JP2020122326A - 排水路監視システムおよび排水路監視方法並びに排水路監視プログラム - Google Patents

排水路監視システムおよび排水路監視方法並びに排水路監視プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】排水路に設置された複数の排水ポンプの排水量を制御して排水路の決壊、氾濫を予防できるようにした排水路監視システムおよび排水路監視方法並びに排水路監視プログラムを提供する。【解決手段】排水路監視システム1は、排水路に設けられた、該排水路から排水を汲み上げる複数の排水ポンプ100と、複数の排水ポンプの少なくとも一つ以上の排水ポンプの位置情報を取得する位置情報取得部11と、位置情報に基づき、気象情報を取得する気象情報取得部12と、気象情報及び位置情報から演出される排出異常情報を生成する生成部13と、排出異常情報に基づき、複数の排水ポンプのいずれか一つ以上の排水ポンプの排水量を制御する制御部14と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、排水路監視システムおよび排水路監視方法並びに排水路監視プログラムに関するものであって、特に、排水路の水位の監視を実施することにより、排水制御する排水路監視システムおよび排水路監視方法並びに排水路監視プログラムに関するものである。
例えば、海抜0m地帯の集落では雨水などを排水するために排水路が整備されている。この排水路には排水ポンプが備えられる。降雨などの影響により排水路の水位が上昇したとき、排水路の水は排水ポンプにより汲み上げられて近くの放水河川に放水される。このことにより排水路の水位の上昇を抑制していた。
年間の降水量は季節ごとに異なる。そこで、その季節に適した排水ポンプの運転が中長期的な計画のもと行われる。この計画により排水路の水位は一定の範囲内に収まるように制御されてきた。
しかし、排水路の流域の上空で発生する積乱雲により局地的大雨や集中豪雨が発生する場合がある。このような大雨が降った場合、排水路の水位の上昇をセンサーなどが検知した際に排水ポンプが起動されフィードバック制御が行われていた。しかしながら、排水路の水位の上昇を検知した後の排水ポンプの起動では遅すぎであり、排水路の決壊、氾濫への予防に対して必ずしも十分ではない場合があった。
特許文献1に記載の技術では、管理対象となる地域内の雨水を貯留タンクに貯留する際に、インターネットを介して入手した予測降雨量の情報に基づいて、予め貯留タンクの水位を下げるために排水ポンプを起動し排水量を制御していた。
特開2013−227849号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、排水路の水位の調整を目的として、排水路の流域という広範囲を管理対象とすることは出来なかった。
そこで、本発明の目的は、従来技術の問題点に鑑みて、排水路に設置された複数の排水ポンプの排水量を制御して排水路の決壊、氾濫の可能性を予見して予防できるようにした排水路監視システムおよび排水路監視方法並びに排水路監視プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明に係る排水路監視システムは、排水路に設けられた、排水路から排水を汲み上げる複数の排水ポンプと、複数の排水ポンプの少なくとも二以上の排水ポンプの位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報に基づき、気象情報を取得する気象情報取得部と、気象情報及び位置情報に基づいて排出異常情報を生成する生成部と、
排出異常情報に基づき、複数の排水ポンプのいずれか一以上の排水ポンプの排水量を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る排水路監視方法は、排水路に設けられ排水路から排水を汲み上げる複数の排水ポンプを備えた排水ポンプの排水路監視方法であって、複数の排水ポンプの少なくとも一以上の排水ポンプの位置情報を取得する位置情報取得ステップと、位置情報に基づき、気象情報を取得する気象情報取得ステップと、気象情報及び位置情報に基づいて排出異常情報を生成する生成ステップと、排出異常情報に基づき、複数の排水ポンプのいずれか一以上の排水ポンプの排水量を制御する制御ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明に係る排水路監視プログラムは、排水路に設けられ排水路から排水を汲み上げる複数の排水ポンプを備えた排水ポンプの排水路監視プログラムであって、コンピュータに、複数の排水ポンプの少なくとも一以上の排水ポンプの位置情報を取得する位置情報取得機能と、位置情報に基づき、気象情報を取得する気象情報取得機能と、気象情報及び位置情報に基づいて排出異常情報を生成する生成機能と、排出異常情報に基づき、複数の排水ポンプのいずれか一以上の排水ポンプの排水量を制御する制御機能を実現させることを特徴とする。
本発明に係る排水路監視システム、排水路監視方法、あるいは排水路監視プログラムは、排水路に設置された複数の排水ポンプのそれぞれに対して、排水ポンプの位置情報を取得し、その位置情報に係る気象情報を取得し、複数の排水ポンプに対してそれぞれの排水量を制御するので、排水路の決壊、氾濫の可能性を予見して予防することができる。
排水路を監視する排水路監視システムの全体構成図である。 河川と排水路との間に設置された排水ポンプの位置関係の一例を示す第一模式図である。 河川と排水路との間に設置された排水ポンプの位置関係の一例を示す第二模式図である。 排水路を監視する排水路監視システムの制御に係るフローチャートである。 制御対象となる流域の水位上昇に寄与する度合い(寄与度)の分布図である。 制御対象となる流域の所定時間の総降水量の予測分布図である。
発明の実施の形態
以下に本発明に係る排水路監視システム1の実施の形態について図1から図4を参照して説明する。なお、本発明は以下に詳述する本発明の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
図1を参照して、本実施形態の排水路監視システム1の全体構成について説明する。
本実施形態の排水路監視システム1は、排水路220に設けられた、排水路220から排水を汲み上げる複数の排水ポンプ100と、情報処理部10、全地球測位システム装置(GPS装置)15、気象情報処理サーバ50、無線ルーター60、制御ユニット110、電磁接触器120、電源130、運転スイッチ150、及び水位センサー160を備える。
情報処理部10は、受信部19、位置情報取得部11、気象情報取得部12、生成部13、制御部14、画像データ取得部16、報知部17、ログデータ蓄積部18、送信部21、表示部22、及びメモリ23を備え、これらの機能を実現する個々の部は図示しない中央処理演算装置により実現され内部で一本のバス24を介して相互に接続されているコンピュータシステムを構成している。本発明に係る排水路監視プログラムは、メモリ23に記憶され前記中央演算装置が実行するものである。
位置情報取得部11は複数の排水ポンプ100の少なくとも二以上の排水ポンプ100の位置情報を取得する。気象情報取得部12は前記位置情報に基づき気象情報をインターネット20を介して取得する。生成部13は前記気象情報及び前記位置情報に基づいて排出異常情報を生成する。制御部14は、前記排出異常情報に基づき、複数の排水ポンプ100のいずれか一以上の排水ポンプ100の排水量を制御する。
本実施形態の排水路監視システム1は、中央に情報処理部10と無線ルーター60を備え、ここに、無線ルーター60、気象情報処理サーバ50が接続される。そして、情報処理部10に複数台の制御ユニット110が有線または無線により接続される。各制御ユニット110には排水ポンプ100(そのモータ40)が接続される。
情報処理部10は、インターネット20を介して気象データ配信会社30から入手した気象データに基づいて気象を予測し、排水ポンプ100のモーター40を制御する。
気象データ配信会社30から所定時間毎に配信される気象データは、所定の範囲内の多数の地点で観測された気象に基づく情報である。地点毎に観測され取得された気象データは所定時間毎(例えば、5分毎)にインターネット20を介して利用者の元へ配信される。気象情報処理サーバ50は、所定時間毎に配信される最新の気象データを蓄積する。気象データとは、観測地点毎の気温、降水量、日照時間、風向風速、積雪の深さなどをいう。
情報処理部10は、位置情報取得部11、気象情報取得部12、生成部13、制御部14、画像データ取得部16、報知部17、ログデータ蓄積部18、受信部19、送信部21、及び表示部22を備えている。さらに、情報処理部10はその外部の全地球測位システム装置(以下、GPS装置)15、無線ルーター60、制御ユニット110に接続されている。
情報処理部10は、公知の制御機器である。情報処理部10は、一例として、携帯可能なノートパソコン、タブレットパソコン、スマートフォンなどにより実現されてよい。情報処理部10を既存の排水ポンプの制御装置に接続することにより、情報処理部10は制御対象となる排水ポンプ100の位置情報や気象情報を取得する。
無線ルーター60は、情報処理部10の受信部19と気象情報処理サーバ50とを無線で接続し、さらに気象情報処理サーバ50はインターネット20に接続されている。情報処理部10の送信部21は制御ユニット110に接続されている。制御ユニット110は、情報処理部10、電磁接触器120、運転スイッチ150、及び水位センサー160と接続されている。
排水路220の管理者が手動で排水ポンプ100を制御する場合は運転スイッチ150を操作する。運転スイッチ150が「ON」された場合、制御ユニット110を介して電磁接触器120を「ON」にする。これにより、排水ポンプ100のモーター40に電源130からの電力が供給されてモーター40は起動する。
一方、運転スイッチ150が「OFF」された場合、制御ユニット110を介して電磁接触器120をOFFにする。これにより、排水ポンプ100のモーター40に電源130からの電力の供給が停止されてモーター40は停止する。
水位センサー160は排水路220の水位が予め設定された水位に達したときにセンサーが作動する。本実施形態では排水路220の水位が危険水位に達したときに水位センサー160が作動し「ON」信号が制御ユニット110を介して電磁接触器120に伝達される。水位センサー160の「ON」信号を受けた電磁接触器120も「ON」して、電源130の電力が排水ポンプ100のモーター40に供給され排水ポンプ100は起動する。
表示部22は、情報処理部10の制御部14の動作状況を排水路220の管理人に示す液晶モニターなどの表示装置である。管理人は表示部22を見ながら情報処理部10の操作をしたり、排水ポンプ100の運転状況を監視したりすることができる。
位置情報取得部11は、GPS装置15から複数の排水ポンプ100のそれぞれの位置情報を取得する。GPS装置15とは、上空にある数個の衛星からの信号をGPS受信機で受け取り、受信者が自身の現在位置を知るシステムである。複数の排水ポンプ100のそれぞれに対応付けられたGPS装置15が備えられている。
位置情報は各排水ポンプ100の個別の緯度および経度である。気象情報取得部12は、位置情報取得部11が取得した複数の排水ポンプ100のそれぞれの位置情報に基づき、排水ポンプ100毎の気象情報を取得する。この気象情報は、前出の気象情報処理サーバ50に蓄積された気象データ配信会社30から所定時間毎に配信される気象データである。
生成部13では、位置情報取得部11が取得した位置情報及び気象情報取得部12が取得した気象情報に基づいた排出異常情報を生成する。排出異常情報とは、所定時間後(例えば、30分後)に、排水路220の水位が危険水位に達することを予測した情報をいう。所定時間後に排水路220の水位が危険水位に達すると予測された場合、排出異常有りとして制御対象となる排水ポンプ100の駆動が決定される。
排出異常有りとして制御対象となる排水ポンプ100の駆動が決定されると、生成部13より排出異常有りの信号が制御部14に伝達される。制御部14は送信部21より制御対象となる排水ポンプ100に接続された制御ユニット110に向けて「ON」信号を出力する。制御ユニット110は送信部21より受けた「ON」信号により電磁接触器120を「ON」することで、上述の通り排水ポンプ100のモーター40は起動する。
制御部14は所定時間後に排水路220の水位が危険水位に達するとの予測が継続される間、排出異常有りとして送信部21より制御対象となる排水ポンプ100に接続された制御ユニット110に向けて「ON」信号の出力が継続され、排水ポンプ100のモーター40は駆動を続ける。
一方、制御部14は所定時間後に排水路220の水位が危険水位ではないと予測すると、排出異常無しとして送信部21より制御対象となる排水ポンプ100に継続された制御ユニット110に向けた「ON」信号の出力は停止され、排水ポンプ100のモーター40の駆動は停止される。
排水路100と分水界210の地形を考慮した有限要素モデルを構築し、雨水排水の動きを解析することもできる。この有限要素モデルでは、排水路100の流域200の雨水の流路を予測し、制御対象となる排水路100の水位を予測することが可能となる。
さらに、有限要素法に替えて境界要素法を用いて排水路100と分水界210の地形を考慮した境界要素モデルを構築することも可能である。有限要素モデルでは、その演算対象の領域を三角形のメッシュで分割して行うもので、地形データを演算の対象にした場合は排水路100や分水界210の内部についても三角形のメッシュで分割し、その内部も演算の対象としなければならず、膨大な計算量が必要とされていた。
一方、境界要素法を用い地形データを演算の対象とした場合、排水路100や分水界210の境界についてだけ演算の対象とすればよいでの、有限要素モデルと比較して計算規模は小さくてよい。
ここで、図2の第一模式図および図3の第二模式図を用いて生成部13により生成される排出異常情報について詳しく説明する。図2の第一模式図は一の河川の流域を示し、図3の第二模式図は二の河川の流域を示す。複数の流域200が接する境界を分水界210という。この分水界210付近に降った雨水は地形の状況に沿っていずれかの流域200に入る。この地形の状況は3Dマップの地形データから判別する。流域とは、降水がその川に集まる区域のことをいう。
具体的には、生成部13は、制御対象となる排水ポンプ100毎にその排水ポンプ100より上流側に位置する排水路220の流域を形成する分水界210を3Dマップの地形データによって特定する。3Dマップは予め情報処理部10に内蔵されているか、あるいはインターネット20を介して入手可能である。
排水ポンプ100毎に特定された分水界210の内側に降った雨水は全てその流域200の先にある排水ポンプ100より上流側に位置する排水路220に流れ込む。従って、制御部14は、制御対象となる排水ポンプ100の内側に降った降水量に基づいて排水路220の水位を予測し、排水ポンプ100を制御する。
具体的には、生成部13は、制御対象となる排水路220の分水界210の内側であって排水ポンプ100の位置情報の標高より高い標高の範囲内の雨水の総和が制御対象となる排水ポンプ100の上流側に流れ込むと予測する。
分水界210の付近で降ると予測される降水量について、生成部13は、その降水量のうちの何割がどの流域200に入り、他の降水量の何割がどの流域200に入るかを3Dマップの地形データに基づいて判別する。そして、生成部13は、それぞれの流域200の先にある排水路220の水位を予測する。
排水路監視システム1は、生成部13が排水路220の流域200の3Dマップを用いて流路を特定し、気象情報及び位置情報と組み合わせて排出異常情報を補正する。
3Dマップの地形データである数値地形モデルとは、標高、勾配、斜面、方位、水系などの地形の特徴を三次元座標でデジタル表現するモデルをいう。数値地形モデルは、標高、等高線、勾配および傾斜方向、水系、流域面積などの特徴あるいは地形情報を抽出するのに利用される。排水路監視システム1の制御対象となる地域の数値地形モデルに基づいて抽出された地形情報に基づいて排水路220の流域200、分水界210を特定する。
排水路監視システム1の制御対象となる地域の数値地形モデルを平面視して、この地域に方形メッシュをかける。そして、方形メッシュの内側の雨水は方形メッシュの4つの角のうち標高が一番低い角に集まる。全ての方形メッシュの標高が一番低い角を繋ぎ合わせることで制御対象となる地域の雨水の流れる道筋を推測することできる。
制御部14は、生成部13で生成された排出異常情報に基づいて制御信号を生成して、各排水ポンプ100の制御ユニット110へ当該制御信号を出力する。例えば、当該制御信号が「ON」の場合、制御ユニット110は、電磁接触器(リレースイッチ)120の一次側接触子を二次側回路に接続し、二次側へ電力が供給される。これにより排水ポンプ100のモーター40は起動する。
当該制御信号が「ON」から「OFF」になった場合、電磁接触器120の一次側接触子は二次側回路から離されて、二次側への電源供給を切断する。
制御ユニット110には、電磁接触器120の他に運転スイッチ150と水位センサー160とが接続されている。運転スイッチ150は、排水路220の管理者による手動での排水ポンプ100の操作の際にも用いられる。管理者からの入力(スイッチ操作)を受け付けて対応する排水ポンプ100を運転する。
水位センサー160は排水路220の水位を検出する。水位センサー160は排水ポンプ100毎に設置される。水位センサーには公知品が用いられる。例えば、浮きを用いた水位センサー160では水面に浮く浮きの位置から水位の異常を検知する。
排水路220の水位を検出する方法として、水位センサー160を用いる方法に代えて、排水路220の水面の写真画像データに基づいて水位を検出可能である。情報処理部10は画像データ取得部16を備えている。排水路220には図示しないカメラが設けられている。
排水路監視システム1は、排水路220の水面付近の写真画像データを取得する画像データ取得部16を備え、制御部14は、画像データ取得部16が取得した排水路220の水面の写真画像データに基づき測定した排水路220の水位に基づいて排水ポンプ100の排水量を制御する。
画像データ取得部16は前記カメラから排水路220の水面を撮像した写真画像データを取得する。情報処理部10は、予め、排水路220の平時の水位(増水時ではない水位)のパターン画像をいくつか記憶している。情報処理部10は、取得した写真画像データと予め記憶しているパターン画像とのパターンマッチング(画像同士の比較)から排水路220の水位を推定する。
この場合、排水路200内の排水の水面を含む排水路220の写真画像データを取得し、この写真画像データに基づいて、例えば、ディープラーニングによる画像認識により排水路220の水位を測定することが可能となる。個々の排水路220の水位を検出するために、排水ポンプ100毎に水位センサー160を設置する必要がない。
排水路監視システム1は、位置情報取得部11が取得した位置情報を管理者に報知する報知部17を備え、報知部17は、排出異常情報に基づき排水ポンプ100を制御した後に、管理者に制御の対象となった排水ポンプ100の位置情報を報知する。
報知部17は、生成部13が生成した排出異常情報に基づき排水ポンプ100を制御した後に、排水路220の管理者のメールアドレスに制御の対象となった排水ポンプ100の位置情報を通知する。これにより、どの排水ポンプ100が排水路監視システム1によって制御されたかを管理者に報知することができる。
更に、排水路監視システム1は、制御部14の動作のログデータを蓄積するログデータ蓄積部18を備え、生成部13はログデータに基づいて排出異常情報を補正する。
情報処理部10はログデータ蓄積部18を備える。ログデータ蓄積部18は、制御部14の動作のログデータを蓄積することができる。ここで、ログデータとは、例えば、気象情報とそれに対応した排水ポンプ100の制御量、排水効果などの過去の状況に対応した制御部14の動作の全記録をいう。制御部14の動作のログデータを蓄積することにより、記録された過去の状況と現時点での状況を比較して、状況が類似していれば、過去の制御部14の動作パターンに基づいて現時点の制御パターンを決定することができる。
情報処理部10は既存の排水ポンプ100の制御装置に接続されると、先ず、ログデータ蓄積部18に蓄積されている過去の状況の中から現時点の状況に一番近い過去の状況を抽出する。抽出された過去の状況に基づいて対応したポンプの排水制御の結果が十分な排水効果を発揮していた場合、この制御パターンを採用して排水ポンプ100の制御を開始する。
例えば、或る排水ポンプ100のログデータとして記録された過去の状況に基づいて対応したポンプの排水制御の結果が十分な排水効率を発揮できなかった場合、現時点が類似した状況であれば、当該排水ポンプ100に関して過去に行ったポンプの排水制御の制御パターンを選択肢から排除することができる。
また、或る排水ポンプ100のログデータとして記録された過去の状況に基づいて対応したポンプの排水制御の結果が十分な排水効率を発揮できた場合、現時点が類似した状況であれば、当該排水ポンプ100に関して過去に行った制御パターンの一つの選択肢として採用(ログデータを残存)することが可能となる。
情報処理部10は、ログデータ蓄積部18に蓄積されている過去の状況、および、その時の排水制御と排水効果を学習する学習部を備えてもよい。学習とは、機械学習、深層学習等の機械による学習をいう。
当該学習部は、ログデータ蓄積部18に蓄積されている過去の状況、および、その時の制御量の情報、その時の排水効果が足りたか、足りている場合に、制御量は多すぎないか、足りていない場合にどれだけ制御量が足りなかったかなどの情報に基づいて、排水制御のディープラーニングを行って、排水ポンプ100の制御量を解とする制御モデルを生成する。
つまり、制御対象となる排水路220の分水界210の地形情報と、この分水界210での過去の気象データから生成部13が生成した排水異常情報とに基づいて前記制御モデルを生成する。この生成モデルより、制御対象となる排水路の分水界の現時点での気象データ及び/または地形情報に基づいて生成部13が排水異常情報を解として求めることができる。
具体的には、制御対象となる排水路220の分水界210の全範囲を方形メッシュによる分割する。そして、分水界210内の特定の方形メッシュの上空の気象データのうち、降水量について、特定のメッシュに対応した降水量を所定時間(例えば5分)毎に記録し、この記録した時点での生成部13が生成した排水異常情報及び排水制御の結果をログデータとして蓄積する。
(処理フロー)
図4は、排水路監視システム1(情報処理部10)が排水ポンプ100の制御を行うときに実行する処理フローを示す図である。
ステップS10:GPS装置15から複数の排水ポンプ100のそれぞれの位置情報を取得する。なお、予め、情報処理部10に排水ポンプ100のそれぞれの位置情報を記録しておくことで、ステップS10を省略することができる。ステップS10における位置情報の取得は位置情報取得部11が実行する。
ステップS20:ステップS10で取得した複数の排水ポンプ100のそれぞれの位置情報に基づき、排水ポンプ100毎の気象情報を取得する。ステップS20における気象情報の取得は気象情報取得部12が実行する。
ステップS30:ステップS10で取得した位置情報及びステップS20で取得した気象情報から演出される排出異常情報を生成する。ステップS30における排出異常情報の生成は生成部13が実行する。
ステップS40:ステップS30で生成した排出異常情報に基づいて制御信号を生成して、各排水ポンプ100の制御ユニット110へ当該制御信号を出力する。ステップS40における制御信号の出力は制御部14が実行する。
次に、制御対象となる排水路220の排水ポンプ110の制御量の算出方法について説明する。排水路220の流域200について2km四方メッシュの網をかけ、流域200の各2km四方メッシュにおける寄与度(%)を設定する。
寄与度(%)とは、各2km四方メッシュの内側における所定時間(例えば30分)の降水量の総和が制御対象となる排水路220の排水ポンプ100における水位の上昇に寄与する度合い(%)をいう。
図5は制御対象となる排水路220の流域200における寄与度(%)の分布図である。ここで寄与度(%)について詳細に説明する。例えば、観測対象となる2km四方メッシュにおける30分間の降水量が50mmであるとする。寄与度を30%とした場合には15mmの降水量が排水ポンプ100における水位の上昇に寄与することになる。降水量(mm)とは、雨や雨以外の雹やあられ、雪などを含めた体積をすべて水換算して単位面積で割った値である。
各2km四方メッシュにおける降水量に寄与度を掛け合わせた値の流域200の総和に基づいて、制御対象となる排水ポンプ100の制御量が求められる。ここで制御量とは、排水ポンプ100の運転継続時間をいう。
次に、寄与度(%)の算出方法について説明する。制御対象となる排水路220の流域200の3Dマップの三次元地形データに基づき寄与度(%)を算出する。寄与度(%)の算出方法としては有限要素法、境界要素法、差分法を用いて行うことができるが、ここでは有限要素法を用いた寄与度(%)の算出方法について説明をする。
有限要素法を用いて寄与度(%)を算出する方法を以下に説明する。寄与度(%)の算出は2km四方メッシュ毎に行う。算出対象となる2km四方メッシュの外周上に1m毎にノードを設定する。
次に算出対象となる2km四方メッシュの中心から制御対象となる排水ポンプ100までの距離を計測し、この距離をRとする。そしてこのメッシュの中心から半径Rの円Pを描く。この半径Rの円Pの内側の全域において有限要素法の三角形要素のメッシュの網をかける。
次に、円Pの外周における排水路100が横切る範囲を特定する。具体的には円Pの三次元地形データのx軸、y軸、z軸のうち排水路100が横切る範囲のx座標の範囲を三次元地図データ上から求める。
次に、ノードから有限要素法の三角形要素の辺を通り円Pの円周を横切る全てのルートについて、該三角形要素の頂点のz座標の総和を算出する。そして、ノード毎に前記総和が最小となるルートを特定する。このルートがノードから流出した雨水の円Pの円周までの流路とみなす。
次に、前ステップで特定されたルートが制御対象となる排水路100に到達してるものが有る場合はこのルートの数を数え、算出対象となる2km四方メッシュにおけるノードの総数で除した割合を寄与数(%)とする。
次に、制御対象となる排水路100の領域200における気象データから流域200の所定時間の予測総降水量の分布を求める。図6は制御対象となる流域200の所定時間(例えば30分)の予測総降水量の2km四方メッシュ毎の分布図である。
流域200における2km四方メッシュ毎の寄与数(%)と予測総降水量との積について算出し、この積(寄与度×予測総降水量)の総和に基づいて制御対象となる排水ポンプ110の制御量を算出する。この積の総和は所定時間(例えば30分)に流入する雨水の総和であると仮定し、排水ポンプ110の単位時間(分)あたりの排出量で除した時間を排水ポンプ11の制御量とする。
上述した本発明に係る実施の形態によれば以下のことが可能となる。
本発明の実施の形態によれば、排水路220の水位が現時点で上昇していなくても、その後の水位を予測して排水ポンプ100を制御することができる。そこで、突発的な局地的大雨や集中豪雨に備えた排水ポンプ100の運転が可能となり、排水路220の決壊、氾濫の予防に有効となる。
さらに、本発明の実施の形態によれば、排水路220の管理人が排水ポンプ100の運転スイッチ150を操作するまでもなく、排水ポンプ100の制御をすることができる。大雨の中で管理人が排水ポンプ100の運転スイッチ150を操作するのは危険であり、思わぬ事故が起こるのを防止することができる。
さらに、本発明の実施の形態によれば、複数の排水ポンプ100を同時に管理することが可能となる。このため、排水路220の流れる方向に沿って複数の排水ポンプ100を設置することができ、この複数の排水ポンプ100を一台の排水路監視システム1により集中管理することができる。
1 排水路監視システム、10 情報処理部、11 位置情報取得部、12 気象情報取得部、13 生成部、14 制御部、15 全地球測位システム装置(GPS装置)、16 画像データ取得部、17 報知部、18 ログデータ蓄積部、19 受信部、20 インターネット、21 送信部、22 表示部、23 メモリ、24 バス、30 気象データ配信会社、40 モーター、50 気象情報処理サーバ、60 無線ルーター、100 排水ポンプ、110 制御ユニット、120 電磁接触器、130 電源、150 運転スイッチ、160 水位センサー、200 流域、210 分水界、220 排水路

Claims (7)

  1. 排水路に設けられた、該排水路から排水を汲み上げる複数の排水ポンプと、
    前記複数の排水ポンプの少なくとも二以上の排水ポンプの位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報に基づき、気象情報を取得する気象情報取得部と、
    前記気象情報及び前記位置情報に基づいて排出異常情報を生成する生成部と、
    前記排出異常情報に基づき、前記複数の排水ポンプのいずれか一以上の排水ポンプの排水量を制御する制御部と、
    を備える排水路監視システム。
  2. 前記排水路の水面の写真画像データを取得する画像データ取得部を備え、
    前記制御部は、前記画像データ取得部が取得した前記排水路の水面の写真画像データに基づき測定した前記排水路の水位に基づいて前記排水ポンプの排水量を制御することを特徴とする請求項1に記載の排水路監視システム。
  3. 前記生成部は、前記排水路の流域の3Dマップを用いて流路を特定し、前記気象情報及び前記位置情報と組み合わせて前記排出異常情報を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の排水路監視システム。
  4. 前記位置情報取得部が取得した位置情報を管理者に報知する報知部を備え、
    前記報知部は、前記排出異常情報に基づき前記排水ポンプを制御した後に、管理者に当該制御の対象となった前記排水ポンプの前記位置情報を報知することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の排水路監視システム。
  5. 前記制御部の動作のログデータを蓄積するログデータ蓄積部を備え、
    前記生成部は前記ログデータに基づいて前記排出異常情報を補正することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の排水路監視システム。
  6. 排水路に設けられ該排水路から排水を汲み上げる複数の排水ポンプを備えた排水ポンプの排水路監視方法であって、
    前記複数の排水ポンプの少なくとも一以上の排水ポンプの位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報に基づき、気象情報を取得する気象情報取得ステップと、
    前記気象情報及び前記位置情報に基づいて排出異常情報を生成する生成ステップと、
    前記排出異常情報に基づき、前記複数の排水ポンプのいずれか一以上の排水ポンプの排水量を制御する制御ステップと、
    を備える排水路監視方法。
  7. 排水路に設けられ該排水路から排水を汲み上げる複数の排水ポンプを備えた排水ポンプの排水路監視プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記複数の排水ポンプの少なくとも一以上の排水ポンプの位置情報を取得する位置情報取得機能と、
    前記位置情報に基づき、気象情報を取得する気象情報取得機能と、
    前記気象情報及び前記位置情報に基づいて排出異常情報を生成する生成機能と、
    前記排出異常情報に基づき、前記複数の排水ポンプのいずれか一以上の排水ポンプの排水量を制御する制御機能を実現させるための排水路監視プログラム。
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