JP2020123258A - 入力装置、入力ユニット、及び入力装置を利用した電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパネル用の廉価な入力装置及び入力ユニットを提供する。【解決手段】入力ユニット1と、入力ユニット1と接続された検出ユニット31とを有する。入力ユニット1は、基板と、基板の表面に配置され複数の画像が表示される表示部を有する表示板と、表示板の周囲に近接して配置され、被検出体が画像に近接することによって寄生容量が変化する複数の電極121-124を有する。検出ユニット31は、各電極121-124に電荷を供給する電荷供給部321と、電荷が各電極に供給されたときの各電位を取得する電位取得部324と、取得された各電極の電位に基づいて、被検出体によって近接される画像が何れかであるかを検出する位置検出部352を有する。【選択図】図3
Description
本発明は、入力装置、入力ユニット、及び入力装置を利用した電子機器に関する。
スマートフォン等の移動体通信機器や、携帯型及び車載用のオーディオ機器、プリンター等の電子機器のユーザーインターフェースとしてタッチパネルが使用されている。特許文献1には、タッチ領域上にXY位置座標を検出する透明電極が設けられ、透明電極に対してタッチされた位置を静電容量結合により検出するタッチパネルが開示されている。しかし、透明電極は高価であり、タッチパネルのコストは増加する。
又、タッチパネルが、液晶表示装置(LCD: Liquid Crystal Display)を有する場合、液晶表示装置から発生する電磁ノイズが、液晶表示装置上に設けられた透明電極に影響し、タッチされた位置の検出精度が低下する。特許文献2には、液晶表示装置の表面に配置された複数の透明電極を有するタッチパネルであって、タッチされたとき、タッチされていない透明電極を低インピーダンス状態にする低インピーダンス設定部を更に有するタッチパネルを開示している。低インピーダンス状態にすることにより、液晶表示装置の表面から放出されるノイズを遮蔽する効果を高めている。しかし、低インピーダンス設定部を必要とするため。タッチパネルのコストは増加する。
本発明の目的は、タッチパネル用の廉価な入力ユニット及び入力装置を提供することにある。
本発明に係る入力装置は、入力ユニットと、入力ユニットと電気的に接続された検出ユニットとを有し、入力ユニットは、基板と、基板の表面に配置され、且つ、複数の画像が表示される表示部を有する表示板と、表示板の周囲に表示板に近接して配置され、被検出体が複数の画像の何れか1つに近接することによってそれぞれの寄生容量が変化するように配置された複数の電極と、複数の電極にそれぞれ電気的に接続された複数の入出力端子とを有し、複数の電極は、表示板と基板との間には配置されていないことを特徴とし、検出ユニットは、入出力端子を介して複数の電極のそれぞれに電荷を供給する電荷供給部と、電荷が複数の電極のそれぞれの寄生容量に供給されたときの複数の電極のそれぞれの電位を入出力端子を介して取得する電位取得部と、電位取得部によって取得された複数の電極のそれぞれの電位に基づいて、被検出体によって近接される画像が前記複数の画像の何れかであるかを検出する位置検出部とを有することを特徴とする。
本発明に係る入力装置は、表示部が、互いに平行に延伸する第1辺及び第2辺と、第1辺及び第2辺の延伸方向に直交する方向に延伸する第3辺及び第4辺とを有する矩形状の形状を有し、複数の電極は、第1辺、第2辺、第3辺及び第4辺のそれぞれに平行に延伸する平板状の複数の電極を含むことが好ましい。
本発明に係る入力装置は、複数の電極が、第1辺に平行に延伸する部分と、第3辺に平行に延伸する部分とを有する平面視L字型の第1電極と、第1辺に平行に延伸する部分と、第4辺に平行に延伸する部分とを有する平面視L字型の第2電極と、第2辺に平行に延伸する部分と、第4辺に平行に延伸する部分とを有する平面視L字型の第3電極と、第2辺に平行に延伸する部分と、第3辺に平行に延伸する部分とを有する平面視L字型の第4電極とを含むことが好ましい。
本発明に係る入力装置は、複数の電極が、第1辺に平行に延伸する第1電極と、第2辺に平行に延伸する第2電極と、第3辺に平行に延伸する第3電極と、第4辺に平行に延伸する第4電極とを含むことが好ましい。
本発明に係る入力装置は、表示部が、入力される画像情報に応じた画像を表示するディスプレイ部であることが好ましい。
本発明に係る入力装置は、1つ又は複数の電極が、コンデンサを形成する1つ又は複数の電極対を含むことが好ましい。
本発明に係る入力ユニットは、基板と、基板の表面に配置され、且つ、複数の画像が表示される表示部を有する表示板と、表示板の周囲に表示板に近接して配置され、被検出体が複数の画像の何れか1つに近接することによってそれぞれの寄生容量が変化するように配置された複数の電極と、複数の電極にそれぞれ電気的に接続された複数の入出力端子とを有し、複数の電極は、表示板と基板との間には配置されていないことを特徴とする。
本発明に係る電子機器は、入力装置と、入力装置と接続される制御装置とを有する電子機器であって、入力装置は、入力ユニットと、入力ユニットと電気的に接続された検出ユニットと、を有し、入力ユニットは、基板と、基板の表面に配置され、且つ、複数の画像が表示される表示部を有する表示板と、表示板の周囲に表示板に近接して配置され、被検出体が複数の画像の何れか1つに近接することによってそれぞれの寄生容量が変化するように配置された複数の電極と、複数の電極にそれぞれ電気的に接続された複数の入出力端子とを有し、複数の電極は、表示板と基板との間には配置されていないことを特徴とし、検出ユニットは、入出力端子を介して複数の電極のそれぞれに電荷を供給する電荷供給部と、電荷が複数の電極のそれぞれの寄生容量に供給されたときの複数の電極のそれぞれの電位を入出力端子を介して取得する電位取得部と、電位取得部によって取得された複数の電極のそれぞれの電位に基づいて、被検出体によって近接される画像が前記複数の画像の何れかであるかを検出する位置検出部とを有し、制御装置は、画像と、画像に対応する操作コマンドを関連付けて記憶する記憶部と、位置検出部から被検出体によって近接される画像が複数の画像の何れかであるかを示す近接画像信号を取得する近接画像信号取得部と、近接画像信号取得部が近接画像信号を取得したことに応じて、被検出体が近接した画像に対応する操作コマンドを実行する制御処理部と、を有することを特徴とする。
本発明の入力装置、入力ユニット、及び電子機器は、製造コストを抑制することができる。
以下、本開示の一側面に係る入力ユニット、入力ユニット装置及び電子機器について図を参照しつつ説明する。但し、本開示の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。尚、以下の説明及び図において、同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態における入力ユニットの概要)
図1は、第1実施形態における入力ユニットの構成の一例を示す概略図である。図1(a)は、入力ユニットの平面図である。図1(b)は、図1(a)に示したA−A′線における入力ユニットの断面図である。
図1は、第1実施形態における入力ユニットの構成の一例を示す概略図である。図1(a)は、入力ユニットの平面図である。図1(b)は、図1(a)に示したA−A′線における入力ユニットの断面図である。
入力ユニット1は、基板10、表示板11、4つの電極121、122、123.124を有する。
基板10は、例えば、絶縁性樹脂材料により形成された平板状の部材であり、矩形の表面を有する。基板10上には、表示板11が配置される。表示板11の表面には、導電性を有する被検出体2が近接する1つ又は複数の画像が表示される絶縁性の表示部110が設けられる。例えば、4つの同一形、同一サイズの画像111、112、113、114が、表示部110に設けられる。導電性を有する被検出体2は、例えば指、タッチペンである。
表示板11は、絶縁性樹脂材料により形成された平板プレートであってもよい。表示部110に表示される各画像111,112,113,114には、例えば入力装置3を利用する電子装置(図示せず)の電源スイッチ、各種操作ボタンの名称、アイコンが表示されていてもよい。
表示部110は、入力される画像情報に応じた画像を表示するディスプレイ部であってもよい。ディスプレイスクリーンには複数の画像111、112、113、114を表示させてもよい。
表示板11は、印刷された絶縁性シールであって基板10上に貼り付けられたものでもよい。各画像111,112,113,114には、例えば入力装置3を利用する不図示の電子装置の電源スイッチ、各種操作ボタンの名称、アイコンが印刷されていてもよい。
表示板11は、互いに平行に延伸する第1辺115及び第2辺116と、第1辺115及び第2辺116の延伸方向に直交する方向に延伸する第3辺117及び第4辺118とを有する矩形状の形状を有してもよい。矩形状の表示板11を囲んで、例えば4つの電極が配置される。4つの電極は、基板10上に、表示板11に近接して配置される。被検出体2によって近接される画像が何れかであるかを検出するためである。又、4つの電極は、表示板11と基板10の間には配置されないことが好ましい。ディスプレイ等からの電磁輻射を回避できるからである。なお、4つの電極のいずれかを、表示板11と基板10の間に配置してもよい。透明電極の使用が不要となり、コスト削減が可能となるからである。
表示板11と各電極との距離は、1mm以上3mm以下が好ましい。より好ましくは、1.5mm以上2.5mm以下である。
第1電極121は、平面視L字型の第1辺115に平行に延伸する部分と第3辺117に平行に延伸する部分とを有する。平面視L字型の第2電極122は、平面視L字型の第1辺115に平行に延伸する部分と第4辺118に平行に延伸する部分とを有する。第3電極123は、平面視L字型の第2辺116に平行に延伸する部分と第4辺118に平行に延伸する部分とを有する。第4電極124は、平面視L字型の第2辺116に平行に延伸する部分と第3辺117に平行に延伸する部分とを有する。
各電極121、122、123、124は、基板10上において金属箔、例えば銅箔をエッチングすることにより形成される。また、金属箔を基板10に貼り付けてもよい。
各電極121、122、123、124は、不図示の検出ユニットと電気的に接続される入出力端子131,132,133,134をそれぞれ有する。各入出力端子131,132,133,134は、基板10の裏面に設けられ、例えばビアホールを介して各電極121、122、123、124とそれぞれ接続してもよい。
4つの電極121、122、123、124は、相互に接触しないように電極の間には隙間が設けられる。隙間は、表示板11の各辺の中点から表示板11の平面視外側方向への垂線を挟む位置にそれぞれ設けられる。電極配置を対称として、被検出体2が近接した画像を検出する精度を高めるためである。
但し、画像111、112、113、114が同一形、同一サイズでない場合には、各電極121,122,123,124の形状と配置は、各画像111、112、113、114に対応して変更することが好ましい。被検出体2が近接した画像を検出する精度を高めることができる。
表示板11は、表面に透明の保護カバー13を有してもよい。表示板11を保護するためである。保護カバー13は、ガラス板、透明の樹脂製板、例えばアクリル板である。更に、保護カバー13は各電極121,122,123,124を保護するようにしてもよい。
複数の電極121,122,123,124が表示板11に近接して配置され、表示板11と基板10との間には配置されないことによって、入力ユニット1は、構造が単純となり、コストダインとなる。又、タッチパネルディスプレイからの電磁輻射の影響を低減することが可能となる。
図2は、被検出体2が表示部110の画像に近接したことに応じ、表示板11の周囲に配置された各電極121、122、123、124が、検出信号を出力する原理を説明する図である。
以下の説明では、例として、画像111の近傍にある第1電極121が、被検出体2が画像111に近接したことに応じた検出信号を出力する原理を説明する。
図2(a)は、被検出体2が画像111に近接していない状態の第1電極121を説明する図である。電子装置の接地された筐体60内に第1電極121があると、その周囲の筐体内4の導電物質(グランドパターンや金属フレーム等)との間に寄生容量Cpが発生する。したがって、電極121は、寄生容量Cpのコンデンサを構成する1つの電極となる。第1電極121を1つの電極とするコンデンサの静電容量Csは、Cs=Cp となる。
図2(b)は、被検出体2が画像111に近接していない状態での第1電極121を1つの電極とするコンデンサに、電荷が供給されたときと、供給された電荷による電圧を検出するときとを示す図である。
まず、第1電極121の入力側スイッチSW1がON、出力側スイッチSW2がOFFの状態で、例えば、電圧Vinのパルス電圧信号Einが第1電極121に印加されると、コンデンサを構成する1つの電極121には、電荷Qが供給される。Q=Cp・Vinである。
次に、電極121に電荷Qが供給された状態で、入力側スイッチSW1がOFF、出力側スイッチSW2がONのとなると、電荷Qによる電圧Voutが検出される。Vout=Q/Cpであり、Q=Cp・Vinより、Vout=Vinである。
図2(c)は、被検出体2が画像111に近接した状態の第1電極を説明する図である。導電性を有する被検出体2、例えば人間の指は、体である人体を通し地面に接地さているので1つのコンデンサとなる。したがって、被検出体2が、第1電極121に近接する画像111に近接すると、指による新たな寄生容量Cfが加わることになる。第1電極121を1つの電極とするコンデンサは、寄生容量Cpのコンデンサと寄生容量Cfのコンデンサが並列接続されたコンデンサとなる。合成されたコンデンサの静電容量Cs´は、Cs´=Cp+Cf となる。画像111が、電極121に近いほど、静電容量Cfは大きい。又、通常は、Cf>>Cpである。
図2(d)は、被検出体2が画像111に近接した状態での第1電極121を1つの電極とするコンデンサに、電荷Qが供給されたときと、供給された電荷Qによる電圧を検出するときとを示す図である。
まず、第1電極121の入力側スイッチSW1がON、出力側スイッチSW2がOFFの状態で、例えば、電圧Vinのパルス電圧信号Einが第1電極121に印加されて電荷Qが供給される。Q=Cp・Vinである。
次に、電極121に電荷Qが供給された状態で、入力側スイッチSW1がOFF、出力側スイッチSW2がONのとなると、出力側では電荷Qによる電圧Vout´が検出される。Vout´=Q/(Cp+Cf)=(Cp/(Cp+Cf))・Vinであり、Vout´<Vinである。
したがって、一定の電荷Qが供給されたときの、第1電極121が、第1電極121を1つの電極とするコンデンサの静電容量の変化に応じた検出電圧を出力することにより、被検出体2が画像111に近接しているか否かを判定することができる。
図3は、第1実施形態における入力装置3の構成の一例を示す概略図である。入力装置3は、入力ユニット1と検出ユニット31とを有する。入力ユニット1の各電極121、122、123.124は、検出ユニット31に電気的に接続されている。検出ユニット31は、被検出体2が入力ユニット1に近接した画像を検出するための装置である。
検出ユニット31は、電子回路部32とマイコン部33とを有する。電子回路部32は、電子部品によって構成された電子回路を有する。電子回路部32はマイコン部33に接続される。マイコン部33は、マイコン記憶部34とマイコン処理部35を有する。電子回路部32は、マイコン処理部35の回路制御部351により制御される。
電子回路部32は、電荷供給部321と、入力切換えスイッチ322とを有する。入力切換えスイッチ322は、1入力端子と4出力端子とを有し、入力端子には電荷供給部321が接続され、4出力端子には、各入出力端子131,132,133、134を介して、電極121,122,123,124がそれぞれ接続される。
更に、電子回路部32は、出力切換えスイッチ323と、電位取得部324とを有する。出力切換えスイッチ323は4入力端子と1出力端子とを有し、各入力端子と出力端子との接続切換えを行う。4入力端子には、各入出力端子131,132,133、134を介して、第1電極121、第2電極122、第3電極123、及び第4電極124がそれぞれ接続され、出力端子には電位取得部324の入力端子が接続される。電位取得部324は、2入力端子と1出力端子とを有し、1つの入力端子には、出力切換えスイッチ323の入力端子が接続され、他方の入力端子には基準電圧Esが入力される。出力端子にはカウンタ切換えスイッチ325の入力端子が接続される。
カウンタ切換えスイッチ325は、1入力端子と4出力端子とを有し、入力端子と各出力端子との接続切換えを行う。入力端子には電位取得部324の出力端子が接続され、4つの出力端子には、第1カウンタ3261、第2カウンタ3262、第3カウンタ3263、及び第4カウンタ3264が接続される。各カウンタ3261、3262、3263,3264の出力は、マイコン部33に入力される。
更に、電子回路部32は、放電スイッチ327を有する。放電スイッチ327の一端は出力切換えスイッチの出力端子に接続され、他端は接地されている。放電スイッチ327の切り替えは、電位取得部324の出力端子から分岐した比較信号により制御される。
マイコン部33は、マイコン記憶部34とマイコン処理部35を有する。マイコン記憶部34は、1又は複数の半導体メモリにより構成される。例えば、RAMや、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の不揮発性メモリの少なくとも一つを有する。マイコン記憶部34は、マイコン処理部35による処理に用いられるドライバプログラム、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。
例えば、マイコン記憶部34は、ドライバプログラムとして、電荷供給部321や入力切換えスイッチ322等を制御するデバイスドライバプログラムを記憶する。コンピュータプログラムは、例えば、CD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてマイコン記憶部34にインストールされてもよい。また、プログラムサーバ等からダウンロードしてインストールしてもよい。
更に、マイコン記憶部34は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。マイコン記憶部34は、検出信号を判別するための閾値や信号パターン、カウンタ信号のログファイル、マッピングデータ等を記憶する。
マイコン処理部35は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。マイコン処理部35は、入力装置3の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、MCU(Micro computer Unit)である。
マイコン処理部35は、入力ユニット1を使用したユーザの被検出体2の画像への近接操作等に応じて検出ユニット31の各種処理が適切な手順で実行されるように動作を制御する。
マイコン処理部35は、マイコン記憶部34に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、マイコン処理部35は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行してもよい。マイコン処理部35は、回路制御部351、位置検出部352等を有する。
マイコン処理部35が有するこれらの各部は、独立した集積回路、回路モジュール、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとしてマイコン部33に実装されてもよい。
図4は、電荷供給部321からの入力信号が第1電極121に入力されたときの第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給される電荷を説明する図である。図4(a)は、被検出体2が画像111に近接していないときの、画像111の近傍にある第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給される電荷を説明する図である。図4(b)は、被検出体2が画像111に近接しているときの第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給される電荷を説明する図である。
入力切換えスイッチ322が、電荷供給部321と第1電極121とを接続したとき、電荷供給部321から第1電極121に電圧Vinである1つの矩形パルス電圧信号Einが入力される。被検出体2が画像111に近接していないとき、1つの矩形パルス電圧信号Einの入力によって、第1電極121を1つの電極とする静電容量がCs=Cpのコンデンサには、電荷Qが供給される。電荷Qは、Q=Cp・Vin で表される。
図4(b)において、被検出体2が画像111に近接しているときの第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給される電荷を説明する。
被検出体2が画像111に近接しているとき、画像111の近傍にある第1電極121を1つの電極とするコンデンサの静電容量は、被検出体2の静電容量Cfによって、Cs´=Cp+Cfとなっている。
入力切換えスイッチ322が、電荷供給部321と第1電極121とを接続する。第1電極121に1つの矩形パルス電圧入力信号Einが入力されると、第1電極121を1つの電極とするコンデンサには、矩形パルス電圧信号Einの電圧Vinにより電荷Qが供給される。電荷Qは、Q=Cp・Vin である。
図5は、第1電極121からの検出信号に対する電子回路部32の動作を説明する図である。図5(a)は、被検出体2が画像111に近接していないときの第1電極121からの検出信号に対する電子回路部32の動作を説明する図である。図5(b)は、被検出体2が画像111に近接しているときの第1電極121からの検出信号に対する電子回路部32の動作を説明する図である。
入力切換えスイッチ322は、電荷供給部321と第1電極との接続を遮断し、出力切換えスイッチ323は、第1電極と電位取得部324の入力端子とを接続する。電極121から検出信号Eoutが電位取得部324の入力端子に出力される。検出信号Eoutの検出電位Voutは、被検出体2が画像111に近接していないとき第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給された電荷Qに起因するから、Vout=Q/Cp で与えられる。すなわち、Vout=Vinである。
電位取得部324は、2入力端子と1出力端子を有する。1つの入力端子には、第1電極121から検出電位Voutの検出信号Eoutが入力される。他の入力端子には、検出電位Voutと比較するための基準電圧Esが入力されている。通常EsはVinと等しい。なお、基準電圧Esは変更可能である。基準電圧Esを変更することによって、入力装置3が、静電容量Csの変化の検出感度を調整するためである。
電位取得部324が基準電圧Es以上の検出電位Voutを検出したときは、電位取得部324は、比較信号、例えば「1」を出力する。又、電位取得部324が、基準電圧Es未満の検出電位Voutを検出したときは、電位取得部324は比較信号、例えば「0」を出力する。
カウンタ切換えスイッチ325によって、電位取得部324の出力端子と第1カウンタ3261とは接続されている。被検出体2が画像111に近接していないとき、検出電位Voutは、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給された電荷Qに起因するから、Vout=Q/Cp で与えられる。すなわち、Vout=Vinである。基準電圧EsはVinに設定されているから、Vout=Esである。したがって、電位取得部324から第1カウンタ3261に、比較信号、例えば「1」が入力される。
又、電位取得部324の出力端子は分岐して、放電スイッチ327の制御端子に接続される。放電スイッチ327は、電位取得部324から比較信号「1」を受信したときは、第1電極121と接地線を接続させ、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給された電荷を放電する。
図5(b)は、被検出体2が画像111に近接しているときの第1電極121からの検出信号に対する電子回路部32の動作を説明する図である。
入力切換えスイッチ322は、電荷供給部321と第1電極の入出力端子1211との接続を遮断し、出力切換えスイッチ323は、第1電極に入出力端子1211と電位取得部324の入力端子とを接続する。第1電極121から検出信号Eout´が電位取得部324の入力端子に出力される。検出信号Eout´の検出電位Vout´は、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給された電荷Qに対応している。したがって、検出電位Vout´は、Vout´=Q/(Cp+Cf)=(Cp/(Cp+Cf))・Vin で与えられる。Cp<Cp+Cfであるから、Vout´<Vinである。
電位取得部324は、基準電圧Es未満の検出電位Vout´を検出したので、値が0の比較信号を出力する。カウンタ切換えスイッチ325によって、電位取得部324の出力端子と第1カウンタ3261とは接続されている。したがって、電位取得部324から第1カウンタ3261に値が0の比較信号が入力される。
又、電位取得部324は、値が0の比較信号を放電スイッチ327の制御端子に送る。放電スイッチ327は、第1電極121と接地線を接続しないので、電荷Qが供給されたままとなる。被検出体2が画像111に近接している間、第1電極121を1つの電極とするコンデンサは、徐々に供給される電荷量を増やしていく。
図6は、第1電極121に入力される入力信号列と、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給される電荷、第1電極121から出力される検出信号、及び比較信号との関係を説明する図である。
図6(a)は、第1電極121に入力される入力信号列を示している。図6(b)〜(d)は、被検出体2が画像111に近接していないときの、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給される電荷、出力される検出信号、及び比較信号を示している。図6(e)〜(g)は、被検出体2が画像111に近接しているときの、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給される電荷、第1電極から出力される検出信号、及び比較信号を示している。
図6(a)は、第1電極121に入力される入力信号列を示している。電荷供給部321は、被検出体2が表示板11に近接しているか否かを判定するための入力信号列として、例えば、8つの矩形パルス電圧信号を第1電極121に入力する。各矩形パルス電圧信号は、例えば、電圧Vin=1.2(V)、パルス幅T1=1(μsec)の矩形パルス電圧信号Einである。矩形パルス電圧信号Einが入力された後、次の矩形パルス電圧信号が入力されるまでの間隔T2とすると、電極121に入力される矩形パルス電圧信号Einの周期TはT=T1+T2となる。
1つの矩形パルス電圧信号Einが入力された後、次のパルスが入力されるまでの間に、電荷供給部321は、入力切換えスイッチ322を介して他の電極122,123,124に順次矩形パルス電圧信号Einを入力する。間隔T2はパルス幅T1の3倍以上となる。
図6(b)は、被検出体2が画像111に近接していないとき、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給される電荷Qを示している。
電荷供給部321から第1電極121に電圧がVinである1つの矩形パルス電圧信号Einが入力されると、第1電極121を1つの電極とするコンデンサには、電荷Q=Cp・Vinが供給される。入力切換えスイッチ322が、電荷供給部321と第1電極121の入出力端子1211との接続を遮断し、出力切換えスイッチ323が、第1電極121の入出力端子1211と電位取得部324の入力端子とを接続する。電位取得部324には、第1電極から検出電位Voutの検出信号Eoutが入力される。検出電位Voutは基準電圧Es以上であるから電位取得部324は比較信号として値1を出力する。
値1の比較信号を受信した放電スイッチ327は、第1電極121の入出力端子1211と接地線を接続するので、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給された電荷Qは放電される。第1電極121を1つの電極とするコンデンサは、1つの矩形パルス電圧入力信号Einが入力されるごとに電荷Qが供給され、検出信号Eoutが出力されるごとに供給された電荷Qを放電する。8つの矩形パルス電圧入力信号Einに対応し、電荷Qの供給と放電は8回繰り返される。
図6(c)は、第1電極121から電位取得部324に出力される検出信号Eoutの検出電位Voutを示している。
1つの矩形パルス電圧入力信号Einが第1電極121に入力された後、入力切換えスイッチ322が、電荷供給部321と第1電極121の入出力端子1211との接続を遮断する。又、出力切換えスイッチ323が、第1電極121の入出力端子1211と電位取得部324の入力端子とを接続する。検出電位Voutの検出信号Eoutが、電位取得部324に出力される。
被検出体2が画像111に近接していないとき、検出電位Voutは基準電圧Es以上であるので、電位取得部324は、値1の比較信号を出力する。値1の比較信号を受信した放電スイッチ327は、第1電極121と接地線を接続するので、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給された電荷Qは放電される。したがって、2つ目の矩形パルス電圧入力信号Einが第1電極121に入力されたとき、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給された電荷QはQ=CpVinとなり、2つ目の検出信号の電圧はVoutである。被検出体2が画像111に近接していないとき、8つの矩形パルス電圧入力信号Einに対応して、第1電極121から検出電位Voutの検出信号Eoutは8回出力される。
図6(d)は、電位取得部324から出力される比較信号を示している。
第1電極121から検出信号Eoutが、電位取得部324に入力されると、電位取得部324は検出信号Eoutの検出電位Voutと基準電圧Esとを比較する。通常、Es=Vinとなるように設置されているので、Vout=Esとなる。
電位取得部324が基準電圧Es以上の出力検出電位Voutを検出したときは、電位取得部324は、値1の比較信号を第1カウンタ3261と放電スイッチ327に出力する。
したがって、被検出体2が画像111に近接していないとき、8つのパルス電圧入力信号からなる入力信号列が第1電極121に入力されると、電位取得部324から検出信号Eoutが8回出力される。
電位取得部324の出力端子には、カウンタ切換えスイッチ325を介して第1カウンタ3261が接続される。被検出体2が画像111に近接していないとき電位取得部324から値1の比較信号が8回出力されると、第1カウンタ3261は8つの矩形パルス電圧信号を有する入力信号列に対する比較信号の合計値8をカウンタ信号として位置検出部352に出力する。
次に、被検出体2が画像111に近接しているときを説明する。静電容量は、被検出体2の静電容量Cfによって、Cs´=Cp+Cfとなっている。
図6(e)は、被検出体2が画像111に近接しているとき、第1電極121に供給される電荷を示す図である。
電荷供給部321から第1電極121に電圧がVinである1つの矩形パルス電圧信号Einが入力されると、第1電極121を1つの電極とするコンデンサには、電荷Q=Cp・Vinが供給される。
1つの矩形パルス電圧入力信号Einが第1電極121に入力された後、入力切換えスイッチ322が、電荷供給部321と第1電極121の入出力端子1211との接続を遮断する。又、出力切換えスイッチ323が、第1電極121の入出力端子1211と電位取得部324の入力端子とを接続する。検出信号Eout´が、電位取得部324に出力される。検出信号Eout´の検出電位Vout´は、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給された電荷Qに起因するから、Vout´=Q/(Cp+Cf)=(Cp/(Cp+Cf))・Vinである。Cp<Cp+Cfであるから、検出電位Vout´は基準電圧Esより小さいので、電位取得部324は、値0の比較信号を出力する。
放電スイッチ327は、値0の比較信号を受信したときは、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給された電荷Qを放電しない。検出信号Eout´の検出電位Vout´が基準電圧Es以上になるまで、1つの矩形パルス電圧入力信号Einが入力されるごとに、第1電極121を1つの電極とするコンデンサには、電荷Qが累積して供給される。したがって、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給される電荷のグラフは階段状となる。
第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給される電荷による検出信号Eout´の検出電位Vout´が基準電圧Es以上となったとき、電位取得部324は、値が1の比較信号を出力する。本例では、電荷供給部321が、5つの矩形パルス電圧入力信号の入力により電荷Qを5回供給したとき、放電スイッチ327は、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給された電荷を放電する。6,7,8回目の矩形パルス電圧入力信号Einに対応する検出信号Eout´の検出電位Vout´は、Esより小さいので第1電極121を1つの電極とするコンデンサは、矩形パルス電圧入力信号Einの入力ごとに電荷Qを累積する。
図6(f)は、被検出体2が画像111に近接しているとき、第1電極121から電位取得部324に出力される検出信号Eout´の検出電位Vout´を示している。
1つの矩形パルス電圧入力信号Einが第1電極121に入力された後、入力切換えスイッチ322が、電荷供給部321と第1電極121の入出力端子1211との接続を遮断する。又、出力切換えスイッチ323が、第1電極121の入出力端子1211と電位取得部324の入力端子とを接続する。第1電極121から検出信号Eout´が、電位取得部324に出力される。図5(e)に示すように、第1電極121を1つの電極とするコンデンサに供給される電荷は階段状に増加しているので、検出信号Eout´の検出電位Vout’は階段状に増加する。
図6(g)は、電位取得部324から出力される比較信号を示している。
電位取得部324は検出信号Eout´の検出電位Vout´と基準電圧Esとを比較する。本例では、5回目の矩形パルス電圧入力信号が入力されたときに、検出信号Eout´の検出電位Vout´は基準電圧Es以上となるので、電位取得部324は、初めて値が1の比較信号を出力する。第1電極から1回目〜4回目の検出信号Eout´が入力されたときと、6回目〜8回目検出信号Eout´が入力されたときに、電位取得部が出力する比較信号の値は0である。
したがって、被検出体2が画像111に近接しているとき、第1カウンタ3261は、1回目から8回目の検出信号の値を加算して、合計値1のカウンタ信号を出力する。
図7は、マイコン処理部35の位置検出部352が、被検出体2が近接している近接画像を判定する処理の一例を説明する図である。
例えば、被検出体2が表示板11の画像111に近接しているとする。画像111の近傍にある第1電極121を1つの電極とするコンデンサの静電容量がCpからCp+Cfに変化している。他の電極122、123,124を1つの電極とする各コンデンサの静電容量はCpである。
第1電極121に、例えば、8つの矩形パルス電圧信号Einからなる入力信号列が入力されると、第1電極121は8つの検出信号を不図示の電位取得部324に出力する。電位取得部324は、8つの比較信号(CS1)を第1カウンタ3261に出力する。第1カウンタ3261は、8つの比較信号の値を合計してカウンタ値が1であるカウンタ信号をマイコン部33の位置検出部352に出力する。
第1電極121への入力信号列の入力より遅れて、8つの矩形パルス電圧信号Einからなる入力信号列が第2電極122に入力される。入力の遅れ時間は矩形パルス電圧信号Einのパルス幅T1以上である。第2電極122は8つの検出信号を不図示の電位取得部324に出力する。電位取得部324は、8つの比較信号(CS2)を第2カウンタ3262に出力する。第2カウンタ3262は、8つの比較信号の値を合計してカウンタ値が8であるカウンタ信号をマイコン部33の位置検出部352に出力する。
第2電極122への入力信号列の入力より遅れて、8つの矩形パルス電圧信号Einからなる入力信号列が第3電極123に入力される。入力の遅れ時間は矩形パルス電圧信号Einのパルス幅T1以上である。第3電極123は8つの検出信号を不図示の電位取得部324に出力する。電位取得部324は、8つの比較信号(CS3)を第3カウンタ3263に出力する。第3カウンタ3263は、8つの比較信号の値を合計してカウンタ値が8であるカウンタ信号をマイコン部33の位置検出部352に出力する。
第3電極123への入力信号列の入力より遅れて、8つの矩形パルス電圧信号Einからなる入力信号列が第4電極124に入力される。入力の遅れ時間は矩形パルス電圧信号Einのパルス幅T1以上である。第4電極124は8つの検出信号を不図示の電位取得部324に出力する。電位取得部324は、8つの比較信号(CS4)を第4カウンタ3264に出力する。第4カウンタ3264は、8つの比較信号の値を合計してカウンタ値が8であるカウンタ信号をマイコン部33の位置検出部352に出力する。
各カウンタからのカウンタ値を取得した位置検出部352は、近接画像判定の閾値3以下であるか否かを比較する。近接画像判定の閾値はマイコン記憶部34から読み込まれる。本例の場合、第1電極121に対応する第1カウンタ3261のカウンタ値が1であるから、位置検出部352は、第1電極121の近傍の画像111に被検出体2が近接していると判定する。位置検出部352は、「第1電極121の近傍の画像111に被検出体2が近接している」ことに関連する近接画像検出信号を出力する。
別の例として、4つの電極すべてについて、カウンタ334から閾値3以下の値のカウンタ信号がされた場合は、位置検出部352は、表示板11の中央が被検出体2に近接されたと判定する。そして、位置検出部352は、「表示板11の中央が被検出体2に近接された」ことに関連する近接画像検出信号を出力してもよい。
更に、別の例として、表示板11表面を細分化した近接画像マップ341を作成する。例えば縦をA〜H、横を1〜10に分割すると、近接画像は80の区画に細分化されたマップであらわすことができる。被検出体2が近接したときの各区画に対応する、各カウンタからのカウンタ信号の値を各区画と関連させて近接画像マップ341としてマイコン記憶部34に記憶しておく。位置検出部352は、近接画像マップ341を参照して、被検出体2が近接した区画、例えば、E5を判定する。次に、位置検出部352は、「区画E5が被検出体2に近接された」ことに関連する近接画像検出信号を出力することができる。
(第1実施形態における電極配置の変形例)
図8は、第1実施形態における電極配置の変形例を示す図である。第1実施形態では、電極が4つある例を説明した。変形例は、第1実施形態とは異なる4つの電極形状と電極配置を有する入力ユニットの例を示す。
図8は、第1実施形態における電極配置の変形例を示す図である。第1実施形態では、電極が4つある例を説明した。変形例は、第1実施形態とは異なる4つの電極形状と電極配置を有する入力ユニットの例を示す。
入力ユニット1´は、矩形の表示板11の各辺115、116,117、118に対向して、4つの平板電極126、127、128、及び129が基板10上に配置されている。電極構造が簡単で製造コストが低減できる。例えば、図示せぬ位置検出部352は、近接画像マップ341を参照して、被検出体2が近接した近接画像を判定して、「画像111が被検出体2に近接された」ことに関連する近接画像信号を出力することができる。
(アクティブシールドの利用例)
図9は、第1実施形態の入力ユニット1に、更にアクティブシールドを利用した例を示す図である。図9(a)は、入力ユニット1の平面図である。図9(b)は、図9(a)に示したA−A′線における入力ユニット1の断面図である。
図9は、第1実施形態の入力ユニット1に、更にアクティブシールドを利用した例を示す図である。図9(a)は、入力ユニット1の平面図である。図9(b)は、図9(a)に示したA−A′線における入力ユニット1の断面図である。
表示板11が、ディスプレイの場合、ディスプレイから出力される電磁ノイズは、パッチパネルの各電極121,122,123,及び124を1つの電極とする各コンデンサの静電容量変化に影響を及ぼす。そこで、ディスプレイから出力される電磁ノイズを打ち消す信号を出すためアクティブシールドが利用される。
電磁ノイズを打ち消す信号を出すアクティブシールド電極17は、メッシュ状の平板電極である。アクティブシールド電極17は、電極121、122,123、及び124を囲み、各電極間の隙間、各電極と表示板11の隙間を埋めるように基板10上に配置される。
(第2実施形態における入力ユニットと入力ユニット装置の概要)
第1実施形態では、被検出体2が画像に近接したことによる、電極を1つの電極とするコンデンサの静電容量の変化を検出した。第2実施例では、被検出体2が近接画像に近接したことによる、コンデンサを形成する複数の電極対の電極間の静電容量の変化を検出する。
第1実施形態では、被検出体2が画像に近接したことによる、電極を1つの電極とするコンデンサの静電容量の変化を検出した。第2実施例では、被検出体2が近接画像に近接したことによる、コンデンサを形成する複数の電極対の電極間の静電容量の変化を検出する。
図10は、第2実施形態における入力ユニット4の構成の一例を示す概略図である。図10(a)は、入力ユニット4の平面図である。図10(b)は、図10(a)に示したA−A′線における入力ユニット4の断面図である。
入力ユニット4は、基板40、表示板11、及び4対の電極を有する。入力ユニット4は、例えば4対の電極として、第1電極421と第2電極422の対、第3電極423と第4電極424の対、第5電極425と第6電極426の対、及び第7電極427と第8電極428の対を有する。表示部は、第1実施形態の表示板11と同じである。
基板40は、例えば、絶縁性樹脂材料により形成された平板状の部材であり、矩形の表面を有する。基板40上には、表示板11が配置される。
表示板11が、互いに平行に延伸する第1辺115及び第2辺116と、第1辺115及び第2辺116の延伸方向に直交する方向に延伸する第3辺117及び第4辺118とを有する矩形状の形状を有する場合、例えば4対の電極が配置される。4対の電極は、基板10上に、表示板11を囲んで配置される。被検出体2によって近接される画像が何れかであるかを検出するためである。又、電極は、表示板11と基板10の間には配置されないことが好ましい。ディスプレイ等からの電磁輻射を回避できるからである。なお、電極のいずれかを、表示板11と基板10の間に配置してもよい。透明電極の使用が不要となり、コスト削減が可能となるからである。
第1電極421と第2電極422とは、それぞれ平面視L字型の第1辺115に平行に延伸する部分と第3辺117に平行に延伸する部分とを有する。第1電極421は表示板11を囲んで配置され、第1電極421の外側に第2電極422が配置される。
第3電極423と第4電極424とは、それぞれ平面視L字型の第1辺115に平行に延伸する部分と第4辺118に平行に延伸する部分とを有する。第3電極423は表示板11を囲んで配置され、第3電極423の外側に第4電極424が配置される。
第5電極425と第6電極426とは、それぞれ平面視L字型の第2辺116に平行に延伸する部分と第4辺118に平行に延伸する部分とを有する。第5電極425は表示板11を囲んで配置され、第5電極425の外側に第6電極426が配置される。
第7電極427と第8電極428とは、それぞれ平面視L字型の第2辺116に平行に延伸する部分と第3辺117に平行に延伸する部分とを有する。第7電極427は表示板11を囲んで配置され、第7電極427の外側に第8電極428が配置される。
電極対の表示板11側の各電極421、423、425、427と表示板11との距離は、0.5mm以上3mm以下が好ましい。より好ましくは、0.5mm以上2.5mm以下である。
又、各電極対を構成する2つの電極の距離は、0.5mm以上1.5mm以下が好ましい。より好ましくは、0.7mm以上1.2mm以下である。
各電極421〜428は、基板10上において金属箔、例えば銅箔をエッチングすることにより形成される。また、金属箔を基板10に貼り付けてもよい。
各電極421〜428は、不図示の検出ユニットと電気的に接続される入出力端子431〜438をそれぞれ有する。各入出力端子431〜438は、基板10の裏面に設けられ、例えばビアホールを介して各電極421〜428とそれぞれ接続してもよい。
第1実施形態と同様に、表示板11は、表面に透明の保護カバー13を有してもよい。表示板11を保護するためである。保護カバー13は、ガラス板、透明の樹脂製板、例えばアクリル板である。更に、保護カバー13は各電極421〜428を保護するようにしてもよい。
図11は、表示板11の周囲に配置された各電極の対が、被検出体2が画像111に近接したことを検出する原理を説明する図である。図11(a)は、被検出体2が画像に近接していないときの電極間の静電容量を示し、図11(b)は、被検出体2が画像に近接しているときの電極間の静電容量を示している。
以下の説明では、複数の電極の対のうち、例として、表示板11の画像111の近傍にある第1電極421と第2電極422の対が、被検出体2が画像111に近接したことを検出する仕組みを説明する。他の電極対でも検出の仕組みは同じである。
空間を挟んで第1電極421と第2電極422とはコンデンサを形成する。コンデンサの静電容量をCm(μF)とする。
図11(b)は、被検出体2が画像111に近接しているときの電極間の静電容量を示している。導電性を有する被検出体2、例えば人間の指が、画像111に近接すると、導体である人体を通し地面に接地されるので、近接画像111と地面の間にコンデンサが形成される。近接画像111と地面の間に形成されたコンデンサの静電容量はCfとする。したがって、被検出体2が、画像111に近接すると、近接画像111と地面の間に形成されたコンデンサが接続され、第1電極421と第2電極422間において検出される静電容量C´は、C´=Cm+Cf となる。通常は、Cf>>Cmである。
したがって、入力装置5は、第1電極421と第2電極422間において検出される静電容量の変化を検出することにより、被検出体2が画像111に近接しているか否かを判定することができる。
図12は、第2実施形態における入力装置5の構成の一例を示す概略図である。入力装置5は、入力ユニット4と検出ユニット31とを有する。検出ユニット31は、第1実施形態の検出ユニットと同じである。但し、コンデンサを形成する電極の対が各入出力端子431〜438を介して、検出ユニット31の電子回路部32にそれぞれ電気的に接続されている。
表示板11の近傍側にある第1電極421、第3電極423、第5電極425、及び第7電極427は、各入出力端子431,433、435,437を介してそれぞれ出力切換えスイッチ323に接続される。第1電極421、第3電極423、第5電極425、及び第7電極427と対をなす第2電極422、第4電極424、第6電極426、及び第8電極428は、各入出力端子432,434、436,438を介して入力切換えスイッチ322に接続される。
電荷供給部321からの矩形パルス電圧信号Einは、入力切換えスイッチ322を介して、第2電極422、第4電極424、第6電極426、及び第8電極428に、順番に入力される。矩形パルス電圧信号Einの入力によって、4つの電極対によって形成される各コンデンサに電荷が供給される。
切換えスイッチ323を介して、第1電極421、第3電極423、第5電極425、及び第7電極427から電極対によって形成される各コンデンサに供給された電荷に応じた検出信号Eoutが、順番に電位取得部324に出力される。
被検出体2が表示板11に近接したとき、被検出体2が近接した近接画像の近傍にある電極対が形成するコンデンサの静電容量は変化する。したがって、入力装置5は、各電極対からの検出信号Eoutの変化を検出することにより、被検出体2が複数の画像のうちのいずれの画像に近接しているかを検出することができる。
(第2実施形態における電極対配置の変形例)
図13は、第2実施形態における電極対の配置の変形例を示す図である。図13(a)は、各電極対の、入力信号が入力される電極と検出信号を出力する電極の配置を逆にした電極対の配置の例を示す。図13(b)は、検出信号を出力する電極は複数であり、入力信号が入力される電極は1つである電極対の配置の例を示す。図13(c)は、検出信号を出力する電極は複数であり、入力信号が入力される電極は1つである別の電極対の配置の例を示す。
図13は、第2実施形態における電極対の配置の変形例を示す図である。図13(a)は、各電極対の、入力信号が入力される電極と検出信号を出力する電極の配置を逆にした電極対の配置の例を示す。図13(b)は、検出信号を出力する電極は複数であり、入力信号が入力される電極は1つである電極対の配置の例を示す。図13(c)は、検出信号を出力する電極は複数であり、入力信号が入力される電極は1つである別の電極対の配置の例を示す。
図13(a)において、入力ユニット4´は、表示板11に近接する側に、表示板11を囲み、検出信号を出力する電極421´、423´、435´、及び427´が配置されている。更に検出信号を出力する電極それぞれと対をなす入力信号が入力される電極422´、424´、426´及び428´が外側に配置されている。電極対の配置を逆にすることにより、静電容量の変化検出精度がよくなることもあるからである。
図13(b)には、入力信号が入力される枠状の電極429が、表示板11を囲み、検出信号を出力する電極421´´、423′’、425´´、及び427´´が電極429の外側に配置されている入力ユニット4´´が示されている。本変形例では、枠状の電極429に入力される入力信号に対する各電極421´´,423′’,425´´、及び427´´からの検出信号を検出すればよい。入力ユニットの構造を単純にすることができ、更なるコストダウンが可能となる。
図13(c)には、平板状の電極429´が表示板11の1辺に対向して配置され、各電極421´´´、423′´´、425´´´、及び427´´´が表示板11と電極429´を囲んで配置されている入力ユニット4´´´が示されている。本変形例では、平板状の電極429´に入力される入力信号に対する各電極各電極421´´´、423′´´、425´´´、及び427´´´からの検出信号を検出すればよい。入力ユニットの構造をより単純にすることができる。
(本発明に係るタッチ装置の電子機器への利用)
図14は、本発明に係る入力装置を利用した電子機器の一例を示す図である。
図14は、本発明に係る入力装置を利用した電子機器の一例を示す図である。
入力ユニット1と検出ユニット31を有する入力装置3は、電子機器6に組み込まれている。電子機器6は、制御部61を有する、制御部61は、記憶部611と近接画像信号取得部612と制御処理部613とを有する。
検出ユニット31は、制御部61と電気的に接続している。近接画像信号取得部612は、検出ユニット31の位置検出部352から近接画像が複数の画像の何れかであるかを示す近接画像信号を取得する。制御処理部613は、記憶部611に記憶された(近接画像‐操作コマンド)対応表を参照して、操作コマンドを実行する。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換、及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1、4 入力ユニット
10、40 基板
11 表示板
110 表示部
111〜114 画像
121〜124、421〜428 電極
2 被検出体
3、5 入力装置
31 検出ユニット
32 電子回路部
33 マイコン部
6 電子機器
10、40 基板
11 表示板
110 表示部
111〜114 画像
121〜124、421〜428 電極
2 被検出体
3、5 入力装置
31 検出ユニット
32 電子回路部
33 マイコン部
6 電子機器
Claims (8)
- 入力ユニットと、前記入力ユニットと電気的に接続された検出ユニットと、を有し、
前記入力ユニットは、
基板と、
前記基板の表面に配置され、且つ、複数の画像が表示される表示部を有する表示板と、
前記表示板の周囲に前記表示板に近接して配置され、被検出体が前記複数の画像の何れか1つに近接することによってそれぞれの寄生容量が変化するように配置された複数の電極と、
前記複数の電極にそれぞれ電気的に接続された複数の入出力端子と、を有し、
前記複数の電極は、前記表示板と前記基板との間には配置されていない、
ことを特徴とし、
前記検出ユニットは、
前記入出力端子を介して前記複数の電極のそれぞれに電荷を供給する電荷供給部と、
前記電荷が前記複数の電極のそれぞれの寄生容量に供給されたときの前記複数の電極のそれぞれの電位を前記入出力端子を介して取得する電位取得部と、
前記電位取得部によって取得された前記複数の電極のそれぞれの電位に基づいて、前記被検出体によって近接される画像が前記複数の画像の何れかであるかを検出する位置検出部と、
を有する、ことを特徴とする入力装置。 - 前記表示部は、互いに平行に延伸する第1辺及び第2辺と、前記第1辺及び前記第2辺の延伸方向に直交する方向に延伸する第3辺及び第4辺とを有する矩形状の形状を有し、
前記複数の電極は、前記第1辺、前記第2辺、前記第3辺及び前記第4辺のそれぞれに平行に延伸する平板状の複数の電極を含む、請求項1に記載の入力装置。 - 前記複数の電極は、
前記第1辺に平行に延伸する部分と、前記第3辺に平行に延伸する部分とを有する平面視L字型の第1電極と、
前記第1辺に平行に延伸する部分と、前記第4辺に平行に延伸する部分とを有する平面視L字型の第2電極と、
前記第2辺に平行に延伸する部分と、前記第4辺に平行に延伸する部分とを有する平面視L字型の第3電極と、
前記第2辺に平行に延伸する部分と、前記第3辺に平行に延伸する部分とを有する平面視L字型の第4電極と、
を含む、請求項2に記載の入力装置。 - 前記複数の電極は、
前記第1辺に平行に延伸する第1電極と、
前記第2辺に平行に延伸する第2電極と、
前記第3辺に平行に延伸する第3電極と、
前記第4辺に平行に延伸する第4電極と、
を含む、請求項2に記載の入力装置。 - 前記表示部は、入力される画像情報に応じた画像を表示するディスプレイ部である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の入力装置。
- 前記複数の電極は、コンデンサを形成する複数の電極対を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の入力装置。
- 基板と、
前記基板の表面に配置され、且つ、複数の画像が表示される表示部を有する表示板と、
前記表示板の周囲に前記表示板に近接して配置され、被検出体が前記複数の画像の何れか1つに近接することによってそれぞれの寄生容量が変化するように配置された複数の電極と、
前記複数の電極にそれぞれ電気的に接続された複数の入出力端子と、を有し、
前記複数の電極は、前記表示板と前記基板との間には配置されていない、
ことを特徴とする入力ユニット。 - 入力装置と、前記入力装置と接続される制御装置と、を有する電子機器であって、
前記入力装置は、
入力ユニットと、前記入力ユニットと電気的に接続された検出ユニットと、を有し、
前記入力ユニットは、
基板と、
前記基板の表面に配置され、且つ、複数の画像が表示される表示部を有する表示板と、
前記表示板の周囲に前記表示板に近接して配置され、被検出体が前記複数の画像の何れか1つに近接することによってそれぞれの寄生容量が変化するように配置された複数の電極と、
前記複数の電極にそれぞれ電気的に接続された複数の入出力端子と、を有し、
前記複数の電極は、前記表示板と前記基板との間には配置されていない、
ことを特徴とし、
前記検出ユニットは、
前記入出力端子を介して前記複数の電極のそれぞれに電荷を供給する電荷供給部と、
前記電荷が前記複数の電極のそれぞれの寄生容量に供給されたときの前記複数の電極のそれぞれの電位を前記入出力端子を介して取得する電位取得部と、
前記電位取得部によって取得された前記複数の電極のそれぞれの電位に基づいて、前記被検出体によって近接される画像が前記複数の画像の何れかであるかを検出する位置検出部と、
を有し、
前記制御装置は、
前記画像と、前記画像に対応する操作コマンドを関連付けて記憶する記憶部と、
前記位置検出部から前記被検出体によって近接される画像が前記複数の画像の何れかであるかを示す近接画像信号を取得する近接画像信号取得部と、
前記近接画像信号取得部が前記近接画像信号を取得したことに応じて、前記被検出体が近接した前記画像に対応する操作コマンドを実行する制御処理部と、を有する、
ことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019016068A JP2020123258A (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | 入力装置、入力ユニット、及び入力装置を利用した電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019016068A JP2020123258A (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | 入力装置、入力ユニット、及び入力装置を利用した電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020123258A true JP2020123258A (ja) | 2020-08-13 |
Family
ID=71992790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019016068A Pending JP2020123258A (ja) | 2019-01-31 | 2019-01-31 | 入力装置、入力ユニット、及び入力装置を利用した電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020123258A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022191036A1 (ja) * | 2021-03-09 | 2022-09-15 | 株式会社フジクラ | 静電容量センサ、及び静電容量センサの製造方法 |
-
2019
- 2019-01-31 JP JP2019016068A patent/JP2020123258A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022191036A1 (ja) * | 2021-03-09 | 2022-09-15 | 株式会社フジクラ | 静電容量センサ、及び静電容量センサの製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20211129 |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20211207 |