JP2020121829A - 粉体フィーダー及び粉体の供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】経時的に安定した量の粉体の供給を行う技術を提供する。【解決手段】ボウルは供給対象の粉体を収容し、その内壁面に沿って、底部側から上部側の払い出し口に至るらせん状の傾斜路が形成され、駆動部は前記傾斜路に沿って、前記底部側から前記払い出し口側へ向けて前記粉体を移動させるために、前記ボウルを繰り返し回転振動させる。駆動制御部は、前記回転振動の周波数と、前記払い出し口から単位時間当たりに払い出される粉体の払い出し量との対応関係が、前記ボウル内に収容された粉体の重量の変化に応じて変化することを把握した結果に基づき、前記払い出し量を調節するための前記周波数の経時変化を示す振動パターンに基づいて前記駆動部を動作させる。【選択図】図9

Description

本開示は、粉体フィーダー及び粉体の供給方法に関する。
リチウムイオン二次電池などのリチウムイオンキャパシタの電極を製造する工程には、電極材料に予めリチウムイオンをドーピングさせるプレドーピング工程がある。その具体的な手法として、電極シート上の電極材料にリチウム含有粉末(以下、「リチウム粉末」とも呼ぶ)を溶融させながら吹き付けてリチウムの薄膜を成膜することによりドーピングを行う技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1によると、リチウム粉末供給部に対して供給されたリチウム粉末は、キャリアガスと混合された後、高温に加熱されて溶融し電極材料に吹き付けられる。この際、電極材料の面内でイオンドーピング密度を均一にするためには、リチウム粉末供給部に向けて、経時的に安定した量のリチウム粉末を供給する必要がある。
特許文献2には、粉体が供給されるトラフを加振手段で振動させることによりトラフの先端から粉体を送り出す際に、粉体を積載した状態から空の状態に向けてトラフの振動が減衰することに応じて、共振点の方向へ加振手段の出力周波数を変化させる粉体フィーダが記載されている。
特開2014−123663号公報 特開平11−180528号公報
本開示は、経時的に安定した量の粉体の供給を行う技術を提供する。
本開示は、粉体の供給を行う粉体フィーダーにおいて、
供給対象の粉体を収容する収容空間が形成され、前記収容空間の内壁面に沿って、底部側から上部側の払い出し口に至るらせん状の傾斜路が形成されたボウルと
前記傾斜路に沿って、前記底部側から前記払い出し口側へ向けて前記粉体を移動させるために、前記ボウルを繰り返し回転振動させる駆動部と、
前記回転振動の周波数と、前記払い出し口から単位時間当たりに払い出される粉体の払い出し量との対応関係が、前記ボウル内に収容された粉体重量の変化に応じて変化することを把握した結果に基づき、前記払い出し量を調節するための前記周波数の経時変化を示す振動パターンに基づいて前記駆動部を動作させるための駆動制御部と、を備えた、粉体フィーダーである。
本開示によれば、時的に安定した量の粉体の供給を行うことができる。
電極製造装置の縦断側面図である。 電極製造装置に設けられた粉体フィーダーの外観図である。 粉体フィーダーの破断斜視図である。 粉体を収容するボウルの平面図及び縦断側面図である。 粉体フィーダーの駆動部の構成を示す側面図である。 粉体供給時の粉体フィーダーの縦断側面図である。 ボウルの回転振動の周波数特性を示す説明図である。 前記周波数特性を求める手法の説明図である。 粉体フィーダーの動作に係るフローチャートである。 実験に用いたボウルの縦断側面図である。 実施例に係る粉体流量の粉体フィーダーの粉体供給量の経時変化を示す説明図である。 比較例に係る粉体フィーダーの粉体供給量の経時変化を示す説明図である。
はじめに、電極シート上の電極材料にリチウムの薄膜を成膜することにより、イオンドーピングを行うリチウムイオンキャパシタ用の電極製造装置に対し、本開示の粉体フィーダーを適用した例を簡単に説明する。
なお、本開示の説明において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
電極製造装置1は、例えば特許文献1に記載のものと同様に構成されたものを用いることができる。
図1に示す電極製造装置1は、収容室101内に収容された電極シートロール11aから電極シート11を引き出し、収容室102内に収容されたロールコア111に巻き取る際に、処理室103内を通過させる。処理室103を通過する電極シート11の上面には、例えば炭素材料からなる不図示の電極材料が面状に形成されている。
処理室103内には、電極シート11の幅方向に沿って形成された複数の孔部から、処理室103内を通過する電極シート11へ向けて、リチウム粉末を供給するリチウム粉末供給部122が配置されている。リチウム粉末供給部122からは、キャリアガス(例えばアルゴンなどの希ガス)と混合された状態でリチウム粉末が供給される。
そして、リチウム粉末供給部122から電極材料へ向けてリチウム粉末を供給する際に、当該粉末の供給位置へ向けて加熱ガス供給部121から加熱されたガス(例えばキャリアガスと同じ希ガス)を供給することにより、リチウム粉末を溶融する。
具体的には、加熱ガス供給部121の先端部に溶射ガン(陽極と陰極から構成され、両極に電圧を印加しアーク放電を発生させる)を設け、溶射ガンで高温ガスフレームを発生させる。そして当該フレーム内に粉末供給部122からリチウム粉末を供給し、溶融したリチウムを含むアーク放電フレーム近傍に電極シート11を通過させて、溶融したリチウム粉末を吹き付ける。
溶融したリチウム粉末が電極材料の表面(被覆面)で固化することにより、リチウムの薄膜が形成され、電極材料に対するリチウムイオンのドーピングが行われる。
上述の電極製造装置1においては、電極材料の全面に均一にドーピングを行うため、例えば数十ミリグラム/分〜数グラム/分程度の微小量のリチウム粉末(粉体)を±10%以下の精度で連続的に供給することを求められる場合がある。
しかしながら、すり鉢状の収容空間内にリチウム粉末を収容し、その下端部からリチウム粉末を流下させる公知のホッパーでは、微小量のリチウム粉末を精度よく供給することは困難であることが分かった。
そこで発明者らは、機械部品の供給に用いられるパーツフィーダーを利用して、経時的に安定した量のリチウム粉末(以下、単に「粉体」ともいう)を供給する技術の開発を行っている。
機会部品供給用のパーツフィーダーには、すり鉢状のボウルを用いて部品の搬送を行うものがある。内壁面に沿ってらせん状の傾斜路が形成されたボウル内に搬送対象の部品を多数収容した状態にて、当該傾斜路に沿った方向に向けて繰り返し回転振動を加えると、これらの部品が傾斜路に沿って整列した状態で登坂移動する。
以下、上記のパーツフィーダーを利用して微小量の粉体を高精度で安定的に供給する、実施の形態に係る粉体フィーダー2の構成について図2〜図4を参照しながら説明する。
図1に示すように、本例の粉体フィーダー2はブラケット31を介して電極製造装置1(処理室103)の上面に固定されている。図2の外観斜視図に示すように、粉体フィーダー2は、後述するボウル24を収容した容器21と、ボウル24に対して回転振動を加える駆動部22とを上下に積層した構造となっている。
容器21には、内部にキャリアガスを送り込むチューブが接続されるフィッティング212と、ボウル24から払い出された粉体をリチウム粉末供給部122に向けて輸送するための輸送管23と、容器21内部の圧力を計測する圧力計211と、が取り付けられている。
図3は、図2中に破線で示す仮想ナイフ6で粉体フィーダー2を垂直に切断し、その切断面を矢視方向から眺めた破断斜視図である。また、図4(a)、(b)は、図3と交差する方向から見たボウル24の縦断側面図、及び平面図である。図3には粉体フィーダー2の上半分である容器21側の断面を主に示している。なお、図3には、ボウル24内に粉体を供給する際に取り外す上蓋213が外された状態を示してある。容器21は、O−リング27を介して上蓋213と締結され密閉され、フィッティング212を介して接続されたチューブからキャリアガスが供給される。
図3、図4(b)に示すように、本例のボウル24は、円柱形状のボウル24の本体の径方向中央位置に、上面に向けて開口する凹部が形成され、当該凹部が粉体の収容空間240となっている。さらにボウル24は、収容空間240の縦断面形状がバイアル瓶形状となるように内壁面が形成されている。より詳細には、本例の収容空間240は、ボウル24の底部から中段の高さ位置にかけて、半径が一定の円筒状に形成され、前記中段から上面近傍の高さ位置にかけては、その半径が次第に小さくなる円錐形状となっている。この円錐は、上部側の位置で途切れ、この位置から上方へ向けて、底部側の円筒よりも小径で半径が一定の円筒が形成され、ボウル24の上面にて開口している。
上述の縦断面形状を有する収容空間240には、その内壁面に沿って、底部側から上部側に向け、らせん状の溝からなる傾斜路242が形成されている。そして、収容空間240の中心軸(図4(b)中の一点鎖線)を回転中心として、傾斜路242に沿った方向に向けて繰り返し回転振動を加えると、収容空間240内に収容された粉体が傾斜路242に沿って登坂移動する。
このとき、既述のように収容空間240がバイアル瓶形状の縦断面を有していることにより、既述の回転中心から傾斜路242までの半径rは、下方側の半径rよりも、上方側の半径rの方が小さくなっている。
即ち、回転振動の回転中心に沿って、収容空間240の底部側から上部側へ向けて、既述の距離r、rを見たとき、上部領域の方が、当該上部領域の下方側に続く領域よりも前記距離が小さくなっている(r<r)。この構成により、収容空間240の底部側よりも上部側の方が、傾斜路242に沿って移動する粉体に働く力のモーメントを小さくすることができる。
上述の構成により、傾斜路242を登坂移動する粉体の流れは、力のモーメントの変化に応じて徐々に遅くなっていく。そして、粉体は下部側(上流側)から供給される粉体によってわずかに圧縮されながら傾斜路242を登坂移動し、上部側ほどより密な粉体の流れが形成される。
図4(b)に示すように、傾斜路242の上部側の位置には、傾斜路242に沿って移動する粉体の量を調節するための2つのスリット形成部材25b、25aが、傾斜路242の延伸方向に沿ってこの順に配置されている。スリット形成部材25a、25bは、傾斜路242を構成する溝面との間に、粉体を通過させるスリットを形成し、当該スリットを通過できない粉体をすり切って、粉体の量を調節する板状の部材である。
スリット形成部材25a、25bによって形成されるスリットの開口面積は、下部側(上流側)のスリット形成部材25bよりも上部側(下流側)のスリット形成部材25aの方が狭くなっている。この構成により、粉体の量が2段階で調節され、より正確な供給量調節を行うことができる。
図4(a)、(b)に示すように、スリット形成部材25a、25bは、固定部材251を用いて、上面側からボウル24に固定されている。
上述の構成を備えるボウル24は、収容空間240の底面を貫通するネジ241により、駆動部22を構成する振動体221に対して固定される。一方、ボウル24は、当該ボウル24を収容する容器21やその周辺機器(上蓋213やロート26など)に対しては非接触の状態となっており、容器21に拘束されずに振動することができる。
また図3、図4(a)に示すように、ボウル24の上面には、溝からなる払い出し路244が既述の回転中心から見て径方向に沿って形成されている。傾斜路242は、ボウル24の上面に到達した位置にて前記払い出し路244に接続され、当該接続位置が、収容空間240から粉体が払い出される払い出し口243となっている。粉体の滞留を避けるため、払い出し路244の底面には、径方向外側へ向けて次第に低くなる傾斜面が形成されている。
払い出し路244の末端部は、ボウル24の側壁内に形成されたスロープ245に接続され、当該スロープ245の末端はボウル24の下面に開口している(図3)。当該開口の下方側には、上端側が上面に向けて開口し、下端側が既述の輸送管23に接続されたロート26が配置されている。なお、収容空間240側の傾斜路242との干渉の問題などが無ければ、払い出し路244を設けずに、スロープ245の上端を、直接、払い出し口243に接続してもよい。
ボウル24の作製に当たっては、必要なところに材料を盛っていくAdditive Manufacturingを使う。具体的には3Dプリンターを使って作製することができる。
例えば直接金属レーザー焼結(Direct Metal Laser Sintering;DMLS)方式を採用した3Dプリンターには、高解像で優れた表面品質、優れた機械的特性を有し、そのまま装置に組み込んで使用する部品を製造できるものがある。さらに、DMLS法はほとんどすべての金属合金を扱うことができる。主な金属材料として、ステンレス鋼(17−4、15−5)、マレージング鋼、アルミニウム合金(AlSi10Mg)、チタン合金(Ti6Al4V)、コバルト合金、クロム合金、インコネル(625、718、「INCONEL」は登録商標)などである。従って、この種の3Dプリンターは、電極製造装置1で使用する粉体(本例ではリチウム粉末)と相性の良い材質で所望の形状のボウル24を作製することが可能となる。
さらに、3Dプリンターを使えば樹脂材でボウル24を安価に作製することもできる。樹脂製のボウル24は絶縁性であるため、静電気などにより粉体がその表面に付着し、供給量の変動を誘発する場合もある。そこで、樹脂製ボウル24を使用する場合にはその表面をメッキするなどして、導電性を持たせるようにするとよい。これにより粉体の表面吸着がなくなり経時的に安定した量の粉体を供給できる。
図5は、駆動部22の構成例を示す。振動体221は、強磁性体のステンレス鋼などにより構成され、その側周面を囲むように設けられたホルダー221aに保持されている。ホルダー221aは、ボウル24の下方側にて、当該ボウル24の周方向に沿って互いに間隔を開けて配置された複数の板バネ224によって支持されている。
ホルダー221aを支持する各板バネ224の下端側は、既述のブラケット31上に配置される基台部223に接続されている。そしてホルダー221aに保持された振動体221と基台部223との間には、内部に不図示の電磁石を備えた加振源222が配置されている。振動体221は、加振源222内の電磁石の上方側の位置に、当該加振源222に対して隙間を空けて配置された状態となる。
図5に示すように、ホルダー221aと基台部223とを繋ぐ各板バネ224は、傾けて配置されている。傾斜路242に沿った粉体の登坂移動の方向を基準としたとき、各板バネ224の傾きは、板バネ224に接続された基端部側が、ホルダー221aを支持する上端部側よりも、前記登坂移動方向の前方側に位置するように揃えられている。
駆動部22に対しては、内部の電磁石に対し、振動体221を引き付ける引力を周期的に発生させる駆動信号の入力を行う制御駆動部225が接続されている。そして、当該駆動信号に基づいて電磁石を作動させると、電磁石がオンになり振動体221が引き下げられる動作と、電磁石がオフになり板バネ224の弾性力により振動体221が押し上げられる動作とが周期的に繰り返される。
さらに既述のように、板バネ224が傾けて配置されていることにより、振動体221は、上下方向に移動すると共に、ボウル24の周方向に沿って移動する。これら上下方向の移動と周方向の移動との組み合わせにより、ボウル24に対して、回転振動が加振されることになる。
上述の構成を備えた粉体フィーダー2は、制御部4に接続される。制御部はCPUと記憶部とを備えたコンピュータからなる。この記憶部にはボウル24に加える回転振動の波形(振動体221の上下方向の移動量や周波数)やキャリアガス流量などの粉体供給に必要な動作を実行するためのステップ(命令)群が組まれたプログラムが記録されている。このプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク、メモリカードなどの記憶媒体に格納され、そこからコンピュータにインストールされる。
図6を参照しながら、上述の構成を備える粉体フィーダー2の作用について簡単に説明しておく。便宜上、図6においては容器21やネジ241などの記載を適宜、省略してある。
初めに、容器21の蓋213を取り外し、ボウル24の収容空間240内に所定量の粉体(リチウム粉末)を充填する。次いで、蓋213を閉じ、容器21内にキャリアガスを供給する。
しかる後、駆動部22を作動させてボウル24に回転振動を加えると、収容空間240内の底部側に収容された粉体が傾斜路242に沿って登坂移動を開始する。この結果、収容空間240の内壁面に沿ってらせん状に形成された傾斜路242を登坂移動する粉体の流れを形成することができる(図6)。
傾斜路242に沿って登坂移動する粉体は、第1段のスリットにて粉体量が大まかに一定になるようにすり切られ、その後、開口面積がより狭い第2段のスリットにより粉体の量が正確に一定となるようにすり切られる。
収容空間240の上端部に達した粉体は、払い出し口243を介して払い出し路244へ払い出され、スロープ245に到達してスロープ13内を滑り落ちて行く。そして、スロープ245の下端部から放出された粉体は、ロート26内に落下して、キャリアガスと共に輸送管23内を流れ、電極製造装置1側のリチウム粉末供給部122へと供給される。
上述の作用により、リチウム粉末供給部122に対して、経時的に比較的安定した量の粉体(リチウム粉末)を供給することが可能となる。
このように、図1〜図6を用いて説明した構成の粉体フィーダー2は、後述する実験結果に示すように、経時的に比較的安定した量の粉体供給を行うことができる。
一方で、既述のように数十ミリグラム/分〜数グラム/分程度の微小量の粉体を±10%以下といった高い精度で連続的に供給するためには、ボウル24内に収容された粉体の重量変化の影響も考慮しなければならないことが分かった。
図7(a)は、駆動部22によりボウル24を回転振動させる際の周波数f[MHz]に対するボウル24の変位x[mm]の変化を示す周波数特性図である。回転振動においては、回転中心からの径方向の距離に応じて変位の量が変化するが、ここでは、図5に示すように板バネ224に対向する位置に配置したギャップセンサー5を用いて計測した板バネ224所定の高さ位置における変位を示している。
例えば粉体を収容していない状態(空の状態)の重量mのボウル24をAsinωtの加振力で回転振動させ、角速度ω(=2πf)を次第に変化させていく場合について考える。ここでAは、振動体221を下方側へ所定量移動させた状態で固定した場合に、ギャップセンサー5にて検出される板バネ224の変位である。
角速度ω(周波数f)を変化させながらボウル24に回転振動を加えると、ボウル24の変位(ギャップセンサー5にて測定した板バネ224の変位に比例する)は、図7(a)中に実線で示すように共振周波数f(共振角速度ω=2πf)にて最大となる単一ピークを持つ周波数特性を示す。図7(a)に示す「QA」は、共振周波数fにおける最大変位であり、Qは振幅増大係数である。
この周波数特性によれば、駆動部22を用いて加振される回転振動の周波数を変化させることにより、傾斜路242の各位置における単位時間当たりの変位を変化させることができる。この結果、傾斜路242に沿って登坂移動する粉体に働く力のモーメントN(=M’r(dω’/dt)。但し、M’は粉体の単位重量、rはボウル24の回転中心から傾斜路242までの径方向の距離、ω’は傾斜路242の各位置における周方向の変位に基づく角速度)を調節することが可能となる。粉体に働く力のモーメントは、傾斜路242の各位置を通過する粉体の単位時間当たりの移動量を調節する制御変数となるので、前記周波数により払い出し口243からの単位時間当たりの粉体の払い出し量(即ち輸送管23への粉体の供給量)を調節することができる。
そこで例えばQAの半分の変位(これをxとする)を生じさせる周波数をfとし、ボウル24を常時「Asin(2πfx1)t」の加振力で回転振動させる場合について考える。
図7(a)に示す実線は、空の状態のボウル24における回転振動の周波数特性であるところ、ボウル24に重量Mの粉体を収容したことによる合計重量(m+M)の増加に伴い、同図中に破線で示すように、周波数特性は左方向へシフトする。この結果、共振周波数もfに低下する。
一方で、既述のように加振力が「Asin(2πfx1)t」に固定された駆動部22を用いる場合、図7(a)に示すようにボウル24はxより大きな変位xにて振動してしまう。この結果、変位xにおける供給量と比較して、粉体にはより大きな力のモーメントが加わり、単位時間当たりの粉体の供給量は増大する。
この状態にて粉体の供給を継続すると、ボウル24内に収容された粉体の重量が徐々に減り、ボウル24と粉体との合計重量(m+M)が小さくなっていく。この結果、ボウル24の回転振動の周波数特性は図7(a)中に一点鎖線で示す状態へとシフトするので、当該回転振動の変位も次第に減少していく(x→x)。よって、粉体の単位時間あたりの供給量は、変位xの時刻から変位xの時刻へ向けて次第に減少してしまう。
ボウル24内に残っている粉体の重量の影響を受けることなく、単位時間当たりの粉体の供給量を一定にしようとすると、周波数特性の変化に合わせて、ボウル24の回転振動の変位xが一定となるように、その周波数をfx1→f’x1→f’’x1と変化させればよい。
しかしながら粉体の重量を含むボウル24の重量を逐次測定することは極めて難しい。また、単位時間あたりにフィードされた粉体の重量を逐次計測することも同様に極めて難しい。
そこで本例の粉体フィーダー2では、図8に示すように粉体に替えてダミーウェイト28をボウル24内に配置し、当該ダミーウェイト28の重量を変化させた複数のケースにつき、回転振動の周波数特性を予備実験により求めた。そして、図7(b)に示すように、これらの周波数特性においてボウル24の回転振動の変位xが一定となるように各時刻t→t→tの周波数fを個別に求め、当該周波数の経時変化を示す周波数関数(振動パターン)F(t)を作成した。
図5に示すように、例えば制御部4の記憶部42内には、単位時間あたりの粉体の供給量に応じて選択される複数の周波数関数F(t)が格納されている。そして、プログラムに基づいて作動する制御部4の駆動信号発生部41の機能によって、粉体の供給量に応じた周波数関数F(t)が選択され、制御駆動部225へ向けて出力される。
言い換えると、これら複数の周波数関数(振動パターン)F(t)は、ボウル24の回転振動の周波数と、その変位との対応関係が単位時間当たりの粉体の供給量(即ち、払い出し口243からの粉体の払い出し量)に及ぼす影響に基づいて設定されていると言える。そして、周波数関数F(t)の選択(設定)は、粉体の供給量を予め設定された目標値に近付けるために行われるものと言える。
制御駆動部225は、当該が周波数関数F(t)に基づいて、各時刻におけるボウル24の回転振動の周波数F(t)→F(t)→F(t)を変化させる。この結果、図7(b)に示すようにボウル24及び粉体の合計の重量の減少に合わせて、ボウル24の回転振動の周波数が高くなるように調節され、逐次、当該重量減少に合った加振力が加えられ、経時的に安定した量の粉体が供給される。
なお、後述の比較例に実験結果に示すように、本例の粉体フィーダー2を用いた粉体の供給においては、供給開始直後から所定の期間、ボウル24に収容された粉体の重量が減少しているにも係らず、単位時間当たりの供給量が増大する場合がある。これは、傾斜路242を登坂移動する粉体の状態(傾斜路242に沿った粉体の分布など)で、粉体に不均一な加速度が加わっている過渡状態にあるためと考えられる。
この過渡状態の期間中は、周波数関数F(t)に基づく粉体の供給量調節を行うことが困難な場合がある。そこで、過渡状態の期間が経過するまでは、例えば一定周波数でボウル24を回転振動させ、当該期間の経過後、粉体の供給量が定常状態となってから、周波数関数F(t)に基づく周波数制御を行ってもよい。
以下、図9を参照しながら、ボウル24の回転振動の周波数制御に係る粉体フィーダー2の動作について説明する。
粉体フィーダー2にて使用するボウル24(収容空間240の形状や材質、重量)が決定されたら(スタート)、当該ボウル24についての周波数関数F(t)を作成する(ステップS101)。周波数関数F(t)の例については、後述の実施例にて実験結果と共に説明する。
得られた周波数関数は、制御部4の記憶部42に格納される。当該動作は粉体フィーダー2のユーザーが行ってもよいし、粉体フィーダー2のメーカー側で事前に行っておいてもよい。後者の場合には、ユーザーによるステップS101の実施は省略できる。
また、ボウル24に格納する周波数関数F(t)は、経時時間と周波数の関係式として規定してもよいし、経時時間と周波数とを対応付けたテーブルにて規定してもよい。
次いで、使用するボウル24や単位時間当たりの粉体の供給量に基づき、制御部4にて使用する周波数関数F(t)を選択し、読み出す(ステップS102)。
そして、供給対象の粉体をボウル24の収容空間240に充填し(ステップS103)、駆動部22を動作させてボウル24の回転振動を開始する。ここで既述のように回転振動の変位に応じた粉体の供給が困難な過渡状態の期間がある場合には、例えば一定の周波数でボウル24を回転振動させる一方、電極材料へのリチウム粉末を開始しない「プレフィード」の実施期間としてもよい(ステップS104)。
プレフィードの期間が経過し、粉体の供給量が安定したら、読み出した周波数関数F(t)に基づいて制御駆動部225を作動させる(ステップS105)。この結果、例えば図7(b)に示すように共振周波数よりも低周波数側で周波数を調節する場合、所定の時間間隔でボウル24の回転振動の周波数が次第に低下する。このとき、単位時間当たりの粉体の供給量が一定になるように、周波数関数F(t)の選択が行われていることにより、当該供給量に近づくように粉体の供給量制御が実行される。
そして、ボウル24に収容された粉体が予め設定した規定量を上回っている期間中は、上記の動作を継続する(ステップS106;NO→S105)。
しかる後、ボウル24内の粉体が前記規定量に到達したら(ステップS106;YES)、粉体の供給を停止するか否かを判断する。供給を継続する場合には(ステップS107;NO)、回転振動を停止してボウル24に粉体を追加充填する(ステップS108)。
その後、ボウル24の回転振動を再開する際には、既述の規定量に追加充填量を加えた粉体の重量Mとボウル24の重量mとの合計重量(m+M)に対応する周波数が、時刻tにおける周波数関数F(t)の出力と一致するように、周波数関数の読み出し開始位置を調節する。そして、周波数関数F(t)に基づいて制御駆動部225を作動させる動作を再開する(ステップS105)。
ボウル24内の粉体が規定量に到達したことに伴い(ステップS106;YES)、粉体の供給を停止する場合には(ステップS107;YES)、回転振動を停止して粉体供給を停止する(エンド)。
なお、ボウル24内の粉体が規定量に到達することを待って粉体供給を停止することは必須の要件ではなく、外部からの停止信号の入力により供給停止を行ってもよい。この場合には、停止した際の周波数関数F(t)の読み出し位置を記憶しておき、次回の粉体供給開始時には当該記憶位置を時刻tにおける周波数関数F(t)の出力開始位置としてもよい。
本開示の粉体フィーダー2によれば以下の効果がある。ボウル24の回転振動の周波数と、単位時間当たりの粉体フィーダー2からの粉体供給量(払い出し口243からの粉体の払い出し量)との対応関係が、ボウル24内に収容された粉体の重量の変化に応じて変化することを把握する。そして、当該把握結果に基づき、粉体の供給量を調節するための周波数の経時変化を示す振動パターンである周波数関数F(t)を特定する。この結果、適切な周波数関数F(t)を選択し、時間の経過に応じて前記周波数を変化させることにより、経時的に粉体の供給量を安定させることができる。
そしてこの粉体フィーダー2を電極製造装置1に設置することにより、経時的に安定して粉体(リチウム粉末)の供給を行うことが可能となる。この結果、電極材料に対して膜厚が均一なリチウムの薄膜を形成し、電極材料の面内でイオンドーピング密度を均一にすることができる。
ここで、ボウル24の収容空間240の縦断面形状は図3などに示すバイアル瓶形状に限定されない。例えば、ボウル24の底部から上部側の高さ位置にかけて、その半径が次第に小さくなる概略円錐形状のフラスコ型の収容空間240であってもよい。フラスコ型の場合には、前記円錐は、上部側の位置で途切れ、この位置から上方へ向けて半径が一定の円筒が形成され、ボウル24の上面にて開口することが好ましい。
また、駆動部22の構成についても図5を用いて説明した例に限定されない。例えば、単位時間当たりの回転軸の回転量を調節可能な正逆回転モーターの回転軸に振動体221を接続してボウル24を回転振動させてもよい。
これらに加え、粉体フィーダー2は電極シート11に対してリチウム粉末を溶射する電極製造装置1に設ける場合に限定されない。被溶射基板に対し、種々の溶射材料を溶射する溶射装置に対しても本例の粉体フィーダー2は適用することができる。
また、溶射装置に限らず、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置への粉体供給に本例の粉体フィーダー2を用いてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
(実験1)
ダミーウェイト28の重量を変化させてボウル24aの周波数特性を測定し、周波数関数F(t)を求めた。
A.実験条件
(実施例1)
図10に示すように、払い出し口243側の上部領域において、回転中心から傾斜路242までの径方向の距離が一定の上部領域が形成され、その下方側に続く領域がすり鉢状である収容空間240を備えるボウル24a(重量m=0.2kg)を用いた。
当該ボウル24aに、重量を1〜6gまで1g刻みで変化させたダミーウェイト28を装着し、各々の場合における共振周波数、及び共振周波数における変位(共振ピーク)の半分の変位が得られる周波数を特定した。変位の検出は、図5を用いて説明したギャップセンサー5を用いた。板バネ224の合計のばね定数は1.4[MN/m]である。
B.実験結果
共振周波数及び共振ピークの半分の変位が得られる周波数を特定した結果を表1に示す。
Figure 2020121829
表1に示す結果によると、本例で用いたボウル24aでは、共振周波数f及び共振ピークの半分の周波数fx1のいずれも、ボウル24a及びダミーウェイト28の総重量の変化に対し線形的に各周波数f、fx1が変化する特性を示した。そして、変位が共振ピークの半分となる周波数fx1は、共振周波数fに対して10Hz低周波数側にシフトした値となった。
上記実験結果によれば、総重量の変化に対する周波数fx1の変化は下記(1)式となる。
(共振ピークの変位を示す周波数fx1
=−1030.1×(総重量m+M)+617.3 …(1)
(1)式を求める処理は、ボウル24a内に収容された粉体の重量の変化に応じた、回転振動の周波数と、粉体の払い出し量との対応関係の変化を把握する工程に相当する。
例えばボウル24aの回転振動の変位を共振ピークの1/2に固定して、粉体の供給を行う場合は、上記(1)式に基づき、ボウル24a内の粉体量の変化に応じて、周波数fx1を変化させればよい。しかしながら粉体の重量Mを含むボウル24aの重量(m+M)を逐次測定することは極めて難しい。またボウル24aからの単位時間あたりの粉体の供給量(ボウル24aからの払い出し量)を逐次計測することも同様に極めて難しい。
そこで単位時間あたりの粉体の供給量を固定して、上記(1)式を時間と周波数fx1との関係式(周波数関数F(t))に変換する例について説明する。
例えば1分間に粉体を100mg(0.0001kg)供給する場合を考える。表1によれば、粉体の重量Mと共振ピークの1/2変位を示す周波数fx1の関係式は下記(2)式で表される。
x1=−1030.1M+617.3 …(2)
粉体の充填量を6gとしたとき、上述した単位時間あたりの粉体の供給量を踏まえると、任意の時刻tにおける粉体の重量Mは下記(3)式で表される。
M=0.2+0.0001t …(3)
(3)式を(2)式に代入して整理すると、周波数fx1と時刻tとの関係は下記(4)式で表される。
x1=−1030.1*(0.2+0.0001t)+617.3
≒−0.1t+411.3 …(4)
(4)式を周波数関数F(t)とすることにより、時刻tにてボウル24aに加振する周波数を特定することが可能となる。この結果、ボウル24a内に残留している粉体の重量が変化した場合であっても、ボウル24aの回転振動の変位((4)式の例では共振ピークの1/2)を一定に保ち、粉体の供給量を経時的に安定させることができる。
上記(4)式を求める処理は、振動パターンを求める工程に相当する。
なお上述の例では、(4)式として共振ピークの1/2の変位を示す周波数fx1と時刻tとの関係式を用いた。但し、単位時間当たりの粉体の供給量に応じて共振ピークの周波数、すなわち共振周波数fと時刻tとの関係式を用いても全く問題ない。
表1によると、この場合の関係式は下記(4)’式となる。
≒−0.1t+421.3 …(4)’
さらに、他の粉体供給量を設定する場合にも、適宜、予備実験を行ったり、(4)式−(4)’式を内挿して切片を特定したりすることにより、周波数関数F(t)を求めてもよい。
また、(4)式、(4)’式のように、単位時間当たりの粉体の供給量が異なる場合であっても、電極製造装置1側における電極シート11側の移動速度を調節することにより、互いにイオンドーピング密度を揃えることもできる。従って、共振周波数f1のみを求める予備実験を行い、(4)’式に基づいて周波数関数F(t)を決定してもよい。
(シミュレーション/実験2)
図10を用いて説明したボウル24aを用い、粉体(リチウム粉末;平均粒径50μm)を供給するシミュレーション及び実験を行った。
(実施例2)
(4)式の周波数関数F(t)に基づいてボウル24aの回転振動の周波数fx1を変化させながら、粉体の供給を行った場合、単位時間あたり一定量(100mg)の払い出し量が得られる前提で、ボウル24a内の粉体の残留量の推移を確認した。当該実施例2は、振動パターンに基づいて粉体を収容したボウル24aを回転振動させる工程の実施に相当する。
(比較例2)
周波数fを固定して粉体を供給する実験を行った。
B.実験結果
実施例に係る結果を図11に示し、比較例に係る結果を図12に示す。各図の横軸は経過時間を示す。また左側の縦軸はボウル24a内に残っている粉体の重量を示している(図12には積算の粉体の供給量も併記してある)。また、右側の縦軸は、1分当たりの粉体の供給量を示している。
図11に示す実施例の結果によれば、単位時間当たりの粉体の供給量を安定させることにより、既述の(3)式に示す粉体の残留量の変化を実現できる。この結果、(3)〜(4)、(4)’にて説明した手法を用いて周波数関数F(t)を求めることができる。当該手法により、目標の供給量に対する供給量のばらつきは、数%以内に抑えることができると予想している。
これに対して図12に示す比較例の実験結果によれば、運転開始直後(5分経過程度まで)の期間に、単位時間当たりの粉体の供給量が徐々に増加する過渡期間が観察された。過渡期間の経過後、単位時間当たりの粉体の供給量は、時間の経過に伴って減少するトレンドが観察される。過渡期間を除く、目標に対する粉体の供給量のばらつきは±15%以内であった。
1 電極製造装置
11 電極シート
11a 電極シートロール
122 リチウム粉末供給部
2 粉体フィーダー
21 容器
22 駆動部
221 振動体
225 制御駆動部
24、24a
ボウル
240 収容空間
242 傾斜路
4 制御部
41 駆動信号発生部
5 ギャップセンサー

Claims (7)

  1. 粉体の供給を行う粉体フィーダーにおいて、
    供給対象の粉体を収容する収容空間が形成され、前記収容空間の内壁面に沿って、底部側から上部側の払い出し口に至るらせん状の傾斜路が形成されたボウルと
    前記傾斜路に沿って、前記底部側から前記払い出し口側へ向けて前記粉体を移動させるために、前記ボウルを繰り返し回転振動させる駆動部と、
    前記回転振動の周波数と、前記払い出し口から単位時間当たりに払い出される粉体の払い出し量との対応関係が、前記ボウル内に収容された粉体の重量の変化に応じて変化することを把握した結果に基づき、前記払い出し量を調節するための前記周波数の経時変化を示す振動パターンに基づいて前記駆動部を動作させるための駆動制御部と、を備えた、粉体フィーダー。
  2. 前記振動パターンは、前記周波数と前記回転振動の変位との対応関係が前記払い出し量に及ぼす影響に基づいて設定されたものである、請求項1に記載の粉体フィーダー。
  3. 前記振動パターンは、前記払い出し量を予め設定された目標値に近付けるために設定されたものである、請求項1または2に記載の粉体フィーダー。
  4. 前記振動パターンは、前記回転振動の変位が一定となるように前記周波数を変化させる、請求項3に記載の粉体フィーダー。
  5. 前記ボウルは、前記回転振動の回転中心に沿って、当該回転中心から前記傾斜路までの径方向の距離を見たとき、前記払い出し口側の上部領域の方が、当該上部領域の下方側に続く領域よりも前記距離が小さい、請求項1ないし4のいずれか一つに記載の粉体フィーダー。
  6. 前記駆動部は、前記ボウルの周方向に沿って傾き方向を揃えた状態にて互いに間隔を開けて配置され、前記ボウルを下面側から支持する複数の板バネと、前記ボウルに対して上下方向に働く振動を加える加振源と、を備えた、請求項1ないし5のいずれか一つに記載の粉体フィーダー。
  7. 粉体の供給方法において、
    供給対象の粉体を収容し、その内壁面に沿って、底部側から上部側の払い出し口に至るらせん状の傾斜路が形成されたボウルを繰り返し回転振動させることにより、前記傾斜路に沿って、前記底部側から前記払い出し口側へ向けて前記粉体を移動させるために、前記ボウル内に収容された粉体の重量の変化に応じた、前記回転振動の周波数と、前記払い出し口から単位時間当たりに払い出される粉体の払い出し量との対応関係の変化を把握する工程と、
    前記対応関係の変化の把握結果に基づき、前記払い出し量を調節するための前記周波数の経時変化を示す振動パターンを得る工程と、
    前記振動パターンに基づいて前記粉体を収容したボウルを回転振動させる工程と、を含む、粉体の供給方法。
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