JP2020122472A - 音響ダンパ、燃焼器およびガスタービン - Google Patents

音響ダンパ、燃焼器およびガスタービン Download PDF

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Abstract

【課題】より簡易な構成で小型の音響ダンパにより、振動発生源の振動を良好に減衰させる。【解決手段】音響ダンパ1は、振動発生源としての燃焼器12に固定され、燃焼器12で発生する空気振動を取り込む通路を形成する音響ダンパ本体としてのハウジング2と、所定のばね定数を有し、ハウジング2の外面に取り付けられた振動板50と、を備える。所定のばね定数を有する振動板50をハウジングの外面に取り付けることで、振動板50によってハウジング2の振動を吸収し、音響ダンパ1の音響の境界条件を変化させることができる。その結果、音響ダンパ1の共鳴周波数の固有値を変化させ、音圧レベルを低減させることができるため、同じ共鳴周波数の振動減衰を狙う音響ダンパ1について小型化を図ることが可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、音響ダンパ、燃焼器およびガスタービンに関する。
従来、振動発生源として、例えばガスタービンの燃焼器における燃焼振動を減衰させる装置に関する技術が知られている。例えば、特許文献1には、燃焼器よりも上流側において空気供給部、燃料供給部および希釈剤供給部に結合された複数の4分の1波長共振器と、共振器を調整する制御装置とを備えたガスタービンシステムが開示されている。このガスタービンシステムでは、4分の1波長共振器が可変形状共振器とされており、燃焼器内の圧力振動を圧力センサによって検出し、検出した圧力に基づいて、可変形状共振器の形状を調整することで、所望の周波数の振動を減衰させている。
特開2011−52954号公報
所望の周波数の振動について減衰を狙うためには、音響ダンパの波長管の長さでチューニング周波数が決定されることから、上記特許文献1に記載のガスタービンシステムのように、可変形状型の音響ダンパを採用する等、音響ダンパの構造が複雑になりがちである。さらに、振動を良好に減衰させるためには、音響ダンパの体積が大きくなりやすい。その結果、音響ダンパを取り付けるためのスペースが不足しがちとなる。したがって、より簡易な構成で小型の音響ダンパが求められる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、より簡易な構成で小型の音響ダンパにより、振動発生源の振動を良好に減衰させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、振動発生源に固定され、前記振動発生源で発生する空気振動を取り込む通路を形成する音響ダンパ本体と、所定のばね定数を有し、前記音響ダンパ本体の外面に取り付けられた振動板と、を備えることを特徴とする。
この構成により、所定のばね定数を有する振動板をハウジングの外面に取り付けることで、振動板によってハウジングの振動を吸収し、音響ダンパの音響の境界条件を変化させることができる。その結果、音響ダンパの共鳴周波数の固有値を変化させ、音圧レベルを低減させることができるため、同じ共鳴周波数の振動減衰を狙う音響ダンパについて小型化を図ることが可能となる。したがって、本発明によれば、より簡易な構成で小型の音響ダンパにより、振動発生源の振動を良好に減衰させることができる。
また、前記振動板の前記所定のばね定数は、10N/mm以上100N/mm以下であることが好ましい。この構成により、比較的に小さな負荷の作用により振動板50を変形させることができる。すなわち、微小な振動に対応して振動板を変形させて振動を吸収させることができる。
また、前記振動板は、内部に複数の空洞を有する空間充填立体であることが好ましい。この構成により、所定のばね定数を有する振動板を容易に得ることができる。
また、前記空間充填立体は、複数の前記空洞を区切る隔壁同士の間にスリットが設けられていることが好ましい。この構成により、振動板のばね定数をより小さくし、微小な振動に対応して振動板を変形させることが容易となる。
また、前記空間充填立体は、前記隔壁が荷重作用方向に沿って湾曲していることが好ましい。この構成により、振動板のばね定数をより小さくし、微小な振動に対応して振動板を容易に変形させることができる。
また、前記振動板は、円錐台形状のばねであることが好ましい。この構成により、振動板のばね定数を容易に調整することができ、かつ、振動板を簡易な構成とすることができる。
また、前記振動板は、四角錐台形状のばねであることが好ましい。この構成により、振動板のばね定数を容易に調整することができ、かつ、振動板を簡易な構成とすることができる。
また、前記振動板は、複数の前記ばねを連続して重ねて配置したものであることが好ましい。この構成により、振動板のばね定数をより小さくし、微小な振動に対応して振動板を容易に変形させることができる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる燃焼器は、上記音響ダンパを燃焼筒の前記外面に取り付け、前記燃焼筒に流通する燃焼ガスの空気振動を前記音響ダンパに流入させることを特徴とする。
この構成により、より簡易な構成で小型の音響ダンパにより、燃焼器の振動を良好に減衰させることができる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるガスタービンは、上記燃焼器を備えることを特徴とする。
この構成により、より簡易な構成で小型の音響ダンパにより、燃焼器の振動を良好に減衰させることができる。
図1は、第1実施形態に係るガスタービンの概略構成図である。 図2は、第1実施形態に係る燃焼器の側面図である。 図3は、振動板が取り付けられた音響ダンパを模式的に示す説明図である。 図4は、振動板の荷重変位特性の一例を示す説明図である。 図5は、実施形態にかかる音響ダンパにおける共鳴周波数と音圧レベルとの関係の解析結果の一例を示す説明図である。 図6は、第1実施形態にかかる振動板の具体例ごとの圧力ひずみ特性の解析結果の一例を示す説明図である。 図7は、第1実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図8は、第1実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図9は、第1実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図10は、第1実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図11は、第1実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図12は、第1実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図13は、第1実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図14は、第1実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図15は、第1実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図16は、第1実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図17は、第1実施形態の振動板の第1の変形例を示す説明図である。 図18は、第1の変形例の振動板の圧力ひずみ特性を示す説明図である。 図19は、第1実施形態の振動板の第2の変形例を示す説明図である。 図20は、第2の変形例の振動板の圧力ひずみ特性を示す説明図である。 図21は、第2実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図22は、第2実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図23は、第2実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図24は、第2実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。 図25は、第2実施形態にかかる各振動板の圧力ひずみ特性の解析結果の一例を示す説明図である。
以下に、本発明にかかる音響ダンパ、燃焼器およびガスタービンの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るガスタービンの概略構成図である。ガスタービン100は、図1に示すように、圧縮機11と燃焼器12とタービン13と排気室14により構成され、圧縮機11に図示しない発電機が連結されている。圧縮機11は、空気を取り込む空気取入口15を有し、圧縮機車室16内に複数の静翼17と動翼18が交互に配設されている。燃焼器12は、圧縮機11で圧縮された圧縮空気に対して燃料を供給し、バーナで点火することで燃焼可能となっている。タービン13は、タービン車室20内に複数の静翼21と動翼22が交互に配設されている。排気室14は、タービン13に連続する排気ディフューザ23を有している。また、圧縮機11、燃焼器12、タービン13、排気室14の中心部を貫通するようにロータ24が位置しており、圧縮機11側の端部が軸受部25により回転自在に支持される一方、排気室14側の端部が軸受部26により回転自在に支持されている。そして、このロータ24に複数のディスクプレートが固定され、各動翼18,22が連結されると共に、圧縮機11側の端部に図示しない発電機の駆動軸が連結されている。
従って、圧縮機11の空気取入口15から取り込まれた空気が、複数の静翼17と動翼18を通過して圧縮されることで高温・高圧の圧縮空気となり、燃焼器12にて、この圧縮空気に対して所定の燃料が供給されることで燃焼する。そして、この燃焼器12で生成された作動流体である高温・高圧の燃焼ガスが、タービン13を構成する複数の静翼21と動翼22を通過することでロータ24を駆動回転し、このロータ24に連結された発電機を駆動する一方、排気ガスは排気室14の排気ディフューザ23で静圧に変換されてから大気に放出される。
図2は、第1実施形態に係る燃焼器の側面図である。燃焼器12は、車室ハウジング30および外筒31の内部に内筒32が支持され、内筒32の先端部に燃焼筒としての尾筒33が連結されている。
外筒31は、車室ハウジング30に締結されている。内筒32は、外筒31内で当該外筒31と間隔をおいて設けられ、その内部の中心部であって燃焼器軸Sの延在方向である軸方向に沿ってパイロットノズル35が配設されている。また、内筒32は、その内部の内周面に周方向に沿ってパイロットノズル35を取り囲むように複数のメインノズル36が燃焼器軸Sと平行に配設されている。尾筒33は、基端が円筒状に形成されて内筒32の先端に連結され、先端側に向けて断面積が小さくなりつつ湾曲して変形し、先端がほぼ矩形状に形成されてタービン13の1段目の静翼21に向けて開口しており、ガセット37を介して車室ハウジング30に締結されている。この尾筒33は、内側が燃焼室として構成されている。なお、車室ハウジング30は、その内側が車室38として形成されて、尾筒33は車室38に設けられている。
このような燃焼器12は、圧縮機11からの高温・高圧の圧縮空気が車室38を経て内筒32の基端側から内筒32の内部に流れこむ。この圧縮空気は、パイロットノズル35およびメインノズル36に誘導される。そして、圧縮空気は、メインノズル36から噴射された燃料と混合され、予混合気となって尾筒33内に流れ込む。また、圧縮空気は、パイロットノズル35から噴射された燃料と混合され、図示しない種火により着火されて燃焼し、燃焼ガスとなって尾筒33内に噴出する。このとき、燃焼ガスの一部が尾筒33内に火炎を伴って周囲に拡散するように噴出することで、各メインノズル36から尾筒33内に流れ込んだ予混合気に着火されて燃焼する。すなわち、パイロットノズル35から噴射したパイロット燃料による拡散火炎により、メインノズル36からの希薄予混合燃料の安定燃焼を行うための保炎を行うことができる。また、メインノズル36によって燃料を予混合することで燃料濃度を均一化することで低NOx化を図ることができる。そして、燃焼ガスは、尾筒33を通じてタービン13に供給される。
上述したガスタービン100の燃焼器12は、燃料が燃焼する際に振動(燃焼振動)が発生する。この燃焼振動は、ガスタービン100の運転時の騒音や振動の原因となる。そこで、燃焼ガスが流通する振動発生源としての燃焼器12(尾筒33)に対し、サイドブランチ型の音響ダンパ1が設けられる。
音響ダンパ1は、図2に示すように、燃焼器12における尾筒33の基端側の外面に設けられている。音響ダンパ1は、振動発生源としての燃焼器12の尾筒33の外側において、燃焼器軸Sの延在方向である尾筒33の軸方向に沿って延びる音響ダンパ本体としてのハウジング2を有している。ハウジング2は、直管型に形成されて尾筒33の外面に接着される。音響ダンパ本体としてのハウジング2は、いわゆる4分の1波長管である。
音響ダンパ1は、ハウジング2の内部に音響部を構成する通路3が形成されている。通路3は、一連に繋がって形成され、一端が振動発生源で発生する空気振動を取り込む入口(図示省略)として構成されている。入口は、尾筒33の外面に向けて開口して設けられている。そして、尾筒33は、入口が向く位置において、内側の燃焼振動による空気振動(圧力波)を外側に通過させる複数の小孔からなる貫通孔(図示せず)が形成されており、この貫通孔を介して入口から通路3内に空気振動が取り込まれる。また、通路3は、他端が空気振動の伝搬の下流側を閉塞して空気振動の抵抗となる終端(図示省略)として構成されている。
音響ダンパ1は、尾筒33において燃料ガスが流通する際、この燃焼ガスの燃焼振動による空気振動(圧力波)が、尾筒33の貫通孔を通過して音響部の通路3内に取り込まれる。そして、通路3において、その入口と終端との間で伝搬した空気振動が共鳴し、燃焼器12内の圧力変動が減衰される。
第1実施形態において、音響ダンパ1は、振動板50を備えている。図3は、振動板が取り付けられた音響ダンパを模式的に示す説明図であり、図4は、振動板の荷重変位特性の一例を示す説明図である。本実施形態において、振動板50は、ハウジング2の尾筒33に接する側とは反対側の面に固定される。なお、振動板50は、ハウジング2の尾筒33に接する面以外のいずれの面に設けられてもよい。また、振動板50は、ハウジング2の振動板50が固定される面全体を覆うように設けられてもよいし、一部を覆うように設けられてもよい。
振動板50は、弾性変形可能な素材により形成され、図4に示すように、荷重変位特性が非線形特性を呈する。言い換えると、振動板50は、非線形特性を呈するばね定数を有している。振動板50のばね定数は、図4に示すように、初期荷重が作用する領域Aにおいて比較的に大きく変形する。すなわち、領域Aにおける振動板50のばね定数は、比較的に大きな値となる。ここで、初期荷重とは、燃焼器12の内側と外側との差圧により振動板50に作用する荷重である。その後、初期荷重よりも大きな所定の荷重が作用する領域Bにおいて、振動板50は、領域Aよりも荷重に対する変位量が緩やかとなる特性を有する。すなわち、領域Bにおける振動板50のばね定数は、領域Aにおける振動板50のばね定数よりも小さい。領域Bにおける振動板50のばね定数は、10N/mm以上100N/mm以下である。なお、振動板50は、領域Bよりもさらに大きな荷重が作用する領域Cにおいては、領域Aと同程度のばね定数を有する。領域Cにおけるばね定数は、これに限られるものではなく、領域Bと同程度であってもよい。振動板50のばね定数の非線形特性は、例えば、振動板50のヤング率、密度、板厚、内部形状(後述する空洞の形状)によって調整することができる。
このような振動板50が音響ダンパ1の外面に取り付けられることにより、図3に示すように、音響ダンパ1の外側において、ばねとダンパとを有する仮想的な振動吸収構造が形成されることになる。それにより、音響ダンパ1で燃焼器12からの空気振動が共鳴する際に、振動板50が音響のインピーダンス境界となり、音響ダンパ1の音響境界条件を変化させることができる。すなわち、振動板50により振動が吸収されることで、音響ダンパ1の共鳴周波数の固有値を変化させることができ、共鳴周波数における音圧レベルを低減させることができる。
図5は、実施形態にかかる音響ダンパにおける共鳴周波数と音圧レベルとの関係の解析結果の一例を示す説明図である。図5において、実線は、音響ダンパ1の共鳴周波数と音圧レベルとの関係を示し、破線は、比較例として振動板50を有さない音響ダンパの共鳴周波数と音圧レベルとの関係を示している。図示するように、比較例の音響ダンパでは、共鳴周波数である点P1において音圧レベルがピークとなる。一方、実施形態の音響ダンパ1では、振動板50による振動吸収構造により、2つの点P2、P3が共鳴周波数となり、この点P2、P3では、点P1に比べて音圧レベルのピークが小さくなる。このように、音響ダンパ1は、比較例の音響ダンパに比べて、共鳴周波数における音響レベルを低下させることができる。言い換えると、同じ周波数帯の振動を減衰させる際に、音響ダンパ1のサイズをより小さく、すなわちハウジング2で形成される4分の1波長管の長さを短くすることができる。本実施形態では、比較例に対して、音響ダンパ1のサイズ(4分の1波長管の長さ)を概ね半分程度とすることが可能である。
また、上述したように、振動板50は、荷重変位特性、すなわち、ばね定数が非線形特性を有し、初期荷重よりも大きな所定の荷重が作用する領域Bにおいて、領域Bよりも荷重に対する変位量が緩やかとなる。それにより、振動板50は、燃焼器12の内側と外側との差圧による初期荷重を受けた状態で、燃焼器12の燃焼振動によって音響ダンパ1を介して振動が伝達されると、微小な振動による小さな荷重で変形することになる。その結果、微小振動に対応して振動板50を変形させ、振動を良好に吸収し、上述のように共鳴周波数における音圧レベルを低減させることが可能となる。
次に、振動板50の具体的な構成について図6から図16を参照しながら説明する。図6は、第1実施形態にかかる振動板の具体例ごとの圧力ひずみ特性の解析結果の一例を示す説明図であり、図7から図16は、第1実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。図6は、図4の領域Bにおける圧力ひずみ特性を示している(後述する図18、図20、図25も同様)。図7から図16に示す各振動板50は、内部に複数の空洞が形成された空間充填立体(空間充填多面体)である。
以下、図7および図8に示す振動板50を「振動板50A」と称し、図9および図10に示す振動板50を「振動板50B」と称し、図11および図12に示す振動板50を「振動板50C」と称し、図13および図14に示す振動板50を「振動板50D」と称し、図15および図16に示す振動板50を「振動板50E」と称する。また、以下の説明では、各振動板50について、音響ダンパ1のハウジング2に取り付けられる面を「下面55」と称し、下面55と反対側に位置する面を「上面56」と称する。各振動板50は、主として、下面55と上面56との間を延びる方向に沿って振動、すなわち荷重が加わることになる。各振動板50は、下面55および上面56が荷重作用方向に対して直交する方向に延びている。なお、下面55および上面56は、少なくとも、下面55がハウジング2の外面に沿った形状でさえあればよい。
図7は、振動板50Aを示す斜視図であり、図8は、振動板50Aの一部を切り取って内部構造を示す斜視図である。図7および図8に示す振動板50Aは、複数の立方体51Aを組み合わせて外面が立方体とされた空間充填立体である。振動板50Aは、図8に示すように、各立方体51Aの内部に空洞52Aが設けられている。言い換えると、各立方体51Aは、空洞52Aを仕切る隔壁53Aを有する。
図9は、振動板50Bを示す斜視図であり、図10は、振動板50Bの一部を切り取って内部構造を示す斜視図である。図9および図10に示す振動板50Bは、複数の三角柱51Bを組み合わせて外面が六角柱型とされた空間充填立体である。振動板50Bは、図9に示すように、各三角柱51Bの内部に空洞52Bが設けられている。言い換えると、各三角柱51Bは、空洞52Bを仕切る隔壁53Bを有する。
図11は、振動板50Cを示す斜視図であり、図12は、振動板50Cの一部を切り取って内部構造を示す斜視図である。図11および図12に示す振動板50Cは、複数の六角柱51Cを組み合わせた空間充填立体である。振動板50Cは、図12に示すように、各六角柱51Cの内部に空洞52Cが設けられている。言い換えると、各六角柱51Cは、空洞52Cを仕切る隔壁53Cを有する。
図13は、振動板50Dを示す斜視図であり、図14は、振動板50Dの一部を切り取って内部構造を示す斜視図である。図13および図14に示す振動板50Dは、複数の菱形十二面体51Dを組み合わせた空間充填立体である。振動板50Dは、図14に示すように、各菱形十二面体51Dの内部に空洞52Dが設けられている。言い換えると、各菱形十二面体51Dは、空洞52Dを仕切る隔壁53Dを有する。
図15は、振動板50Eを示す斜視図であり、図16は、振動板50Eの一部を切り取って内部構造を示す斜視図である。図15および図16に示す振動板50Eは、複数の切頂八面体51Eを組み合わせた空間充填立体である。振動板50Eは、図16に示すように、各切頂八面体51Eの内部に空洞52Eが設けられている。言い換えると、各切頂八面体51Eは、空洞52Eを仕切る隔壁53Eを有する。
図7から図16に示すように、各振動板50(50A、50B、50C、50D、50E)を、内部に空洞を有する空間充填立体とすることで、各振動板50のばね定数を小さくすることができる。図6に示すように、特に、菱形十二面体51Dを組み合わせた振動板50Dおよび切頂八面体51Eを組み合わせた振動板50Eのばね定数が小さいことがわかる。したがって、各振動板50に対して荷重が作用する方向に対して、上面56と下面55の間を延びる各辺が、斜めに延在する構造が、より小さいばね定数を得ることができ、小さい荷重で変形させることができる。
以上説明したように、実施形態にかかる音響ダンパ1は、振動発生源に固定され、振動発生源で発生する空気振動を取り込む通路3を形成するハウジング2(音響ダンパ本体)と、所定のばね定数を有し、ハウジング2の外面に取り付けられた振動板50と、を備える。
この構成により、所定のばね定数を有する振動板50をハウジング2の外面に取り付けることで、振動板50によってハウジング2の振動を吸収し、音響ダンパ1の音響の境界条件を変化させることができる。その結果、音響ダンパ1の共鳴周波数の固有値を変化させ、音圧レベルを低減させることができるため、同じ共鳴周波数の振動減衰を狙う音響ダンパ1について小型化を図ることが可能となる。したがって、実施形態によれば、より簡易な構成で小型の音響ダンパ1により、振動発生源の振動を良好に減衰させることができる。
また、振動板50の所定のばね定数は、10N/mm以上100N/mm以下である。
この構成により、比較的に小さな負荷の作用により振動板50を変形させることができる。すなわち、微小な振動に対応して振動板50を変形させて振動を吸収させることができる。
また、振動板50は、内部に複数の空洞を有する空間充填立体である。
この構成により、所定のばね定数を有する振動板50を容易に得ることができる。
図17は、第1実施形態の振動板の第1の変形例を示す説明図である。図17は、図7および図8に示す複数の立方体51Aを組み合わせた空間充填立体としての振動板50Aの変形例を示している。すなわち、図17に示す振動板50Fは、複数の立方体51Fを組み合わせた空間充填立体であり、各立方体51Fの内部に空洞52Fが設けられている。言い換えると、各立方体51Fは、空洞52Fを仕切る隔壁53Fを有する。そして、振動板50Fは、図示するように、各立方体51Fの隔壁53Fの間に、スリット54Fが設けられている。すなわち、各立方体51Fの隣り合う隔壁53F同士が、互いに離間している。
図18は、第1の変形例の振動板の圧力ひずみ特性を示す説明図である。図中の実線は、図7および図8に示す振動板50Aの圧力ひずみ特性を示し、図中の破線は、振動板50Fの圧力ひずみ特性を示す。図示するように、振動板50Fは、振動板50Aよりも、小さなばね定数を有することがわかる。すなわち、振動板50Fは、隔壁53F同士の間にスリットが設けられて互いに離間することで、振動板50Aに比べて、より小さな荷重で変形しやすくなる。したがって、複数の空洞52Fを区切る隔壁53F同士の間にスリットを設けることで、振動板50Fのばね定数をより小さくし、微小な振動に対応して振動板50Fを容易に変形させることができる。なお、図17では、立方体51Aを組み合わせた空間充填立体としての振動板50を例としたが、図9から図16に示すいずれの振動板50においても、同様に隔壁同士の間にスリットを設けてもよい。また、スリットは、一部の隔壁間にのみ設けられてもよい。
図19は、第1実施形態の振動板の第2の変形例を示す説明図である。図19は、図7および図8に示す複数の立方体51Aを組み合わせた空間充填立体としての振動板50Aの変形例を示している。すなわち、図19に示す振動板50Gは、複数の立方体51Gを組み合わせた空間充填立体であり、各立方体51Gの内部に空洞(図示省略)が設けられている。言い換えると、各立方体51Gは、空洞を仕切る隔壁53Gを有する。振動板50Gは、振動板50Fと同様に、隔壁53Gの間にスリット54Gが設けられている。そして、振動板50Gは、各立方体51Gの隔壁53Gが湾曲した形状を呈している。すなわち、図7および図8に示す振動板50Aでは、立方体51Aの隔壁53Aが荷重作用方向(下面55と上面56との間を延びる方向)に沿って真っ直ぐに延在するものであるが、振動板50Gは、隔壁53Gが荷重作用方向に沿って湾曲しながら延在する。
図20は、第2の変形例の振動板の圧力ひずみ特性を示す説明図である。図中の実線は、図7および図8に示す振動板50Aの圧力ひずみ特性を示し、図中の破線は、振動板50Gの圧力ひずみ特性を示す。図18および図20を参照すると、振動板50Gは、振動板50Aおよび振動板50Fよりも、さらに小さなばね定数を有することがわかる。すなわち、振動板50Gは、隔壁53Gが荷重作用方向に沿って湾曲しながら延在することで、より小さな荷重で変形しやすくなる。したがって、隔壁53Fが荷重作用方向に沿って湾曲することで、振動板50Gのばね定数をより小さくし、微小な振動に対応して振動板50Gを容易に変形させることができる。なお、図19では、立方体51Aを組み合わせた空間充填立体としての振動板50を例としたが、図9から図16に示すいずれの振動板50においても、隔壁を荷重作用方向に沿って湾曲させてもよい。また、隔壁は、一部のみが湾曲するものであってもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態にかかる振動板について、図21から図24を参照しながら説明する。図21から図24は、第2実施形態にかかる振動板の具体例を示す説明図である。以下、図21に示す振動板50を「振動板50H」と称し、図22に示す振動板50を「振動板50I」と称し、図23に示す振動板50を「振動板50J」と称し、図24に示す振動板50を「振動板50K」と称する。第2実施形態においても、各振動板50は、主として、下面55と上面56との間を延びる方向に沿って振動、すなわち荷重が加わることになる。
図21に示す振動板50Hは、円錐台形状のばね、すなわち皿ばねである。振動板50Hは、大径側の開口部が下面55であり、下面55においてハウジング2に固定される。ただし、振動板50Hは、小径側の開口部がハウジング2に固定される下面55とされてもよい。図22に示す振動板50Iは、図21に示す振動板50Hを互いに反対方向を向いて対向するように2つ組み合わせたものである。すなわち、振動板50Iは、複数の振動板50Hを連続して重ねて配置したものである。図22に示す例では、2つの振動板50Hが、互いの小径側の開口部において当接するように組み合わされているが、互いの大径側の開口部において当接するように組み合わされてもよい。また、振動板50Iは、振動板50Hを3つ以上組み合わせるものであってもよい。
図23に示す振動板50Jは、四角錐台形状のばねである。振動板50Jも、振動板50Hと同様に、大径側の開口部が下面55であり、下面55においてハウジング2に固定される。ただし、振動板50Jは、小径側の開口部がハウジング2に固定される下面55とされてもよい。図24に示す振動板50Kは、図24に示す振動板50Jを互いに反対方向を向いて対向するように2つ組み合わせたものである。すなわち、振動板50Kは、複数の振動板50Jを連続して重ねて配置したものである。図24に示す例では、2つの振動板50Jが、互いの小径側の開口部において当接するように組み合わされているが、互いの大径側の開口部において当接するように組み合わされてもよい。また、振動板50Kは、振動板50Jを3つ以上組み合わせるものであってもよい。
このように、振動板50を、円錐台形状のばね、または、四角錐台形状のばねとすることで、振動板50のばね定数を容易に調整することができ、かつ、振動板50を簡易な構成とすることができる。図25は、第2実施形態にかかる各振動板の荷重変位特性の解析結果の一例を示す説明図である。図中の実線は、振動板50Hの荷重変位特性を示し、図中の破線は、振動板50Iの荷重変位特性を示し、図中の一点鎖線は、振動板50Jの荷重変位特性を示し、図中の二点鎖線は、振動板50Kの荷重変位特性を示す。図示するように、円錐台形状の振動板50Hを複数組み合わせた振動板50Iは、単一の振動板50Hに比べて、ばね定数をより小さくすることができることが分かる。また、四角錐台形状の振動板50Jを複数組み合わせた振動板50Kは、単一の振動板50Jに比べて、ばね定数をより小さくすることができることが分かる。したがって、振動板50Iおよび振動板50Kは、微小な振動に対応して容易に変形することができる。
なお、第1実施形態および第2実施形態では、ガスタービン100の燃焼器12を振動発生源とし、燃焼筒としての尾筒33の外面に音響ダンパ1を取り付けるものとしたが、音響ダンパ1は、他の振動発生源の外面に取り付けられるものであってもよい。
1 音響ダンパ
2 ハウジング
3 通路
12 燃焼器
33 尾筒(燃焼筒)
50,50A,50B,50C,50D,50E,50F,50G,50H,50I,50J,50K 振動板
51A,51F,51G 立方体
51B 三角柱
51C 六角柱
51D 菱形十二面体
51E 切頂八面体
52A,52B,52C,52D,52E,52F 空洞
53A,53B,53C,53D,53E,53F,53G 隔壁
54F,54G スリット
100 ガスタービン

Claims (10)

  1. 振動発生源に固定され、前記振動発生源で発生する空気振動を取り込む通路を形成する音響ダンパ本体と、
    所定のばね定数を有し、前記音響ダンパ本体の外面に取り付けられた振動板と、
    を備えることを特徴とする音響ダンパ。
  2. 前記振動板の前記所定のばね定数は、10N/mm以上100N/mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の音響ダンパ。
  3. 前記振動板は、内部に複数の空洞を有する空間充填立体であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音響ダンパ。
  4. 前記空間充填立体は、複数の前記空洞を区切る隔壁同士の間にスリットが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の音響ダンパ。
  5. 前記空間充填立体は、前記隔壁が荷重作用方向に沿って湾曲していることを特徴とする請求項4に記載の音響ダンパ。
  6. 前記振動板は、円錐台形状のばねであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音響ダンパ。
  7. 前記振動板は、四角錐台形状のばねであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音響ダンパ。
  8. 前記振動板は、複数の前記ばねを連続して重ねて配置したものであることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の音響ダンパ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の音響ダンパを燃焼筒の前記外面に取り付け、前記燃焼筒に流通する燃焼ガスの空気振動を前記音響ダンパに流入させることを特徴とする燃焼器。
  10. 請求項9に記載の燃焼器を備えることを特徴とするガスタービン。
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