JP2020120585A - アームアシスト - Google Patents

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山本  清
敏昭 大賀
Toshiaki Oga
敏昭 大賀
進 朝日
Susumu Asahi
進 朝日
満 新田
Mitsuru Nitta
満 新田
隆行 河部
Takayuki Kawabe
隆行 河部
哲夫 清水
Tetsuo Shimizu
哲夫 清水
克敏 平岡
Katsutoshi Hiraoka
克敏 平岡
隆輔 太刀掛
Ryusuke Tachikake
隆輔 太刀掛
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Abstract

【課題】作業者の身体にしっかりと安定状態で取り付けることができ、維持したい高さで上腕を支持でき、左右方向に上腕を旋回させても上腕を支持できるアームアシストを提供する。【解決手段】後身頃11と前身頃12を有しかつ後身頃11を作業者に固定するための締緩自在の締付ベルト7a、7bとを有する上着2と、後身頃11の左右それぞれに配設される棒状部8を有しかつその上端部から作業者の脇の下近傍まで延出する延出部9を有する支持体3と、面ファスナーと、作業者の上腕を受ける腕受け部10を有する、上下方向に回動可能な腕保持棒体4と、固定側となる延出部9の端部と上下方向回動側となる腕保持棒体4の脇の下側の端部とを連結させる、腕保持棒体4の下方向の回動を制限するラチェット5とを備えたアームアシスト1。【選択図】図1

Description

本発明は、ブドウ等果樹栽培作業、塗装上向き作業や溶接上向き作業などの上向き作業をするときの作業者の腕を支援するアームアシストに関する。
特許文献1には、作業者の胴体に固定される胴体固定部と、前記作業者の腕に装着される腕受け部と、前記胴体固定部の一部と前記腕受け部の前記作業者の肩側の一端部近傍とを接続し、前記作業者の腕の動きにあわせて、前記腕受け部の前記胴体固定部に対する姿勢変化を許容する連結機構と、前記胴体固定部に設けられた第1部分と、前記腕受け部に設けられた第2部分とを有し、前記作業者が肘を胴体側に寄せることにより、前記第1部分と前記第2部分とが機械的に噛み合った状態では、前記腕受け部の前記胴体固定部に対する姿勢を抗重力的に維持して前記作業者の腕を支持し、前記第1部分と前記第2部分とが機械的に噛み合っていない状態では、前記腕受け部の前記胴体固定部に対する姿勢を抗重力的に維持しない姿勢維持機構と、を備える腕支持器具が開示されている。
特許文献2には、作業者の胴体に装着される胴部固定ベルトと、前記胴部固定ベルトに取り付けられる支柱と、弾性を有する弾性支持アームと、前記弾性支持アームの先端に配置され、作業者の腕の一部を下側から支持する腕受け部と、前記支柱の上部に位置し、前記弾性支持アームが取り付けられ、前記弾性支持アームを前記支柱に対し上下方向に回転させるとともに任意の位置において位置決めするアーム保 持部と、前記支柱の外周に沿って水平方向に前記アーム保持部を回転させるアーム移動手段と、を備え、前記アーム保持部は、前記作業者の腕の付け根より下方に位置する作業支援装置が開示されている。そして、腕受け部を取り付けたアーム保持部が作業者の前方より外側に位置するように付勢させている。
特許第5973980号公報 特許第6145866号公報
特許文献1の腕支持器具は、作業者は肘を胴体側に寄せているときのみ、胴体固定部に設けられた第1部分と、腕受け部に設けられた第2部分が機械的に噛み合うが、作業者が作業中に無意識に肘を胴体から離すと前記機械的噛み合いが解放され、腕受け部が下方に垂れ下がるという問題があった。そのため、作業者は腕を左右方向に動かせれば果実を採取することができる場合でも、その果実を作業者の正面になるように作業者はいちいち向きを変えなければならないという煩わしさがあり、作業効率が低下するという問題があった。
また、作業者の腰部に巻き付けられるベルトと、該ベルトに取付具を介して下端部を取付けた略逆L字状の形状を有する長尺状の固定支持棒は下端部の一か所のみで固定されている。そのため、固定支持棒の上端に連結機構を介して取り付けた腕受け部を取付けているので、作業者が上腕を腕受け部に載せたときに長尺状の前記固定支持棒がその下端を支点に前方に傾斜することから、前記腕受け部も前下方に下がることにより、腕受け部に載せていた上腕が下がるので上腕の支持が狙いの高さで継続してできないという問題があった。
特許文献2の作業支援装置は、作業者の腕の付け根より下方に位置させて、作業者の胴体に装着される胴部固定ベルトのみで作業者に装着するので、作業者が腕を腕受け部に載せて負荷をかけると作業支援装置が下方にずり落ちる危険があるという問題があった。また、脇の下に作業支援装置を取り付けるため、手を下方に下げて作業するとき等のときに作業の邪魔になり作業効率が低下するという問題があった。
また、腕受け部を取り付けたアーム保持部が作業者の前方より外側に位置するように付勢させているので、作業者は、作業中は上腕を腕受け部に下方向けの押圧をかけ続けなければならないので、かえって上腕が疲れるという問題があった。また、作業者が無意識で速く上腕を上げると腕受け部が上がりながら外側に拡がるので、作業者が期待しない方向に作動する危険があるという問題があった。さらに、枝葉が伸びて作業空間が狭くなった狭いところでの作業は枝葉に上腕が接触したりして腕受け部を急に左右方向に広がる危険性があるため、狭いところでは使用できないという問題があった。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、作業者の身体にしっかりと安定状態で取り付けることができ、維持したい高さで上腕を支持でき、左右方向に上腕を旋回させても上腕を支持できるアームアシストを提供することを課題とする。
請求項1に記載のアームアシストは、作業者の上腕を支持するアームアシストであって、後身頃と前身頃を有しかつ前記後身頃を作業者の背中に固定するための締緩自在の締付ベルトとを有する上着と、前記後身頃の左右それぞれに配設される長尺状の棒状部を有しかつその上端部から作業者の脇の下の近傍まで延出する延出部を有する支持体と、前記後身頃の左右それぞれに前記支持体の棒状部を固定させる脱着自在の面ファスナーと、作業者の上腕を受ける腕受け部を有する、上下方向に回動可能な長尺状の腕保持棒体と、固定側となる前記延出部の端部と上下方向回動側となる前記腕保持棒体の脇の下側の端部とを連結させる、前記腕保持棒体の下方向の回動を制限するラチェットと、を備え、前記締付ベルトにより作業者の身体に固定する前記後身頃に、前記支持体の棒状部を面ファスナーにより固定させた状態で、前記腕保持棒体を、前記延出部の端部近傍を軸として上下方向に回動可能とし、前記後身頃を捩って前記支持体と一体で左右方向に旋回可能とすることを特徴とする。
請求項2に記載のアームアシストは、請求項1において、前記後身頃に、前記支持体の棒状部の下端部を上方から挿入可能な、底部の高さが異なる複数の袋部を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載のアームアシストは、請求項1又は2において、前記腕受け部を、前記長尺状の腕保持棒体に対して締結手段により脱着可能とし、前記腕保持棒体の任意の位置に移動可能とすることを特徴とする。
請求項4に記載のアームアシストは、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記延出部に、前記支持体の長手方向に対する前記腕保持棒体の長手方向の角度を可変できる角度可変手段を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載のアームアシストは作業者にしっかりと固定できる。すなわち、上着の後身頃の左右端近傍のそれぞれにおいて作業者の腰部と脇の下の高さに相当する2か所の位置に、あるいは、作業者の腰部の高さに相当する1か所の位置に、前記締付ベルトを、前身頃の前側で脇の下の高さの周りと腰部周りの2か所でしっかりと締めることにより前記後身頃が作業者にしっかりと固定され、固定された前記後身頃に前記支持体の棒状部を面ファスナーによりしっかり固定させることにより、前記アームアシストを作業者にしっかりと固定できるという効果を有する。
前記アームアシストが作業者の身体に一体感が生ずるようにしっかりと固定されることにより、作業者はアームアシストを軽く感じることができ、腕を上げて行う作業がしやすくなり、上腕を腕受け部に載せたときに上腕の高さを安定して維持できるという効果を奏する。
作業者は、アームアシストを上着に固定させて、前記上着としては例えばベストを着用するので、作業者はベストを着る感覚で極めて容易に身体へのアームアシストの装着ができる。
作業者が作業するために上腕を維持したい高さになるように前記腕保持棒体を上方向に回動させて止めれば、ラチェットによりその高さで前記腕保持棒体の下方への回動を規制するので、上腕を希望の高さで維持しながら果実の採取作業や上向き作業を長時間でも容易に続けることができる。
また、作業者が上腕を前記腕受け部に載せた状態で左右方向に旋回させると、左右それぞれの腕保持棒体、支持体及びラチェットの相互の位置関係は固定状態で一体となって、前記後見頃や面ファスナーを捩じりながら前記支持体の棒状部を中心に、前記腕保持棒体を左右方向に任意の位置まで旋回させることができる。これにより、作業者は目の前の果実の採取のみならず、作業者は身体の向きを変えることなく腕を旋回させて横にある果実を採取することができる。このため、果実の採取作業の作業効率を高めることができる。
請求項2に記載のアームアシストは、作業者の身長が異なる場合であっても、作業者の背中の長さに適するように背中に対するアームアシストの高さ方向の位置を選択して変えることができるので、身長の異なる作業者であっても前記請求項1に記載したアームアシストと同じ作業効果を期待することができる。
請求項3に記載のアームアシストは、作業者の上腕の長さが異なる場合であっても、前記腕保持棒体に対する前記腕受け部の位置を自在に可変できるので、上腕の長さが異なる作業者であっても前記請求項1に記載したアームアシストと同じ作業効果を期待することができる。
請求項4に記載のアームアシストは、ラチェットの上下方向の作動範囲が例えば120°の場合に、前記腕保持棒体を不使用時は略鉛直方向にするようにすれば、前記腕保持棒体を前方に上げる角度は水平線に対して最大角度が30°であるが、上向き作業によっては前記腕保持棒体を水平線に対して50°近くに上げる必要がある場合は、前記延出部に設けた角度可変手段により、前記支持体の棒状体の長手方向に対する前記腕保持棒体の長手方向の角度を、つまり不足する角度分の20°を前記延出部で接合する角度を変えることが可能になるので前記腕保持棒体の必要とする傾斜角度を容易に得ることができる。
本発明のアームアシストの概要を説明する右側面図である。 本発明のアームアシストの概要を説明する背面図である。 本発明のアームアシストの概要を説明する平面図である。 本発明のアームアシストから上着を除いた右側の支持体などの形態の説明図である。 右側の支持体、ラチェット、腕保持棒体のうちの可動部分や端部などにカバーを取りつけ、支持体の棒状体に面ファスナーを巻き付けた状態の説明図である。 右側の腕保持棒体の回動範囲の説明図で、(a)が水平線に対して約30°傾斜させた状態で、(b)が略鉛直近傍まで下げた状態の説明図である。 右側の腕保持棒体に対する腕受け部の取付位置の調整可能の説明図で、(a)が腕受け部を脇の下の側に近づけた状態を示す図で、(b)が図7(a)のA−A断面図である。 左右の支持体及び腕保持棒体を正面視で見た図である。 左右の支持体及び腕保持棒体を平面視で見た図である。 上着の説明図で、(a)が正面視での締付ベルトを拡げた状態の説明図で、(b)が正面視での締付ベルトを締め付けた状態の説明図で、(c)が背面視で締付ベルトを締め付けた状態の説明図である。 上着の背中側の構成の背面視の説明図で、(a)が左右の外側後身頃部を透明にした説明図で、(b)が左右の外側後身頃部を含めた説明図である。 上着の後身頃に支持体を挿入させた状態の背面視の説明図である。 図11(a)におけるB−B断面の上着の後身頃に形成させた袋部の説明図で、(a)が袋部のみの説明図で、(b)が最も下の袋部に支持体の棒状部の下端部を挿入させた状態の説明図で、(c)が下から2番目に高い位置の袋部に支持体の棒状部の下端部を挿入させた状態の説明図で、(d)が一番上の位置の袋部に支持体の棒状部の下端部を挿入させた状態の説明図である。 アームアシストを左右方向で拡げた状態の平面視の説明図である。 図14におけるX−X断面で支持体の棒状部が面ファスナーにより後身頃に固定された状態の説明図である。 アームアシストを作業者が装着した状態の右側面視の説明図で、(a)が腕保持棒体を水平状態にした図で、(b)が腕保持棒体を水平線に対して約10°上げた状態にした図で、(c)が腕保持棒体を水平線に対して約30°上げた状態を示した説明図である。 延出部に設けた角度可変手段の説明図で、(a)が延出部を溝側と突起側に分離させたときの説明図で、(b)が溝側の貫通孔位置におけるC−C断面図で、(c)が突起側の貫通孔位置におけるD−D断面図である。 延出部に設けた角度可変手段の説明図で、(a)が溝側と突起側とを結合させたときの外観説明図で、(b)が(a)のピン挿入位置におけるE−E断面図である。
本発明のアームアシスト1は、図1〜図3、図16に示すように、ブドウ等の果樹栽培作業、塗装上向き作業や溶接上向き作業などの上向き作業をするときの作業者80の上腕81を長時間上げた状態にしても楽に作業ができるようにすることができる。
本発明のアームアシスト1は、図1〜図3、図11、図12、図14に示すように、作業者80の上腕81を支持するアームアシスト1であって、後身頃11と前身頃12を有しかつ前記後身頃11を作業者80の背中に固定するための締緩自在の締付ベルト7a、7bとを有する上着2と、前記後身頃11の左右それぞれに配設される長尺状の棒状部8を有しかつその上端部から作業者80の脇の下の近傍まで延出する延出部9を有する支持体3と、前記後身頃11の左右それぞれに前記支持体3の棒状部8を固定させる脱着自在の面ファスナー6、16と、作業者80の上腕81を受ける腕受け部10を有する、上下方向に回動可能な長尺状の腕保持棒体4と、固定側となる前記延出部9の端部と上下方向回動側となる前記腕保持棒体4の脇の下側の端部とを連結させる、前記腕保持棒体4の下方向の回動を制限するラチェット5と、を備え、前記締付ベルト7a、7bにより作業者80の身体に固定する前記後身頃11に、前記支持体3の棒状部8を面ファスナー6、16により固定させた状態で、前記腕保持棒体4を、前記延出部9の端部近傍を軸として上下方向に回動可能とし、前記後身頃11を捩って前記支持体3と一体で左右方向に旋回可能としている。
本発明のアームアシスト1は、図1に示すように、上着2、支持体3、腕保持棒体4、ラチェット5を主要な構成としている。まず、上着2について説明する。前記上着2は、図10に示すように、後身頃11と前身頃12を有しかつ該後身頃11を作業者80に固定させる締緩自在の締付ベルト7a、7bとを有するものであれば何でもよく、例えばベストや作業服の上着に前記締付ベルト7a、7bを逢着させたものがある。
また、図11、図13に示すように、前記後身頃11に、前記支持体3の棒状部8の下端部を上方から挿入可能な、底部の高さが異なる複数の袋部14を設けている。
図10(a)に示すように、前記上着2は、例えば前開きの前身頃12を有して、腰部周りと脇の下の高さの周りとを締め付けて前記後身頃11を作業者80の背中に押し付けることが可能な締付ベルト7a、7bを逢着している。なお、上着2が例えばベストのようにボタンで身体にしっかりと締めつける上着2の場合には腰部周りの高さを締め付ける締付ベルト7bのみでもよい。前記締付ベルト7a、7bの自由端部には面ファスナー33を逢着させ、図10(b)に示すように、この面ファスナー33により上着2を作業者80の身体にしっかりと巻き付けた状態で固定させることができる。また、上着2の肩13も支持体3や腕保持棒体4の重量を支えるので作業者80はアームアシスト1を重量的に軽く感じることができる。
そして、図11(a)や(b)に示すように、前記後身頃11の左右それぞれに前記支持体3を固定させる脱着自在の面ファスナー6が逢着されている。上着2の後身頃11には面ファスナー6、袋部14a、14b、支持体挿通片34a、34bを逢着し、かつ後身頃11に逢着した面ファスナー6に外側から接着させる面ファスナー16を逢着した外側後身頃部15が逢着されて、後身頃11と外側後身頃部15の二重構成にしている。前記面ファスナー6と前記面ファスナー16を接着させると、図10(c)に示す形態となる。
次に、図11や図12に示すように、支持体3の棒状部8を支持体挿通片34a、34bに挿通させて、任意の袋部14に挿入し、後身頃11に逢着した面ファスナー6と外側後身頃部15に逢着した面ファスナー16とを接着させると、支持体3は後身頃11にしっかりと固定される。このときに支持体3の棒状部8に、図5に示すように面ファスナー17を巻き付けると前記面ファスナー17が前記面ファスナー6と前記面ファスナー16と接着するので前記棒状部8を前記後身頃11にいっそう強く固定させることができる。
前記袋部14は、図13(a)に示すように複数の袋部14a、14b、14cを形成させる。例えば3つの袋部14a、14b、14cを形成させた場合は、例えば一番下の袋部14cは後身頃11と外側後身頃部15の二重構成の底部で形成され、他の袋部14a、14bは布地を後身頃11に逢着させて形成させる。最も下の袋部14cに支持体3の棒状部8の端部を挿入させた状態を図13(b)に示し、下から2番目に高い位置の袋部14bに支持体3の棒状部8の端部を挿入させた状態を図13(c)に示し、一番上の位置の袋部14aに支持体3の棒状部8の端部を挿入させた状態を図13(d)に示している。この場合は3段階で前記支持体3の後身頃11に対する、言い換えると背中に対する高さを可変させることができる。何段階で高さを可変させるかは作業者の身長や作業内容に適し作業のしやすさを考慮して任意に設定すればよく、何段階でもよい。
次に、支持体3について説明する。図1〜図3、図8に示すように、支持体3は、右側Rと左側Lとがあり、作業者80の背中の左右それぞれに配設される、図3や図4に示すように、棒状部8とその上端部から作業者80の脇の下の近傍まで延出する延出部9とを有する。前記支持体3は、例えばポリ塩化ビニールパイプとポリ塩化ビニール製の接手とを組み合わせて造られる。
そして、図5に示すように、棒状部8の下端にポリ塩化ビニール製やゴム製のキャップ18を装着したり、棒状部8に面ファスナー17を巻き付けたりする。前記キャップ18の装着により上着2の支持体挿通片34aと34bに挿通させたり、袋部14に挿入したりするときに支持体3の棒状部8の端部による上着2の布地の破断を防止できる。また、前記棒状部8の外周面に面ファスナー17を巻き付けることにより、前記棒状部8が後身頃11に逢着した面ファスナー6と接着しかつ外側後身頃部15に逢着した面ファスナー16と接着してしっかりと全周にわたって接着されるので、前記棒状部8を前記後身頃11に極めて強固に固定させることができる。
次に、角度可変手段20について説明する。前記角度可変手段20は、図17や図18に示すように、例えば、図17(a)に示すように前記延出部9を分離させて、図18(a)に示すように分離させたそれぞれの側の延出部9a、9bを連結させる連結手段として設け、前記支持体3に対する前記腕保持棒体4の取り付け角度を例えば回動方向の2通りの角度のいずれかに可変できる。前記取り付け角度の種類は作業内容によって適する角度範囲を確保することができるように予め定める。前記角度可変手段20は、作業が前記ラチェット5の回動する角度範囲を超えた範囲での使用をしなければならない場合に、あらかじめ前記支持体3に対する前記腕保持棒体4の取り付け角度を変更して前記ラチェット5の回動する角度範囲内での使用で作業が可能となるようにする。
前記延出部9の略横方向になる部位の直線状の部位を分断させて、そこに支持体3側の延出部9aと腕保持棒体4側の延出部9bとを連結可能で取り付け角度可変できる角度可変手段20を設ける。例えば、図17(b)に示すように分断した支持体3側の延出部9aには略筒状のボス22を嵌設させて前記ボス22に複数の溝21a、21bを設け、図17(c)に示すように分断した腕保持棒体4側の延出部9bに前記溝21a又は21bに嵌入可能な突起26を突設させ、前記溝21a又は21bに前記突起26を嵌入させた状態で前記支持体3側の延出部9aと前記腕保持棒体4側の延出部9bを連結させる。前記突起26を異なる前記溝21a又は21bに嵌入させることにより、前記支持体3に対する前記腕保持棒体4の取り付け角度を可変できる。そして、図17(b)に示すようにボス22に設けた貫通孔23と、図17(c)に示すように延出部9bに設けた貫通孔24a又は24bとに、図18(b)に示すようにピン25を挿入する。これにより、前記延出部9aと9bは図18(a)に示すように連結される。
図17(c)に示す突起26を、図17(b)に示す溝21a又は21bのいずれかに嵌設させることにより、前記支持体3に対する前記腕保持棒体4の取り付け角度を2通りで可変できる。前記取り付け角度の数は、使用目的などに適するように任意に設定すればよい。
次に、腕保持棒体4について説明する。前記腕保持棒体4は、図9に示すように、右側Rと左側Lとがあり、図4や図7(a)に示すように、作業者80の上腕81を受ける腕受け部10を有し、前記延出部9の端部近傍を軸として上下方向に回動する長尺状の部位を有する構成をしている。前記軸は前記ラチェット5の軸が該当する。前記腕保持棒体4の先端にはポリ塩化ビニール製やゴム製のキャップ19を取付け、前記腕保持棒体4の端部によるケガの防止を図っている。前記腕保持棒体4の長尺状の部位は、例えばポリ塩化ビニールパイプで造られる。
前記腕受け部10は、図7(b)に示すように、作業者80の上腕81を載せる、正面視でU字型の形状をしている。前記U字型の内壁にはゴム製のスポンジなどのクッション材10aを貼着し作業者80が上腕81を載せたときにクッション性を感じられるようにしてもよい。また、前記U字型の部位は、内径が前記腕保持棒体4の長尺状の部位のパイプの外径より少し大きめの内径で長さが短い樹脂製パイプからなる止め具31に皿ねじ(図示なし)で固定されている。そして、前記止め具31は締付ボルト32の締結手段により前記長尺状の腕保持棒体4に脱着可能とし前記長尺状の腕保持棒体4の任意の位置に移動可能である。前記腕受け部10の前記腕保持棒体4に対する位置は、例えば図5に示す位置が前記腕保持棒体4の先端寄りで、図7(a)に示す位置が前記腕保持棒体4の脇の下寄りである。
次に、前記ラチェット5について説明する。前記ラチェット5は、固定側となる前記延出部9の端部と上下方向回動側となる前記腕保持棒体4の作業者80の脇の下側の端部とを連結させる、前記腕保持棒体4の下方向の回動を制限する。前記ラチェット5は、上方向に回動自在で任意の角度で停止させたらその角度で下方向の回動を制限し、一番上まで回動させたら前記下方向の回動の制限が解除できて下まで下がることができるラチェットであればよい。そして、図5に示すようにラチェット5を包むようにカバー30をしてもよい。
前記ラチェット5の構成により、図6(a)に示すように前記腕保持棒体4を前記延出部9の端部近傍を軸として水平線に対して約30°の高さになるように回動させたり、図6(b)に示すように前記腕保持棒体4を前記延出部9の長手方向と一直線上にくるように回動させて下げたりすることができる。また、作業者80がアームアシスト1を装着した場合においても、図16(a)に示すように前記腕保持棒体4を水平方向にしたり、図16(b)に示すように前記腕保持棒体4を前記延出部9の端部近傍を軸として水平線に対して約10°の高さまで上げたり、図16(c)に示すように前記腕保持棒体4を前記延出部9の端部近傍を軸として水平線に対して約30°の高さまで上げたりすることができる。これにより、作業によって適する高さで上腕81を維持できるので、上向き作業を長時間でも上腕81に疲れを感じることなく継続させることができ作業効率を上げることができる。
次に、前記腕保持棒体4を左右方向に旋回させる動きについて説明する。図14に示すように、前記腕保持棒体4を、図3に示す状態から、前記支持体3を前記後身頃11に固定した状態で左右方向に拡げるように旋回可能とすることができる。図15に示すように、支持体3は支持体3に巻き付けた面ファスナー17と、後身頃11に逢着した面ファスナー6と接着しかつ外側後身頃部15に逢着した面ファスナー16と接着してしっかりと全周にわたって接着されて固定されているが、前記面ファスナー6、16や前記後身頃11や外側後身頃部15はいずれも布地のため極めて柔らかいので前記支持体の棒状部8の外周領域(範囲Kの部分)で捩じることができる。このため、前記支持体3を前記後身頃11に固定した状態で前記腕保持棒体4を左右方向に旋回させると、前記布地が捩れて円滑に前記腕保持棒体4や前記支持体3とが一体化された状態のままで左右方向に旋回させることができる。
したがって、本発明のアームアシスト1は、ブドウ等の果樹栽培作業、塗装上向き作業や溶接上向き作業などの上向き作業をするときの作業者80の上腕81を希望の高さで維持可能にし、かつ作業者は身体の向きを変えることなく上腕81を旋回させて横の部位の作業をすることができる。
1 アームアシスト
2 上着
3 支持体
4 腕保持棒体
5 ラチェット
6 面ファスナー
7a 締付ベルト
7b 締付ベルト
8 棒状部
9 延出部
10 腕受け部
10a クッション材
11 後身頃
12 前身頃
13 肩
14 袋部
14a 袋部
14b 袋部
14c 袋部
15 外側後身頃部
16 面ファスナー
17 面ファスナー
18 キャップ
19 キャップ
20 角度変更手段
21a 溝
21b 溝
22 ボス
23 貫通孔
24 貫通孔
25 ピン
26 突起
30 カバー
31 止め具
32 締付ボルト
33 面ファスナー
34a 支持体挿通片
34b 支持体挿通片
80 作業者
81 上腕
R 右側
L 左側
K 範囲

Claims (4)

  1. 作業者の上腕を支持するアームアシストであって、
    後身頃と前身頃を有しかつ前記後身頃を作業者の背中に固定するための締緩自在の締付ベルトとを有する上着と、
    前記後身頃の左右それぞれに配設される長尺状の棒状部を有しかつその上端部から作業者の脇の下の近傍まで延出する延出部を有する支持体と、
    前記後身頃の左右それぞれに前記支持体の棒状部を固定させる脱着自在の面ファスナーと、
    作業者の上腕を受ける腕受け部を有する、上下方向に回動可能な長尺状の腕保持棒体と、
    固定側となる前記延出部の端部と上下方向回動側となる前記腕保持棒体の脇の下側の端部とを連結させる、前記腕保持棒体の下方向の回動を制限するラチェットと、を備え、
    前記締付ベルトにより作業者の身体に固定する前記後身頃に、前記支持体の棒状部を面ファスナーにより固定させた状態で、前記腕保持棒体を、前記延出部の端部近傍を軸として上下方向に回動可能とし、前記後身頃を捩って前記支持体と一体で左右方向に旋回可能とすることを特徴とするアームアシスト。
  2. 前記後身頃に、前記支持体の棒状部の下端部を上方から挿入可能な、底部の高さが異なる複数の袋部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のアームアシスト。
  3. 前記腕受け部を、前記長尺状の腕保持棒体に対して締結手段により脱着可能とし、前記腕保持棒体の任意の位置に移動可能とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のアームアシスト。
  4. 前記延出部に、前記支持体の長手方向に対する前記腕保持棒体の長手方向の角度を可変できる角度可変手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアームアシスト。
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