JP2020120158A - Rfidシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】コストをできるだけ抑えながら、RFIDタグの読み書き感度を向上するために、LCXケーブルの配線レイアウトを最適化したRFIDシステムを提供する。【解決手段】RFIDタグに非接触で情報の読み書きを行うためのRFIDシステムにおいて、水平偏波を放射するLCXケーブル(21、22、23)を有し、前記LCXケーブルは、棚板(11、12、13)上において複数の並行なLCXケーブルを構成し、波長λの信号が前記LCXケーブルを流れるとき、前記信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、2/5λ以上3/5λ以下であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、RFIDシステムに関する。より詳しくは、RFIDタグに非接触で情報の読み書きを行う、LCXケーブルを用いたRFIDシステムに関する。
小売店の店舗などにおいて、RFID(Radio Frequency Identification)タグ等の無線タグが装着された商品などの物品の棚における位置等を管理するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムを用いて、商品の在庫管理のほか、マーケティング、自動精算などを行うことが考えられる。
物品に装着されるRFIDタグには、各物品に固有の識別コードが書き込まれている。物品が配置される棚板などの区画には、物品に装着されたRFIDタグとの間で信号を送受信するためのアンテナなどの読み書きユニットが設置され、棚における物品の移動を検知する。
上記アンテナとしては、LCX(LCX:Leaky CoaXial)ケーブルを用いることができる。LCXケーブルは、同軸ケーブルの外部導体に、スロットと呼ばれる孔部を設けたケーブルである。LCXケーブルは、スロットを通じて、ケーブルに入力された信号を電磁波としてケーブル外部に放射(送信)したり、外部からの電磁波を受信することができる。すなわち、LCXケーブルは、伝送路とアンテナとの両方の機能を持った細長い送受信アンテナとして利用することができる。
特開2010−58908号公報
物品に装着されたRFIDタグの読み書き感度を向上するためには、アンテナとして機能するLCXケーブルの配線レイアウトを工夫する必要がある。例えば、LCXケーブルを密に配線することで、RFIDタグの読み書き感度は向上すると考えられる。しかし、LCXケーブルを密に配線すると、配線の手間がかかり、LCXケーブルを固定するケーブル固定具および使用するLCXケーブルの長さが増加するため、コストが増加する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、コストをできるだけ抑えながら、物品に装着されたRFIDタグの読み書き感度を向上するために、LCXケーブルの配線レイアウトを最適化したRFIDシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るRFIDシステムは、RFIDタグに非接触で情報の読み書きを行うためのRFIDシステムであって、棚板上で水平偏波を放射するLCXケーブルを有し、前記LCXケーブルは、前記棚板上において複数の並行なLCXケーブルを構成し、波長λの信号が前記LCXケーブルを流れるとき、前記信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、2/5λ以上3/5λ以下であることを特徴とする。
前記信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、3/5λ以下であってもよい。
本発明の一態様に係るRFIDシステムは、RFIDタグに非接触で情報の読み書きを行うためのRFIDシステムであって、棚板上で水平偏波を放射するLCXケーブルを有し、前記LCXケーブルは、前記棚板上において複数の並行なLCXケーブルを構成し、波長λの信号が前記LCXケーブルを流れるとき、前記信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、3/5λ以下であることを特徴とする。
前記信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、2/5λ以上3/5λ以下であってもよい。
本発明の一態様に係るRFIDシステムは、RFIDタグに非接触で情報の読み書きを行うためのRFIDシステムであって、棚板上で垂直偏波を放射するLCXケーブルを有し、前記LCXケーブルは、前記棚板上において複数の並行なLCXケーブルを構成し、波長λの信号が前記LCXケーブルを流れるとき、前記信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、3/5λ以下であることを特徴とする。
前記信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、2/5λ以上3/5λ以下であってもよい。
本発明の一態様に係るRFIDシステムは、RFIDタグに非接触で情報の読み書きを行うためのRFIDシステムであって、棚板上で垂直偏波を放射するLCXケーブルを有し、前記LCXケーブルは、前記棚板上において複数の並行なLCXケーブルを構成し、波長λの信号が前記LCXケーブルを流れるとき、前記信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、2/5λ以上3/5λ以下であることを特徴とする。
前記信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、3/5λ以下であってもよい。
本発明の各態様によれば、コストをできるだけ抑えながら、物品に装着されたRFIDタグの読み書き感度を向上するために、LCXケーブルの配線レイアウトを最適化したRFIDシステムを得ることができる。
本発明の実施形態に係るRFIDシステムを棚に設置した例を示す図である。 本発明の実施形態に係るRFIDシステムと棚板との位置関係を示すための断面図である。 本発明の実施形態において、棚板に配置されたLCXケーブルの配線レイアウトの例を示す上面図である。 本発明の実施形態において、LCXケーブルの長手方向における構造例を示す図である。 本発明の実施形態において、水平偏波を放射する窓空きスロットが形成されたLCXケーブルを用いた時の、隣り合うLCXケーブルを流れる信号が逆方向である場合を示す図である。 水平偏波を放射する窓空きスロットが形成されたLCXケーブルを用いた時の、隣り合うLCXケーブルを流れる信号が同方向である場合を示す図である。 水平偏波を放射する窓空きスロットが形成されたLCXケーブルを用いた時の、2つの並行するLCXケーブルの間隔Dごとに、2つの並行するLCXケーブルの中央付近で発生する偏波の結合損失の測定結果をプロットしたグラフである。 本発明の第1実施形態に係る、LCXケーブルの配線パターンを示す図である。 垂直偏波を放射するジグザグスロットが形成されたLCXケーブルを用いた時、隣り合うLCXケーブルを流れる信号が逆方向である場合を示す図である。 垂直偏波を放射するジグザグスロットが形成されたLCXケーブルを用いた時、隣り合うLCXケーブルを流れる信号が同方向である場合を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る、LCXケーブルの配線パターンを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るRFIDシステムについて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るRFIDシステムを棚に設置した例を示す図である。図2は、本発明の実施形態に係るRFIDシステムと棚板との位置関係を示すための断面図である。
図1(A)および図2(A)に示すRFIDシステムは、LCXケーブル21、22、23と、同軸ケーブル31、32、33と、終端抵抗41、42、43と、通信機器50とを備える。各LCXケーブル21、22、23は、各棚板11、12、13の上に設けられている。
各LCXケーブル21、22、23の一端は、各同軸ケーブル31、32、33を介して通信機器50と接続している。通信機器50は、サーバー(図示しない)と通信を行う。各LCXケーブルの他端は、各終端抵抗41、42、43と接続している。
各LCXケーブル21、22、23は、ケーブル固定具により各棚板11、12、13に固定されている。各LCXケーブル21、22、23の上には、保護層(保護板)71、72、73が設けられている。
各保護層71、72、73の上にはRFIDタグが装着された各物品61、62、63が配置されている。各LCXケーブル21、22、23はアンテナとして機能し、各物品61、62、63に装着されたRFIDタグと信号の送受信を行う。RFIDタグとの間で送受信された信号は、各LCXケーブル21、22、23、各同軸ケーブル31、32、33および通信機器50を介して、サーバーとの間で送受信される。サーバーは、LCXケーブルとRFIDタグとの間で送受信された信号に基づいて、棚板ごとに物品の管理を行う。
各保護層71、72、73は、各LCXケーブル21、22、23を保護するとともに、各物品61、62、63を水平に保ち、景観を損ねない機能を有する。そのため、各保護層71、72、73は不透明であると良い。各保護層71、72、73の材質は、各物品61、62、63に装着されたRFIDタグと各LCXケーブル21、22、23との間の信号の送受信を遮断しないように、非金属である必要がある。
図1(B)は、本発明の実施形態に係るRFIDシステムを棚に設置した別の例を示す図である。図1(A)に示すRFIDシステムと異なる点は、図1(B)に示すRFIDシステムでは、LCXケーブル21の一端とLCXケーブル22の一端とが同軸ケーブル34を介して接続され、LCXケーブル22の他端とLCXケーブル23の他端とが同軸ケーブル35を介して接続されている点である。
図1(B)に示すRFIDシステムでは、LCXケーブル21と物品61に装着されたRFIDタグとの間で送受信された信号は、LCXケーブル21、同軸ケーブル34、LCXケーブル22、同軸ケーブル35、LCXケーブル23、同軸ケーブル33および通信機器50を介して、サーバーとの間で送受信される。
LCXケーブル22と物品62に装着されたRFIDタグとの間で送受信された信号は、LCXケーブル22、同軸ケーブル35、LCXケーブル23、同軸ケーブル33および通信機器50を介して、サーバーとの間で送受信される。
LCXケーブル23と物品63に装着されたRFIDタグとの間で送受信された信号は、LCXケーブル23、同軸ケーブル33および通信機器50を介して、サーバーとの間で送受信される。
サーバーは、LCXケーブルとRFIDタグとの間で送受信された信号に基づいて、棚ごとに物品の管理を行う。
図2(B)は、本発明の実施形態に係るRFIDシステムと棚板との位置関係の別の例を示す断面図である。図2(B)の例では、各棚板10、11、12の下には、各LCXケーブル21、22、23が配線されている。そのため、図2(A)のような保護層は不要である。各LCXケーブル21、22、23は、各棚板11、12、13の上に配置された各物品61、62、63に装着されたRFIDタグとの間で信号を送受信する。
LCXケーブル22の上の棚板11の上に配置された物品61に装着されたRFIDタグからの信号を遮断するため、棚板11が金属である必要がある。同様に、LCXケーブル23の上の棚板12の上に配置された物品62に装着されたRFIDタグからの信号を遮断するため、棚板12が金属である必要がある。すなわち、図2(B)の例では、各棚板の間を遮断するため、各棚板11、12、13が金属である必要がある。
図3は、棚板に配置されたLCXケーブルの配線レイアウトの例を示す上面図である。図3の例では、LCXケーブル21が、棚板11の上の平面上で外周から中央部へと渦を巻くように配置されている。図3において、棚板11の左上に位置するLCXケーブル21の一端21aは同軸ケーブル31を介して通信機器50に接続されている。棚板11の中央部に位置するLCXケーブル21の他端21bには終端抵抗41が接続されている。
このようにLCXケーブルを折り曲げて配線するためには、LCXケーブルの径ができるだけ細いことが好ましい(例えば、径1.5mm)。なお、直線部分はLCXケーブルを用い、曲げ部分では細くて曲げ易い同軸ケーブルを使うことも有りうる。その場合は、LCXケーブルの径は細くなくてもよい。
LCXケーブルの配線レイアウトを評価するパラメータとして、本願では3つのパラメータを考慮する。第1のパラメータは、LCXケーブルのスロットから放射される電磁波の偏波方向である。この偏波の方向は、LCXケーブルの長手方向の偏波(水平偏波)Ezと、周方向の偏波(垂直偏波)Eφからなる。
第2のパラメータは、LCXケーブルを流れる信号の進行方向である。信号の進行方向は、LCXケーブル21の一端21aから他端21bに向かう方向であり、図中の矢印の向きで示される。第3のパラメータは、平行して配置されたLCXケーブル同士の間隔Dである。間隔Dは、一方のLCXの外部導体と、他方のLCXの外部導体との間の離間距離である。
図4は、本発明の実施形態で使用するLCXケーブルの長手方向における構造例を示す図である。図4(A)は、細長いスロット101が、LCXケーブル25の長手方向に対して傾斜して所定の間隔ごとに、形成されている場合を示す。隣り合うスロット101は、互いに逆の向きに傾いている。以下、LCXケーブルに形成されたこのような複数のスロット101を、ジグザグスロットと呼ぶ。図4(B)は、幅広いスロット201がLCXケーブル26の長手方向に対して所定の間隔ごとに形成されている場合を示す。以下、LCXケーブルに形成されたこのような複数のスロット201を、窓空きスロットと呼ぶ。
図4(A)、図4(B)に示すように、LCXケーブル25、26は、スロット101または201、中心導体102、絶縁体103、外部導体104、およびシース105を備える。中心導体102は例えば銅線であり、LCXケーブルの長手方向に延伸している。絶縁体103は、中心導体102を同心円状に覆って形成されている。絶縁体103は例えば発泡ポリエチレンである。
外部導体104は例えば銅箔であり、絶縁体103を同心円状に覆って形成されている。スロット101または201は、絶縁体103の外周表面において、外部導体104に開口して設けられている。ジグザグスロットを構成するスロット101の形状は長孔状であり、例えば楕円形、四隅の角丸の角丸四角形等である。窓空きスロットを構成するスロット201の形状は長方形である。シース105は、材質が例えばポリエチレンであり、外部導体104を同心円状に覆って形成されている。
以下、第1実施形態として窓空きスロット201が形成されたLCXケーブル26を用いた場合と、第2実施形態としてジグザグスロット101が形成されたLCXケーブル25を用いた場合について、それぞれ説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態として、図4(B)に示す窓空きスロット201が形成されたLCXケーブル26を用いた場合について説明する。窓空きスロット201が形成されたLCXケーブル26では、信号の進む方向(図の左から右の方向)に信号が入力されると、スロット201内に信号の進む方向(図の左から右の方向)に対して平行な電界が生じ電波が放射される。各スロットにおける電界が合成され、ケーブル長手方向の偏波(水平偏波Ez)となる。すなわち、窓空きスロット201が形成されたLCXケーブル26は、LCXケーブルの長手方向の水平偏波を放射する。以下、窓空きスロット201が形成されたLCXケーブル26を、長手方向の偏波を放射するLCXケーブル、とも言う。
まず、隣り合う2本のLCXケーブルにおいて各LCXケーブルを流れる信号の進行方向が逆方向である場合、隣り合うLCXケーブルの間において発生する電界について説明する。図5は、窓空きスロット201が形成されたLCXケーブル26を用いた時の、隣り合うLCXケーブルを流れる信号が逆方向である場合を示す図である。窓空きスロット201が形成されたLCXケーブルは、LCXケーブルの長手方向の水平偏波を放射する。従って、隣り合うLCXケーブルを流れる信号が逆方向である場合、隣り合うLCXケーブルから発生する水平偏波は逆方向であり、互いに弱め合う。その結果、水平偏波によって発生する電界は、隣り合うLCXケーブルの間において弱められる。
次に、隣り合う2本のLCXケーブルを流れる信号の進行方向が同方向である場合、隣り合うLCXケーブルの間において発生する電界について説明する。図6は、窓空きスロット201が形成されたLCXケーブル26を用いた時の、隣り合うLCXケーブルを流れる信号が同方向である場合を示す図である。窓空きスロット201が形成されたLCXケーブルは、LCXケーブルの長手方向の水平偏波を放射する。従って、隣り合うLCXケーブルを流れる信号が同方向である場合、隣り合うLCXケーブルから発生する水平偏波は同方向となり、互いに強め合う。その結果、偏波によって発生する電界は、隣り合うLCXケーブルの間において強められる。
上述のことを確認するために実験を行った。2つの並行するLCXケーブルに周波数920[MHz]の信号を入射し、LCXケーブルから発生する偏波の結合損失を測定した。信号の波長λは、λ=c/f=3×10[m]/920×10[Hz]=326[mm]となる。2つの並行するLCXケーブルの間隔Dは、D=80[mm]≒1/4λ、またはD=160[mm]≒1/2λとした。
2つの並行するLCXケーブルを流れる信号が逆方向である場合、D=80[mm]≒1/4λの場合およびD=160[mm]≒1/2λの場合ともに、各LCXケーブルから等距離にある中間点の偏波の結合損失が大きい、すなわち偏波の放射が弱いことが確認できた。
2つの並行するLCXケーブルを流れる信号が同方向である場合、D=80[mm]≒1/4λの場合およびD=160[mm]≒1/2λの場合ともに、2つの並行する各LCXケーブルの中央付近で発生する偏波の結合損失が小さい、すなわち偏波の放射が強いことが確認できた。
さらに、2つの並行するLCXケーブルの間隔Dを変えて上述の実験を行った。図7は、長手方向の水平偏波を放射する窓空きスロット201が形成されたLCXケーブルを用いた時の、2つの並行するLCXケーブルの間隔Dごとに、2つの並行するLCXケーブルの中央付近で発生する偏波の結合損失の測定結果をプロットしたグラフである。
グラフの横軸は、2つの並行するLCXケーブルの間隔Dを示し、CXケーブルに入射する信号の波長λとの比で表現している。グラフの縦軸は、2つの並行するLCXケーブルの中央付近で発生する偏波の結合損失を示す。また、グラフ中の白丸は、2つの並行するLCXケーブルを流れる信号が逆方向である場合を示す。グラフ中の黒丸は、2つの並行するLCXケーブルを流れる信号が同方向である場合を示す。
2つの並行するLCXケーブルを流れる信号が同方向である場合、図7に示すように、D=160[mm]≒1/2λ(図7の横軸0.5)とした時、2つの並行するLCXケーブルの中央付近において発生する偏波の結合損失が最も小さい、すなわち偏波の放射が最も強いことが確認できた。
2つの並行するLCXケーブルを流れる信号が逆方向である場合、図7に示すように、D=160[mm]≒1/2λ(図7の横軸0.5)以下とした時、2つの並行するLCXケーブルの中央付近において発生する偏波の結合損失が小さい、すなわち偏波の放射が強いことが確認できた。
上述の実験結果によれば、長手方向の水平偏波を放射する窓空きスロット201が形成されたLCXケーブル26を用いた時、信号が同方向に流れる2つの並行するLCXケーブルの間隔DをD≒1/2λとすれば、偏波の放射を強くすることができ、信号が逆方向に流れる2つの並行するLCXケーブルの間隔DをD≒1/2λ以下、例えばD≒1/4λ(図7の横軸0.25)とすれば、偏波の放射を強くすることができる。
そこで、上述のLCXケーブルの間隔を満たすようなLCXケーブルの配線パターンを検討した。図8は、上述のLCXケーブルの間隔Dを満たすようなLCXケーブルの配線パターンを示す図である。図8(A)〜図8(D)は、棚板11の長辺に沿ってLCXケーブル26を配線した場合を示し、図8(E)は、棚板11の短辺に沿ってLCXケーブル26を配線した場合を示す。
図8(A)〜図8(C)に示すLCXケーブルの配線パターンでは、信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち最も近い2つのLCXケーブルの間隔DはD=1/2λであるため、偏波の放射が強い。また、信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち最も近い2つのLCXケーブルの間隔DはD=1/4λであるため、偏波の放射が強い。
図8(D)に示すLCXケーブルの配線パターンでは、信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち最も近い2つのLCXケーブルの間隔DはD=1/2λであるため、偏波の放射が強い。また、信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち最も近い2つのLCXケーブルの間隔DはD=1/8λであるため、偏波の放射が強い。
図8(E)に示すLCXケーブルの配線パターンでは、信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち最も近い2つのLCXケーブルの間隔DはD=1/2λであるため、偏波の放射が強い。また、信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち最も近い2つのLCXケーブルの間隔DはD=1/4λであるため、偏波の放射が強い。
上述のように、本実施形態のLCXケーブルの配線パターンによれば、LCXケーブルの窓空きスロット201から放射される偏波を強くすることができる。すなわち、物品に装着されたRFIDタグの読み書き感度を向上することができる。
なお、本実施形態のLCXケーブルの配線パターンは、図8に示す配線パターンに限定されない。本実施形態のLCXケーブルの配線パターンは、信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち最も近い2つのLCXケーブルの間隔Dが2/5λ以上3/5λ以下であるあらゆるLCXケーブルの配線パターンを含む。また、信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち最も近い2つのLCXケーブルの間隔Dが3/5λ以下であるあらゆるLCXケーブルの配線パターンを含む。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態として、図4(A)に示すジグザグスロット101が形成されたLCXケーブル25を用いた場合について説明する。ジグザグスロット101が形成されたLCXケーブルでは、信号の進む方向(図の左から右の方向)に信号が入力されると、スロット101内に長手方向に対して非平行な電界が生じるこの長手方向に対して非平行な電界は、長手方向に平行な成分と長手方向に垂直な成分とに分解される。このうち、長手方向に平行な成分の電界は両隣のスロット101同士で打ち消し合われ、長手方向に垂直な成分の電界は両隣のスロット101同士で強め合う。その結果、LCXケーブルの信号が進む方向右回りに強い垂直偏波Eφが発生する。すなわち、ジグザグスロット101が形成されたLCXケーブル25は、LCXケーブルの周方向の垂直偏波を放射する。以下、ジグザグスロット101が形成されたLCXケーブル25を、ケーブル周方向の偏波を放射するLCXケーブル、とも言う。
まず、隣り合うLCXケーブルを流れる信号の進行方向が逆方向である場合、隣り合うLCXケーブルの間において発生する電界について説明する。図9は、ジグザグスロット101が形成されたLCXケーブル25を用いた時、隣り合うLCXケーブルを流れる信号が逆方向である場合を示す図である。ジグザグスロット101が形成されたLCXケーブルは、LCXケーブルの周方向(信号の進行方向右回り)の垂直偏波を放射する。従って、隣り合うLCXケーブルを流れる信号が逆方向である場合、隣り合うLCXケーブルから発生する垂直偏波は隣り合うLCXケーブルの間において同方向となり、強め合う。その結果、隣り合うLCXケーブルの間においては、強い垂直偏波の放射となる。
次に、隣り合うLCXケーブルを流れる信号が同方向である場合、隣り合うLCXケーブルの間において発生する電界について説明する。図10は、ジグザグスロット101が形成されたLCXケーブル25を用いた時、隣り合うLCXケーブルを流れる信号が同方向である場合を示す図である。ジグザグスロット101が形成されたLCXケーブルは、LCXケーブルの周方向(信号の進行方向右回り)の垂直偏波を放射する。従って、隣り合うLCXケーブルを流れる信号が同方向である場合、隣り合うLCXケーブルから発生する垂直偏波は隣り合うLCXケーブルの間において逆方向となり、弱め合う。その結果、隣り合うLCXケーブルの間においては、垂直偏波の放射は弱い。
上述のことを確認するために実験を行った。2つの並行するLCXケーブルに周波数920[MHz]の信号を入射し、LCXケーブルから発生する偏波の結合損失を測定した。信号の波長λは、λ=c/f=3×10[m]/920×10[Hz]=326[mm]となる。2つの並行するLCXケーブルの間隔Dは、D=80[mm]≒1/4λ、またはD=160[mm]≒1/2λとした。
2つの並行するLCXケーブルを流れる信号が逆方向である場合、D=80[mm]≒1/4λの場合およびD=160[mm]≒1/2λの場合ともに、2つの並行するLCXケーブルの中央付近で発生する偏波の結合損失が小さい、すなわち偏波の放射が強くなっていることが確認できた。
2つの並行するLCXケーブルを流れる信号が同方向である場合、水平偏波を放射する窓空きスロット201が形成されたLCXケーブルを用いて、D=80[mm]≒1/4λの場合およびD=160[mm]≒1/2λの場合ともに、2つの並行するLCXケーブルの中央付近で発生する偏波の結合損失が大きい、すなわち偏波の放射が弱くなっていることが確認できた。
さらに、2つの並行するLCXケーブルの間隔Dを変えて上述の実験を行った。2つの並行するLCXケーブルを流れる信号が同方向である場合、2つの並行するLCXケーブルの間隔D=160[mm]≒1/2λ以下とした時、2つの並行するLCXケーブルの中央付近における偏波の放射が最も強くなっていることが確認できた。
2つの並行するLCXケーブルを流れる信号が逆方向である場合、2つの並行するLCXケーブルの間隔D=160[mm]≒1/2λとした時、2つの並行するLCXケーブルの中央付近における偏波の放射が強くなっていることが確認できた。
上述の実験結果によれば、ケーブル周方向の垂直偏波を放射するジグザグスロット101が形成されたLCXケーブルを用いた時、信号が同方向に流れる2つの並行するLCXケーブルの間隔DをD≒1/2λ以下、例えばD≒1/4λとすれば、偏波の放射を強くすることができ、信号が逆方向に流れる2つの並行するLCXケーブルの間隔DをD≒1/2λとすれば、偏波の放射を強くすることができる。
そこで、上述のLCXケーブルの間隔を満たすようなLCXケーブルの配線パターンを検討した。図11は、上述のLCXケーブルの間隔を満たすようなLCXケーブルの配線パターンを示す図である。図11(A)および図11(B)は、棚板11の長辺に沿ってLCXケーブル25を配線した場合を示す。
図11(A)に示すLCXケーブルの配線パターンでは、信号が同方向に流れる2つの並行するLCXケーブルの間隔DはD=1/4λであるため、偏波の放射が強い。また、信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち最も近い2つのLCXケーブルの間隔DはD=1/2λであるため、偏波の放射が強い。
図11(B)に示すLCXケーブルの配線パターンでは、信号が同方向に流れる2つの並行するLCXケーブルの間隔DはD=1/4λであるため、偏波の放射が強い。
上述のように、本実施形態のLCXケーブルの配線パターンによれば、LCXケーブルのジグザグスロット101から放射される偏波を強くすることができる。すなわち、物品に装着されたRFIDタグの読み書き感度を向上することができる。
なお、本実施形態のLCXケーブルの配線パターンは、図11に示す配線パターンに限定されない。本実施形態のLCXケーブルの配線パターンは、信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち最も近い2つのLCXケーブルの間隔DがD≒1/2λ以下であるあらゆるLCXケーブルの配線パターンを含む。また、信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち最も近い2つのLCXケーブルの間隔DがD≒1/2λであるあらゆるLCXケーブルの配線パターンを含む。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態およびその変形例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
本明細書において「前、後ろ、上、下、右、左、垂直、水平、縦、横、行および列」などの方向を示す言葉は、本発明の装置におけるこれらの方向を説明するために使用している。従って、本発明の明細書を説明するために使用されたこれらの言葉は、本発明の装置において相対的に解釈されるべきである。
11、12、13…棚板、21、22、23…LCXケーブル、61、62、63…物品、101…ジグザグスロット、201…窓空きスロット

Claims (8)

  1. RFIDタグに非接触で情報の読み書きを行うためのRFIDシステムであって、
    棚板上で水平偏波を放射するLCXケーブルを有し、
    前記LCXケーブルは、前記棚板上において複数の並行なLCXケーブルを構成し、
    波長λの信号が前記LCXケーブルを流れるとき、前記信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、2/5λ以上3/5λ以下であることを特徴とする、RFIDシステム。
  2. 前記信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、3/5λ以下であることを特徴とする、請求項1に記載のRFIDシステム。
  3. RFIDタグに非接触で情報の読み書きを行うためのRFIDシステムであって、
    棚板上で水平偏波を放射するLCXケーブルを有し、
    前記LCXケーブルは、前記棚板上において複数の並行なLCXケーブルを構成し、
    波長λの信号が前記LCXケーブルを流れるとき、前記信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、3/5λ以下であることを特徴とする、RFIDシステム。
  4. 前記信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、2/5λ以上3/5λ以下であることを特徴とする、請求項3に記載のRFIDシステム。
  5. RFIDタグに非接触で情報の読み書きを行うためのRFIDシステムであって、
    棚板上で垂直偏波を放射するLCXケーブルを有し、
    前記LCXケーブルは、前記棚板上において複数の並行なLCXケーブルを構成し、
    波長λの信号が前記LCXケーブルを流れるとき、前記信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、3/5λ以下であることを特徴とする、RFIDシステム。
  6. 前記信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、2/5λ以上3/5λ以下であることを特徴とする、請求項5に記載のRFIDシステム。
  7. RFIDタグに非接触で情報の読み書きを行うためのRFIDシステムであって、
    棚板上で垂直偏波を放射するLCXケーブルを有し、
    前記LCXケーブルは、前記棚板上において複数の並行なLCXケーブルを構成し、
    波長λの信号が前記LCXケーブルを流れるとき、前記信号が逆方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、2/5λ以上3/5λ以下であることを特徴とする、RFIDシステム。
  8. 前記信号が同方向に流れる並行するLCXケーブルのうち、最も近い2つのLCXケーブルの間隔が、3/5λ以下であることを特徴とする、請求項7に記載のRFIDシステム。
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