに限らない。警戒制御部73は、使用者が身に着けているスマートウォッチ等の身体装着型装置との通信により、検知部71の検知動作をオン/オフするように構成されていてもよい。
また、セキュリティデバイス7は、指紋、声紋等の生体情報を認識する生体認識部を有していてもよい。生体認識部は、ケース2に設けられた指紋検出部から指紋情報を生体情報として取得する。又は生体認識部は、ケース2又はセキュリティデバイス7に設けられたマイクから声紋情報を生体情報として取得する。生体認識部は、取得した生体情報に基づいて、生体情報の入力者が、予め登録された人(使用者)であるか否かを照合する。生体認識部が、生体情報の入力者が予め登録された人であると判定した場合、警戒制御部73は、検知部71の検知動作をオフする。また、生体認識部が、生体情報の入力者が予め登録された人と異なると判定した場合、警戒制御部73は、検知部71の検知動作をオンする。
(4.5)第4変形例
上述した例では、セキュリティデバイス7は、ケース2と別体に構成されていたが、ケース2と一体に構成されていてもよい。言い換えれば、セキュリティデバイス7は、ケース2に対して着脱が不可に構成されていてもよい。
また、検知部71は、ケース2と他のケース2Aとの積み重ね状態の解除を検知することにより、警戒対象(ケース2の動き)を検知するように構成されていてもよい。例えば、検知部71は、ケース2の底板211に設けられたリードスイッチを有する。また、他のケース2Aの天板221には、ケース2と積み重ねられた際に、リードスイッチと重なる位置に磁石が設けられている。リードスイッチは、ケース2が他のケース2Aの上側(天板221側)に積み重ねられた場合にオンし、ケース2と他のケース2Aとの積み重ね状態が解除された場合にオフする。検知部71は、リードスイッチのオン/オフに基づいて、ケース2と他のケース2Aとが積み重ね状態であるか否かを判断する。検知部71は、リードスイッチがオン状態からオフ状態に変化すると、ケース2と他のケース2Aとの積み重ね状態が解除された、つまりケース2が動かされたと判断する。
また、検知部71は、警戒対象としてケース2の動きを検知するように構成されていたが、これに限らない。検知部71は、ケース2に対する人の接近、接触、及びケース2の動きのうち、少なくともいずれか1つの警戒対象を検知するように構成されていればよい。
例えば、検知部71は、ケース2に設けられた静電式又は感圧式の接触センサを有し、ケース2に対する人の接触を検知するように構成されていてもよい。また、検知部71は、ケース2に設けられた光学式の接近センサを有し、ケース2に対する人の接近を検知するように構成されていてもよい。
また、上述した例では、警報出力部72は、検知部71が警戒対象を検知すると、警報として警報音及び警報信号を出力するように構成されていたが、これに限らない。例えば、警報出力部72は、検知部71が警戒対象を検知すると、警報として、ケース2に設けられた光源を点灯又は点滅させてもよい。
(4.6)その他の変形例
上述した例では、ケース2は、第1嵌合部28として4つの凸部281を有し、第2嵌合部29として4つの凹部291を有しているが、当該構成に限らない。
図9、図10に示すように、ケース2は、第1嵌合部28として複数の第1凹部282、及び複数の第1凸部283を有し、第2嵌合部29は、複数の第2凹部292、及び複数の第2凸部293を有していてもよい。
各第1凹部282は、底板211の厚さ方向(第3方向D3)から見た外形が矩形状であって、底板211の短手方向(第2方向D2)に沿って形成された溝である。各第1凸部283は、底板211の厚さ方向(第3方向D3)から見た外形が矩形状であって、底板211の短手方向(第2方向D2)に沿って形成されており、第1凹部282の底面よりもケース2の外側に突出している。複数の第1凹部282と複数の第1凸部283とは、底板211の長手方向(第1方向D1)に沿って1つずつ交互に形成されている。本実施形態では、底板211における長手方向(第1方向D1)の両端部それぞれには、第1凸部283が形成されている。
各第2凹部292は、天板221の厚さ方向(第3方向D3)から見た外形が矩形状であって、天板221の短手方向(第2方向D2)沿って形成された溝である。第2凸部293は、天板221の厚さ方向(第3方向D3)から見た外形が矩形状であって、天板221の短手方向(第2方向D2)に沿って形成されており、第2凹部292の底面よりもケース2の外側に突出している。複数の第2凹部292と複数の第2凸部293とは、天板221の長手方向(第1方向D1)沿って1つずつ交互に形成されている。本実施形態では、天板221における長手方向(第1方向D1)の両端部それぞれには、第2凹部292が形成されている。
他のケース2Aは、ケース2と同様に、底板211に形成された複数の第1凹部282及び複数の第1凸部283と、天板221に形成された複数の第2凹部292及び複数の第2凸部293を有する。
ケース2と他のケース2Aとを第3方向において積み重ねる場合、ケース2の第1嵌合部28と他のケース2Aの第2嵌合部29、又はケース2の第2嵌合部29と他のケース2Aの第1嵌合部28とが嵌め合わされる。具体的には、ケース2の底板211と他のケース2Aの天板221とが重なるように積み重ねる場合、ケース2における第1嵌合部28の複数の第1凹部282及び複数の第1凸部283が、他のケース2Aにおける第2嵌合部29の複数の第2凸部293及び複数の第2凹部292と嵌め合わされる。また、ケース2の天板221と他のケース2Aの底板211とが重なるように積み重ねる場合、ケース2における第2嵌合部29の複数の第2凹部292及び複数の第2凸部293が、他のケース2Aにおける第1嵌合部28の複数の第1凸部283及び複数の第1凹部282と嵌め合わされる。これにより、ケース2と他のケース2Aとを積み重ねた状態において、ケース2と他のケース2Aとの位置ずれが抑制される。
また、上述した例では、携帯端末8が、制御端末、及び報知端末の機能を有していたが、これに限らない。制御端末、及び報知端末は、それぞれ携帯端末8等の汎用端末とは別の専用端末であってもよい。
また、上述した例では、ケース2内において、充電器5は、接続部6を介して電池パック4と電気的に接続されているが、当該構成に限らず、電池パック4と直接的に接続されていてもよい。
また、電動工具3が、電池を内蔵した電池内蔵型である場合、充電器5は、ケース2内において、電動工具3に内蔵された電池を充電するように構成されていてもよい。
また、上述した例では、ケース2に収容される電動工具3が、インパクトドライバであったが、これに限らず他の種類であってもよい。例えば、電動工具3は、インパクトレンチ、ハンマードリル、ジグソー、ケーブルカッター、ねじカッター等であってもよい。
また、電動工具3は、電池パック4から供給される電力によって駆動する電池駆動型の工具に限らず、外部電源9(商用電源)から供給される交流電力によって駆動するAC駆動型の工具であってもよい。
(まとめ)
第1態様に係るツールボックス(1)は、ケース(2)と、検知部(71)と、警報出力部(72)と、を備える。ケース(2)は、電動工具(3)を収容可能である。検知部(71)は、ケース(2)に対する人の接近、接触、及びケース(2)の動きのうち、少なくともいずれか1つの警戒対象を検知する。警報出力部(72)は、検知部(71)が警戒対象を検知した場合、警報を出力する。
この構成によれば、電動工具(3)を含むケース(2)の収容物の盗難を抑制し、セキュリティ性の向上を図ることができる。
第2態様に係るツールボックス(1)では、第1態様において、検知部(71)は、警戒対象としてケース(2)の動きを検知する。
この構成によれば、ケース(2)に動きが生じた場合、警報が出力されるので、ケース(2)の収容物の盗難を抑制することができる。
第3態様に係るツールボックス(1)では、第1又は第2態様において、ケース(2)は、他のケース(2A)と積み重ねられた場合に、他のケース(2A)の凹部(凹部291、第1凹部282、第2凹部292)又は凸部(凸部281、第1凸部283、第2凸部293)と嵌まり合う嵌合部(第1嵌合部28、第2嵌合部29)を有する。
この構成によれば、ケース(2)と他のケース(2A)とを積み重ねた際の位置ずれを抑制することができる。
第4態様に係るツールボックス(1)では、第3態様において、検知部(71)は、ケース(2)と他のケース(2A)との積み重ね状態の解除を検知することにより、警戒対象を検知する。
この態様によれば、他のケース(2A)の収容物の盗難を抑制することができる。
第5態様に係るツールボックス(1)は、第1〜第4態様のいずれかにおいて、検知部(71)による警戒対象の検知動作をオン/オフする警戒制御部(73)を更に備える。
この態様によれば、警報の出力が不要な場合に、検知部(71)による警戒対象の検知動作をオフすることができるので、不要な警報出力を抑制することができる。
第6態様に係るツールボックス(1)では、第5態様において、警戒制御部(73)は、制御端末からの制御信号に基づいて、検知部(71)の検知動作をオン/オフする。
この態様によれば、制御端末を用いて、検知部(71)の検知動作をオフすることができ、利便性が向上する。
第7態様に係るツールボックス(1)は、第1〜第6態様のいずれかにおいて、ケース(2)を位置を検知する位置検知部(74)を更に備える。
この態様によれば、使用者はケース(2)の位置を把握することができる。また、ツールボックスが盗難された場合に、ケース(2)の位置の追跡が可能となる。
第8態様に係るツールボックス(1)は、第1〜第7態様のいずれかにおいて、検知部(71)及び警報出力部(72)を有するセキュリティデバイス(7)を更に備える。セキュリティデバイス(7)は、ケース(2)に対して着脱が可能に構成されている。
この態様によれば、セキュリティデバイス(7)をケース(2)から取り外して、他のケースに取り付けることにより、他のケースの収容物の盗難を抑制することが可能となる。
第9態様に係るセキュリティシステム102は、第1〜第8態様のいずれかのツールボックス(1)と、警報出力部(72)からの警報として警報信号を受信し、報知動作を行う報知端末(携帯端末8)と、を備える。
この態様によれば、電動工具(3)を含むケース(2)の収容物の盗難を抑制し、セキュリティ性の向上を図ることができる。また、使用者は、報知端末の報知により、ツールボックス(1)が盗難された可能性があることを把握することができる。
1 ツールボックス
2 ケース
2A 他のケース
3 電動工具
7 セキュリティデバイス
71 検知部
72 警報出力部
73 警戒制御部
74 位置検知部
8 携帯端末(制御端末、報知端末)

Claims (9)

  1. 電動工具を収容可能なケースと、
    前記ケースに対する人の接近、接触、及び前記ケースの動きのうち、少なくともいずれか1つの警戒対象を検知する検知部と、
    前記検知部が前記警戒対象を検知した場合、警報を出力する警報出力部と、を備える、
    ツールボックス。
  2. 前記検知部は、前記警戒対象として前記ケースの動きを検知する、
    請求項1に記載のツールボックス。
  3. 前記ケースは、他のケースと積み重ねられた場合に、前記他のケースの凹部又は凸部と嵌まり合う嵌合部を有する、
    請求項1又は2に記載のツールボックス。
  4. 前記検知部は、前記ケースと前記他のケースとの積み重ね状態の解除を検知することにより、前記警戒対象を検知する、
    請求項3に記載のツールボックス。
  5. 前記検知部による前記警戒対象の検知動作をオン/オフする警戒制御部を更に備える、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のツールボックス。
  6. 前記警戒制御部は、制御端末からの制御信号に基づいて、前記検知部の検知動作をオン/オフする、
    請求項5に記載のツールボックス。
  7. 前記ケースを位置を検知する位置検知部を更に備える、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のツールボックス。
  8. 前記検知部及び前記警報出力部を有するセキュリティデバイスを更に備え、
    前記セキュリティデバイスは、前記ケースに対して着脱が可能に構成されている、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のツールボックス。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のツールボックスと、
    前記警報出力部からの前記警報として警報信号を受信し、報知動作を行う報知端末と、を備える
    セキュリティシステム。
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